JP2009007843A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下階床1aの一部の上に設けられた中間床1bの上方が中間部屋15とされるとともに、中間床1bと下階床1aとの間が低天井収納室16とされた建物A。上階2と下階1とを連絡するための階段30の途中に、中間床1bと略等しい高さに位置し、かつ該中間床1bに隣接する踊り場31が設けられ、この踊り場31の下方に、低天井収納室16と略等しい天井高を有し、かつ該低天井収納室16と連続する補助スペース17が設けられ、これら低天井収納室16および補助スペース17は、下階床1aよりも床面の高さが一段低い低床部18を備えている。これにより、使い勝手が良く、しかも、補助スペースの分と低床部の分だけ、建物内の空間を利用できる。
【選択図】図1
Description
この問題を解決する建物の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この建物では、建物内部に大型の収納空間である蔵を設けるとともに、この収納空間と同じ床レベルの居室を隣接して設け、さらに当該居室に収納空間への出入口を設けている。この建物は、上階の床と下階の床との間のスキップ床の床レベルに収納空間を設けるため、上階の荷物と下階の荷物のいずれを収納空間へ出し入れする場合にも便利であった。
また、特許文献1に記載の収納空間は、単に六面体状に形成された収納空間である蔵が蔵階に設置されたものであるため、より有効的に建物内部の空間を利用でき、収納スペースをより広く確保できるような技術が望まれていた。
前記下階床1a上には、上階2と下階1とを連絡するための階段30が設置されるとともに、この階段30の途中には、前記中間床1bと略等しい高さに位置し、かつ該中間床1bに隣接する踊り場31が設けられており、
この踊り場31の下方には、前記低天井収納室16と略等しい天井高を有し、かつ該低天井収納室16と連続する補助スペース17が設けられており、これら低天井収納室16および補助スペース17は、前記下階床1aよりも床面の高さが一段低い低床部18を備えていることを特徴とする。
しかも、前記階段30の途中に設けられる踊り場31の下方に、前記低天井収納室16と略等しい天井高を有し、かつ該低天井収納室16と連続する補助スペース17が設けられており、これら低天井収納室16および補助スペース17は、前記下階床1aよりも床面の高さが一段低い低床部18を備えているので、前記低天井収納室16は、前記補助スペース17の分だけ収納空間が広くなり、さらに前記低天井収納室16および補助スペース17は、前記低床部18が下階床1aよりも床面高さが一段低くなる分だけ収納空間が広くなり、収納スペースの容量を大きくすることができる。すなわち、前記補助スペース17の分と前記低床部18の分だけ、建物A内の空間を利用することができるので、従来に比して、収納スペースをより広く確保することが可能となる。
前記低天井収納室16は、前記下階1に設けられる部屋10に隣接するとともに、この下階1の部屋10に隣接する玄関室12に連なる玄関収納部13に隣接して配置されており、
前記低天井収納室16には、前記下階1の部屋10との間に、この下階1の部屋10に面する出入口16aが設けられるとともに、前記玄関収納部13との間に、この玄関収納部13に面する出入口16bが設けられていることを特徴とする。
前記低天井収納室16および補助スペース17は、前記下階1の部屋10に面する出入口16a側に、前記下階床1aと略等しい高さを有し、かつ該下階床1aに隣接する高床部19を備えていることを特徴とする。
前記玄関収納部13は、前記下階床1aよりも床面の高さが一段低い低床部13aを備えており、この玄関収納部13の低床部13aは、前記低天井収納室16および補助スペース17の低床部18と略等しい高さを有していることを特徴とする。
前記低天井収納室16および補助スペース17の低床部18と、前記玄関収納部13の低床部13aとは土間床で構成されていることを特徴とする。
しかも、上下階を連絡する階段の途中に設けられる踊り場の下方に、低天井収納室と略等しい天井高を有し、かつ該低天井収納室と連続する補助スペースが設けられており、これら低天井収納室および補助スペースは、下階床よりも床面の高さが一段低い低床部を備えているので、前記低天井収納室は、補助スペースの分だけ収納空間が広くなり、さらに低天井収納室および補助スペースは、低床部が下階床よりも床面高さが一段低くなる分だけ収納空間が広くなり、収納スペースの容量を大きくすることができる。すなわち、補助スペースの分と低床部の分だけ、建物内の空間を利用することができるので、従来に比して、収納スペースをより広く確保することが可能となる。
なお、本実施の形態において説明する建物Aは、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
なお、前記踊り場31は、上述したように、前記中間床1bと略等しい高さに位置し、かつ該中間床1bに隣接している。
また、この下階1の部屋10に隣接して玄関室12が配置されている。この玄関室12に対しては、玄関土間12bから一段上がった玄関ホール12aを介して、前記低天井収納室16に隣接する玄関収納部13が連なるようにして設けられている。
すなわち、このように低天井収納室16の天井高を0.9m〜1.4mに設定することによって、居住者が低天井収納室16に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最低限に押さえることで、建物Aの高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照現象等の影響を極力少なくすることができる。
これにより、例えば、建物A内で使用する物品は、前記下階1の部屋10から収納することができ、外部で使用する物品は、前記玄関室12を介して玄関収納部13から収納することができ、使い勝手が良い。
これにより、この高床部19を通じて、前記低天井収納室16および補助スペース17と、前記下階1の部屋10との間の行き来が容易となり、これら低天井収納室16および補助スペース17と、前記下階1の部屋10との間での物品の搬入や搬出がしやすく、使い勝手が良い。
これにより、前記低天井収納室16および補助スペース17と、前記玄関収納部13との間の行き来が容易となり、これら低天井収納室16および補助スペース17と、前記玄関収納部13との間での物品の搬入や搬出がしやすく、使い勝手が良い。
したがって、これら低床部18,13aに、特に外部で使用する物品を収納することが好適となる。すなわち、これら低床部18,13aは、前記下階床1aよりも床面が一段低いので、例えば物品に泥水が付着していたとしても、この泥水が下階1の部屋10等に浸入することを防ぐことができる。
つまり、外部で使用した物品を、低天井収納室16に収納する場合は、前記玄関室12の玄関土間12bから玄関ホール12aを経由して、前記下階1の部屋10を通過することなく、前記玄関収納部13を通過して、前記低天井収納室16へと収納する。
なお、これら上階2の部屋20,21と低天井室22とは、前記踊り場32に出入口が面するように配置されている。
また、これらロフト23a,24aに対向する位置にはクローゼット23b,24bが設けられている。
このように建物A内の各所に窓10c,15c,16d,20bが設けられることによって、これら窓10c,15c,16d,20bを通じて、外部の空気を吹き込ませたり、建物A内の暖かい空気を外部に排出したりすることができるようになっている。
しかも、前記階段30の途中に設けられる踊り場31の下方に、前記低天井収納室16と略等しい天井高を有し、かつ該低天井収納室16と連続する補助スペース17が設けられており、これら低天井収納室16および補助スペース17は、前記下階床1aよりも床面の高さが一段低い低床部18を備えているので、前記低天井収納室16は、前記補助スペース17の分だけ収納空間が広くなり、さらに前記低天井収納室16および補助スペース17は、前記低床部18が下階床1aよりも床面高さが一段低くなる分だけ収納空間が広くなり、収納スペースの容量を大きくすることができる。すなわち、前記補助スペース17の分と前記低床部18の分だけ、建物A内の空間を利用することができるので、従来に比して、収納スペースをより広く確保することが可能となる。
1 下階
1a 下階床
1b 中間床
2 上階
15 中間部屋
16 低天井収納室
17 補助スペース
18 低床部
30 階段
31 踊り場
Claims (5)
- 上階と下階とを備え、下階床の一部の上に中間床が設けられており、この中間床の上方が中間部屋とされるとともに、該中間床と前記下階床との間が低天井収納室とされた建物において、
前記下階床上には、上階と下階とを連絡するための階段が設置されるとともに、この階段の途中には、前記中間床と略等しい高さに位置し、かつ該中間床に隣接する踊り場が設けられており、
この踊り場の下方には、前記低天井収納室と略等しい天井高を有し、かつ該低天井収納室と連続する補助スペースが設けられており、これら低天井収納室および補助スペースは、前記下階床よりも床面の高さが一段低い低床部を備えていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記低天井収納室は、前記下階に設けられる部屋に隣接するとともに、この下階の部屋に隣接する玄関室に連なる玄関収納部に隣接して配置されており、
前記低天井収納室には、前記下階の部屋との間に、この下階の部屋に面する出入口が設けられるとともに、前記玄関収納部との間に、この玄関収納部に面する出入口が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項2に記載の建物において、
前記低天井収納室および補助スペースは、前記下階の部屋に面する出入口側に、前記下階床と略等しい高さを有し、かつ該下階床に隣接する高床部を備えていることを特徴とする建物。 - 請求項2または3に記載の建物において、
前記玄関収納部は、前記下階床よりも床面の高さが一段低い低床部を備えており、この玄関収納部の低床部は、前記低天井収納室および補助スペースの低床部と略等しい高さを有していることを特徴とする建物。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記低天井収納室および補助スペースの低床部と、前記玄関収納部の低床部とは土間床で構成されていることを特徴とする建物。
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