JP2006265905A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1階の床1の一部の上に中間床2が設けられており、この中間床2と1階の床1との間が収納空間3とされた建物Aにおいて、
前記収納空間3が耐力壁Bによって複数の分割収納空間4、5に分割されていることを特徴とする建物A。
【選択図】図1
Description
前記収納空間3が耐力壁Bによって複数の分割収納空間4、5に分割されていることを特徴とする。
また、前記収納空間3のような空間を前記耐力壁Bによって複数の分割収納空間4、5に分割しているので、前記収納空間3上に設けられた前記中間床2を前記耐力壁Bによって確実に支持することができるような十分な強度を得ることができる。
1階の部屋に隣接して一方の前記分割収納空間4が設けられているとともに、玄関室6および前記一方の分割収納空間4の双方に隣接して、一方の分割収納空間4の床面よりも一段低い床面に設定された他方の分割収納空間5が設けられていることを特徴とする。
さらに、前記他方の分割収納空間5は、前記一方の分割収納空間4の床面よりも一段低い床面に設定されているので、前記一方の分割収納空間4よりも収納スペースを高くとることができ、高さの高い物品や丈の長い物品等を収納することが可能となる。
前記一方の分割収納空間4の床面と前記1階の部屋の床面とは、ほぼ等しい高さ位置となるように設けられているとともに、前記一方の分割収納空間4を形成する壁に、前記1階の部屋に通じる出入り口4aが設けられていることを特徴とする。
前記他方の分割収納空間5の床面と、前記玄関室6の土間床面6aとは、ほぼ等しい高さ位置となるように設けられているとともに、前記他方の分割収納空間5を形成する壁に、前記玄関室6に通じる出入り口5aが設けられていることを特徴とする。
前記一方の分割収納空間4の天井高は0.9m〜1.4mに設定されていることを特徴とする。
また、前記収納空間のような空間を前記耐力壁によって複数の分割収納空間に分割しているので、前記収納空間上に設けられた前記中間床を前記耐力壁によって確実に支持することができるような十分な強度を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態の建物Aは、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
前記収納空間3が耐力壁Bによって複数の分割収納空間4、5に分割されている。
また、前記中間床2は、前記1階の床1から半階あがった位置に設けられており、この中間床2の上部には、中間階の部屋2aが設けられている。さらに、この中間階への昇降手段として、階段2bが設けられている。
また、前記複数の分割収納空間4、5は、1階の部屋に隣接して一方の前記分割収納空間4が設けられているとともに、玄関室6および前記一方の分割収納空間4の双方に隣接して、一方の分割収納空間4の床面よりも一段低い床面に設定された他方の分割収納空間5が設けられている
このような複数の分割収納空間4、5によれば、前記一方の分割収納空間4は1階の部屋に隣接し、前記他方の分割収納空間5は玄関室6および前記一方の分割収納空間4に隣接しているので、建物Aの外部で使用する物品と、建物Aの中で使用する物品とを区別して収納することができ、使い勝手が良い。
さらに、前記他方の分割収納空間5は、前記一方の分割収納空間4の床面よりも一段低い床面に設定されているので、前記一方の分割収納空間4よりも収納スペースを高くとることができ、高さの高い物品や、丈の長い物品等を収納することができるようになっている。
また、前記リビング1aは、図1または図2に示すように前記中間床2の高さと、この中間床2から2階の床7までの高さとを合わせた高さの吹抜け空間となっている。
しかも、前記他方の分割収納空間5の床面と、前記玄関室6の土間床面6aとは、ほぼ等しい高さ位置となるように設けられているので、重量物であっても搬入および搬出がしやすい。
このように、前記一方の分割収納空間4の天井高を、0.9m〜1.4mに設定することによって、人が前記一方の分割収納空間4に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物Aの高さが高くなることによって隣接する建物Aに及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる。
さらに、前記玄関室6から前記他方の分割収納空間5まで移動する際には、前記玄関ホール6bの脇を通過するようにして移動できる構造となっている。すなわち、前記玄関室6に対して前記他方の分割収納空間5は平面視略L字状に形成された前記土間床面6aを介して、前記玄関ホール6bを挟むような位置に設けられている。これにより、前記他方の分割収納空間5と前記玄関室6との境界に戸を設ける必要が無く、例えば、前記他方の分割収納空間5を靴置き場や傘置き場等に使用した場合に、来客に見られることも無いので見映えが良い。
そして、この玄関室6は、図1または図2に示すように、前記中間床2の高さと、この中間床2から2階の床7までの高さとを合わせた高さの吹抜け空間となっている。
すなわち、上述したように、前記中間床2の上部には、前記中間階の部屋2aが設けられており、本実施の形態では、ダイニング・キッチン2aとして設けられている。
このように中間床2上に設けられた部屋2aは、上述したように、この中間床2の下部に位置する前記一方の分割収納空間4が前記耐力壁Bによって分割された状態となっている。つまり、前記耐力壁Bによって前記中間床2が確実に支持されており、地震力や風圧力による水平方向の力に対して十分な強度を得ることができるようになっている。
なお、この中間階の収納室2dにおいても、前記一方の分割収納空間4と同じように、その床面から前記天上までの天井高が0.9m〜1.4mに設定されている。
また、前記収納空間3のような空間を前記耐力壁Bによって複数の分割収納空間4、5に分割しているので、前記収納空間3上に設けられた前記中間床2を前記耐力壁Bによって確実に支持することができるような十分な強度を得ることが可能となる。
B 耐力壁
1 1階の床
2 中間床
3 収納空間
4 一方の分割収納空間
5 他方の分割収納空間
Claims (5)
- 1階の床の一部の上に中間床が設けられており、この中間床と1階の床との間が収納空間とされた建物において、
前記収納空間が耐力壁によって複数の分割収納空間に分割されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
1階の部屋に隣接して一方の前記分割収納空間が設けられているとともに、玄関室および前記一方の分割収納空間の双方に隣接して、一方の分割収納空間の床面よりも一段低い床面に設定された他方の分割収納空間が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記一方の分割収納空間の床面と前記1階の部屋の床面とは、ほぼ等しい高さ位置となるように設けられているとともに、前記一方の分割収納空間を形成する壁に、前記1階の部屋に通じる出入り口が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項2に記載の建物において、
前記他方の分割収納空間の床面と、前記玄関室の土間床面とは、ほぼ等しい高さ位置となるように設けられているとともに、前記他方の分割収納空間を形成する壁に、前記玄関室に通じる出入り口が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記一方の分割収納空間の天井高は0.9m〜1.4mに設定されていることを特徴とする建物。
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- 2005-03-23 JP JP2005084000A patent/JP2006265905A/ja active Pending
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