JPH10102643A - 間仕切り構造 - Google Patents

間仕切り構造

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JPH10102643A
JPH10102643A JP26275496A JP26275496A JPH10102643A JP H10102643 A JPH10102643 A JP H10102643A JP 26275496 A JP26275496 A JP 26275496A JP 26275496 A JP26275496 A JP 26275496A JP H10102643 A JPH10102643 A JP H10102643A
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JP
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partition
fixing member
rail
panel
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JP26275496A
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Inventor
Kenji Kato
健司 加藤
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でコストの低減が可能であると共
に施工作業を簡略化することができ、かつ収納スペース
を有して室内空間を有効に利用することができる間仕切
り構造を提供する。 【解決手段】 間仕切り壁部10、レール52および間
仕切り壁部10に対して平行移動するスライディングド
ア42とを含み、対向する壁部間に構築されて居住空間
を仕切る間仕切り構造である。間仕切り壁部10は、天
井部に沿って壁部間にわたり配設された上部固定部材3
0、略断面コ字状形で収納部29を備える間仕切りパネ
ル20、間仕切りパネル20の下部において床部上に配
設された下部固定部材32とを含み、間仕切りパネル2
0は上下の固定部材30,32に係合されて立設固定さ
れている。壁面間に両端部側に配置された間仕切りパネ
ル20,20間の開口部を開閉する両引き戸をなすスラ
イディングドア42を案内するレール52は、上部固定
部材30に一体的に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向する壁部間に
配設される間仕切り壁部と前記間仕切り壁部に対して平
行移動するスライディングドアとを含む間仕切り構造に
関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】建造物
の部屋を仕切る間仕切り構造として、対向する壁面間
に、間仕切り壁部と間仕切り壁部に対して平行移動する
スライディングドアと、を含む構造が知られている。こ
のような場合、間仕切り壁部を構築し、さらに、これに
並列させてスライディングドアのドア枠を設け、このド
ア枠にスライディングドアを案内するレール部を形成し
ていた。
【0003】しかしながら、上述した間仕切り構造で
は、間仕切り壁部とドア枠とが並設されているので、部
材の重複によりコストが高くなると共に、間仕切り壁部
の設置作業とドア枠の設置作業が必要であるため施工作
業の手間がかかるという問題点を有していた。
【0004】また、間仕切り壁部を単なる仕切りとする
だけでなく、収納スペースとして利用できれば、室内空
間を有効に利用できることとなる。
【0005】本願発明は、上記問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は、簡易な構成でコストの低減が可
能であると共に施工作業を簡略化することができ、かつ
収納スペースを有して室内空間を有効に利用することが
できる間仕切り構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、本欄においては上
記目的を達成するための手段を、本願の各請求項の各構
成要件に対して本願の実施の形態の符号を対応させて説
明する。
【0007】請求項1記載の発明には、対向する壁部
(60,62)間に配設される間仕切り壁部(10)と
前記間仕切り壁部に対して平行移動するスライディング
ドア(42)とを含む間仕切り構造において、前記間仕
切り壁部は、少なくとも一方の面に収納部(29)を備
え、前記間仕切り壁部の少なくとも上部には、前記スラ
イディングドアを案内するレール(52)が一体的に設
けられていることを特徴とする。
【0008】本願請求項1記載の発明にあっては、間仕
切り壁部にスライディングドアを案内するレールが一体
的に設けられていることにより、間仕切り壁部と並列さ
せて別体のドア枠を設ける必要がなく、部材の重複が避
けられ簡易な構成の間仕切り構造が得ることができる。
よって、コストの低減を図ることができると共に、ドア
枠の取付け作業を要しないので、施工作業が簡略化され
る。
【0009】また、間仕切り壁部は収納部を備えている
ので、居住空間の有効利用を図ることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記間仕切り壁部(10)は、間仕切り方向に沿っ
て配置される間仕切り面部(22)と、前記間仕切り面
部の両側部に収納用の奥行き幅を有して相平行に配置さ
れた一対の側面部(24)と、を有し、水平断面略コ字
状形をなす収納間仕切りパネル(20)と、上部構造部
材(66)に沿って前記壁部(60,62)間にわたり
配設され、前記収納間仕切りパネルの上部(26)を係
合して立設させる固定部材(30)と、を有し、前記レ
ール(52)は、前記固定部材に設けられていることを
特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、間仕切り
壁部は、間仕切りパネルと固定部材によって構成され、
間仕切り壁部の上部に壁面間にわたって配設され、収納
間仕切りパネルの支持部材として機能する固定部材を用
いて、レールを一体的に設けることができるので、簡易
な構成の間仕切り構造を容易に得ることができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記間仕切り壁部(14)は、間仕切り方向に沿っ
て配置される間仕切り面部(22)と、前記間仕切り面
部の両側部に収納用の奥行き幅を有して相平行に配置さ
れた一対の側面部(24)と、を有し、水平断面略コ字
状形をなす収納間仕切りパネル(20)と、上部構造部
材に沿って前記収納間仕切りパネルの配置位置に配設さ
れ、前記収納間仕切りパネルの上部(26)を係合して
立設させる固定部材(100)と、を有し、前記レール
は、前記固定部材に設けられ、前記スライディングドア
(42)の移動に伴って伸縮自在なスライドレール(9
2)を備えていることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、レールが
スライドレールを備えていることにより、レールがスラ
イディングドアの移動範囲にわたって設けられていなく
てもよい。よって、間仕切り壁部を構成している固定部
材がスライディングドアの移動範囲にわたって設けられ
ていない場合でも、固定部材にレールを一体的に設け
て、間仕切りの開口部を開閉するスライディングドアを
設置することができる。
【0014】また、固定部材が収納間仕切りパネルの上
部に配設されることにより、固定部材、間仕切りパネ
ル、レールおよびスライディングドアを予め一体化して
間仕切り構造体としておくことが容易にできる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2または請
求項3において、前記固定部材(30)の一方の側面
(31)側は、前記収納間仕切りパネル(20)の一方
の面の位置より延在され、前記延在部分(36)に前記
レール(52)が形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明にあっては、レールは
固定部材の延在部分に設けられるので、間仕切りパネル
の寸法や間仕切りパネルと固定部材との係合構造等に影
響されることなく、固定部材にレールを設けることがで
きる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項2または請
求項3において、前記固定部材(80)の一方の側面
(82)は、前記収納間仕切りパネル(20)の一方の
面と面一であり、前記一方の側面に前記レール(88)
が形成されていることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明にあっては、固定部材
にレールを設けるための延在部分を設ける必要なく、間
仕切りパネルを支持している固定部材をそのまま利用す
ることができる。また、固定部材と間仕切りパネルの一
面を面一としてレールを設けるので、間仕切り構造の厚
さを必要最小限のものとすることができ、居住空間を広
く使える。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項2から請求
項5のいずれかにおいて、少なくとも一対の間仕切りパ
ネル(20a,20b)が、互いの背面を対向させて厚
さ方向に並設され、前記一対の間仕切りパネル間は、前
記スライディングドア(42)が引き込まれる戸袋(1
30)をなすことを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明にあっては、間仕切り
の両面に収納部を形成することができると共に、間仕切
りを開放する際には、スライディングドアを戸袋内に納
めておくことができるので、収納力に優れかつ外観的に
良好な、簡易な構成の間仕切り構造を得ることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態に係る間仕切り構造を示す斜視図であり、図2は
同壁部側からみた断面図、図3は同天井側からみた断面
図である。
【0023】第1の実施の形態に係る間仕切り構造は、
図3に示すように、建造物の対向して立設する壁部60
と壁部62との間に構築されて、居住空間64を部屋6
3とウォークインクローゼット65とに仕切っている。
【0024】第1の実施の形態に係る間仕切り構造は、
図1〜図3に示すように、間仕切り壁部10とレール5
2とスライディングドア42とを含み構成され、特徴的
な構成として、間仕切り壁部10の上部側に設けられて
いる上部固定部材30に、スライディングドア42を案
内するレール52が一体的に設けられているものであ
る。
【0025】間仕切り壁部10は、上部固定部材30と
間仕切りパネル20と下部固定部材32と、を含み構成
されている。
【0026】上部固定部材30は、図1および図2に示
すように、間仕切りパネル20の後述する上部係合部2
6が係合されて間仕切りパネル20を立設固定させる部
材であると共に、スライディングドア42を案内するレ
ール52を備える部材である。
【0027】上部固定部材30は、上部構造材である天
井部66に沿って、壁部60,62間にわたって配設さ
れており、間仕切りパネル20が係合されるパネル係合
部34と、スライディングドア42を案内するレール5
2が設けられるレール設置部36を有し、パネル係合部
34の厚さは間仕切りパネル20の厚さとほぼ等しく、
レール設置部36は、パネル係合部34のウォークイン
クローゼット65側の側面より延在されてなる。
【0028】下部固定部材32は、間仕切りパネル20
の後述する下部係合部28が係合されて間仕切りパネル
20を立設固定させる部材であり、下部構造材である床
部68に間仕切りパネル20が配設される位置に対応し
て配設されている。また、下部固定部材32の幅および
厚さは、間仕切りパネル20の幅および厚さとほぼ等し
く設定されている。
【0029】上部固定部材30のパネル係合部34のウ
ォークインクローゼット65側の側面には、間仕切りパ
ネル20の上部係合部26が係合される凹部である上部
被係合部38が設けられている。同様に、下部固定部材
32のウォークインクローゼット65側の側面には、間
仕切りパネル20の下部係合部28が係合される凹部で
ある下部被係合部39が設けられている。
【0030】間仕切りパネル20は、間仕切り方向に沿
って配置される間仕切り面部22と、間仕切り面部22
両側部に所定の奥行き幅を有して相平行に配置された一
対の側面部24,24と、間仕切り面部22の上端部お
よび下端部よりそれぞれ突出する上部係合部26および
下部係合部28と、を含む、略コ字状形のパネルであ
る。
【0031】一方の側面部24、間仕切り面部22およ
び他方の側面部24により画成された部屋63側のパネ
ル内空間は、収納部29をなすもので、間仕切りパネル
20は一方の面である部屋63側の面に収納部29を備
える収納間仕切りパネルである。
【0032】間仕切りパネル20は、図10(A)に示
すように、例えば石膏ボード等の無機質面材70と芯材
72から形成されている。
【0033】図10(B)は、間仕切りパネル20を構
成している無機質面材70を展開した平面図、同図
(C)は同図(B)の正面図である。
【0034】無機質面材70に、図10(C)に示すよ
うに、所定の位置にV字型の切り込みを入れて折り曲げ
ることにより、間仕切りパネル20の間仕切り面部2
2、上部係合部26、下部係合部28および側面部24
の表面が形成される。側面部24は、中心に芯材72を
配置して、この芯材72の内側面を除いた表面を無機質
面材70によって包み込むことにより形成される。
【0035】間仕切りパネル20は、図1に示すよう
に、壁部60側および壁部62側、すなわち間仕切りの
両端部にそれぞれひとつずつ配置され、上部固定部30
の被係合部38に上部係合部26を、下部固定部32の
下部被係合部39に下部係合部28を、それぞれ係合さ
せることにより、上部固定部30および下部固定部32
間に立設固定されている。
【0036】したがって、間仕切り壁部10は門型形状
をなし、間仕切りパネル20,20間には開口部40が
形成されている。
【0037】間仕切りパネル20が上部固定部30およ
び下部固定部32間に立設固定された状態で、図2に示
すように、上部固定部30のパネル係合部34のウォー
クインクローゼット65側の側面、間仕切り面部22の
ウォークインクローゼット65側の面および下部固定部
32のウォークインクローゼット65側の側面は面一と
なっている。
【0038】間仕切りパネル20の収納部29には、棚
板、仕切板およびハンガー掛け等が可動自在にレイアウ
トされ、部屋63側から使用できるようになっている。
【0039】開口部40は、図1および図3に示すよう
に、2枚のスライディングドア42,42とこれらを案
内するレール52を含んで構成される、いわゆる両引き
戸によって開閉されるようになっている。
【0040】レール52は、間仕切り壁部10の上部固
定部材30のレール設置部36に、上部固定部材30の
長さ方向にわたって一体的に設けられている。
【0041】レール52は、図4に示すように、レール
設置部36に形成された下向き開口の凹部37に、ビス
等により取付け固定されている。レール52は、下向き
開口コ字状形の両下端より、中央側へむかって水平に突
出されたフランジ部54a,54bを有する形状をな
し、フランジ部54a,54b間にはスライディングド
ア42に取付けられたドア金物44が挿通する開口が形
成されている。
【0042】スライディングドア42は、ウォークイン
クローゼット65側に、間仕切りパネル20と並列に配
置されており、図4に示すように、その上端部に複車プ
レート付きのドア金物44が取付けられ、このドア金物
44を介在させてレール52に吊り下げ支持されてい
る。また、スライディングドア42は、その下端部に戸
車48を備えている。これらドア金物44および戸車4
8は、通常、用いられる部材であるので、その詳しい説
明は省略する。
【0043】スライディングドア42は、ドア金物44
の複車46,46がレール52内に挿入され、レール5
2に案内されてレール52内を移動することにより、上
部固定部材30に沿って間仕切り壁部10に対して平行
に壁部60,62間を移動する。
【0044】スライディングドア42は、上述したよう
に、2枚のドアで両引戸を構成しており、図3に示すよ
うに、開口部40を開放した状態で、間仕切りパネル2
0側に引き込まれ、ウォークインクローゼット65側の
面と重なる。間仕切りパネル20の幅とスライディング
ドア42の幅はほぼ等しく設定されている。
【0045】次に、上述した間仕切り構造の施工方法に
ついて述べる。
【0046】まず、所定位置において、上部固定部材3
0を壁部60,62間にわたって天井部66に取付け
る。また、下部固定部材32,32をそれぞれ壁部60
側および壁部62において、床部68上に取付ける。な
お、上部固定部材30のレール設置部36には予めレー
ル52を取付けておき、さらに複数、例えば2個、のド
ア金物44をレール52内に挿入しておく。
【0047】その次に、間仕切りパネル20,20をそ
れぞれ壁部60側および壁部62側において、ウォーク
インクローゼット65側から上部係合部26を上部固定
部材30の上部被係合部38に、下部係合部28を下部
固定部材32の下部被係合部39に、それぞれ係合させ
て、間仕切りパネル20,20を立設固定して間仕切り
壁部10を構築する。
【0048】その後、スライディングドア42,42
を、それぞれ上端部所定位置、例えば幅方向両端部側2
箇所に、ドア金物44のプレート部を連結することによ
り、間仕切り構造が構築される。なお、スライディング
ドア40の下端部所定位置、例えば幅方向両端部2箇所
には、戸車48を予め取付けておく。
【0049】以上説明したように、第1の実施の形態に
係る間仕切り構造によれば、レール52を間仕切り壁部
10を構成している上部固定部材30に一体的に設けた
ことにより、間仕切り壁部10と並設させてドア枠を設
ける必要がなく、間仕切り壁部10と、それに対して平
行移動するスライディングドア42を備えた、簡易な構
成の間仕切り構造を得ることができる。よって、部材削
減によるコストの低減を図ることができる。また、ドア
枠の取付け作業を要しないので、現場における施工作業
も簡略化される。
【0050】レール52の取付けは、間仕切り壁部10
の構成部材で、間仕切りパネル20を支持固定する部材
として機能する上部固定部材30を延在させて用いられ
ているので、新たな部材を新規に用意したりする等の必
要なく、手間をかけずに容易に簡易な構成の間仕切り構
造を得ることができる。
【0051】また、レール52は上部固定部材30の延
在部分であるレール設置部36に設けられるので、間仕
切りパネル20と上部固定部材30との係合構造等に影
響されることなく、上部固定部材30にレール52を設
けることができる。例えば、上部固定部材30のパネル
係合部34に、レール52を取付けるために十分なスペ
ースを確保することができない場合でも、第1の実施の
形態に係る間仕切り構造であれば、問題なくレール52
を上部固定部材30に設けることができる。
【0052】さらに、間仕切りパネル20が収納部29
を備えているので、居住空間64の有効利用を図ること
ができる。
【0053】(第2の実施の形態)図5は、第2の実施
の形態に係る間仕切り構造を示す断面図である。
【0054】第2の実施の形態に係る間仕切り構造は、
上述した第1の実施の形態に係る間仕切り構造と比し
て、上部固定部材80の形状、レール88の設けられて
いる位置、およびレール88とスライディングドア42
とを介在するドア金物44の取付け位置が異なる点を除
けば、第1の実施の形態に係る間仕切り構造と同様の構
造である。第1の実施の形態と同様の構造および部材に
ついては、第1の実施の形態と同符号を用いて表し、そ
の説明は省略する。後述する第3および第4の実施の形
態についても同様とする。
【0055】第2の実施の形態に係る間仕切り構造は、
間仕切り壁部12とスライディングドア42と、レール
88を含み構成されている。
【0056】間仕切り壁部12は、上部固定部材80、
間仕切りパネル20および下部固定部材32を含み構成
されている。
【0057】上部固定部材80は、間仕切りパネル20
の上部係合部26が係合されて間仕切りパネル20を立
設固定させる部材であると共に、スライディングドア4
2を案内するレール88を備える部材である。
【0058】上部固定部材80は、天井部66に沿っ
て、立設する壁部間にわたり配設され、その厚さおよび
幅は間仕切りパネル20の厚さおよび幅とほぼ等しい。
上部固定部材80のウォークインクローゼット65側の
側面82の下部側には間仕切りパネル20の上部係合部
26が係合される凹部である上部被係合部82が設けら
れている。また、側面82の上部側にはスライディング
ドア42を案内するレール88が設けられている。
【0059】下部固定部材32および間仕切りパネル2
0は、第1の実施の形態と同様の部材であるのでその説
明は省略する。
【0060】間仕切りパネル20が上部固定部80と下
部固定部材32との間に立設固定された状態で、上部固
定部材80、間仕切りパネル20および下部固定部材3
2のそれぞれのウォークインクローゼット65側の側面
は面一となっている。
【0061】第2の実施の形態に係る間仕切り壁部12
は、第1の実施の形態と同様に、開口部を有し、この開
口部は、2枚のスライディングドア42,42とこれら
を案内するレール52を含んで構成されたいわゆる両引
き戸によって開閉されるようになっている(図示略)。
【0062】レール88は、図5に示すように、上部固
定部材80の側面82に形成された前向き開口の凹部
に、ビス等により取付け固定されている。レール88
は、第1の実施の形態のレール52と同様の形状をな
し、ウォークインクローゼット65側に開口するように
配置されている。
【0063】スライディングドア42は、図5に示すよ
うに、ウォークインクローゼット65側に、間仕切りパ
ネル20と並列に配置されており、複車プレート付きの
ドア金物44を介在させてレール88に横吊りされて支
持されている。ドア金物44は、スライディングドア4
2の部屋63側の面に取付けられている。また、スライ
ディングドア42は、その下端部に戸車48を備えてい
る。
【0064】スライディングドア42は、ドア金物44
の複車がレール88内に挿入され、レール88に案内さ
れて移動することにより、上部固定部材80に沿って間
仕切り壁部12に対して平行に、立設された壁部間を移
動し開口部を開閉する。
【0065】上述した第2の実施の形態に係る間仕切り
構造の施工方法については、第1の実施の形態に係る間
仕切り構造を同様であるので、その説明は省略する。
【0066】第2の実施の形態に係る間仕切り構造によ
れば、上部固定部材80にレール88を設けるための延
在部分を設ける必要なく、間仕切りパネル20を支持し
ている上部固定部材80をそのまま利用することができ
る。また、上部固定部材80と間仕切りパネル20のウ
ォークインクローゼット65側の面を面一としてレール
88を一体的に設けるているので、間仕切り構造の厚さ
を必要最小限のものとすることができ、居住空間を広く
使うことができる。
【0067】その他、簡易な構成の間仕切り構造を得る
ことができ、部材の削減によるコストの低減を図ること
ができること、現場における施工作業が簡略化されるこ
と、間仕切りパネル20が収納部を備えていることによ
り、居住空間の有効利用を図ることができることは、第
1の実施の形態と同様である。
【0068】また、第2の実施の形態に係る間仕切り構
造の変形例として、図6に示すように、開口下向き型の
レール86を用いて、レール86の側面87を上部固定
部材80の側面82に、ビス等により取付け固定する構
造でもよい。この場合、スライディングドア42は、ド
ア金物44を介在させて吊り下げ支持されることとな
る。
【0069】(第3の実施の形態)図7は、第2の実施
の形態に係る間仕切り構造を示す斜視図である。
【0070】第3の実施の形態に係る間仕切り構造にお
いて、第1の実施の形態に係る間仕切り構造と同様の部
材については同符号を用い、その説明は省略する。
【0071】第3の実施の形態に係る間仕切り構造は、
第1の実施の形態に係る間仕切り構造と同様に、建造物
の対向して立設する壁部間に構築されて、居住空間を仕
切っているもので、間仕切り壁部14、スライドレール
92、スライディングドア42を含み構成されている。
【0072】第3の実施の形態に係る間仕切り構造が、
第1の実施の形態に係る間仕切り構造と相違する特徴的
な点は、間仕切り壁部14を構成する上部固定部材10
0が、立設する壁部間において、間仕切りパネル20が
配設される位置にのみ設けられている点と、上部固定部
材100に一体的に設けられているレールとして、スラ
イディングドア42の移動に伴って伸縮自在なスライド
レール92を用いている点である。
【0073】以下、上述した第3の実施の形態に特徴的
な構成について説明する。
【0074】第3の実施の形態に係る間仕切り構造にお
いては、図5に示すように、一対の間仕切り壁部14が
それぞれ対向する壁部間において、両端部側に配置され
ており、それぞれの上部固定部材100,100に設け
られたスライドレール92,92とスライディングドア
42,42によって、一対の間仕切り壁部14,14間
に形成された開口部91を開閉する両引き戸が構成され
ている。
【0075】間仕切り壁部14は、上部固定部材10
0、下部固定部材32および間仕切りパネル20を含み
構成されている。
【0076】上部固定部材100は、間仕切りパネル2
0の上部係合部26が係合されて間仕切りパネル20を
立設固定させる部材であると共に、スライディングドア
42を案内するスライドレール92を一体的に備える部
材である。
【0077】上部固定部材100は、天井部に沿って間
仕切りパネル20の上部に位置して配設されており、そ
の厚さおよび幅は間仕切りパネル20の厚さおよび幅と
ほぼ等しい。上部固定部材100の一方の側面102の
下部側には間仕切りパネル20の上部係合部26が係合
される凹部である上部被係合部104が設けられてい
る。また、側面102の上部側にはスライディングドア
42を案内するスライドレール92が設けられている。
【0078】下部固定部材32および間仕切りパネル2
0は、第1の実施の形態と同様の部材であるのでその説
明は省略する。
【0079】間仕切りパネル20は、上部固定部100
の被係合部104に上部係合部26を、下部固定部32
の下部被係合部39に下部係合部28を、それぞれ係合
させることにより、上部固定部100および下部固定部
32間に立設固定されている。
【0080】間仕切りパネル20が立設固定された状態
で、図5に示すように、上部固定部材100、間仕切り
パネル20および下部固定部材32のそれぞれのスライ
ディングドア42側の側面は面一となっている。
【0081】間仕切り壁部14,14の収納部29と反
対側には、2枚のスライディングドア42,42とそれ
ぞれのドアを案内するスライドレール92,92を含ん
で、いわゆる両引き戸が構成され、間仕切り壁部14,
14間に開口部94を開閉する。
【0082】スライドレール92は、図8(A)に示す
ように、上部固定部材100の側面102に形成された
前向き開口の凹部106に、ビス等により取付け固定さ
れている。
【0083】スライドレール92は、可動部94と、固
定部96と、中間部98と、スライド移動を円滑に実行
するためのボール99とを有する構成となっている。
【0084】可動部94は、スライディングドア42の
側面に固定されるもので、ボール99と転接するボール
ガイド94aを有した構成となっている。
【0085】固定部96も可動部94と同様な構成であ
り、この固定部96はレール枠93に固定されるように
なっていて、同様に、ボールガイド96aを有した構成
となっている。
【0086】中間部98は、可動部94と固定部96と
の間に配置されるもので、可動部94、固定部96のボ
ールガイド94a,96aと対向して、ボールガイド9
8aを中間部98の両側面に配置固定し、補強板98b
によってその支持を補強する構造となっている。上記の
構成により、スライドレール92は、固定部96に対し
て中間部98がボール99を介してスライド移動可能で
あり、かつ、中間部98に対して可動部94がボール9
9を介してスライド移動可能であることから、図8
(B)に示すように、図示Lの移動ストロークを確保す
ることができる。
【0087】したがって、可動部94と連結されたスラ
イディングドア42は、可動部94の移動に伴い、間仕
切り壁部14に対して平行移動し、上部固定部材100
が存在しない開口部91側への移動が可能で、2枚のド
アで両引戸を構成することができる。
【0088】次に、上述した間仕切り構造の施工方法に
ついて述べる。
【0089】第3の実施の形態においては、上部固定部
材100、間仕切りパネル20、スライドレール92お
よびスライディングドア42を予め工場等において一体
化し、間仕切り壁構造体として形成しておく。そして、
施工現場において、この間仕切り構造体を立設する壁部
間の両端部にそれぞれ設置固定すれば、間仕切り構造が
構築される。
【0090】上述した第3の実施の形態に係る間仕切り
構造によれば、スライドレール92を用いていることに
より、レールがスライディングドア42の移動範囲にわ
たって設けられている必要がない。よって、上部固定部
材100を間仕切りパネル20の上部にのみ配設し、上
部固定部材100にスライドレール92を一体的に設け
て、間仕切り壁部14,14間の開口部を開閉するスラ
イディングドア部90を備えた間仕切り構造を得ること
ができる。
【0091】また、上部固定部材100、間仕切りパネ
ル20、スライドレール92およびスライディングドア
42を予め一体化しておくことにより、施工現場におい
ては間仕切り壁構造体の設置作業のみで足り、現場作業
が大幅に簡略化できる。
【0092】その他、簡易な構成の間仕切り構造を得る
ことができ、部材の削減によるコストの低減を図ること
ができること、間仕切りパネル20が収納部を備えてい
ることにより、居住空間の有効利用を図ることができる
ことは、第1の実施の形態と同様である。
【0093】(第4の実施の形態)図9は、第4の実施
の形態に係る間仕切り構造を示す断面図である。
【0094】第4の実施の形態に係る間仕切り構造は、
図9に示すように、間仕切り壁部16、レール110、
スライディングドア42を含み、対向する壁部間に構築
されて居住空間を仕切る。
【0095】間仕切り壁部16は、上部固定部材12
0、下部固定部材32および間仕切りパネル20を含み
構成されている。
【0096】第4の実施の形態に係る間仕切り構造の特
徴的な構成として、対向する壁面間の間仕切り方向に、
1または複数設置されて間仕切りおよび収納部分を形成
する間仕切りパネル20が、少なくとも1カ所において
は、互いの背面を対向させて厚さ方向に並設され、この
並設される間仕切りパネル20a,20bのそれぞれの
間仕切り面部22a,22b間にスライディングドア4
2が引き込まれる戸袋130が形成されることが挙げら
れる(図9参照)。
【0097】以下、この特徴的な構成について説明す
る。
【0098】上部固定部材120は、天井部66に沿っ
て、対向する壁面間にわたり取付けられ、一対の間仕切
りパネル20a,20bのそれぞれの上部係合部26
a,26bが係合されて間仕切りパネル20a,20b
を立設固定させる。上部固定部材120の厚さは、厚さ
方向に並列される間仕切りパネル20a,20bの厚さ
に対応している。
【0099】上部固定部材120の厚さ方向中央部に
は、下向き開口の凹部122が設けられ、凹部の両端部
側は、一対の間仕切りパネル20a,20bの上部被係
合部124a,124bをなす。凹部122の厚さは、
両端部側に間仕切りパネル20a,20bの上部係合部
26a,26bが係合された状態で、間仕切りパネル2
0a,20bの間仕切り面部22a,22b間にスライ
ディングドア42を納めることが可能な空隙が形成され
るように厚さが設定されている。
【0100】また、凹部122の上方には、さらに下向
き開口の凹部が形成され、スライディングドア42を案
内するレール110が取付けられている。すなわち、上
部固定部材120には、レール110が一体的に取付け
られている。
【0101】レール110は上部固定部材120に沿っ
てスライディングドア42の移動範囲にわたって取付け
られている。
【0102】下部固定部材32(32a,32b)は、
床部68上に間仕切りパネル20a,20bの下部に対
応した位置に配設されている。下部固定部材32a,3
2bは、戸袋130側の側面に、間仕切りパネルの下部
係合部28a,28bが係合される下部被係合部39
a,39bをそれぞれ有する。
【0103】間仕切りパネル20(20a,20b)
は、第1の実施の形態の間仕切りパネルと同様の部材
で、収納部29を有する収納間仕切りパネルである。
【0104】間仕切りパネル20a,20bは、互いの
背面を対向させてそれぞれの上部係合部材26a,26
bを上部固定部材120の上部被係合部124a,12
4bに、下部係合部28a,28bを、下部固定部材3
2a,32bの下部被係合部39a,39bに係合させ
て上部固定部材120と下部固定部材32a,32bと
の間に立設固定されている。この状態において、間仕切
り面部22a,22bの間には空隙が形成され、戸袋1
30をなす。間仕切り壁部16は、両面に収納部29を
備えることとなる。
【0105】また、スライディングドア42とこれを案
内するレール110を含んで、間仕切り構造の開口部を
開閉する引き戸が構成される(図示略)。
【0106】スライディングドア42は、ドア金物44
を介在させてレール110に吊り下げ支持されている
が、この構成については第1の実施の形態と同様である
ので説明は省略する。
【0107】スライディングドア42は、ドア金物44
を介在させてレール52に案内され、間仕切り壁部16
に対して平行移動することにより、間仕切り構造の開口
部を開閉する。スライディングドア42は、開口部の開
放状態において、戸袋130内に引き込まれる。間仕切
りパネル20a,20bの幅とスライディングドア42
の幅はほぼ等しく設定されている。
【0108】上述した間仕切り構造の施工方法について
は、まず上部固定部材120を天井部66に沿って取付
け、また、下部固定部材32a,32bを床部68上所
定位置に取付ける。なお、上部固定部材120には予め
レール110を取付けておき、さらに複数、例えば2
個、のドア金物44をレール110内に挿入しておく。
【0109】その次に、間仕切りパネル20a,20b
を上部固定部材120および下部固定部材32a,32
bに係合させて立設固定し、間仕切り壁部16を構築す
る。
【0110】その後、スライディングドア42をドア金
物44と連結する。
【0111】以上説明したように、第4の実施の形態に
係る間仕切り構造によれば、間仕切りの両面に収納部2
9を形成することができると共に、間仕切りの開口部を
開放する際に、スライディングドア42を戸袋130内
に納めておくことができる。よって仕切られる双方の部
屋側から、収納部29を利用することができ、収納力に
優れかつ外観的に良好な間仕切り構造を簡易な構成で得
ることができる。特に、部屋と廊下を仕切る間仕切り構
造として有用である。
【0112】また、その他、ドア枠を設ける必要がな
く、部材の削減によるコストの低減を図ることができる
こと、現場における施工作業も簡略化されることは、第
1の実施の形態と同様である。
【0113】本発明は上述した第1〜第4の実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内にお
いて種々の変形実施が可能である。
【0114】例えば、第1〜第4の実施の形態におい
て、間仕切り壁部を構成する間仕切りパネルは、単独で
配置されるものについて説明したが、これに限定され
ず、例えば、図11(A)(B)に示すように、間仕切
り方向に複数連設される場合でも本発明の適用は可能で
ある。
【0115】図11(A)は、複数の間仕切りパネルを
連設した間仕切り壁部の一例を示す斜視図である。間仕
切り壁部140は、上下の固定部材142の一方の側方
から間仕切りパネル20を挿入し、続いて、交互に上下
の固定部材142の一方または他方の側方から間仕切り
パネル20を上下の固定部材142a,142bの間に
挿入する。そして、各間仕切りパネル20の隣接する側
面部の内側面同士が密着する状態で上下の固定部材14
2a,142bの間に間仕切りパネル20を固定してい
る。そして、上の固定部材142aには、スライディン
グドア(図示せず)を案内するレール144が一方の側
面に一体的に設けられている。
【0116】また、図11(B)は、複数の間仕切りパ
ネルを連設した間仕切り壁部の他の例を示す斜視図であ
る。間仕切り壁部150は、複数の間仕切りパネル15
2と、上下の固定部材158a,158bとを有する。
間仕切りパネル152は、上下端に突出部154を有す
る。
【0117】上下の固定部材158a,158bには長
さ方向に延びる固定溝156が形成される。さらに、固
定部材158a,158bの一方および他方の側面から
固定溝156に連通する挿入溝155が形成されてい
る。
【0118】複数の間仕切りパネル152は、突出部1
54を挿入溝155に係合させて上下の固定部材158
a,158b間に嵌め込み、その後固定溝156に沿っ
てずらし、その突出部154が固定部材158a,15
8bの固定溝156および挿入溝155に対応する位置
と異なる位置で、隣接する間仕切りパネル156の側面
部の内側面同士が密着した状態で固定されている。そし
て、上の固定部材158aには、スライディングドア
(図示せず)を案内するレール151が一方の側面に一
体的に設けられている。
【0119】また、間仕切りパネルおよびスライディン
グドアの配置パターンは、両部材とも間仕切り方向に対
して平行に配置されるものであるならば、種々のパター
ンを取り得る。
【0120】さらに、レール、スライドレールおよびド
ア金物は、実施の形態で述べた形状に限定されず、それ
ぞれの機能をはたすものであれば、種々の形状をとり得
る。
【0121】第1〜第4の実施の形態においては、戸車
を備えるスライディングドアを用いた間仕切り構造につ
いて説明したが、これに限定されず、スライディングド
アは、戸車等を備えず、単に吊り下げ支持されているも
のでもよい。
【0122】また、間仕切り壁部は、固定部材と間仕切
りパネルによって構成されるものに限定されず、その上
部にスライディングドアを一体的に設けられるものであ
ればよい。
【0123】
【発明の効果】本願請求項1および請求項2記載の発明
によれば、部材の重複を避けた簡易な構成の間仕切り構
造が得ることができ、コストの低減を図ることができる
と共に施工作業が簡略化される。また、居住空間の有効
利用を図ることができる。
【0124】請求項3記載の発明によれば、固定部材が
スライディングドアの移動範囲にわたって設けられてい
ない場合でも、固定部材にレールを一体的に設けてスラ
イディングドアを設置することができる。また、間仕切
り壁部、レールおよびスライディングドアを予め一体化
しておくことができる。
【0125】請求項4記載の発明によれば、間仕切りパ
ネルの寸法や間仕切りパネルと固定部材との係合構造等
に影響されることなく、固定部材にレールを設けること
ができる。
【0126】請求項5記載の発明によれば、間仕切り構
造の厚さを必要最小限のものとすることができ、居住空
間を広く使える。
【0127】請求項6記載の発明によれば、収納力に優
れかつ外観的に良好な、簡易な構成の間仕切り構造を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る間仕切り構造を示す斜
視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る間仕切り構造を壁部側
からみた断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る間仕切り構造を天井部
側からみた断面図である。
【図4】固定部材に設けられたレール部分を示す断面図
である。
【図5】第2の実施の形態に係る間仕切り構造を示す断
面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る間仕切り構造の変形例
を示す断面図である。
【図7】第3の実施の形態に係る間仕切り構造を示す斜
視図である。
【図8】同図(A)は、上部固定部材のスライドレール
が設けられた部分を示す斜視図であり、同図(B)は、
スライドレールの移動ストロークを示す概略説明図であ
る。
【図9】第4の実施の形態に係る間仕切り構造を示す斜
視図である。
【図10】同図(A)は間仕切りパネルの断面図、同図
(B)および(C)は間仕切りパネルに用いられる無機
質面材を展開した状態における平面図および正面図であ
る。
【図11】同図(A)(B)は間仕切り壁部の変形例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10,12,14,16 間仕切り壁部 20 間仕切りパネル 22 間仕切り面部 24 側面部 26 上部係合部 28 下部係合部 29 収納部 30,80,100,120 上部固定部 32 下部固定部 42 スライディングドア 52,88,110 レール 60,62 壁部 92 スライドレール 130 戸袋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する壁部間に配設される間仕切り壁
    部と前記間仕切り壁部に対して平行移動するスライディ
    ングドアとを含む間仕切り構造において、 前記間仕切り壁部は、少なくとも一方の面に収納部を備
    え、 前記間仕切り壁部の少なくとも上部には、前記スライデ
    ィングドアを案内するレールが一体的に設けられている
    ことを特徴とする間仕切り構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記間仕切り壁部は、 間仕切り方向に沿って配置される間仕切り面部と、前記
    間仕切り面部の両側部に収納用の奥行き幅を有して相平
    行に配置された一対の側面部と、を有し、水平断面略コ
    字状形をなす収納間仕切りパネルと、 上部構造部材に沿って前記壁部間にわたり配設され、前
    記収納間仕切りパネルの上部を係合して立設させる固定
    部材と、を有し、 前記レールは、前記固定部材に設けられていることを特
    徴とする間仕切り構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記間仕切り壁部は、 間仕切り方向に沿って配置される間仕切り面部と、前記
    間仕切り面部の両側部に収納用の奥行き幅を有して相平
    行に配置された一対の側面部と、を有し、水平断面略コ
    字状形をなす収納間仕切りパネルと、 上部構造部材に沿って前記収納間仕切りパネルの配置位
    置に配設され、前記収納間仕切りパネルの上部を係合し
    て立設させる固定部材と、を有し、 前記レールは、前記固定部材に設けられ、前記スライデ
    ィングドアの移動に伴って伸縮自在なスライドレールを
    備えていることを特徴とする間仕切り構造。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、 前記固定部材の一方の側面側は、前記収納間仕切りパネ
    ルの一方の面より延在され、 前記延在部分に前記レールが形成されていることを特徴
    とする間仕切り構造。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3において、 前記固定部材の一方の側面は、前記収納間仕切りパネル
    の一方の面と面一であり、 前記一方の側面に前記レールが形成されていることを特
    徴とする間仕切り構造。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のいずれかにおい
    て、 少なくとも一対の間仕切りパネルが、互いの背面を対向
    させて厚さ方向に並設され、前記一対の間仕切り部壁間
    は、前記スライディングドアが引き込まれる戸袋をなす
    ことを特徴とする間仕切り構造。
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