JP3697496B2 - 収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁に沿って設けられる収納装置に係り、特に複数の収納ユニットを壁に沿って並べた収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
独立した収納ユニットを壁に沿って並べて設ける収納装置としては、たとえば特開昭56−67053号公報に開示されたものが知られている。この収納装置は、収納ユニットの前側四周に額縁が設けられている。収納ユニットを壁に取り付けるときには、収納ユニットの後部を壁の切欠き穴に挿入し、額縁の後端が壁面に接触するまで挿入される。壁に収納ユニットを固定した状態では、額縁が壁面から突出し室内に露出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような収納装置は一つの例であるが、一般的に一つ一つ独立した収納ユニットを順次、その側面を接触させながら壁に沿って並べる収納装置は、一つの収納ユニットとその隣の収納ユニットとが面で接触することが多いので、収納ユニット間に隙間ができ易い。収納ユニット間に隙間ができると、収納装置を正面から見たときに、その外観が損なわれるので、収納ユニット自体の製作とその据え付け施工に慎重な配慮が望まれる。
【0004】
また、一般に従来の収納ユニットは、壁に対する出入りや高さなどの相対的な位置関係が固定されることが多い。収納ユニットの壁に対する位置関係が固定されると、収納装置の壁に対する配置の自由度がなくなる。一方、収納ユニット自体の壁に対する位置関係の自由度が大きければ、室内の大きさやその他の条件を考慮して弾力的な対応が可能になる。また、収納装置自体が外側からの荷重を支持したり、柱の機能を有することになれば、さらに利便性が増してくる。
【0005】
本発明は、収納ユニット間の隙間を小さくでき、短時間で据え付け施工ができることを課題とする。
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、側面を垂直に位置させる枠体を有する収納ユニットを複数備え、前記枠体は一方の開口側の前記側面の垂直方向に延在する突起を有し、該枠体を前記一方の開口側の開口面を壁の面に対して平行に位置させるとともに前記突起同士を当接させて、前記複数の収納ユニットを前記壁に沿って隣接して設け、前記枠体の少なくとも他方の開口側の幅は、前記壁に設けられた間柱と間柱の間の間隔よりも小さく形成され、隣同士に位置する前記枠体の突起が当接して形成される該枠体の側面同士の間の距離は、前記間柱の厚さより大きく形成され、少なくとも該枠体の他方の開口側が前記間柱と間柱の間に位置し、隣同士に位置する前記枠体の突起が当接して形成される該枠体の側面同士の間であって前記間柱の手前側の空間に柱状の構造部材を設けてなることを特徴とする。
【0007】
このようにすることにより、枠体の一方の開口側の開口面は壁の面に対して平行に位置する。さらに、複数の収納ユニットの枠体と壁との出入りの位置関係を保って設けるとき、枠体の突起同士は当接する。このとき、枠体の突起は、一方の開口側の側面から垂直方向に延在するので、突起同士は線状に、または極狭い巾で直線状に当接する。突起同士が線状または直線状に当接するので突起同士の当接部分の隙間は、小さいかほとんど無い。隙間が小さいかほとんど無いので、収納装置を正面から見た場合、その外観がすっきりしたものになる。さらに、この収納装置は、枠体の突起同士を当接させながら収納ユニットを壁に沿って複数設ければ位置決めができるので短時間に据え付け施工ができる。
【0008】
さらに、枠体の少なくとも他方の開口側の巾は、壁に設けられた間柱と間柱の間の間隔よりも小さく形成されると良い。枠体の少なくとも他方の開口側の巾が間柱と間柱の間の間隔よりも小さく形成されるので、少なくとも枠体の他方の開口側を間柱と間柱の間に位置させることが可能になる。さらに、隣同士に位置する枠体の突起が当接して形成される枠体の側面同士の間の距離は、間柱の厚さより大きく形成されると良い。こうすると、枠体の側面同士の間の空間に間柱を位置させることが可能になる。
【0009】
したがって、少なくとも収納ユニットの背面側を間柱と間柱の間に位置させることができる。よって、少なくとも他方の開口側の奥行きの長さ範囲で収納ユニットと壁との位置関係が自由に設定できる。この場合、枠体の側面全体にわたってその巾を小さくすれば、さらに収納ユニットの壁に対する位置関係の自由度が大きくなる。
【0010】
また、隣同士に位置する枠体の突起が当接して形成される枠体の側面同士の間の空間に柱状の構造部材を設けると良い。突起が当接して形成される枠体の側面同士の間の空間に柱状の構造部材を設けることにより、収納ユニットの上にかかる荷重を支えることができる。この場合、構造部材の位置が壁の外側に位置する場合は、収納ユニットの上に設けられた置物、機器または袋戸棚などを支えることができる。構造部材の位置が壁の中に位置する場合は、構造部材が建物の柱や間柱の代わりとなり、収納ユニット自体が荷重を支えることができる。
【0011】
さらに、収納ユニットは、枠体の一方の開口側に設けられた扉を有するとともに、壁に形成された腰壁の位置に設けられると良い。収納ユニットの扉およびその周囲縁の美観的デザインを壁に設けられる腰壁の美観的デザインに合わせる、または類似した美観的デザインにすれば、収納装置の正面と腰壁との美観的デザインが統一され、または類似したものとなり、すっきりとした外観が得られる。
【0012】
さらに、収納装置は、壁に設けられた出窓の下または出窓の下を含み、出窓の片側ないし両側に設けられると良い。壁に設けられた出窓の下に収納装置を設けることにより、出窓の下に設ける収納ユニットは、その背面位置を出窓の突き出し端近くまで大きくすることができるので、出窓の下に位置する収納ユニットの収納容積を増加させることができる。さらに、出窓の片側ないし両側に収納ユニットを配置することにより、収納装置全体としての収納容積を大きくできる。
【0013】
次に本発明を構成する各要件についてさらに詳しく説明する。本発明の収納装置は、単独の収納ユニットを複数建物の壁に沿ってその建物の床に載置するものであれば好適に利用できる。収納ユニットを形成する枠体は、対向する二つの側板と、上端に配置された天板と、下端に配置された地板とで形成された矩形状の枠でも良い。枠体の内部には固定棚または高さ調整可能な可動棚を設けても良い。さらに、枠体の一方の開口側の開口面に扉を設けると良い。枠体に扉を設けることにより収納ユニットの美観的デザインに変化を与えることができる。
【0014】
枠体の突起は、両側の側面から各々突出させても良いし、枠体の片側側面のみに突出させても良い。突起は、枠体の一方の開口側、すなわち扉の設けられる側の側面に垂直方向(または上下方向)に延在して設けられるが、側面の開口縁に沿って設けられても良いし、側面の中間位置で垂直方向に設けられても良い。突起の突出高さは、枠体の両側に設けられる場合、左右で高さが異なっても良いし、同じでも良い。枠体の片側側面にのみに設けられる場合は、当然高さが大きくなる。
【0015】
要するに、突起同士または突起と側面との当接した際の側面と側面との距離は間柱を正面から見たときのその厚さ(厚み)より大きくなるように突起の高さが形成される。突起は、枠体の上下方向に延在して設けられるが、枠体の上端から下端まで延在させることが好ましい。突起の水平断面形状は、特に限定されないが矩形状、山形状、異形山形状など意匠的要素を考慮した適宜の形状とする。
【0016】
枠体は、少なくとも他方の開口側の巾は間柱と間柱の間の間隙よりも小さく形成されるが、突起部分を除いた巾が間柱と間柱の間の間隙よりも小さくても良い。こうすると、収納ユニットの設置に当たって、壁内に位置させる奥行きの度合い、すなわち壁からの突出の度合いを巾広く選択できるので、収納ユニットと壁との位置関係の自由度を大きくすることができる。また、収納ユニットの壁から突き出た部分の上端面には笠木などの覆いを設けても良い。覆いを設けることにより収納ユニット間の隙間が蓋されるとともに外観上も好ましい。
【0017】
隣り合う収納ユニットの間の空間に設けられる構造部材は、少なくとも据え付けの際は収納ユニットの片側に固定されることが好ましい。収納ユニットを位置させる壁の部分を予め穴状ないし貫通状に開けておき、その開口の上端と下端の間の長さに合わせて構造部材の長さを形成し確実に連結できる構造とする。
【0018】
かかる収納装置を壁に沿って設けるに当たって、新築建物の場合は建物の設計段階で収納装置を設置すべき壁箇所の形状、寸法と収納ユニットの形状、寸法とを合わせておく。中古建物の場合はリフォームとなり、設置個所の状態に応じて壁側と収納ユニット側との整合をとる。なお、収納ユニットの底と床面との間にくさび、調節ネジなどの高さ調整手段を介在させても良い。床面に不陸がある場合、すなわち床面に凹凸がある場合、高さ調整手段によって収納ユニットの底と床面との間の間隔を調整し、枠体の突起が垂直になるようにして突起同士の当接部に隙間がほとんど無いようにできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る収納装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、図1〜6において、同一または同等部分には同一符号を付けて示す。
【0020】
図4は、本実施形態の収納装置1を示す正面斜視図である。収納装置1は、壁40に設けられた出窓45の下とその両側の腰壁の位置に設けられたものである。すなわち、収納装置1は、単独に形成された収納ユニット3を複数、この実施形態では九つの収納ユニット3を建物の壁の腰壁の位置に沿って互いに隣接させて床に載置したものである。また、枠体5の開口正面には物品を入れるための扉27が取り付けられる。
【0021】
図1は、本実施形態の収納装置1を示し、二つの収納ユニット3の突起16を当接(または接触)させた状態の斜視図である。すなわち、収納ユニット3は、矩形状の枠体5と、この枠体5の一方の開口側に設けられた図示していない扉とを有する。さらに、収納ユニット3は、枠体5の一方の開口面7を壁の面41に対して平行に位置させるとともに、壁40に沿って隣接して設けられる。
【0022】
枠体5は、対向する二つの側板11と、上端に配置された天板21と、下端に配置された地板23とで形成された矩形状の枠である。枠体5の内部には高さ調整可能な可動棚25が設けられる。可動棚25は、側板11に形成されたダボ穴14に図示していないピンを差して、この4箇所のピンに載置される。
【0023】
枠体5は、各側板11の一方の開口側の縁に突起16を有する。突起16は、側板11の垂直方向17に延在して設けられる。左右の側板11に設けられた突起16の突出高さは、同じで隣同士に位置する突起16同士が当接した際の側板の側面12同士の間の距離Dは間柱43の正面から見た厚さ(厚み)Tより大きくなるように形成される。突起16の水平断面は、異形山形である。枠体5の突起部分を除いた巾Wは、間柱43と間柱43の間の間隙Bよりも小さく形成される。
【0024】
図1において、隣同士に位置する枠体の側面12同士の間の空間には間柱43が位置するが、間柱43の手前側(扉の付く側)の空間には収納ユニット3の上にかかる荷重を支える柱状構造部材34を設ける。構造部材34は、隣り合う収納ユニット3のうち、どちらか一方の収納ユニット3に固定されることが好ましい。収納ユニット3の背面(または枠体の他方の開口面)30は、壁40の中に間柱43を挟むように位置する。
【0025】
図2は、図1に示した実施形態の収納装置1を出窓45とともに示した断面図である。収納装置1は、出窓45の下に設けられる。出窓45は、壁40から外側に突き出ており、出窓45の下側にはカウンター板46が設けられる。収納装置1は、先に記したように枠体5と、この枠体の一方の開口に設けられた扉27とを有する。扉27はその上縁寄りと下縁寄りに設けられた二つの丁番28を介して枠体5に取り付けられる。収納ユニット3の上端面は笠木36で覆われる。
出窓のカウンター板46は、笠木36の上に当接して設けられる。さらに、収納ユニット3の背面30は、壁内に位置し、かつ間柱43の屋外側端面よりも屋外側に位置する。なお、枠体5の他方の開口には背面板26が設けられる。
【0026】
図3は、本実施形態の収納装置1の分解斜視図である。この図によって収納装置1の組み立て手順の一例を説明する。収納装置1は、先ず収納ユニットの枠体5から組み立てる。枠体5は、左右の側板11、天板21および地板23を使って矩形状に組み立てられる。さらに、枠体5は腰壁風の扉27が二つの丁番28を介して取り付けられる。そして、枠体5は可動棚25が側板11に設けられたダボ穴14に差し込まれたピン15(図2に表示)を介して載置される。
【0027】
上記のように組み立てられた収納ユニット3は、図示していない壁に対して、壁からの出入りの位置関係が調整され壁に沿って平行に並べられる。この際、隣同士に位置する枠体の突起16同士が当接される。また、隣同士に位置する枠体(または収納ユニット)の側板11と側板11の間の空間には、必要に応じて構造部材34または図示していないスペーサーを介在させても良い。
【0028】
さらに、図示していない壁に沿って並べた複数の収納ユニット3の上に笠木36を載せて覆う。笠木36の固定は、木ネジ、ビス、釘、接着剤など適宜の公知の固定手段により行う。また、壁に沿って並べた複数の収納ユニット3のうち、右端または左端に位置する収納ユニットの側板11であって、露出する部分には腰壁風の腰板38を接着剤などの固定手段で固定する。最後に、収納ユニット3同士の位置決めの微調整を行い、突起同士の当接部分の隙間がないようにして組み立てを完了する。
【0029】
以上のような構造を有する収納装置1は、次のように作用する。すなわち、図1において、複数の収納ユニット3が壁に沿って平行に並べられるとき、枠体5の突起16同士は線状または極狭い幅の直線状に当接する。突起16の当接部分の直線度が確保されていれば、突起同士の当接部分の隙間は小さいかほとんど無い。したがって、収納装置1を正面から見たときの外観はすっきりしたものとなる。さらに、収納ユニット3を壁に沿って並べるとき、枠体の突起16同士を当接させていけば良いので、位置決めが容易であり確実にできる。このため短時間で据え付け施工ができる。
【0030】
さらに、枠体の巾Wが壁に設けられた間柱43と間柱43の間の間隔Bよりも小さく形成されることにより、収納ユニット3を間柱43と間柱43の間に位置させることが可能になる。さらに、隣同士に位置する枠体の突起16が当接して形成される枠体の側面12同士の間の距離Dは、間柱の厚さTより大きく形成されるので、枠体の側面12同士の間の空間に間柱43を位置させることが可能になる。したがって、収納ユニットの背面30を間柱43と間柱43の間または間柱43の外側端位置を越えて位置させることができる。すなわち、壁に対する収納ユニット3の出入りの位置関係を調整することができ、位置決めの自由度が広がる。
【0031】
また、隣同士に位置する枠体の突起16が当接して形成される枠体の側面12同士の間の空間に柱状の構造部材34を設けることにより、収納ユニット3の上にかかる物品などの荷重を支えることができる。
【0032】
図2に示すように、壁に設けられた出窓45の下に収納装置1を設けることにより、収納ユニット3の背面30位置を出窓の突き出し端47近くまで大きくすることができるので、出窓45の下に設ける収納ユニット3の収納容積を増加させることができる。さらに、出窓45の両側にも収納ユニット3を配置することにより、収納装置1の収納容積を大きくできる。
【0033】
図5は、別の実施形態の収納装置を示す正面斜視図である。図5に示すように、扉27およびその周囲縁の美観的デザインを、腰壁49の美観的デザインに合わせれば、本収納装置1は、正面から見た外観が非常にすっきりしたものとなる。すなわち、腰壁49は、上端に位置し水平方向に設けられるチェアレール50と、下端に位置し床に沿って水平方向に設けられる巾木51と、チェアレール50と巾木51との間に位置し、かつチェアレール50および巾木51の各々に形成された溝に挿入される腰パネル52とを有する。
【0034】
このとき、扉27の上部、中間部および下部のそれぞれの美観的デザインをチェアレール50、腰パネル52、巾木51の各美観的デザインに一致ないし類似させる。また、収納ユニット3の上には横長の笠木36を設ける。さらに、笠木36の上には出窓45が位置する。出窓45に設けられたカウンター板46は、笠木36の上に載せられる。
【0035】
図6は、さらに別の実施形態の収納装置1を示す正面斜視図である。収納装置1は、出窓45の両側に設けられる収納ユニットのうちで、片側の収納ユニット3aの高さを天井から床までとしたものである。この場合、収納ユニット3a正面の上端側、扉および下端側の各美観的デザインを、それぞれ廻り縁48、腰パネル52、巾木51の各美観的デザインに一致ないし類似させる。このようにすることにより収納装置1を正面から見たときに、非常にすっきりしたものとなる。また、収納ユニット3a同士の間に設ける部材を構造部材(図1に示した符号34)とし、壁の柱または間柱位置に配置すれば、この構造部材が壁内の柱または間柱の代わりとなる。この場合、構造部材は図1の間柱43の位置にあっても良い。
【0036】
さらに、図6に示した収納ユニット3aの高さは天井54から床56までとなっているが、収納ユニット3aの高さを床56から壁40の中間高さまでとして、収納ユニット3aと天井54との間に空間が形成される状態としても良い。この場合、収納ユニット3aの上部の美観的デザインを、収納ユニット3と同じく、腰壁のチェアレール50の美観的デザインに合わせると良い。図6におけるその他の構造と作用は、図1〜4に示した収納装置の構造と作用に同じであるので、その説明を省略する。
【0037】
以上この発明を図示の実施形態について詳しく説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施形態のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ることは云うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、収納ユニット間の隙間を小さくでき、短時間に据え付け施工ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納装置の一実施形態を示し、二つの収納ユニットの突起を当接させた状態の斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態の収納装置を出窓とともに示した断面図である。
【図3】本実施形態の収納装置の分解斜視図である。
【図4】本実施形態の収納装置を示す正面斜視図である。
【図5】別の実施形態の収納装置を示す正面斜視図である。
【図6】さらに別の実施形態の収納装置を示す正面斜視図である。
【符号の説明】
1 収納装置
3、3a 収納ユニット
5 枠体
6 一方の開口
7 開口面
9 他方の開口
12 側面
13 側面同士の間の空間
16 突起
17 垂直方向
27 扉
30 背面
34 構造部材
40 壁
41 面
43 間柱
45 出窓
49 腰壁
B 間柱と間柱の間の間隔
D 側面同士の間の距離
W 枠体の巾
T 間柱の厚さ

Claims (1)

  1. 側面を垂直に位置させる枠体を有する収納ユニットを複数備え、前記枠体は一方の開口側の前記側面の垂直方向に延在する突起を有し、該枠体を前記一方の開口側の開口面を壁の面に対して平行に位置させるとともに前記突起同士を当接させて、前記複数の収納ユニットを前記壁に沿って隣接して設け、前記枠体の少なくとも他方の開口側の幅は、前記壁に設けられた間柱と間柱の間の間隔よりも小さく形成され、隣同士に位置する前記枠体の突起が当接して形成される該枠体の側面同士の間の距離は、前記間柱の厚さより大きく形成され、少なくとも該枠体の他方の開口側が前記間柱と間柱の間に位置し、隣同士に位置する前記枠体の突起が当接して形成される該枠体の側面同士の間であって前記間柱の手前側の空間に柱状の構造部材を設けてなる収納装置。
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