JPH0734574A - 間仕切りパネルの取付構造 - Google Patents

間仕切りパネルの取付構造

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JPH0734574A
JPH0734574A JP5201896A JP20189693A JPH0734574A JP H0734574 A JPH0734574 A JP H0734574A JP 5201896 A JP5201896 A JP 5201896A JP 20189693 A JP20189693 A JP 20189693A JP H0734574 A JPH0734574 A JP H0734574A
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JP
Japan
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fitting portion
partition
fixed
bearing wall
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Application number
JP5201896A
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English (en)
Inventor
Isao Kaneko
勲 金子
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け作業の省力化を図ることができ、しか
も、間仕切りパネル接合時に生じる間隙を簡単かつ見栄
え良く隠すことができる間仕切りパネルの取付構造を提
供すること。 【構成】 間仕切りパネル1は、両側に縦芯材11,1
3を有する芯材10と、芯材10の両面に貼り付けられ
る仕上材20と、仕上材20の側面から縦芯材11が突
出して形成される雄嵌合部11aと、仕上材20の側面
内部に縦芯材13が凹んで形成される雌嵌合部13aと
を備えている。そして、複数の間仕切りパネル1(1−
1〜1−3)が複数立設され、耐力壁88に向かって雄
嵌合部11aと雌嵌合部13aとを嵌合させながら横並
びに接合される。この際、耐力壁88側に位置する最終
間仕切りパネル1−3の雌嵌合部13a内に予め引出し
可能に挿入した横間隙調整材30を、耐力壁88方向に
引出し当接固定することによって、横間隙調整材30で
耐力壁88と最終間仕切りパネル1−3との間の間隙S
を隠している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業化住宅の各部屋を
画成する仕上済み間仕切りパネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の間仕切りパネルの取付構
造を示す断面図である。
【0003】間仕切りパネル100は、方形状に枠組み
された芯材101の両面に合板103を貼り付けた構造
になっており、この間仕切りパネル100が両側の外壁
パネル120,121に、複数、横並びで取り付けられ
る。
【0004】これらの間仕切りパネル100は、取り付
ける際、各間仕切りパネル100の芯材101間と、両
側の間仕切りパネル100の芯材101と外壁パネル1
20,121とを釘打ちすることにより、接合される。
【0005】したがって、表面に傷を付けることができ
ない仕上材(図示省略)は、上記のごとく間仕切りパネ
ル100を釘打ち接合した後、現場で合板103の両面
に貼り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の間仕切りパネルの取付構造では、間仕切りパネル10
0を釘打ちにて接合した後、仕上材を合板103の表面
に貼り付けて仕上処理をするという二重の作業を現場で
行わなければならないので、現場作業が煩雑なものとな
っていた。
【0007】そこで、図8に示すように、予め仕上材2
04を貼り付けた間仕切りパネル200を、ほとんど釘
を使わずに現場で接合させる構造にして、現場作業の省
力化を図ることが考えられる。
【0008】具体的には、間仕切りパネル200を、間
仕切りパネル200の一方の縦芯材201を仕上材20
4の側面から突出させて雄嵌合部201aを形成し、他
方の縦芯材202を仕上材202の側面内部に凹ませて
雌嵌合部202aを形成する。そして、この雄嵌合部2
01aを雌嵌合部202aに嵌め込みながら、複数の間
仕切りパネル200を横並びに接合する。
【0009】しかしながら、このような間仕切りパネル
200を用いると、横並び接合に費やす現場作業は省力
化されるが、図8に示すように、最終の間仕切りパネル
200−1と外壁パネル121との間に間隙Sが生じて
しまう。
【0010】したがって、このように雄嵌合部201a
と雌嵌合部202aとで相互に接合していくタイプの間
仕切りパネル200では、見栄え良く間隙Sを隠すには
どうしたらよいかが問題になる。
【0011】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、取付け作業の省力化を図るこ
とができ、しかも、間仕切りパネル接合時に生じる間隙
を簡単かつ見栄え良く隠すことができる間仕切りパネル
の取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、両側の縦芯材とこれら縦芯材間に高
さ方向に所定間隔で組付けられた複数の横芯材とを有す
る略方形状の芯材と、この芯材の両面に貼り付けられる
仕上材と、これら仕上材の側面から前記縦芯材の一方が
突出して形成される雄嵌合部と、仕上材の側面内部に前
記縦芯材の他方が凹んで形成される雌嵌合部とを備える
間仕切りパネルを複数立設し、これら複数の間仕切りパ
ネルを耐力壁に向かって前記雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌
合させながら横並びに接合する間仕切りパネルの取付構
造であって、前記耐力壁側に位置する最終間仕切りパネ
ルの前記雌嵌合部内に予め引出し可能に挿入した横間隙
調整材を、前記耐力壁方向に引出し当接固定して前記耐
力壁と前記最終間仕切りパネルの間隙を埋めることを特
徴としている。
【0013】また、第2の発明は、上記間仕切りパネル
の仕上材の上面内部に最上位の上記横芯材を凹ませて上
嵌合部を形成し、この上嵌合部内に予め引出し可能に挿
入した上間隙調整材を、天井部方向に引出し当接固定し
て前記天井部と前記間仕切りパネルの間隙を埋めること
を特徴としている。
【0014】さらに、第3の発明は、上記間仕切りパネ
ルの仕上材の下面内部に最下位の上記横芯材を凹ませて
下嵌合部を形成し、この下嵌合部を、予め床部に取付け
固定された支持材に嵌合させて前記間仕切りパネルを床
部に立設固定することを特徴としている。
【0015】
【作用】前記構成の第1の発明においては、複数の間仕
切りパネルを雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させながら横
並びに接合することができるので、現場で釘打ち作業や
仕上処理をする必要がなく、現場作業の省力化を図るこ
とができる。しかも、間仕切りパネルの雌嵌合部内に予
め引出し可能に挿入した横間隙調整材を、耐力壁方向に
引出し当接固定することによって、この横間隙調整材で
耐力壁と最終間仕切りパネルとの間に生じる間隙を埋め
ることができるので、この間隙を簡単かつ見栄え良く隠
すことができる。
【0016】また、第2の発明においては、間仕切りパ
ネルの上嵌合部内の上間隙調整材を、天井部方向に引出
し当接固定することによって、天井部と間仕切りパネル
との間に生じる間隙を埋めて、簡単かつ見栄え良く隠す
ことができる。
【0017】さらに、第3の発明においては、間仕切り
パネルの下嵌合部を、床部に取付け固定された支持材に
嵌合することにより、間仕切りパネルを床部に立設固定
することができるので、間仕切りパネルを所望の箇所に
強固に立設させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は、本発明の第一実施例に係る間仕切
りパネルの取付構造を示す横断面図である。
【0020】本実施例は、複数の間仕切りパネル1を雄
嵌合部11aと雌嵌合部13aとを嵌合させながら横並
びに接合し、耐力壁としての外壁パネル88と間仕切り
パネル1の側端部との間に生ずる間隙Sを横間隙調整材
30で隠す構造となっている。
【0021】以下、具体的に説明する。
【0022】間仕切りパネル1は、図3に示すように、
略方形状の芯材10と、この芯材10の両面に貼り付け
られる仕上げ材としての石膏ボード20とを備え、仕上
げ処理された間仕切りパネルである。
【0023】芯材10は両側の縦芯材11,13の間に
横芯材15,17,19が所定間隔で組み付けられた構
造になっている。
【0024】縦芯材11,13には、図に示すように、
長さ方向に沿って形成された凹部11b,凸部13bが
各々設けられている。そして、このような縦芯材11,
13の両面側に石膏ボード20が貼り付けられている。
【0025】石膏ボード20は、表面にビニールクロス
等を貼着して仕上処理されたもので、その側面から縦芯
材11が突出しかつ側面内部に縦芯材13が凹むよう
に、芯材10に貼り付けられている。これにより、間仕
切りパネル1の側方に突出する雄嵌合部11aと側方に
凹む雌嵌合部13aとが形成されている。
【0026】さらに、縦方向(図3の上,下方向)にお
いては横芯材15,19が凹むように、石膏ボード20
が芯材10に貼り付けられており、これにより間仕切り
パネル1の上下で凹む上嵌合部19a,下嵌合部15a
が形成されている。
【0027】そして、上嵌合部19aには、断面T字状
の上間隙調整材31が上方に引出し可能に嵌め込まれて
いる。
【0028】この上間隙調整材31は、上嵌合部19a
にぴったり嵌る芯材31bの上面に幅広の合板31aが
図示しないビスで固定された構造になっている。
【0029】一方、上述した横間隙調整材30は、後述
する最終の間仕切りパネル1(1−3)に嵌められるも
ので、上間隙調整材31とほぼ同様な構造になってい
る。
【0030】すなわち、間仕切りパネルの雌嵌合部13
aにぴったり嵌める芯材30bの側面に、幅広の合板3
0aが図示しないビスで固定された構造になっている。
さらに、芯材31bの先端部には、図に示すように、縦
芯材13の凸部13bに嵌合可能な凹部30cが長さ方
向に沿って形成されている。
【0031】このような間仕切りパネル1は、図1に示
すように、耐力壁としての外壁パネル87,88間に横
並びに接合されている。
【0032】以下、この間仕切りパネル1の接合状態に
ついて図1及び図2を用いて説明する。
【0033】図2に示すように、床80には、長尺状の
合板81,82が図示省略のネジにて固定されており、
この合板81,82の上に間仕切りパネル1の下嵌合部
15aが嵌合可能な支持材89が固定されている。
【0034】最初に立設する間仕切りパネル1−1は上
記支持材89に下嵌合部15aを嵌めることによって立
てられる。すなわち、合板82の上の支持材89に下嵌
合部15aを嵌め込み、その支持材89の両側からスペ
ーサ40を嵌め、ネジ41にて固定する。
【0035】そして、この間仕切りパネル1−1を、図
1に示すように、外壁パネル87側に移動させ、その雄
嵌合部13aを外壁パネル87の表面にネジ止め固定さ
れた合板84の表面に当接する。
【0036】しかる後、雄嵌合部11aの両側にスペー
サ40を嵌め、ネジ41にて固定する。
【0037】このように、間仕切りパネル1−1の下部
と側部を固定した後、図2に示すように、上間隙調整材
31を引き出して天井83に固定する。
【0038】具体的には、上間隙調整材31を間仕切り
パネル1−1の上嵌合部19aから上方に引き出し、そ
の合板31aの上面を天井83に当てる。そして、この
上間隙調整材31の合板31aの下側からネジ35を通
すことによって、上間隙調整材31を天井83に固定す
る。しかる後、上間隙調整材31の芯材31bの両側に
スペーサ40を嵌め込み、ネジ41でこのスペーサ40
を固定する。
【0039】したがって、間仕切りパネル1の上部と天
井83との間に上間隙調整材31を介在させるので、間
仕切りパネル1と天井83との間に間隙が生じることは
ない。
【0040】このように外壁パネル87側に立設固定し
た最初の間仕切りパネル1−1に、2番目の間仕切りパ
ネル1−2を接合する(図1参照)。
【0041】すなわち、床80の支持材89に、2番目
の間仕切りパネル1−2の下嵌合部15aを嵌めて、間
仕切りパネル1−2を床80の上に立てる。そして、図
1に示すように、この立設した間仕切りパネル1−2を
既に立設している間仕切りパネル1−1側に移動させ
る。
【0042】この移動は、図1に示すように、間仕切り
パネル1−2の雌嵌合部13aに間仕切りパネル1−1
の雄嵌合部11aが完全に嵌り込むまで行われる。
【0043】具体的には、雌嵌合部13aの凸部13b
が雄嵌合部11aの凹部11bに嵌合するまで行われ
る。このように、雄嵌合部11aと雌嵌合部13aとを
嵌合させた状態で、図2に示すように、露出した支持材
89の両側にスペーサ40を嵌め、ネジ41を固定す
る。
【0044】次に、間仕切りパネル1−2の上部におい
て、上間隙調整材31を天井83側に引き出し、天井8
3に当接した後、この上間隙調整材31をネジ35にて
天井83に固定する。そして、上間隙調整材31の芯材
31bの両側にスペーサ40を嵌め、ネジ41にて固定
する。
【0045】このように、複数の間仕切りパネル1を雄
嵌合部11aと雌嵌合部13aとの嵌合によって横並び
に接合するので、現場で釘打ち作業や仕上げ処理をする
必要がなく、現場作業の省力化を図ることができる。
【0046】そして、複数の間仕切りパネル1を順に横
並びに接合した後、図1に示すように、最終の間仕切り
パネル1−3を外壁パネル88に固定する。
【0047】最終の間仕切りパネル1−3の雌嵌合部1
3aには、予め横間隙調整材30が嵌められており、こ
の横間隙調整材30を介して、間仕切りパネル1−3と
外壁パネル88とを接合する。
【0048】具体的には、横間隙調整材30の芯材30
b部分を間仕切りパネル1−3の雌嵌合部13aに嵌め
込んでおき、上記間仕切りパネル1−1,1−2と同様
に床80上に立設し、間仕切りパネル1−3の下部と上
部を固定した後、横間隙調整材30を外壁パネル88側
に引き出す。
【0049】そして、この横間隙調整材30の合板30
aの面を外壁パネル88の面に当接し、合板30aの上
からネジ35を通すことによって、この横間隙調整材3
0を外壁パネル88に固定する。
【0050】しかる後、露出した横間隙調整材30の芯
材30bの両側にスペーサ40を嵌め、ネジ41にて固
定する。
【0051】このように、横間隙調整材30を外壁パネ
ル88と最終間仕切りパネル1−3との間に介在させる
ので、外壁パネル88と最終間仕切りパネル1−3との
間に従来例の如き間隙Sは生じない。
【0052】以上のように、横並びに立設された複数の
間仕切りパネル1の下部を床80に固定し、その上部を
天井83に固定すると共に、最初の間仕切りパネル1−
1の側部を外壁パネル87に固定し、最終間仕切りパネ
ル1−3の側部を外壁パネル88に固定した後、カバー
材でその固定部分を隠す。
【0053】具体的には、図1に示すように、最初の間
仕切りパネル1−1と外壁パネル84の固定部分であ
る、雄嵌合部11aの両側にカバー材50を被せる。す
なわち、スペーサ40が嵌め込まれた凹部の形状に対応
したカバー材50を外側から高さ方向に沿って嵌め込
む。
【0054】一方、最終間仕切りパネル1−3と外壁パ
ネル88の固定部にはカバー材51が嵌められる。すな
わち、横間隙調整材30の芯材30bの露出部分の両側
からスペーサ40を介して、カバー材50と同形状のカ
バー材51を嵌める。
【0055】また、横並びに立設された複数の間仕切り
パネル1の下側部分に渡っては、図2に示すように、カ
バー材52が嵌められる。具体的には、スペーサ40の
形状に対応した形状のカバー材52が、スペーサ40を
介して、支持材89の両側から嵌められる。
【0056】一方、複数の間仕切りパネル1の上部にお
いては、カバー材52と同形状のカバー材53が嵌めら
れる。すなわち、上間隙調整材31の芯材31bの両側
からスペーサ40を介してカバー材53が嵌められる。
【0057】このように、立設された複数の間仕切りパ
ネル1の両側部と上下部がカバー材50〜53によって
隠されるので、間隙のない見栄えの良い間仕切りパネル
1の取付状態を得ることができる。
【0058】すなわち、最初の間仕切りパネル1−1と
外壁パネル87との接合部分においては、露出する縦芯
材11,スペーサ40,ネジ41,合板84,85がそ
の両側からカバー50で隠されるので、かかる露出部分
は外から見えることはない。また、最終の間仕切りパネ
ル1−3と外壁パネル88との接合部分においては、露
出する横間隙調整材30,スペーサ40,ネジ41等が
外側からカバー51によって隠される。また、複数の間
仕切りパネル1と床80との接合部分においては、合板
81,82,支持材89,スペーサ40,ネジが両側か
らカバー材52によって隠される。そして、これら複数
の間仕切りパネル1と天井83との接合部分において
は、上間隙調整材31,スペーサ40,ネジ35がカバ
ー材53によって両側から隠される。さらに、複数の間
仕切りパネルの上間隙調整材間に生ずる図示省略の間隙
もこのカバー材53によって隠されるので、かかる接合
部分における見栄えが向上する。
【0059】このように、複数の間仕切りパネル1を外
壁パネル87,88の間に横並びに取り付けることによ
り、図1に示すように、部屋300,301が画成され
る。
【0060】図4は、押入れにおける間仕切りパネルの
取付構造を示す概略図である。
【0061】本図では、外壁パネル87,88の間に2
つの押入れ302−1,302−2が画成されている。
【0062】押入れ302−1は、図示しない引戸等が
取り付けられる開口枠60−1と、仕切用の間仕切りパ
ネル1−1´,1−2´と、B´,A´間に横並びに接
合された間仕切りパネル1−1〜1−3とで画成されて
いる。押入れ302−2も、押入れ302−1と同様な
構造をしており、開口枠60−2と、間仕切りパネル1
−1´,1−2´と、B,A間に接合した複数の間仕切
りパネル1−1〜1−3とで画成されている。
【0063】このような押入れ302−1,302−2
において、本実施例の間仕切りパネルの取付構造は、図
に示すように、B´,A´間とB,A間に適用されてい
る。
【0064】B,A間において説明すると、最初の間仕
切りパネル1−1の右側端部を押入れ302−1の開口
枠60−1の縦枠61に固定し、この間仕切りパネル1
−1の左側に複数の間仕切りパネル1−2,1−3を横
並びに接合していく。
【0065】最終間仕切りパネル1−3の左側端部は、
Aで示すように、間仕切りパネル1−3から引き出され
た横間隙調整材30を介して、外壁パネル88に接合さ
れている。
【0066】すなわち、図1のAで示すように、最終の
間仕切りパネル1−3の雌嵌合部13aから外壁パネル
88側に引き出された横間隙調整材の合板30aを外壁
パネル88に当接し、その合板30aの上から外壁パネ
ル88にネジにて固定している。そして、露出する横間
隙調整材30の両側からスペーサ40が嵌められ、ネジ
41にて固定されている。
【0067】このように、開口枠60−1と外壁パネル
88の間に横並びに固定された複数の間仕切りパネル1
−1〜1−3の両側部及び上下部は、上述したようにカ
バー材50〜53によって画成されている。
【0068】なお、押入れ302−2側の面において
は、人目にさらされないので、カバー材50〜53は取
り付けられていない。
【0069】次に、本発明の第二実施例に係る間仕切り
パネルの取付構造について説明する。
【0070】図5は、本実施例の取付構造を示す横断面
図であり、図6は間仕切りパネルの縦方向の取付状態を
示す断面図である。
【0071】本実施例は、図5に示した最初の間仕切り
パネル1−1を外壁パネル87に固定する構造と最終間
仕切りパネル1−3を外壁パネル88に固定する構造
と、図6に示した複数の間仕切りパネル1の下部を床8
0に固定する構造と上部を天井83に固定する構造とに
おいては、上記第一実施例と同様であるが、スペーサ4
0,カバー材50〜53を用いずに、ブラケット70,
カバー材71を用いた点が、上記第一実施例と異なる。
【0072】図5におけるブラケット70は、間仕切り
パネル1の高さとほぼ等しい長さの長尺材であり、その
両側には突起70aが形成されている。
【0073】このようなブラケット70は、最初の間仕
切りパネル1−1と外壁パネル87との接合部分におい
て、突起70aを外側にした状態で、合板84と石膏ボ
ード20の端面に渡って当接され、ネジ72にて、石膏
ボード20と縦芯材11に渡って固定される。
【0074】一方、カバー材71は、ブラケット70と
ほぼ等しい長さの長尺材であり、その両側には、ブラケ
ット70の突起70aと係合可能な凹部71aを有して
いる。
【0075】このようなカバー材71は凹部71aをブ
ラケット70の突起71a側に向け、凹部71aを突起
70aに係合させることにより取り付けられる。
【0076】すなわち、このようなカバー材71,ブラ
ケット70を用いることにより、カバー材71をワンタ
ッチで取り付けることができるので、現場作業の省力化
を図ることができる。
【0077】最終間仕切りパネル1−3と外壁パネル8
8との接合部分においても同様であり、ブラケット70
を石膏ボード20の端面と横間隙調整材30の合板30
aに渡って当接し、ネジ72にて固定し、カバー材71
をこのブラケット70の上からワンタッチで装着する。
【0078】間仕切りパネル1の上下部分においては、
図6に示すように、上記ブラケット70,カバー材71
と同構造のブラケット74,カバー材75が取り付けら
れている。
【0079】これらブラケット74,カバー材75は、
外壁パネル87,88の間隔とほぼ等しい長さに設定さ
れている。
【0080】そして、間仕切りパネル1の下側部分にお
いては、床部80に固定された合板81,82と石膏ボ
ード20の下端とに渡って、ブラケット74が当接され
て、ネジ76にて固定されている。そして、このブラケ
ット74の外側からカバー材75がその凹部75aをブ
ラケット74の突起74aに係合させた状態で装着され
ている。
【0081】また、間仕切りパネルの上部においても同
様であり、ブラケット74が、天井83に固定された上
間隙調整材31の合板31aと、石膏ボード20の上端
とに渡って当接され、ネジ76にて固定されている。そ
して、このブラケット74の突起74aにカバー材75
の凹部75aが係合されて、カバー材75がブラケット
74aに装着されている。
【0082】このように、本実施例によれば、複数の間
仕切りパネル1の両側部及び上下部が化粧用のカバー材
71,75で覆われているので見栄えが良い。しかも、
カバー材71,75をブラケット70,74にワンタッ
チで取り付けることができるので現場作業の省力化を図
ることができる。
【0083】その他の構成,作用効果は上記第一実施例
と同様であるので、その記載は省略する。
【0084】なお、上記第一及び第二実施例において、
横,上間隙調整材30,31を、間仕切りパネル1の運
搬時に雌嵌合部13a,上下嵌合部15a,19aに嵌
めておくことで、石膏ボード20の木口等の傷付きを防
止することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明におい
ては、複数の間仕切りパネルを雄嵌合部と雌嵌合部とを
嵌合させながら横並びに接合することができるので、現
場で釘打ち作業や仕上処理をする必要がなく、現場作業
の省力化を図ることができる。しかも、間仕切りパネル
の雌嵌合部内に予め引出し可能に挿入した横間隙調整材
を、耐力壁方向に引出し当接固定することによって、こ
の横間隙調整材で耐力壁と最終間仕切りパネルとの間に
生じる間隙を隠すことができるので、この間隙を簡単か
つ見栄え良く隠すことができる。
【0086】また、第2の発明においては、間仕切りパ
ネルの上嵌合部内の上間隙調整材を、天井部方向に引出
し当接固定することによって、天井部と間仕切りパネル
との間に生じる間隙を簡単かつ見栄え良く隠すことがで
きる。
【0087】さらに、第3の発明においては、間仕切り
パネルの下嵌合部を、床部に取付け固定された支持材に
嵌合することにより、間仕切りパネルを床部に立設固定
することができるので、間仕切りパネルを所望の箇所に
強固に立設させることができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る間仕切りパネルの取
付構造を示す横断面図である。
【図2】本実施例に適用される間仕切りパネルの縦方向
の取付状態を示す断面図である。
【図3】間仕切りパネルを一部破断して示す斜視図であ
る。
【図4】押入の構造を示す概略平面図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る間仕切りパネルの取
付構造を示す横断面図である。
【図6】本実施例に適用される間仕切りパネルの縦方向
の取付状態を示す断面図である。
【図7】従来の間仕切りパネルの取付構造を示す断面図
である。
【図8】雄嵌合部と雌嵌合部を有する間仕切りパネル同
士の接合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1−1,1−2,1−3 間仕切りパネル 10 芯材 11,13 縦芯材 20 石膏ボード 11a 雄嵌合部 13a 雌嵌合部 30 横間隙調整材 88 外壁パネル S 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側の縦芯材とこれら縦芯材間に高さ方
    向に所定間隔で組付けられた複数の横芯材とを有する略
    方形状の芯材と、この芯材の両面に貼り付けられる仕上
    材と、これら仕上材の側面から前記縦芯材の一方が突出
    して形成される雄嵌合部と、仕上材の側面内部に前記縦
    芯材の他方が凹んで形成される雌嵌合部とを備える間仕
    切りパネルを複数立設し、これら複数の間仕切りパネル
    を耐力壁に向かって前記雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合さ
    せながら横並びに接合する間仕切りパネルの取付構造で
    あって、 前記耐力壁側に位置する最終間仕切りパネルの前記雌嵌
    合部内に予め引出し可能に挿入した横間隙調整材を、前
    記耐力壁方向に引出し当接固定して前記耐力壁と前記最
    終間仕切りパネルの間隙を埋めることを特徴とする間仕
    切りパネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記間仕切りパネルの仕上材の上面内部に最上位の上記
    横芯材を凹ませて上嵌合部を形成し、 この上嵌合部内に予め引出し可能に挿入した上間隙調整
    材を、天井部方向に引出し当接固定して前記天井部と前
    記間仕切りパネルの間隙を埋めることを特徴とする間仕
    切りパネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記間仕切りパネルの仕上材の下面内部に最下位の上記
    横芯材を凹ませて下嵌合部を形成し、 この下嵌合部を、予め床部に取付け固定された支持材に
    嵌合させて前記間仕切りパネルを床部に立設固定するこ
    とを特徴とする間仕切りパネルの取付構造。
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