JP3241852B2 - 間仕切りパネルの取り付け構造 - Google Patents

間仕切りパネルの取り付け構造

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JP3241852B2 JP06090393A JP6090393A JP3241852B2 JP 3241852 B2 JP3241852 B2 JP 3241852B2 JP 06090393 A JP06090393 A JP 06090393A JP 6090393 A JP6090393 A JP 6090393A JP 3241852 B2 JP3241852 B2 JP 3241852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業化住宅の各部屋を
画成する間仕切りパネルの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の間仕切りパネル取り付け
構造を示す概略断面図である。
【0003】間仕切りパネル200は、方形状に枠組み
された芯材202の両面に合板204が貼り付けられ、
合板204の表面に図示しない仕上材が貼り付けられた
構造になっている。この間仕切りパネル200が複数、
平坦な側端部同士を当接させた状態で、住宅の両壁面2
10,212間に横並びに立設されて、住宅の部屋部が
画成される。
【0004】そして、各間仕切りパネル200の下端部
及び上端部が図示しない床面に接着、釘打ちされ、か
つ、壁面210,212に近接する間仕切パネル200
の壁側側端部が壁面210,212に各々接着、釘打ち
される。そして、隣接する間仕切りパネル200同士に
おいては、当接する芯材202同士が接着、釘打ちされ
て、複数の間仕切りパネル200が住宅に取り付け固定
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の間仕切りパネルの取り付け構造では、各間仕切りパネ
ル200の下端部の床面に対する釘打ち作業を行った
り、横並びの両脇に位置する間仕切りパネル200を壁
面210,212に釘打ちしたりしなければならない。
さらに、隣接する間仕切りパネル200同士において
は、当接した芯材202同士の釘打ち作業をしなければ
ならない。したがって、間仕切りパネルの取り付け作業
が煩雑であり、特に、取り付ける間仕切りパネル200
の枚数が多いと、釘打ち回数が非常に多くなり、取り付
け作業に長時間を要するという問題がある。また、近年
では現場施工の簡略化及び工期の短縮化の目的から工業
化が推進されており、そのために各種パネルについても
予め工場において表面仕上げを施すプレフィニッシュ化
が行われるようになってきている。
【0006】そして、このように間仕切りパネルがプレ
フィニッシュ化されると、間仕切りパネルの表面から釘
打ちを行えば、仕上げの施された間仕切りパネルの表面
が傷ついてしまうこととなり、そのためプレフィニッシ
ュ化された間仕切りパネルにあっては釘打ちを用いるこ
とができないという問題があった。
【0007】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、釘打ちを行うことなく表面仕
上げのされた間仕切りパネルの取り付けを行うことがで
き、しかも簡単な構造で、作業の省略化を図ることので
きる間仕切りパネルの取り付け構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、両側端面に雄嵌合部と雌嵌合
部とを有しかつ下端部に開口部を有する表面が仕上げさ
れた複数の間仕切りパネルを、相対向する壁面間の床面
上に設けられた支持材に前記開口部を差込んで立設する
と共に、始端部側端面の前記雄嵌合部又は雌嵌合部を前
記壁面に取り付けられた嵌合受け材に嵌合させた状態
で、互に前記雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させながら前
記壁面間に順次横並びに接合し、前記間仕切りパネルの
上端部と天井面とを第一の金物で連結固定すると共に、
前記間仕切りパネルの終端部と前記壁面とを第二の金物
で連結し、前記第一及び第二の金物の両側に生じる隙間
を見切材で両面から覆い隠す間仕切りパネルの取り付け
構造であって、前記第一及び第二の金物は、 前記間仕切
りパネルの上端部又は前記終端部に予め遊嵌され、前記
間仕切りパネルの立設後、前記隙間の幅だけ前記天井面
または壁面側に移動させて隙間のスペースを埋めた状態
で前記上端部又は前記終端部に固定されるパネル用嵌合
部と、 このパネル用嵌合部の先端面に固着され、パネル
用嵌合部の前記移動固定時に、前記天井面及び壁面に取
り付けられた受け材に嵌合して固定される建物用嵌合部
とを有することを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、両側端面に
雄嵌合部と雌嵌合部とを有しかつ下端部に開口部を有す
る表面が仕上げされた複数の間仕切りパネルを、相対向
する壁面間の床面上に設けられた支持材に前記開口部を
差込んで立設すると共に、始端部側端面の前記雄嵌合部
又は雌嵌合部を前記壁面に取り付けられた嵌合受け材に
嵌合させた状態で、互に前記雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌
合させながら前記壁面間に順次横並びに接合し、前記間
仕切りパネルの上端部と天井面とを第一の金物で連結固
定すると共に、前記間仕切りパネルの終端部と前記壁面
とを第二の金物で連結し、前記第一及び第二の金物の両
側に生じる隙間を見切材で両面から覆い隠す間仕切りパ
ネルの取り付け構造であって、前記第一の金物は、 前記
間仕切りパネルの上部側面に取り付け固定されるパネル
用取り付け部と、 このパネル用取り付け部の先端から略
L字状に折り曲げられ前記天井面に取り付け固定される
建物用取り付け部とを有し、 前記第二の金物は、 前記間
仕切りパネルの前記終端部に予め遊嵌され、前記間仕切
りパネルの立設後、前記隙間の幅だけ前記天井面または
壁面側に移動させて隙間のスペースを埋めた状態で前記
終端部に固定されるパネル用嵌合部と、 このパネル用嵌
合部の先端面に固着され、パネル用嵌合部の前記移動固
定時に、前記壁面に取り付けられた受け材に嵌合して固
定される建物用嵌合部とを有することを特徴としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明では、両側端面に雄嵌
合部と雌嵌合部とを有しかつ下端部に開口部を有する表
面が仕上げされた複数の間仕切りパネルを、相対向する
壁面間の床面上に設けられた支持材に前記開口部を差込
んで立設すると共に、始端部側端面の前記雄嵌合部又は
雌嵌合部を前記壁面に取り付けられた嵌合受け材に嵌合
させた状態で、互に前記雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合さ
せながら前記壁面間に順次横並びに接合し、前記間仕切
りパネルの上端部と天井面とを第一の金物で連結固定す
ると共に、前記間仕切りパネルの終端部と前記壁面とを
第二の金物で連結し、前記第一及び第二の金物の両側に
生じる隙間を見切材で両面から覆い隠す間仕切りパネル
の取り付け構造であって、前記第一の金物は、 前記間仕
切りパネルの上端部に予め遊嵌され、前記間仕切りパネ
ルの立設後、前記隙間の幅だけ前記天井面または壁面側
に移動させて隙間のスペースを埋めた状態で前記上端部
に固定されるパネル用嵌合部と、 このパネル用嵌合部の
先端面に固着され、パネル用嵌合部の前記移動固定時
に、前記天井面に取り付けられた受け材に嵌合して固定
される建物用嵌合部とを有し、 前記第二の金物は、 前記
間仕切りパネルの終端部側面に取り付け固定されるパネ
ル用取り付け部と、 このパネル用取り付け部の先端から
略L字状に折り曲げられ前記壁面に取り付け固定される
建物用取り付け部とを有することを特徴としている。
【0011】
【0012】
【作用】前記構成の本発明においては、雄嵌合部と雌嵌
合部とを相互に嵌合させていくだけで、複数の仕上げさ
れた間仕切りパネルを住宅の相対向する両壁面間に順に
横並びに接合することができるので、少なくとも隣接す
る間仕切りパネル同士の接合においては、釘打ち作業を
削減できる。この結果、間仕切りパネルの取り付け作業
が省力化され、特に、取り付ける間仕切りパネル枚数
が多い場合には、取り付け作業が著しく省力化される。
【0013】また、各間仕切りパネルの上端部と天井面
とを、第一の金物で確固に連結固定することができ、横
並び接合された間仕切りパネルの終端部と壁面とを、第
二の金物で確固に連結固定することができる。従って、
間仕切りパネルの表面は必要最小限の取付けのあとしか
残らず、後処理が容易となる。特に、少なくとも第1又
は第2の金物を予め間仕切りパネルに遊嵌状態で取付け
ておき、間仕切りパネル立設後に金物を移動させて隙間
のスペースを埋めた状態とすることで、容易に取付けを
行うことができる。
【0014】そして、これら第一及び第二の金物の両側
に生じる隙間を両側から見切材で覆い隠すので、複数の
間仕切りパネルは相対向する壁面間及び床面と天井面間
に見栄え良く取り付けられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明の第一実施例に係る間仕切り
パネルの取り付け構造を示す横断面図であり、図2は本
実施例に適用される間仕切りパネルとしての間仕切りパ
ネルを一部破断して示す斜視図である。
【0017】間仕切りパネル1は、図2に示すように、
同一構造の半厚パネル2,3を相対向させて貼り合わせ
た構造になっている。
【0018】半厚パネル2(3)は、半厚枠体10(3
0)の片面に貼り付けられた面材としての石膏ボード2
0(40)と、石膏ボード20(40)の表面に貼り付
けられた仕上材としてのビニールクロス25(45)と
で形成されている。
【0019】半厚枠体10(30)において、一対の縦
長尺材11(31),12(32)が両側枠を形成して
いる。半厚縦芯材11(31)は、凸断面形に形成され
ており、その外側には長さ方向に沿って突出する凸部1
1a(31a)が設けられている。一方、半厚縦芯材1
2(32)は、凹断面状に形成されており、外側面に
は、半厚縦芯材11(31)の凸部11a(31a)が
嵌合可能な凹部12a(32a) が長さ方向に沿って設
けられている。
【0020】そして、これら一対の半厚縦芯材11,1
2(31,32)間に、複数の半厚横芯材14(34)
が所定間隔で並行に組み付けられて、梯子状の半厚枠体
10(34)が構成されている。
【0021】このような半厚枠体の片面に貼り付けられ
た石膏ボード20(40)は、半厚枠体10(30)の
形状に略一致させて形成されている。また、この石膏ボ
ード20(40)に貼られたビニールクロス25(4
5)は、例えば、住宅の天井に貼り付けらる周囲の仕
上材の材質及び模様等に対応して選択されており、石膏
ボード20(40)の表面から両側端面にわたって貼り
付けられている。
【0022】このような構造の半厚パネル2,3が相対
向して貼り付けられて、各間仕切りパネル1が形成され
ている。
【0023】具体的には、半厚パネル2を表側にし、半
厚パネル3を裏側にした状態で、半厚枠体10,30同
士を相対向させ、半厚縦芯材11と半厚縦芯材31、半
厚縦芯材12と半厚縦芯材32、及び半厚横芯材14と
半厚横芯材34同士を貼り合わせる。
【0024】これにより、間仕切りパネル1の右側部
に、凸断面形の半厚縦芯材11,31同士が接合して、
外側に突出する一対の雄嵌合部11a,31aを有した
縦芯材50が形成されている。また、間仕切りパネル1
の左側部には、凹断面形の半厚縦芯材12,32同士が
接合して、外側面で一対の雄嵌合部11a,31aと嵌
合可能に凹む一対の雌嵌合部12a,32aを有した縦
芯材51が形成されている。更に、これら縦芯材50,
51の内側には、半厚横芯材14,34同士が接合し
て、縦芯材50,51間に並行に位置する複数の横芯材
52が形成されている。そして、最下段の横芯材52の
下側に、後述する支持材64を差込むための開口部5が
画成されている。
【0025】次に、この間仕切りパネル1の取り付け状
態を図1及び図3に基づいて説明する。
【0026】図1に示すように、間仕切りパネル1が取
り付けられる住宅の壁面110には、幅が間仕切りパネ
ル1の厚さと略等しい調整材60を介して嵌合受け材6
1が取り付けられ、嵌合受け材61の凸部61a,61
aに間仕切りパネルの雌嵌合部12a,32aが嵌まる
ようになっている。また、他方の壁面112には、調整
材60と略同形の受け材63が固着されている。
【0027】さらに、壁面110,112間の床面11
4には、図3に示すように、壁面110,112方向を
向く支持材64が釘打ち固定されている。この支持材6
4は、長さが間仕切りパネル1の開口部5の長さよりも
短めに設定され、幅が開口部5の幅と略等しく設定され
た合板製のものである。これにより、この支持材64に
開口部5を嵌めた状態で、間仕切りパネル1を床面11
4上に立設すると、間仕切りパネル1を支持材64の長
さ方向にスライドすることができる。このような支持材
64は、壁面110,112間に取り付けられる間仕切
りパネル1の枚数分だけ床面11に列設されている。な
お、図示せぬが支持材64を短めのものとして、所定間
隔で配置することも可能である。
【0028】一方、天井面116には、1本の長尺状の
受け材65が支持材64に対向するように取り付けられ
ている。
【0029】この状態において、まず、最初の間仕切り
パネル1が左側の壁面110側に取り付けられる。
【0030】具体的には、最初の間仕切りパネル1を壁
面110側取り付け位置に立て、図3に示すように、開
口部5を床パネル114上の支持材64に差込む。それ
から、図1に示すように、間仕切りパネル1全体を壁面
110側にずらして始端部としての雌嵌合部12a,3
2aを嵌合受け材61の凸部61a,61bに嵌め込
む。そして、その両側に見切材80を釘打ち固定して、
間仕切りパネル1の図中左側端部を壁面110側に固定
する。
【0031】このように、最初の間仕切りパネル1を壁
面110側に固定した後、図1に示すように、2枚目の
間仕切りパネル1を右側方から接合する。
【0032】具体的には、最初の間仕切りパネル1と同
様に、2枚目の間仕切りパネル1の開口部5を床パネル
114上の支持材64に遊嵌した状態で、その立設位置
に立る。そして、2枚目の間仕切りパネル1を最初の間
仕切りパネル1側にずらしてその雌嵌合部12a,32
aを雄嵌合部11a,31aに嵌め込み、その嵌合によ
って隣接する間仕切りパネル1の縦芯材50,51同士
を固定する。
【0033】そして、最初の間仕切りパネル1と同様
に、2枚目の間仕切りパネル1の下端部を支持材64に
釘打ち固定する。同様にして、3枚目以降の相隣接する
間仕切りパネル1の雌嵌合部12a,32aと雄嵌合部
11a,31aとを順に嵌合させていく。
【0034】このように複数の間仕切りパネル1の隣接
する側端部を雄嵌合部11a,31aと雌嵌合部12
a,32aとの嵌合によって固定することができるの
で、少なくとも隣接する間仕切りパネル1同士の接合に
おいては、釘打ち作業を削減でき、間仕切りパネル1の
取り付け作業が省力化される。特に、取り付ける間仕切
りパネル1の枚数が多い場合には、取り付け作業の省力
化は顕著となる。
【0035】順次横並びに接合された間仕切りパネル1
の終端部、即ち、最終間仕切りパネル1(図1の右側の
間仕切りパネル)の右側端部は、第一及び第二の金物と
してのL字形の金物70を用いて壁面112に連結固定
されている。
【0036】この最終の間仕切りパネル1右側端部と壁
面112との接合状態を詳細に説明する。
【0037】最終の間仕切りパネル1を隣の間仕切りパ
ネル1に接合するには、隣の間仕切りパネル1の右側面
と壁面112の受け材63表面との間の距離Lが、少な
くとも最終の間仕切りパネル1の幅以上の大きさに設定
されていなければならない。
【0038】このため、最終間仕切りパネル1を立て、
隣の間仕切りパネル1側にずらして接合すると、間隙1
00が生じる。
【0039】L字形の金物70はこの間隙100部分に
取り付けられている。
【0040】金物70は、図4に示すように、ビス孔7
1a,71aを有し最終の間仕切りパネル1に当接固定
されるパネル用取り付け部71と、ビス孔72a,72
bを有しパネル用取り付け部71の先端縁から略L字状
に折り曲げられ、受け材63に固定される建物用取り付
け部72とを有している。
【0041】この金物70は、図1に示すように、最終
の間仕切りパネル1を取り付ける前に、予め、右側の壁
面112に取り付けられている。具体的には、パネル用
取り付け部71が部屋側に突出するように、建物用取り
付け部72が受け材63にビス74にて固定されてい
る。
【0042】したがって、最終間仕切りパネル1は、金
物70のパネル用取り付け部71と反対側から即ち矢印
A方向から、隣の間仕切りパネル1と壁面112との間
に配置された後、右側端がパネル用取り付け部71に当
接された状態で、隣の間仕切りパネル1側にずらされ
る。
【0043】そして、金物70のパネル用取り付け部7
1のビス孔71aを介してビス75が間仕切りパネル1
のビニールクロス45表面から縦芯材50に螺入され
て、間仕切りパネル1の右側端部が金物70に固定され
る。
【0044】続いて、金物70の上から、間仕切りパネ
ル1の右側端面と受け材63の側面にわたって一対の見
切材80が取り付けられ、間仕切りパネル1のずらしに
よって生じた間隙100が両側から覆い隠される。
【0045】また、各間仕切りパネル1の上端部も金物
70を用いて天井面116に連結固定されるが、その固
定作業は、複数の間仕切りパネル1を横並びに接合して
いく段階で行われる。以下、具体的に説明する。
【0046】各間仕切りパネル1を立設するには、各間
仕切りパネル1を持上げて、開口部5を支持材64に差
込まなければならない。したがって、図3に示すよう
に、天井面116の受け材65表面と床面114の支持
材64表面との間の距離Mは、少なくとも各間仕切りパ
ネル1の高さと支持材64の厚さとの和に設定されてい
なければならない。
【0047】このため、開口部5に支持材64を嵌めて
各間仕切りパネル1を立てると、上方に間隙101が生
じる。
【0048】金物70は、複数の間仕切りパネル1を取
り付ける前に、予め、パネル用取り付け部71が部屋部
側に垂下され、建物用取り付け部72が受け材65にビ
ス固定された状態で、天井面116に取り付けられてい
る。
【0049】したがって、各間仕切りパネル1は、金物
70のパネル用取り付け部71に対して矢印B方向から
当てがわれ、パネル用取り付け部71がビス79で間仕
切りパネル1のビニールクロス45表面から横芯材52
に固定されて、各間仕切りパネル1の上端部が天井面1
16に固定される。
【0050】そして、一対の見切材81,81が間隙1
01の両側に取り付けられて、間隙101が両側から覆
い隠される。なお、符号66は幅木である。
【0051】このように、本実施例においては、各間仕
切りパネル1の上端部と最後の間仕切りパネル1の右側
端部とはL字形の金物70によって各々天井面116と
壁面112とに固定される。しかも、金物70と間隙1
00とが一対の見切材80によって両側から覆い隠され
るので、各間仕切りパネル1は金具70で強固に支持さ
れた状態で見栄え良く取り付けられることとなる。さら
に、簡単な構造のL字形金物70をビス75止めするだ
けで、間仕切りパネル1は容易かつ強固に固定される。
【0052】次に、本発明の第二実施例に係る間仕切り
パネルの取り付け構造を図5〜図8に基づいて説明す
る。
【0053】本実施例は、前記金物70とは異なる構造
を有した第一及び第二の金物としての金物90を用い
て、最終の間仕切りパネル1を壁面112に固定し、各
間仕切りパネル1の上端部を天井面116に固定する点
が、前記第一実施例と相違する。
【0054】金物90は、いわゆる嵌合型の金物で、図
5及び図6に示すように、最終の間仕切りパネル1の右
端部及び各間仕切りパネル1の上端部に嵌め込まれるパ
ネル用嵌合部91と、このパネル用嵌合部91の先端面
に一体に接合形成された建物用嵌合部93とを有してい
る。
【0055】パネル用嵌合部91は、コ字状の長尺体
で、その開口を介して最終の間仕切りパネル1の右端部
及び各間仕切りパネル1の上端部に遊嵌されるように形
成されている。一方、建物用嵌合部93は、パネル用嵌
合部91とは逆側に開口するコ字状のものである。この
建物用嵌合部93は、壁面112及び天井面116に取
り付けられた受け材63,65に嵌合するように形成さ
れている。
【0056】この金物90は複数用意され、その1つ
は、図7に示すように、予め、パネル用嵌合部91を介
して最終間仕切りパネル1の右側端部に嵌められてい
る。このとき、パネル用嵌合部91の当接部92は間仕
切りパネル1の右側面に当接した状態にされている。他
の金物90も、各間仕切りパネル1の上端部に前記と同
様にして嵌められている。
【0057】このように金物90が嵌められた状態で各
間仕切りパネル1が横並びに接合され、図5に示すよう
に、最終間仕切りパネル1が隣の間仕切りパネル1と壁
面112との間に立てられる。そして、最終間仕切りパ
ネル1が隣の間仕切りパネル1側にずらされて、雄嵌合
部11a,31aと雌嵌合部12a,32a同士が嵌合
させられる。
【0058】これにより、図5に示すように、最終間仕
切りパネル1と受け材63との間に間隙100が生じる
ので、図7の矢印で示すように、金物90全体を間隙1
00の幅だけ受け材63方向に移動させる。そして、図
8に示すように、金物90の建物用嵌合部93がその開
口を介して受け材63に嵌合された時点で、パネル用嵌
合部91と建物用嵌合部93とをビス94,95にて間
仕切り用パネル1と受け材63とに固定する。
【0059】続いて、図5に示すように、金物90の両
側に見切材取り付け合板96を取り付け、この見切材取
り付け合板96の上から、一対の見切材97をパネル用
嵌合部91の側面と建物用嵌合部93の側面にわたって
取り付けることにより、間隙100を両側から覆い隠
す。
【0060】各間仕切りパネル1の上端部の固定は、前
述したように複数の間仕切りパネル1を横並びに接合し
ていく段階で行われる。
【0061】具体的には、図6に示すように、各間仕切
りパネル1は、開口部5が支持材64に嵌められた状態
で、床面114上に立てられている。このとき、金物9
0のパネル用嵌合部91の当接部92は間仕切りパネル
1の上端面に当接した状態になっている。
【0062】したがって、この状態で、図7及び図8で
示したと同様にして、各金物90を受け材65方向に持
上げ、金物90の建物用嵌合部93が受け材65に嵌合
された時点で、パネル用嵌合部91と建物用嵌合部93
とをビスにて間仕切り用パネル1と受け材65とに固定
すれば、各間仕切りパネル1の上端部を天井面116に
固定することができる。
【0063】続いて、金物90の両側に見切材取り付け
合板98を取り付け、この見切材取り付け合板98の上
からパネル用嵌合部91の側面と建物用嵌合部93の側
面にわたって一対の見切材99を取り付けて、各間仕切
りパネル1の上方の間隙101が両側から覆い隠す。
【0064】このように、本実施例においては、予め間
仕切りパネル1の嵌められた金物90を移動させて受け
材63,65に嵌合させ、金物90を間仕切りパネル1
及び受け材63,65に固定するだけで、間仕切りパネ
ル1を壁面112と天井面116に固定することができ
るので、各間仕切りパネル1の接合作業が省力化され
る。
【0065】その他の構成、作用効果については前記第
一の実施例と同様であるので、その記載は省略する。
【0066】なお、前記第一の実施例においては、間仕
切りパネル1の上端部と終端部とを共にL字形の金物7
0で固定し、第二の実施例では間仕切りパネル1の上端
部と終端部とを共に嵌合型の金物90で固定したが、こ
れに限るものでない。間仕切りパネル1の上端部をL字
形の金物70で固定し、終端部を嵌合型の金物90で固
定するようにしてもよく、また、逆に、間仕切りパネル
1の上端部を嵌合型の金物90で固定し、終端部をL字
形の金物70で固定するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の間仕切り
パネルの取り付け構造においては、雄嵌合部と雌嵌合部
とを相互に嵌合させていくだけで、複数の仕上げされた
間仕切りパネルを住宅の相対向する両壁面間に順に横並
びに接合することができるので、少なくとも隣接する間
仕切りパネル同士の接合においては、釘打ち作業を削減
できる。この結果、間仕切りパネルの取り付け作業が省
力化され、特に、取り付ける間仕切りパネル200の枚
数が多い場合には、取り付け作業の省力化が顕著となる
という効果がある。
【0068】特に、少なくとも第1又は第2の金物を予
め間仕切りパネルに遊嵌状態で取付けておき、間仕切り
パネル立設後に金物を移動させて隙間のスペースを埋め
た状態とすることで、容易に取付けを行うことができ
る。しかも、間仕切りパネルの表面には最小限の取付け
のあとしか残らず、後処理が容易となる。そして、これ
ら第一及び第二の金物の両側に生じる隙間を両側から見
切材で覆い隠すので、複数の間仕切りパネルを相対向す
る壁面間及び床面と天井面間に見栄え良く取り付けるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る間仕切りパネルの取
り付け構造を示す横断面図である。
【図2】本実施例に適用される間仕切りパネルを一部破
断して示す斜視図である。
【図3】本実施例の間仕切りパネルの取り付け構造の縦
断面図である。
【図4】本実施例に適用される金物の斜視図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る間仕切りパネルの取
り付け構造を示す横断面図である。
【図6】本実施例の間仕切りパネルの取り付け構造の縦
断面図である。
【図7】最終間仕切りパネルの接合固定前の状態を示す
断面図である。
【図8】最終間仕切りパネルの接合固定後の状態を示す
断面図である。
【図9】従来の間仕切りパネルの取り付け構造を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 間仕切りパネル 5 開口部 11a,31a 雄嵌合部 12a,32a 雌嵌合部 50,51 縦芯材 52 横芯材 61 嵌合受け材 63,65 受け材 64 支持材 70,90 金物 71 パネル用取り付け部 72 建物用取り付け部 80,81,97,99 見切材 91 パネル用嵌合部 93 建物用嵌合部 100,101 間隙 110,112 壁面 114 床面 116 天井面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/74 - 2/82

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端面に雄嵌合部と雌嵌合部とを有し
    かつ下端部に開口部を有する表面が仕上げされた複数の
    間仕切りパネルを、相対向する壁面間の床面上に設けら
    れた支持材に前記開口部を差込んで立設すると共に、始
    端部側端面の前記雄嵌合部又は雌嵌合部を前記壁面に取
    り付けられた嵌合受け材に嵌合させた状態で、互に前記
    雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させながら前記壁面間に順
    次横並びに接合し、 前記間仕切りパネルの上端部と天井面とを第一の金物で
    連結固定すると共に、前記間仕切りパネルの終端部と前
    記壁面とを第二の金物で連結し、 前記第一及び第二の金物の両側に生じる隙間を見切材で
    両面から覆い隠す間仕切りパネルの取り付け構造であっ
    て、前記第一及び第二の金物は、 前記間仕切りパネルの上端部又は前記終端部に予め遊嵌
    され、前記間仕切りパネルの立設後、前記隙間の幅だけ
    前記天井面または壁面側に移動させて隙間のスペースを
    埋めた状態で前記上端部又は前記終端部に固定されるパ
    ネル用嵌合部と、 このパネル用嵌合部の先端面に固着され、パネル用嵌合
    部の前記移動固定時に、前記天井面及び壁面に取り付け
    られた受け材に嵌合して固定される建物用嵌合部とを有
    することを特徴とする間仕切りパネルの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 両側端面に雄嵌合部と雌嵌合部とを有し
    かつ下端部に開口部を有する表面が仕上げされた複数の
    間仕切りパネルを、相対向する壁面間の床面上に設けら
    れた支持材に前記開口部を差込んで立設すると共に、始
    端部側端面の前記雄嵌合部又は雌嵌合部を前記壁面に取
    り付けられた嵌合受け材に嵌合させた状態で、互に前記
    雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させながら前記壁面間に順
    次横並びに接合し、 前記間仕切りパネルの上端部と天井面とを第一の金物で
    連結固定すると共に、前記間仕切りパネルの終端部と前
    記壁面とを第二の金物で連結し、 前記第一及び第二の金物の両側に生じる隙間を見切材で
    両面から覆い隠す間仕切りパネルの取り付け構造であっ
    て、前記第一の金物は、 前記間仕切りパネルの上部側面に取り付け固定されるパ
    ネル用取り付け部と、 このパネル用取り付け部の先端から略L字状に折り曲げ
    られ前記天井面に取り付け固定される建物用取り付け部
    とを有し、 前記第二の金物は、 前記間仕切りパネルの前記終端部に予め遊嵌され、前記
    間仕切りパネルの立設後、前記隙間の幅だけ前記天井面
    または壁面側に移動させて隙間のスペースを埋めた状態
    で前記終端部に固定されるパネル用嵌合部と、 このパネル用嵌合部の先端面に固着され、パネル用嵌合
    部の前記移動固定時に、前記壁面に取り付けられた受け
    材に嵌合して固定される建物用嵌合部とを有することを
    特徴とする間仕切りパネルの取り付け構造。
  3. 【請求項3】 両側端面に雄嵌合部と雌嵌合部とを有し
    かつ下端部に開口部を有する表面が仕上げされた複数の
    間仕切りパネルを、相対向する壁面間の床面上に設けら
    れた支持材に前記開口部を差込んで立設すると共に、始
    端部側端面の前記雄嵌合部又は雌嵌合部を前記壁面に取
    り付けられた嵌合受け材に嵌合させた状態で、互に前記
    雄嵌合部と雌嵌合部とを嵌合させながら前記壁面間に順
    次横並びに接合し、 前記間仕切りパネルの上端部と天井面とを第一の金物で
    連結固定すると共に、前記間仕切りパネルの終端部と前
    記壁面とを第二の金物で連結し、 前記第一及び第二の金物の両側に生じる隙間を見切材で
    両面から覆い隠す間仕切りパネルの取り付け構造であっ
    て、前記第一の金物は、 前記間仕切りパネルの上端部に予め遊嵌され、前記間仕
    切りパネルの立設後、前記隙間の幅だけ前記天井面また
    は壁面側に移動させて隙間のスペースを埋めた状態で前
    記上端部に固定されるパネル用嵌合部と、 このパネル用嵌合部の先端面に固着され、パネル用嵌合
    部の前記移動固定時に、前記天井面に取り付けられた受
    け材に嵌合して固定される建物用嵌合部とを有し、 前記第二の金物は、 前記間仕切りパネルの終端部側面に取り付け固定される
    パネル用取り付け部と、 このパネル用取り付け部の先端から略L字状に折り曲げ
    られ前記壁面に取り付け固定される建物用取り付け部と
    を有することを特徴とする間仕切りパネルの取り付け構
    造。
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