JP2591919Y2 - 音場パネルの接合構造 - Google Patents

音場パネルの接合構造

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JP2591919Y2
JP2591919Y2 JP1992029866U JP2986692U JP2591919Y2 JP 2591919 Y2 JP2591919 Y2 JP 2591919Y2 JP 1992029866 U JP1992029866 U JP 1992029866U JP 2986692 U JP2986692 U JP 2986692U JP 2591919 Y2 JP2591919 Y2 JP 2591919Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建物内の音場の遮音用
内装材として壁面に取付けているパネルの接合構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、防音室等のクロス貼
りの音場パネル1は、これまで上端はエッジ材2、下端
は幅木3で押さえ、センター付近は左右の音場パネルの
上縁を揃えさせるために、現場にて取付けたL型金具4
とダボ5とをもって支えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来構造で
は、ダボの取付け方によりバラツキが生じ易く、隣接パ
ネルの上縁を奇麗に揃えるには手間を要する。このため
構造が簡単な割に時間が掛かり、作業能率が悪いので、
何らかの手段を講じることによって作業性を向上させる
ことが望まれている。
【0004】この考案は前記事情から考えられたもので
あって、その目的は、接合を要する音場パネルの上下縁
や側縁にガイドを兼ねる金具を設け、それら金具の部分
的な嵌合により、隣接する音場パネルの上縁を揃え得る
ことができ、また作業性も一段と向上する新たな音場パ
ネルの接合構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的によるこの考案
は、音場パネルの縁辺に金具を取付け、その金具により
複数の音場パネルを左右上下に互いに連結した状態で、
建物外壁の内側に設けた取付フレームに止着する音場パ
ネルの接合構造であって、前記金具は、音場パネルの縁
辺に当接される座板の一側辺に、下向きに形成した下片
と該下片よりも幅狭で片寄せて上向きに形成した上片と
による取付片を一体に備え、その取付片と並行に凸条を
座板上面に設けた受金具と、音場パネルの縁辺に当接さ
れる設置片の一側辺に上向きに折曲形成された取付片を
備え、その取付片と並行に前記座板の凸条と嵌合する凹
溝を設置片下面に設けた設置金具とからなり、その受金
具と設置金具とを、前記凸条と凹溝とが互いに嵌合して
前記座板の一側辺の上に設置金具の前記取付片が前記上
片と並んで位置するように、互いに接合される複数の音
場パネルの対向縁辺に、音場パネルの裏側から該裏側に
当接されたそれぞれの取付片をもって取付け、かつ受金
具側の取付片の上片により音場パネルを前記取付フレー
ムに止着してなる、というものである。
【0006】
【作 用】このような接合構造では、対向縁辺に取付け
られた受金具と設置金具とによって音場パネルの接合が
行われるので、音場パネルは簡単に接合し、また凸条と
凹溝との嵌合により音場パネルの前後方向への位置ずれ
が防止され、しかも嵌合部分はスライド可能であるの
で、隣り合う音場パネルとの隙間をなくし、音場パネル
の取付フレームへの止着も受金具側の取付片を介して行
い得るので、取付フレーム用の金具が省略され、音場パ
ネルの接合構造が簡素化される。
【0007】
【実施例】この考案を図1から図6に示す実施例により
詳説する。図中11は下段として位置するの音場パネ
ル、12は下段の音場パネル11の上に接合される上段
の音場パネルである。これら音場パネルは不燃ボードに
よる表板13(吸音パネル、反響パネル、穴明きファイ
バーボード、穴なしファイバーボード等)の裏側周面
に、ケイカル板の桟を三層に積重接着して枠体14を組
み、その枠体14内にグラスウール15(図2参照)を
詰め、表側に不燃クロス16を貼着したものからなる。
【0008】17,18はアルミニウムの押出成形によ
る受金具と設置金具で、受金具17は、音場パネルの縁
辺に当接される四辺形の座板19の一側辺に、下向きに
形成した下片20aと該下片20aよりも幅狭で片寄せ
て上向きに形成した上片20bとによる取付片20を一
体に備え、その取付片20と並行に凸条23を座板上面
に設けたものからなる。前記下片20aは座板19と同
一幅に形成されており、また上片20bは四辺形で、片
寄により座板19の一側辺との交差部分に内隅部24が
生じている。
【0009】設置金具18は、音場パネルの縁辺に当接
される四辺形の設置片21の一側辺に、上向きに折曲形
成された取付片22を備え、その取付片22と並行に前
記座板19の凸条23と嵌合する凹溝25を設置片下面
に設けたL状形のものからなる。この凹溝25は設置片
21の一部を上方へ弯曲隆起させて横長に設けられ、ま
た設置片21の取付片側の上面には、パネル支持片26
が隆起部分と並行に突設してある。
【0010】前記受金具17の座板19と、前記設置金
具18の取付片22には取付孔が穿設してあり、この取
付孔に挿入したねじビスをもつて、受金具17と設置金
具18は音場パネル側に止着できるようにしてある。ま
た受金具17の座板19の上片20bにも取付孔が穿設
してあり、この取付孔に挿入したねじビスをもって隣り
合う音場パネル又は取付フレーム29に止着できるよう
にしてある。
【0011】このような受金具17と設置金具18は、
前記凸条23と凹溝25とが互いに嵌合して、前記座板
19の一側辺の上に設置金具18の前記取付片22が、
前記上片20bの内隅部24側に並んで位置するよう
に、互いに接合される複数の音場パネルの対向縁辺に、
音場パネルの裏側から該裏側に当接されたそれぞれの取
付片20,22をもって取付けられる。
【0012】これを音場パネル11,12の接合につい
て説明すれば、音場パネル11,12の組立て時に、受
金具17及び設置金具18を枠体14の対向縁辺に裏側
から取付ける。受金具17にあっては下段の音場パネル
11の上縁辺に凸条23が上に向くように、また設置金
具18では上段の音場パネル12の下縁辺に凹溝25が
下に向くようにして当接してから、それぞれの枠体14
の裏側に当接した取付片20の下片20aと取付片22
とを、枠体14にねじ止めして受金具17と設置金具1
8を音場パネル11,12に取付ける。
【0013】音場パネル11,12の両側に隣の音場パ
ネルを接合する場合には、音場パネルの11,12の縦
縁辺の片側に受金具17を、他側に設置金具18をそれ
ぞれ横向きに凸条23と凹溝25が嵌合するような位置
で前記と同様に取付ける。
【0014】また各音場パネル11,12の接合縁は、
前記金具によって音場パネル間に隙間ができないように
段部27に形成し、その段部27により前記座板19と
設置片21とが表板13の端縁と面一に収まるようにし
てある。この段部27は枠体14を所要寸法だけ内側に
ずらせて形成しているが、場合によっては、所要箇所を
部分的に切欠して段部に形成してもよい。
【0015】前記音場パネル11,12の建て込みは下
段を先に行う。図4及び図5に示すように、外壁28の
内側には既に取付フレーム29が枠組されており、また
床上にはC型金具30が、さらに壁の上部にはエッジ材
31が施工してあるので、まず下段の音場パネル11を
C型金具30の上に建て込み、取付フレーム29に受金
具17の上片20bをねじ止めして、その音場パネル1
1を固定する。
【0016】次に上段の音場パネル12を下段の上に建
て込んで、受金具17の凸条23と設置金具18の凹溝
25とを嵌合するとともに、上片20bの内縁に設置金
具18の取付片22の外縁を当接して、内隅部24に取
付片22の下側の片隅を収める。これにより音場パネル
11,12は互いに接合されるので、その後に上段の音
場パネル12の取付フレーム29への取付けを下段の場
合と同様に上片20bを介して行う。なお32は幅木を
示す。
【0017】この音場パネル11,12の取付フレーム
29への止着は、外壁28の内側に建て込んだ全てのも
のについて行う必要がなく、図6にその一例を示すよう
に、先に建て込んだ音場パネル11A,12Aと、最後
に建て込んだ音場パネル11N,12Nを止着するだけ
でよい。
【0018】このような場合であっても、上下及び左右
に接合した各音場パネルは、前記受金具17と設置金具
18との嵌合により互いに縁辺を接して簡単に接合さ
れ、前後の位置ずれがない。また外圧によって外れ落ち
るようなこともない。
【0019】さらにまた、互いに嵌合した凸条23と凹
溝25は横方向への移動に対するガイドとなるので、こ
の嵌合を利用して上段の音場パネル12を、前記上片2
0bの内縁に設置金具18の取付片22の外縁が当たる
までスライドさせて下段の上に建て込むことができ、隣
り合う音場パネルの隙間を防止することができる。
【0020】
【考案の効果】この考案は上述のように、音場パネルの
縁辺に当接される座板19の一側辺に、下向きに形成し
た下片20aと該下片20aよりも幅狭で片寄せて上向
きに形成した上片20bとによる取付片20を一体に備
え、その取付片20と並行に凸条23を座板上面に設け
た受金具17と、音場パネルの縁辺に当接される設置片
21の一側辺に上向きに折曲形成された取付片22を備
え、その取付片22と並行に前記座板19の凸条23と
嵌合する凹溝25を設置片上面に設けた設置金具18と
を、前記凸条23と凹溝25とが互いに嵌合して前記座
板19の一側辺の上に設置金具18の前記取付片22が
前記上片20bと並んで位置するように、互いに接合さ
れる複数の音場パネル11,12の対向縁辺に、音場パ
ネルの裏側から該裏側に当接されたそれぞれの取付片2
0,22をもって取付け、かつ受金具側の取付片20の
上片20bにより音場パネルを前記取付フレーム29に
止着してなることから、下記効果を奏する。
【0021】互いに嵌合する凸条と凹溝を有する受金具
と設置金具とを介して音場パネルを相互に接合したの
で、パネル寸法が同一である限り接合部分のレベルが常
に一定となり、パネル相互間に隙間が生じないことは勿
論、隣接パネルにも高低差が生じぬため上縁が面一に揃
う。
【0022】下段の音場パネルに上段の音場パネルを建
て込むだけで、凸条と凹溝とが嵌合するので、それら嵌
合により上段の前後方向の位置ずれが防止され、また接
合に際する音場パネル相互の位置合わせも、嵌合した凸
条と凹溝とをガイドとして行い得るので、作業が容易と
なり、上方への継ぎ足しも簡単に行えるため、高い壁に
対する音場パネルの施工も可能となる。
【0023】凸条と凹溝の嵌合により音場パネル相互の
接合が行われるため、音場パネルの取付フレームへの止
着は、そこに建て込んだ音場パネルの全てに行う必要が
なく、要所ごとに行うだけで全体が固定されるので、こ
れまでよりも止着箇所が少なく済み、作業能率も向上す
る結果、施工コストが低減し、省力化ともなる。
【0024】受金具が取付フレームの止着を兼ねるの
で、外壁への取付に際して特別な金具が不要となる。
【0025】音場パネルの材料構成を不燃材料出構成す
ることができるもので、不燃仕向での施工が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の音場パネルの接合構造に用いられ
る受金具と設置金具を取付けた上下段の音場パネルの部
分斜視図である。
【図2】 同じく背面図である。
【図3】受金具と設置金具の嵌合状態を示す上下段の音
場パネルの部分側面図である。
【図4】上下段の音場パネルの建て込み状態を示す正面
図である。
【図5】上下段の音場パネルの取付状態を示す縦断面図
である。
【図6】上下段の音場パネルを接合し、建て込み完了状
態の正面図である。
【図7】従来の音場パネルの取付状態を示す従来の略示
側面図である。
【符号の説明】
11 下段の音場パネル 12 上段の音場パネル 13 表板 14 枠体 17 受金具 18 設置金具 19 座板 20 取付片 20a 下片 20b 上片 21 設置片 22 取付片 23 凸条 24 内隅部 25 凹溝 29 取付フレーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音場パネルの縁辺に金具を取付け、その
    金具により複数の音場パネルを左右上下に互いに連結し
    た状態で、建物外壁の内側に設けた取付フレームに止着
    する音場パネルの接合構造であって、 前記金具は、音場パネルの縁辺に当接される座板の一側
    辺に、下向きに形成した下片と該下片よりも幅狭で片寄
    せて上向きに形成した上片とによる取付片を一体に備
    え、その取付片と並行に凸条を座板上面に設けた受金具
    と、音場パネルの縁辺に当接される設置片の一側辺に上
    向きに折曲形成された取付片を備え、その取付片と並行
    に前記座板の凸条と嵌合する凹溝を設置片下面に設けた
    設置金具とからなり、 その受金具と設置金具とを、前記凸条と凹溝とが互いに
    嵌合して前記座板の一側辺の上に設置金具の前記取付片
    が前記上片と並んで位置するように、互いに接合される
    複数の音場パネルの対向縁辺に、音場パネルの裏側から
    該裏側に当接されたそれぞれの取付片をもって取付け、
    かつ受金具側の取付片の上片により音場パネルを前記取
    付フレームに止着してなることを特徴とする音場パネル
    の接合構造。
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