JP2681107B2 - 外壁パネルの取付構造 - Google Patents
外壁パネルの取付構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、いわゆる乾式工法で装着する建物のコンク
リート製外壁パネルの取付構造に関する。
リート製外壁パネルの取付構造に関する。
（従来の技術） 従来、乾式工法で装着する建物の外壁パネルは知られ
ていた。
ていた。
（発明が解決しようとする課題） ところが、従来のこの種外壁パネルはパネル同士の接
合固定が十分にできるものではなかった。したがって、
時間が経つと組付けがずれて外れたり、建物内部に雨水
が浸入したりするおそれがあった。
合固定が十分にできるものではなかった。したがって、
時間が経つと組付けがずれて外れたり、建物内部に雨水
が浸入したりするおそれがあった。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するための本発明の外壁パネルの取付
構造は、建物の外周側面に取付金具を用いて外壁パネル
を取り付けた取付構造であって、外壁パネルは、コンク
リート製の矩形状板体であり、この矩形状板体は、仮に
板厚の中央で前半板と後半板に二分割したとして、上面
には後半板を前半板よりも上方へ突出させた立上が形成
され、下面には前半板を後半板よりも下方へ突出させた
垂下片が形成されるとともに、この垂下片の後面に沿っ
て溝部が形成され、この溝部から後の後半板が小突起片
となされたもので、取付金具は、一枚の金属板を折り曲
げて形成したもので、背板の左右両側部を前方へ突出さ
せて脚板となし、この左右両脚板の前端部をそれぞれ外
方へ折り曲げて弾性力のある支え板となし、背板の下部
を前方へ突設して支持片となし、この支持片の先端を上
下に垂直に折り曲げて前記した支え板よりも前方に突出
した上下係止片を形成してなるもので、建物の軸組に張
設した下地板に、外壁パネルの横寸法やたて寸法などを
考慮して複数個の取付金具が配設され、この取付金具の
上係止片に、外壁パネルの溝部が差し込まれて、この外
壁パネルの小突起片が取付金具の支持片上に載置される
とともに、この取付金具の支え板と下係止片との間に、
他の外壁パネルの立上片が差し込まれ、これによって取
付金具の上下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下
片とが重合されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネ
ルが取り付けられたものである。
構造は、建物の外周側面に取付金具を用いて外壁パネル
を取り付けた取付構造であって、外壁パネルは、コンク
リート製の矩形状板体であり、この矩形状板体は、仮に
板厚の中央で前半板と後半板に二分割したとして、上面
には後半板を前半板よりも上方へ突出させた立上が形成
され、下面には前半板を後半板よりも下方へ突出させた
垂下片が形成されるとともに、この垂下片の後面に沿っ
て溝部が形成され、この溝部から後の後半板が小突起片
となされたもので、取付金具は、一枚の金属板を折り曲
げて形成したもので、背板の左右両側部を前方へ突出さ
せて脚板となし、この左右両脚板の前端部をそれぞれ外
方へ折り曲げて弾性力のある支え板となし、背板の下部
を前方へ突設して支持片となし、この支持片の先端を上
下に垂直に折り曲げて前記した支え板よりも前方に突出
した上下係止片を形成してなるもので、建物の軸組に張
設した下地板に、外壁パネルの横寸法やたて寸法などを
考慮して複数個の取付金具が配設され、この取付金具の
上係止片に、外壁パネルの溝部が差し込まれて、この外
壁パネルの小突起片が取付金具の支持片上に載置される
とともに、この取付金具の支え板と下係止片との間に、
他の外壁パネルの立上片が差し込まれ、これによって取
付金具の上下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下
片とが重合されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネ
ルが取り付けられたものである。
また、上記課題を解決するための本発明の外壁パネル
の取付構造は、建物の外周側面に取付金具を用いて外壁
パネルを取り付けた取付構造であって、外壁パネルは、
コンクリート製の矩形状板体であり、この矩形状板体
は、仮に板厚の中央で前半板と後半板に二分割したとし
て、前半板と後半板とを対角線の相反する方向であっ
て、前半板が下となる位置へずらして一体化したように
形成され、この矩形状板体の一側面には後半板を前半板
よりも突出させた後突縁が形成され、他側面には前半部
を後半部よりも突出させた前突縁が形成され、上面には
後半板を前半板よりも上方へ突出した立上片が形成さ
れ、下面には前半板を後半板よりも下方へ突出した垂下
片が形成されるとともに、この垂下片の後面に沿って溝
部が形成され、この溝部から後の後半板が小突起片とな
されたもので、取付金具は一枚の金属板を折り曲げて形
成したもので、背板の左右両側部を前方へ突出させて脚
板となし、この左右両脚板の前端部をそれぞれ外方へ折
り曲げて弾性力のある支え板となし、背板の下部を前方
へ突設して支持片となし、この支持片の先端を上下に垂
直に折り曲げて前記した支え板よりも前方に突出した上
下係止片を形成してなるもので、建物の軸組に張設した
下地板に、外壁パネルの横寸法やたて寸法などを考慮し
て複数個の取付金具が配設され、この取付金具の上係止
片に、外壁パネルの溝部が差し込まれて、この外壁パネ
ルの小突起片が取付金具の支持片上に載置されととも
に、この取付金具の支え板と下係止片との間に、他の外
壁パネルの立上片が差し込まれ、これによって取付金具
の上下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが
重合されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取
り付けられ かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁
が、横方向に連接される他の外壁パネルの前突縁および
後突縁と重合されることにより、順次横方向に複数枚の
外壁パネルが取り付けられたものである。
の取付構造は、建物の外周側面に取付金具を用いて外壁
パネルを取り付けた取付構造であって、外壁パネルは、
コンクリート製の矩形状板体であり、この矩形状板体
は、仮に板厚の中央で前半板と後半板に二分割したとし
て、前半板と後半板とを対角線の相反する方向であっ
て、前半板が下となる位置へずらして一体化したように
形成され、この矩形状板体の一側面には後半板を前半板
よりも突出させた後突縁が形成され、他側面には前半部
を後半部よりも突出させた前突縁が形成され、上面には
後半板を前半板よりも上方へ突出した立上片が形成さ
れ、下面には前半板を後半板よりも下方へ突出した垂下
片が形成されるとともに、この垂下片の後面に沿って溝
部が形成され、この溝部から後の後半板が小突起片とな
されたもので、取付金具は一枚の金属板を折り曲げて形
成したもので、背板の左右両側部を前方へ突出させて脚
板となし、この左右両脚板の前端部をそれぞれ外方へ折
り曲げて弾性力のある支え板となし、背板の下部を前方
へ突設して支持片となし、この支持片の先端を上下に垂
直に折り曲げて前記した支え板よりも前方に突出した上
下係止片を形成してなるもので、建物の軸組に張設した
下地板に、外壁パネルの横寸法やたて寸法などを考慮し
て複数個の取付金具が配設され、この取付金具の上係止
片に、外壁パネルの溝部が差し込まれて、この外壁パネ
ルの小突起片が取付金具の支持片上に載置されととも
に、この取付金具の支え板と下係止片との間に、他の外
壁パネルの立上片が差し込まれ、これによって取付金具
の上下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが
重合されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取
り付けられ かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁
が、横方向に連接される他の外壁パネルの前突縁および
後突縁と重合されることにより、順次横方向に複数枚の
外壁パネルが取り付けられたものである。
（作用） 請求項１記載の本発明によると、取付金具の上下に連
接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが重合され
て、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取り付けら
れる。
接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが重合され
て、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取り付けら
れる。
また、請求項２記載の本発明によると、取付金具の上
下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが重合
されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取り付
けられ、かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁が、
横方向に連接される他の外壁パネルの前突縁および後突
縁と重合されることにより、順次横方向に複数枚の外壁
パネルが取り付けられる。
下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが重合
されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取り付
けられ、かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁が、
横方向に連接される他の外壁パネルの前突縁および後突
縁と重合されることにより、順次横方向に複数枚の外壁
パネルが取り付けられる。
（実施例） 図面は、本発明外壁パネルの実施例を示すものであ
る。
る。
本発明に係る外壁パネル１はコンクリート製の矩形状
板体である。この矩形状板体（外壁パネル）１は、仮に
板厚の中央で前半板11と後半板12に二分割したとして、
前半板11と後半板12とを対角線の相反する方向であっ
て、前半板11を右下方向、後半板12を左上方向へ位置を
ずらせて一体化したように形成されたものである。矩形
状板体１の上面には後半板12を前半板11よりも上方へ突
出させた立上片12aが形成され、下面には前半板11を後
半板12よりも下方へ突出させた垂下片11aが形成されて
いる。矩形状板体１の左側面には後半板12を前半板11よ
りも左方へ突出させた後突縁12bが形成され、右側面に
は前半板11を後半板12よりも右方へ突出させた前突縁11
bが形成されている。
板体である。この矩形状板体（外壁パネル）１は、仮に
板厚の中央で前半板11と後半板12に二分割したとして、
前半板11と後半板12とを対角線の相反する方向であっ
て、前半板11を右下方向、後半板12を左上方向へ位置を
ずらせて一体化したように形成されたものである。矩形
状板体１の上面には後半板12を前半板11よりも上方へ突
出させた立上片12aが形成され、下面には前半板11を後
半板12よりも下方へ突出させた垂下片11aが形成されて
いる。矩形状板体１の左側面には後半板12を前半板11よ
りも左方へ突出させた後突縁12bが形成され、右側面に
は前半板11を後半板12よりも右方へ突出させた前突縁11
bが形成されている。
なお、矩形状板体１の左側面に前突縁を、右側面に後
突縁を形成してもよい。すなわち、矩形状板体１は、前
半板11と後半板12とを対角線の相反する方向であって、
前半板11を左下方向、後半板12を右上方向へ位置をずら
せて一体化したように形成されたものであってものよ
い。
突縁を形成してもよい。すなわち、矩形状板体１は、前
半板11と後半板12とを対角線の相反する方向であって、
前半板11を左下方向、後半板12を右上方向へ位置をずら
せて一体化したように形成されたものであってものよ
い。
矩形状板体１の下面には、垂下片11aの後面に沿って
溝部13が形成され、この溝部13から後の後半板12が小突
起片12cとなされている。溝部13を構成する垂下片11aの
後面110は垂直面となされ、小突起片12cの前面は後方へ
漸次下がるように傾斜するテーパ面120となされてい
る。したがって、溝部13の断面は一側辺が垂直な逆Ｖ字
形である。
溝部13が形成され、この溝部13から後の後半板12が小突
起片12cとなされている。溝部13を構成する垂下片11aの
後面110は垂直面となされ、小突起片12cの前面は後方へ
漸次下がるように傾斜するテーパ面120となされてい
る。したがって、溝部13の断面は一側辺が垂直な逆Ｖ字
形である。
また、矩形状板体１の上面の立上片12aの前面は後方
へ漸次上がるように傾斜するテーパ面12dとなされてい
る。したがって、立上片12aの断面は一側辺が垂直なＶ
字形である。
へ漸次上がるように傾斜するテーパ面12dとなされてい
る。したがって、立上片12aの断面は一側辺が垂直なＶ
字形である。
なお、前半板11の上面11cは前方が漸次下がるテーパ
面となされた雨水の流下性をよくしている。
面となされた雨水の流下性をよくしている。
このように形成された本発明外壁パネル１の寸法は、
例えば横が300cm、たてが20cm、板厚が1.2cmである。外
壁パネル１は取付金具２を用いて建物の周側面に取付け
られる（第３図ないし第５図参照）。
例えば横が300cm、たてが20cm、板厚が1.2cmである。外
壁パネル１は取付金具２を用いて建物の周側面に取付け
られる（第３図ないし第５図参照）。
取付金具２は、一枚の金属板を折曲げて形成したもの
であり、背板21の左右両側部を前方へ突出させて脚板2
2,22となし、この左右両脚板22,22の前端部をそれぞれ
外方へ折曲げて支え板23,23となし、背板21の下部を前
方へ突出して支持片24となし、この支持片24の先端を上
下に垂直に折曲げて前記した支え板23,23よりも前方に
突出した上下係止片25,26を形成してなるものである。
支え板23,23からこの上下係止片25,26までの距離は、前
記した立上片12aと小突起片12cの板厚寸法にほぼ等し
い。符号27は取付金具２を下地板（防水合板）３に固定
する固定ビス４の挿通孔である。
であり、背板21の左右両側部を前方へ突出させて脚板2
2,22となし、この左右両脚板22,22の前端部をそれぞれ
外方へ折曲げて支え板23,23となし、背板21の下部を前
方へ突出して支持片24となし、この支持片24の先端を上
下に垂直に折曲げて前記した支え板23,23よりも前方に
突出した上下係止片25,26を形成してなるものである。
支え板23,23からこの上下係止片25,26までの距離は、前
記した立上片12aと小突起片12cの板厚寸法にほぼ等し
い。符号27は取付金具２を下地板（防水合板）３に固定
する固定ビス４の挿通孔である。
次に、このように構成された取付金具２を用いて本発
明外壁パネル１を建物の周側面に取付ける手段について
説明する。
明外壁パネル１を建物の周側面に取付ける手段について
説明する。
建物の軸組５に張設された下地板３に複数個の取付金
具２を（固定ビス４を用いて）固定する。取付金具２は
それぞれ外壁パネル１の横寸法、たて寸法を考慮して配
設するが、特に外壁パネル１の上下方向（たて方向）の
連接を十分に考える。
具２を（固定ビス４を用いて）固定する。取付金具２は
それぞれ外壁パネル１の横寸法、たて寸法を考慮して配
設するが、特に外壁パネル１の上下方向（たて方向）の
連接を十分に考える。
取付手段として、最も下に位置する外壁パネル1aとこ
の外壁パネル1aの上に連接する外壁パネル1bの取付けを
例示する（第４図参照）。
の外壁パネル1aの上に連接する外壁パネル1bの取付けを
例示する（第４図参照）。
外壁パネル1aの下部は、最も下に配設した取付金具2a
に支持固定される。外壁パネル1aの溝部13を取付金具2a
の上係止片25に差込み、小突起片12cを支持片24の上に
載置する。他方の外壁パネル1aの上部は取付金具2aより
も上に配置した取付金具2bに取付固定される。外壁パネ
ル2bの立上片12aを取付金具2bの支え板23,23と下係止片
26の間に差込む。
に支持固定される。外壁パネル1aの溝部13を取付金具2a
の上係止片25に差込み、小突起片12cを支持片24の上に
載置する。他方の外壁パネル1aの上部は取付金具2aより
も上に配置した取付金具2bに取付固定される。外壁パネ
ル2bの立上片12aを取付金具2bの支え板23,23と下係止片
26の間に差込む。
次に、この外壁パネル1aの上に連接する外壁パネル1b
の下部は、取付金具2bに支持固定される。
の下部は、取付金具2bに支持固定される。
外壁パネル1bの溝部13を取付金具2bの上係止片25に差
込み、小突起片12cを支持片24の上に載置する。この状
態で、外壁パネル1bの垂下片11aの後面110で外壁パネル
1aの立上片12aの前面を押さえる。つまり、外壁パネル1
aの立上片12aは外壁パネル1bの垂直片11aと取付金具2b
の支え板23,23とで挾持固定されるのである。なおこの
とき、垂下片11aの後面110と立上片12aのテーパ面12dと
の間には、前記した溝部13とほぼ同じ隙間が生じてい
て、この隙間に取付金具2bの下係止片26が嵌め入れられ
る。
込み、小突起片12cを支持片24の上に載置する。この状
態で、外壁パネル1bの垂下片11aの後面110で外壁パネル
1aの立上片12aの前面を押さえる。つまり、外壁パネル1
aの立上片12aは外壁パネル1bの垂直片11aと取付金具2b
の支え板23,23とで挾持固定されるのである。なおこの
とき、垂下片11aの後面110と立上片12aのテーパ面12dと
の間には、前記した溝部13とほぼ同じ隙間が生じてい
て、この隙間に取付金具2bの下係止片26が嵌め入れられ
る。
このようにして、外壁パネル1a,1b…が順次上方へ連
接固定されて建物の外壁を構成するのである。
接固定されて建物の外壁を構成するのである。
なお、各外壁パネル１の横方向への連接は、例えば一
方の外壁パネル1aの後突縁12bと他方の外壁パネル1aの
前突縁11bを重合わせることにより行われる（第５図参
照）。
方の外壁パネル1aの後突縁12bと他方の外壁パネル1aの
前突縁11bを重合わせることにより行われる（第５図参
照）。
（発明の効果） 以上述べたように、請求項１記載の本発明によると、
取付金具の上下に連接される外壁パネルの立上片と垂下
片とが重合されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネ
ルが取り付けられるので、乾式工法で連接する外壁パネ
ル同士の接合固定が上下方向において十分に行われる。
取付金具の上下に連接される外壁パネルの立上片と垂下
片とが重合されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネ
ルが取り付けられるので、乾式工法で連接する外壁パネ
ル同士の接合固定が上下方向において十分に行われる。
また、請求項２記載の本発明によると、取付金具の上
下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが重合
されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取り付
けられ かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁が、
横方向に連接される他の外壁パネルの前突縁および後突
縁と重合されることにより、順次横方向に複数枚の外壁
パネルが取り付けられるので、乾式工法で連接する外壁
パネル同士の接合固定が上下方向、左右方向において充
分に行われる。
下に連接される各外壁パネルの立上片と垂下片とが重合
されて、順次下から上へと複数枚の外壁パネルが取り付
けられ かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁が、
横方向に連接される他の外壁パネルの前突縁および後突
縁と重合されることにより、順次横方向に複数枚の外壁
パネルが取り付けられるので、乾式工法で連接する外壁
パネル同士の接合固定が上下方向、左右方向において充
分に行われる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明外壁パネルの実施例を示し、第１図は外壁
パネルの中程を切欠いた斜視図、第２図は右側面図、第
３図は外壁パネルを上下方向へ連接せんとする状態の部
分拡大斜視図、第４図は外壁パネルを上下方向へ連接し
た状態の縦断面図、第５図は外壁パネルを横方向（左右
方向）へ連接した状態の横断面図である。 １……外壁パネル（矩形状板体） 11……前半板、11a……垂下片 12……後半板、12a……立上片 12c……小突起片、13……溝部 ２……取付金具 21……背板、22……脚板 23……支え板、24……支持板 25……上係止片、26……下係止片 ３……下地板（防水合板） ４……固定ビス ５……軸組
パネルの中程を切欠いた斜視図、第２図は右側面図、第
３図は外壁パネルを上下方向へ連接せんとする状態の部
分拡大斜視図、第４図は外壁パネルを上下方向へ連接し
た状態の縦断面図、第５図は外壁パネルを横方向（左右
方向）へ連接した状態の横断面図である。 １……外壁パネル（矩形状板体） 11……前半板、11a……垂下片 12……後半板、12a……立上片 12c……小突起片、13……溝部 ２……取付金具 21……背板、22……脚板 23……支え板、24……支持板 25……上係止片、26……下係止片 ３……下地板（防水合板） ４……固定ビス ５……軸組
Claims (2)
- 【請求項１】建物の外周側面に取付金具を用いて外壁パ
ネルを取り付けた取付構造であって、 外壁パネルは、コンクリート製の矩形状板体であり、こ
の矩形状板体は、仮に板厚の中央で前半板と後半板に二
分割したとして、上面には後半板を前半板よりも上方へ
突出させた立上片が形成され、下面には前半板を後半板
よりも下方へ突出させた垂下片が形成されるとともに、
この垂下片の後面に沿って溝部が形成され、この溝部か
ら後の後半板が小突起片となされたもので、 取付金具は、一枚の金属板を折り曲げて形成したもの
で、背板の左右両側部を前方へ突出させて脚板となし、
この左右両脚板の前端部をそれぞれ外方へ折り曲げて弾
性力のある支え板となし、背板の下部を前方へ突設して
支持片となし、この支持片の先端を上下に垂直に折り曲
げて前記した支え板よりも前方に突出した上下係止片を
形成してなるもので、 建物の軸組に張設した下地板に、外壁パネルの横寸法や
たて寸法などを考慮して複数個の取付金具が配設され、
この取付金具の上係止片に、外壁パネルの溝部が差し込
まれて、この外壁パネルの小突起片が取付金具の支持片
上に載置されるとともに、この取付金具の支え板と下係
止片との間に、他の外壁パネルの立上片が差し込まれ、
これによって取付金具の上下に連接される各外壁パネル
の立上片と垂下片とが重合されて、順次下から上へと復
数枚の外壁パネルが取り付けられたことを特徴とする外
壁パネルの取付構造。 - 【請求項２】建物の外周側面に取付金具を用いて外壁パ
ネルを取り付けた取付構造であって、 外壁パネルは、コンクリート製の矩形状板体であり、こ
の矩形状板体は、仮に板厚の中央で前半板と後半板に二
分割したとして、前半板と後半板とを対角線の相反する
方向であって、前半板が下となる位置へずらせて一体化
したように形成され、この矩形状板体の一側面には後半
板を前半板よりも突出させた後突縁が形成され、他側面
には前半板を後半板よりも突出させた前突縁が形成さ
れ、上面には後半板を前半板よりも上方へ突出した立上
片が形成され、下面には前半板を後半板よりも下方へ突
出した垂下片が形成されるとともに、この垂下片の後面
に沿って溝部が形成され、この溝部から後の後半板が小
突起片となされたもので、 取付金具は一枚の金属板を折り曲げて形成したもので、
背板の左右両側部を前方へ突出させて脚板となし、この
左右両脚板の前端部をそれぞれ外方へ折り曲げて弾性力
のある支え板となし、背板の下部を前方へ突設して支持
片となし、この支持片の先端を上下に垂直に折り曲げて
前記した支え板よりも前方に突出した上下係止片を形成
してなるもので、 建物の軸組に張設した下地板に、外壁パネルの横寸法や
たて寸法などを考慮して複数個の取付金具が配設され、
この取付金具の上係止片に、外壁パネルの溝部が差し込
まれて、この外壁パネルの小突起片が取付金具の支持片
上に載置されるとともに、この取付金具の支え板と下係
止片との間に、他の外壁パネルの立上片が差し込まれ、
これによって取付金具の上下に連接される各外壁ペネル
の立上片と垂下片とが重合されて、順次下から上へと復
数枚の外壁パネルが取り付けられ かつ、各外壁パネルの前突縁および後突縁が、横方向に
連接される他の外壁パネルの前突縁および後突縁と重合
されることにより、順次横方向に複数枚の外壁パネルが
取り付けられたことを特徴とする外壁パネルの取付構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63197497A JP2681107B2 (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 外壁パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63197497A JP2681107B2 (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 外壁パネルの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0247463A JPH0247463A (ja) | 1990-02-16 |
| JP2681107B2 true JP2681107B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=16375458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63197497A Expired - Fee Related JP2681107B2 (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 外壁パネルの取付構造 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2681107B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115573499B (zh) * | 2022-12-08 | 2023-04-07 | 中铁城建集团第一工程有限公司 | 异形铝单板高精度控制安装机构及施工方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59173830U (ja) * | 1983-05-06 | 1984-11-20 | 合名会社 大沢商店 | タイル |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP63197497A patent/JP2681107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0247463A (ja) | 1990-02-16 |
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