JP2802989B2 - 壁板材用下地枠及び下地枠用取付具 - Google Patents
壁板材用下地枠及び下地枠用取付具Info
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Description
に壁板材を取り付ける際の壁板材用下地枠に関するもの
である。
実公平7−22427号公報に記載されたものがある。
に互いに上下に対向するよう一対のランナー2、2を固
定し、これらのランナー2、2に、複数の縦胴縁34、
34の上下端部をそれぞれ嵌め入れ、これら縦胴縁3
4、34と壁面との間に複数の横胴縁33、33を挿入
すると共に、これら挿入した横胴縁33、33を壁面に
固定し、縦胴縁34、34と横胴縁33、33の交叉部
分に、金属クリップ35を取り付けてなる。
の壁板材30を架け渡してビス止めすることによって、
下地枠32に壁板材30を順次取り付けて、壁面に壁板
材30を敷き詰める。
地枠32は、その構造上横胴縁33と壁板材30の間に
間隔が空くことより、壁板材30を横胴縁33にビス止
めできないので、このような下地枠32に壁板材30を
貼り付けて形成した壁は、外力を受けると壁板材30が
撓んだり割れたりして、強度的に弱い。また、このよう
な下地枠32で形成した壁は、下地枠32のランナー
2、2と横胴縁33が、壁面に堅固に固定されているこ
とより、地震等で層間変位が発生すると、縦胴縁34と
ランナー2、2及び横胴縁33との間に生じる応力によ
って、縦胴縁34がランナー2、2から抜け、金属クリ
ップ35が外れてしまい、壁板材30が縦胴縁34ごと
倒れるので、災害に対しても弱い。
にも安全な壁構造を形成する壁板材用下地枠及び下地枠
用取付具を得ることを課題とする。
めに、この発明は、壁面に互いに対向するよう固定され
る一対のランナーと、これらランナーに両端部がそれぞ
れ嵌め入れられる複数の縦胴縁と、これら縦胴縁の間に
架け渡される横胴縁とからなり、縦胴縁と横胴縁に、互
いに嵌まり合う受け部と嵌込部がそれぞれ形成されてお
り、この受け部に嵌込部を嵌め入れることによって、横
胴縁が縦胴縁に係止され、係止された状態で、横胴縁が
縦胴縁と略面一となるようにして、壁板材用下地枠を構
成した。
けるための下地枠の横胴縁又は縦胴縁にスライド可能に
取り付けられる枠取付部材と、上記壁面に回動自在に軸
支される壁面取付部材とからなり、枠取付部材と壁面取
付部材とが、互いに回動自在に連結されている下地枠用
取付具を構成した。
は、ランナーに支持された縦胴縁と、縦胴縁に係止した
横胴縁とが、略面一となるので、横胴縁にも壁板材をビ
ス止めすることができる。
いては、層間変位により発生する応力に応じて、壁面取
付部材が壁面に対して回動し、枠取付部材が縦胴縁又は
横胴縁に対してスライドし、壁面取付部材と枠取付部材
が互いに回動するので、応力が特定部分に集中すること
がない。なお、ここにいう壁面とは、垂直壁だけでな
く、天井壁及び床壁を含む概念である。
に基づいて説明する。
に固定されて互いに対向する一対のランナー2、2と、
これらランナー2、2に上下端部がそれぞれ嵌め入れら
れる複数の縦胴縁3、3と、これら縦胴縁3、3の間に
架け渡される横胴縁4、4とからなり、壁面から間隔を
あけて設けられており、縦胴縁3、3が取付具5、5に
より壁面に固定されている。
長尺な金属板体を屈曲させて形成した前壁、底壁及び後
壁とからなり、前壁及び後壁で縦胴縁3の上下端部を挟
持するようになっている。
に長尺な金属板体を長手方向に沿って屈曲して形成され
ており、上下方向に延びる中心線で谷折りに折り返され
た折り返し部6と、この折り返し部6の前縁で外向きに
折り曲げられて壁面と平行となる平行部7、7と、この
平行部7、7の両側縁に設けられた、内外側壁8、9及
び底壁10を備える溝状の受け部11とからなる。
ヘコ字形に折り返して形成した嵌入溝12が設けられて
いる。
尺な金属板体の上縁部と下縁部を長手方向に沿ってそれ
ぞれ後向きに折り曲げて、上壁、下壁及び前壁とからな
る断面コ字形に形成されている。
ら切り欠かれており、この切り欠き13、13によっ
て、縦胴縁3の受け部11へ前方から嵌まる嵌込部1
4、14が形成されている。
爪片15、15が切り込みによって形成されている。
縁4の前壁と連ねて内側に向いて形成された根元部1
6、16と、この根元部16、16より上下の幅が広い
先端部17、17とからなり、根元部16、16の外側
縁で後向きに折り曲げられた後に、先端部17、17の
上下端部が外向きにそれぞれ折り曲げられて、爪部1
8、18が形成される。
すように、横胴縁4、4の嵌込部14、14を縦胴縁3
の受け部11に前方から嵌め入れた際に、爪部18、1
8が嵌入溝12の外方壁を乗り越えて嵌入溝12の外方
壁に後方から係止する。
壁面取付部材19と、縦胴縁3の側縁に取り付けられる
枠取付部材20とからなる。
壁面に当接する基板21と、この基板21の端部から屈
曲により前方に起立するねじ部22とからなる。
さのねじ部が設けられた金属線材を、このねじ部を残し
て平坦となるようプレス加工し、ねじ部を起立するよう
に屈曲させるようにして、一体に形成してもよい。
貫孔23が形成されており、図9に示すように、この貫
孔23にビス24が挿入されて、壁面に回動自在に取り
付けられる。
板25と、受板25の側縁から屈曲により前方に起立す
る取付板26とを、一体に形成してなる。
り前方に起立しており、この起立する上下縁部は、取付
板26が位置する側の端部の前縁に、縦胴縁3の嵌入溝
12に後方からぴったり嵌まる突出部27、27と、こ
の突出部27、27が嵌まった嵌入溝12の外方壁に沿
う突出爪部27’、27’が設けられている。
部27、27が縦胴縁3の嵌入溝12に嵌まり、突出爪
部27’、27’が嵌入溝12の外方壁に外側から沿う
ことによって、縦胴縁3の裏面を受ける。縦胴縁3に取
り付けた状態では、突出部27、27と突出爪部2
7’、27’で嵌入溝12の外方壁を挟むので、枠取付
部材20ががたつかない。また、受板25の略中央部分
には、壁面取付部材19のねじ部22に合致するねじ孔
28が穿設されている。
の部分に、受板25に平行な長孔29、29がそれぞれ
形成されている。
に、壁面に取り付けられた壁面取付部材19のねじ部2
2に螺合することにより、壁面から間隔をあけて設けら
れた縦胴縁3の位置に調整された後、受板25の突出部
27を嵌入溝12に嵌め入れると共に、図7に示すよう
に、取付板26を長孔29、29部分で屈曲させて縦胴
縁3の側縁部に前方から被せることによって、縦胴縁3
に取り付けられる。
上下一対のランナー2、2に支持された縦胴縁3の受部
11に、横胴縁4の嵌込部14を前方から嵌め入れて、
縦胴縁3に横胴縁4を係止させるだけで組立てられるこ
とより、従来のように、横胴縁を壁面に固定する必要が
ないし、金属クリップ35を取り付ける必要もないの
で、従来の下地枠32に比べて施工が非常に楽になる。
は、壁板材30、30の周縁部が、縦胴縁3及び横胴縁
4にビス止めされることより、壁板材30と横胴縁4の
間に不要な間隔が空かないので、この下地壁1に壁板材
30を貼って形成した壁は、強度的に非常に強いものと
なる。また、従来のように、壁板材30、30の上下縁
部の中間にビス止めするために、一枚の壁板材30を多
数本の縦胴縁3、3で受けるようにする、という材料も
手間もかかる不経済な工程を行う必要がない。
30の突き合わせ部分に、裏面からシール部材31を当
接させると、外部から壁板材30、30の間を通して下
地枠1や壁面が見えることがないので、意匠的に望まし
い。
9に示すように、取付具5により壁面に固定すると、縦
胴縁3の裏面が枠取付部材20の受板25によって受け
止められることより、縦胴縁3が中間部分で撓むことが
ないので、壁板材30のビス止めがし易い。
と枠取付部材20の間隔を、ねじ部22とねじ孔28に
より、自由に調整することができるので、壁面に凹凸が
あっても、下地枠1をしっかりと支持することができ
る。
面に層間変位が発生し、この層間変位により応力が加え
られても、図10(a)(b)に示すように、加えられ
る応力に応じて、壁面取付部材19が壁面に対して回動
し、枠取付部材20が壁面取付部材19に対して回動す
ると共に、縦胴縁3に対して上下にスライドし、縦胴縁
3がランナー2、2に対してスライドすることより、縦
胴縁3が常に垂直に保たれて、縦胴縁3、3同志の間隔
も変わらないので、壁板材30、30に亀裂が全く生じ
ない。さらに、より大きな層間変位により、もし仮に縦
胴縁3が図10(c)に示すように傾いたとしても、取
付具5の上記の作用により、応力が特定部分に集中せ
ず、壁面取付部材19や枠取付部材20が壁面や縦胴縁
3から外れてしまうことがないので、災害に非常に強
く、高度な安全性を担保することができる。
し、この下地枠1に壁板材30を貼り付けて形成した壁
は、実験によれば、取付具5の上記の作用、横胴縁4の
縦胴縁3に対するスライド及び縦胴縁3のランナー2、
2に対するスライドが、応力を自在に受け流すので、層
間変位1/60、即ち、壁面の高さの1/60の横揺れ
が発生しても、壁板材30に亀裂が発生せず、下地枠1
が倒れることもなかった。
る壁面に下地枠1を取り付けたが、天井壁に取り付ける
ようにしてもよい。また、取付具5を縦胴縁3に取り付
けるようにしたが、横胴縁4に取り付けるようにしても
よい。
付具は、以上のように構成されていることより、強度的
に非常に強く、かつ災害時でも安全な壁構造を形成する
ことができる。
断面図
図 (b)縦胴縁と取付具が応力を受けたときの状態を示す
正面図 (c)縦胴縁と取付具がより大きな応力を受けたときの
状態を示す正面図
Claims (2)
- 【請求項1】 壁面に壁板材を取り付けるための下地枠
の横胴縁又は縦胴縁にスライド可能に取り付けられる枠
取付部材と、上記壁面に回動自在に軸支される壁面取付
部材とからなり、枠取付部材と壁面取付部材とが、互い
に回動自在に連結されている下地枠用取付具。 - 【請求項2】 壁面に壁面取付部材を回動自在に軸支
し、この壁面取付部材に枠取付部材を回動自在に軸支
し、この枠取付部材を、下地枠の縦胴縁又は横胴縁にス
ライド自在に取り付けることによって、下地枠を壁面に
固定してなる、壁板材の下地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298591A JP2802989B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 壁板材用下地枠及び下地枠用取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298591A JP2802989B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 壁板材用下地枠及び下地枠用取付具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144270A JPH09144270A (ja) | 1997-06-03 |
JP2802989B2 true JP2802989B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=17861727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298591A Expired - Lifetime JP2802989B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 壁板材用下地枠及び下地枠用取付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802989B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5373271B2 (ja) * | 2007-06-07 | 2013-12-18 | 三洋工業株式会社 | 外壁材の取付構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2500285Y2 (ja) * | 1992-04-17 | 1996-06-05 | 日本建工株式会社 | スタッド |
JPH0633088U (ja) * | 1992-10-06 | 1994-04-28 | 正行 本重 | 活線用電力ケーブル良否測定器 |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP7298591A patent/JP2802989B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09144270A (ja) | 1997-06-03 |
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