JP2791869B2 - 天井格子ル−バ−の取付構造 - Google Patents

天井格子ル−バ−の取付構造

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JP2791869B2
JP2791869B2 JP7129810A JP12981095A JP2791869B2 JP 2791869 B2 JP2791869 B2 JP 2791869B2 JP 7129810 A JP7129810 A JP 7129810A JP 12981095 A JP12981095 A JP 12981095A JP 2791869 B2 JP2791869 B2 JP 2791869B2
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長佑 山田
義明 川崎
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  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井照明の光を拡散す
る天井格子ル−バ−の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井格子ル−バ−を天井面に取付
けるには、図5のように天井面から垂設した吊りボルト
18に吊り下げ部材3'を介してランナ−部材2'を一定間隔
でリベット止めし、そのランナ−部材2'に縦横に組んだ
ル−バ部材1'の端部を係止して天井格子ル−バ−を形成
していた。そして、これらの取付けでランナ−部材2'を
連結するには、2つのランナ−部材2',2'の端面20を突
き当てつつその端部を吊り下げ部材3'にリベット19で止
め、その突き当てた端面部20にル−バ−部材1'を係止し
ていた。
【0003】しかし、従来のこうした取付けは、リべッ
ト19の頭がランナ−部材2'の連結部でランナ−部材2'の
外側面から突出して下から見えてしまうため、意匠感を
損なう欠点があった。また、ランナ−部材2'には端部に
係止するスリット12' が端面20から僅かな箇所に設けて
あるため、ランナ−部材2'の端部が強度的に弱くなりト
ラブルの原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの欠
点を解決するためなされたもので、すなわち、ル−バ−
部材およびランナ−部材がその接続部が下方から見て一
直線上に連結し、下から見て一体の格子状と見え、か
つ、ランナ−部材と吊り下げ部材を固定するリベットが
下から見えないようにして高い意匠感になるとともに、
ランナ−部材の端部が強度的に弱くならない天井格子ル
−バ−の取付構造を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を達成
するため、天井格子ル−バ−の取付構造を、2つの起立
片と底片で断面コ状をなすランナ−部材と、ランナ−部
材とほぼ同一のコ状断面を有し端部に係止片を突設した
ル−バ−部材と、ランナ−部材の内面に挿入可能な2つ
の連結片を有する吊り下げ部材からなり、ランナ−部材
は一端部で一方の起立片を他端部で他方の起立片をそれ
ぞれ延設させた突片を有し、突片に孔を、対向する起立
片の端部の少なくとも一方に切欠きを、両起立片の上縁
部に複数個のスリットをそれぞれ設け、連結片にランナ
−部材の切欠きと孔に合致する溝と孔を設け、吊り下げ
部材を天井面から吊り下げ、その連結片に隣接する2つ
のランナ−部材端部を外嵌し、互いの端部を突き当てつ
つ両部材の孔をリベット止めし、重ねた切欠きと溝、お
よび各スリットに各係止片を係止して、前記リベットの
突出部をル−バ−部材内に位置してなる構成とした。
【0006】本発明において、前記ランナ−部材の突片
の孔と吊り下げ部材の孔を2個切欠きと平行に設けて、
前記対向する起立片および連結片のリベット止めを高さ
の違う孔にしたり、前記ランナ−部材の両端部および吊
り下げ部材の両連結片が、ともに中心線で対称をなすよ
うにすると、ル−バ−幅の自由度や施工性がより好適と
なる。
【0007】
【作用】本発明の天井格子ル−バ−を取り付けるには、
まず、天井面から垂設した吊り下げ部材の両連結片に、
隣接する2つのランナ−部材を外嵌して互いの端面を突
き当て、両部材の孔どうし、および切欠きと溝をそれぞ
れ重ね合わせて図2のように両側からリベット止めす
る。次に、前記重ね合わせた切欠きと溝、およびランナ
−部材の各スリットに縦横に組んだル−バ−部材の各係
止片を挿入し係止して取付ける。
【0008】この取付けでリベットの頭はランナ−部材
の外側面から突出するが、ル−バ−部材内に納まるので
下方からは遮蔽される。また、ル−バ−部材の係止片を
受けるランナ−部材の端部は、吊り下げ部材の溝と重ね
合わせた切欠きで受けるので、ランナ−部材の端部が強
度的に弱くなることはない。
【0009】なお、前記構成に合わせて、両部材の孔を
2個設けて対向する起立片と連結片のリベット止めを高
さの違う孔で行なうと、図4のように上下間隔をおいて
リベット頭が位置するので、同位置だとリベット頭2つ
分の幅がランナ−部材の内幅の限界であったものを、本
発明だとリベット頭1つ分の内幅まで可能となる。これ
は断面がほぼ同形のル−バ−部材の幅にもいえるので、
全体として天井格子ル−バ−の幅が狭い方の自由度を高
くする。
【0010】また、前記構成に合わせて、ランナ−部材
の両端部や吊り下げ部材の両連結片を左右対称に形成す
ると、ランナ−部材の方向性が自由となるので、比較的
長いランナ−部材を取付けるのにどちら側からでもよく
なり、施工性が向上する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
1および図2は本発明の実施例の組立状態を示す斜視
図、図3は同実施例の組立後の平面図、図4は図3のA
−A線矢視図、図5は従来の取付構造の斜視図である。
【0012】天井格子ル−バ−は天井照明(図示せず)
の下に、ル−バ−部材1、ル−バ−部材を兼ねるランナ
−部材2、および吊り下げ部材3で形成して照明光を拡
散する。ル−バ−部材1は、両起立片4,4と底片5で
上方開口で縦長の断面コ状をなす長尺材とし、その両端
部の互いに逆の起立片4の上半部に図2のような係止片
6を突設する。
【0013】ランナ−部材2は、両起立片7,7と底片
8でル−バ−部材1と同一の断面形状をなし、長さはル
−バ−部材1の数倍とし、その一端部で一方の起立片7
を他端部で他方の起立片7をそれぞれ延設させて突片
9,9を逆側に形成してある。突片9の端縁上半部には
底片8に垂直な切欠き10を設け、切欠き10の内側には2
つの孔11,11を切欠き10と平行に設けてある。ここで切
欠き10の端面と対向する起立片7の端面はル−バ−部材
1の幅だけ位置がずれるようにし、切欠き10の端面と孔
11の距離はル−バ−部材1の幅のほぼ半分としてある。
【0014】起立片7の上縁部には、ル−バ−部材1の
係止片6が挿入されランナ−部材2と底面どうしが面一
となるように係止されるスリット12を、格子幅のピッチ
で複数個垂直に設けてある。両起立片7,7で対向する
スリット12,12はル−バ−部材1の幅だけ位置をずらせ
てあり、両起立片7,7に両側からル−バ−部材1を係
止したとき一直線になるよう形成してある。
【0015】吊り下げ部材3は、ランナ−部材2の内面
に挿入可能で両側に傾斜部を有する2つの連結片13,13
と底片14で断面コ状をなし、一方の連結片13の上端部か
らねじ孔を有するL状片15を延設してある。連結片13,
13の中央部にはランナ−部材2の切欠き10,10と孔11,
11に合致する溝16,16と孔17,17を設けてあり、対向す
る溝16,16はル−バ−部材1の幅だけ位置をずらせてあ
り、対向する孔17,17は同一垂直線上に設けてある。
【0016】本実施例で天井格子ル−バ−を取付けるに
は、まず、天井面(図示せず)から垂設してある吊りボ
ルト18に吊り下げ部材3のL状片15をねじ止めした後、
吊り下げ部材3の両連結片13,13に隣接する2つのラン
ナ−部材2,2の端部を外嵌し、切欠き10,10と溝16,
16を、孔11,11と孔17,17を互いに合致させつつ互いの
端面を突き当てる。その状態で図3および図4のように
孔11,11と孔17,17にリベット19,19を通しリベット止
めするとランナ−部材2は固定される。ここで切欠き10
は隣接の起立片7の端面とでスリット状に形成されてい
るので、端部に強度の弱くなるスリットはない。また、
リベット19は同じ垂直線上に位置するが、上下に間隔を
あけて取付けてあるので突出したリベット19の頭が互い
にぶつかることはない。
【0017】次に、固定されたランナ−部材2の各スリ
ット12,12、および重ね合わせた切欠き10,10と溝16,
16に、縦横格子状に組んである(図示せず)ル−バ−部
材1の両端部の各係止片6を挿入し係止すると、ル−バ
−部材1とランナ−部材2がそれぞれ縦横一直線上とな
り、下方から見て一体となった天井格子ル−バ−が形成
される。また、前記ランナ−部材2の外側面から突出し
たリベット19の頭はル−バ−部材1内に納まるので、下
方からは遮蔽される。
【0018】
【発明の効果】本発明の取付構造によれば、ル−バ−部
材およびランナ−部材はその接続部で一直線上に連結で
き下から見て一体の格子ル−バ−に見えるとともに、ラ
ンナ−部材の外側面から突出するリベットの頭もル−バ
−部材内に納まるので下から遮蔽でき高い意匠感が得ら
れ、かつランナ−部材の端部もスリットでなく切欠きで
係止片を受けるので、強度的に弱くならない。また、リ
ベット止めを縦に2つで行うので、リベット頭1つ分の
狭い内幅までランナ−部材(ル−バ−部材)の幅の自由
度が可能となる。さらに各部材を左右対称として前記構
成にするとランナ−部材の取付けで方向性がなくなるの
で、施工性が向上する等、各種の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の組立状態を示す斜視図であ
る。
【図2】同実施例の組立状態を示す斜視図である。
【図3】同実施例の組立後の平面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】従来の取付装置の平面図である。
【符号の説明】
1 ル−バ−部材 2 ランナ−部材 3 吊り下げ部材 6 係止片 7 ランナ−部材の起立片 9 突片 10 切欠き 11 孔 12 スリット 13 連結片 16 溝 17 孔 18 吊りボルト 19 リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 9/10 E04B 9/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの起立片と底片で断面コ状をなすラン
    ナ−部材と、ランナ−部材とほぼ同一のコ状断面を有し
    端部に係止片を突設したル−バ−部材と、ランナ−部材
    の内面に挿入可能な2つの連結片を有する吊り下げ部材
    からなり、ランナ−部材は一端部で一方の起立片を他端
    部で他方の起立片をそれぞれ延設させた突片を有し、突
    片に孔を、対向する起立片の端部の少なくとも一方には
    切欠きを、両起立片の上縁部に複数個のスリットをそれ
    ぞれ設け、連結片にランナ−部材の切欠きと孔に合致す
    る溝と孔を設け、吊り下げ部材を天井面から吊り下げ、
    その連結片に隣接する2つのランナ−部材端部を外嵌
    し、互いの端部を突き当てつつ両部材の孔をリベット止
    めし、重ねた切欠きと溝、および各スリットに各係止片
    を係止して、前記リベットの突出部をル−バ−部材内に
    位置してなる、天井格子ル−バ−の取付構造。
  2. 【請求項2】前記ランナ−部材の突片の孔と吊り下げ部
    材の孔を2個切欠きと平行に設けて、前記対向する起立
    片および連結片のリベット止めが高さの違う孔にあるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の天井格子ル−バ−の取
    付構造。
  3. 【請求項3】前記ランナ−部材の両端部および吊り下げ
    部材の両連結片が、ともに中心線で対称をなすことを特
    徴とする、請求項1又は2記載の天井格子ル−バ−の取
    付構造。
JP7129810A 1995-04-28 1995-04-28 天井格子ル−バ−の取付構造 Expired - Lifetime JP2791869B2 (ja)

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