JPH0225904Y2 - - Google Patents

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JPH0225904Y2
JPH0225904Y2 JP1982151846U JP15184682U JPH0225904Y2 JP H0225904 Y2 JPH0225904 Y2 JP H0225904Y2 JP 1982151846 U JP1982151846 U JP 1982151846U JP 15184682 U JP15184682 U JP 15184682U JP H0225904 Y2 JPH0225904 Y2 JP H0225904Y2
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bracket
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roof
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JP1982151846U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、出窓や屁に見られるような突出し
屋根の取付け構造に関する。
(従来の技術) この種の突出し屋根は、取付けの安定性を確保
する必要上、一般的に基端の厚みまたは上下間隔
を大きく取り、その上下両端に設けられている取
付部位を家屋の壁面または柱に釘付け等により固
着している。
(考案が解決しようとする課題) この場合、屋根の荷重は基端部において上壁で
は引張りとして、下壁では圧縮として作用するこ
とになるが、屋根の主部材が比較的圧縮に弱いア
ルミ等の軽金属である場合には、材料を多く使わ
ないと圧縮に対する補強的構造が得られ難く、特
に押出し形材ではその押出しの方向性から(横へ
の方向)、屋根の主部材に一体に設ける支持片が
厚み方向に荷重が加わる構造となるため、前記支
持片が折り曲がりやすいという欠点があつた。
また、受腕片が外壁パネルに予め固定して突設
させてあるもの(例えば、実開昭56−93431号公
報)も知られているが、この場合は、突出し屋根
の組立てに際して、融通性が全くなく、或るいは
受腕片が却つて障害となつたりして、その組立て
作業は決して容易ではなかつた。
そこでこの考案は、突出し屋根を少ない材料の
使用で安定して支持でき、また、その組立ておよ
び取付けを簡単になし得るようにすることを目的
としている。
(課題を解決するための手段) 説明の便宜上、実施例で用いた符号を付して記
すと、本考案は、家屋H外面に固着される突出し
屋根Rの上面壁部材19と、該部材19よりも下
方において家屋Hに固着される天井板掛け24
と、前記部材19及び天井板掛け24に螺着され
るブラケツト25とからなるものであつて、前記
上面壁部材19は、家屋Hへの取付片27と、該
取付片の下部及び屋根の前後方向における中間部
のそれぞれに、前記ブラケツト25に連結する基
端連結片29及び中間連結片30とを備える一
方、前記ブラケツト25は、屋根の前後方向にそ
の面が位置する縦板と、該縦板の先端に設けられ
て前記中間連結片30に螺着される先端屈折片3
9と、前記縦板の後端に設けられて前記基端連結
片29及び天井板掛け24にその上下で螺着され
る基端屈折片38と、を備えて突出し屋根の取付
け構造を構成した。
(作用) 突出し屋根が家屋外面に取付けられた状態にお
いては、上面壁部材と天井板掛けはそれぞれ家屋
外面に釘着されると共に、上面壁部材と天井板掛
けはブラケツトにより連結されることになる。
そして、ブラケツトは、それぞれに螺着される
べく先端屈折片と基端屈折片を備えているので、
上面壁部材及び天井板掛け家屋外面への取付けに
際し、次の3通りの異なる手順をとることが可能
となる。
第1は、予め三者を螺着しておくこと。これに
より、上面壁部材とブラケツトの角度及び、ブラ
ケツトと天井板掛けの角度は、共に直角が保持さ
れる。
第2は、ブラケツトを予め上面壁部材に螺着
(仮り止め)しておき、家屋取付け時にブラケツ
トと天井板掛けを螺着するもの。これにより、ブ
ラケツトと天井板掛けの螺着を行う段階で、上面
壁部材が正規の位置に矯正されることになる。
第3は、ブラケツトを予め天井板掛けに螺着
(仮り止め)しておき、家屋取付け時にブラケツ
トと上面壁部材とを螺着するものである。
このように、本考案においては、ブラケツトが
上面壁部材に対し2箇所、天井板掛けに対しては
1箇所、それぞれ螺着する構造を有しているので
上述のような各種の手順をとることが可能となる
のであり、また、螺着を行うことによつて、本来
あるべき姿勢(取付け姿勢)を具現することがで
きることになる。
(実施例) 以下、本考案を例示図面に基いて説明する。
図面はこの考案を溶室の出窓に実施した場合を
示したものである。
まず、出窓Aの概略的構造について説明する
と、家屋開口部1両側の柱2,2の外面に出窓A
の取付部材3,3を固着し、前端に障子4が嵌ま
る出窓枠5を設け、その出窓枠5の縦枠21と取
付部材3との間に上下腕木6a,6bを挟み付
け、腕木6a,6bの中を挿通したボルト7およ
びナツト8によつて締め付け、この出窓枠5と腕
木6a,6bにより主な骨組みが構成されてい
る。
そして、上端に突出した屋根Rが構成され、下
端にはタイル張りの地板9が構成され、両側面に
は板ガラス10が嵌めてある。そのうち、地板9
について詳述すると、モルタル12の下地板13
は根太11に支持されており、14はタイル、1
5は断熱材、16は底カバーである。また、出窓
枠5には引違い障子4のほかに網戸17を嵌め、
出窓枠5の外側には格子18が取付けてある。
突出し屋根Rは、取付部材3、主副上面壁部材
19,20、出窓上枠22、天井板23、天井板
掛け24、複数のブラケツト25、上部腕木6
a、側板26により組立てられており、そのう
ち、天井板23、ブラケツト25、側板26以外
の部材にはアルミ押出し形材が使用されている。
主上面壁部材19は、後端に家屋Hへの取付片
27を立設し、前端には副上面壁部材20との連
結部28を鉤形に形成し、基端と前後方向の中間
部にブラケツト25との連結片29,30が垂設
してある。副上面壁部材20は、後端に主上面壁
部材19との連結部31を鉤形に形成し、後端近
くには上枠22との連結片32を突設し、前端に
は鼻隠し片33を設け、鼻隠し片33に上枠2と
の連結片34を形成してある。
また、上枠22、上部腕木6aおよび天井板掛
け24には、天井板23の取付け用溝部35を設
け、そのうち天井板掛け24のものには、上部に
取付部材3との連結用ビスポケツト36を設け、
下部に家屋Hへの取付片37が形成してある。
ブラケツト25は鉄板をプレス加工したもの
で、略三角形に形成され、上下方向に巾のある基
端屈折片38と、巾の狭い先端屈折片39を設け
てあつて、基端屈折片38の上部を主上面壁部材
19の基端連結片29に鉄40で回転可能に止
め、該片38の下部を天井板掛け24のビスポケ
ツト36の箇所でビス41で止め、また、先端屈
折片39を主上面壁部材19の中間連結片30に
鋲42により回転可能に止めてある。
また、第2図において側板26の取付けについ
て説明すると、主副上面壁部材19,20に取付
け用ビスポケツト43,44を設け、上部腕木6
aと側板26に互いに連結片46,47を突設
し、ビス45により両片46,47を止めてあ
る。
上記構成において、突出し屋根Rを家屋Hに取
付ける手順には種々の方法があるが、予め屋根の
組立てを完了しておけば、主上面壁部材19と天
井板掛け24とがブラケツト25を介して一体関
係を保持するから、取付片27,37を所定位置
に容易に釘付けることができる。
更に第5図に示すように、突出し屋根Rの組立
ておよび取付け前に、ブラケツト25を主上面壁
部材19にのみ鋲40,42で回転可能に装着し
ておけるので、主上面壁部材19および天井板掛
け24を家屋Hの所定位置に取付けた後に、予め
持ち上げておいたブラケツト25を矢印に示す如
く下の方向へ下げることによつて本来あるべき縦
の姿勢になし、ビス41等で天井板掛け24に連
結することができる。
突出し屋根を取付けた状態では、ブラケツト2
5は上からの荷重によつては折り曲がり難い縦板
からなるので、主上面壁部材19を強力に支持す
ることができる。また、上面壁は主副両上面壁部
材19,20から構成されているが、そのうち副
上面壁部材20は出窓枠5によつて保持されてい
るほか、その荷重は上枠22を介して天井板23
の前後方向の圧縮に耐える力によつても支えられ
るようになつているので、副上面壁部材20の安
定性も確保されている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、上面壁部材1
9と天井板掛け24の双方に螺着されるブラケツ
ト25間にあつて、前記ブラケツト25は、屋根
の前後方向に沿う縦板を備えているので、上面壁
部材19を支持することができ、これにより従来
問題となつていた屋根の支持剛性を向上させるこ
とができる。
さらに、ブラケツト25は、先端屈折片39及
び基端屈折片38の上部で上面壁部材19に螺着
されるとともに、該基端屈折片38の下部で天井
板掛け24に螺着されるので、これらの螺着順序
を適宜選択することにより、上面壁部材19及び
天井板掛け24の家屋外面への取付けに際し、複
数の異なる手順をとることが可能となる。これに
より取付け作業に汎用性をもたせ得ることとなつ
て、現場の状況が各種異なる場合でもこれに対処
することが可能となる。
加えて、ブラケツト25の基端屈折片38の上
下螺着部位間隔は、とりもなおさず上面壁部材1
9と天井板掛け24間の設定間隔となるので、上
面壁部材19と天井板掛け24の一方を取付けた
後は、他方の取付け位置決めが、このブラケツト
25を介して極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は出
窓の側面から見た縦断面図、第2図は第1図−
線矢視の断面図、第3図は出窓の横断面図、第
4図は突出し屋根の一部分解斜視図、第5図は突
出し屋根の取付け手順を示す斜視図である。 H……家屋、R……突出し屋根、19,20…
…上面壁部材、23……天井板、24……天井板
掛け、25……ブラケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 家屋H外面に固着される突出し屋根Rの上面壁
    部材19と、該部材19よりも下方において家屋
    Hに固着される天井板掛け24と、前記部材19
    及び天井板掛け24に螺着されるブラケツト25
    とからなり、 前記上面壁部材19は、家屋Hへの取付片27
    と、該取付片の下部及び屋根の前後方向における
    中間部のそれぞれに、前記ブラケツト25に連結
    する基端連結片29及び中間連結片30とを備え
    る一方、 前記ブラケツト25は、屋根の前後方向にその
    面が位置する縦板と、該縦板の先端に設けられて
    前記中間連結片30に螺着される先端屈折片39
    と、前記縦板の後端に設けられて前記基端連結片
    29及び天井板掛け24にその上下で螺着される
    基端屈折片38と、を備えていることを特徴とす
    る突出し屋根の取付け構造。
JP15184682U 1982-10-06 1982-10-06 突出し屋根の取付け構造 Granted JPS5957681U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15184682U JPS5957681U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 突出し屋根の取付け構造

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JP15184682U JPS5957681U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 突出し屋根の取付け構造

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JPS5957681U JPS5957681U (ja) 1984-04-14
JPH0225904Y2 true JPH0225904Y2 (ja) 1990-07-16

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160781U (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 不二サッシ株式会社 出窓
JPS604180U (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 不二サッシ株式会社 出窓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5587914U (ja) * 1978-12-14 1980-06-17
JPS5812972Y2 (ja) * 1979-12-20 1983-03-12 株式会社クボタ プレハブ住宅用小庇

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