JPH0454241Y2 - - Google Patents

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JPH0454241Y2
JPH0454241Y2 JP1984164091U JP16409184U JPH0454241Y2 JP H0454241 Y2 JPH0454241 Y2 JP H0454241Y2 JP 1984164091 U JP1984164091 U JP 1984164091U JP 16409184 U JP16409184 U JP 16409184U JP H0454241 Y2 JPH0454241 Y2 JP H0454241Y2
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reinforcing
pillar
cantilever beam
fixed
metal fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、外壁に袖壁及び片持梁を屋外側へ突
出して袖壁と片持梁間にバルコニーの架構体を架
設するようにしたバルコニーの柱取付構造に関す
るものである。
[背景技術] 建物の外壁より間隙を介して一対の袖壁を屋外
側へ突出すると共に両袖壁間にて片持梁を屋外側
へ突出し、そしてこの片持梁の先端部に中柱を立
設し、中柱の下部と袖壁の屋外側下部との間に前
梁を架設し、片持梁と袖壁の下部に設けた補強梁
間に床パネルを架設すると共に中柱と袖壁の屋外
がわ側端部間に格子パネルを架設した床面積の広
いバルコニーが考案されている。ところで、中柱
は屋外側から見えるために表面状態が良く、且つ
防蝕性に優れたアルミニウムなどの部材で形成さ
れているが、片持梁と中柱との接続強度が充分で
なく、また中柱と前梁との接続強度も不充分でバ
ルコニーの構造強度が弱いという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、片持梁と中柱との接続強度を上げてバルコニ
ーの構造を強固にしたバルコニーの柱取付構造を
提供することを目的とするものである。
[考案の開示] すなわち、本考案のバルコニーの柱取付構造
は、建物の外壁より片持梁17を屋外側へ突出
し、筒状に形成した中柱25内に補強金具32を
挿入すると共に中柱25の屋内側に片持梁17の
先端面の上下長さよりも長い接続金具33を配設
して接続金具33の取付孔34に通した固着具1
4を中柱25及び補強金具32の取付孔34に通
して接続金具33を中柱25に固着し、片持梁1
7の上面に固着した固定金物により片持梁17の
略全長に亘る覆い材27を固着し、上記片持梁1
7と覆い材27の先端面にその下端に中柱25の
下端を合わせて片持梁17よりも高さが高くなつ
た接続金具33を片持梁17と固定金物25に固
着して中柱25を取り付けて成るもので、中柱2
5内に挿入した補強金具32で中柱25を補強す
ることにより、上記目的を達成したものである。
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第1図に示すように、中柱25はアルミニウム
材等で四角筒状に形成され、その下端部の屋外側
面及び両側面には取付孔7が穿孔してある。ま
た、、補強金具32は鋼板等で断面コ字状に形成
され、補強金具32の各補強片39には取付孔3
5が設けてある。この補強金具32は上記中柱2
5の下端開口から中柱25内に挿入されるもの
で、補強金具32の取付孔35が中柱25の取付
孔7に対応するように補強金具32は挿入されて
固定されるものである。接続金具33は鋼板等を
折曲して断面コ字状に形成され、片持梁17の先
端面の上下長さよりも長く形成されており、各接
続片40には取付孔34が設けてある。中央の接
続片40と上記補強金具32の中央の補強片39
とが対向するように接続金具33を中柱25の下
端部に配設し、スプリングワツシヤー41を介し
て接続金具33の取付孔34に挿通したボルト2
3などの固着具14を中柱25の取付孔7及び補
強金具32の取付孔35内に通し、補強金具32
内に止めたナツト42又は補強金具3の取付孔3
5に螺入することにより、接続金具33は中柱2
5の下端部に固着されるものである。
さて、このような構成の中柱25を用いてバル
コニーを構築するには、まず、第2図及び第3図
に示すように、階下の外壁パネル1の上面に補強
胴差し12を介して階上の外壁パネル1を取り付
けると共に隣接する階上外壁パネル1の側端部間
に補強柱2を取り付ける。ここで、補強胴差し1
2は屋外側へ開口する断面略コ字状に形成されて
おり、所定箇所には補強板13が取り付けてあ
る。この補強胴差し12はボルトナツトなどの固
着具14で階上及び階下の外壁パネル1,1の端
面間に固着するものであり、また隣接する補強胴
差し12,12間にはジヨイント金物15が固着
具14で固着されている。補強柱2は断面四角筒
状に形成されており、上部と下部の側面には作業
用の孔10,10が設けてあり、この作業孔10
に対向する側面には取付孔(図示せず)が穿孔さ
れている。また、補強柱2の屋外面にはボルト孔
3が設けてある。この補強柱2を階上の外壁パネ
ル1,1の側端部間に取り付けるには、第2図で
示すように補強柱2を外壁パネル1の側端面に配
して補強柱2の下端面をジヨイント金物15の上
面にスプリングワツシヤー41及びボルトナツト
などの固着具14で接合し、次いで外壁パネル1
の側端面に設けた取付孔37と補強柱2の取付孔
7とを位置合わせし、次いで作業孔10から螺入
した固着具14を用いて補強柱2を外壁パネル1
に接合するのである。次に、第3図に示すよう
に、中央補強柱16の下部に設けたジヨイント金
物15に片持梁17の基部を固着具14で固着す
る。次に、第4図及び第5図に示すように、上記
補強胴差し12の補強板13に床パネル取付金物
18及び袖壁取付金物19を固着具14を用いて
固着し、次いで第6図、第7図に示すように、コ
ーナー用のL型の柱カバー4及び平面用の柱カバ
ー4を各補強柱2,2の屋外面にガムテープ20
等で接着させて仮止めする。柱カバー4には補強
柱2のボルト孔3に対応する位置にて取付孔7が
穿孔してあり、各孔7をボルト孔3に位置合わせ
ておくのである。次に、第8図及び第9図に示す
ように、補強胴差し12の補強板13,13間に
グラスウールなどの断熱材21を装填し、その後
幕板11を補強胴差し12に当ててガムテープ2
0などで仮止めしておく。ガムテープ20は横長
にして張り付けるのが、後で剥がす際に幕板11
及び外壁パネル1から容易に剥がれるために好ま
しい。ここでも、幕板11の取付孔48を金物1
8の取付孔49に位置合わせておくものである。
次いで、第10図乃至第12図に示すように、補
壁5を補強柱2の屋外側に配してボルト8及びス
プリングワツシヤー41の固着具14を外壁に固
定するのである。ここで、第11図に示すように
袖壁5の屋内側上端面には指を挿入できる作業用
の作業孔22が開口してあり、この作業孔22か
らボルト8を持つた状態で指を挿入して袖壁5の
屋外側の取付片6に設けた取付孔47からボルト
8を柱カバー4の取付孔7及び補強柱2のボルト
孔3内に螺入し、締め付けるのである。また、袖
壁5の下部においても袖壁5の下部には補強梁2
4が一体に設けてあつて補強梁24にも取付孔4
7が穿孔してあり、この取付孔47から同じよう
にボルト8を挿入して柱カバー4及び補強柱2に
螺入するのである。次に、第13図及び第14図
に示すように片持梁17の屋外側先端部に上記構
成の中柱25を接続金具33を介して立設すると
共に片持梁17の上面に固定金物26を介して覆
い材27を固着具14にて固着する。ここで、片
持梁17の先端部には取付孔44が設けてあり、
また取付孔45が設けられた固定金物26が固着
してあつて、接続片40の取付孔34とこれらの
取付孔44,45とを合わせて固着具14を挿通
し、ナツト42に締め付けるのである。そして、
中柱25の下端部と袖壁5の屋外側先部間に前梁
28を架設した後、第15図乃至第17図に示す
ように床パネル1を前梁28、片持梁17及び袖
壁5で囲まれる部分に配設して床パネル30の横
桟29を前梁28に固着具14で固着すると共
に、幕板11を介して上記床パネル取付金物18
に固着具14で固着するのである。その後、第1
8図及び第19図のように格子パネル31を中柱
25と袖壁5間に取り付けると共に格子パネル3
1上に笠木43を取り付けて第20図の如くバル
コニーを構築するのである。
しかして、建物の外壁に間隙を介して袖壁5,
5を屋外側へ突出して取り付けると共に両袖壁
5,5間にて外壁に片持梁17を屋外側へ突出す
るよう取り付け、袖壁5と中柱25間にバルコニ
ー架構体9を架設することにより、外壁パネル1
の2スパンに亘つてバルコニーの床面積を広く取
ることができるものであり、またこのバルコニー
を構築するにあたつて、筒状に形成した中柱25
内に補強金具32を挿入し、中柱25の屋内側に
配設した接続金具33の取付孔34に通した固着
具14を中柱25及び補強金具32の取付孔35
に通して接続金具33を中柱25に固着し、中柱
25をこの接続金具33を介して片持梁17に固
着することにより、補強金具32で中柱25を補
強することができ、中柱25をアルミニウムのよ
うな剛性の弱い部材で形成したとしても片持梁1
7及び前梁28との接続強度を上げることができ
るものである。また、補強柱2の屋外側に柱カバ
ー4を、また補強胴差し12の屋外側に幕板11
を仮止めしておき、そしてボルト8を上記柱カバ
ー4及び幕板11の取付孔7,48を通して補強
柱2及び金物18の各ボルト孔3,49内に螺入
して袖壁5及びバルコニー架構体9を固定するこ
とにより、柱カバー4、幕板11は袖壁5、バル
コニー架構体9と同時に取り付けられることにな
り、柱カバー4、幕板11を別々に補強柱2、補
強胴差し12に取り付ける必要がなくて施工性を
良くすることができるものである。また、補強柱
2、補強胴差し12にはそれぞれ補強カバー4、
幕板11が水密性よく取付けられることになつて
雨水が内部に浸入することもないものである。し
かも、柱カバー4、幕板11の構造が簡単となつ
て加工が容易であると共に幕板11部分において
は断熱材21を装填することができるためにバル
コニーと建物との間を断熱化することができるも
のである。
〔考案の効果〕
本考案にあつては、建物の外壁より片持梁を屋
外側へ突出し、筒状に形成した中柱内に補強金具
を挿入すると共に中柱の屋内側に片持梁の先端面
の上下長さよりも長い接続金具を配設して接続金
具の取付孔に通した固着具を中柱及び補強金具の
取付孔に通して接続金具を中柱に固着し、片持梁
の上面に固着した固定金物により片持梁の略全長
に亘る覆い材を固着しているので、中柱を強度の
弱いアルミニウムのような部材で形成したとして
も中柱の下部を補強金具で補強して接続強度を上
げることができるものであつて、中柱の外観を良
くすることができる上にバルコニーの取付強度を
向上させることができる。しかも、片持梁と覆い
材の先端面にその下端に中柱の下端を合わせて片
持梁よりも高さが高くなつた接続金具を片持梁と
固定金物に固着して中柱を取り付けているので、
片持梁よりも高さが高い接続金具により固定され
て中柱は傾くことがなく強固に固定されるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部破断分解斜視
図、第2図は同上の説明図、第3図は同上の要部
斜視図、第4図は同上の一部切欠分解斜視図、第
5図は同上の一部切欠斜視図、第6図は同上の一
部切欠分解斜視図、第7図は同上の要部斜視図、
第8図は同上の要部分解斜視図、第9図は同上の
要部斜視図、第10図は同上の一部切欠分解斜視
図、第11図は同上の要部拡大斜視図、第12図
は同上の要部斜視図、第13図は要部分解斜視
図、第14図は同上の要部斜視図、第15図は同
上の要部斜視図、第16図は同上の説明図、第1
7図は同上の斜視図、第18図は同上の一部切欠
分解斜視図、第19図は同上の断面図、第20図
は同上の斜視図であつて、14は固着具、17は
片持梁、25は中柱、26は固定金物、27は覆
い材、32は補強金具、33は接続金具、34,
35は取付孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の外壁より片持梁を屋外側へ突出し、筒状
    に形成した中柱内に補強金具を挿入すると共に中
    柱の屋内側に片持梁の先端面の上下長さよりも長
    い接続金具を配設して接続金具の取付孔に通した
    固着具を中柱及び補強金具の取付孔に通して接続
    金具を中柱に固着し、片持梁の上面に固着した固
    定金物により片持梁の略全長に亘る覆い材を固着
    し、上記片持梁と覆い材の先端面にその下端に中
    柱の下端を合わせて片持梁よりも高さが高くなつ
    た接続金具を片持梁と固定金物に固着して中柱を
    取り付けて成るバルコニーの柱取付構造。
JP1984164091U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0454241Y2 (ja)

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JPS6178902U JPS6178902U (ja) 1986-05-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020182615A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 株式会社タカミヤ 親綱用仮設支柱

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JPS6178902U (ja) 1986-05-27

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