JPH0810607Y2 - 柱と壁パネルとの接続構造 - Google Patents

柱と壁パネルとの接続構造

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JPH0810607Y2
JPH0810607Y2 JP1990024165U JP2416590U JPH0810607Y2 JP H0810607 Y2 JPH0810607 Y2 JP H0810607Y2 JP 1990024165 U JP1990024165 U JP 1990024165U JP 2416590 U JP2416590 U JP 2416590U JP H0810607 Y2 JPH0810607 Y2 JP H0810607Y2
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bent
wall panel
metal fitting
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edge
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JP1990024165U
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圭二 筑後
知行 仙頭
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼板製組立家屋等における壁パネルと間柱
あるいは隅柱等の柱との接続構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の接続構造として、例えば実公昭56-184
4号公報記載のものがある。このものは、第10,11図に示
すように、左右両側端より内方へ折曲がった折曲部11a,
11b及び該折曲部11a,11bの内端から折曲部11a,11bの曲
げ方向とは逆方向に折曲加工された縁部11c,11dを有す
る壁パネル11と、内方に開口する溝8aを形成する両側板
部8b,8b及び該両側板部8b,8bより溝8a内に折曲げられた
縁部8c,8cを有する柱8とを、ネジ孔12aが設けられた板
部12b及び該板部12bの両端より折曲された内向板部12c,
12cを有する第一金具12Aとボルト挿入孔12dが設けられ
た板部12cを有する略コの字形状の第二金具12Bとにより
接合するもので、前記柱8の縁部8c,8cと壁パネル11の
縁部11c,11dとを当接させ外方より前記第一金具の内向
板部12c,12c先端を柱8の縁部8c,8cに当付け、内方より
前記第二金具12Bを壁パネル11の折曲部11a,11bに嵌込
み、ボルト13を第二金具12Bのボルト挿入孔12d、第一金
具12Aのネジ孔12aに夫々挿入、螺着し、これら第一金具
12A,第二金具12Bを互いに引き寄せて壁パネル11,11と柱
8とを締付固定するようにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成のものは、第10図から明らかなように柱8の
溝8a内に位置する壁パネル11の左右縁部11c,11d間に例
えば20mm程度の間隔があるので、接続後においてデザイ
ン上見苦しく、特に締付金具12A,12B部分は問題がない
が、金具12と金具12との間の柱8と壁パネル11との間に
隙間が生じ、その隙間より雨水,外光,ごみ等が浸入し
やすく、柱8の内部に物が落ち込むなどの問題がある。
また、その第一金具12Aと第二金具12Bの取付位置が特
定されていないことから、施工時におけるその取付位置
の設定が面倒であり、取付位置のバラツキが発生して見
映えが低下することもあった。
本考案は上記問題点を解決するために考案されたもの
で、良好な室内美観が得られ、雨水,外光,ごみ等の室
内侵入を防止でき、また柱の内部に物が落ち込むことの
ない柱と壁パネルとの接続構造の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る柱と内方に
開口する溝を形成する両側板部及び該両側板部より溝内
に折り曲げられた縁部を有する柱と、左右両側端より内
方へ折れ曲がった折曲部及び該折曲部の内端から折曲部
の曲げ方向とは逆方向に折曲加工された縁部を有する壁
パネルとを、ネジ孔が設けられた板部及び該板部の両端
より折曲された内向板部を有する第一金具と、ボルト挿
入孔が設けられた板部を有する略コの字形状の第二金具
とにより接合するようにした柱と壁パネルとの接続構造
にあって、前記壁パネルの左右縁部に適当間隔をおいて
切欠部を形成し、前記柱の両側縁部に左右の壁パネルの
縁部を当接させると共に、壁パネルの左右縁部の先端部
を柱の溝を覆うように対向させ、かつ前記壁パネルの左
右縁部に形成した両切欠部を対向させて開口部を形成
し、この開口部より挿入した前記第一金具の内向板部先
端を柱の縁部に当付け、前記第二金具を壁パネルの折曲
部に嵌め込み、第二金具のボルト挿入孔、第一金具のネ
ジ孔に夫々挿入、螺着しているボルトを締付けることに
より壁パネルを柱に固定するようにしたことを特徴とし
ている。
〔作用〕
上記のように構成したので、柱の溝に左右壁パネルの
左右縁部を対向させて、両縁部を対向させて、その左右
縁部に形成した切欠部を対向させて開口を形成し、その
開口から第一金具を挿入して内向板部先端を柱の縁部に
当付け、第二金具を壁パネルの折曲部に嵌め込み、ボル
トを締付けることによって左右壁パネルを柱に固定する
ものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、第10,11図と同一または相当部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
第1図は、前下枠1、後下枠2、左右下枠3…を互い
に連結して形成した矩形状の床枠と、前上枠4、後上枠
5、左右上枠6…を互いに連結して形成した矩形状で、
かつ、前方から後方への適度の排水勾配を付けた屋根枠
ならびに、該屋根枠の四隅を支持する隅柱7…、左右両
側辺を支持する間柱8…、前側辺を支持する前柱9…と
から組立てた枠組構造体と、この枠組構造体に取付けた
床板10A、屋根板10、壁パネル11…、左右に摺動開閉す
る扉11A…とからなる鋼板製組立物置を示す。前記扉11A
…は前上枠4に吊下げ支持された吊戸式に構成されてい
る。
間柱8と壁パネル11との接合構造は次の通りである。
即ち、第2〜6図に示すように、間柱8は、断面略コ
の字形を呈するもので、物置内方に開口する溝8aの両側
板部8b…には、溝8a内に折曲った縁部8c…を有する。壁
パネル11の左右両側端には、物置内方へ略直角に折曲っ
た折曲部11a,11bと、これら折曲部11a,11bの内端から折
曲部11a,11bの曲げ方向とは逆方向に略直角に折曲った
後、物置外方へ段状に折れ曲って外方に延び、フック状
先端部11g,11hを有する縁部11c,11dとが形成され、その
縁部11c,11dに第2図に示すように適当な間隔をおいて
(図では3ヶ所)、互いに対向し合う切欠部11e,11fを
形成している。12は、間柱8と、その両端に隣接した1
対の壁パネル11…とを連結するパネル止結金具であり、
中央部にネジ孔12aを穿設した板部12b、該板部12bの両
端から略直角に折曲った内向板部12c…を有する略コの
字形状の第一金具12Aと、中央部にボルト挿入孔12dを穿
設した板部12e、その両端から略直角に折曲り、かつ、
先端部同士が先拡がりとなる折曲った板部12f…を有す
る略コの字形状の第二金具12Bとからなる。12g…は補強
リブである。
そして、間柱8と壁パネル11とを接続するにあたって
は、先ず、壁パネル11…を物置内方から嵌込み操作する
ことによって、前記折曲部11a,11bを間柱8の両側板部8
b…に対接させると同時に前記フック状縁部11c,11dを間
柱8の縁部8c…に係合させると共に、縁部11c,11dのフ
ック状先端部11g,11hを間柱8の溝8a内で当接状態又は
近接状態にして該溝を覆うように対向させている。
この状態で、第一金具12Aを第3図に示すように互い
に対向し合う切欠部11e,11fによって形成された開口に
挿入して、第4図に示すように内向板部12c…の先端を
前記縁部8c…の内面に当付ける一方、第二金具12Bを、
間柱8の両側に隣接位置する壁パネル11…の折曲部11a,
11b及び縁部11c,11dに物置内方から嵌合させ、次いでボ
ルト挿入孔12dに挿入されネジ孔12aに螺合されているボ
ルト13を締付けて第一、第二金具12A,12Bを互いに引き
寄せることにより、間柱8と壁パネル11とを締付固定す
るのである。13aはワッシャである。
そして、第一金具12Aは、切欠部11e,11fの高さMより
幅狭に形成している(すなわち第4図に示すM>S)。
又、第二金具12Bの縦長さLは第5図に示すように切欠
部11e,11fの高さMより大に形成しているが、同等ある
いは小さくても良い。しかし、L>Mとすれば切欠部11
e,11fを外部より見えなくすることができる。
このようにすれば第一、第二金具12A,12Bを予めボル
ト13で組付けておいても、上記の接続作業が可能であ
る。即ち、第一金具12Aを第3図に示すように第二金具1
2Bに対して直交した状態に回動変位させることによっ
て、第一金具12Aを切欠部11e,11f内に挿入でき、次いで
第一金具12Aを第4図に示すように溝8a内で90°回動さ
せて、内向板部12c…を縁部8c…に係合させることがで
きる。そして、この状態においては、内向板部12c…と
間柱8両側板部8bとの接当により、第一金具12Aの回動
がかるく阻止されるので、ボルト13の締付操作時、第一
金具12Aが共回りせず、所期の締付固定状態が得られる
また、両金具12A,12Bの取付位置が特定されるので、そ
の取付作業が容易となり、かつ取付位置がバラツクこと
なく、良好な室内美観が得られる。
隅柱7と壁パネル11との接続構造は、上述した間柱8
と壁パネル11との接続構造と同様であるので、その説明
を省略する。
前記壁パネル11の左右縁部11c,11dの形状は種々のも
のが考えられるが、そのいくつかを第7〜9図について
説明する。
第7図に示すものは、縁部11c,11dを傾斜させて、間
柱8の溝8a中央部で縁部11c,11dのフック状先端部11g,1
1hを近接状態で対向させて溝を覆ったものである。
第8図に示すものは、第7図における先端部11g,11h
を内方に延出折曲させて、先端部11g,11hを間柱8の縁
部8c,8cに当接させたものであり、壁パネル11の抜け止
め防止にもなる。
第9図に示すものは、縁部11c,11dに凹凸部11j,11kを
形成して嵌合させたものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、壁パネルの左右
縁部の先端を柱の溝を覆う様に対向させるので、溝が外
部から見えることがなく、デザイン上室内美観が向上
し、雨水,外光,ごみ等の室内浸入を防止でき、柱の内
部に物が落ち込むことがない。また、第一金具と第二金
具の取付位置を特定することができるので、その取付位
置がバラツクことがなく、室内美観がさらに向上する。
さらに、本考案によれば、柱の溝を別の長尺部材で覆
う構造に比べて1本のボルトにより左右壁パネルを柱に
同時に固定でき、特に柱にボルト用孔を設けることがな
いので、柱の強度低下がなく、かつ部品点数が少なく、
施工が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す鋼板製組立物置の一部
省略全体斜視図、第2〜4図はその要部の斜視図、第5
図はその一部の正面図、第6図は要部の横断面図、第7
〜9図は夫々異なる実施例を示す簡略断面図、第10図は
従来例を示す斜視図、第11図は同横断面図である。 8……柱、8a……溝、8b……側板部、8c……縁部、11…
…壁パネル、11a,11b……両折曲部、11c,11d……縁部、
11e,11f……切欠部、12A……第一金具、12a……ネジ
孔、12b……板部、12c……内向板部、12B……第二金
具、12d……ボルト挿入孔、12e……板部、13……ボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内方に開口する溝を形成する両側板部及び
    該両側板部より溝内に折り曲げられた縁部を有する柱
    と、左右両側端より内方へ折れ曲がった折曲部及び該折
    曲部の内端から折曲部の曲げ方向とは逆方向に折曲加工
    された縁部を有する壁パネルとを、ネジ孔が設けられた
    板部及び該板部の両端より折曲された内向板部を有する
    第一金具と、ボルト挿入孔が設けられた板部を有する略
    コの字形状の第二金具とにより接合するようにした柱と
    壁パネルとの接続構造であって、前記壁パネルの左右縁
    部に適当間隔をおいて切欠部を形成し、前記柱の両側縁
    部に左右の壁パネルの縁部を当接させると共に、壁パネ
    ルの左右縁部の先端部を柱の溝を覆うように対向させ、
    かつ前記壁パネルの左右縁部に形成した両切欠部を対向
    させて開口部を形成し、この開口部より挿入した前記第
    一金具の内向板部先端を柱の縁部に当付け、前記第二金
    具を壁パネルの折曲部に嵌め込み、第二金具のボルト挿
    入孔、第一金具のネジ孔に夫々挿入、螺着しているボル
    トを締付けることにより壁パネルを柱に固定するように
    したことを特徴とする柱と壁パネルとの接続構造。
JP1990024165U 1990-03-10 1990-03-10 柱と壁パネルとの接続構造 Expired - Lifetime JPH0810607Y2 (ja)

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