JP2621111B2 - 組立式押入ユニット - Google Patents
組立式押入ユニットInfo
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- JP2621111B2 JP2621111B2 JP6311270A JP31127094A JP2621111B2 JP 2621111 B2 JP2621111 B2 JP 2621111B2 JP 6311270 A JP6311270 A JP 6311270A JP 31127094 A JP31127094 A JP 31127094A JP 2621111 B2 JP2621111 B2 JP 2621111B2
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Description
用される組立式押入ユニットに関する。
われている。すなわち、まず現場で施工箇所に合わせて
木材の棒を切断し、これで野縁、胴縁等の下地組を行
う。次に、合板等のパネルを施工面に合った大きさに切
断して後壁板及び側壁板を作り、これらを下地に釘打ち
や接着によって固定する。そして、天板、中段棚板、床
板等を所定の寸法に切断し、前框、後框、根太等を用い
て後壁板及び側壁板に取り付けるものである。
施工方法には、下記のような問題があった。 (イ)下地用の木材、後壁板及び側壁板用のパネル、天
板、中段棚板、床板等を現場で所定の寸法に切断し、さ
らに下地組、下地への後壁板及び側壁板の取付、後壁板
及び側壁板への天板、中段棚板、床板等の取付を行うた
め、現場での作業に長時間を要する。 (ロ)建築現場における押入の施工箇所は、実際には多
くの場合真四角な箱型になっておらず、多少ゆがんでい
る。すなわち、押入施工箇所の各角部(後壁施工面と側
壁施工面、天井面、床板施工面との角、側壁施工面と天
井面、床板施工面との角)は、通常直角になっていな
い。このため、単に後壁施工面、側壁施工面に下地組を
行い、この下地に後壁板、側壁板を固定し、天板、中段
棚板、床板等を後壁板及び側壁板に取り付けた場合、押
入施工箇所のゆがみに起因して押入もゆがんでしまい、
後壁板、側壁板が垂直にならず、かつこれらの連結角度
が90度にならない上、天板、中段棚板、床板も水平に
ならない。したがって、押入を真四角な箱型に体裁よく
仕上げるためには、各部材の寸法合わせ、切断、位置決
め、取付等の各工程において押入がゆがむのを防止する
必要がある。このため、従来の工法では、各部材の寸法
合わせ、切断作業、位置決め作業及び取付作業を精度よ
く行わなければならず、熟練した大工でないと満足でき
る押入を作ることが難しい。 (ハ)各部材の寸法合わせ、位置決め作業及び取付作業
を人が狭い押入施工箇所に入って行わなければならない
ので、作業能率が非常に悪い。
工は、現場作業に長時間を要する点、施工に高賃金の熟
練した大工が必要な点、作業能率が悪い点などが原因と
なって、非常に高いコストを要していた。本発明は、こ
のような事情に鑑みてなされたもので、熟練者でなくて
も能率よく短時間で高精度に押入を仕上げることが可能
な組立式押入ユニットを提供することを目的とする。
するため、第1発明の組立式押入ユニットは、後壁施工
面の幅のほぼ1/2の幅で後壁施工面の高さとほぼ等し
い高さのパネルに予め裏桟を固定した2枚の後壁板と、
側壁施工面の幅及び高さとほぼ等しい幅及び高さのパネ
ルに予め裏桟を固定した2枚の側壁板と、後壁施工面の
幅とほぼ等しい幅で側壁施工面の幅とほぼ等しい奥行き
の天板、中段棚板及び床板並びに所定の寸法に形成した
その取付部材とを具備し、1枚の後壁板と1枚の側壁板
とを連結することにより該後壁板及び側壁板が垂直でか
つ後壁板と側壁板との角度が直角をなす一方の自立する
L字状枠体が形成され、1枚の後壁板と1枚の側壁板と
を連結することにより該後壁板及び側壁板が垂直でかつ
後壁板と側壁板との角度が直角をなす他方の自立するL
字状枠体が形成され、前記両L字状枠体の後壁板を互い
に連結することにより2枚の後壁板が平面状をなす自立
するコ字状枠体が形成されるとともに、前記コ字状枠体
に前記天板、中段棚板及び床板を取付可能とした構成し
てある。
〜の手順により簡便に施工を行うことができる。 1枚の後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより
一方のL字状枠体を形成してこれを自立させる。 1枚の後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより
他方のL字状枠体を形成してこれを自立させる。 両L字状枠体の後壁板を互いに連結することによりコ
字状枠体を形成してこれを自立させる。 コ字状枠体に天板、中段棚板及び床板を取り付ける。
工面の幅及び高さとほぼ等しい幅及び高さのパネルに予
め裏桟を固定した1枚の後壁板と、側壁施工面の幅及び
高さとほぼ等しい幅及び高さのパネルに予め裏桟を固定
した2枚の側壁板と、後壁施工面の幅とほぼ等しい幅で
側壁施工面の幅とほぼ等しい奥行きの天板、中段棚板及
び床板並びに所定の寸法に形成したその取付部材とを具
備し、後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより該
後壁板及び側壁板が垂直でかつ後壁板と側壁板との角度
が直角をなす自立するL字状枠体が形成され、1枚の側
壁板を前記L字状枠体の後壁板に連結することにより該
側壁板が垂直でかつ後壁板とこの側壁板との角度が直角
をなす自立するコ字状枠体が形成されるとともに、前記
コ字状枠体に前記天板、中段棚板及び床板を取付可能と
した構成してある。
〜の手順により簡便に施工を行うことができる。 後壁板と1枚の側壁板とを連結することによりL字状
枠体を形成してこれを自立させる。 L字状枠体の後壁板に1枚の側壁板を連結することに
よりコ字状枠体を形成してこれを自立させる。 コ字状枠体に天板、中段棚板及び床板を取り付ける。
工面の幅のほぼ1/3の幅で後壁施工面の高さとほぼ等
しい高さのパネルに予め裏桟を固定した3枚の後壁板
と、側壁施工面の幅及び高さとほぼ等しい幅及び高さの
パネルに予め裏桟を固定した2枚の側壁板と、後壁施工
面の幅に対応する幅で側壁施工面の幅とほぼ等しい奥行
きの天板、中段棚板及び床板並びに所定の寸法に形成し
たその取付部材とを具備し、1枚の後壁板と1枚の側壁
板とを連結することにより該後壁板及び側壁板が垂直で
かつ後壁板と側壁板との角度が直角をなす一方の自立す
るL字状枠体が形成され、1枚の後壁板と1枚の側壁板
とを連結することにより該後壁板及び側壁板が垂直でか
つ後壁板と側壁板との角度が直角をなす他方の自立する
L字状枠体が形成され、1枚の後壁板を前記両L字状枠
体の後壁板の間に連結することにより3枚の後壁板が平
面状をなす自立するコ字状枠体が形成されるとともに、
前記コ字状枠体に前記天板、中段棚板及び床板を取付可
能とした構成してある。
〜の手順により簡便に施工を行うことができる。 1枚の後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより
一方のL字状枠体を形成してこれを自立させる。 1枚の後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより
他方のL字状枠体を形成してこれを自立させる。 両L字状枠体の後壁板の間に1枚の後壁板を連結する
ことによりコ字状枠体を形成してこれを自立させる。 コ字状枠体に天板、中段棚板及び床板を取り付ける。
と側壁板とを連結することにより後壁板及び側壁板が垂
直でかつ後壁板と側壁板との角度が直角をなす自立する
L字状枠体が形成される。さらに、L字状枠体の後壁板
同士を連結したり(第1発明)、L字状枠体の後壁板に
側壁板を連結したり(第2発明)、後壁板をL字状枠体
の後壁板の間に連結したり(第3発明)することによ
り、真四角な自立するコ字状枠体が形成される。このコ
字状枠体は真四角であるため、コ字状枠体に天板、中段
棚板及び床板を簡単に水平に取り付けることができる。
そして、組立が完了したユニットを押入施工箇所に押し
込むことにより、押入の施工が完了する。
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
例を示すもので、このユニットは6尺間口用に使用され
るものである。本例のユニットは、2枚の後壁板1及び
2、2枚の側壁板3及び4、天袋棚板5、中段棚板6、
床板7、天袋前框8、天袋後框9、中段前框10、中段
後框11、床板前框12、床板後框13及び天袋14か
らなるもので、本例では天袋棚板5が天板として構成さ
れている。なお、図1中20は柱、21は敷居、22は
中鴨居、23は上鴨居、24は畳を示す。
後壁施工面の幅のほぼ1/2の幅W1で後壁施工面の高
さとほぼ等しい高さH1に形成した化粧合板(パネル)
15に裏桟16を予め固定した片面フラッシュ構造もの
である。側壁板3,4は、図4に示すように、側壁施工
面の幅及び高さとほぼ等しい幅W2及び高さH2に形成し
た化粧合板(パネル)17に裏桟18を固定した片面フ
ラッシュ構造のものである。
7は、いずれも後壁施工面の幅とほぼ等しい幅W3で側
壁施工面の幅とほぼ等しい奥行きD1に形成されてい
る。天袋前框8、天袋後框9、中段前框10、中段後框
11、床板前框12、床板後框13は、天袋棚板5、中
段棚板6、床板7の取付部材であり、これらはいずれも
後壁施工面の幅とほぼ等しい長さL1に形成されてい
る。
段棚板6、床板7は、桟木を組み合わせた枠体の両面に
パネルを張った両面フラッシュ構造の板によって作製さ
れている。また、図2に示すように、天袋棚板5、中段
棚板6、床板7の前端下部には凸部及び凹部を有するフ
ック部30が設けられ、かつこれら天袋棚板5、中段棚
板6、床板7の前端面は僅かに前倒しの傾斜面に形成さ
れているとともに、天袋前框8、中段前框10、床板前
框12の後端上部には凹部及び凸部を有する係合部31
が設けられている。
を前上がりに傾けてその後端部を天袋後框9、中段後框
11、床板後框13に載せ、後端部を回転中心として前
端部を下降させ、前端下部のフック部30を前記天袋前
框8、中段前框10、床板前框12の係合部31に係合
することにより、釘止めを要することなく天袋棚板5、
中段棚板6、床板7を前後に動かないように簡単に固定
できるようになっている。この場合、天袋棚板5、中段
棚板6、床板7の前端面を傾斜面にしたので、取付時に
天袋棚板5、中段棚板6、床板7の前端面で天袋前框
8、中段前框10、床板前框12を痛めることがない。
桟33を固定した片面フラッシュ構造の4枚の板34を
箱型に連結したものである。このような天袋14を別体
に形成した天袋セパレート型の組立式押入ユニットは、
梁Xの出ている施工箇所に好適に使用される。
合、下記(1)〜(5)の手順で行う。 (1)まず、図5に示すように、後壁板1と側壁板3、
後壁板2と側壁板4とをそれぞれビス等を用いて連結す
ることにより一対の垂直なL字状枠体A,Bを形成し、
これらを自立させる。このとき、後壁板1と側壁板3、
後壁板2と側壁板4の角度はそれぞれ90度になる。 (2)次に、図6に示すように、一方のL字状枠体Aに
天袋後框9、中段後框11、床板後框13をビス等を用
いて固定した後、両L字状枠体A,Bの後壁板1,2を
ビス等を用いて互いに連結し、コ字状枠体Cを作る。こ
のとき、後壁板1,2はまっすぐな平面状となる。ま
た、各後框9,11,13は所定の位置に水平に取り付
ける。なお、天袋後框9、中段後框11、床板後框13
の固定はコ字状枠体Cを作製した後に行ってもよい。 (3)その後、図2に示したように、コ字状枠体Cに天
袋前框8、中段前框10、床板前框12をビス等を用い
て固定する。各前框8,10,12は所定の位置に水平
に取り付ける。そして、天袋棚板5、中段棚板6、床板
7を前述したようにしてコ字状枠体Cに取り付ける。 (4)図7に示すように、ビス等を用いて天袋棚板5に
天袋14を固定する。 (5)組立が完了したユニットを押入施工箇所Yに押し
込む。
施例を示す。このユニットは、下段(天袋棚板より下の
部分)と天袋とを一体化した天袋一体型のもので、梁の
出ていない6尺間口の施工箇所に好適に使用される。本
例のユニットは、2枚の後壁板41及び42、2枚の側
壁板43及び44、天板45、天袋棚板5、中段棚板
6、床板7、天袋前框8、天袋後框9、中段前框10、
中段後框11、床板前框12及び床板後框13によって
構成されている。
44は、実施例1の後壁板1,2及び側壁板3,4に比
べて高さが天袋50の高さ分だけ高くなった点を除け
ば、実施例1の後壁板1,2及び側壁板3,4と同様の
ものである。天板45は、後壁施工面の幅とほぼ等しい
幅で側壁施工面の幅とほぼ等しい奥行きに形成した化粧
合板46に裏桟47を予め固定した片面フラッシュ構造
ものである。また、天袋棚板5、中段棚板6、床板7、
天袋前框8、天袋後框9、中段前框10、中段後框1
1、床板前框12、床板後框13はいずれも実施例1の
ものと同様の構成であるから、同一参照符号を付して説
明を省略する。
合、下記(1)〜(4)の手順で行う。 (1)後壁板41と側壁板43、後壁板42と側壁板4
4とをそれぞれビス等を用いて連結することにより一対
の垂直なL字状枠体を形成し、これらを自立させる。こ
のとき、後壁板41と側壁板43、後壁板42と側壁板
44の角度はそれぞれ90度になる。 (2)一方のL字状枠体に天袋後框9、中段後框11、
床板後框13をビス等を用いて固定した後、両L字状枠
体の後壁板41,42をビス等を用いて互いに連結し、
コ字状枠体を形成する。このとき、後壁板41,42は
まっすぐな平面状になる。また、各後框9,11,13
は所定の位置に水平に取り付ける。なお、天袋後框9、
中段後框11、床板後框13の固定はコ字状枠体を形成
した後に行ってもよい。 (3)コ字状枠体に天袋前框8、中段前框10、床板前
框12をビス等を用いて固定する。各前框8,10,1
2は所定の位置に水平に取り付ける。そして、天袋棚板
5、中段棚板6、床板7を前述のようにしてコ字状枠体
に取り付けるとともに、天板45をコ字状枠体にビス等
を用いて固定する。 (4)組立が完了したユニットを押入施工箇所Yに押し
込む。
すもので、このユニットは3尺間口用に使用される。本
例のユニットは、後壁板として1枚の後壁板41のみを
用い、かつ天板45、天袋棚板5(図示せず)、中段棚
板6(図示せず)、床板7、天袋前框8、天袋後框9、
中段前框10、中段後框11、床板前框12及び床板後
框13の寸法を3尺間口用に変えた以外は実施例2のユ
ニットと同様のものであるから、同一構成の部分には同
一参照符号を付してその説明を省略する。
合、下記(1)〜(4)の手順で行う。 (1)後壁板41と側壁板43とをビス等を用いて連結
することにより垂直なL字状枠体を形成し、これを自立
させる。このとき、後壁板41と側壁板43の角度は9
0度になる。 (2)L字状枠体に天袋後框9、中段後框11、床板後
框13をビス等を用いて固定した後、L字状枠体の後壁
板41に側壁板44をビス等を用いて連結し、コ字状枠
体を形成する。このとき、後壁板41と側壁板44の角
度は90度になる。また、各後框9,11,13は所定
の位置に水平に取り付ける。なお、天袋後框9、中段後
框11、床板後框13の固定はコ字状枠体を形成した後
に行ってもよい。 (3)コ字状枠体に天袋前框8、中段前框10、床板前
框12をビス等を用いて固定する。各前框8,10,1
2は所定の位置に水平に取り付ける。そして、天袋棚板
5、中段棚板6、床板7を前述のようにしてコ字状枠体
に取り付けるとともに、天板45をコ字状枠体にビス等
を用いて固定する。 (4)組立が完了したユニットを押入施工箇所に押し込
む。
すもので、このユニットは9尺間口用に使用される。本
例のユニットは、後壁板として3枚の後壁板41,4
2,50を用い、かつ天板45、天袋棚板5(図示せ
ず)、中段棚板6(図示せず)、床板7、天袋前框8、
天袋後框9、中段前框10、中段後框11、床板前框1
2及び床板後框13の寸法を9尺間口用に変えた以外は
実施例2のユニットと同様のものであるから、同一構成
の部分には同一参照符号を付してその説明を省略する。
なお、この9尺間口用ユニットにおいては、天板等の長
尺部材を2つの短尺部材に分割し、現場でこれらを連結
することにより天板等の長尺部材を作るようにしてもよ
い。
合、下記(1)〜(4)の手順で行う。 (1)後壁板41と側壁板43、後壁板42と側壁板4
4とをそれぞれビス等を用いて連結することにより一対
の垂直なL字状枠体を形成し、これらを自立させる。こ
のとき、後壁板41と側壁板43、後壁板42と側壁板
44の角度はそれぞれ90度になる。 (2)両L字状枠体の後壁板41,42の間に後壁板5
0をビス等を用いて連結し、コ字状枠体を形成する。こ
のとき、後壁板41,42,50はまっすぐな平面状に
なる。また、ビス等を用いて天袋後框9、中段後框1
1、床板後框13の固定を行う。各後框9,11,13
は所定の位置に水平に取り付ける。 (3)コ字状枠体に天袋前框8、中段前框10、床板前
框12をビス等を用いて固定する。各前框8,10,1
2は所定の位置に水平に取り付ける。そして、天袋棚板
5、中段棚板6、床板7を前述のようにしてコ字状枠体
に取り付けるとともに、天板45をコ字状枠体にビス等
を用いて固定する。 (4)組立が完了したユニットを押入施工箇所に押し込
む。
は、予め所定の寸法に形成した片面フラッシュ構造の後
壁板及び側壁板を連結してL字状枠体及びコ字状枠体を
順次作り、コ字状枠体に天板、中段棚板及び床板を取り
付けた後、ユニットを押入施工箇所に押し込むだけで施
工を行うことができるので、現場作業がきわめて短時間
で済む。
と側壁板とから垂直なL字状枠体及びコ字状枠体を作
り、このコ字状枠体に天板、中段棚板、床板を取り付る
という工程で組み立てるため、コ字状枠体を真四角にし
てそれに天板、中段棚板、床板を水平に取り付けること
を簡単な位置決め作業、取付作業によって容易に行うこ
とができる。しかも、天袋棚板、中段棚板、床板の前端
下部にフック部、天袋前框、中段前框、床板前框の後端
上部に係合部をそれぞれ設け、天袋棚板、中段棚板、床
板の後端部を各後框に載せて前端部を下降させることに
より天袋棚板、中段棚板、床板を固定するようにしたの
で、各前框及び各後框を所定の高さに水平に位置決めす
ることにより、天袋棚板、中段棚板、床板を確実に水平
に施工することができる。
は、天袋棚板、中段棚板、床板を両面フラッシュ構造の
板で作製してあるので、天袋棚板、中段棚板、床板の強
度が高く、取付に根太が不要であり、かつ内部の桟木が
外部から見えないため美観に優れている。また、これら
を釘を用いずに固定してあるので、布団等の出し入れの
際に布団等が釘頭に引っかることもない。
セットで販売することが可能であるため、資材調達の事
務的負担が軽減され、かつ資材の施工現場への搬送が容
易になるといった利点も有する。
板、側壁板、天板、中段棚板、床板、取付部材等で構成
したが、その他に垂れ壁や回り縁、雑巾摺等の造作材を
加えてもよい。また、後壁板、側壁板、天板、中段棚
板、床板、取付部材等の構造も上記実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差し
支えない。
と側壁板とを連結することにより後壁板及び側壁板が垂
直でかつこれらの角度が直角をなす自立するL字状枠体
を形成し、さらにL字状枠体の後壁板同士を連結したり
(第1発明)、L字状枠体の後壁板に側壁板を連結した
り(第2発明)、後壁板をL字状枠体の後壁板の間に連
結したり(第3発明)することにより真四角な自立する
コ字状枠体を形成した後、このコ字状枠体に天板、中段
棚板及び床板を取り付けることにより、後壁板及び側壁
板が垂直でかつこれらの角度が直角であるとともに、天
板、中段棚板、床板が水平な押入を簡単に組み立てるこ
とができる。そして、組み立てたユニットを押入施工箇
所に押し込むだけで施工を完了することができる。
によれば、従来工法のように木材、パネル及び棚板等の
切断、下地組、下地へのパネルの固定といった熟練を要
する面倒な作業を現場で行うことなく、また押入施工箇
所のゆがみに関係なく、簡単な作業によって真四角な箱
型で棚板が水平な体裁の良い押入を簡単に短時間で施工
することができる。
は、後壁板及び側壁板を予め裏桟を固定した片面フラッ
シュ構造に形成し、後壁板と側壁板の強度を高くしてあ
るので、後壁板と側壁板との連結作業が容易であるとと
もに、これらを連結したL字状枠体やコ字状枠体の自立
状態が組立作業時に強固に保持され、容易に作業を進め
ることができる。
入施工箇所の外部で組立を行えばよいので、従来工法の
ように狭い押入施工箇所内での下地組、下地へのパネル
の固定といった工程を必要としないため、作業能率が向
上する。
す一部省略正面図である。
側面図である。
である。
す一部省略正面図である。
側面図である。
示す一部省略正面図である。
す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 後壁施工面の幅のほぼ1/2の幅で後壁
施工面の高さとほぼ等しい高さのパネルに予め裏桟を固
定した2枚の後壁板と、側壁施工面の幅及び高さとほぼ
等しい幅及び高さのパネルに予め裏桟を固定した2枚の
側壁板と、後壁施工面の幅とほぼ等しい幅で側壁施工面
の幅とほぼ等しい奥行きの天板、中段棚板及び床板並び
に所定の寸法に形成したその取付部材とを具備し、1枚
の後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより該後壁
板及び側壁板が垂直でかつ後壁板と側壁板との角度が直
角をなす一方の自立するL字状枠体が形成され、1枚の
後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより該後壁板
及び側壁板が垂直でかつ後壁板と側壁板との角度が直角
をなす他方の自立するL字状枠体が形成され、前記両L
字状枠体の後壁板を互いに連結することにより2枚の後
壁板が平面状をなす自立するコ字状枠体が形成されると
ともに、前記コ字状枠体に前記天板、中段棚板及び床板
を取付可能としたことを特徴とする組立式押入ユニッ
ト。 - 【請求項2】 後壁施工面の幅及び高さとほぼ等しい幅
及び高さのパネルに予め裏桟を固定した1枚の後壁板
と、側壁施工面の幅及び高さとほぼ等しい幅及び高さの
パネルに予め裏桟を固定した2枚の側壁板と、後壁施工
面の幅とほぼ等しい幅で側壁施工面の幅とほぼ等しい奥
行きの天板、中段棚板及び床板並びに所定の寸法に形成
したその取付部材とを具備し、後壁板と1枚の側壁板と
を連結することにより該後壁板及び側壁板が垂直でかつ
後壁板と側壁板との角度が直角をなす自立するL字状枠
体が形成され、1枚の側壁板を前記L字状枠体の後壁板
に連結することにより該側壁板が垂直でかつ後壁板とこ
の側壁板との角度が直角をなす自立するコ字状枠体が形
成されるとともに、前記コ字状枠体に前記天板、中段棚
板及び床板を取付可能としたことを特徴とする組立式押
入ユニット。 - 【請求項3】 後壁施工面の幅のほぼ1/3の幅で後壁
施工面の高さとほぼ等しい高さのパネルに予め裏桟を固
定した3枚の後壁板と、側壁施工面の幅及び高さとほぼ
等しい幅及び高さのパネルに予め裏桟を固定した2枚の
側壁板と、後壁施工面の幅に対応する幅で側壁施工面の
幅とほぼ等しい奥行きの天板、中段棚板及び床板並びに
所定の寸法に形成したその取付部材とを具備し、1枚の
後壁板と1枚の側壁板とを連結することにより該後壁板
及び側壁板が垂直でかつ後壁板と側壁板との角度が直角
をなす一方の自立するL字状枠体が形成され、1枚の後
壁板と1枚の側壁板とを連結することにより該後壁板及
び側壁板が垂直でかつ後壁板と側壁板との角度が直角を
なす他方の自立するL字状枠体が形成され、1枚の後壁
板を前記両L字状枠体の後壁板の間に連結することによ
り3枚の後壁板が平面状をなす自立するコ字状枠体が形
成されるとともに、前記コ字状枠体に前記天板、中段棚
板及び床板を取付可能としたことを特徴とする組立式押
入ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6311270A JP2621111B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 組立式押入ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6311270A JP2621111B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 組立式押入ユニット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4300433A Division JP2515676B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 組立式押入ユニットの施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166690A JPH07166690A (ja) | 1995-06-27 |
JP2621111B2 true JP2621111B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=18015123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6311270A Expired - Lifetime JP2621111B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 組立式押入ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621111B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09235867A (ja) * | 1996-03-02 | 1997-09-09 | Fukawa Seisakusho:Kk | 押入ユニットと押入ユニットの施工方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51147254A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-17 | Hitachi Ltd | Semiconductor device |
JPS5932967B2 (ja) * | 1980-07-31 | 1984-08-13 | 古河電気工業株式会社 | ケ−ブル端末部の防水処理方法 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP6311270A patent/JP2621111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07166690A (ja) | 1995-06-27 |
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