JP3869975B2 - 床下地材の固定構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の木造軸組構造において地震や台風等による水平力を受けたときに変形や倒壊を防ぐために、柱及び間柱が立設された横架材に床下地材を固定する固定構造に関し、特に、床下地材の施工性を良くするための技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、地震や台風等により水平力を受けたときに建築物は変形しようとするが、その壁が耐力面材や筋交い等の構成要素を有する耐力壁であると、その壁の構成要素により変形の抵抗が生じる。しかし、その場合、床面が変形し易い構造であると、上記耐力壁の下部を固定している床が変形して、建築物の耐震性や耐風性を弱めてしまうことがある。
【0003】
そのため、近年、図9に示すように、土台、梁、胴差等の横架材aの上面に床下地材bの端部を直接固定する床ダイヤフラム構造が提案されている。cは床下地材bを受ける根太で、その端部は横架材aに対し、横架材a側面に切欠き形成した切欠部a1に嵌め込まれる大入れ落し込み構造により固定されている。
【0004】
ところで、上記土台や梁、胴差等の横架材には鉛直荷重を受けるための柱が所定間隔で立設され、その柱間に間柱が取り付けられているので、床下地材の端部を柱及び間柱と干渉する部分(両隅及び中間部)で欠き込んで欠込み部を形成する必要がある。その場合、間柱と係る部分も切り欠くので、床下地材端部の欠込み部が多くなり、その加工や施工の手間が煩雑となる。
【0005】
そこで、従来、間柱は主要な構造材でないことに着目し、図7及び図8に示すように、予め、間柱dの室内側下端部を床下地材bの厚さ分だけ欠き込んで、その欠込み部d1に柱eと当たる部分だけ床下地材bの端部を挿入する構造が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造では、床下地材bの端部を間柱d下端部の所定隙間の欠込み部d1に滑り込ませるために、床下地材b側の柱嵌込み用の欠込み部(図示せず)を柱eに位置決めしながら、間柱dの真横から床下地材bを滑らせて欠込み部d1に施工せねばならず、その施工性が悪いという問題があった。
【0007】
また、内壁下地材を取り付けるための内壁下地受材fを配置する場合、その内壁下地受材fを柱eと間柱dとの間に固定する必要があり、内壁下地受材fの長さが短くなるのみならず、その必要数も多くなる。すなわち、これら多くの短い内壁下地受材f,f,…をそれぞれ固定する必要があるため、施工の手間がかかるだけでなく、受材f,f,…同士の直線性が保たれずに床下地材bが波打つ虞れもあった。
【0008】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のように床下地材の端部を間柱の欠込み部に差し込んで施工する構造において、その間柱の欠込み部の構造に改良を加えることにより、床下地材及び内壁下地受材の施工性を向上させるとともに、床下地材の波打ちを防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的の達成のため、この発明では、間柱の室内側下端部に床下地材のみならず内壁下地受材を差込み可能な高さの欠込み部を設けて、その欠込み部に床下地材の端部及び内壁下地受材を重ねて差し込んで固定するようにした。
【0010】
具体的には、請求項1の発明では、柱及び間柱が立設された横架材上に床下地材の端部を固定する構造として、上記床下地材の端部には、上記柱を嵌め込む床下地材欠込み部が形成されている一方、上記間柱の室内側下端部には、該下端部を欠き込んでなる所定高さの間柱欠込み部が設けられており、上記床下地材の端部は、上記間柱欠込み部に差し入れられかつ上記床下地材欠込み部に柱が嵌め込まれた状態で上記横架材上に配置され、上記間柱欠込み部において床下地材の端部上の欠込み空間に、柱の下部間に位置しかつ床下地材の端部を挟んだ状態で上記横架材に固定される内壁下地受材が差し込まれていることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、床下地材の端部が間柱欠込み部に差し入れられ、その床下地材の端部上の間柱欠込み部に内壁下地受材が差し込まれて固定されているので、上記間柱欠込み部の高さは、床下地材の厚さよりも大きくてそれと内壁下地受材の厚さとの合計以上の高さとなる。このため、この間柱欠込み部に床下地材の端部のみを差し込む場合、床下地材を間柱欠込み部の斜め上方から間柱欠込み部の開口の高さ分だけ傾けながら差し込むことができるようになり、その差込み作業の際の邪魔部分が少なくて差し込み易くなり、よって床下地材の施工性を高めることができる。
【0012】
また、上記間柱欠込み部に差し入れられた床下地材の端部上の欠込み空間に、柱の下部間に位置する内壁下地受材が差し込まれているので、この内壁下地受材は柱の下部間の全体に亘って延びる1つのものとなり、この1つの内壁下地受材を横架材に固定するだけで、柱及び間柱間に複数の同受材を配置するのと同じ固定構造となる。このことで、間柱で途切れる受材に比べて施工時間が早くなり、内壁下地受材の施工性を良くすることができる。
【0013】
しかも、柱間にその間隔で内壁下地受材を配置するので、その内壁下地受材による直線性も良好となり、床下地材が波打つのを抑制することができる。
【0014】
請求項2の発明では、上記内壁下地受材に耐力面材からなる内壁下地材が下端部を床下地材上面に当接して固定されている構造とする。こうすると、内壁下地材で受けた荷重は、内壁下地受材を介して水平荷重として確実に床面に伝えられることとなり、耐震性の高い構造が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の実施形態に係る床下地材の固定構造を示し、1は木造建築物としての住宅の1階部分における土台で、その上面が全体に亘り略面一となって図外の基礎上に設置されている。この土台1は、住宅の主要な構造強度を受け持つ構造部材を構成する横架材であって、例えば120×120mm(105×105mmでもよい)の木材(製材品)や集成材等の木質系材料からなる。
【0016】
上記土台1上の隅角部及び中間部には垂直材としての例えば120×120mmの柱3a〜3dが、また隣り合う柱3a〜3d間の位置に同様の垂直材としての少なくとも1本の例えば60×120mmの間柱4がそれぞれ立設固定されている。上記柱3a〜3dの間隔は0.9〜2mであり、間柱4は柱3a〜3d間に300〜500mmの間隔で配置される。
【0017】
上記土台1上には床下地材7が端部にて釘やビス、ねじ等により取付固定されている。この床下地材7は、厚さ9〜40mmの構造用合板、コンクリートパネル合板、OSB、MDF、パーティクルボード、大建工業(株)製の商品名「ダイライト」等又はそれらの複合板が使用される。この床下地材7の厚さが18mm以下の場合、床にかかる荷重により撓み易いので、土台1に根太をその上面が土台1上面と略面一になるように掛け渡し(その根太の土台1に対する取付構造は図9に示すように、土台1に切欠部を形成して根太の端部を嵌め込む大入れ落し込み構造である)、その上に床下地材7を固定する。床下地材7の厚さが24mm以上の場合、根太がなくても荷重に耐え得るので、床下地材7を土台1に掛け渡せばよい。上記釘やビス等の長さは、床下地材7の厚さにより異なるが、概ね土台1に締結できるように床下地材7の厚さの2倍以上が好ましく(30〜75mm)、そのピッチは100〜800mmがよい。
【0018】
図4に示すように、上記床下地材7の端部において、床下地材7を土台1上に固定したときに上記柱3a〜3dと干渉する部分には、その柱3a〜3dを嵌め込む床下地材欠込み部8a〜8dが形成されている。具体的には、例えば床下地材7の一方の長辺側の両隅角部には土台1の隅角部及び中間部にある柱3a,3bを嵌め込むように例えば60×60mm(柱3a,3bが105×105mmの場合には53×53mmとする)の略L字状の欠込み部8a,8bが、また長辺側の中間部には土台1の中間部にある柱3cを嵌め込むように例えば120×60mm(柱3cが105×105mmの場合には105×53mmとする)の略コ字状の欠込み部8cがそれぞれ形成されている。また、床下地材7は、図4で矢印にて示すように、一方の短辺側、つまり図4上側の土台1に向かうA方向にスライドした後に、上記一方の長辺側、つまり上記A方向と直交方向で図4左側の土台1に向かうB方向にスライドしながら土台1上に施工されるようになっており、その一方の短辺側において床下地材7がB方向にスライド移動したときの後側に相当する隅角部には、図4上側の土台1の中間部にある柱3dを嵌め込むように略L字状の欠込み部8dが形成され、この欠込み部8dは上記B方向に沿った短辺方向の長さが対応の柱3dの幅寸法よりも所定寸法(略2倍)だけ大きくなるように欠き込まれている(例えば120×60mm。柱3dが105×105mmの場合には105×53mm)。尚、上記B方向にスライドされる床下地材7を案内するために、上記柱3d近くの土台1側面にはガイド用受材10が固定されている。
【0019】
一方、図1に示すように、上記各間柱4の室内側下端部には、該下端部の隅角部を矩形状に欠き込んでなる間柱欠込み部5が設けられている。この間柱欠込み部5の奥行は、後述する内壁下地受材12の奥行寸法と略同じ(例えば60mm)で、その高さhは、上記床下地材7の厚さと内壁下地受材12の厚さとの合計以上の寸法とされている。
【0020】
そして、図1〜図3に示す如く、上記床下地材7の端部は、その一部が上記各間柱4の間柱欠込み部5の下部に差し入れられ、かつ端部における各床下地材欠込み部8a〜8dがそれぞれ柱3a〜3dを嵌め込まれた状態で上記土台1上に載置されて釘やビス等により固定されている。
【0021】
さらに、上記各間柱欠込み部5において上記床下地材7の端部上の欠込み空間(間柱欠込み部5の上部)には、隣接する柱3a〜3d間の長さに切断された内壁下地受材12が柱3a〜3dの下部間に位置するように差し込まれ、この各内壁下地受材12は、柱3a〜3d間において床下地材7の端部を挟んだ状態で上記土台1に釘やビス等により一体的に固定されている。内壁下地受材12の奥行は、後述する内壁下地材14を固定できる寸法(例えば釘打ち代)であればよいが、間柱欠込み部5の奥行以下の寸法とすれば、内壁下地受材12の室内側面が間柱4から突出せず、面材からなる内壁下地材14を施工できる。また、内壁下地受材12の厚さは20mm以上が望ましい。内壁下地受材12を止める釘やビス等は、同受材12の厚さよりも長くて土台1に十分に届く長さが必要である。
【0022】
また、図1及び図2で仮想線にて示すように、床下地材7の端部のうち、床面の周縁に位置する端部近くの上面には耐力面材からなる複数枚の内壁下地材14,14,…(1枚のみ図示する)が下端部を床下地材7上面に当接して立設され、この各内壁下地材14の下端部は上記内壁下地受材12の側面に釘やねじ等により固定されている。内壁下地材14の側部は上記各柱3a〜3d及び間柱4に直接、同様の固定具により固定され、上部は胴差、梁、軒桁等、土台1の上側に対応して配置した上部横架材の側面に直接固定される。尚、柱3a〜3d及び間柱4の上部間(胴差等の上部横架材の下面)に上記内壁下地受材12と同様な受材を設けて、その受材に内壁下地材14の上部を固定してもよい。このように間柱4及び内壁下地受材12の各室内側面を柱3a〜3dと略面一にすることで、大壁構造とされている。尚、真壁構造とする場合には、間柱4及び内壁下地受材12の各室内側面が柱3a〜3dよりも室外側に位置するように間柱4及び内壁下地受材12の奥行等を変えればよい。また、柱3a〜3d及び間柱4の各室内側面に胴縁を取り付けるとともに、この胴縁と同じだけ内壁下地受材12を室内側に突出させて内壁下地を組み、この下地に内壁下地材14を取り付けることもできる。
【0023】
上記内壁下地材14としては、構造用合板、LVL、OSB、パーティクルボード、MDF等の木質系板材が使用され、この他に石膏ボード、大建工業(株)製の商品名「ダイライト」等の無機質系板材を使用することもできる。
【0024】
このような内壁下地材14を固定する固定具としては釘でもよいが、上記した無機質板を使用する場合、ビスやねじ(例えばドリリングタッピングねじDTSNや十字穴付き皿木ねじWSNで、長さ25mm以上、好ましくは下地材の厚さの2.5倍以上のもの)で固定すると、一層良好な耐力を長く発現させることができるので好ましい。また、このビスやねじのピッチは100〜200mmがよい。内壁下地材14を耐力壁にする場合、建築基準法施行令46条に係る告示1100号の釘やビスの種類、ピッチによる。
【0025】
尚、図示しないが、上記内壁下地材14上にはその継目部がパテで埋められてフラットにされた後、布クロス、樹脂クロス、壁紙等のシート材、又は漆喰、ジュラク壁等の塗り壁が施工される。
【0026】
したがって、この実施形態の構造を施工する場合、まず、図4に示すように、床下地材7を一方の短辺側、つまり図4上側の土台1に向かうA方向にスライドさせて、その先端部を柱3d近くの土台1側面にあるガイド用受材10に載置する。次いで、この床下地材7を上記ガイド用受材10により案内しながら、一方の長辺側、つまり上記A方向と直交するB方向(図4左側の土台1に向かう方向)にスライドさせ、図5に示すように、床下地材7の端部を、その一部が上記各間柱4の間柱欠込み部5の下部に差し入れられ、かつ端部における各床下地材欠込み部8a〜8dにそれぞれ柱3a〜3dが嵌め込まれた状態で上記土台1上に載置し、この床下地材7の端部を釘やビス等により固定する。
【0027】
そのとき、上記間柱欠込み部5の高さhは、床下地材7の厚さよりも大きくてそれと内壁下地受材12の厚さとの合計以上の寸法であるので、床下地材7をA方向又はB方向にスライドさせてその端部を間柱欠込み部5に差し込む場合、A方向及びB方向のいずれでも、図6に示すように、床下地材7を間柱欠込み部5の斜め上方から間柱欠込み部5の開口の高さ分だけ傾けながら差し込むことができる。このため、その差込み作業を行うときの邪魔が少なくて差し込み易くなり、床下地材7の施工性を高めることができる。
【0028】
このように床下地材7が土台1上に固定された後、図1〜図3に示すように、内壁下地受材12を柱3a〜3dの下部間に配置して、その中間部を各間柱欠込み部5の上部、つまり上記床下地材7の端部上の欠込み空間に差し込み、この各内壁下地受材12を、柱3a〜3d間において床下地材7の端部を挟んだ状態で土台1に対し釘やビス等により一体的に固定する。
【0029】
このように、間柱欠込み部5に差し入れられた床下地材7の端部上の欠込み空間に、柱3a〜3dの下部間に位置する内壁下地受材12が差し込まれているので、この内壁下地受材12は隣接する柱3a〜3dの下部間の全体に亘って延びる1つのものでよく、この1つの内壁下地受材12を土台1上面に固定するだけで、柱3a〜3d及び間柱4間にそれぞれ同様の受材を配置するのと同じとなる。その結果、間柱4で途切れる受材に比べて施工時間が早くなり、内壁下地受材12の施工性を良くすることができる。
【0030】
しかも、柱3a〜3d間にその間隔で内壁下地受材12を配置するので、その内壁下地受材12による直線性も良好となって床下地材7を取り付けたときに波打つのを抑制することができる。
【0031】
尚、上記床下地材7の一方の短辺側において、B方向にスライド移動したときの後側に相当する隅角部の床下地材欠込み部8dは、B方向に沿った短辺方向の長さが対応の柱3dの寸法よりも大きいので、図5に示すように、床下地材7が土台1上に載置された状態では、上記欠込み部8dと柱3dとの間に隙間Dが生じる。しかし、この隙間Dは、図3に示すように、床下地材7の端部上面に配置される内壁下地受材12により隠蔽される。
【0032】
しかる後に、上記床下地材7の端部上面に各内壁下地材14を下端部が床下地材7上面に当接するように立て、この各内壁下地材14の下端部を上記内壁下地受材12の側面に、また側部を上記各柱3a〜3d及び間柱4に、さらに上部を上部横架材の側面にそれぞれ固定すればよい。
【0033】
こうして、内壁下地受材12に耐力面材からなる内壁下地材14が下端部を床下地材7上面に当接して固定されているので、内壁下地材14で受けた荷重は、内壁下地受材12を介して水平荷重として確実に床面に伝えられることとなり、耐震性の高い構造が得られる。
【0034】
尚、上記実施形態は、本発明を住宅の1階部分に適用して横架材を土台1とした例であるが、本発明は2階以上の部分にも適用できる。また、横架材は土台1以外に胴差、梁、桁等、軸組構造の横架材であればよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した如く、請求項1の発明によると、柱及び間柱が立設された横架材上に床下地材の端部を固定する構造として、間柱の室内側下端部に、床下地材の厚さと内壁下地受材の厚さとの合計以上の高さの間柱欠込み部を形成し、床下地材の端部を、間柱欠込み部に差し入れかつ床下地材側の欠込み部に柱が嵌め込まれた状態で横架材上に配置し、この床下地材の端部上の間柱欠込み部に、柱の下部間に位置しかつ床下地材の端部を挟んだ状態で横架材に固定される内壁下地受材を差し込むようにしたことにより、間柱欠込み部に床下地材の端部を差し込む場合、床下地材を間柱欠込み部の斜め上方から傾けながら差し込むことができ、床下地材の施工性を高めることができる。また、内壁下地受材の施工時間も早くなってその施工性を良くすることができるとともに、その内壁下地受材による直線性も良好となって床下地材の波打ちを抑制することができる。
【0036】
請求項2の発明によると、内壁下地受材に耐力面材からなる内壁下地材を、その下端部を床下地材上面に当接して固定したことにより、内壁下地材で受けた荷重を内壁下地受材を介して確実に床面に伝えて、耐震性の高い構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の床下地材の固定構造を示す側面断面図である。
【図2】床下地材の固定構造を示す正面図である。
【図3】床下地材の固定構造を示す平面図である。
【図4】土台に床下地材を載置する前の施工状態を示す図3相当図である。
【図5】土台上に床下地材を載置した施工状態を示す図3相当図である。
【図6】土台に床下地材を載置する前の施工状態を示す図1相当図である。
【図7】従来の構造を示す図1相当図である。
【図8】従来の構造を示す図2相当図である。
【図9】床下地材の端部を直接横架材に固定する床ダイヤフラム構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 土台(横架材)
3a〜3d 柱
4 間柱
5 間柱欠込み部
7 床下地材
8a〜8d 床下地材欠込み部
12 内壁下地受材
14 内壁下地材
h 間柱欠込み部の高さ
Claims (2)
- 柱及び間柱が立設された横架材に床下地材上の端部を固定する構造であって、
上記床下地材の端部には、上記柱を嵌め込む床下地材欠込み部が形成されている一方、
上記間柱の室内側下端部には、該下端部を欠き込んでなる所定高さの間柱欠込み部が設けられており、
上記床下地材の端部は、上記間柱欠込み部に差し入れられかつ上記床下地材欠込み部に柱が嵌め込まれた状態で上記横架材上に配置され、
上記間柱欠込み部において床下地材の端部上の欠込み空間に、柱の下部間に位置しかつ床下地材の端部を挟んだ状態で上記横架材に固定される内壁下地受材が差し込まれていることを特徴とする床下地材の固定構造。 - 請求項1の床下地材の固定構造において、
内壁下地受材に耐力面材からなる内壁下地材が下端部を床下地材上面に当接して固定されていることを特徴とする床下地材の固定構造。
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