JP2003119955A - 建物用土台 - Google Patents

建物用土台

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JP2003119955A
JP2003119955A JP2001358677A JP2001358677A JP2003119955A JP 2003119955 A JP2003119955 A JP 2003119955A JP 2001358677 A JP2001358677 A JP 2001358677A JP 2001358677 A JP2001358677 A JP 2001358677A JP 2003119955 A JP2003119955 A JP 2003119955A
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JP2001358677A
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Yoji Shiina
洋史 椎名
Kunio Ideno
邦雄 出野
Shigeru Naito
繁 内藤
Yoshihiko Maruyama
義彦 丸山
Masaaki Watanabe
公明 渡辺
Tsutomu Takahashi
努 高橋
Koichi Yashiro
浩一 八代
Hiroshi Horikawa
浩志 堀川
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】白蟻の食害や湿気による腐食または寸法変化が
なく、軽量で加工精度が高く施工性を高めると共に、環
境上からも好ましい建物用土台を提供する。 【解決手段】基礎Kの上面に沿って配置され、アルミニ
ウム合金の押出形材からなり、かかる形材の断面の外形
が角形を呈し且つ長手方向に沿って一対の隔壁6aによ
り複数の中空部6を有すると共に、上記押出形材の外周
面には陽極酸化皮膜層h1および電着塗膜層h2が形成
されている、建物用土台1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物における基礎
上に配置する建物用土台に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートからなる基礎の上
面に沿って固定される土台は、在来工法やプレハブ工法
においても、断面角形の木材からなる土台が広く用いら
れている。かかる木材製の土台は、基礎の上方に立設す
るアンカーボルトにより固定されると共に、柱や間柱な
どもかかる土台を介して立設されている。
【0003】しかしながら、従来の木材製の土台には、
以下のような問題があった。 (1)白蟻による食害を受け易く、湿気によって腐食し易
い。 (2)吸湿および放湿を繰り返すことにより、土台の断面
寸法が経年変化するため、建物に歪みを招来させる。 (3)重量が大きいため、現場での作業性が低下し易い。 (4)柱の直下などの集中荷重を支持する部分とそうでな
い部分との何れも同一断面であるため、材料の無駄とも
なる。 (5)加工精度が低く且つ寸法が狂いやすいため、モジュ
ールユニット化が困難で建物の施工性が低下する。 (6)木材伐採による環境破壊につながり易い。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上に説明した従
来の技術における問題点を解決し、白蟻の食害や湿気に
よる腐食または寸法変化がなく、軽量で加工精度が高く
施工性を高めると共に、環境上からも好ましい建物用土
台を提供する、ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
は、上記課題を解決するため、建物用土台を耐食性に優
れ且つ軽量なアルミニウム合金化する、ことに着想して
成されたものである。即ち、本発明の建物用土台(請求
項1)は、基礎の上面に沿って配置される建物用土台で
あって、アルミニウム合金の押出形材からなる、ことを
特徴とする。これによれば、白蟻の食害や湿気による腐
食または寸法変化がなく、長期間にわたり断面や形状お
よび強度が安定した土台となり、軽量化でき、加工精度
が高く且つ建物の施工性を高められると共に、環境保全
上からも好ましくなる。
【0006】また、本発明には、前記押出形材の外周面
には、陽極酸化皮膜層、または、陽極酸化皮膜層および
電着塗膜層が形成されている、建物用土台(請求項2)も
含まれる。これによれば、土台が床下空間に隣接してい
ても、上記陽極酸化皮膜層、または、陽極酸化皮膜層お
よび電着塗膜層により腐食する事態を一層確実に防止で
きる。更に、本発明には、前記押出形材は、断面の外形
が角形または基礎側に開口したコ字形を呈し、その上端
の水平片における幅方向のほぼ中央に、上記押出形材の
長手方向に沿って孔明け位置決め用の細溝が全長に形成
されている、建物用土台(請求項3)も含まれる。これに
よれば、基礎から垂直に立設するアンカーボルトの貫通
孔(通し孔)を穿孔する位置の位置決めが容易にできる。
あるいは、土台上に立設する柱の下端を固定する接続金
具を固定するボルトを貫通するため、当該土台を下側か
ら貫通してネジ結合するボルトの貫通孔(通し孔)を孔明
けする際にも、容易に孔明け位置を位置決めすることが
できる。
【0007】また、本発明には、前記押出形材は、断面
の外形が角形を呈し、その長手方向に沿った一対の隔壁
により複数の中空部を全長に有していると共に、該一対
の隔壁は上記中空部の断面における幅方向の中央付近の
アンカーボルトなどを挟んだ位置に形成されてい、建物
用土台(請求項4)も含まれる。これによれば、アンカー
ボルトや柱の下端を固定するボルト付近において、建物
の集中荷重などを受けても、上記一対の隔壁により、当
該土台の座屈変形などを確実に防止できる。更に、本発
明には、前記押出形材は、断面の外形が基礎側に開口し
たコ字形を呈し、中央付近に位置する中空部を長手方向
に沿って一体に形成している、建物用土台(請求項5)も
含まれる。これによれば、基礎から垂直に立設するアン
カーボルトや当該土台上に立設する柱の下端に嵌め込む
ナット付き接続金具にネジ結合するボルトが、土台の幅
方向における中央付近を貫通しても、これらにより生じ
る締め付け力や建物により生じる荷重に対して、当該土
台を座屈などの変形から防ぎ、建築構造上必要な強度を
有する土台とすることができる。
【0008】また、本発明には、前記押出形材は、断面
の外形が基礎側に開口したほぼコ字形を呈する上側材
と、かかる上側材に係合し且つ基礎上に位置する下側材
とからなる、建物用土台(請求項6)も含まれる。これに
よれば、予め上側材と下側材とを現場などで係合(嵌合)
することにより、前記同様の座屈しにくく、建築構造上
必要な強度を有する土台とすることができる。しかも、
例えば高さ寸法が複数種類の上側材を用意することによ
り、現場に応じて任意の高さの土台を容易に組み立てる
ことも可能となる。尚、上側材の幅方向における中央付
近に、下向きの複数のリブまたは縦長で1つの中空部を
一体に形成しても良く、下側材にはこれらに係合する凸
条を突設することも可能である。また、下側材は、アン
カーボルトが貫通する位置や柱が立設される位置付近の
みにおいて、上側材に係合(嵌合)しても良い。
【0009】加えて、本発明には、前記押出形材は、そ
の長手方向に沿った中空部または基礎側に開口した開口
部を全長に沿って有し且つ上端の水平片または上端およ
び下端の水平片に通し孔を有すると共に、上記中空部ま
たは開口部における所定の位置に上記通し孔に連通する
垂直な貫通孔を有するブロックを配置するか、あるい
は、上記中空部または開口部における所定の位置に位置
し且つ上記通し孔に連通する垂直なスリーブパイプを、
上記形材における少なくとも上端の水平片に接続してい
る、建物用土台(請求項7)も含まれる。
【0010】これによれば、柱(間柱などの垂直荷重を
受ける建築部材の全てを含む)が立設して集中荷重が作
用する部分にのみ上記ブロックを配置することにより、
柱を介した集中荷重による座屈を防ぎ、必要な部分のみ
を補強した土台となる。また、柱などを介した集中荷重
が作用する部分にのみ上記スリーブパイプを配置するこ
とにより、柱を介した集中荷重による座屈を防ぎ、必要
な部分のみを補強した土台となる。従って、土台の重量
を一層小さくできると共に、中空部や開口部と併せて、
当該土台に用いるアルミニウム合金を有効に活用でき
る。尚、上記ブロックは、例えば、アルミニウム合金を
含む金属、モルタル、コンクリート、硬質合成ゴム、ま
たは硬質合成樹脂などから成形される。また、上記スリ
ーブパイプの押出形材への接続には、スポット溶接、ロ
ウ付け、接着、または通し孔への落とし込みなどの方法
が用いられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を図面と共に説明する。尚、以下における各実
施の形態は、布基礎上に建物用土台を配置したものであ
るが、べた基礎や独立基礎についても適用可能すること
ができる。図1は、本発明の建物用土台1の施工済み状
態を示す斜視図であり、建物の布基礎Kの上面に沿って
スペーサS,sなどを介して配置されている。図1に示
すように、建物用土台1は、アンカーボルト7により布
基礎Kに固定され、かかるアンカーボルト7が貫通する
位置に隣接する土台1上に、追って詳述する接続金具1
4を介して柱18が垂直に立設される。尚、土台1上で
柱18,18間には、布基礎Kとの間にスペーサSを介
して間柱mHがL型金具により立設されると共に、平行
な建物用土台1,1間には、アルミニウム合金の中空押
出形材からなる根太Nが掛け渡されている。
【0012】図2(A),(B)は、建物用土台1の使用状
態または取付状態の拡大図を示す。建物用土台1は、ア
ルミニウム合金(JIS:A−6063S−T5等)の押
出形材からなり、図3(A),(B)にも示すように、断面
の外形が角形を呈し、上端の水平片2、下端の水平片
4、左右の縦片5,5、および垂直な隔壁6a,6aに
より分割された3つの中空部6を、その長手(押出)方向
の全長に沿って一体に有する。かかる土台1の高さは4
0〜120mm、その幅は100〜120mmであり、
各部分の肉厚は約2mmである。尚、図3(A)は、図1
中のA−A線および図2(A)中のa−a線に沿った矢視
における断面図である。また、図3(C)に例示するよう
に、建物用土台1の外周面(押出形材のうち外部に露出
する面)には、公知の表面処理方法により、厚みが数μ
m〜数10μmの陽極酸化皮膜層h1および厚みが数μ
m〜数10μm程度の電着塗膜層h2が形成されてい
る。尚、上記のうち、陽極酸化皮膜層h1は必ず形成さ
れる。
【0013】図2(A)に示すように、建物用土台1は、
図示しない地面などから立設する布基礎Kの上に、複数
のスペーサSを介して載置される。また、かかる土台1
の上・下端の水平片2,4および中央の中空部6を、布
基礎Kの幅方向の中央付近から立設するアンカーボルト
7が貫通し、かかるボルト7の上部に座金9を介してネ
ジ結合するナット8により、布基礎Kの上方に固定され
ている。尚、スペーサSは、耐熱性および耐候性を有す
る硬質の合成ゴムまたは合成樹脂からなり、図2(B)に
示すように、平面視がほぼ正方形で約20mmの厚みを
有する。図2(A),(B)および図3(B)に示すように、
土台1の上端の水平片2における幅方向の中央には、そ
の長手(押出)方向に沿って、上記アンカーボルト7など
の通し孔(貫通孔)を孔明けする際において、断面が三角
形でセンター位置決め用の細溝3が形成されている。こ
の細溝3の深さは、約0.3mm程度である。
【0014】土台1を布基礎K上に固定するには、先
ず、上記スペーサSの中心に予め穿孔した通し孔に、図
2(B)に示すように、アンカーボルト7を貫通させて、
当該スペーサSを布基礎Kの上面に配置する。一方、図
2(B)に示すように、建物用土台1の上・下端の水平片
2,4における中央には、細溝3を中心として、通し孔
2a,4aが、ドリルなどにより所定の位置に穿孔され
る。次いで、通し孔(貫通孔)2a,4aにアンカーボル
ト7を貫通させて、スペーサS上に建物用土台1を水平
に載置する。そして、かかる土台1の水平片2から上方
に突出するアンカーボルト7の雄ネジ部に座金9を介し
てナット8をネジ結合するすることにより、図2(A)お
よび図3(A)に示すように、建物用土台1はスペーサS
を介して布基礎Kの上方に沿って固定される。
【0015】図3(D)は、建物用土台1の上に柱18を
立設する直前の状態を示す。図3(D)に示すように、柱
18は、布基礎Kの上面に配置され且つその中心部にボ
ルト12を垂直に固定するベース板10、かかるボルト
12を中心部で貫通させ且つ前記同様の素材からなる比
較的薄肉のスペーサs、および接続金具14を用いて、
建物用土台1の上に立設される。尚、建物用土台1にお
いて柱18が立設される位置は、アンカーボルト7が貫
通する位置に隣接する位置または比較的近い位置とされ
る。また、上記ベース板10の厚みは約5mmで且つス
ペーサsの厚みは約15mmであり、両者全体の厚みは
前記スペーサSの厚みと等しくなるように予め設定され
ている。
【0016】また、柱18の立設方法は、スペーサsを
土台1の水平片4とベース板10との間に挟み、上記ボ
ルト12を建物用土台1の通し孔2a,4aに貫通し、
当該土台1を図3(D)に示すように組み立てて、土台1
を布基礎K、ベース板10、およびスペーサsの上に仮
に載せる。図3(D)に示すように、柱18には、その下
端面から垂直に切り込んだ幅が数mmのスリット19が
鋸などで形成されている。また、スリット19に進入す
る長方形の鋼板からなる接続金具14は、その下辺の中
央から垂直に逆U字の切り欠き溝15がプレスなどによ
り形成され、且つ切り欠き溝15の中間には、軸心方向
にやや長いナット16が溶接によって垂直に溶着されて
いる。尚、切り欠き溝15におけるナット16の上側に
は、隙間17が残されている。また、接続金具14は、
一対の通し孔14aを有する。更に、柱18は、上記ス
リット19と直交する一対の通し孔19aを有する。
【0017】次いで、上記土台1の水平片2における中
央から上方に突出するボルト12上端の雄ネジ部に、接
続金具14のナット16を回転させ、またはベース板1
0を回転させることにより、両者をネジ結合しつつ、図
3(E)に示すように、当該金具14を建物用土台1の長
手方向(例えば細溝3)と平行になり且つ水平片2と接触
する位置において固定させる。この後で、前述したアン
カーボルト7にナット8をネジ結合して建物用土台1を
布基礎Kの上に固定する。尚、図3(E)は、前記図1中
のE−E線に沿った矢視における断面図である。そし
て、図3(E)に示すように、上記金具14にスリット1
9を嵌合することにより、土台1上の所定の位置に柱1
8を立設することができる。尚、接続金具14と柱18
とには、複数の図示しないピンまたはボルトが両者の通
し孔14a,19aを水平に貫通して、柱18が土台1
から抜け出す事態を防止している。
【0018】以上の建物用土台1によれば、アルミニウ
ム合金の押出形材からなり且つ外周面に陽極酸化皮膜層
h1、またはこれに加えて電着塗膜層h2が形成されて
いるため、白蟻の食害や湿気による腐食のおそれがな
く、寸法狂いや経年変化による歪みを生じるおそれがな
くなる。また、断面が角形で一対の隔壁6aにより3つ
の中空部6を全長に沿って有するため、柱18の立設に
伴う垂直方向の荷重が部分的に加わっても、あるいはア
ンカーボルト7による締め付け力が加わっても、座屈な
どの変形を生じることなく、構造材として所定の強度に
より支持することができる。更に、軽量で現場施工も容
易となる建物用土台を提供できる。
【0019】図4(A)は、前記請求項5に記載した異な
る形態の土台20の断面を示す。土台20は、前記同様
のアルミニウム合金の押出形材からなり、上端の水平片
22と左右両端の縦片25とを備え、断面の外形が前記
布基礎K側に開口したコ字形を呈すると共に、中央付近
に中空部24aを内設する箱形部24を、図示で奥行き
方向である長手(押出)方向の全長に沿って一体に設けて
いる。図4(A)に示すように、左右の縦片25の下端に
は、箱形部24に向いた水平な当接片28が互いに対称
に設けられ、各縦片25と箱形部24との間には、開口
部29,29が位置している。また、上端の水平片22
における幅方向の中央には、前記同様の断面三角形の細
溝23が長手方向に沿って形成されている。
【0020】かかる細溝23をセンターとして位置決め
することにより、水平片22の中央と箱形部24の底辺
26における中央とに、前記アンカーボルト7などを貫
通させる通し孔22a,27がそれぞれ孔明けされる。
尚、箱形部24の底辺26と左右の当接片28とが、前
記布基礎Kの上面に載置される。また、中空部24aの
内側面を除く土台20の外周面にも、前記同様の陽極酸
化皮膜層h1や電着塗膜層h2が形成されている。以上
のような建物用土台20によっても、白蟻の食害、湿気
による腐食のおそれ、寸法狂い、および歪みを生じるお
それがなく、前記布基礎Kから立設するアンカーボルト
7により固定したり、前記柱18を水平片22上に垂設
することに伴う垂直方向の荷重を受けても、中空部24
aを内設する箱形部24により、座屈などの変形を生じ
ることなく、構造材として所定の強度により支持するこ
とができる。従って、軽量化できると共に、現場施工も
容易となる。
【0021】図4(B),(C)は、請求項6に記載した形
態の建物用土台30の断面を示す。建物用土台30は、
図4(B)に示すように、前記同様のアルミニウム合金の
押出形材からなる上側材31と下側材40とからなる。
上側材31は、上端の水平片32と左右両端の縦片35
とを備え、断面の外形が前記布基礎K側に開口したほぼ
コ字形を呈すると共に、中央付近に中空部34aを内設
する箱形部34を、図示で奥行き方向である長手(押出)
方向の全長に沿って一体に設けている。図4(B)に示す
ように、水平片32の中央には、柱18の下端に進入す
る前記金具14の下辺を受け入れてこれを回転不能にす
る凹溝33が形成されている。
【0022】また、上側材31において、図4(B)の屋
外側である左側の縦片35の外側には、上下に対向する
断面L形の突条37,37が設けられ、その内側には後
述する水切り材における垂直片の上下端を受け入れる凹
溝36,36が位置する。上側材31において、図4
(B)の屋内側である右側の縦片35の外側には、上端に
断面L形の突条37および凹溝36が位置し、下端には
屋内向きで水平な当接片39が位置する。更に、左右の
縦片35の内側における下方には、断面ほぼ半円形の係
合用凸条38がそれぞれ対称に突設されている。尚、箱
形部34と各縦片35との間には、布基礎側に開口する
開口部31aがそれぞれ位置する。
【0023】一方、下側材40は、図4(B)に示すよう
に、建物用土台30の下端となる水平片42と、その中
間から立設する一対の凸条43と、両端から立設する一
対の縦壁44とを一体に有する。一対の凸条43は、図
4(C)に示すように、上側材31の箱形部34の底辺3
4bを受け入れ且つ嵌合する。また、左右の縦壁44の
外側には、断面ほぼ半円形の係合用凹溝45が対称に形
成されている。下側材40において、図4(B)で屋外側
となる左側の縦壁44の外側に突出する水平片42に
は、短い凸片47と凹溝46とが位置する。また、図4
(B)で屋内側となる右側の縦壁44の外側に突出する水
平片42には、その先端から立設する短い凸片49とや
や幅広の凹溝48とが位置する。かかる凹溝48は、上
側材31の当接片39と嵌合し、且つ前記凹溝36と協
働して後述する根太受けとの係合に活用される。尚、下
側材40は、前記アンカーボルト7が貫通する位置や柱
18が立設される位置の付近のみに部分的配置しても良
い。
【0024】そして、建物用土台30を組立るには、図
4(C)に示すように、上側材31の箱形部34の底辺3
4bを、下側材40の凸条43,43間に受け入れ且つ
嵌合すると共に、上側材31の縦片35,35を外側に
わずかに弾性変形させつつ各凸条38を、下側材40の
各凹溝45内に係合する。同時に、上側材31の各縦片
35の下端または当接片39を、下側材40の凹溝4
6,48内に係合する。これにより、断面の外形が角形
であって、中空部34aおよび下側材40により密閉さ
れた左右の開口部31aを内蔵する建物用土台30を形
成することができる。因みに、かかる土台30の幅は1
20mmで且つ高さは80mmである。
【0025】図5は、下側材40を、アンカーボルト7
が貫通する位置や柱18が立設される位置の付近にのみ
配置した形態の建物用土台30の施工後における状態を
示す。尚、図5中の符号hは、火打土台を示す。以上の
ような建物用土台30によっても、前記土台1,20と
同様の効果が得られると共に、上側材31の縦片35,
35および箱形部34の高さを変更することで、全体の
高さをより低くした土台30とすることも容易である。
尚、前記図1および図5中に示した根太Nは、アルミニ
ウム合金からなる断面角形の中空押出形材で形成され、
その中空部内で後述する根太受け75を固定することに
より、互いに平行な建物用土台1,1間に固定され、か
かる土台1などの上面と根太Nの上面とは、同じレベル
に配置される。
【0026】図6(A)は、請求項6に記載した形態の建
物用土台50を形成する上側材51と下側材60との各
断面を示す。かかる土台50も、前記同様のアルミニウ
ム合金の押出形材からなる上側材51と下側材60とか
ら組み立てられる。図6(A)に示すように、上側材51
は、上端の水平片52および左右両端の縦片55を備
え、断面の外形が前記布基礎K側に開口したほぼコ字形
を呈すると共に、水平片52の中央付近に追って隔壁と
なる垂直片54,54を、図示で奥行き方向である長手
(押出)方向の全長に沿って一体に設けている。図6(A)
に示すように、水平片52の中央にも、前記柱18の下
端に進入する接続金具14の下辺を受け入れこれを回転
不能にする凹溝53が位置している。
【0027】また、上側材51において、図6(A)の屋
外側である左側の縦片55の外側には、上下に対向する
断面L形の突条57,57が設けられ、その内側には次
述する水切り材における垂直片の上下端を受け入れる凹
溝56,56が位置する。図6(A)に示すように、上側
材51において、屋内側である右側の縦片55の外側に
は、上端に突条57と凹溝56とが位置し、かかる縦片
55の下端には屋内向きで水平な当接片59が位置す
る。更に、左右の縦片55の内側における下方には、断
面ほぼ半円形の係合用凸条58がそれぞれ対称に突設さ
れている。尚、垂直片54,54間には開口部51bが
位置し、かかる垂直片54と各縦片55との間には、布
基礎K側に開口する開口部51aがそれぞれ位置する。
【0028】一方、下側材60は、図6(A)に示すよう
に、建物用土台50の下端となる水平片62と、その中
間から立設する長短一対ずつの凸条63,63aと、左
右の両端から立設する一対の縦壁64とを一体に有す
る。一対ずつの凸条63,63a間は、上側材31の各
垂直片54を受け入れる凹溝63bが位置する。また、
左右の縦壁64の外側には、断面ほぼ半円形の係合用凹
溝65がそれぞれ対称に形成されている。下側材60に
おいて、図6(A)で屋外側となる左側の縦壁64の外側
に突出する水平片62には、短い凸片67と凹溝66と
が位置する。更に、図6(A)で屋内側となる右側の縦壁
64の外側に突出する水平片62には、その先端から立
設する短い凸片69とやや幅広の凹溝68とが位置す
る。尚、かかる凹溝68は、上側材51の前記当接片5
9を嵌合し、且つ上端の凹溝56と協働して、次述する
根太受けとの係合に活用される。
【0029】そして、建物用土台50を組み立てるに
は、図6(B),(C)に示すように、上側材51の垂直片
54,54を、下側材60における左右の凸条63,6
3a間に嵌合し、上側材51の縦片55,55を外側に
わずかに弾性変形させつつ各凸条58を、下側材60の
各凹溝65内に係合する。更に、上側材51の縦片55
の下端または当接片59を、下側材40の凹溝46,4
8内に嵌合する。この結果、断面の外形が角形であり、
下側材60により密閉された左右の開口部51aと中央
の開口部51bとを内蔵する建物用土台50が形成され
る。因みに、かかる土台50の幅は120mmで且つ高
さは40mmである。尚、下側材60は、上側材51に
おいて、前記アンカーボルト7が貫通する位置や柱18
が立設される位置の付近にのみ配置し且つ係合しても良
い。
【0030】図6(B)に示すように、土台50の屋外側
に露出する上下の凹溝56,56間には、水切り材70
の垂直片71の上下端が嵌合される。かかる水切り材7
0も前記同様のアルミニウム合金の押出形材からなり、
垂直片71、水平片72、傾斜片73、および垂直なカ
バー片74を、図6(B)の奥行き(押出)方向の全長に沿
って一体に設けている。この水切り材70は、図6(B)
に示すように、その垂直片71を建物用土台50の凹溝
56,56間に、屋外側から垂直片71の上端部を上側
の凹溝56に差込んだ後、かかる垂直片71の下端部を
縦片55に押し当てつつ下側の凹溝56内に落とし込む
ことにより、土台50に嵌合される。その後、所定の位
置で垂直片71から土台50の縦片55にネジ止めする
か、あるいは建物用土台50の上端の突条57をカシメ
ることにより固定される。尚、水切り材70における水
平片72の上方には図示しない合板が垂直に配置され、
その外側には外装仕上げ材が配置される。
【0031】図6(C)に示すように、建物用土台50の
屋内側の上端に露出する凹溝56と下端の当接片59と
の間には、根太受け75の垂直片76が係合される。根
太受け75も前記同様のアルミニウム合金の押出形材か
らなり、垂直片76と水平片77とからなる断面ほぼL
字形を呈し、そのコーナー部には係合用の凸条78およ
び凹溝79を図4(C)の奥行き(押出)方向の全長に沿っ
て一体に設けている。尚、上記凸条78の高さは、建物
用土台50上端の凹溝56の深さの約半分に設定され、
垂直片76の幅(高さ)は、かかる土台50における凸条
57と当接片59との間の間隔よりもわずかに小さく設
定されている。
【0032】図6(C)に示すように、土台本体51の縦
片55上端の凹溝56内に、根太受け75の凸条78を
斜め上向きで嵌合し且つこれを中心とつつ、垂直片76
を図示で時計方向に回転することにより、かかる垂直片
76を凸条57と当接片59との間に係合する。これに
より、根太受け75は、土台50に仮止めされる。そし
て、垂直片76から建物用土台50の縦片55にネジ止
め(図示せず)することで、根太受け75をかかる土台5
0の屋内側に固定する。図6(C)に示すように、かかる
根太受け75の上に、木材製で断面角形の根太Nが複数
載置されると共に、それらの上に図示しない床材が固定
される。以上の建物用土台50によれば、前記土台1,
20などと同様の効果が得られ、上側材51の縦片55
と垂直片54の高さを変更することで、全体の高さをよ
り高くした土台50とすることもできる。また、屋内外
への水切り材70や屋内側への根太受け75の配設も容
易にできるため、建物の施工性も高められる。
【0033】図7(A)は、後述する建物用土台80の全
長にわたり配設される土台本体(上側材)81の断面を示
す。この土台本体81も前記同様の押出形材からなり、
図7(A)に示すように、水平片82、屋外・屋内側の縦
片83,84、およびこれらに囲まれた開口部82aか
らなる断面ほぼコ字形を呈する。屋外側の縦片83に
は、上下に対称な断面L字形の突条83a,83bとこ
れらに挟まれた底広凹溝83cが形成されると共に、下
側の突条83bの底面には、小溝83dが形成されてい
る。底広凹溝83cには、前記水切り材70の垂直片7
1が挿入される。一方、屋内側の縦片84には、3つの
凸起84a〜84cが形成され、このうち凸起84a,
84bは、前記根太Nの端部を位置決めする際などに活
用される。
【0034】また、図7(B)は、上記土台本体81にお
いて前記アンカーボルト7が貫通する位置や前記柱18
が立設される位置付近のみに配置される補強材(下側材)
85の断面を示す。補強材85も前記同様の押出形材か
らなり、図7(B)に示すように、上・下端の水平片8
6,89、屋外・屋内側の縦片87,88からなる断面
角形を呈し、これらの内側に一対の隔壁86a,86b
により分割された中空部86c〜86eを有する。下端
の水平片89における屋外側の端部付近には、上向きの
凸起89aを、屋内側の先端には、上向きの凸起89b
を設けている。
【0035】そして、図7(C)に示すように、前記布基
礎K上における所定の位置に、前記スペーサSなどを介
して、複数の補強体85を配置した後、これらの上に跨
って長尺な土台本体81をその開口部82aにより係合
する。この際、前記小溝83dに凸起89aが、凸起8
9bの内側に凸起84cが係合する。次に、前記アンカ
ーボルト7により、この土台本体81および補強体85
を布基礎K上に固定する。これにより、図7(C)に示す
ような断面の建物用土台80が形成される。更に、かか
る土台本体81と補強体85とを貫通する前記ボルト1
2に、接続金具14を固定した後、この金具14を介し
て柱18を立設する。以上の建物用土台80によれば、
補強材85は、前記アンカーボルト7が貫通する位置や
これに隣接する前記柱18が立設される位置付近のみに
配置し、その他は全て土台本体81のみから形成される
ため、一層の軽量化が可能となる。
【0036】本発明の建物用土台は、以上に説明した各
形態に限定されるものではない。図8(A)は、前記請求
項7に記載の更に異なる形態の土台90の断面を示す。
建物用土台90も前記同様のアルミニウム合金の押出形
材からなり、外形の断面が角形の本体91と、この本体
91と相似形の中空部94とを図8(A)の奥行き(押出)
方向の全長に沿って有する。かかる土台90において、
前記布基礎Kのアンカーボルト7が貫通したり、前記柱
18を本体91上端の水平片92上に垂設することに伴
う垂直方向に荷重を集中して受ける部分の中空部94に
は、図8(A),(a)に示すように、直方体のブロック9
5が配置される。
【0037】上記ブロック95は、前記同様のアルミニ
ウム合金を含む金属、モルタル、コンクリート、硬質合
成ゴム、または硬質合成樹脂などから成形され、その中
心に垂直な貫通孔96が穿孔されている。そして、ブロ
ック95は、図8(a)に示すように、その貫通孔96が
本体91の上・下端の各水平片92,93の中央に穿孔
した通し孔92a,93aに連通する位置で、中空部9
4内に位置決めされ、あるいは接着剤などにより固定さ
れる。以上のような建物用土台90によっても、前記土
台1,20などと同様の効果を得ることができる。
【0038】図8(B),(b)は、前記土台90の変形形
態の建物用土台90aを示す。建物用土台90aも前記
同様の押出形材からなり、断面が角形の本体91と、中
空部94とを備える。かかる土台90aにおいて、前記
布基礎Kのアンカーボルトが貫通したり、前記柱18を
本体91の上端の水平片92上に垂設する部分の中空部
94には、スリーブパイプ97が垂直に配置される。か
かるパイプ97は、前記同様のアルミニウム合金を含む
金属または硬質樹脂からなり、その中心に沿って貫通孔
98が穿孔されている。
【0039】図8(B),(b)に示すように、本体91の
上端の水平片92の中央には、スリーブパイプ97の外
径よりわずかに大きい通し孔92bが同軸心の位置で穿
孔され、下端の水平片93の中央には貫通孔98と同径
で且つ同軸心の通し孔93aが穿孔されている。即ち、
スリーブパイプ97を水平片92の通し孔92bから中
空部94内に落とし込み、その貫通孔98を水平片93
の通し孔93aに連通させた状態で、スリーブパイプ9
7の上端と水平片92とを点付け溶接Wすることによ
り、かかるパイプ97を水平片92に溶着して固定す
る。以上の建物用土台90aも前記土台90と同様な効
果を得ることができる。
【0040】図8(C)も、請求項7に記載の更に異なる
形態の土台100の断面を示す。建物用土台100も前
記同様の押出形材からなり、断面が下向きのコ字形を呈
し、上端の水平片102と、屋外・屋内側の縦片10
3,103と、前記布基礎K側に開口した開口部105
と、を備えている。各縦片103の内側面の下辺寄りに
は、断面がほぼ直角三角形であり且つその傾斜辺が下向
きである複数の細条104が水平に突設されている。か
かる土台100において、前記布基礎Kのアンカーボル
ト7が貫通したり、前記柱18を上端の水平片102上
に垂設することに伴う垂直方向に集中荷重を受ける部分
の開口部105には、図8(C),(c)に示すように、前
記同様の素材からなる直方体のブロック106が配置さ
れる。この際、ブロック106は、各縦片103の細条
104により、抜け出し不能とされる。尚、ブロック1
06の中心部には、垂直な貫通孔107が穿孔されてい
る。
【0041】そして、ブロック106は、図8(c)に示
すように、貫通孔107が上端の水平片102の中央に
穿孔した通し孔102aに連通する位置で、水平片10
2との内隅部を点付け溶接Wしたり接着などにすること
で固定される。尚、ブロック106が細条104により
開口部105内に固定されている場合、溶接Wなどは省
かれる。以上のような建物用土台100によっても、前
記土台1,20などと同様の効果を得ることができる。
【0042】図8(D),(d)は、前記土台100の変形
形態の建物用土台100aを示す。土台100aも前記
同様の押出形材からなり、断面がコ字形で、水平片10
2と、左右一対の縦片103と、これらに囲まれた開口
部105とを備える。図8(D),(d)に示すように、土
台100aにおいて、前記布基礎Kのアンカーボルト7
が貫通したり、前記柱18を水平片102上に垂設する
部分の開口部105内には、アルミニウム合金からなる
スリーブパイプ108が垂直に配置される。かかるパイ
プ108の中心に沿って、貫通孔109が穿孔されてい
る。
【0043】図8(d)に示すように、水平片102の中
央には、通し孔102aが穿孔され、これに貫通孔10
9が同軸心で連通するように、スリーブパイプ108が
開口部105内に垂直に配置されると共に、かかるパイ
プ108と水平片102との内隅部を点付け溶接Wまた
は接着する。この結果、スリーブパイプ108が水平片
102と所定の位置で固定された建物用土台100aと
なる。かかる建物用土台100aによっても、前記土台
1,20などと同様の効果が得られる。
【0044】尚、本発明の建物用土台は、以上に説明し
た各実施の形態に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲に
おいて、適宜変更することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一形態の建物用土台の使用状態
を示す斜視図。
【図2】(A),(B)は図1の土台の使用状態または施工
状態を示す拡大斜視図。
【図3】(A)は図1中のA−A線と図2(A)中のa−a
線に沿った矢視の断面図、(B)は図1,2の土台の断面
図、(C)は(B)中の一点鎖線部分cの拡大図、(D)は柱
の立設部付近を示す斜視図、(E)は図1中のE−E線に
沿った矢視の断面図。
【図4】(A)は異なる形態の建物用土台を示す断面図、
(B)は更に異なる形態の建物用土台を形成する一対の押
出形材を示す断面図、(C)はかかる押出形材により組み
立てた建物用土台の部分断面図。
【図5】図4(B),(C)に示した建物用土台の使用状態
を示す斜視図。
【図6】(A)は別なる形態の建物用土台を形成する一対
の押出形材を示す断面図、(B),(C)はかかる形材によ
り組み立てた建物用土台の部分断面図。
【図7】(A),(B)は更に別なる形態の建物用土台を形
成する1組の押出形材を示す断面図、(C)はかかる形材
により組み立てた建物用土台の部分断面図。
【図8】(A)〜(D)は更に別なる形態の土台を示す断面
図、(a)〜(d)は(A)〜(D)中のa−a線、b−b線、
c−c線、またはd−d線に沿った矢視の断面図。
【符号の説明】
1,20,30,50,80,90,90a,100,100a
……建物用土台 2,22,32,52,82,92,102……………………
……水平片 3………………………………………………………………
……細溝 6,24a,34a,94……………………………………
……中空部 6a……………………………………………………………
……隔壁 31,51,81……………………………………………
……上側材 40,60,85……………………………………………
……下側材 31a,51a,51b,82a,105………………
……開口部 92a,93a,102a……………………………………
……通し孔 95,106…………………………………………………
……ブロック 96,98,107,109………………………………
……貫通孔 107,108………………………………………………
……スリーブパイプ K………………………………………………………………
……布基礎(基礎) h1……………………………………………………………
……陽極酸化皮膜層 h2……………………………………………………………
……電着塗膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 繁 東京都品川区東品川二丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 丸山 義彦 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 渡辺 公明 東京都品川区東品川二丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 高橋 努 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 八代 浩一 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 堀川 浩志 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 2E001 DH14 DH25 EA08 FA21 GA66 GA67 HB04 2E125 AA18 AB05 AB07 AB08 AB16 AC19 AG04 AG12 AG32 BB02 BB22 BD01 BE01 BF04 CA05 CA14 EA01 2E163 FA12 FB07 FB09 FB22 FB49

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎の上面に沿って配置される建物用土台
    であって、アルミニウム合金の押出形材からなる、こと
    を特徴とする建物用土台。
  2. 【請求項2】前記押出形材の外周面には、陽極酸化皮膜
    層、または、陽極酸化皮膜層および電着塗膜層が形成さ
    れている、 ことを特徴とする請求項1に記載の建物用土台。
  3. 【請求項3】前記押出形材は、断面の外形が角形または
    基礎側に開口したコ字形を呈し、その上端の水平片にお
    ける幅方向のほぼ中央に、上記押出形材の長手方向に沿
    って孔明け位置決め用の細溝が全長に形成されている、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の建物用土
    台。
  4. 【請求項4】前記押出形材は、断面の外形が角形を呈
    し、その長手方向に沿った一対の隔壁により複数の中空
    部を全長に有していると共に、該一対の隔壁は上記中空
    部の断面における幅方向の中央付近のアンカーボルトな
    どを挟んだ位置に形成されている、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
    建物用土台。
  5. 【請求項5】前記押出形材は、断面の外形が基礎側に開
    口したコ字形を呈し、中央付近に位置する中空部を長手
    方向に沿って一体に形成している、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
    建物用土台。
  6. 【請求項6】前記押出形材は、断面の外形が基礎側に開
    口したほぼコ字形を呈する上側材と、かかる上側材に係
    合し且つ基礎上に位置する下側材とからなる、ことを特
    徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の建物用土
    台。
  7. 【請求項7】前記押出形材は、その長手方向に沿った中
    空部または基礎側に開口した開口部を全長に沿って有し
    且つ上端の水平片または上端および下端の水平片に通し
    孔を有すると共に、 上記中空部または開口部における所定の位置に上記通し
    孔に連通する垂直な貫通孔を有するブロックを配置する
    か、あるいは、上記中空部または開口部における所定の
    位置に位置し且つ上記通し孔に連通する垂直なスリーブ
    パイプを、上記形材における少なくとも上端の水平片に
    接続している、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の
    建物用土台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255354A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Daiwa House Industry Co Ltd 無塗装・無溶接の鋼製土台胴縁
JP2014177848A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Asuka Sekkei:Kk 建屋の建築方法及び構造

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