JP2931964B2 - 組立式押入れセット - Google Patents

組立式押入れセット

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JP2931964B2
JP2931964B2 JP5693597A JP5693597A JP2931964B2 JP 2931964 B2 JP2931964 B2 JP 2931964B2 JP 5693597 A JP5693597 A JP 5693597A JP 5693597 A JP5693597 A JP 5693597A JP 2931964 B2 JP2931964 B2 JP 2931964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建設に使用す
る組立式押入れセットに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅において、押入れは必要欠くべから
ざるものであり、従来は大工職人が内装工事としてその
都度現場合わせで施工していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年大工職人の減少に
伴って建築業界で内装工事の進捗が思うに任せず、工期
が延びる状況にあり、住宅内装工事の合理化が要求され
ている。内装工事で主に手数が掛かるのは階段と押入れ
であるが、階段は種々既製品化されたものが市販されて
いるものの、押入れは大手住宅メーカー以外の一般住宅
建築業界では標準化されていないため、押入れに関して
は既製品化されていないのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、標準化した奥壁パネルと、左右一対
の側壁パネルを、四隅の柱または間柱に直接固定せず、
別の固定部材により固定することとしている。こうする
ことによって位置の異なる四隅の柱または間柱に押入れ
を簡単に取り付け固定することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、四隅の柱に囲まれた床
上空間に、標準化された複数の部材を組み合わせて押入
れを形成するためのものであって、ベニヤ板の裏面に、
一側辺に沿う若干幅を残して縦横の補強桟を取り付けた
左右一対の側壁パネルと、ベニヤ板の裏面の左右両側
に、側方にはみ出た縦縁桟を取り付けるとともに、この
左右の縦縁桟の間に複数の横桟を取り付けたものの、前
記縦縁桟の表面側の前記ベニヤ板の側辺に沿って、前記
側壁パネルのベニヤ板の一側辺がが嵌まる嵌合溝を形成
した奥壁パネルと、この奥壁パネルと前記左右一対の側
壁パネルを平面形状をコ字型に組み合わせたものを床上
に立設したものを前記四隅の柱及び間柱に固定するため
の縦長の複数本の固定部材と、前記奥壁パネルの嵌合溝
に嵌まる前記側壁パネルを押さえて固定する縦長の押さ
え部材と、前記側壁パネルの押入れ開口端部に添え付け
る縦長の左右一対のドア枠取り付け部材とからなる組立
式押入れセットである。
【0006】また、前記奥壁パネルを幅方向のほぼ中央
部で接合する左右2枚物とし、一方のベニヤ板の接合端
部の裏面に、この端部よりはみ出した縦縁桟を取り付
け、他方のベニヤ板の接合端部の裏面に、前記一方の端
部からはみ出した縦縁桟のはみ出し幅と同じ幅だけベニ
ヤ板を残して縦縁桟を取り付け、一方の縦縁桟のはみ出
し部分に他方のベニヤ板残部を重合し、この重合幅を加
減することによって奥壁パネルの幅を調節可能とした組
立式押入れセットである。
【0007】また、前記組立式押入れセットに、現場に
合わせて加工する天井材料と中段床材料とを加えた組立
式押入れセットである。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は平面形状がほぼ正方形の小型押入れの横断面を示
し、図2は図1の側壁パネルと奥壁パネルを示す裏面側
から見た斜視図であり、図3は平面形状が横長でやや大
きい押入れの横断面を示す図である。
【0009】図1,図2において、1は側壁パネルで、
縦長のベニヤ板1aの裏面の一側辺に沿う位置と、他側
辺を嵌合部1bとして若干残した内側寄りの位置に、全
長にわたる縦補強桟1c,1cを並行に固着するととも
に、この2本の縦補強桟1c,1cの間を横に渡す複数
本の横補強桟1dを固着したものである。
【0010】2は奥壁パネルで、縦長のベニヤ板2aの
裏面の左右両側辺に沿って、断面L字形の内角部の一辺
に沿って、側壁パネルのベニヤ板1aの嵌合部1bの厚
みが嵌まる溝幅を持つ嵌合溝2bを形成した縦縁桟2c
を、嵌合溝2bをベニヤ板2aの側辺に沿わせるととも
に、L字型の一辺をベニヤ板2aの表面側に突出させて
固着し、さらにベニヤ板2aの裏面に、2本の縦縁桟2
c,2cの間を横に渡す複数本の横補強桟2dを固着し
たものである。
【0011】前記2枚1組みの側壁パネル1,1を図1
に示す如くベニヤ板1aを対向させて並行配置した状態
で、ベニヤ板1a,1aの嵌合部1b,1bを奥壁パネ
ル2の嵌合溝2b,2bに嵌め込んで、平面形状コ字型
に組み合わせる。
【0012】3は固定部材で、断面L字形にして側壁パ
ネル1及び奥壁パネル2の長さとほぼ等しい長さを持つ
木材製であって、仮想線で示す四隅の柱6に側壁パネル
1及び奥壁パネル2を固定するためのものである。
【0013】4は押さえ部材で、奥壁パネル2の嵌合溝
2bに嵌まる前記側壁パネル1を押さえて固定するもの
で、押さえ面を少し高くしたほぼ平角材からなり、この
押さえ面を側壁パネル1の嵌合部1b側の縦補強桟1c
に当てて、奥壁パネル2の縦縁桟2cの側面に取り付け
るもので、嵌合溝2bに嵌まる側壁パネル1のベニヤ板
1aを奥壁パネル2のベニヤ板2aに押し付けて、押入
れ内部にこの嵌合部分の隙間が生じないようにするもの
である。
【0014】5はドアー枠取り付け部材で、断面L字形
にして側壁パネル1及び奥壁パネル2の長さとほぼ等し
い長さを持つ木材製であって、左右一対の側壁パネル
1,1の開口部に沿わせて固定するもので、このドアー
枠取り付け部材5,5に仮想線で示す市販品のドアー枠
7が取り付けられ、このドアー枠7に市販品のドアー8
が取り付けられる。
【0015】図3は、間口の広い大型の押入れを示す別
の実施例であって、図1と異なる点は奥壁パネル部分の
みであり、この奥壁パネルは幅方向を2枚連結として、
施工現場に合わせて若干の伸縮調節を可能に組み合わせ
ることができるものであり、以下の説明において、図1
の構成と異なる点のみを説明し、他の図1と同一構成部
分の説明を省略する。
【0016】つまり左奥壁パネル20と、右奥壁パネル
21が組み合わされるが、この左奥壁パネル20及び右
奥壁パネル21の構造は、幅方向のほぼ中央部で組み合
わされる端部が異なるのみで他は図1の奥壁パネル2と
同様である。
【0017】左奥壁パネル20の、右奥壁パネル21と
組み合わされる側のベニヤ板20aの端に取り付けられ
る縦補強桟20eは、平角材がベニヤ板20aの端より
大きく張り出して取り付けてあり、反対に右奥壁パネル
21の左奥壁パネル20と組み合わされる側のベニヤ板
21aに取り付ける縦補強桟21eは、ベニヤ板21a
の端より左奥壁パネル20の縦補強桟20eの張出寸法
と同等寸法だけ端から引っ込めて取り付けてあり、左奥
壁パネル20側の縦補強桟20eの張り出寸法分だけ、
右奥壁パネル21側のベニヤ板21aが重なり合うこと
ができ、この重なり合う幅を加減することにより左奥壁
パネル20と右奥壁パネル21を組み合わせた全体幅の
伸縮調節が可能となる。
【0018】この図3では、左奥壁パネル20,右奥壁
パネル21の組み合わせ部の背部に中間柱6aが設けて
あり、この中間柱6aに左奥壁パネル20と右奥壁パネ
ル21の縦補強桟20e,21eが固定部材23,23
を介して固定される。
【0019】なお、開口部に取り付ける市販品のドアー
28は広い間口に合わせて両開きとしてあり、従って市
販品のドアー枠27もドアー28に適合するものが使用
される。
【0020】また、本発明の押入れの施工において、押
入れの中段と天井は現場合わせで取り付けられるもの
で、その材料は押入れセットの一部として含ませておく
ものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】建築現場毎に多少異なる押入れスペースに
対して、奥行き方向は側壁パネルの嵌合部を奥壁パネル
の嵌合溝への嵌合度合いを調節することで調整可能であ
り、四隅の柱への取り付けも、側壁パネルまたは奥壁パ
ネルとは別の固定部材を使用することによって、異なる
柱間隔に対して調節して取り付けることができる。
【0023】使用されるそれぞれの部材は標準化されて
工場において大量生産されるため、品質にムラがなくし
かも生産コストが低減して安価に提供することができ
る。
【0024】施工の殆どは標準化された部材を組付ける
のみの簡単な作業であるから、特別の技能を必要とせ
ず、迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明組立式押入れの一実施例を示す組立状態
の横断面図である。
【図2】本発明組立式押入れの主要部材の斜視図であっ
て、(A)は側壁パネル、(B)は奥壁パネルを示す。
【図3】本発明組立式押入れの大型の一実施例を示す組
立状態の横断面図である。
【符号の説明】
1 側壁パネル 1a ベニヤ板 1b 嵌合部 1c 縦補強桟 1d 横補強桟 2 奥壁パネル 2a ベニヤ板 2b 嵌合部 2c 縦補強桟 2d 横補強桟 3 固定部材 4 押さえ部材 5 ドアー枠取付部材 6 柱 6a 中間柱 7 ドアー枠 8 ドアー 20 左奥壁パネル 21 右奥壁パネル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅の柱に囲まれた床上空間に、標準化さ
    れた複数の部材を組み合わせて押入れを形成するための
    ものであって、ベニヤ板の裏面に、一側辺に沿う若干幅
    を残して縦横の補強桟を取り付けた左右一対の側壁パネ
    ルと、ベニヤ板の裏面の左右両側に、側方にはみ出た縦
    縁桟を取り付けるとともに、該左右の縦縁桟の間に複数
    の横桟を取り付けたものの、前記縦縁桟の表面側の前記
    ベニヤ板の側辺に沿って、前記側壁パネルのベニヤ板の
    一側辺がが嵌まる嵌合溝を形成した奥壁パネルと、該奥
    壁パネルと前記左右一対の側壁パネルを平面形状をコ字
    型に組み合わせたものを床上に立設して、前記四隅の柱
    及び間柱に固定するための縦長の複数本の固定部材と、
    前記奥壁パネルの嵌合溝に嵌まる前記側壁パネルを押え
    て固定する縦長の押さえ部材と、前記側壁パネルの押入
    れ開口端部に添え付ける縦長の左右一対のドア枠取り付
    け部材とを組み合わせることを特徴とする組立式押入れ
    セット。
  2. 【請求項2】前記奥壁パネルを幅方向のほぼ中央部で接
    合する左右2枚物とし、一方のベニヤ板の接合端部の裏
    面に、該端部よりはみ出した縦縁桟を取り付け、他方の
    ベニヤ板の接合端部の裏面に、前記一方の端部からはみ
    出した縦縁桟のはみ出し幅と同じ幅だけベニヤ板を残し
    て縦縁桟を取り付け、一方の縦縁桟のはみ出し部分に他
    方のベニヤ板残部を重合し、この重合幅を加減すること
    によって奥壁パネルの幅を調節可能とした、請求項1記
    載の組立式押入れセット。
  3. 【請求項3】前記組立式押入れセットに、現場に合わせ
    て加工する天井材料と中段床材料とを加えた、請求項1
    又は2記載の組立式押入れセット。
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