JP2521682Y2 - ユニットルームの側壁の連結構造 - Google Patents

ユニットルームの側壁の連結構造

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JP2521682Y2
JP2521682Y2 JP1990128609U JP12860990U JP2521682Y2 JP 2521682 Y2 JP2521682 Y2 JP 2521682Y2 JP 1990128609 U JP1990128609 U JP 1990128609U JP 12860990 U JP12860990 U JP 12860990U JP 2521682 Y2 JP2521682 Y2 JP 2521682Y2
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JP1990128609U
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浩之 齋藤
赳 畠中
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は一般にユニットバスと呼ばれる組立式浴室や
カラオケボックスとして使用される種類のユニットルー
ムの側壁構造に関し、取り分け上下に分割して形成され
る形式の側壁の連結構造にするものである。
【従来の技術】
この種のユニットルームとして例えば組立式浴室で
は、床パンの周囲から立ち上げられる側壁パネルを縦方
向に分割して構成された側壁パネルを立設し、側壁パネ
ルの上端部分に天井パネルを取付けるように構成する所
謂“縦割り方式”が知られているが、“縦割り方式”で
は、各分割体の高さが床パンから天井に至る長さとなっ
ていることから、天井の高さが一定なものとなり、施工
現場に合わせて天井の高さを選択することが出来ないと
いう問題があり、しかも、分割体の高さが床パンから天
井に至る長さの長いものであることから、ユニットルー
ムを組立てる場合に複数の作業者を要し、組立作業コス
トが高く成ってしまうと言う問題があった。 これを解決するものとして例えば実開平1-105584号公
報に開示されているように、側壁パネルを上下方向に分
割してこれを積み重ねて側壁パネルを形成する所謂“横
割り方式”が最近開発されている。 この実開平1-105584号公報に開示されている“横割り
方式”では、各側壁パネルをその略中間高さ位置で上下
に分割可能に構成し、各側壁パネルの分割体の上面に凸
条を形成するとともに、分割体の下面には凸条に嵌合す
る凹溝を形成してこの凸条と溝条とを嵌合させて側壁パ
ネルを形成することにより、各分割体の重量を軽減して
作業性の向上を計るようにしたものが知られている。
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記公報に記載の組立式浴室の側壁の連結構造
では凸条と凹溝とを嵌合させる構造のために上下の分割
体の左右の位置合わせを細心の注意を払いながら正確に
行わなくてはならず、熟練と手間を要しこれが為に作業
能率が悪く成ってしまうと言う問題があった。 更に、上記公報に記載の組立式浴室の側壁の連結構造
では上下の分割体の左右の位置合わせを行って側壁を組
み立てた後、この側壁の側縁部が当接乃至は近接した部
分(コーナー部分)の連結を公報の第8図に開示されて
いるように別個のコーナー金具を外部から取付けなくて
はならず、その分作業工数も多く、手間がかかり、作業
能率が充分に上がらないと言う問題がある。 本考案は上記問題点に鑑み提案されたもので、組立作
業性を向上できるようにすることを目的とするものであ
る。 本考案は上記問題点に鑑み提案されたもので、組立時
の作業性を向上できるようにするとともに、組み付けコ
ストを低減できるようにすることを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にかかるユニットル
ームの側壁の連結構造は、床パンの周囲から側壁パネル
をその側縁部が近接する状態で立設し、側壁パネルの上
端部分に天井パネルを取付けるようにしてなるユニット
ルームにおいて、各側壁パネルは上下方向に分離可能な
分割体で構成し、各分割体の左右の側縁部に設けられた
嵌合手段で上限に配設された分割体を連結するととも
に、ユニットルームのコーナ部における分割体の側縁部
の外面に沿う形状に形成された連結部材を両分割体の外
面に固定部材で固定し、該連結部材と分割体の外面部分
との間に、両分割体の合わせ面に対向して、分割体の上
下高さと略同じ長さで、各々楔状の突起が連結部材側に
設けられた略直角な二片よりなる固定用アングル部材を
装着したことを特徴とするものである。
【作用】 先ず、ユニットルームを設置しようとする場所に床パ
ンを設置し、各側壁パネルを構成する分割体の内、下方
に位置する分割体を隣接する分割体同士の側縁部が近接
乃至は当接する状態で床パンの周囲から立ち上げる。 次に、下方に位置させる両分割体の側縁部に亙って架
け渡された連結部材を固定部材で固定した後、連結部材
と分割体の外面部分との間に固定用アングル部材を打ち
込む。 すると、この固定用アングル部材の略直角な二片に設
けられた楔状の突起による楔効果により連結部材と分割
体の外面部分とが離間する方向に両分割体が直角に押圧
されるので、両分割体は“ガタ”つくことなく直角に確
りと固定される。 こうして、確りと固定された下方に位置する分割体の
上方に、上方に位置させる分割体を載置し、両分割体を
その上下の左右両端部に形成された嵌合手段で嵌合させ
ると、上下に配設された分割体は互いに固定されて側壁
が形成されるのである。 斬くして分割体を上下に重ね合わせて側壁パネルが床
パンの周囲に順次形成されたのち、側壁パネルの上端部
に天井パネルが取付けられると、ユニットルームが形成
されるものである。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 第1図はユニットルームの一例である組立式浴室の側
壁構造の概略構成を示す一部切欠き分解斜視図であっ
て、図中符号1は組立式浴室を全体的に示す。 この組立式浴室1は、一側方にバスタブ2が一体に形
成された床パン3と、床パン3の周囲にその下端部が連
結されて立設される側壁パネル4と、側壁パネル4の上
端に連結される天井パネル5とから成る。 側壁パネル4のそれぞれは上下に分割可能な分割体6a
・6bで形成されており、各分割体6a・6bは後述するジョ
イントピース(嵌合手段)7で連結されるようになって
いる。 各側壁パネル4を形成する分割体6a・6bは、角筒形の
パイプを枠組みしてパネルフレーム8を形成し、このパ
ネルフレーム8の前面に板状の基材9を貼着して構成さ
れ、パネルフレーム8の左右の縦桟部分の上下の各端部
は四角形の連結口10として開口させてある。 また、上方に配設される分割体6bのパネルフレーム8
の下部の横桟部分には第2図及び第3図に示すように、
矩形の位置規制用舌片11が取付けられ、下方に配設され
る分割体6aのパネルフレーム8の上部の横桟部分には上
記位置規制用舌片11を受け止める“L"字形の位置規制具
12が取付けられている。 上記連結口10に嵌着されるジョイントピース7は、鍔
状に形成された係止部13の上下にそれぞれ連結口10に嵌
合する形状の嵌合ブロック14・14を一体に突出して構成
されている。 また、上方又は下方の分割体6a・6b同士を連結する連
結部材15は、第1図及び第2図に示すように、コーナ部
における分割体の側縁部の外面に沿う形状、即ち、平面
視に於いて“W"字に形成された連結金具16で形成され、
連結金具16の両端部には後述する固定部材17のビス18が
挿入される案内溝19が形成されている。 尚、この連結金具16の形状は、第4図に示すように上
記の平面視に於いて“W"字に形成された連結金具16の両
端部から更に係止片20を延設するようにしてもよい。 連結金具16を固定する固定部材17は、連結金具16の両
端部を分割体6a・6a,6b・6bの側縁部に止着するビス17
と、分割体6a・6a,6b・6bの側縁部の外周面と連結金具1
6との間に打ち込まれる、分割体6a・6a,6b・6bの上下高
さと略同じ長さで、各々楔状の突起が連結部材15側に設
けられた略直角な二片よりなる固定用アングル部材21と
で形成されている。 上記のように構成された分割体6a・6bを用いて浴室を
組み立てる場合を次に説明する。 先ず、浴室1を設置しようとする場所に床パン3を設
置し、各側壁パネル4・4…を構成する分割体6a・6bの
内、下方に位置する分割体6a・6aをその側縁部が近接乃
至は当接する状態で床パン3の周囲から立ち上げる。 次に、分割体6a・6aの外面部分に“L"字形の当て板22
を設けると共に、下方に位置させた両分割体分割体6a・
6aの側縁部の上端寄り部に予め固定部材17のビス18・18
を緩く螺合させて植立させておく。 然る後、このビス18・18に案内溝19・19が嵌合するよ
うに連結金具16を上方から挿入してから、ビス18・18を
螺締する。 そして、連結金具16と分割体6a・6aの外面部分との間
に固定用アングル部材21を打ち込むと、この固定用アン
グル部材21の略直角な二片に設けられた楔状の突起によ
る楔効果により連結部材15と分割体の外面部分とが離間
する方向に両分割体6a・6aが直角に押圧されるので、両
分割体6a・6aは“ガタ”つくことなく直角に確りと固定
される。 こうして、確りと固定された下方に位置する分割体6a
・6aの上端部の連結口10にジョイントピース7の係止部
13の下面に突出する嵌合ブロック14を上方から圧入して
嵌着させる。 そうして、下方に位置する分割体6a・6aの上方から別
体の分割体6b・6bをその下端の連結口10を上記係止部13
の上面から突出する嵌合ブロック14に位置合わせした状
態で押し下げると両分割体6a・6bはジョイントピース7
で固定されて側壁パネル4が形成されるのである(第5
図参照)。 斬くして分割体6a・6bを上下に重ね合わせて側壁パネ
ル4が床パン3の周囲に順次形成されたのち、側壁パネ
ル4の上端部に天井パネル5が取付けられると、ユニッ
トルームが形成されるのである。 尚、本実施例では各側壁パネル4を構成する分割体を
上部と下部との2分割としたが、これを3分割以上に分
割することが出来るのは勿論のことである。 更に、上記実施例では分割体を連結する嵌合手段を分
割体とは別個のジョイントピースで形成するようにして
あるが、上下に配設される分割体の一方の上端部に突起
を、他方の分割体の下端部には上記の突起が嵌合する凹
部を形成して嵌合手段を形成ができるのは言うまでもな
いことである。 また、上記実施例では組立式浴室を例に説明してある
が本考案はその他のユニットルーム、例えばカラオケボ
ックス等にも実施することができるのは勿論である。
【考案の効果】
本考案は以上に説明したように、床パンの周囲から側
壁パネルを上下方向に積み重ねる分割体で形成すること
により、各分割体の形状ならびに重量を減少させて少数
の作業者で運搬並びに組み立てが楽に行えるながらも、
下方に位置する分割体と上方に位置する分割体とは嵌合
手段で簡単に嵌合させて固定することが出来る。 また、上または下に配設される分割体同士は連結部材
で固定され、これにコーナー部において固定用アングル
部材を打ち込むだけの簡単な作業で分割体同士を“ガ
タ”つくことなく直角に確りと固定することができる。 これにより、組立時の作業性を大幅に向上させること
が出来るとともに、組み付けコストを低減することが出
来ると言う利点もある。また、コーナー部における分割
体の合わせ面の略全面にわたって固定用アングル部材が
装着されるので、分割体の合わせ面部分の隙間の水密性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は組立式浴
室の側壁の概略構成を示す一部切欠き分解斜視図、第2
図は浴室のコーナー部を外方から見た状態の分解斜視
図、第3図は上下の分割パネルの横桟部分の縦断側面
図、第4図は連結部材の変形例を示す斜視図、第5図は
上下の分割パネルを接合した嵌合手段部分の縦断側面図
である。 1……組立式浴室(ユニットルーム)、3……床パン、
4・4……側壁、5……天井パネル、6a・6b……分割
体、7……嵌合手段(ジョイントピース)、10……連結
口、15……連結部材、22……固定用楔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床パンの周囲から側壁パネルをその側縁部
    が近接する状態で立設し、側壁パネルの上端部分に天井
    パネルを取付けるようにしてなるユニットルームにおい
    て、各側壁パネルは上下方向に分離可能な分割体で構成
    し、各分割体の左右の側縁部に設けられた嵌合手段で上
    限に配設された分割体を連結するとともに、ユニットル
    ームのコーナー部における分割体の側縁部の外面に沿う
    形状に形成された連結部材を両分割体の外面に固定部材
    で固定し、該連結部材と分割体の外面部分との間に、両
    分割体の合わせ面に対向して、分割体の上下高さと略同
    じ長さで、各々楔状の突起が連結部材側に設けられた略
    直角な二片よりなる固定用アングル部材を装着したこと
    を特徴とするユニットルームの側壁の連結構造。
JP1990128609U 1990-11-29 1990-11-29 ユニットルームの側壁の連結構造 Expired - Lifetime JP2521682Y2 (ja)

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JPH0484508U JPH0484508U (ja) 1992-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061941Y2 (ja) * 1988-01-26 1994-01-19 松下電工株式会社 壁パネルの接続装置
JPH063049Y2 (ja) * 1988-12-28 1994-01-26 株式会社イトーキクレビオ 間仕切装置

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