JPH0113727Y2 - - Google Patents

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JPH0113727Y2
JPH0113727Y2 JP1983006080U JP608083U JPH0113727Y2 JP H0113727 Y2 JPH0113727 Y2 JP H0113727Y2 JP 1983006080 U JP1983006080 U JP 1983006080U JP 608083 U JP608083 U JP 608083U JP H0113727 Y2 JPH0113727 Y2 JP H0113727Y2
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  • Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は組立式の出窓の改良に関するものであ
る。
〔背景技術およびその解決すべき課題〕
従来、特開昭57−36270号公報に示すように、
出窓本体の下方に収納体を設け、奥行方向の一部
を建屋外側に突出させた組立式の出窓があつた。
また、実開昭50−136551号公報に示すように、
奥行方向の一部が建屋外側に突出する収納体の
左・右両側板と建屋の左・右柱との竪方向コーナ
部を、アングル状部材によつて固定する出窓式キ
ツチンユニツトがあつた。そして、このキツチン
ユニツトでは、前記両側板の建屋内側厚さ面と前
記柱の対向面とが接合する竪方向コーナ部を前記
アングル状部材で建屋内方向から覆うと共に、こ
れらの部材の一辺部を収納体の前記両側板の厚さ
面に当接、固定し、アングル状部材の他辺部を前
記柱の対向面に当接、固定している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した従来の出窓本体下方に設けた収納体の
両側板と建屋との竪方向コーナ部の固定に、従来
のキツチンユニツトの構成を適用することが考え
られるが、このようなものでは、前記両側板の外
面と建屋外側面との接合部が外側に露出するた
め、前記接合部から雨水などが建屋内側に侵入
し、アングル状部材と前記側板および柱との当接
部から毛細管現象によつて雨水などが建屋内側に
入り込むという問題点があり、また、これを防止
するため、前記接合部にコーキング材を設けて防
水すると、体裁が悪くなると共に、コーキング材
の老化によつて前述した問題点が生ずる。
本考案は、前述した問題点を解決するためにな
されたもので、コーキング材を用いることなく、
収納体と建屋との竪方向コーナ部から雨水などが
建屋内側に入り込まないようにすることが体裁よ
くできる出窓を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、出窓本体の下方に下駄箱のような収
納体を一体に設け、奥行方向の一部を建屋外側に
突出させた組立式の出窓において、前記収納体の
両側板外面と建屋外側面との竪方向コーナ部を、
断面がほぼアングル状で一辺部および他辺部の側
縁部と前記両辺部の結合コーナ部とに突条を形成
した見切縁で覆うと共に、これらの見切縁の前記
突条のみを前記両側板外面および建屋外側面にそ
れぞれ当接させ、これらの面に対し前記突条間の
部分で両辺部が細隙を形成し、見切縁の一辺部を
他辺部から建屋外側に突出させて収納体の両側板
に固定し、他辺部を建屋に固定したものである。
〔作用〕
本考案による出窓は、断面ほぼアングル状で一
辺部および他辺部の側縁部と前記両辺部の結合コ
ーナ部とに突条を形成した見切縁を用い、前記突
条のみを収納体の両側板外面および建屋外側面に
当接させ、これらの面に対し突条間の部分で両辺
部が細隙を有するので、これらの細隙が毛細管現
象による雨水などの侵入を防止する。また、見切
縁の一辺部を他辺部から建屋外側に突出させて前
記両側板に固定し、他辺部を建屋外側面に固定し
た配置で、両側板と建屋とが接合する竪方向コー
ナ部を外側から見切縁で覆つたので、見切縁の一
辺部と他辺部の両側縁から前記竪方向コーナまで
比較的長い幅寸法で覆うことができ、前述のよう
に細隙が毛細管現象による竪方向コーナに向う雨
水などの侵入を防止できることと相まつて、雨水
などが竪方向コーナ部やこれらのコーナ部より建
屋内側に入り込むことを、コーキング材を用いず
に防止でき、水密性を確保できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。
第1図乃至第6図において、1は出窓本体、2
は収納体である下駄箱であり、これらは各部材が
工場で製作される組立式のものである。前記出窓
本体1は建屋外側の方立3,3と竪枠4,4が平
面長方形状に配設され、方立3,3間に上枠5お
よび下枠6が架設され、方立3,3と竪枠4,4
の間にそれぞれ袖部上枠7および袖部下枠8が架
設されている。上枠5と屋根9が固定され、地板
10に下枠6と袖部下枠8が固定され、前記地板
10が下駄箱2の天板を兼ね、出窓本体1の下方
に下駄箱2が一体に設けられている。前記出窓本
体1の方立3,3、上枠5、下枠6で形成された
窓枠には、開閉可能な引違いガラス窓11と、こ
れらの建屋外側に配置した引違いガラス窓11と
平行移動可能な1枚の網戸12とが装着されてい
る。前記方立3、竪枠4、袖部上枠7および袖部
下枠8で囲まれた部分にガラス板が張設されて
左、右嵌殺し袖部窓13が装着されている。さら
に、地板10と屋根9の間には屋根9に近接して
天板14が配設されている。そして、出窓本体1
と下駄箱2の建屋外側面がそれぞれほぼ等しい突
出量で建屋外方に突出し、かつ下駄箱2の奥行方
向寸法のほぼ1/2またはこれ以上が建屋外壁15
から建屋外方に突出して下駄箱2の底が建屋の土
台16に載架固定されている。
前記下駄箱2は、第1図乃至第4図および第6
図に示すように、出窓本体1と等しい間口(幅)
方向寸法になつている。また、下駄箱2は、出窓
本体1の地板10を兼ねた天板と背面板17と
左、右側板18と底板19とで内側が開口した直
方体状に構成され、背面板17、両側板18の建
屋外に突出した部分は合板などで外壁コンクリー
トの施工や塗装ができるように構成され、天板、
両側板18、底板19の建屋内に位置する部分の
表面は、適宜の仕上げが施され、または施し得る
ように構成されている。前記下駄箱2の内側開口
部20には引違い戸21が開閉可能に装着され、
下駄箱2内は、一側部に全高にわたる傘入れ部2
2が形成され、その他の部分に上下多数段の棚2
3が設けられて靴などの履物を入れる部分が形成
されている。
下駄箱2の建屋外側に位置するコーナ部は、第
7図乃至第9図に示すように、アルミニウムなど
の押出型材からなる見切縁24,25,26,2
7で覆われている。すなわち、下駄箱2の建屋外
側への突出部分下端の背面板17と底板19、両
側板18と底板19の結合コーナ部は、見切縁2
4,25の中空状部24a,25a上に突出した
上部突条24b,25bが背面板17、側板18
の下端部に木ねじなどで固定され、中空状部24
a,25aの下壁を延長した下部突条24c,2
5cが底板19に木ねじなどで固定され、見切縁
24,25の中空状部24a,25aの外壁を下
方に突出させて水切り突条24d,25dが形成
されている。
底板19の建屋取付コーナ部は、ほぼアングル
状の見切縁26の水平上部26aが木ねじなどで
底板19下面に固定されている。左、右側板18
の建屋取付コーナ部すなわち両側板18外面と建
屋外側面との竪方向コーナ部は、ほぼアングル状
の見切縁27で覆われている。すなわち、見切縁
27は短辺部27aおよび長辺部27bの側縁部
および前記両辺部の結合コーナ部に突条27c,
27d,27eがそれぞれ突設され、これらの突
条27c,27d,27eのみがそれぞれ下駄箱
2の側板18および建屋外壁15に当接されて、
短辺部27aが上記側板18に木ねじなどで固定
され、長辺部27bが木ねじなどで建屋外壁15
に固定される。なお、見切縁27は、突条27
c,27d,27e以外の部分では、上記側板1
8および建屋外壁15との間に細隙が形成され
る。また、見切縁27は、短辺部27aが長辺部
27bより建屋外側に突出するように配置され
る。
前述のように構成された実施例の出窓は、各部
材を工場で組立てて建築現場に運び、または出窓
本体1の各部材を適宜分解して建築現場に運んで
組立て、出窓本体1の屋根9および屋根9に連結
された上額縁が建屋の出窓開口部の上横架材また
はこれに近い建屋外壁に木ねじなどで固定され、
竪枠4が木ねじなどで前記出窓開口部の左、右の
柱または柱間の竪材に固定される。また、下駄箱
2の見切縁27の長辺部27bが前記柱または竪
材に固定され、見切縁26の前記上部26aから
屈曲した取付部26bが木ねじなどで土台16に
固定される。
前述したように、本実施例の出窓は、出窓本体
1と下駄箱2がともにこれらの構成部材を工場生
産で量産でき、建築現場では出窓本体1と下駄箱
2が一体化したものを建屋に取付ければよいた
め、手数を要することなく、短時間に容易に取付
けることができる。また、本実施例のものは、下
駄箱2の奥行寸法の少なくとも1/2程度を建屋外
側に突出させたので既製の下駄箱2を玄関の床面
に設置するものに比べて、その有効面積を広くす
ることができる。さらに、本実施例のものは、出
窓本体1によつて下駄箱2の奥行方向の位置が規
制され、かつ屋根9で出窓上部の寸法が予め決定
され、下駄箱2の両側板18に見切縁27の短辺
部27aを予め固定しておくことで長辺部27b
が建屋外壁15に当接されて下駄箱2が位置決め
されるので、出窓の位置決めが簡易にでき、確実
な取付けが容易にできる。なお、下駄箱2の奥行
寸法の1/2程度を建屋外側に突出させると、下駄
箱2を土台16に支持固定するだけで、別部材の
台などを必要としない。さらにまた、本実施例の
ものは、出窓本体1の建屋外側面と下駄箱2の背
面板17とがほぼ平坦、すなわち建屋外側に突出
する寸法がほぼ等しいので取扱い易く、かつ下駄
箱2の建屋外側に突出する部分を合板などの外装
仕上げが容易な材料で構成してあることも、建屋
外壁と同時に外装仕上げができてその施工が容易
であると共に、外観をよくするのに役立つ。そし
て、本実施例の出窓は、出窓本体1の地板10と
下駄箱2の天板とを兼用させたので、材料費を安
くすることができるという利点がある。
第10図は、本考案の他の実施例を示し、この
実施例では、下駄箱2の側板18の表面に細い竪
溝18aを形成し、見切縁27の長辺部27bを
延長した係合突条27fを前記竪溝18aに圧挿
し、係合突条27fの両側に複数ずつ突設した断
面ほぼ三角形状の抜止め用爪27gを前記竪溝1
8aの両側壁に引掛けるようにしたものである。
なお、本実施例の前述した以外の構成は、第1図
乃至第9図に示す実施例とほぼ同様であるから、
第10図中の第7図と対応する部分に同符号をつ
けて説明する。
以上のように構成された本実施例のものは、係
合突条27fと竪溝18aとの係合により、見切
縁27と合板などの木製の側板18との固定が確
実になると共に、出窓の取付時に下駄箱2を真直
に取付けることが確実にできるという利点があ
る。前記抜止め用爪27gを設けると見切縁27
と側板18とが強固に固定されるが、抜止め用爪
は省略してもよい。
なお、本考案において、ガラス窓は、引違い式
に限られることなく、左右方向中央部または一側
部に壁板を固定しまたは嵌殺し窓を設け、2枚ま
たは1枚の横引き窓を単一レールに沿つて往復動
可能に装着するなど適宜変更できる。また、本実
施例のものは外装仕上げ前に建屋に取付け、その
後に建屋の外装コンクリートなどの外装仕上げを
施し、この場合に下駄箱の建屋外側に突出した部
分にも同様な外装仕上げを、見切縁以外に行うこ
ともできる。
そして、本考案の出窓は、下駄箱以外の戸棚や
物入れなどの収納体を出窓本体の下方に一体に設
けたものにも適用できる。
〔本考案の効果〕
以上説明したように、本考案の出窓は、出窓本
体の下方に下駄箱のような収納体を一体に設けた
ので、これらを一体に建屋に取付けることがで
き、これらを別々に取付けたり、下駄箱のような
収納体を建築現場で内装工事として施工するのに
比べて、手数を要することなく短時間で容易に取
付けることができ、かつ前記収納体を含む出窓の
奥行方向の一部を建屋外側に突出させたので、既
製品の下駄箱などを建屋内に置くものに比べて、
建屋内の有効面積を狭くすることが少ない。
さらに、本考案による出窓は、断面ほぼアング
ル状で一辺部および他辺部の側縁部と前記両辺部
の結合コーナ部とに突条を形成した見切縁を用
い、前記突条のみを収納体の両側板外面および建
屋外側面に当接させ、これらの面に対し突条間の
部分で両辺部が細隙を有しているので、これらの
細隙によつて雨水などが毛細管現象によつて両側
板と建屋とが接合する竪方向コーナに雨水などが
侵入するのを防止できると共に、見切縁の一辺部
を他辺部から建屋外側に突出させて前記両側板に
固定し、他辺部を建屋外側面に固定した配置で、
両側板と建屋との竪方向コーナ部を外側から見切
縁で覆つたことにより、これらの一辺部と他辺部
から前記竪方向コーナまで比較的長い幅寸法で覆
うことができ、したがつて、雨水などが竪方向コ
ーナ部やこれらのコーナ部より建屋内側に入り込
むことをコーキング材を用いずに防止できて、水
密性を確保でき、コーキング材を用いないこと
で、その老化による水漏れの必配もないとう効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の一実施例を示し、
第1図は概略正面図、第2図は同側断面図、第3
図は同側面図、第4図は同背面図、第5図は出窓
本体部の同水平断面図、第6図は下駄箱部の同水
平断面図、第7図は下駄箱の一側部の拡大水平断
面図、第8図は第7図の−線に沿う断面図、
第9図は第7図の−線に沿う断面図であり、
第10図は他の実施例を示す下駄箱の一側部の拡
大水平断面図である。 1……出窓本体、2……下駄箱、3……方立、
4……竪枠、5……上枠、6……下枠、7……袖
部上枠、8……袖部下枠、9……屋根、10……
地板、15……建屋外壁、16……土台、17…
…背面板、18……側板、18a……竪溝、19
……底板、27……見切縁、27a……短辺部、
27b……長辺部、27c,27d,27e……
突条、27f……係合突条、27g……抜止め用
爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出窓本体の下方に下駄箱のような収納体を一体
    に設け、奥行方向の一部を建屋外側に突出させた
    組立式の出窓において、前記収納体の両側板外面
    と建屋外側面との竪方向コーナ部を、断面がほぼ
    アングル状で一辺部および他辺部の側縁部と前記
    両辺部の結合コーナ部とに突条を形成した見切縁
    で覆うと共に、これらの見切縁の前記突条のみを
    前記両側板外面および建屋外側面にそれぞれ当接
    させ、これらの面に対し前記突条間の部分で両辺
    部が細隙を形成し、見切縁の一辺部を他辺部から
    建屋外側に突出させて収納体の両側板に固定し、
    他辺部を建屋に固定したことを特徴とする出窓。
JP608083U 1983-01-21 1983-01-21 出窓 Granted JPS59113477U (ja)

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JP608083U JPS59113477U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 出窓

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JP608083U JPS59113477U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 出窓

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JPS59113477U JPS59113477U (ja) 1984-07-31
JPH0113727Y2 true JPH0113727Y2 (ja) 1989-04-21

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ID=30137647

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50136551U (ja) * 1974-04-25 1975-11-11
JPS57180077U (ja) * 1982-04-15 1982-11-15

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JPS59113477U (ja) 1984-07-31

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