JP4163135B2 - 可動間仕切り方法及び可動間仕切りパネルの固定金具 - Google Patents

可動間仕切り方法及び可動間仕切りパネルの固定金具 Download PDF

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Description

本発明は、住宅等の建物の一部をリフォームする際に、既設の間仕切りの一部を配置変
えしたり新規の間仕切りを配置して室内を間仕切りする際に有効な可動間仕切りパネルの
固定金具に関するものである。
従来例1として、例えば、会議場及び宴会場等の大広場を不特定の人数が利用する場所
では、空間を有効活用するために可動間仕切りを使用して部屋の広さを調整していた。こ
の可動間仕切りは、複数の可動間仕切りを収納している収納部からダクトを介して1枚ず
つ可動間仕切りを移動させて順次並設させることで室内を仕切っていた(例えば、特許文
献1参照)。
また、住宅等の建物においては、ライフスタイルの変化によるリフォーム、すなわち壮
年時代の室内を老年時代に適合した室内にリフォームするためには、建物の間仕切りを変
更させることが必要となっている。建物の室内を間仕切りする従来例2を図33〜図35
に示す。
図33は、建物(図示せず)の間仕切りされた部屋1を示していて、上下及び左右の各
辺は、厚さが50mm、幅が875mmの間仕切りパネル2を2枚接続したものから間仕
切りされている。この間仕切りでは4隅においてコーナ役物3が使用されている。
図34は、建物4の外壁5の内面に表皮層6を一辺に有する部屋7を示している。この
部屋7は、厚さが50mm、上下辺の幅が875mmと900mmの間仕切りパネル2,
8と右辺が前記2枚の間仕切りパネル2により間仕切りされている。そして、右辺の上下
部にはコーナ役物3がそれぞれ配設されている。なお、M基準線は、建物4の天井のモジ
ュール基準線を示している。
図35は、前記表皮層6と内壁9とを左辺及び下辺に有する部屋10を示している。こ
の部屋10は上辺が厚さが50mm、幅が875mm、900mmの間仕切りパネル2,
8により間仕切りされ、右辺が2枚の間仕切りパネル2により間仕切りされている。そし
て、右辺の上部にはコーナ役物3が設けられている。
次に、建物を間仕切りする従来例3を図36〜図38に示す。なお、従来例2に示すも
のと同じものは同一符号を付してその説明は省略する。
図36に示す部屋11は、上下辺が2枚の間仕切りパネル2により間仕切りされ、左右
辺が幅925mmの間仕切りパネル12により間仕切りされている。この間仕切りにおい
ては、上下辺の間仕切りパネル2が左右辺の間仕切りパネル12にそれぞれ「負け」にな
っている。
図37に示す部屋13は、上下辺が875mm及び900mmの間仕切りパネル2,8
により間仕切りされ、右辺は幅が2枚の925mmにより間仕切りされている。この間仕
切りにおいては、上下辺の間仕切りパネル2は、左辺の間仕切りパネル12に対してそれ
ぞれ「負け」になっている。
また、図38に示す部屋14は、上辺が幅875mm及び900mmの間仕切りパネル
2,8により間仕切りされ、右辺は幅が900mm及び925mmの間仕切パネル8,1
2により間仕切りされている。この間仕切りにおいては、上辺の間仕切りパネル2が右辺
の間仕切りパネル12に対して「負け」になっている。
図36〜図38においては、隣設するコーナ部の間仕切りパネルの何れかを「勝ち」又
は「負け」にすることで、コーナ部におけるコーナ役物を不必要としている。
特許 第2551596号公報
上述した従来例1のような間仕切りにおいては、定まった大きさの大広場を複数の間仕
切りパネルにより必要な広さの部屋に間仕切りしているので、間仕切りの大きさは一定で
あって、コーナ役物等は不要であるが、大きさの異なる大広場を間仕切りするには同じ間
仕切りパネルを使用することはできない問題があった。
また、前述した従来例2における間仕切りにおいては、部屋1,7,10のコーナ部に
おいてコーナ役物3を必要とすると共に、異なるサイズの間仕切りパネル2,8を必要と
する問題があった。
このため、建物4の間仕切り時や、既設の間仕切りされた部屋のリフォー時において、
複数種類の間仕切りパネルやコーナ役物を用意しなければならないので、部屋の間仕切り
がコスト高となる問題があった。
また、従来例3における間仕切りにおいては、間仕切りパネル12に対して間仕切りパ
ネル2を「負け」にしてコーナ部におけるコーナ役物3を不必要としている利点があるが
、部屋11,13,14を間仕切りするために間仕切りパネル2,8,12の3種類を要
して、間仕切りパネルのサイズの種類が増加する問題があった。
本発明は、一種類の間仕切りパネルを用いると共に、コーナ役物を不必要とする可動間
仕切りパネルの固定金具を提供することを目的とするものである。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、請求項1に記載の発明は、天井モジ
ュールに打設されたホールインアンカーに可動間仕切りパネルを固定して部屋を間仕切り
する構造であって、前記ホールインアンカーに対する可動間仕切りパネルの固定位置が可
動間仕切りパネルの芯材の厚さ方向の3段階と幅方向の3段階との位置を調整して、幅方
向が一種類の可動間仕切りパネルで異なる形の部屋の間仕切りを可能にしたことを特徴と
している。
このように構成された請求項1に係わる発明では、天井モジュールに打設されたホール
インアンカーに対して間仕切りパネルをその厚さ方向及び幅方向に位置調整するようにし
たので、間仕切りパネル同士の幅方向端部における接合部の「勝ち−負け」をコントロー
ルできるため、従来の間仕切りに用いられた役物コーナパネルの部品が不要となって間仕
切りのコストダウンを実現することができる。また、幅方向の寸法が1種類の間仕切りパ
ネルで種々の形の間仕切りに対応できるため、間仕切りパネルの種類を大幅に削減できて
、リフォーム等において間仕切りのコストダウンを実現することができる。
また、請求項2に記載の発明は、天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アン
カーボルトに着脱自在に取り付けられたアンカー側の固定金具とを有するホールインアン
カーと、板状の間仕切りパネルの上面に沿って取り付けられ、且つ両端部と中間部の長手
方向に沿う位置に取付穴を有する間仕切り側の固定金具と、前記アンカー側の固定金具及
び間仕切り側の固定金具を接合する接合金具と、を備えた可動間仕切りパネルの固定金具
であって、前記ホールインアンカーは、間仕切りパネルの厚さ方向におけるセンタ位置と
厚さ方向両側の端部位置との3段階の位置と、幅方向の3段階の位置との合計9個の位置
で前記間仕切りパネルの位置調整を可能にし、且つ、前記ホールインアンカーに対する前
記間仕切りパネルの取付位置を調整することで交差する複数の間仕切りパネルの接合部の
勝ち−負けを任意に選択可能にしたことを特徴としている。
このように構成された請求項2に係わる発明では、間仕切りパネルの厚さ方向における
センタ位置と厚さ方向両側の端部位置との3段階の位置と、幅方向の3段階の位置との合
計9個の位置で前記間仕切りパネルの位置調整を可能にし、且つ、前記ホールインアンカ
ーに対する前記間仕切りパネルの取付位置を調整することで、部屋のコーナ部において隣
設する間仕切りパネル同士の「勝ち−負け」を自在にコントロールできるので、コーナパ
ネル等のコーナ役物を不要とすることができる。さらに、間仕切り時において間仕切りパ
ネルを適正に芯ずれさせることで、幅方向の長さが1種類の間仕切りパネルによって種々
の間仕切りに対応することができる。このため、仕切りパネルを構成する間仕切り本体の
部品点数を大幅に削減できて、間仕切りのコストダウンを実現することができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記アンカー側の固定金具は、前記アンカーボルトに
着脱自在に取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に上下方向を向く3個
の取付穴を所定の間隔W/2で有する第1の固定金具と、該第1の固定金具に直交して前
記アンカーボルトに着脱自在に取り付けられた第2の固定金具とを備え、且つ前記間仕切
り側の固定金具は、前記間仕切りパネルの幅方向に沿って3個の取付穴を所定の間隔W/
2で有することを特徴としている。
このように構成された請求項3に係わる発明では、アンカーボルトに対してアンカー側
の固定金具の第1の固定金具をその長手方向に沿ってW/2ずつ3段階に移動可能にする
と共に、第2の固定金具に対して間仕切り側の固定金具を長手方向に対して3段階に位置
調整可能にしているので、間仕切りのコーナ部においては、隣設する間仕切りパネルの「
勝ちー負け」を任意に選択可能となる。このため、一種類の間仕切りパネルを用いると共
に、コーナ役物を不必要とする間仕切りを行うことができる。
また、請求項4に記載の発明は、天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アン
カーボルトに着脱自在に取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の
取付穴を所定の間隔W/2で設けた一対の壁部を有するアンカー側の固定金具とを備えた
ホールインアンカーと、2つの板状の間仕切りパネルの上面に沿ってそれぞれ取り付けら
れ、且つ両端部と中間部の長手方向に沿う位置に前記所定の間隔W/2で取付穴を有する
間仕切り側の固定金具と、前記アンカー側の固定金具の各壁部と各前記間仕切り側の固定
金具とをそれぞれ接合する1対の接合金具と、を備えた可動間仕切りパネルの固定金具で
あって、前記アンカーボルトに対する前記アンカー側の固定金具の取付位置を変えること
により、前記アンカー側の固定金具に取り付けられた2枚の間仕切りパネルを該間仕切り
パネルの幅方向に沿って変位可能にしたことを特徴としている。
このように構成された請求項4に係わる発明では、アンカーボルトに対してアンカー側
の固定金具が3段階に位置調整可能にしていると共に、アンカー側の固定金具の1対の壁
部に間仕切りパネルを取付可能にしているので、アンカー側の固定金具に取り付けられる
2枚の間仕切りパネルをその幅方向へ3段階に位置調整することができる。また、前記ア
ンカー側の固定金具には、何れか一方の壁部に2枚の間仕切りパネルを取付可能であると
共に、リフォーム時において不要となった間仕切りパネルを他方の壁部に格納することが
できる。
また、請求項5に記載の発明は、天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アン
カーボルトに着脱自在に取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の
取付穴を所定の間隔W/2で有する第1の固定金具及び該第1の固定金具に直交している
第2の固定金具からなるアンカー側の固定金具とを備えたホールインアンカーと、前記第
1の固定金具に平行して前記第2の固定金具に固定されていて、引き戸をガイド可能なガ
イドレールと、板状の間仕切りパネルの上面に沿って取り付けられ、且つ両端部と中間部
の長手方向に沿う位置に前記所定の間隔W/2で取付穴を有する間仕切り側の固定金具と
、前記アンカー側の固定金具及び間仕切り側の固定金具を接合する接合金具と、を備えた
可動間仕切りパネルの固定金具であって、前記アンカーボルトに対する前記アンカー側の
固定金具の取付位置を変えること及び前記間仕切り側の固定金具に対する前記接続金具の
取付位置を変えることにより、前記第1の固定金具に取り付けられた間仕切りパネル及び
前記ガイドレールに支持された引き戸を前記間仕切りパネルの幅方向に沿って変位可能に
したことを特徴としている。
このように構成された請求項5に記載の発明では、アンカーボルトに対する前記アンカ
ー側の固定金具の取付位置を変えること及び前記間仕切り側の固定金具に対する前記接続
金具の取付位置を変えることにより、前記アンカー側の固定金具に取り付けられた間仕切
りパネル及び前記ガイドレールに支持された引き戸を前記間仕切りパネルの幅方向に沿っ
て変位可能にしたので、間仕切りパネルを幅方向に沿って位置調整可能にすると共に間仕
切りパネルに隣設して引き戸を設けることができる。
また、請求項6に記載の発明は、天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アン
カーボルトに着脱自在に取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の
取付穴を所定の間隔W/2で有するアンカー側の固定金具とを備えたホールインアンカー
と、該ホールインアンカーの長手方向に沿って取り付けられた伸縮自在のアコーディオン
カーテンとを有する可動間仕切りパネルの固定金具であって、前記アンカーボルトに対す
る前記アンカー側の固定金具の取付位置を変えることにより、前記アコーディオンカーテ
ンを幅方向に沿って移動可能にしたことを特徴としている。
このように構成された請求項6に係わる発明では、アンカーボルトに対するアンカー側
の固定金具の位置を調整可能にしたので、アコーディオンカーテンを幅方向に位置調整可
能にすることができる。
請求項1に係わる発明によれば、天井モジュールに打設されたホールインアンカーに対
して間仕切りパネルをその厚さ方向及び幅方向に位置調整するようにしたので、間仕切り
パネル同士の幅方向端部における接合部の「勝ち−負け」をコントロールできるため、従
来の間仕切りに用いられた役物コーナパネルの部品が不要になって間仕切り部材のコスト
ダウンを図ることができる。また、幅方向の寸法が1種類の間仕切りパネルで種々の形の
間仕切りに対応できるため、間仕切りパネルの種類を大幅に削減できて、リフォーム等に
おいて間仕切りのコストダウンを実現することができる。
また、請求項2に係わる発明によれば、間仕切りパネルの厚さ方向におけるセンタ位置
と厚さ方向両側の端部位置との3段階fの位置と、幅方向の3段階の位置との合計9個の
位置で前記間仕切りパネルの位置調整を可能にし、且つ、前記ホールインアンカーに対す
る前記間仕切りパネルの取付位置を調整することで、部屋のコーナ部において隣設する間
仕切りパネル同士の「勝ち−負け」を自在にコントロールできるので、コーナパネル等の
コーナ役物を不要とすることができる。さらに、間仕切り時において間仕切りパネルを適
正に芯ずれさせることで、幅方向の長さが1種類の間仕切りパネルによって種々の間仕切
りに対応することができる。このため、仕切りパネルを構成する間仕切り本体の部品点数
を大幅に削減できて、間仕切りのコストダウンを実現することができる。
また、請求項3に係わる発明によれば、アンカーボルトに対してアンカー側の固定金具
の第1の固定金具をその長手方向に沿ってW/2ずつ3段階に移動可能にすると共に、第
2の固定金具に対して間仕切り側の固定金具を長手方向に対して3段階に位置調整可能に
しているので、間仕切りのコーナ部においては、隣設する間仕切りパネルの「勝ちー負け
」を任意に選択可能となる。このため、一種類の間仕切りパネルを用いると共に、コーナ
役物を不必要とする間仕切りを行うことができる。
また、請求項4に係わる発明によれば、アンカーボルトに対してアンカー側の固定金具
が3段階に位置調整可能にしていると共に、アンカー側の固定金具の1対の壁部に間仕切
りパネルを取付可能にしているので、アンカー側の固定金具に取り付けられる2枚の間仕
切りパネルをその幅方向へ3段階に位置調整することができる。また、前記アンカー側の
固定金具には、何れか一方の壁部に2枚の間仕切りパネルを取付可能であると共に、リフ
ォーム時において不要となった間仕切りパネルを他方の壁部に格納することができる。
また、請求項5に係わる発明によれば、アンカーボルトに対する前記アンカー側の固定
金具の取付位置を変えること及び前記間仕切り側の固定金具に対する前記接続金具の取付
位置を変えることにより、前記ホールインアンカーに取り付けられた間仕切りパネル及び
前記ガイドレールに支持された引き戸を前記間仕切りパネルの幅方向に沿って変位可能に
したので、間仕切りパネルを幅方向に沿って位置調整可能にすると共に間仕切りパネルに
隣設して引き戸を設けることができる。
また、請求項6に係わる発明によれば、アンカーボルトに対するアンカー側の固定金具
の位置を調整可能にしたので、アコーディオンカーテンを幅方向に位置調整可能にするこ
とができる。
以下、本発明の実施例に係わる芯ずれモジュールを図面に沿って説明する。
図1は、間仕切りパネルを上部から見た間仕切りパネルとホールインアンカーとの位置
関係を示している。可動な間仕切りパネル20は後述するホールインアンカーにより両端
部21と中央部22とを支持されるようになっている。符号23は間仕切りパネル20を
支持するための後述するホールインアンカーの位置を示している。
間仕切りパネル20は厚さWを有していて、その芯材の中心部から厚さ方向において両
端部にW/2ずつの計3段階に位置調整可能になっている。また、間仕切りパネル20は
、この間仕切りパネル20の幅方向においてW/2ずつの計3段階に位置調整可能になっ
ている。
間仕切りパネル20を上述のように厚さ方向の3つの位置と幅方向の3つ位置との合計
9個の位置に位置調整することで、1種類の間仕切りパネル20により従来と同様の間仕
切りを行うことができる。前記間仕切りパネル20は、幅方向の長さが900mmになっ
ている。図2〜図8に芯ずれモジュールのパターンを示す。
従来例2における図33の部屋1及び従来例3における図36の部屋11は、図2に示
すように上下辺の2枚の間仕切りパネル20を矢印で示す外側にそれぞれ芯ずれさせ、左
右辺の2枚の間仕切りパネル20をそれぞれ内側に芯ずれさせることで上下辺が「勝ち」
に左右辺が「負け」になって略同様の大きさの部屋24に間仕切りできる。
また、従来例2における図34の部屋7及び従来例3における図37の部屋13は、図
3に示すように上下辺の2枚の間仕切りパネル20をそれぞれ内側に芯ずれさせ、左右辺
の2枚の間仕切りパネル20を外側に芯ずれさせることで略同じ大きさの部屋25に間仕
切りすることができる。
図4は、図3の部屋25の中間に間仕切りパネル20を配設して二つの部屋25a,2
5bに分割したものである。また、図5は上下辺の間仕切りパネル20を内側に芯ずれさ
せるのは図3、図4と同様であって、右辺の3枚の間仕切りパネル20を外側に芯ずれさ
せると共に2枚の間仕切りパネル20により3つの部屋25a,25b,25cに分割し
た例を示している。
また、従来例2における図35の部屋10及び従来例3における図38の部屋14は、
図6に示すように上辺の2枚の間仕切りパネル20を内側に芯ずれさせ、右辺の2枚の間
仕切りパネル20を外側にそれぞれ芯ずれさせることで、部屋10及び部屋14と略同じ
大きさの部屋26を間仕切りすることができる。
図7は、図6の部屋26の中間に間仕切りパネル20を配設して二つの部屋26a,2
6bに分割したものである。また、図8は、上辺の2枚の間仕切りパネル20を内側に芯
ずれさせると共に、右辺の3枚の間仕切りパネル20を外側にそれぞれ芯ずれさせている
。そして、内部に2枚の間仕切りパネル20を配設することで、3つの部屋26a,26
b,26cに分割した例を示している。
図2〜図8で示した間仕切りにおいては、幅方向の長さが900mmの1種類により間
仕切りすることができる。さらに、間仕切りパネル20の「勝ちー負け」を選択すること
で、従来例2、3において必要とされていたコーナ役物3を用いることなく間仕切りを行
うことができる。
次に、上述のような間仕切りを実現するための間仕切りパネル20を結合させる固定金
具の実施例について説明する。
図9は、厚さが50mmの2枚の間仕切りパネル20を直列に結合させる固定金具の平
面図を示している。また、図9のA−A線断面矢視図を図10に、B−B線断面矢視図を
図11にそれぞれ示す。
図10及び図11において、モジュール化された天井(以下天井モジュールという)2
8には金属性のブッシュ27が埋設されている。このブッシュ27には、長尺で逆L字状
のアンカー側の固定金具30が金属性の座金31及び非金属性の座金32を介してアンカ
ーボルト33により固定されている。
前記アンカー側の固定金具30は、その長手方向に沿って上下方向を向く3つの取付穴
34がそれぞれ設けられており、図10においてはアンカー側の固定金具30は中央の取
付穴34において取り付けられている。この取付穴34の間隔は、間仕切りパネル20の
厚さの半分、すなわち25mmになっている。
なお、上記アンカーボルト33及びアンカー側の固定金具30により、後述する間仕切
りパネルを支持するためのホールインアンカー35が形成されている。
図11において、間仕切りパネル20は芯材36とその両側の化粧板37,37とを有
している。間仕切りパネル20の上部端面の長手方向には、間仕切り側の固定金具38が
ネジ39により固定されている。
図10に示すように、ネジ39取付穴としてのネジ穴40は、間仕切り側の固定金具3
8の長手方向に沿って3カ所に設けられていて、その間隔は25mmになっている。また
、天井モジュール28から間仕切りパネル20の上部までの距離は40mmになっている
アンカー側の固定金具30の壁部30a(図11参照)には、L字状の接続金具41の
壁部41aがボルト42及びナット43により固定されている。接続金具41の基部41
bは、ネジ39により間仕切り側の固定金具38に接続されている。
なお、ボルト42はアンカー側の固定金具30に穿設された長孔44を貫通していて、
接続金具41はアンカー側の固定金具30の長手方向に位置調整可能になっている。
図12は、前記アンカーボルト33に対するアンカー側の固定金具30の位置を変位し
た例を示している。図12のA−A線断面矢視図を図13に、B−B線断面矢視図を図1
4にそれぞれ示す。
図10においては、アンカー側の固定金具30は中央の取付穴34においてアンカーボ
ルト33に取り付けられていたが、図12、図13においては左側の取付穴34において
アンカー側の固定金具30はアンカーボルト33に取り付けられている。
すなわち、図10における両間仕切りパネル20は図13では右側に25mm移動され
た状態にある。また、図13におけるアンカー側の固定金具30を右側の取付穴34でア
ンカーボルト33に取り付けると、両間仕切りパネル20は図13の位置から50mm左
側に移動されることになる。
前記図13においては、両間仕切りパネル20は直列に配設されている例を示したが、
一方の間仕切りパネル20を他方の間仕切りパネル20に対して直交してアンカー側の固
定金具30に取り付けることも可能である。
例えば、図13の右側の間仕切りパネル20を左側の間仕切りパネル20に対して直交
するように接続金具41を介してアンカー側の固定金具30に取り付けると、端部が隣設
する両間仕切りパネル20は互いに直交する状態になると共に、右側の間仕切りパネル2
0が左側に対して「勝ち」の状態となる。
また、図13における左側の間仕切りパネル20を右側の仕切りパネル20に対して直
交するようにアンカー側の固定金具30に取り付けると、両間仕切りパネル20は直交状
態になると共に、左側の間仕切りパネル20が右側の間仕切りパネル20に対して「勝ち
」の状態となる。
前述したように、両間仕切りパネル20は3カ所のネジ穴40において接続金具41に
取付可能であると共に、アンカー側の固定金具30に対する取付方向もアンカー側の固定
金具30に平行又は直交するように変更可能である。
また、ホールインアンカー35を構成するアンカー側の固定金具30は、3カ所の取付
穴34においてアンカーボルト33に取付可能であると共に、取付方向も直交する両位置
に変更可能である。
これにより、アンカーボルト33に対するアンカー側の固定金具30の取付位置及び取
付方向の選択と、アンカー側の固定金具30に対する間仕切りパネル20の取付位置及び
取付方向の選択により、仕切りパネル20はホールインアンカー35のアンカーボルト3
3に対し、図1に示すように左右方向と上下方向との9カ所において取付可能になってい
る。
この結果、部屋のコーナ部において隣設する間仕切りパネル20同士の「勝ち−負け」
を自在にコントロールできるので、コーナパネル等のコーナ役物を不要とすることができ
て間仕切りのコストダウンを実現することができる。
さらに、間仕切り時において間仕切りパネル20を図2〜図8に示したように適正に芯
ずれさせることで、幅方向の長さが1種類の間仕切りパネル20によって種々の間仕切り
に対応することができる。このため、仕切りパネル20を構成する間仕切り本体の部品点
数を大幅に削減できて、間仕切りのコストダウンを実現することができる。
なお、前記図11及び図14においては、接続金具41の壁部41aはアンカー側の固
定金具30の壁部30aのアンカーボルト33側(図中左側)に取り付けて間仕切りパネ
ル20がアンカーボルト33の真下に位置する構成を示したが、必ずしもこれに限らない
すなわち、接続金具41をアンカーボルト33と反対側の位置で壁部30aに取り付け
て、間仕切りパネル20の幅方向中心(ネジ39の位置)がアンカーボルト33から横方
向に位置するようにして間仕切りパネル20を取り付けることも可能である。
本発明の実施例2を図15〜図17に基づいて説明する。図15におけるA−A線断面
矢視図を図16に示し、B−B線断面矢視図を図17に示す。なお、実施例1と同じもの
は同一符号を付してその説明は省略する。
図16において、長尺の第1の固定金具45はアンカー側の固定金具30と同様に3カ
所の取付穴34を有している。この第1の固定金具45の上部には長尺で逆L状の第2の
固定金具46が図15に示すように直交して配置されてアンカーボルト33に取り付けら
れている。
上記第1の固定金具45及び第2の固定金具46によりアンカー側の固定金具47が構
成されている。また、アンカーボルト33及び前記アンカー側の固定金具47によりホー
ルインアンカー35が構成されている。
図17に示すように、L字状の接続金具41はボルト42及びナット43により第2の
固定金具46に固定されていると共に、ネジ39により間仕切りパネル20の間仕切り側
の固定金具38に固定されている。
これにより、第2の固定金具46側に固定された間仕切りパネル20は、第1の固定金
具45に固定されている間仕切りパネル20に対して直交した状態にあると共に、第2の
固定金具46側の間仕切りパネル20が「負け」の状態になって接合されている。
本実施例2によれば、第1の固定金具45に対して第2の固定金具46が直交している
ので、2枚の間仕切りパネル20の直交配置を容易に行うことができる。また、アンカー
ボルト33に対するアンカー側の固定金具47の移動及び第1の固定金具45に対する間
仕切りパネル20の移動を調整することによって、一方の間仕切りパネル20に対する他
方の間仕切りパネル20の幅方向への芯ずれの調整を容易に行うことができる。
本発明の実施例3を図18〜図20に基づいて説明する。図18におけるA−A線断面
矢視図を図19に示し、B−B線断面矢視図を図20に示す。なお、実施例1に示すもの
と同じものは同一符号を付してその説明は省略する。
図19及び図20に示すように、アンカーボルト33にはアンカー側の固定金具49が
固定されており、このアンカー側の固定金具49は2つの壁部49a,49bを有してい
る。また、アンカー側の固定金具49の長手方向には3カ所に上下方向を向く取付穴34
が穿設されている。
1対の接続金具41,41は、ボルト42及ナット43によりアンカー側の固定金具4
9の壁部49a,壁部49bにそれぞれ固定され、またネジ39により1対の間仕切りパ
ネル20,20の間仕切り側の固定金具38,38にそれぞれ固定されている。
これにより、図20における左側の間仕切りパネル20は接続金具41を介してアンカ
ー側の固定金具49の壁部49bに結合されている。同様にして、壁部49bにも右側の
間仕切りパネル20が接続金具41を介して結合されている。
この実施例3によれば、アンカーボルト33に対するアンカー側の固定金具49の取付
位置を調整することと、アンカー側の固定金具49に対する間仕切りパネル20の取付位
置を調整することで、アンカーボルト33に対して複数の間仕切りパネル20,20の位
置を容易に調整することができる。
また、図20におけるアンカー側の固定金具49の何れか一方の側の壁部49a又は4
9bに間仕切りパネル20を取り付けて間仕切りをすると共に、例えば、リフォーム時に
おいて余った間仕切りパネル20を残った他方の壁部49b又は49aに保存することが
可能である。
次に、上述した可動間仕切りパネルの固定金具を使用した間仕切りの例を図21に示す
図21は水回りを間仕切りしている上方の部屋50及び下方の部屋50Aを示している
。部屋50には、洗濯機51、トイレ52、洗面台53等がそれぞれ図示のように配設さ
れている。
部屋50の上辺は同じ幅900mmの間仕切りパネル20が直列に配設されている。ま
た、部屋50の右辺には間仕切りパネル20と短い幅の間仕切りパネル54、55が間隔
をおいて配設され、その間を引き戸56により開閉されるようになっている。
また、内壁57により部屋50と区画された下方の部屋50Aには、浴槽58が配置さ
れ、さらに部屋50の外壁5の外部には給湯器59が配設されている。
上述した部屋50の間仕切りパネル20を移動させて、水回りを例えば老人のライフス
テージに合うように部屋50をリフォームした例を図22に示す。
図22は、図21における部屋50を洗面部屋60、トイレ室61、洗濯室62の独立
した部屋に間仕切りしたものである。
部屋60の上辺は2枚の間仕切りパネル20により間仕切りされ、下辺は間仕切りパネ
ル20と、2つの短い間仕切りパネル63,64間に設けられた開閉自在の引き戸65に
より間仕切りされている。また、洗面部屋60の右辺は開閉自在の引き戸66によって間
仕切りされている。
また、トイレ室61の下辺は2枚の間仕切りパネル20により間仕切りされ、右辺は間
仕切りパネル67により間仕切りされている。この間仕切りパネル67は、幅が900m
mの標準の間仕切りパネルよりも小さい725mmのサイズが使用されている。また、洗
濯室62の右辺は開閉自在の引き戸68により間仕切りされている。
図21の部屋50の間仕切りに使用される可動間仕切りパネルの固定金具の配置例を図
23に示す。図中において×印は、アンカー側の固定金具30が位置調整自在に取り付け
られているアンカーボルト33の配置されている位置を示している。
部屋50の上辺を間仕切りしている左側の間仕切りパネル20は、間仕切り側の固定金
具38の中央部とアンカー側の固定金具30の右端部とを接続金具41により結合するこ
とにより固定されている。
また、両間仕切りパネル20の対向する端部は、左側の間仕切り側の固定金具38の右
端部を接続金具41によりアンカー側の固定金具30の左端部に結合し、右側の間仕切り
側の固定金具38の左端部を接続金具41によりアンカー側の固定金具30の右端部に結
合させることによりそれぞれ固定されている。
また、左側の間仕切りパネル20の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部を接
続金具41によりアンカー側の固定金具30の上端部に結合させることによって固定され
ている。
次に、右辺の間仕切りパネル20の上端部は、間仕切り側の固定金具38の上端部を接
続金具41によりアンカー側の固定金具30の下端部に結合させることによって固定され
ている。この間仕切りパネル20の下端部は、間仕切り側の固定金具38の下端部を接続
金具41によりアンカー側の固定金具30に結合させることにより固定されている。
また、右辺の間仕切りパネル54の下端部は、間仕切り側の固定金具38の上端部を接
続金具41によりアンカー側の固定金具30の下端部に結合させることにより固定されて
いる。間仕切りパネル55は、間仕切り側の固定金具38の下端部を接続金具41により
アンカー側の固定金具30の中央部に結合させることにより固定されている。
次に、図22の部屋60,61,62の間仕切りに使用される可動間仕切りパネルの固
定金具の配置例を図24,図25に示す。図中において×印は、アンカー側の固定金具3
0が位置調整自在に取り付けられているアンカーボルト33の配置されている位置を示し
ている。
図24(A)は、固定金具に間仕切りパネル20を設置した場合を示し、(B)は固定
金具のみを示している。
図22の洗面部屋60における上辺左側の間仕切りパネル20の端部は、間仕切り側の
固定金具38の中央部を接続金具41によりアンカー側の固定金具30の右端部に固定さ
れている。
また、左側の間仕切りパネル20の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部を接
続金具41によりアンカー側の固定金具30の左端部に結合することにより固定されてい
る。右側の間仕切りパネル20の左端部は、間仕切り側の固定金具38の左端部を接続金
具41によりアンカー側の固定金具30の右端部に結合させることにより固定されている
右側の間仕切りパネル20の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部を接続金具
41によりアンカー側の固定金具30の中央部に結合させることにより固定されている。
図25(A)において、洗面部屋60における下辺の間仕切りパネル20の左端部は、
間仕切り側の固定金具38の中央部を接続金具41によりアンカー側の固定金具30の右
端部に結合させることにより固定されている。
また、間仕切りパネル20の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部を接続金具
41によりアンカー側の固定金具30の左端部に結合させることにより固定されている。
間仕切りパネル63の左端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部を接続金具41によ
りアンカー側の固定金具30に結合させることにより固定されている。
そして、間仕切りパネル64の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部をアンカ
ー側の固定金具30の上端部に結合させることにより固定されている。
次に、間仕切りパネル67の上端部は、間仕切り側の固定金具38の上端部を接続金具
41により結合させることにより固定されている。前記間仕切りパネル67の下端部は、
間仕切り側の固定金具38の下端部を接続金具41によりアンカー側の固定金具30の上
端部に結合させることにより固定されている。
次に、図22のトイレ室61の下辺において、左側の間仕切りパネル20の左端部は、
間仕切り側の固定金具38の中央部を接続金具41によりアンカー側の固定金具30の右
端部に結合させることにより固定されている。
また、左側の間仕切りパネル20の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部を接
続金具41によりアンカー側の固定金具30の左端部に結合させることにより固定されて
いる。右側の間仕切りパネル20の左端部は、間仕切り側の固定金具38の左端部を接続
金具41によりアンカー側の固定金具30の右端部に結合させることにより固定されてい
る。
また、右側の間仕切りパネル20の右端部は、間仕切り側の固定金具38の右端部をア
ンカー側の固定金具30の下端部に結合させることにより固定されている。
図25において、右側の各アンカーボルト33には、支持金具70の基部がそれぞれ固
定されている。前記支持金具70により建具レール用金具71が支持されており、この建
具レール用金具71により図22の引き戸66及び引き戸68がそれぞれガイドされてい
る。
図23〜図25に示すように、間仕切りパネル20の端部及び端部同士を上述したアン
カー側の固定金具30、間仕切り側の固定金具38及び接続金具41の固定金具により固
定させるので、間仕切りパネル20の固定を容易に行うことができると共に、間仕切りパ
ネル20の芯ずれを容易に行うことができる。
また、部屋のコーナ部において隣設する間仕切りパネル20同士の「勝ち−負け」を自
在にコントロールできるので、コーナパネル等のコーナ役物を不要とすることができて間
仕切りのコストダウンを実現することができる。
さらに、間仕切り時において間仕切りパネル20を所用の方向に芯ずれさせることで、
幅方向の長さが1種類の間仕切りパネル20によって種々の間仕切りに対応することがで
きる。このため、仕切りパネル20を構成する間仕切り本体の部品点数を大幅に削減でき
て、間仕切りのコストダウンを実現することができる。
本発明の実施例4を図26に基づいて説明する。なお、実施例2に示すものと同じもの
は同一符号を付してその説明は省略する。
アンカーボルト33には、実施例2と同様の第1の固定金具45が装着されていると共
に、アンカーボルト33には第2の固定金具72がアンカーボルト33に直交して取り付
けられている。
前記第1の固定金具45及び第2の固定金具72によりアンカー側の固定金具73が構
成されている。また、前記アンカーボルト33及びアンカー側の固定金具73によりホー
ルインアンカー35が構成されている。
図22に示した引き戸66,68の上部には、図26に示すようにローラ支持具76が
それぞれ設けられており、このローラ支持具76にはローラ77がそれぞれ装着されてい
る。
前記第2の固定金具72の裏面側にはガイド本体74が設けられており、このガイド本
体74には前記ローラ77をガイドするためのガイドレール75がそれぞれ設けられてい
て、引き戸66,68を開閉自在に支持している。
このように、アンカー側の固定金具73のアンカーボルト33に対して第1の固定金具
45を位置調整して取り付けると共に、第1の固定金具45に対して間仕切りパネル20
の間仕切り側の固定金具38を位置調整して取り付けることにより、間仕切りパネル20
同士の「勝ち−負け」をなくして間仕切りをすることができる。
そして、間仕切りパネル20と平行の引き戸66、68を容易に配設することができる
。なお、前記実施例では引き戸は2枚である例を示したが1枚であってもよいことは勿論
である。
本発明の実施例5を図27に基づいて説明する。なお、実施例1に示すものと同じもの
は同一符号を付してその説明は省略する。
図27においてアンカー側の固定金具80は、上下に上板80a、下板80bを有して
いて横方向に開口した建物のからなっている。このアンカー側の固定金具80の上板80
aは、アンカーボルト33に着脱自在に固定されている。前記アンカーボルト33及びア
ンカー側の固定金具80によりホールインアンカー35が構成されている。
なお、前記上板80aには、図10のアンカー側の固定金具30に設けられた取付穴3
4と同様の取付穴34が長手方向(紙面に垂直方向)に沿って設けられている。
また、アンカー側の固定金具80の下板80bには、アコーディオンカーテン81の上
部に設けられたカーテン支持具82が取り付けられている。アンカー側の固定金具80の
両側には、カバー78,79がそれぞれ配設されている。
このようにアンカー側の固定金具80を用いることによりアコーディオンカーテン81
を着脱自在かつ容易に配設することができる。
なお、前記アコーディオンカーテン81は、アンカーボルト33に直接取り付けた例を
示したが、実施例4に示した引き戸66,68(図26参照)のようにアンカー側の固定
金具73の第2の固定金具72に取り付けることも可能である。
次に、前述したホールインアンカー35、アンカー側の固定金具73及びアンカー側の
固定金具80等を用いて間仕切りする例を説明する。図26に示したアンカー側の固定金
具73により支持された引き戸66,68を図28に示す。
同図において、引き戸66,68の右側は廊下、左側は洗濯及び浴室等部屋になってい
る。基礎84上の土台85には床板86が貼設されている。前記引き戸66,68の下部
はレール87によりガイドされている。このように、アンカー側の固定金具73を用いる
ことによ、間仕切りパネル20及びこれと平行の引き戸66,68を適正に配設すること
ができる。
図29は、図27のアンカー側の固定金具80により支持されるアコーディオンカーテ
ン81の配置例を示している。このアンカー側の固定金具80を用いることにより、主寝
室を洗面室と容易に区画するアコーディオンカーテン81を配設することができる。
図30(A)は、図22におけるトイレ室61の上辺の間仕切りパネル20及び引き戸
65の正面図、(B)は平面図を示している。間仕切りパネル67は前記ホールインアン
カー35により上部が固定され、下部は床板86に固定されている。
引き戸65と天井モジュール28間には高さが短い間仕切りパネル88が配設され、ま
た左方の間仕切りパネル20は前記間仕切りパネル88を一体形成した高さの長い間仕切
りパネルからなっている。
図31は、間仕切りパネル20の化粧板37(図11参照)を外して内部を示しており
、図32(A)は図30の側面図、(B)は平面図をそれぞれ示している。
図30(B)及び図31(B)における左側の間仕切りパネル63の上部は、図31及
び図32(A)に示すように中央のホールインアンカー35により固定されている。
また、図31(B)における右側の間仕切りパネル64及び前記引き戸65に直交して
いる間仕切りパネル67は、図31及び図32(A)に示すように右側のホールインアン
カー35により固定されている。前記引き戸65上方の間仕切りパネル88の上部は、中
央部と左側のホールインアンカー35により固定されている。
前記間仕切りパネル20の上部は、左側及び中央のホールインアンカー35によりそれ
ぞれ固定されている。引き戸65の上部は、図32(A)に示すようにガイド89により
ガイドされている。
このように、間仕切りパネル20同士の接続以外に上記のような間仕切りパネル20と
引き戸65とによる間仕切りにおいてもホールインアンカー35を用いることにより、幅
900mmの同一サイズの間仕切りパネル20及び間仕切りパネル88及び引き戸65等
により間仕切りを行うことができる。
以上説明した本発明の実施の形態に係わる可動間仕切りパネルの固定金具は、天井モジ
ュール(28)に打設されたホールインアンカー(35)に可動間仕切りパネル(20)
を固定して部屋を間仕切りする構造であって、前記ホールインアンカー(35)に対する
可動間仕切りパネル(20)の固定位置が可動間仕切りパネル(20)の芯材(36)の
厚さ方向の3段階と幅方向の3段階との位置を調整して、幅方向が一種類の可動間仕切り
パネル(20)で異なる形の部屋(24,25,26)の間仕切りを可能にしている。
この構成によれば、天井モジュール(28)に打設されたホールインアンカー(35)
に対して間仕切りパネル(20)をその厚さ方向及び幅方向に位置調整するするようにし
たので、間仕切りパネル(20)同士の幅方向端部における接合部の「勝ち−負け」をコ
ントロールできるため、従来の間仕切りに用いられた役物コーナパネルの部品が不要にな
って間仕切り部材のコストダウンを図ることができる。また、幅方向の寸法が1種類の間
仕切りパネル(20)で種々の形の間仕切りに対応できるため、間仕切りパネル(20)
の種類を大幅に削減できて、リフォーム等において間仕切りのコストダウンを実現するこ
とができる。
また、本発明の実施の形態に係わる可動間仕切りパネルの固定金具は、天井モジュール
(28)に打設されたアンカーボルト(33)と該アンカーボルト(33)に着脱自在に
取り付けられたアンカー側の固定金具(30,47)とを有するホールインアンカー(3
5)と、板状の間仕切りパネル(20)の上面に沿って取り付けられ、且つ両端部と中間
部の長手方向に沿う位置に取付穴(40)を有する間仕切り側の固定金具(38)と、前
記アンカー側の固定金具(47)及び間仕切り側の固定金具(38)を接合する接合金具
(41)と、を備えている。さらに可動間仕切りパネルの固定金具は、前記ホールインア
ンカー(35)は、間仕切りパネル(20)の厚さ方向におけるセンタ位置と厚さ方向両
側の端部位置との3段階の位置と、幅方向の3段階の位置との合計9個の位置(23)で
前記間仕切りパネルの位置調整を可能にし、且つ、前記ホールインアンカー(35)に対
する前記間仕切りパネル(20)の取付位置を調整することで交差する複数の間仕切りパ
ネル(20)の接合部の勝ち−負けを任意に選択可能にしたことを特徴としている。
この構成によれば、間仕切りパネル(20)の厚さ方向におけるセンタ位置と厚さ方向
両側の端部位置との3段階の位置と、幅方向の3段階の位置との合計9個の位置(23)
で前記間仕切りパネル(20)の位置調整を可能にし、且つ、前記ホールインアンカー(
35)に対する前記間仕切りパネル(20)の取付位置を調整することで、部屋(24,
25,26)のコーナ部において隣設する間仕切りパネル(20)同士の「勝ち−負け」
を自在にコントロールできるので、コーナパネル等のコーナ役物(3)を不要とすること
ができる。さらに、間仕切り時において間仕切りパネル(20)を適正に芯ずれさせるこ
とで、幅方向の長さが1種類の間仕切りパネル(20)によって種々の間仕切りに対応す
ることができる。このため、仕切りパネル(20)を構成する間仕切り本体の部品点数を
大幅に削減できて、間仕切りのコストダウンを実現することができる。
また、本発明の実施の形態に係わる可動間仕切りパネルの固定金具は、前記アンカー側
の固定金具(47)は、前記アンカーボルト(33)に着脱自在に取り付けられた長尺の
金具であって長手方向に沿う位置に上下方向を向く3個の取付穴(34)を所定の間隔W
/2で有する第1の固定金具(45)と、該第1の固定金具(45)に直交して前記アン
カーボルト(33)に着脱自在に取り付けられた第2の固定金具(46)とを備え、且つ
前記間仕切り側の固定金具(38)は、前記間仕切りパネル(20)の幅方向に沿って3
個の取付穴(40)を所定の間隔W/2で有している。
この構成によれば、アンカーボルト(33)に対してアンカー側の固定金具(47)の
第1の固定金具(45)をその長手方向に沿ってW/2ずつ3段階に移動可能にすると共
に、第2の固定金具(46)に対して間仕切り側の固定金具(38)を長手方向に対して
3段階に位置調整可能にしているので、間仕切りのコーナ部(接合部)においては、隣設
する間仕切りパネル(20)の「勝ちー負け」を任意に選択可能となる。このため、一種
類の間仕切りパネル(20)を用いて種々の間仕切りに対応することができると共に、コ
ーナ役物(3)を不必要とする間仕切りを行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係わる可動間仕切りパネルの固定金具は、天井モジュール
(28)に打設されたアンカーボルト(33)と該アンカーボルト(33)に着脱自在に
取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の取付穴を所定の間隔W/
2で設けた1対の壁部(49a,49b)を有するアンカー側の固定金具(49)とを備
えたホールインアンカー(35)と、2つの板状の間仕切りパネル(20)の上面に沿っ
てそれぞれ取り付けられ、且つ両端部と中間部の長手方向に沿う位置に前記所定の間隔W
/2で取付穴(40)を有する間仕切り側の固定金具(38)と、前記アンカー側の固定
金具(49)の各壁部(49a,49b)と間仕切り側の固定金具(38)とをそれぞれ
接合する1対の接合金具(41)とを備えている。さらに、この可動間仕切りパネルの固
定金具は、前記アンカーボルト(33)に対する前記アンカー側の固定金具(49)の取
付位置を変えることにより、前記アンカー側の固定金具(49)に取り付けられた2枚の
間仕切りパネル(20)を該間仕切りパネル(20)の幅方向に沿って変位可能にしてい
る。
この構成によれば、アンカーボルト(33)に対してアンカー側の固定金具(49)が
3段階に位置調整可能にしていると共に、アンカー側の固定金具(49)の1対の壁部(
49a,49b)に間仕切りパネル(20)をそれぞれ取付可能にしているので、アンカ
ー側の固定金具(49)に取り付けられる2枚の間仕切りパネル(40)をその幅方向へ
3段階に位置調整することができる。また、前記アンカー側の固定金具(49)には、何
れか一方の壁部(49a,49b)に2枚の間仕切りパネル(20)を取付可能であると
共に、リフォーム時において不要となった間仕切りパネル(20)を他方の壁部(49b
,49a)に格納することができる。
また、本発明の実施の形態第に係わる可動間仕切りパネルの固定金具は、天井モジュー
ル(28)に打設されたアンカーボルト(33)と該アンカーボルト(33)に着脱自在
に取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の取付穴を所定の間隔W
/2で有する第1の固定金具(45)及び該第1の固定金具(45)に直交している第2
の固定金具(72)からなるアンカー側の固定金具(73)とを備えたホールインアンカ
ー(35)と、前記第1の固定金具(45)に平行して前記第2の固定金具(72)に固
定されていて、引き戸(66,68)をガイド可能なガイドレール(75)と、板状の間
仕切りパネル(20)の上面に沿って取り付けられ、且つ両端部と中間部の長手方向に沿
う位置に前記所定の間隔W/2で有する間仕切り側の固定金具(38)と、前記アンカー
側の固定金具(73)及び間仕切り側の固定金具(38)を接合する接合金具(41)と
を備えている。
さらに、この可動間仕切りパネルの固定金具は、前記アンカーボルト(33)に対する
前記アンカー側の固定金具(73)の取付位置を変えること及び前記間仕切り側の固定金
具(38)に対する前記接続金具(41)の取付位置を変えることにより、前記第1の固
定金具(45)に取り付けられた間仕切りパネル(20)及び前記ガイドレール(75)
に支持された引き戸(66,68)を前記間仕切りパネル(20)の幅方向に沿って変位
可能にしている。
この構成によれば、アンカーボルト(33)に対する前記アンカー側の固定金具(73
)の取付位置を変えること及び前記間仕切り側の固定金具(38)に対する接続金具(4
1)の取付位置を変えることにより、前記第1の固定金具(45)に取り付けられた間仕
切りパネル(20)及び前記ガイドレール(75)に支持された引き戸(66,68)を
前記間仕切りパネル(20)の幅方向に沿って変位可能にしたので、間仕切りパネル(2
0)を幅方向に沿って位置調整可能にすると共に間仕切りパネル(20)に隣設して引き
戸(66,68)を設けることができる。
また、本発明の実施の形態に係わる可動間仕切りパネルの固定金具は、天井モジュール
(28)に打設されたアンカーボルト(33)と該アンカーボルト(33)に着脱自在に
取り付けられた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の取付穴(34)を所定の
間隔W/2で有するアンカー側の固定金具(80)とを備えたホールインアンカー(35
)と、該ホールインアンカー(35)の長手方向に沿って取り付けられた伸縮自在のアコ
ーディオンカーテン(81)とを有している。さらに、この可動間仕切りパネルの固定金
具は、前記アンカーボルト(33)に対する前記アンカー側の固定金具(80)の取付位
置を変えることにより、前記アコーディオンカーテン(81)を幅方向に沿って移動可能
にしている。
この構成によれば、アンカーボルト(33)に対するアンカー側の固定金具(80)の
位置を調整可能にしたので、アコーディオンカーテン(81)を幅方向に位置調整可能に
することができる。
本発明に係わる間仕切りパネルを上から見たときの間仕切りパネル及びホールインアンカーの位置関係を示す図である。 本発明の実施例に係わる芯ずれモジュールのパターンを示し、四辺を間仕切りパネルにより間仕切りしたときのパターン図である。 一側辺に外壁の表層壁を有し他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りした芯ずれモジュールのパターン図である。 一側辺に外壁の表層壁を有し他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りした部屋を間仕切りにより間仕切りしたときの芯ずれモジュールのパターン図である。 一側辺に外壁の表層壁を有し他の側辺が間仕切りパネルにより囲まれた部屋を2枚の間仕切りパネルにより間仕切りしたときの芯ずれモジュールのパターン図である。 一側辺に外壁の表層壁を有すると共に下辺に内壁を有し、他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りしたときの芯ずれモジュールのパターン図である。 一側辺に外壁の表層壁を有すると共に下辺に内壁を有し、他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りした部屋を間仕切りパネルにより間仕切りしたときの芯ずれモジュールのパターン図である。 一側辺に外壁の表層壁を有すると共に下辺に内壁を有し、他の側辺を間仕切りパネルにより囲まれ部屋を2枚の間仕切りパネルにより間仕切りしたときの芯ずれモジュールのパターン図である。 本発明の実施例1に係わる可動間仕切りパネルの固定金具の平面図である。 図9におけるA−A線断面矢視図である。 図9におけるB−B線断面矢視図である。 図9における固定金具を変位させたときの可動間仕切りパネルの固定金具の平面図である。 図12におけるA−A線断面矢視図である。 図12におけるB−B線断面矢視図である。 本発明の実施例2に係わる可動間仕切りパネルの固定金具の平面図である。 図15におけるA−A線断面矢視図である。 図15におけるB−B線断面矢視図である。 本発明の実施例3に係わる可動間仕切りパネルの固定金具の平面図である。 図18におけるA−A線断面矢視図である。 図18におけるB−B線断面矢視図である。 本発明に係わる可動間仕切りパネルにより間仕切りされた部屋の平面図である。 図21に係わる部屋をリフォームした部屋の平面図である。 図21に係わる部屋の間仕切りに使用される間仕切りパネル及び固定金具の平面図である。 (A)は図22における洗面部屋の上辺に使用される間仕切りパネル及び固定金具の平面図、(B)は(A)の固定金具のみを示す平面図でるある。 (A)は図22における洗面部屋の下辺に使用される間仕切りパネル及び固定金具の平面図、(B)はトイレ室の下辺に使用される間仕切りパネル及び固定金具の平面図、(C)は建具レール用金具を支持する支持金具の平面図である。 本発明の実施例4に係わる可動間仕切りパネル、引き戸及び固定金具の側面図である。 本発明の実施例5に係わる可動間仕切りパネルの固定金具及びアコーディオンカーテンの側面図である。 図26のアンカー側の固定金具が使用された間仕切りパネル及び引き戸の側面図である。 図27のアンカー側の固定金具外周様されたアコーディオンカーテンの側面図である。 (A)は図22における洗面部屋の下辺の間仕切りパネル及び引き戸の正面図、(B)は(A)の平面図である。 間仕切りパネルの間仕切り本体及び引き戸側の間仕切りパネルを示す正面図、(B)は(A)の平面図である。 (A)は図31(A)の側面図、(B)は図31(A)の平面図である。 従来例1に係わる間仕切りパターンを示し、四辺が間仕切りパネルにより間仕切りされたときのパターン図である。 同じく、一側辺に外壁の表層壁を有し他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りした間仕切りパターン図である。 同じく、一側辺に外壁の表層壁を有すると共に下辺に内壁を有し、他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りした間仕切りパターン図である。 従来2に係わる間仕切りパネルを示し、四辺が間仕切りパネルにより囲まれたときのパターン図である。 同じく、一側辺に外壁の表層壁を有し他の側辺を間仕切りパネルにより間仕切りした間仕切りパターン図である。 同じく、一側辺に外壁の表層壁を有すると共に下辺に内壁を有し、他の側辺が間仕切りパネルにより間仕切りした間仕切りパターン図である。
符号の説明
3 コーナ役物
20 間仕切りパネル
23 ホールインアンカーの位置
24,25,26 部屋
28 天井モジュール
30 アンカー側の固定金具
33 アンカーボルト33
34 取付穴
35 ホールインアンカー
38 間仕切り側の固定金具
40 ネジ穴(取付穴)
41 接続金具
45 第1の固定金具
46 第2の固定金具
47 アンカー側の固定金具
49 アンカー側の固定金具
49a,49b 壁部
50 部屋
60 洗面部屋
61 トイレ室
62 洗濯室
66,68 引き戸
70 支持金具
72 第2の固定金具
73 アンカー側の固定金具
75 ガイドレール
80 アンカー側の固定金具
81 アコーディオンカーテン

Claims (6)

  1. 天井モジュールに打設されたホールインアンカーに可動間仕切りパネルを固定して部屋
    を間仕切りする構造であって、前記ホールインアンカーに対する可動間仕切りパネルの固
    定位置が可動間仕切りパネルの芯材の厚さ方向の3段階と幅方向の3段階との位置を調整
    して、幅方向が一種類の可動間仕切りパネルで異なる形の部屋の間仕切りを可能にしたこ
    とを特徴とする可動間仕切り方法。
  2. 天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アンカーボルトに着脱自在に取り付け
    られたアンカー側の固定金具とを有するホールインアンカーと、
    板状の間仕切りパネルの上面に沿って取り付けられ、且つ両端部と中間部の長手方向に
    沿う位置に取付穴を有する間仕切り側の固定金具と、
    前記アンカー側の固定金具及び間仕切り側の固定金具を接合する接合金具と、
    を備えた可動間仕切りパネルの固定金具であって、
    前記ホールインアンカーは、間仕切りパネルの厚さ方向におけるセンタ位置と厚さ方向
    両側の端部位置との3段階の位置と、幅方向の3段階の位置との合計9個の位置で前記間
    仕切りパネルの位置調整を可能にし、且つ、前記ホールインアンカーに対する前記間仕切
    りパネルの取付位置を調整することで交差する複数の間仕切りパネルの接合部の勝ち−負
    けを任意に選択可能にしたことを特徴とする可動間仕切りパネルの固定金具。
  3. 前記アンカー側の固定金具は、前記アンカーボルトに着脱自在に取り付けられた長尺の
    金具であって長手方向に沿う位置に上下方向を向く3個の取付穴を所定の間隔W/2で有
    する第1の固定金具と、該第1の固定金具に直交して前記アンカーボルトに着脱自在に取
    り付けられた第2の固定金具とを備え、
    且つ前記間仕切り側の固定金具は、前記間仕切りパネルの幅方向に沿って3個の取付穴
    を所定の間隔W/2で有することを特徴とする請求項2に記載の可動間仕切りパネルの固
    定金具。
  4. 天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アンカーボルトに着脱自在に取り付け
    られた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の取付穴を所定の間隔W/2で設け
    た一対の壁部を有するアンカー側の固定金具とを備えたホールインアンカーと、
    2つの板状の間仕切りパネルの上面に沿ってそれぞれ取り付けられ、且つ両端部と中間
    部の長手方向に沿う位置に前記所定の間隔W/2で取付穴を有する間仕切り側の固定金具
    と、
    前記アンカー側の固定金具の各壁部と前記各間仕切り側の固定金具とをそれぞれ接合す
    る1対の接合金具と、
    を備えた可動間仕切りパネルの固定金具であって、
    前記アンカーボルトに対する前記アンカー側の固定金具の取付位置を変えることにより
    、前記アンカー側の固定金具に取り付けられた2枚の間仕切りパネルを該間仕切りパネル
    の幅方向に沿って変位可能にしたことを特徴とする可動間仕切りパネルの固定金具。
  5. 天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アンカーボルトに着脱自在に取り付け
    られた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の取付穴を所定の間隔W/2で有す
    る第1の固定金具及び該第1の固定金具に直交している第2の固定金具からなるアンカー
    側の固定金具とを備えたホールインアンカーと、
    前記第1の固定金具に平行して前記第2の固定金具に固定されていて、引き戸をガイド
    可能なガイドレールと、
    板状の間仕切りパネルの上面に沿って取り付けられ、且つ両端部と中間部の長手方向に
    沿う位置に前記所定の間隔W/2で取付穴を有する間仕切り側の固定金具と、
    前記アンカー側の固定金具及び間仕切り側の固定金具を接合する接合金具と、
    を備えた可動間仕切りパネルの固定金具であって、
    前記アンカーボルトに対する前記アンカー側の固定金具の取付位置を変えること及び前
    記間仕切り側の固定金具に対する前記接続金具の取付位置を変えることにより、前記第1
    の固定金具に取り付けられた間仕切りパネル及び前記ガイドレールに支持された引き戸を
    前記間仕切りパネルの幅方向に沿って変位可能にしたことを特徴とする可動間仕切りパネ
    ルの固定金具。
  6. 天井モジュールに打設されたアンカーボルトと該アンカーボルトに着脱自在に取り付け
    られた長尺の金具であって長手方向に沿う位置に3個の取付穴を所定の間隔W/2で有す
    るアンカー側の固定金具とを備えたホールインアンカーと、
    該ホールインアンカーの長手方向に沿って取り付けられた伸縮自在のアコーディオンカ
    ーテンとを有する可動間仕切りパネルの固定金具であって、
    前記アンカーボルトに対する前記アンカー側の固定金具の取付位置を変えることにより
    、前記アコーディオンカーテンを幅方向に沿って移動可能にしたことを特徴とす可動間仕
    切りパネルの固定金具。
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