JP2011064017A - 階段踊り場下の構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物の下階1と上階2とを連結する階段3の途中に配置された踊り場4の下方に収納所5が設けられており、この収納所5は下階の部屋6と玄関7とに隣接して配置されており、この収納所5を形成する壁8,9には、下階の部屋6に面する第1出入口8aと、玄関7に面する第2出入口9aとが形成されていることを特徴とする階段踊り場下の構造。これにより、下階の部屋と収納所との間で、第1出入口を通じて物品の出し入れがしやすく、また、玄関と収納所との間で、第2出入口を通じて物品の出し入れがしやすくなる。
【選択図】図1
Description
しかし、近年における生活の質の向上や多様化に伴い、生活に使用する物品が多種多様化および多数化する傾向にあり、これらの物品を保管、収容するために従来の収納スペースでは広さや容量が不足する場合があった。
このため、例えば特許文献1に記載のように、階段下の防水処理が施された基礎スラブ面の部分を収納空間として利用するなどして、収納スペースの確保が行われていた。
また、長尺物や重量物等のような物品を持って玄関と収納スペースとの間を行き来したり、収納スペースと部屋との間を行き来したりするのは不便であった。
この収納所5は下階の部屋6と玄関7とに隣接して配置されており、
この収納所5を形成する壁8,9には、前記下階の部屋6に面する第1出入口8aと、前記玄関7に面する第2出入口9aとが形成されていることを特徴とする。
前記第1出入口8aと第2出入口9aとは、互いに対向して配置されており、
これら第1出入口8aおよび第2出入口9aには、これら第1出入口8aおよび第2出入口9aを開閉する引戸8b,9bがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、前記第1出入口8aおよび第2出入口9aには、これら第1出入口8aおよび第2出入口9aを開閉する引戸8b,9bがそれぞれ設けられているので、これら引戸8b,9bによって収納所5内部を遮蔽できるだけでなく、これら引戸8b,9bを開けておくことで、下階の部屋6と玄関7との間で通気がしやすい。
前記踊り場4は、下階1と上階2とを結ぶ昇降ルート3a上に配置される通路スペース4aと、
この通路スペース4aに隣接するとともに外壁14に沿って配置される作業スペース4bとを有していることを特徴とする。
さらに、前記踊り場4を、通路のためのスペースとしてだけでなく、例えば趣味や仕事、勉強等にも利用することができるので、この踊り場4を有効活用することができる。
前記収納所5には、前記下階の部屋6の床面6aと略等しい高さに設定されるとともに、この下階の部屋6の床面6aと面一に設けられる高床部5aと、
この高床部5aよりも一段低い高さに設定されるとともに、前記玄関7の土間床面7aと面一に設けられる低床部5bとが設けられていることを特徴とする。
前記収納所5の高床部5aからの天井高は、0.9m〜1.4mに設定されていることを特徴とする。
図1は本発明に係る階段踊り場下の構造の一例を示す概略斜視図である。また、図2は、図1に示す階段踊り場下の構造を備える建物の下階部分を示す平面図であり、図3は、同じく建物の上階部分を示す平面図である。
なお、説明の便宜上、図2および図3において、紙面の上側を北とし、下側を南とし、右側を東とし、左側を西とする。
図1〜図3において符号1は建物の下階を示しており、符号2は建物の上階を示す。この建物の下階1と上階2とは、符号3で示す階段によって連結されており、この階段3を通じて行き来が可能となっている。
また、この階段3の途中には、踊り場4が配置されている。
さらに、この踊り場4の下方には、収納所5が配置されている。
また、前記キッチン1aの西側にはトイレと玄関7とが配置されており、この玄関の南側に前記階段3が配置されており、さらに、この階段3の南側に下階の部屋6が配置されている。
この廊下2aの東側には、前記下階1のキッチン1aおよびダイニング1bの上方に位置する部屋2bが配置されており、前記階段3の南側には、前記下階の部屋6の上方に位置する部屋2cが配置されており、前記廊下2aの北側には、前記玄関7の上方に位置する浴室・洗面室等の水回り室2dが配置されている。
また、この階段3は、前記第1階段3bと第2階段3cと踊り場4とを備えることによって、該踊り場4を介して180度異なる方向に昇降できるように設定された折り返し階段とされている。
すなわち、この階段3は、前記下階1の床から踊り場4へと階段を上る際は、図2に示すように東から西へと移動し、前記踊り場4から上階2の床へと階段を上る際は、図3に示すように西から東へと移動することになり、平面視において略コ字型に方向を変えて昇降できるようになっている。
すなわち、例えば、比較的大きい物品を持って下階1と上階2との間を行き来する際には、前記踊り場4上を通路スペース4aとして広く使えば、物品を持ったままの状態でも移動がしやすくなるという利点がある。また、前記踊り場4上を作業スペース4bとして広く使えば、種々の作業がしやすいという利点がある。
さらに、この外壁14には、棚15aの上方に位置する部分に、嵌め殺しの採光窓14aと、開閉自在に構成された換気窓14bとが設けられている。
なお、これら採光窓14aおよび換気窓14bは、図1および図4に示すように、建物の外壁面に対して、比較的大きな面積を占有して形成された大開口とされており、採光性に優れる。
前記壁8は、前記下階の部屋6に面して設けられている。
また、前記壁9は、幅方向の一方が前記玄関7に面して設けられるとともに、幅方向の他方が屋外に面して設けられている。
また、前記壁10は、前記壁8,9の屋内側端部間において、前記第1階段3bの裏側および第2階段3cの下方に位置するようにして設けられている。
さらに、前記壁11は、屋外に面して設けられる外壁とされており、前記壁9とともに建物のコーナー部を構成している。
また、これら第1出入口8aと第2出入口9aとは、前記壁8,9の前記壁10寄りに形成されている。つまり、前記第2出入口9aは、前記玄関7に面しているので、前記壁9のうちの前記玄関7に面する部分である前記壁10寄りに形成されているので、これに伴って、前記第1出入口8aも前記壁10寄りに形成されることになる。
また、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができるという利点もある。
また、この分電盤5cを前記壁10の内側面に設置すれば、前記第1出入口8aおよび第2出入口9aから近い場所に配置できることになるので、必要な時に操作しやすい。
前記外壁14は、前記収納所5を形成する外壁11の上方に位置している。
また、前記壁12は、前記壁8の上方に位置し、前記外壁14に直交するようにして設けられている。
また、前記壁13は、前記壁9の上方に位置するとともに前記壁12と対向し、かつ前記外壁14に直交するようにして設けられている。
これら壁16a,16bも前記手摺壁16と同様に、上下階1,2に連通して設けられているものとする。
また、下階1において、前記手摺壁16と壁16bとの間には、前記第2階段3cの下方に配置され、この第2階段3cを支持する壁16cが設けられており、この壁16cと前記壁10との間はデッドスペースとされており、この壁16cと前記手摺壁16と壁16bとで囲まれた部分は、前記ダイニング1bに向かって開放された収納部16dとされている。
一方、前記収納所5から物品を持ち出す際は、前記第1出入口8aを通じて収納した物品を、該第1出入口8aを通じて下階の部屋6へと持ち出すか、前記第2出入口9aを通じて玄関7へと持ち出すことができる。さらに、前記第2出入口9aを通じて収納した物品を、該第2出入口9aを通じて玄関7へと持ち出すか、前記第1出入口8aを通じて下階の部屋6へと持ち出すことができる。
さらに、前記踊り場4を、通路のためのスペースとしてだけでなく、例えば趣味や仕事、勉強等にも利用することができるので、この踊り場4を有効活用することができる。
2 上階
3 階段
4 踊り場
5 収納所
6 下階の部屋
7 玄関
8 壁
8a 第1出入口
9 壁
9a 第2出入口
Claims (5)
- 建物の下階と上階とを連結する階段の途中に配置された踊り場の下方に収納所が設けられており、
この収納所は下階の部屋と玄関とに隣接して配置されており、
この収納所を形成する壁には、前記下階の部屋に面する第1出入口と、前記玄関に面する第2出入口とが形成されていることを特徴とする階段踊り場下の構造。 - 請求項1に記載の階段踊り場下の構造において、
前記第1出入口と第2出入口とは、互いに対向して配置されており、
これら第1出入口および第2出入口には、これら第1出入口および第2出入口を開閉する引戸がそれぞれ設けられていることを特徴とする階段踊り場下の構造。 - 請求項1または2に記載の階段踊り場下の構造において、
前記踊り場は、下階と上階とを結ぶ昇降ルート上に配置される通路スペースと、
この通路スペースに隣接するとともに外壁に沿って配置される作業スペースとを有していることを特徴とする階段踊り場下の構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の階段踊り場下の構造において、
前記収納所には、前記下階の部屋の床面と略等しい高さに設定されるとともに、この下階の部屋の床面と面一に設けられる高床部と、
この高床部よりも一段低い高さに設定されるとともに、前記玄関の土間床面と面一に設けられる低床部とが設けられていることを特徴とする階段踊り場下の構造。 - 請求項4に記載の階段踊り場下の構造において、
前記収納所の高床部からの天井高は、0.9m〜1.4mに設定されていることを特徴とする階段踊り場下の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009216303A JP2011064017A (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 階段踊り場下の構造 |
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JP2009216303A Pending JP2011064017A (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 階段踊り場下の構造 |
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- 2009-09-18 JP JP2009216303A patent/JP2011064017A/ja active Pending
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