JP2013129955A - 敷地構造 - Google Patents

敷地構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013129955A
JP2013129955A JP2011277819A JP2011277819A JP2013129955A JP 2013129955 A JP2013129955 A JP 2013129955A JP 2011277819 A JP2011277819 A JP 2011277819A JP 2011277819 A JP2011277819 A JP 2011277819A JP 2013129955 A JP2013129955 A JP 2013129955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entrance
parking lot
length
building
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011277819A
Other languages
English (en)
Inventor
Asako Suzuki
朝子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2011277819A priority Critical patent/JP2013129955A/ja
Publication of JP2013129955A publication Critical patent/JP2013129955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

【課題】玄関ポーチ等のように建物に付属する部分のプランニングを建物のプランニングと共に行い、比較的狭い敷地内で電気自動車等の自動車の充電を行うのに好適な使い勝手の良い敷地構造を提供することを目的とする。
【解決手段】玄関ポーチ4のうち、駐車場6付近に自動車7用の充電装置8が設けられており、玄関ポーチ4から敷地1外にかけて、玄関アプローチ5と駐車場6とが並行して配置されている。階段部9のうち最も低い第一段9aは、駐車場6に駐車される自動車7の車体7aよりも低くなるように設定されるとともに、踏面の長さL1が、自動車7のタイヤ7bからバンパー7cまでの長さよりも長くなるように設定されている。第一段9aの踏面の長さL1と、第二段9bの踏面の長さL2とを足した長さが1モジュールに設定され、第一段9aの踏面の長さL1が、4分の3モジュール以上に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の建物が建てられるとともに、駐車場で、電気自動車やプラグインハイブリッドカー等の充電が行われる敷地構造に関する。
近年、地球温暖化対策の観点などから、電気自動車(EV)あるいはプラグインハイブリッドカー(PHV)等のバッテリ走行の自動車が注目されている。バッテリ充電のためには充電装置が必要であり、急速充電を行う装置はガソリンスタンドなどに設置されるようになっている。一方で、家庭においても家庭用電源などを用いる充電装置も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、住宅等の建物の設計プランニングの一つとして、基準寸法であるモジュールに従ったグリッドプランニングが行われている(例えば、特許文献2参照)。
なお、この特許文献2において基本モジュールは、1メートル前後に設定されている。
特開2011−239538号公報 特開平8−161361号公報
ところで、都市部等のように敷地が比較的狭い場合には、計画的に設計することが望ましいため、例えば玄関ポーチ等のように建物に付属する部分も、建物と共にプランニングを行った方が都合が良い。
また、家庭用の充電装置の電源は宅内に設けられているため、充電装置と駐車場とが互いに遠い位置に配置されていると、充電作業に手間取ったり、配線しにくかったりして使い勝手が良くない場合がある。
また、充電を行う際は、充電ケーブル等が邪魔にならないように、人の通行についても考慮したいという要望がある。
本発明の課題は、玄関ポーチ等のように建物に付属する部分のプランニングを建物のプランニングと共に行い、比較的狭い敷地内で電気自動車等の自動車の充電を行うのに好適な使い勝手の良い敷地構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、住宅等の建物2が建てられるとともに、玄関3の外に、玄関ポーチ4と玄関アプローチ5と駐車場6とが互いに近接して設けられ、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に自動車7用の充電装置8が設けられた敷地構造1において、
前記玄関ポーチ4から敷地1外にかけて、前記玄関アプローチ5と駐車場6とが並行して配置されており、
前記玄関ポーチ4は、この玄関ポーチ4のうち前記玄関アプローチ5および駐車場6側の端部に形成されるとともに複数の段9a,9b,9cを有する階段部9を備えており、
前記階段部9の複数の段のうち最も低い第一段9aは、前記駐車場6に駐車される自動車7の車体7aよりも低くなるように設定されるとともに、踏面の長さL1が、前記自動車7のタイヤ7bからバンパー7cまでの長さよりも長くなるように設定されており、
前記階段部9は、前記建物2の基準寸法であるモジュールと対応しており、前記第一段9aの踏面の長さL1と、前記第二段9bの踏面の長さL2とを足した長さが1モジュールに設定され、前記第一段9aの踏面の長さL1が、4分の3モジュール以上に設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記第一段9aを、前記自動車7の車体7aの下に潜り込ませるとともに、前記第二段9bを前記自動車7のバンパー7cに接触させないようにしながら、前記第一段9aを、前記自動車7のタイヤ7bに接触させることができる。これによって、前記階段部9を、前記玄関ポーチ4と、前記玄関アプローチ5および駐車場6とを連絡する階段として使えるだけでなく、前記第一段9aの駐車場6側端部を、前記自動車7のタイヤ7bに接触させる車止めとして利用することができる。また、このように前記自動車7を、前記玄関ポーチ4の一部である前記階段部9の第一段9aを乗り越えるようにして、前記駐車場6に駐車できるので、前記自動車7を、前記建物2側に極力近づけて駐車することができる。これによって、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に設けられた充電装置8と前記自動車7とを、互いに極力近づけて配置することができるので、充電に係る作業がしやすくなり、使い勝手が良い。
さらに、前記充電装置8は、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に設けられているので、例えば前記自動車7の充電用のコネクタ(例えば、コネクタ7d)に対して挿入係合される前記充電装置8のプラグや、このプラグに充電用の電気を送るための充電ケーブル(例えば、充電ケーブル8a)等が邪魔にならないように、前記玄関アプローチ5をスムーズに通行することができる。
また、前記第一段9aの踏面の長さL1と、前記第二段9bの踏面の長さL2とを足した長さが1モジュールに設定されているので、建物2の基準寸法であるモジュールと対応させ、建物2と共に計画的に設計を行うことができる。これによって、比較的狭い敷地1であっても、充電作業のしやすい敷地1を容易に形成できる。
しかも、前記第一段9aの踏面の長さL1が、4分の3モジュール以上に設定されているので、例えば1モジュールを1メートル前後の寸法に設定すれば、様々な車種におけるタイヤ7bからバンパー7cまでの長さに対応させることができる。これによって、様々な車種の自動車7を、前記建物2側および前記充電装置8に極力近づけて駐車できるので、様々な車種の自動車7の充電に係る作業がしやすくなり、使い勝手の良さを向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の敷地構造1において、
前記建物2の外壁2aには、この外壁2aから前方に張り出す張出部2bが設けられており、
前記張出部2bは、前記駐車場6の階段部9側端部および階段部9の上方に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記張出部2bは、前記駐車場6の階段部9側端部および階段部9の上方に配置されているので、前記自動車7のうち、この張出部2bの下方に位置する部分が雨水等によって濡れにくくなったり、太陽光の直射を遮りやすくなったりする。これによって、例えば前記自動車7の充電用のコネクタ(例えば、コネクタ7d)が前記張出部2bの下方に位置するとともに雨天時においては、充電中のコネクタや、このコネクタに挿入係合される前記充電装置8のプラグが、雨水に濡れることを防ぐことができる。また、晴天時においては、コネクタやプラグを、太陽光から保護できるので、これらコネクタやプラグ等の紫外線等による劣化を抑制できる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の敷地構造1において、
前記玄関ポーチ4には、この玄関ポーチ4の上方に位置する前記建物2の上階部を支持する支持壁10aを含んで構成され、一面側が開放されて凹部空間10bを有する断面略コ字状に形成された外部収納部10が設けられており、
前記外部収納部10は、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に配置されており、
前記外部収納部10の外側面に、前記充電装置8が取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記玄関ポーチ4には、前記支持壁10aを含んで構成された外部収納部10が設けられているので、前記玄関ポーチ4等のように建物2に付属する部分のプランニングを建物2のプランニングと共に計画的に行うことができる。
また、前記外部収納部10の外側面に、前記充電装置8が取り付けられているので、前記充電装置8を、前記外部収納部10の外側に出しておくことができ、充電したい時すぐに使用できる。しかも、建物2外部に収納スペースを確保しつつ、前記充電装置8と前記駐車場6に駐車される自動車7とを互いに極力近づけて配置できるので、使い勝手の良さをより向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の敷地構造1において、
前記玄関ポーチ4には、この玄関ポーチ4の上方に位置する前記建物2の上階部を支持する支持壁10aを含んで構成され、一面側が開放されて凹部空間10bを有する断面略コ字状に形成された外部収納部10が設けられており、
前記外部収納部10は、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に配置されており、
前記外部収納部10の凹部空間10bに、前記充電装置8が収納されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記玄関ポーチ4には、前記支持壁10aを含んで構成された外部収納部10が設けられているので、前記玄関ポーチ4等のように建物2に付属する部分のプランニングを建物2のプランニングと共に計画的に行うことができる。
また、前記外部収納部10の凹部空間10bに、前記充電装置8が収納されているので、前記充電装置8を外部環境から保護することができ、劣化を抑制できる。しかも、建物2外部に収納スペースを確保しつつ、前記充電装置8と前記駐車場6に駐車される自動車7とを互いに極力近づけて配置できるので、使い勝手の良さをより向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1および図3に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の敷地構造1において、
前記充電装置8は、この充電装置8から自動車7に充電用の電気を送るための充電ケーブル8aを備えており、
前記玄関アプローチ5および駐車場6には、平面視略矩形状の床材11が複数並列して配置され、これら並列する床材11,11間には目地11aが形成されており、
前記目地11aのうち、充電中に前記充電ケーブル8aが配置される経路に沿って形成された目地11aには、前記充電ケーブル8aを収納する収納溝11bが形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記並列する床材11,11間に形成された目地11aのうち、充電中に前記充電ケーブル8aが配置される経路に沿って形成された目地11aに、前記収納溝11bが形成されているので、充電中には、この収納溝11bに前記充電ケーブル8aを収納しておくことができる。これによって、前記充電ケーブル8aが邪魔にならないように、前記玄関アプローチ5をよりスムーズに通行することができる。
本発明によれば、階段部の複数の段のうち最も低い第一段を、自動車の車体の下に潜り込ませるとともに、第二段を自動車のバンパーに接触させないようにしながら、第一段を、自動車のタイヤに接触させることができる。これによって、階段部を、玄関ポーチと、玄関アプローチおよび駐車場とを連絡する階段として使えるだけでなく、第一段の駐車場側端部を、自動車のタイヤに接触させる車止めとして利用することができる。また、このように自動車を、玄関ポーチの一部である階段部の第一段を乗り越えるようにして、駐車場に駐車できるので、自動車を、建物側に極力近づけて駐車することができる。これによって、玄関ポーチのうち、駐車場付近に設けられた充電装置と自動車とを、互いに極力近づけて配置することができるので、充電に係る作業がしやすくなり、使い勝手が良い。
さらに、充電装置は、玄関ポーチのうち、駐車場付近に設けられているので、例えば自動車のコネクタに対して挿入係合される充電装置のプラグや、このプラグに充電用の電気を送るための充電ケーブル等が邪魔にならないように、玄関アプローチをスムーズに通行することができる。
また、第一段の踏面の長さと、第二段の踏面の長さとを足した長さが1モジュールに設定されているので、建物の基準寸法であるモジュールと対応させ、建物と共に計画的に設計を行うことができる。これによって、比較的狭い敷地であっても、充電作業のしやすい敷地を容易に形成できる。
しかも、第一段の踏面の長さが、4分の3モジュール以上に設定されているので、例えば1モジュールを1メートル前後の寸法に設定すれば、様々な車種におけるタイヤからバンパーまでの長さに対応させることができる。これによって、様々な車種の自動車を、建物側および充電装置に極力近づけて駐車できるので、様々な車種の自動車の充電に係る作業がしやすくなり、使い勝手の良さを向上させることができる。
本発明に係る敷地構造を示しており、(a)は側面図であり、(b)平断面図である。 玄関ポーチと自動車との関係を説明する図である。 収納溝を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1において符号1は、宅地である敷地を示す。この敷地1には住宅等の建物2が建てられている。なお、本実施の形態において敷地1は、都市部等に多く見られる比較的狭小な敷地とされている。
前記建物2の玄関3の外には、玄関ポーチ4と玄関アプローチ5と駐車場6とが互いに近接して設けられている。また、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近には自動車7用の充電装置8が設けられている。
なお、前記駐車場6に駐車される自動車7は、電気自動車(Electric Vehicle;EV)またはプラグインハイブリッドカー(Plug-in Hybrid Vehicle;PHV)とされている。家庭で充電する際には前記充電装置8が必要となる。
さらに、この自動車7は、車体7aと、タイヤ7bと、車体7aの前後にそれぞれ設けられるバンパー7cと、前記充電装置8のプラグが挿入係合されるコネクタ7dとを備える。コネクタ7dの位置は車種によって異なる場合があり、前記車体7aの前端部や、側面の前側部、側面の後側部等に形成される。
また、前記充電装置8は、前記プラグと、このプラグに充電用の電気を送り、かつ自動車7に充電用の電気を送るための充電ケーブル8aとを備えた従来周知の充電装置が利用されている。
そして、この充電装置8に対しては、前記建物2内に設けられた分電盤12aの専用回路から電力が供給されている。
また、前記玄関アプローチ5と駐車場6とは、前記玄関ポーチ4から敷地1外にかけて並行して配置されている。すなわち、前記敷地1のうち、前庭に該当する場所に、これら玄関アプローチ5と駐車場6とが配置されていることになる。
なお、前記敷地1外は道路となっており、この敷地1外の道路に面して、前記玄関アプローチ5および駐車場6が配置されている。
本実施の形態の建物2は、少なくとも、地上1階である下階部と2階である上階部とを有する2階建て以上の住宅とされている。
この建物2は、基準寸法であるモジュール(M)に従った所謂グリッドプランニングによって設計建築されている。モジュールとは、建造物のあらゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整えようとするときの基準となる寸法のことをいい、例えば1モジュールを基準寸法とすると、1M(モジュール)の長さとして、800mm,900mm,910mm,1000mmなどが使用される。本実施の形態においては、1M=910mmに設定されている。
前記下階部には、図1(b)に示すように、前記玄関ポーチ4に面する玄関ドア3aを備えた玄関3と、この玄関3に隣接してシューズクローゼット12が設けられている。また、その他にも図示しない部屋が複数設けられている。
玄関3は、土間部3bと、この土間部3bよりも一段高く、かつ下階部の床と連続するホール部3cとからなる。
シューズクローゼット12は、玄関3との間に出入口が設けられてあり、人が中に入って行ける玄関収納スペースとなっている。なお、このシューズクローゼット12内の壁には前記分電盤12aが設けられている。
前記上階部には、図示しない部屋が複数設けられている。
また、図1(a)に示すように、この上階部の高さの建物2の外壁2aには、この外壁2aから前方に張り出す張出部2bが設けられている。
本実施の形態において、この張出部2bはバルコニーとされているが、これに限られるものではなく、例えば庇等でもよい。
前記玄関ポーチ4は、図1および図2に示すように、この玄関ポーチ4のうち前記玄関アプローチ5および駐車場6側の端部に形成されるとともに複数の段9a,9b,9cを有する階段部9を備える。
本実施の形態の階段部9は段数が三段に設定されており、最も低い段を第一段9aと称し、二番目に低い段を第二段9bと称し、最も高い段を第三段9cと称する。なお、この第三段9cの上面と前記玄関ポーチ4の上面とは同一である。
そして、この階段部9によれば、前記玄関ポーチ4と、前記玄関アプローチ5および駐車場6とを連絡する階段として使うことができる。
また、この階段部9は、前記建物2の基準寸法であるモジュール(M)と対応して形成されている。
さらに、この階段部9と、前記駐車場6の階段部9側端部との上方に、前記張出部2bであるバルコニーが配置されている。
これによって、前記駐車場6に駐車される前記自動車7のうち、この張出部2bの下方に位置する部分が雨水等によって濡れにくくなったり、太陽光の直射を遮りやすくなったりする。したがって、前記自動車7の充電用のコネクタ7dが前記張出部2bの下方に位置するとともに雨天時においては、充電中のコネクタ7dや、このコネクタ7dに挿入係合される前記充電装置8のプラグが、雨水に濡れることを防ぐことができる。さらに、人も、前記張出部2bの下方で充電作業を行うことができるので、人も濡れにくくなる。
また、晴天時においては、コネクタ7dやプラグを、太陽光から保護できるので、これらコネクタ7dやプラグ等の紫外線等による劣化を抑制できる。
前記階段部9の複数の段のうち最も低い第一段9aは、前記駐車場6に駐車される自動車7の車体7aよりも低くなるように設定されている。
また、この第一段9aの踏面の長さL1は、前記自動車7のタイヤ7bからバンパー7cまでの長さよりも長くなるように設定されている。
すなわち、この第一段9aは、前記自動車7の車体7aの下に潜り込むとともに、前記第二段9bを前記自動車7のバンパー7cに接触させないようにしながら、前記自動車7のタイヤ7bに接触する車止めとして利用できる。また、このように前記自動車7を、前記玄関ポーチ4の一部である前記階段部9の第一段9aを乗り越えるようにして、前記駐車場6に駐車できるので、前記自動車7を、前記建物2側に極力近づけて駐車することができる。
なお、前記第一段9aの踏面の長さL1は、前記自動車7のタイヤ7bからバンパー7cまでの長さよりも長くなるように設定されているが、この自動車7のバンパー7cとは、図2に示すように、前記自動車7の前側のバンパー7cであっても、後側のバンパー7cであっても適用可能である。すなわち、自動車7を前記駐車場6に駐車する際に、前向き駐車であっても、後ろ向き駐車であっても、前記第一段9aを車止めとして利用できるように設定されている。
なお、踏面とは、階段の足を載せる上面部分を指しており、踏面の長さとは、この踏面の奥行き寸法を指している。すなわち、図2に示すように前記階段部9を側面視した際の各段9a,9b,9cのそれぞれの上面の長さを指している。
本実施の形態においては、前記第一段9aの踏面の長さL1と、前記第二段9bの踏面の長さL2とを足した長さは1モジュールに設定されている。
さらに、前記第一段9aの踏面の長さL1は、4分の3モジュール以上に設定されている。
一方、前記第二段9bの踏面の長さL2は、4分の1モジュール以下に設定されている。また、この第二段9bの踏面の長さL2は、建築基準法における階段の踏面寸法の規定に基づいて15cm以上に設定されているものとする。
本実施の形態において1モジュールは、910mmとされているので、前記第一段9aの踏面の長さL1は、682.5mm以上に設定され、前記第二段9bの踏面の長さL2は、227.5mm以下に設定されている。さらに、前記自動車7のタイヤ7bからバンパー7cまでの長さは、682.5mm以下に設定されている。
なお、前記第二段9bの踏面の幅方向の寸法と、前記第三段9cの踏面の幅方向の寸法は略等しくなるように設定されている。つまり、前記第二段9bおよび第三段9cの幅方向の寸法は、前記玄関ポーチ4の上面の幅方向の寸法のうち、後述する外部収納部10を除いた分の長さに設定されている
これに対して、前記第一段9aの幅方向の寸法は、図1(b)に示すように、前記第二段9bおよび第三段9cの幅方向の寸法よりも長くなるように設定されている。つまり、この第一段9aの幅方向の寸法は、後述する玄関アプローチ5側の床材11と、駐車場6側の床材11とを足した長さと略等しい長さに設定されている。
前記玄関ポーチ4には、図1に示すように、この玄関ポーチ4の上方に位置する前記建物2の上階部を支持する支持壁10aを含んで構成され、一面側が開放されて凹部空間10bを有する断面略コ字状に形成された外部収納部10が設けられている。また、この外部収納部10は、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に配置されている。
前記支持壁10aは、建物2の外壁2aと一体的に設けられており、外部収納部10の外形を構成している。
また、この外部収納部10は、一面側が開放されることによって出入口10cを備えており、この出入口10cは、前記玄関ドア3aに向かって開放されている。すなわち、この外部収納部10は、人が中に入って行ける外部収納スペースとなっている。
また、前記出入口10cには、この出入口10cを開閉する収納部ドア10dが設けられている。
そして、このように前記外部収納部10は、前記建物2の上階部を支持するとともに、前記外壁2aと一体的に設けられる支持壁10aを含んで構成されているので、建物2の一部として構成されていることになる。したがって、このような外部収納部10が設けられた前記玄関ポーチ4は、建物2に付属する部分として、そのプランニングおよび建築を建物2のプランニングと共に計画的に行うことができる。
また、前記外部収納部10の外側面には、図1(a),(b)に示すように、前記充電装置8が取り付けられている。特に、この外部収納部10の外側面のうち、雨水等がかかりにくい部位に取り付けられていることが望ましく、本実施の形態においては前記出入口10c付近の壁面に取り付けられている。
これによって、前記充電装置8を、前記外部収納部10の外側に出しておくことができるので、充電したい時すぐに使用できる。しかも、建物2外部に収納スペースを確保しつつ、前記充電装置8と前記駐車場6に駐車される自動車7とを互いに極力近づけて配置できる。
また、図示はしないが、前記充電装置8と前記分電盤12aとを接続する電源線は、前記支持壁10aの内部中空部等を通すようにして配線されているものとする。
なお、本実施の形態においては、前記充電装置8を、前記外部収納部10の外側面に取り付けるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、図1の破線で示すように、前記充電装置8を、前記外部収納部10の凹部空間10bに収納してもよい。
このように前記充電装置8を、前記外部収納部10の凹部空間10bに収納すれば、前記充電装置8を外部環境から保護することができるので、この充電装置8の劣化を抑制できる。
前記玄関アプローチ5と駐車場6は上述のように並行して配置されており、敷地1外の道路に向かって直線的に形成されている。
また、前記玄関アプローチ5および駐車場6には、図1(b)に示すように、平面視略矩形状の床材11が複数並列して配置されている。また、これら並列する床材11,11間には縦横に目地11aが形成されている。
前記駐車場6側に設けられた床材11は、前記玄関アプローチ5側に設けられた床材11よりも幅広に形成されており、この駐車場6に駐車される自動車7の車幅と略等しくなるように設定されている。一方、前記玄関アプローチ5側に設けられた床材11は、前記駐車場6側に設けられた床材11よりも幅狭に形成されている。
このように前記駐車場6側に設けられる床材11と、前記玄関アプローチ5側に設けられる床材11とを異なる幅寸法としたので、居住者に対し、敷地1の前庭に該当する場所を、歩行領域と駐車領域とに明確に区分した印象を与えることができ、好ましい。
また、縦横に形成された前記目地11aのうち、充電中に前記充電ケーブル8aが配置される経路に沿って形成された目地11aには、前記充電ケーブル8aを収納する収納溝11bが形成されている。
すなわち、直線的に形成されるとともに並行して配置された前記玄関アプローチ5と前記駐車場6との間には、これら玄関アプローチ5および駐車場6に沿って延びる目地11aが形成されている。また、前記充電装置8の充電ケーブル8aは、充電中、前記玄関ポーチ4側から前記駐車場6に駐車された自動車7に向かって延びている。このため、この充電ケーブル8aの経路と、前記玄関アプローチ5と前記駐車場6との間の目地11aとが互いに並行するような状態となる。この時、前記玄関アプローチ5と前記駐車場6との間の目地11aに対して前記収納溝11bが形成されていれば、この収納溝11bに、前記充電ケーブル8aを収納することができる。そして、充電中、前記収納溝11bに前記充電ケーブル8aを収納しておけば、この充電ケーブル8aが邪魔にならないように、前記玄関アプローチ5をスムーズに通行できるようになる。
なお、前記収納溝11bが形成されない目地11aには、例えばタマリュウ等のような植物が植えられる。
本実施の形態によれば、前記階段部9を、前記玄関ポーチ4と、前記玄関アプローチ5および駐車場6とを連絡する階段として使えるだけでなく、前記第一段9aの駐車場6側端部を、前記自動車7のタイヤ7bに接触させる車止めとして利用することができる。また、このように前記自動車7を、前記玄関ポーチ4の一部である前記階段部9の第一段9aを乗り越えるようにして、前記駐車場6に駐車できるので、前記自動車7を、前記建物2側に極力近づけて駐車することができる。これによって、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に設けられた充電装置8と前記自動車7とを、互いに極力近づけて配置することができるので、充電に係る作業がしやすくなり、使い勝手が良い。
特に、前記充電装置8によって充電を行う際、この充電装置8の充電ケーブル8aを、前記玄関ポーチ4および玄関アプローチ5上に位置する人の動線を跨がせないようにできるとともに、前記駐車場6上に位置する自動車7の動線を跨がせないようにすることもできる。
さらに、前記充電装置8は、前記玄関ポーチ4のうち、前記駐車場6付近に設けられているので、例えば前記自動車7の充電用のコネクタ7dに対して挿入係合される前記充電装置8のプラグや、このプラグに充電用の電気を送るための充電ケーブル8a等が邪魔にならないように、前記玄関アプローチ5をスムーズに通行することができる。
また、前記第一段9aの踏面の長さL1と、前記第二段9bの踏面の長さL2とを足した長さが1モジュールに設定されているので、建物2の基準寸法であるモジュールと対応させ、建物2と共に計画的に設計を行うことができる。これによって、比較的狭い敷地1であっても、充電作業のしやすい敷地1を容易に形成できる。
しかも、前記第一段9aの踏面の長さL1が、4分の3モジュール以上に設定されているので、例えば1モジュールを1メートル前後の寸法に設定すれば、様々な車種におけるタイヤ7bからバンパー7cまでの長さに対応させることができる。これによって、様々な車種の自動車7を、前記建物2側および前記充電装置8に極力近づけて駐車できるので、様々な車種の自動車7の充電に係る作業がしやすくなり、使い勝手の良さを向上させることができる。
1 敷地
2 建物
3 玄関
4 玄関ポーチ
5 玄関アプローチ
6 駐車場
7 自動車
7a 車体
7b タイヤ
7c バンパー
8 充電装置
9 階段部
9a 第一段
9b 第二段
L1 第一段の踏面の長さ
L2 第二段の踏面の長さ

Claims (5)

  1. 住宅等の建物が建てられるとともに、玄関の外に、玄関ポーチと玄関アプローチと駐車場とが互いに近接して設けられ、前記玄関ポーチのうち、前記駐車場付近に自動車用の充電装置が設けられた敷地構造において、
    前記玄関ポーチから敷地外にかけて、前記玄関アプローチと駐車場とが並行して配置されており、
    前記玄関ポーチは、この玄関ポーチのうち前記玄関アプローチおよび駐車場側の端部に形成されるとともに複数の段を有する階段部を備えており、
    前記階段部の複数の段のうち最も低い第一段は、前記駐車場に駐車される自動車の車体よりも低くなるように設定されるとともに、踏面の長さが、前記自動車のタイヤからバンパーまでの長さよりも長くなるように設定されており、
    前記階段部は、前記建物の基準寸法であるモジュールと対応しており、前記第一段の踏面の長さと、前記第二段の踏面の長さとを足した長さが1モジュールに設定され、前記第一段の踏面の長さが、4分の3モジュール以上に設定されていることを特徴とする敷地構造。
  2. 請求項1に記載の敷地構造において、
    前記建物の外壁には、この外壁から前方に張り出す張出部が設けられており、
    前記張出部は、前記駐車場の階段部側端部および階段部の上方に配置されていることを特徴とする敷地構造。
  3. 請求項1または2に記載の敷地構造において、
    前記玄関ポーチには、この玄関ポーチの上方に位置する前記建物の上階部を支持する支持壁を含んで構成され、一面側が開放されて凹部空間を有する断面コ字状に形成された外部収納部が設けられており、
    前記外部収納部は、前記玄関ポーチのうち、前記駐車場付近に配置されており、
    前記外部収納部の外側面に、前記充電装置が取り付けられていることを特徴とする敷地構造。
  4. 請求項1または2に記載の敷地構造において、
    前記玄関ポーチには、この玄関ポーチの上方に位置する前記建物の上階部を支持する支持壁を含んで構成され、一面側が開放されて凹部空間を有する断面コ字状に形成された外部収納部が設けられており、
    前記外部収納部は、前記玄関ポーチのうち、前記駐車場付近に配置されており、
    前記外部収納部の凹部空間に、前記充電装置が収納されていることを特徴とする敷地構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の敷地構造において、
    前記充電装置は、この充電装置から自動車に充電用の電気を送るための充電ケーブルを備えており、
    前記玄関アプローチおよび駐車場には、平面視略矩形状の床材が複数並列して配置され、これら並列する床材間には目地が形成されており、
    前記目地のうち、充電中に前記充電ケーブルが配置される経路に沿って形成された目地には、前記充電ケーブルを収納する収納溝が形成されていることを特徴とする敷地構造。
JP2011277819A 2011-12-20 2011-12-20 敷地構造 Pending JP2013129955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011277819A JP2013129955A (ja) 2011-12-20 2011-12-20 敷地構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011277819A JP2013129955A (ja) 2011-12-20 2011-12-20 敷地構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013129955A true JP2013129955A (ja) 2013-07-04

Family

ID=48907729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011277819A Pending JP2013129955A (ja) 2011-12-20 2011-12-20 敷地構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013129955A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000045552A (ja) * 1998-07-30 2000-02-15 Sekisui House Ltd 収納庫の設置構造
JP2000054662A (ja) * 1998-08-06 2000-02-22 Sekisui House Ltd 収納スペースの設置構造
JP2000257291A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Sekisui House Ltd 狭小間口の敷地における住宅建物構造
JP2002167993A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Sumitomo Forestry Co Ltd 駐車スペース構造及びその構築方法
JP2002172877A (ja) * 2000-12-08 2002-06-18 Sekisui House Ltd 設備や構造を表示した住宅プランの表示物
JP2003336312A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Misawa Homes Co Ltd 建 物
JP2011017203A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Toyota Motor Corp 建物
JP2011064017A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Misawa Homes Co Ltd 階段踊り場下の構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000045552A (ja) * 1998-07-30 2000-02-15 Sekisui House Ltd 収納庫の設置構造
JP2000054662A (ja) * 1998-08-06 2000-02-22 Sekisui House Ltd 収納スペースの設置構造
JP2000257291A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Sekisui House Ltd 狭小間口の敷地における住宅建物構造
JP2002167993A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Sumitomo Forestry Co Ltd 駐車スペース構造及びその構築方法
JP2002172877A (ja) * 2000-12-08 2002-06-18 Sekisui House Ltd 設備や構造を表示した住宅プランの表示物
JP2003336312A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Misawa Homes Co Ltd 建 物
JP2011017203A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Toyota Motor Corp 建物
JP2011064017A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Misawa Homes Co Ltd 階段踊り場下の構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2572752A (en) Charging arrangements for electric vehicles
JP2010226816A5 (ja)
JP2010226816A (ja) 充電装置
US20110127946A1 (en) Electric vehicle charging system
JP5597150B2 (ja) 電気自動車用充電スタンド
CN103384749B (zh) 机械式立体停车场的充电装置以及具有该装置的机械式立体停车场
JP2012246679A5 (ja)
CH711964B1 (it) Parcheggio automatizzato con dispositivo di ricarica di veicoli elettrici o ibridi e metodo associato.
EP3208136B1 (en) A charging station for recharging electrical vehicles
JP5453041B2 (ja) 電気自動車用充電スタンド
KR20210043238A (ko) 전기차를 위한 이동형 충전장치
CN103282590A (zh) 机械式停车场的充电装置以及具有该装置的机械式停车场
JP2011087351A (ja) 電気自動車用充電スタンド
JP5756519B2 (ja) 安全柵
US20130038287A1 (en) Installation structure for charging equipment in rear vehicle body
JP2013129955A (ja) 敷地構造
WO2015162310A1 (es) Sistema modular y portátil para el estacionamiento y recarga de vehículos eléctricos
KR101816874B1 (ko) 전기자동차 충전식 주차시스템
JP3201018U (ja) プラグイン充電方式の自動車の自動充電装置
CN106836894A (zh) 一种立体车库自动充电智能载车托盘系统
KR101370213B1 (ko) 전기 자동차용 충전 스탠드
JP5476164B2 (ja) 電気自動車用充電スタンド
JP2014030306A (ja) 充電装置の設置構造
KR100894622B1 (ko) 주차장 출입구의 우수유입 방지장치
CN210454506U (zh) 一种电动汽车充电设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151201