JP2006045878A - 浴室ユニットの設置構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定階1の一部に設けられ、特定床2との間に収納空間5が設けられる中間床4に、収納空間5に開口する開口部46が形成され、この開口部46に支持フレーム47が取付けられ、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されている。浴室ユニット40の下方は収納空間5であり、浴室ユニット40の底部40a,40bは支持フレームを47通して収納空間5側に露出しているので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間側に容易に広くとることができ、よって、配管作業が容易となる。
【選択図】図7
Description
また、浴室ユニットを2階等の1階より上方の階に設置する場合、例えば、浴室ユニットを上階の床面に立設された複数の支持脚によって下方からすることによって、浴室ユニットの床部と上階の床面との間に、給排水用の配管空間を形成すればよい。
前記中間床4に、前記収納空間5に開口する開口部46が形成されており、この開口部46に支持フレーム47が取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されていることを特徴とする。
中間床は特定床の上側でかつ特定階に設けられる床であり、この中間床と特定床の間が収納空間とされる。中間床は、収納空間の高さが0.9m〜1.4m程度となるように、特定床の上方に設けられるのが望ましい。
前記浴室ユニット40は、その底部40a,40bが、前記中間床4の床面4aより下方に位置するようにして前記支持フレーム47に設置されていること特徴とする。
また、浴室ユニット40の底部40a,40bが中間床4の床面4aにより低くなっても、浴室ユニット40の下方は収納空間5であるので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間5側に確実に広くとることができる。
前記収納空間5の上部には、防湿カバー50が前記開口部46を覆うようにして設けられていることを特徴とする。
防湿カバーは縁部は、中間床の下面でかつ開口部の周囲の面や、開口部の周囲にある壁の壁面に水密に密着して取り付ける。また、この防湿カバーは、配管のメンテナンスを行い易くするために、着脱可能に取り付けてもよい。
前記防湿カバー50には、点検口53a,53bとこの点検口53a,53bを開閉する開閉部材(開閉蓋)55a,55bが設けられていることを特徴とする。
前記収納空間5には、前記浴室ユニット40に接続する配管54を通すパイプスペース60がその周囲を壁で囲まれて設けられており、この壁には点検口61とこの点検口61を開閉する開閉部材(開閉扉)62が設けられていることを特徴とする。
また、収納空間5側から開閉部材62を開けて、点検口61から浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる。
前記収納空間5の一部は、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間66とされており、この外部収納空間66に前記パイプスペース60が設けられていることを特徴とする。
まず、本発明に係る浴室ユニットの設置構造について説明する前に、浴室ユニットが設置される建物について説明する。
居間3aの北側(図2において右側)には中間床4が設けられている。中間床4は、建物の北側の外壁に沿って特定床1の上側に設けられている。中間床4は図4に示すように、平面視において矩形状に形成に形成されており、建物の東側に若干寄せて配置されている。この中間床4と特定床2との間は、図2および図3に示すように、収納空間5とされている。この収納空間5の高さは0.9m〜1.4m程度とされている。
また、収納空間5と居間3aとを仕切る仕切壁5bは収納空間6側に奥まって設けられており、この仕切壁5bの前方にある凹所には横移動式の収納家具が複数設けられている。仕切壁5bには開口部が形成されており、前記収納家具はこの開口部を開閉するように横方向に仕切壁5bに沿って移動可能となっている。そして、この開口部から収納空間5内に出入りできるようになっている。
また、階段室7と台所8とを仕切る仕切壁8aには開口部が形成され、この開口部を開閉する扉12が取り付けられている。したがって、この扉12を開けることによって、台所8から階段下の階段下空間7aに出入りできるようになっている。また、前記階段下空間7aと前記収納空間5とは連通しており、これによって、階段下空間7aを収納空間5と連続した収納として有効利用できる。また、前記扉12を開けることによって、台所8から階段下空間7aを通して収納空間5に出入りできるようになっている。さらに、階段下空間7aと前記食堂3bとを仕切る仕切壁にも開口部とこの開口部を開閉する扉13が設けられており、この扉13を開けることによって、食堂3bから階段下空間7aに出入りできるようになっている。
また、直上階21には、図8に示すように、南側(図1および図2において左側)に寝室23a,23bが東西に隣接配置されている。寝室23a,23bの北側(図1および図2において右側)には直上中間床24が設けられている。直上中間床24は2つあり、これら直上中間床24,24は、中間部屋15の天井15aとほぼ高さが等しい位置に設けられている。そして、この直上中間床24,24と直上床22との間がそれぞれ直上階収納空間25,25とされている。この直上階収納空間25の高さは0.9m〜1.4m程度とされている。
また、階段室7には、階段28が直上床22と直上中間床24との間に設けられている。この階段28は直階段であり、この階段28の上側の踊り場28aと、前記直上中間床24と、中間部屋15の天井の位置に設けられた天井床15bとがほぼ等しい高さに位置している。
子供部屋30,31は、直上床22上の寝室23a,23bより床の位置が高くなっており、上部は小屋裏33に突出している。
さらに、小屋裏33の一部には、収納所(ロフト)34a,34bとルーフバルコニー35が設けられている。収納所34aは子供部屋31側に開口した比較的大型のものであり、子供部屋31から利用できるようになっている。また、収納所34bは子供部屋30側に開口した小型のものであり、子供部屋30から利用できるようになっている。
前記中間床4上には、図2および図4に示すように、中間部屋15が設けられており、この中間部屋15は、浴室16と洗面室17とトイレ18とによって構成されている。
浴室16は図7に示すように、浴室ユニット40と、この浴室ユニット40が設けられる部屋41とによって構成されている。浴室ユニット40は内部に洗い場43と浴槽44とを備えた略箱状に形成されており、前記洗面室17側を向く側壁には、扉45が取り付けられている。また、浴室ユニット40の底部においては、浴槽44の底部を構成する部分の方が、洗い場43の床を構成する部分より低くなっている。つまり、浴槽44は洗い場43より深くなっている。
開口部46には支持フレーム47が取り付けられている。この支持フレーム47は浴室ユニット40が設置されるものであり、以下のように構成されている。
すなわち、図9に示すように、支持フレーム47は枠材47a,47bを矩形枠状に組み立てるとともに、この矩形枠内に、架設材47c,47dを平行に架設したものである。このような支持フレーム47の平面的な外形は、開口部46の平面形状とほぼ等しくなっている。
前記枠材47a,47bは、溝形鋼によって形成されたものであり、その溝が内側を向くよにして矩形枠状に組み立てられている。なお、図9においては枠材47a,47bは略して記載しており、溝形鋼の溝は記載していない。
また、架設材47c,47dは、帯板状の鋼材によって形成されたものであり、3本の架設材47c・・・は、その上面を枠材47a,47bの上面と面一にして、枠材47a,47a間に平行架設されている。
また、2本の架設材47d,47dは、枠材47a,47bより下方に突出しており、したがって、架設材47d,47dの上面は、枠材47a,47bの上面より下方に位置している。つまり、2本の架設材47d,47dは、その上面を枠材47a,47bの上面より下げて、枠材47a,47a間に平行に架設されている。
支持フレーム47の枠材47a,47bは開口部46の内周面に当接されており、ビス48によって、この内周面に固定されている。なお、図9に示すように、開口部46は中間床4の中央部ではなく、角部に形成されているため、開口部46の内周面の一部は、壁の側面によって構成されている。
この状態において、浴室ユニット40の底部40a,40bは中間床4の床面4aより
下方に位置している。このようにして浴室ユニット40を支持フレーム47に設置することによって、洗い場43の床面43aが、中間床4の床面4aとほぼ面一となっており、また、浴槽44の底面44aが中間床4の床面4aより下方に位置している。
このような防湿カバー50は、支持フレーム47の直下において、該支持フレーム47を同時に覆うようして設けられている。防止カバー50は平面視において略長方形状に形成されており、その一方の長辺部と短辺部には、水平フランジ部50dが形成されており、他方の長辺部と短辺部とには、垂直フランジ部50eが形成されている。
水平フランジ部50dは、前記開口部46の周囲の中間床4の下面にパッキン材51を介して当接され、ビス52によって固定されている。また、垂直フランジ部50eは、前記開口部46の周囲の壁面にパッキン材51を介して当接され、ビス52によって固定されている。
このように、防湿カバー50によって開口部46を覆っているので、浴室ユニット40から発生する湿気が収納空間5に侵入するのを防止でき、よって、収納空間5を適度な湿度に保持することが容易となる。
配管54は、浴室ユニット40への給水や浴室ユニット40からの排水を行うものであり、例えば、浴室ユニット40の底部40a等に一端部が接続されている。また、配管54は中間床4と、防湿カバー50との間に配管されており、他端部は防湿カバー50の縁部を貫通して収納空間5に通されている。なお、収納空間5に通された配管54は図示は省略するが、例えば収納空間5の床を貫通して基礎の内側に通されて、外部本管から枝分かれしてきた枝管に接続される。
上記のように、防湿カバー50に点検口53a,53bと開閉蓋55a,55bを設けたので、収納空間5側から開閉蓋55a,55bを開けて、点検口53a,53bから浴室ユニットの底部40a,40bや浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる。
上記のように、配管54を通すパイプスペース60が壁に囲まれているので、収納空間5に配管54が露出することがなく、収納空間5内の見映えがよくなるとともに、配管54回りの湿気が収納空間5に侵入するのを防止できる。
また、収納空間5側から開閉扉62,62を開けて、点検口61から配管54を容易に点検できる。
また、浴室ユニット40は、その底部40a,40bが中間床4の床面4aより下方に位置するようにして支持フレーム47に設置されているので、浴室ユニット40の床面43aを下げて、容易に中間床4の床面4aとほぼ面一にできる。これによって、浴室の床面43aと、それに隣接する中間床4上にある洗面室17等の床面との段差を解消できる。
また、浴室ユニット40の底部40a,40bが中間床4の床面4aにより低くなっても、浴室ユニット40の下方は収納空間5であるので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間5側に確実に広くとることができる。
そして、この外部収納空間66の奥側にパイプスペース60が設けられており、このパイプスペース60の点検口は開閉扉62,62によって開閉されるようになっている。
また、浴室ユニット40の設置位置を変更する場合、つまり、図4において、浴室ユニット40を外壁に沿って配置する場合は、配管54はそのまま下方に延出して前記パイプスペース60に通せばよい。
2 特定床
4 中間床
5 収納空間
40 浴室ユニット
40a,40b 浴室ユニットの底部
46 開口部
47 支持フレーム
50 防湿カバー
53a,53b 点検口
54 配管
55a,55b 開閉蓋(開閉部材)
60 パイプスペース
61 点検口
62 開閉扉(開閉部材)
66 外部収納空間
Claims (6)
- 特定階の一部に、中間床が前記特定階を構成する特定床の上側において設けられ、この中間床と前記特定床との間が収納空間とされており、
前記中間床に、前記収納空間に開口する開口部が形成されており、この開口部に支持フレームが取付けられており、この支持フレームに浴室ユニットが設置されていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。 - 請求項1に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記浴室ユニットは、その底部が、前記中間床の床面より下方に位置するようにして前記支持フレームに設置されていること特徴とする浴室ユニットの設置構造。 - 請求項1または2に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記収納空間の上部には、防湿カバーが前記開口部を覆うようにして設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。 - 請求項3に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記防湿カバーには、点検口とこの点検口を開閉する開閉部材が設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記収納空間には、前記浴室ユニットに接続する配管を通すパイプスペースがその周囲を壁で囲まれて設けられており、この壁には点検口とこの点検口を開閉する開閉部材が設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。 - 請求項5に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記収納空間の一部は、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間とされており、この外部収納空間に前記パイプスペースが設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004227641A JP2006045878A (ja) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | 浴室ユニットの設置構造 |
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JP (1) | JP2006045878A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009243260A (ja) * | 2006-07-03 | 2009-10-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 建物の空間構造 |
-
2004
- 2004-08-04 JP JP2004227641A patent/JP2006045878A/ja active Pending
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