JP2006045878A - 浴室ユニットの設置構造 - Google Patents

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Nariyasu Murata
成康 村田
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Abstract

【課題】建物内に浴室ユニットを設置した際に、浴室ユニットの配管用の作業スペースを容易に広くとることができる浴室ユニットの設置構造を提供する。
【解決手段】特定階1の一部に設けられ、特定床2との間に収納空間5が設けられる中間床4に、収納空間5に開口する開口部46が形成され、この開口部46に支持フレーム47が取付けられ、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されている。浴室ユニット40の下方は収納空間5であり、浴室ユニット40の底部40a,40bは支持フレームを47通して収納空間5側に露出しているので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間側に容易に広くとることができ、よって、配管作業が容易となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、浴室ユニットの設置構造に関する。
従来、浴室ユニットの設置構造の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この浴室ユニットの設置構造では、浴室ユニットを1階に設置するようにした構造であり、該浴室ユニットは基礎床面に立設された複数の支持脚によって下方から支持されており、これによって、浴室ユニットの床部と基礎床面との間に、給排水用の配管空間を形成するようにしている。
また、浴室ユニットを2階等の1階より上方の階に設置する場合、例えば、浴室ユニットを上階の床面に立設された複数の支持脚によって下方からすることによって、浴室ユニットの床部と上階の床面との間に、給排水用の配管空間を形成すればよい。
特開2001−207501
ところで、上記従来技術では、1階や2階以上の浴室ユニットを設置する場合、配管空間が支持脚の高さかもしくはそれ以下の高さしかなく、作業スペースが非常に狭いので、浴室ユニットを設置した後の配管作業に手間がかかる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、建物内に浴室ユニットを設置した際に、浴室ユニットの配管用の作業スペースを容易に広くとることができる浴室ユニットの設置構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば、図2、図3、図4、図7〜図9に示すように、特定階1の一部に、中間床4が前記特定階1を構成する特定床2の上側において設けられ、この中間床4と前記特定床2との間が収納空間5とされており、
前記中間床4に、前記収納空間5に開口する開口部46が形成されており、この開口部46に支持フレーム47が取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されていることを特徴とする。
ここで、特定階とは、建物の所定の階を意味し、例えば、1階、2階、3階等の所定の階は勿論のこと、地下にある地下1階、2階等の所定の階も意味する。そして、特定床は特定階を構成する床であり、特定階が1階であれば1階床、2階であれば2階床である。
中間床は特定床の上側でかつ特定階に設けられる床であり、この中間床と特定床の間が収納空間とされる。中間床は、収納空間の高さが0.9m〜1.4m程度となるように、特定床の上方に設けられるのが望ましい。
請求項1に記載の発明によれば、中間床4の開口部46に取付けられた支持フレーム47によって浴室ユニット40を支持できる。そして、この浴室ユニット40の下方は収納空間5であり、浴室ユニット40の底部40a,40bは支持フレーム47を通して収納空間5側に露出しているので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間側に容易に広くとることができ、よって、配管作業が容易となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記浴室ユニット40は、その底部40a,40bが、前記中間床4の床面4aより下方に位置するようにして前記支持フレーム47に設置されていること特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、浴室ユニット40は、その底部40a,40bが中間床4の床面4aより下方に位置するようにして支持フレーム47に設置されているので、浴室ユニット40の床面43aを下げて、容易に中間床4の床面4aとほぼ面一にできる。これによって、浴室の床面43aと、それに隣接する中間床4上にある洗面室17等の床面との段差を解消できる。
また、浴室ユニット40の底部40a,40bが中間床4の床面4aにより低くなっても、浴室ユニット40の下方は収納空間5であるので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間5側に確実に広くとることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記収納空間5の上部には、防湿カバー50が前記開口部46を覆うようにして設けられていることを特徴とする。
防湿カバーで前記開口部を覆う場合、開口部に取り付けられている支持フレームを直下において、該支持フレームを同時に覆うようにする。
防湿カバーは縁部は、中間床の下面でかつ開口部の周囲の面や、開口部の周囲にある壁の壁面に水密に密着して取り付ける。また、この防湿カバーは、配管のメンテナンスを行い易くするために、着脱可能に取り付けてもよい。
請求項3に記載の発明によれば、防湿カバー59によって開口部46を覆っているので、浴室ユニット40から発生する湿気が収納空間5に侵入するのを防止でき、よって、収納空間5を適度な湿度に保持することが容易となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記防湿カバー50には、点検口53a,53bとこの点検口53a,53bを開閉する開閉部材(開閉蓋)55a,55bが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、収納空間5側から開閉部材55a,55bを開けて、点検口53a,53bから浴室ユニット40の底部40a,40b、特に、浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記収納空間5には、前記浴室ユニット40に接続する配管54を通すパイプスペース60がその周囲を壁で囲まれて設けられており、この壁には点検口61とこの点検口61を開閉する開閉部材(開閉扉)62が設けられていることを特徴とする。
パイプスペースの周囲を囲む壁は、その全てが内壁であってもよいし、一部または全てが外壁であってもよい。また、収納空間の一部を外部に開口して設ける場合、パイプスペースの周囲を囲む壁は、外壁であってもよい。
請求項5に記載の発明によれば、配管54を通すパイプスペース60が壁に囲まれているので、収納空間5に配管54が露出することがなく、収納空間5内の見映えがよくなるとともに、配管回りの湿気が収納空間5に侵入するのを防止できる。
また、収納空間5側から開閉部材62を開けて、点検口61から浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる。
請求項6に記載の発明は、例えば図10に示すように、請求項5に記載の浴室ユニットの設置構造において、
前記収納空間5の一部は、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間66とされており、この外部収納空間66に前記パイプスペース60が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間66に、パイプスペース60があるので、配管回りの湿気が建物内の収納空間5に入るのを確実に防止できる。また、外部収納空間66側から浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる、つまり、建物内に入らなくても、外部側から配管54を容易に点検できる。
本発明によれば、中間床に、収納空間に開口する開口部が形成されており、この開口部に支持フレームが取付けられており、この支持フレームに浴室ユニットが設置されているので、浴室ユニットの底部を支持フレームを通して収納空間側に露出させることができ、よって、浴室ユニットの配管用の作業スペースを収納空間側に容易に広くとることができ、配管作業が容易となる。
以下、図面を参照して本発明の浴室ユニットの設置構造の実施の形態について説明する。
まず、本発明に係る浴室ユニットの設置構造について説明する前に、浴室ユニットが設置される建物について説明する。
建物は、図1および図2に示すように、1階を特定階1としており、この特定階1を構成する1階の床を特定床2としている。特定階(1階)1には、南側(図1および図2において左側)に居間3aと食堂3bとが東西に隣接配置されている。
居間3aの北側(図2において右側)には中間床4が設けられている。中間床4は、建物の北側の外壁に沿って特定床1の上側に設けられている。中間床4は図4に示すように、平面視において矩形状に形成に形成されており、建物の東側に若干寄せて配置されている。この中間床4と特定床2との間は、図2および図3に示すように、収納空間5とされている。この収納空間5の高さは0.9m〜1.4m程度とされている。
また、特定階1には、図3に示すように、収納空間5を挟んで玄関6と階段室7とが東西に離間して配置されており、階段室7の西側には台所8が配置されている。収納空間5と玄関6とを仕切る仕切壁5aは、収納空間6側に奥まって設けられており、この仕切壁5aの前方にある凹所には移動式の収納家具9,10が設けられている。
また、収納空間5と居間3aとを仕切る仕切壁5bは収納空間6側に奥まって設けられており、この仕切壁5bの前方にある凹所には横移動式の収納家具が複数設けられている。仕切壁5bには開口部が形成されており、前記収納家具はこの開口部を開閉するように横方向に仕切壁5bに沿って移動可能となっている。そして、この開口部から収納空間5内に出入りできるようになっている。
また、前記階段室7と収納空間5とは隣接配置されており、前記居間3aは階段室7および収納空間5に接するように配置されている。したがって、特定床2上の居間3aから収納空間5および階段室7に容易に出入りできる。
また、階段室7と台所8とを仕切る仕切壁8aには開口部が形成され、この開口部を開閉する扉12が取り付けられている。したがって、この扉12を開けることによって、台所8から階段下の階段下空間7aに出入りできるようになっている。また、前記階段下空間7aと前記収納空間5とは連通しており、これによって、階段下空間7aを収納空間5と連続した収納として有効利用できる。また、前記扉12を開けることによって、台所8から階段下空間7aを通して収納空間5に出入りできるようになっている。さらに、階段下空間7aと前記食堂3bとを仕切る仕切壁にも開口部とこの開口部を開閉する扉13が設けられており、この扉13を開けることによって、食堂3bから階段下空間7aに出入りできるようになっている。
また、前記階段室7と収納空間5とは、図3に示すように、建物の北側の外壁に接しており、特定床2上にある部屋(玄関6、居間3a、食堂3b、台所8)は、階段室7と収納空間5を平面視において略凹字状に囲むように配置されている。したがって、このような部屋を階段室7に面する部屋(台所8、食堂3b)、収納空間5に面する部屋(玄関6)、階段室7および収納空間5の双方に面する部屋(居間3a)に区画できる、つまり、階段室7や収納空間5を有効利用できるように、部屋を区画できる。
前記中間床4上には、図2に示すように、中間部屋15が特定階1の直上にある直上階21を構成する直上床22の一部を貫通して直上階(2階)21に突出するようにして設けられている。この中間部屋15は、中間床4の全面上方に設けられており、本実施の形態では、図4に示すように、浴室16と洗面室17とトイレ18とによって構成されている。つまり、中間部屋15は、台所8を除いた水回り系の部屋15とされている。
また、直上階21には、図8に示すように、南側(図1および図2において左側)に寝室23a,23bが東西に隣接配置されている。寝室23a,23bの北側(図1および図2において右側)には直上中間床24が設けられている。直上中間床24は2つあり、これら直上中間床24,24は、中間部屋15の天井15aとほぼ高さが等しい位置に設けられている。そして、この直上中間床24,24と直上床22との間がそれぞれ直上階収納空間25,25とされている。この直上階収納空間25の高さは0.9m〜1.4m程度とされている。
また、前記直上階収納空間25,25は、図5に示すように、平面視において前記階段室7および中間部屋15を挟むようにして、東西に離間して配置されている。したがって、直上床22上の部屋を、一方の直上階収納空間25に面する寝室23aと他方の直上階収納空間25に面する寝室23bとに区画でき、よって、各寝室23a,23bに直上階収納空間25,25を確保できる。また、寝室23aと23bとを仕切る仕切壁は、略S字状に配置されており、これによって、寝室23aから利用可能な収納部26aと、寝室23bから利用可能な収納部26bとが設けられている。
前記階段室7には、図1、図2等に示すように、階段27が特定床2と直上床22との間に設けられている。階段27は折り返し階段であり、この階段27の途中にある踊り場27aは、中間床4とほぼ等しい高さの位置しており、かつ、該中間床4と隣接している。したがって、中間床4に至る階段を別途設けることなく、この踊り場27aから中間部屋15に容易に出入りできる。
また、階段室7には、階段28が直上床22と直上中間床24との間に設けられている。この階段28は直階段であり、この階段28の上側の踊り場28aと、前記直上中間床24と、中間部屋15の天井の位置に設けられた天井床15bとがほぼ等しい高さに位置している。
また、西側に位置する中間直上床24上には、図6に示すように、子供部屋30が設けられており、東側に位置する中間直上床24および天井床15b上には、子供部屋30より大きい子供部屋31が設けられている。この子供部屋30,31には、前記踊り場28aから出入りできるようになっている。
子供部屋30,31は、直上床22上の寝室23a,23bより床の位置が高くなっており、上部は小屋裏33に突出している。
さらに、小屋裏33の一部には、収納所(ロフト)34a,34bとルーフバルコニー35が設けられている。収納所34aは子供部屋31側に開口した比較的大型のものであり、子供部屋31から利用できるようになっている。また、収納所34bは子供部屋30側に開口した小型のものであり、子供部屋30から利用できるようになっている。
また、前記階段室7には、階段36が前記踊り場28aとルーフバルコニー35との間に設けられており、この階段36によってルーフバルコニー35に出入りできるようになっている。ルーフバルコニー35の床面は前記収納所34a,34bの床面と等しい高さとなっており、屋根の一部に開口を形成することによって、ルーフバルコニー35の床面に人が直立できるようになっている。また、ルーフバルコニー35と建物内部とを仕切る壁には、窓37,37や扉38が設けられており、窓37,37から子供部屋30,31に採光できるようになっている。また、階段36は扉38に接続されている。
次に、本発明に係る浴室ユニットの設置構造について説明する。
前記中間床4上には、図2および図4に示すように、中間部屋15が設けられており、この中間部屋15は、浴室16と洗面室17とトイレ18とによって構成されている。
浴室16は図7に示すように、浴室ユニット40と、この浴室ユニット40が設けられる部屋41とによって構成されている。浴室ユニット40は内部に洗い場43と浴槽44とを備えた略箱状に形成されており、前記洗面室17側を向く側壁には、扉45が取り付けられている。また、浴室ユニット40の底部においては、浴槽44の底部を構成する部分の方が、洗い場43の床を構成する部分より低くなっている。つまり、浴槽44は洗い場43より深くなっている。
また、前記中間床4には、収納空間5に開口する開口部46が形成されている。この開口部46は中間床4を貫通する平面視四角形状の孔であり、その平面的な大きさは浴室ユニット40の平面的な大きさより大きくなっている。
開口部46には支持フレーム47が取り付けられている。この支持フレーム47は浴室ユニット40が設置されるものであり、以下のように構成されている。
すなわち、図9に示すように、支持フレーム47は枠材47a,47bを矩形枠状に組み立てるとともに、この矩形枠内に、架設材47c,47dを平行に架設したものである。このような支持フレーム47の平面的な外形は、開口部46の平面形状とほぼ等しくなっている。
前記枠材47a,47bは、溝形鋼によって形成されたものであり、その溝が内側を向くよにして矩形枠状に組み立てられている。なお、図9においては枠材47a,47bは略して記載しており、溝形鋼の溝は記載していない。
また、架設材47c,47dは、帯板状の鋼材によって形成されたものであり、3本の架設材47c・・・は、その上面を枠材47a,47bの上面と面一にして、枠材47a,47a間に平行架設されている。
また、2本の架設材47d,47dは、枠材47a,47bより下方に突出しており、したがって、架設材47d,47dの上面は、枠材47a,47bの上面より下方に位置している。つまり、2本の架設材47d,47dは、その上面を枠材47a,47bの上面より下げて、枠材47a,47a間に平行に架設されている。
枠材47a,47bの上下の幅は、図8に示すように、中間床4の厚さより小さくなっている、つまり支持フレーム47の外形枠の上下の幅は中間床4の厚さより小さくなっている。そして、このような支持フレーム47は、開口部46に、その外形枠の下面が中間床4の下面とほぼ面一になるようにして挿入されている。したがって、支持フレーム47の上面は、中間床4の上面より下方に位置している。
支持フレーム47の枠材47a,47bは開口部46の内周面に当接されており、ビス48によって、この内周面に固定されている。なお、図9に示すように、開口部46は中間床4の中央部ではなく、角部に形成されているため、開口部46の内周面の一部は、壁の側面によって構成されている。
上記のようにして中間床4の開口部46に取り付けられている支持フレーム47には、図7および図8に示すように、浴室ユニット40が設置されている。浴室ユニット40のうち、洗い場43を構成する底部40aは3本の架設材47c・・・によって支持されており、浴槽44を構成する底部40bは2本の架設材47d,47dによって支持されている。
この状態において、浴室ユニット40の底部40a,40bは中間床4の床面4aより
下方に位置している。このようにして浴室ユニット40を支持フレーム47に設置することによって、洗い場43の床面43aが、中間床4の床面4aとほぼ面一となっており、また、浴槽44の底面44aが中間床4の床面4aより下方に位置している。
また、収納空間5の上部には、防湿カバー50が前記開口部46を覆うようにして設けられている。すなわち、防湿カバー50は、例えば合成樹脂等を成形することによって形成されたものであり、浴室ユニット40の底部40aの下方側を覆う第1カバー部50aと、底部40bの下方側を覆う第2カバー部50bとを有している。第2カバー部50bは第1カバー部50aより下方に位置しており、このため、第1カバー部50aと第2カバー部50bとの間には、これらカバー部50a,50bを接続する接続部50cが第1カバー部50aおよび第2カバー部50bと一体的に形成されている。
このような防湿カバー50は、支持フレーム47の直下において、該支持フレーム47を同時に覆うようして設けられている。防止カバー50は平面視において略長方形状に形成されており、その一方の長辺部と短辺部には、水平フランジ部50dが形成されており、他方の長辺部と短辺部とには、垂直フランジ部50eが形成されている。
水平フランジ部50dは、前記開口部46の周囲の中間床4の下面にパッキン材51を介して当接され、ビス52によって固定されている。また、垂直フランジ部50eは、前記開口部46の周囲の壁面にパッキン材51を介して当接され、ビス52によって固定されている。
このように、防湿カバー50によって開口部46を覆っているので、浴室ユニット40から発生する湿気が収納空間5に侵入するのを防止でき、よって、収納空間5を適度な湿度に保持することが容易となる。
また、防湿カバー50には、二つの点検口53a,53bが形成されている。すなわち、第1カバー部50aには、点検口53aが形成されており、第2カバー部50bには点検口53bが形成されている。点検口53aは主に、浴室ユニット40の底部40aや配管54、点検口53bは主に、浴室ユニット40の底部40bや配管54を点検する際に使用される。また、防湿カバー50には、点検口53a,53bを開閉する開閉蓋(開閉部材)55a,55bが着脱可能に取り付けられている。
配管54は、浴室ユニット40への給水や浴室ユニット40からの排水を行うものであり、例えば、浴室ユニット40の底部40a等に一端部が接続されている。また、配管54は中間床4と、防湿カバー50との間に配管されており、他端部は防湿カバー50の縁部を貫通して収納空間5に通されている。なお、収納空間5に通された配管54は図示は省略するが、例えば収納空間5の床を貫通して基礎の内側に通されて、外部本管から枝分かれしてきた枝管に接続される。
上記のように、防湿カバー50に点検口53a,53bと開閉蓋55a,55bを設けたので、収納空間5側から開閉蓋55a,55bを開けて、点検口53a,53bから浴室ユニットの底部40a,40bや浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる。
また、前記収納空間5には、図3および図7に示すように、前記配管54を通すパイプスペースがその周囲を壁で囲まれて設けられている。この壁は建物の内側に設けられている内壁であり、例えば前記仕切壁5aや仕切壁60a,60bや、パイプスペース60の前面側に位置する仕切壁等によって構成されている。この仕切壁には、点検口61とこの点検口61を開閉する開閉扉(開閉部材)62,62が設けられている。
上記のように、配管54を通すパイプスペース60が壁に囲まれているので、収納空間5に配管54が露出することがなく、収納空間5内の見映えがよくなるとともに、配管54回りの湿気が収納空間5に侵入するのを防止できる。
また、収納空間5側から開閉扉62,62を開けて、点検口61から配管54を容易に点検できる。
本実施の形態によれば、中間床4に、収納空間5に開口する開口部46が形成されており、この開口部46に支持フレーム47が取付けられており、この支持フレーム47に浴室ユニット40が設置されているので、この支持フレーム47によって浴室ユニット40を支持できる。そして、この浴室ユニット40の下方は収納空間5であり、浴室ユニット40の底部40a,40bは支持フレーム47を通して収納空間5側に露出しているので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間5側に容易に広くとることができ、よって、配管作業が容易となる。
また、浴室ユニット40は、その底部40a,40bが中間床4の床面4aより下方に位置するようにして支持フレーム47に設置されているので、浴室ユニット40の床面43aを下げて、容易に中間床4の床面4aとほぼ面一にできる。これによって、浴室の床面43aと、それに隣接する中間床4上にある洗面室17等の床面との段差を解消できる。
また、浴室ユニット40の底部40a,40bが中間床4の床面4aにより低くなっても、浴室ユニット40の下方は収納空間5であるので、浴室ユニット40の配管用の作業スペースを収納空間5側に確実に広くとることができる。
なお、本実施の形態では、パイプスペース60の周囲を囲む壁は、その全てが内壁であったが、これに限ることなく、例えば、図10に示すように、パイプスペース60の周囲を囲む壁が、外壁65であってもよい。この外壁65は、収納空間5の内側に奥まって設けられており、これによって、収納空間5の一部は、外部収納空間66となっている。この外部収納空間66は、収納空間5の一部を構成するが、外壁65によって建物の内部と仕切られており、かつ、外部に開口している。
そして、この外部収納空間66の奥側にパイプスペース60が設けられており、このパイプスペース60の点検口は開閉扉62,62によって開閉されるようになっている。
このように、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間66に、パイプスペース60があるので、配管回りの湿気が建物内の収納空間5に入るのを確実に防止できる。また、外部収納空間66側から浴室ユニット40に接続された配管54を容易に点検できる、つまり、建物内に入らなくても、外部側から配管54を容易に点検できる。
なお、前記パイプスペース60に配管54が通されるが、この場合、配管54が浴室ユニット40の底部40aから中間床4の直下を外部に向けて延出されるので、この延出する部分を覆うように、前記防湿カバー50を延出する。
また、浴室ユニット40の設置位置を変更する場合、つまり、図4において、浴室ユニット40を外壁に沿って配置する場合は、配管54はそのまま下方に延出して前記パイプスペース60に通せばよい。
本発明に係る浴室ユニットの設置構造を備えた建物の一例を示すもので、建物の西側の縦断面図である。 同、建物の東側の縦断面図である 図2におけるA−A線視断面図である。 図2におけるB−B線視断面図である。 図2におけるC−C線視断面図である。 図2におけるD−D線視断面図である。 本発明に係る浴室ユニットの設置構造の一例を示すもので、その縦断面図である。 同、要部の縦断面図である。 同、支持フレームを中間床とともに示す概略斜視図である。 本発明に係る浴室ユニットの設置構造の他の例を示すもので、収納空間を示す平面図である。
符号の説明
1 特定階
2 特定床
4 中間床
5 収納空間
40 浴室ユニット
40a,40b 浴室ユニットの底部
46 開口部
47 支持フレーム
50 防湿カバー
53a,53b 点検口
54 配管
55a,55b 開閉蓋(開閉部材)
60 パイプスペース
61 点検口
62 開閉扉(開閉部材)
66 外部収納空間

Claims (6)

  1. 特定階の一部に、中間床が前記特定階を構成する特定床の上側において設けられ、この中間床と前記特定床との間が収納空間とされており、
    前記中間床に、前記収納空間に開口する開口部が形成されており、この開口部に支持フレームが取付けられており、この支持フレームに浴室ユニットが設置されていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。
  2. 請求項1に記載の浴室ユニットの設置構造において、
    前記浴室ユニットは、その底部が、前記中間床の床面より下方に位置するようにして前記支持フレームに設置されていること特徴とする浴室ユニットの設置構造。
  3. 請求項1または2に記載の浴室ユニットの設置構造において、
    前記収納空間の上部には、防湿カバーが前記開口部を覆うようにして設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。
  4. 請求項3に記載の浴室ユニットの設置構造において、
    前記防湿カバーには、点検口とこの点検口を開閉する開閉部材が設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の浴室ユニットの設置構造において、
    前記収納空間には、前記浴室ユニットに接続する配管を通すパイプスペースがその周囲を壁で囲まれて設けられており、この壁には点検口とこの点検口を開閉する開閉部材が設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。
  6. 請求項5に記載の浴室ユニットの設置構造において、
    前記収納空間の一部は、建物の内部と仕切られ、かつ、外部に開口する外部収納空間とされており、この外部収納空間に前記パイプスペースが設けられていることを特徴とする浴室ユニットの設置構造。
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