JP4319920B2 - 浴室周辺構造 - Google Patents
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従って、脱衣室や洗面室では従来無かった戸外への開放感が得られる。
その結果、浴室と隣接する脱衣室または洗面室との間仕切り及び開閉戸を透視可能な透光性を有する面材により構成しておくことで、入浴中の開放感もより高められる。
また、このように、浴室の戸外に面する壁に、浴槽の縁から天井に至る開閉窓を設けたので、脱衣室や洗面室に隣接する浴室において、その戸外に面する壁に設けた開閉窓から外部光が浴槽の縁から天井まで入り込む一方、その浴槽の縁から天井に至る大きな開閉窓により戸外を見渡せる。
従って、浴室での戸外への開放感も得られる。
また、このように、浴槽の縁及び前記開閉窓の下端に連続する同じ高さのデッキを設けたので、浴室において、浴槽の縁から同じ高さのデッキによる戸外空間までの連続性が得られるとともに、デッキに座った足浴も可能になる。
また、前記室の開口部と浴室の開閉窓を直交する二方向に向けて設けたので、脱衣室や洗面室において、浴室との間仕切り及び開閉戸を透視可能な透光性を有する面材により構成しておけば、開口部と浴室の開閉窓との直交する二方向から外部光が広い範囲で取り入れられるとともに、開口部と浴室の開閉窓とによる直交する二方向の戸外への視界が得られる。
また、浴室において、その開閉窓による戸外への視界と反対側の脱衣室や洗面室への視界とが得られるとともに、脱衣室や洗面室の開口部から見え隠れする戸外の視界も得られる。
また、前記室の床及び前記開口部の下端に連続する同じ高さのバルコニーを設けたので、浴室と隣接する脱衣室や洗面室において、バルコニーによる戸外空間までの連続性が得られるとともに、バルコニーまで段差のないバリアフリースペースが得られる。
また、デッキ及びバルコニーを囲む塀を設けたので、デッキやバルコニーに裸で出てもプライバシーが保たれる。
また、デッキをバルコニーの一側部に連続させたので、デッキとバルコニーを行き来でき、浴室からデッキに出て涼んだ後バルコニーを通り脱衣室や洗面室に入ったり、脱衣室や洗面室からバルコニーに出てデッキに座って足浴することも可能になる。
従って、浴室と隣接する脱衣室または洗面室との間仕切り及び開閉戸を透視可能な透光性を有する面材により構成しておけば、入浴中の開放感もより高めることができる。
また、脱衣室や洗面室に隣接する浴室において、その戸外に面する壁に設けた開閉窓から外部光が浴槽の縁から天井まで入り込む一方、その浴槽の縁から天井に至る大きな開閉窓により戸外を見渡せるため、浴室での戸外への開放感も得ることができる。
また、浴室において、浴槽の縁から同じ高さのデッキによる戸外空間までの連続性を得ることができるとともに、デッキに座って足浴できるようになるといった利点が得られる。
また、脱衣室や洗面室において、浴室との間仕切り及び開閉戸を透視可能な透光性を有する面材により構成しておけば、開口部と浴室の開閉窓との直交する二方向から外部光を広い範囲で取り入れることができるとともに、開口部と浴室の開閉窓とによる直交する二方向の戸外への視界の得ることができる。
また、浴室において、その開閉窓による戸外への視界と反対側の脱衣室や洗面室への視界とを得ることができるとともに、脱衣室や洗面室の開口部から見え隠れする戸外の視界も得ることができる。
また、バルコニーによる戸外空間までの連続性を得ることができるとともに、バルコニーまで段差のないバリアフリースペースを得ることができるといった利点が得られる。
また、デッキやバルコニーに裸で出ても、その周りを囲んだ塀によりプライバシーを保つことができるといった利点が得られる。
また、互いに連続するデッキとバルコニーを行き来でき、浴室からデッキに出て涼んだ後バルコニーを通り脱衣室や洗面室に入ったり、脱衣室や洗面室からバルコニーに出てデッキに座って足浴することもできるといった利点が得られる。
本発明を適用した浴室周辺構造の一実施形態の構成を示す図1において、1は浴室、2は洗面室、3はバルコニー、4はデッキ、5は塀である。
図示のように、浴槽10を備える浴室1と洗面台20を備える脱衣室兼用の洗面室2が隣接していて、その間仕切り部分は、図3、図5及び図7にも示すように、浴室1の全幅に渡って床から天井に至るまでの大きな開口部11となっている。この開口部11は、半幅部分に間仕切り板として透光性を有する面材であるガラス板12が固定されて、残る半幅部分に開閉戸として透光性を有する面材である片開きのガラス戸13が組み付けられている。なお、浴槽10と洗面台20とは互いに対向する壁面に沿って平行に設けられている。
そして、洗面室2の戸外に面する壁には、図2、図5及び図7にも示すように、洗面室2の全幅に渡って床から天井に至るまでの大きな開口部23となっている。この開口部23には、開閉戸として透光性を有する面材である引違いのガラス戸24が組み付けられている。
さらに、浴室1内に横長の鏡16が設けられるともに、洗面室2内にも横長の鏡26が設けられている。即ち、浴室1の戸外に面する壁と対向する壁面に、図3及び図6に示すように、浴槽10及び洗い場の上方に渡って位置する横長の鏡16が取り付けられている。洗面室2の洗面台20側の壁面にも、図2及び図7に示すように、洗面台20の上方に同幅で位置する横長の鏡26が取り付けられている。
また、浴室1の開閉窓14を有する外壁に沿っては、図4、図5及び図7に示すように、浴槽10の縁と開閉窓14の下端に連続する同じ高さの木製によるデッキ4が設けられている。このデッキ4は、バルコニー3の一側部に対し直角方向に連続している。
さらに、これら直角方向に連続するバルコニー3及びデッキ4を、図1に示したように三方向から囲む塀5が設けられている。
そして、図示したように、浴室1及び洗面室2の床とバルコニー3は、タイルなどの目地を有する仕様となっていて、その目地のラインが揃えられている。また、浴槽10と浴室1及び洗面室2の壁は、床及びバルコニー3よりも細かな目地を有する仕様となっている。
反対に、洗面室2からは壁全面のガラス戸24を透して最大限に戸外を見渡せるようになる。従って、洗面室2において、従来の脱衣室や洗面室では無かった戸外への開放感が最大限に得られるものとなる。
さらに、ガラス戸24を開けて洗面室2とバルコニー3との間を行き来することもできる。
即ち、浴室1に入浴中において、ガラス板12及びガラス戸13を透して洗面室2内が最大限に見渡せて空間の連続性が得られることに加えて、前述した洗面室2のガラス戸24を透した外部光の採光と戸外への見通しが得られることから、開放感も従来より高められるものとなる。
しかも、浴室1と洗面室1の床、壁及び天井とバルコニーが白等の同じ色で統一されているので、洗面室2において、浴室1及びバルコニー3まで同じ色による連続性・一体感が得られるものとなる。
その上、浴室1と洗面室2の床及び壁とバルコニー3がタイルなどの目地を揃えた仕様となっているので、洗面室2において、目地のラインにより浴室1及びバルコニー3まで視覚的な焦点を強調した広がり感が得られるものとなる。
反対に、浴室1からは大きなガラス戸15を透して最大限に戸外を見渡せるようになる。従って、浴室1においても、戸外への開放感が最大限に得られるものとなる。
さらに、ガラス戸15を開けて浴室1とデッキ4との間を出入りすることもできる。
反対に、洗面室2からは、開口部23と浴室1の開閉窓14とによる直交する二方向の戸外への視界が得られるものとなっている。
さらに、図示例では、洗面室2の便器22に座った状態においても、開口部23による戸外への視界に加え、浴室1の開閉窓14から見え隠れする戸外への視界が得られるものとなっている。
さらに、図4に仮想線で示したように、デッキ4に座った状態で浴槽10に足を入れることにより、足浴することもできるようになる。
さらに、浴室1にも、浴槽10及び洗い場の上方に渡って位置する横長の鏡16が取り付けられているので、ガラス板12及びガラス戸13を透して鏡16に洗面室2側も映し込まれて、視界に広がりと奥行き感を与えるものとなっている。
そして、以上のバルコニー3及びデッキ4を囲む塀5が設けられているので、バルコニー3やデッキ4に裸で出ても塀5により外部から覗かれる心配が無くプライバシーが保たれるものとなっている。
ここで、塀5は、図示例ではデッキ4の一端側で開放されているが、この部分は植栽や他のもので隠しておけば良い。また、バルコニー3の一側部において、塀5に出入口を設けても良い。
さらに、その他、浴槽や洗面台のレイアウト、戸の開閉方式、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 浴槽
11 洗面室との開口部
12 間仕切り板(透光性を有する面材)
13 開閉戸(透光性を有する面材)
14 開閉窓
15 開閉戸(透光性を有する面材)
16 鏡
2 洗面室(浴室と隣接して浴室に出入り可能な室)
20 洗面台
21 入口戸
22 便器
23 戸外への開口部
24 開閉戸(透光性を有する面材)
26 鏡
3 バルコニー
4 デッキ
5 塀
Claims (6)
- 浴室と隣接して浴室に出入り可能な室が戸外に面する壁を備える浴室周辺構造において、
前記室の戸外に面する壁に、床から天井に至る開口部を形成し、
前記浴室の戸外に面する壁に、浴槽の縁から天井に至る開閉窓を設け、
前記室の開口部と浴室の開閉窓を直交する二方向に向けて設け、
戸外には、前記室の床及び前記開口部の下端に連続する同じ高さのバルコニーを設けるとともに、浴槽の縁及び前記開閉窓の下端に連続する同じ高さのデッキを設け、さらに、これらデッキ及びバルコニーを囲む塀を設け、
このデッキをバルコニーの一側部に連続させるとともに、前記浴室の戸外に面する壁から該壁に対向して配置される塀の近傍までの長さを有するようにして形成したことを特徴とする浴室周辺構造。 - 前記開口部を前記室の全幅に渡って形成したことを特徴とする請求項1に記載の浴室周辺構造。
- 前記開口部に、透光性を有する面材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の浴室周辺構造。
- 前記開口部に、透光性を有する面材を備える開閉戸を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の浴室周辺構造。
- 浴室と前記室の内部及びバルコニーを同じ色調の仕様としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の浴室周辺構造。
- 浴室と前記室の床及び壁とバルコニーをタイルなどの目地を有する仕様としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の浴室周辺構造。
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