JP2008013966A - 浴室構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室とバルコニーの双方で入浴でき、しかも、無駄なく多目的に利用することができる浴室構造を提供する。
【解決手段】浴室1とバルコニー2とが隣接して設けられ、その境界壁には両者間を互いに出入可能となされた開閉戸3が設けられてなり、浴槽4の底面41に滑車42が設けられるとともに、浴室1内の排水口12aと浴槽4の排水口41aとの間が伸縮自在な排水管6で接続され、浴槽4の底面41に設けられた滑車42によって、浴槽4が浴室1とバルコニー2との間を移動可能となされた浴室構造である。
【選択図】 図1
【解決手段】浴室1とバルコニー2とが隣接して設けられ、その境界壁には両者間を互いに出入可能となされた開閉戸3が設けられてなり、浴槽4の底面41に滑車42が設けられるとともに、浴室1内の排水口12aと浴槽4の排水口41aとの間が伸縮自在な排水管6で接続され、浴槽4の底面41に設けられた滑車42によって、浴槽4が浴室1とバルコニー2との間を移動可能となされた浴室構造である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住宅建物の浴室構造に関するものである。
一般に、住宅建物内の浴室は、全面が壁に覆われており、閉塞感が強い。
そこで、従来より、開放感のある浴室を構成するために、浴室内の戸外バルコニーに面した壁面に、浴室とバルコニーとの間で出入可能となされた透光性を有する開閉戸を設けることが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−220562号公報
しかし、上記従来の浴室構造の場合、浴室と、この浴室に面したバルコニーとの間を、開閉戸から出入することができるものの、あくまでも入浴者が移動することによって初めてバルコニーに出ることができるものであって、バルコニーで入浴することができるものではない。
そのため、浴室とバルコニーとの双方に浴槽を設けることが考えられるが、この場合、二つの浴槽が必要になるため、水の使用量が増えてコスト高となる。
また、バルコニーのような屋外に浴槽を設けた場合、浴槽が傷みやすくなり、頻繁に利用しない場合には、藻やコケが生えやすくなり、蚊やボウフラが発生しやすくなる。
また、バルコニーの浴槽にお湯を入れていたにも関わらず、急な天候悪化などで入れなくなった場合、バルコニーの浴槽のお湯が全て無駄になってしまう。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、浴室とバルコニーの双方で入浴でき、しかも、無駄なく多目的に利用することができる浴室構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の浴室構造は、浴室とバルコニーとが隣接して設けられ、その境界壁には両者間を互いに出入可能となされた開閉戸が設けられてなり、浴槽の底面に滑車が設けられるとともに、浴室内の排水口と浴槽の排水口との間が伸縮自在な排水管で接続され、浴槽の底面に設けられた滑車によって、浴槽が浴室とバルコニーとの間を移動可能となされたものである。
また、上記浴室構造において、バルコニーの手摺り壁は、床から天井に到る高さに立設されたフレームに対して、長板状の複数のルーバー片を水平方向に固定して形成され、各ルーバー片は、下縁がバルコニー内側で上縁が外側となった傾斜状態で固定され、バルコニー外からの視線を遮り、バルコニー内に光を取り入れるようになされたものである。
さらに、上記浴室構造において、境界壁または開閉戸の少なくとも何れか一方は、透光性を有する素材で形成されたものである。
以上述べたように、本発明によると、浴室またはバルコニーの何れかに浴槽を移動させて使用することができる。したがって、浴室以外にバルコニーに浴槽を設けることなく、バルコニーにおいて露天風呂感覚での入浴が可能となる。
また、通常時は浴室内に浴槽を収納しておけば良く、浴槽をいためることもない。
さらに、浴槽をバルコニーに移動させることができるので、大型屋外犬を飼っているような場合には、このバルコニーで浴槽の残り湯を利用して犬を洗ったりすることができ、また、子供がいるような場合には、バルコニーで行水させたりすることができ、また、浴槽で冷めた水をバルコニー周辺の植木の水やりに使用したりすることができ、入浴以外に多目的な利用が可能となる。
また、バルコニーの手摺り壁をルーバー片で構成し、バルコニー外からの視線を遮り、バルコニー内に光を取り入れるようにすることで、バルコニーは、開放感がありながら閉鎖された空間にすることができるので、他人に覗かれることなく安心して開放感のある入浴を楽しむことができる。
さらに、境界壁または開閉戸の少なくとも何れか一方を、透光性を有する素材で形成することで、浴室とバルコニーとの区別を無くして浴室に居ながらもバルコニーと同様の開放感のある入浴が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3は、浴室構造の全体構成の概略を示し、図4は同浴室構造に用いる浴槽を示している。
すなわち、この浴室構造は、浴室1とバルコニー2とが隣接して設けられ、その境界には両者間を互いに出入可能となされた開閉戸3が設けられてなり、浴槽4が、浴室1とバルコニー2との間を移動可能となされたものである。
浴室1は、洗面所とトイレとを兼用するようになされた脱衣室5から出入口10を介して出入することができるようになされており、出入口10を入った所は洗い場11となされている。洗い場11に隣接した位置は、浴槽4の設置場所12となされており、洗い場11は、設置場所12よりも一段低く形成され、洗い場11で使った水を、この洗い場11に設けられた排水口11aから効率良く排水することができるようになされている。また、設置場所12は、隣接するバルコニー2と同じ高さとなるように形成されており、この設置位置12およびバルコニー2の上を滑動する浴槽4が引っかかることなくスムーズに移動できるようになされている。
バルコニー2は、浴室1に隣接して設けられている。このバルコニー2は、浴室1に隣接する居室にも面するようになされて居室と共用となっている。このバルコニー2の手摺り壁20は、バルコニー2の床から天井までに到る高さに立設されたフレーム21に対して、長板状の複数のルーバー片22を水平方向に固定して形成されている。各ルーバー片22は、下縁22aがバルコニー2の内側で上縁22bが外側となった傾斜状態で固定されている。これによりバルコニー2は、外からの視線を遮り、内部に光を取り入れることができるようになされ、開放感があり、しかもプライバシーを守ることができる閉塞された空間を形成するようになされている。
開閉戸3は、浴室1のバルコニー2に面した境界の床から天井までの全面に設けられており、4枚の引き違い戸31によって構成されている。この開閉戸3を構成する各引き違い戸31は、透光性を有するガラス戸からなる。この開閉戸3により、上記したバルコニー2内に取り入れられる採光を、さらに浴室1内へと取り入れて明るい浴室を形成することができるようになされている。
浴槽4は、底面41に滑車42が設けられ、この底面41に設けられた排水口40と、浴室1の設置場所12に設けられた排水口12aとの間が、伸縮可能な蛇腹状に形成された排水管6で接続されている。この排水管5は、浴槽4を浴室1の設置場所12からバルコニー2へと出し入れできる長さに設定されている。浴槽4は、滑車42にストッパー(図示省略)を設けて自由な位置に停止させるようにしたものであってもよいし、設置場所12やバルコニー2に、滑車42の嵌まり込む凹設部(図示省略)を設けておき、この凹設部に滑車42を嵌め込むことによって移動させた浴槽4を位置決めするものであってもよい。
このようにして構成される浴室構造によると、まず、浴室1で通常の浴室1のようにして入浴することができる。この際、開閉戸3からは、浴室1内に採光が得られるので、浴室1とバルコニー2との区別を無くして浴室1に居ながらもバルコニー2と同様の開放感のある入浴が可能となる。
また、開閉戸3を開けて設置位置12にある浴槽4をバルコニー2へと移動させ、このバルコニー2において露天風呂感覚で入浴することができる。
このバルコニー2への浴槽4の移動は、単に開閉戸3を開けて設置位置12にある浴槽4をバルコニー2へと押すだけで良いので、簡単にバルコニー2へと移動させることができる。また、浴槽4を浴室1へと戻す際も、浴槽4を手で押して簡単に戻すことができる。したがって、急な天候不良などの場合であっても、バルコニー2から浴室1へと簡単に浴槽4を移動させることができるので、無駄なく快適に入浴することができる。
浴槽4は、バルコニー2で使用しない際には浴室1内に収納しておけばよいので、屋外に常時設置した場合のように浴槽4をいためることもない。
また、バルコニー2へと浴槽4を移動させることができるので、入浴以外に多目的な利用が可能となる。例えば、大型屋外犬を飼っているような場合には、このバルコニー2で浴槽4の残り湯を利用して犬を洗ったりすることができる。また、子供がいるような場合には、バルコニー2で行水させたりすることができる。さらに、浴槽4で冷めた水をバルコニー2周辺の植木の水やりに使用したりすることができる。
また、バルコニー2で浴槽4を使用する場合、外部からの視線が気になるが、このバルコニー2の手摺り壁20は、バルコニー2の床から天井までに到る高さに立設されたフレーム21に対して、長板状の複数のルーバー片22を、下縁22aがバルコニー2の内側で上縁22bが外側となった傾斜状態で固定して構成しているので、バルコニー2の外からの視線を遮り、バルコニー2の内部に光を取り入れることができる。したがって、開放感がありながらもプライバシーを守ることができる閉塞された空間を形成することができ、他人に覗かれることなく安心して開放感のある入浴を楽しむことができる。
なお、本実施の形態において、浴槽4は、単に滑車42を設けて手で押すように構成されているが、高齢者でも使用できるように、ボタン一つで移動可能な電動式にしたものであってもよい。また、開閉戸3も自動開閉するようにしたものであってもよいし、浴槽4と開閉戸3とを連動させるようにしたものであってもよい。また、本実施の形態において、浴槽4は、長手方向に沿って滑動して浴室1とバルコニー2との間を出入することができるようになされているが、短手方向に沿って滑動して浴室1とバルコニー2との間を出入することができるようになされたものであってもよい。
また、本実施の形態において、開閉戸3は、浴室1とバルコニー2との境界壁全体に形成されているが、この開閉戸3の大きさとしては、少なくとも浴槽4を浴室1とバルコニー2との間で出し入れすることができる大きさであれば、特に限定されるものではなく、例えば、設置位置12に面した境界壁部分にのみ開口するように設けられたものであってもよい。また、開閉戸3は、透光性を有するガラス戸によって形成されているが、半透明のものであってもよいし、遮光性のものであっても良い。同様に、開閉戸3を設けない境界壁部分が形成されるような場合にも、この境界壁部分は、透光性を有するガラスなどによって形成されたものであってもよいし、半透明のものであってもよいし、住宅建物と同じ壁材などの遮光性のものであっても良い。
また、本実施の形態において、バルコニー2は、隣接する居室と共用するように構成されているが、浴室1のための専用のバルコニー2を構成するものであってもよい。また、バルコニー2の手摺り壁20は、床から天井までに到る高さとなされているが、腰壁よりも高い位置であれば、特に限定されるものではなく、周囲の見通しなどに応じて適宜調整すればよい。
また、この風呂構造は、住宅建物内の何処の階層に設けるものであってもよい。また、脱衣室5、浴室1、バルコニー2の間取りなどは、住宅建物のプランに応じて適宜変更される。
住宅建物の浴室として利用できる。
1 浴室
12a 排水口
2 バルコニー
20 手摺り壁
21 フレーム
22 ルーバー片
22a 下縁
22b 上縁
3 開閉戸
4 浴槽
41 底面
41a 排水口
42 滑車
6 排水管
12a 排水口
2 バルコニー
20 手摺り壁
21 フレーム
22 ルーバー片
22a 下縁
22b 上縁
3 開閉戸
4 浴槽
41 底面
41a 排水口
42 滑車
6 排水管
Claims (3)
- 浴室とバルコニーとが隣接して設けられ、その境界壁には両者間を互いに出入可能となされた開閉戸が設けられてなり、浴槽の底面に滑車が設けられるとともに、浴室内の排水口と浴槽の排水口との間が伸縮自在な排水管で接続され、浴槽の底面に設けられた滑車によって、浴槽が浴室とバルコニーとの間を移動可能となされたことを特徴とする浴室構造。
- バルコニーの手摺り壁は、床から天井に到る高さに立設されたフレームに対して、長板状の複数のルーバー片を水平方向に固定して形成され、各ルーバー片は、下縁がバルコニー内側で上縁が外側となった傾斜状態で固定され、バルコニー外からの視線を遮り、バルコニー内に光を取り入れるようになされた請求項1記載の浴室構造。
- 境界壁または開閉戸の少なくとも何れか一方は、透光性を有する素材で形成された請求項1または2記載の浴室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006184430A JP2008013966A (ja) | 2006-07-04 | 2006-07-04 | 浴室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006184430A JP2008013966A (ja) | 2006-07-04 | 2006-07-04 | 浴室構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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JP2006184430A Pending JP2008013966A (ja) | 2006-07-04 | 2006-07-04 | 浴室構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008013966A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020122261A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6475542A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-22 | Terumo Corp | Hydrophilic porous membrane of polyvinylidene fluoride and production thereof |
JPH10113371A (ja) * | 1996-10-14 | 1998-05-06 | Tama Juki Kensetsu Kk | 介護用浴槽 |
JP2001303776A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-31 | Sekisui House Ltd | 住宅の浴室 |
JP2003313939A (ja) * | 2002-04-19 | 2003-11-06 | Takiron Co Ltd | 目隠しパネル及びフェンス構造 |
-
2006
- 2006-07-04 JP JP2006184430A patent/JP2008013966A/ja active Pending
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JP2003313939A (ja) * | 2002-04-19 | 2003-11-06 | Takiron Co Ltd | 目隠しパネル及びフェンス構造 |
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JP7358738B2 (ja) | 2019-01-29 | 2023-10-11 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
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