JP2016084626A - 複数層建築物 - Google Patents

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【課題】置き床を設けずに、快適な居住スペースの確保を可能とする天井高さを有し、且つ、階高を低くすることができる複数層建築物を提供すること。【解決手段】複数層建築物は、床12と、床12から立ち上がり、床12の上の空間を仕切ることにより部屋を形成する壁13と、水回り設備371に接続されて水回り設備371からの排水が流通し、略水平方向に延び、前記壁14に隣接して前記壁14に沿って配置された横管372と、前記壁14に隣接して前記横管372の上方を覆うように形成された上板部24と、前記横管の側方を覆うように形成された側板部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、共同住宅を構成する複数層建築物に関する。
従来より、共同住宅として多層建築物が建てられている。多層建築物の場合、通常では階高は2600mm程度必要であり、4階建ては10mを超える。建築物の高さが10mを超えると、色々な規制にかかることになる(例えば、日影規制の適用除外を定める建築基準法56条の2)。また、近隣にも迷惑がかかることがある。このため、10m以下の多層建築物を建てるために、階層を減らして3階建てとしたり、あるいは、1階部分を地下構造としたりすることが行われている。また、例えば、天井裏の下にキッチン天井裏を設けて、キッチン天井裏において、排水管と排気管とを交差させることが行われており、これにより、天井裏の高さを150mmから250mmとすることが行われている(特許文献1参照)。
特開2007−46451号公報
しかし、通常多層建築物においては、トイレの便器や洗面台等の水廻り設備があり、その排水管を配管するために、直床に対して150mm程度高い置き床を設ける必要がある。
本発明は、置き床を設けずに、快適な居住スペースの確保を可能とする天井高さを有し、且つ、階高を低くすることができる複数層建築物を提供することを目的とする。
本発明は、床と、前記床から立ち上がり、前記床の上の空間を仕切ることにより部屋を形成する壁と、水回り設備に接続されて水回り設備からの排水が流通し、略水平方向に延び、前記壁に隣接して前記壁に沿って配置された横管と、前記壁に隣接して前記横管の上方を覆うように形成された上板部と、前記横管の側方を覆うように形成された側板部と、を備える複数層建築物に関する。ここで、「略水平方向」とは、複数層建築物の一の階における横管において、水回り設備からの排水を縦管へ流すことができる程度の傾斜を有している場合を含む意味である。
また、前記上板部は、ふかし床により構成されることが好ましい。また、前記上板部は、ふかし腰壁により構成されることが好ましい。
また、前記水回り設備は、略水平方向に開口する前記横管の端部に接続され、直床に設置されることが好ましい。
また、前記水回り設備は、垂直方向に折れ曲がり鉛直上方に開口する前記横管の部分に接続され、直床から離間して直床の上方に設置されることが好ましい。
また、複数の前記水回り設備にそれぞれ接続された複数の前記横管は、一の縦管に集約されることが好ましい。
本発明によれば、置き床を設けずに、快適な居住スペースの確保を可能とする天井高さを有し、且つ、階高を低くすることができる複数層建築物を提供することができる。
本発明の第1実施形態による複数層建築物1を示す平面断面図である。 本発明の第1実施形態による複数層建築物1を示す側方断面図である。 本発明の第1実施形態による複数層建築物1のトイレ33を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による複数層建築物1のユニットバス36及び洗濯機置き場37を示す側方断面図である。 本発明の第2実施形態による複数層建築物1Aを示す平面断面図である。 本発明の第3実施形態による複数層建築物のトイレ33Bを示す側方断面図である。
以下、本発明の第1実施形態による複数層建築物について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態による複数層建築物1を示す平面断面図である。図2は、本発明の第1実施形態による複数層建築物1を示す側方断面図である。図3は、本発明の第1実施形態による複数層建築物1のトイレ33を示す斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態による複数層建築物1のユニットバス36及び洗濯機置き場37を示す側方断面図である。
図1、図2に示すように、本実施形態による複数層建築物1は、鉄筋コンクリートの外壁11及び鉄筋コンクリートの床スラブ12により各階が仕切られている4階建ての建物である。複数層建築物1は、床としての床スラブ12及び床板(図示せず)と、壁としての耐力壁13及び間仕切り壁14と、ふかし腰壁21、22と、ふかし床24と、を備えている。各階は床スラブ12により仕切られており、複数の住戸30と、階段(図示せず)と、階段室(図示せず)と、共用廊下(図示せず)とが形成されている。耐力壁13及び間仕切り壁14は、床スラブ12から立ち上がり、床スラブ12の上の空間を仕切ることにより部屋を形成する。具体的には、複数の住戸30は、鉄筋コンクリートの耐力壁13により仕切られている。また、一の住戸30は、間仕切り壁14によって複数の部屋に仕切られている。
住戸30は、リビング31と、玄関32と、トイレ33と、洗面所34と、キッチン35と、ユニットバス36と、洗濯機置き場37と、パイプスペース38とを有している。そして、住戸30においては、床は、床スラブ12(コンクリートスラブ)の上に床板(図示省略)が配置された直床により構成されている。
トイレ33においては、水回り設備としての便器331は、床スラブ12に直接設置されている。便器331の後部には、略水平方向に開口する横管としてのトイレ用排水管332の一端部が接続されている。「略水平方向」とは、複数層建築物1の一の階における横管において、水回り設備としてのトイレ33からの排水を縦管51へ流すことができる程度の傾斜を有している場合を含む意味である。従って、厳密な水平方向も含まれる。以下、「略水平方向」の用語を、これと同様の意味で用いる。トイレ用排水管332は、床スラブ12の上面に沿って、床スラブ12の上面のすぐ上に位置して、床スラブ12の上面を這うように、且つ、耐力壁13に隣接して配置されて耐力壁13に沿って延びている。具体的には、トイレ用排水管332は、図1、図2に示すように、便器331の後部から更に後方へ延び、略直角に折れ曲がり、斜め下方へ延び、更に水平方向へ延びて、水回り設備としての便器331からの排水が流通する横管を構成する。そして、トイレ用排水管332の他端部は、縦管51に接続されている。
横管を構成するトイレ用排水管332の上方は、水平に配置された上板部としてのふかし腰壁21により覆われている。ふかし腰壁21は、耐力壁13に隣接して形成されている。具体的には、ふかし腰壁21の一方の端縁は、耐力壁13に接続されている。ふかし腰壁21の他方の端縁には、図1、図3に示すように、トイレ用排水管332の側方を覆うように形成された側板部としての垂直板333が接続されており、垂直板333は、下方へ延びて、床板(図示せず)及び床スラブ12に接続されている。ふかし腰壁21の高さは、1000mm程度である。トイレ用排水管332の一端部が接続され便器331から便器331外部へ水が排出される排出口の底面の高さは、120mm程度であり、トイレ用排水管332の直径は、50mm程度である。ふかし腰壁21と、垂直板333と、耐力壁13と、床スラブ12とによって囲まれる空間内に、横管としてのトイレ用排水管332は収容されている。このため、トイレ用排水管332は、部屋の中にいる人から見ることができないように隠されている。
洗面所34においては、水回り設備としての洗面台341の底面に排水口が形成されており、排水口には、鉛直上方に開口する洗面台用排水管342の一部としての一端部が接続されている。洗面台用排水管342は、図2に示すように、洗面台341の排水口から鉛直下方へ延び、直角に折れ曲がり、水平に延びて、水回り設備としての洗面台341からの排水が流通する横管を構成する。そして、洗面台用排水管342の他端部は、間仕切り壁14を貫通し、縦管51に接続されている。
横管を構成する洗面台用排水管342の水平の部分は、図1、図2に示すように、上板部としてのふかし腰壁22により覆われている。ふかし腰壁22は、耐力壁13に隣接して形成されており、ふかし腰壁22は、ふかし腰壁21と一体的に構成されている。ふかし腰壁22の一方の端縁は、耐力壁13に接続されている。ふかし腰壁22の他方の端縁には、垂直板333と一体的に構成された側版部としての垂直板343が接続されており、垂直板343は、下方へ延びて、床板(図示せず)及び床スラブ12に接続されている。ふかし腰壁22は、横管を構成する洗面台用排水管342の部分の上端よりも高い高さを有しており、ふかし腰壁22の高さは、1000mm程度であり、横管としての洗面台用排水管342の直径は、40mm程度である。これにより、ふかし腰壁22と、垂直板343と、耐力壁13と、床スラブ12とによって囲まれる空間内に、横管としての洗面台用排水管342は収容されている。このため、洗面台用排水管342は、部屋の中にいる人から見ることができないように隠されている。
キッチン35においては、水回り設備としての流し台351の底面に排水口が形成されており、排水口には、鉛直上方に開口する流し台用排水管352の一部としての一端部が接続されている。流し台用排水管352は、図2に示すように、流し台351の排水口から鉛直下方へ延び、直角に折れ曲がり、水平に延びて横管を構成する。そして、流し台用排水管352は、間仕切り壁14を貫通し、流し台用排水管352の他端部は、縦管51に接続されている。
このように、トイレ用排水管332、洗面台用排水管342、流し台用排水管352は、縦管51に接続されており、集約されている。
ユニットバス36においては、図4に示すように、バスタブ361の排水口及び洗い場363の排水口は、水回り設備としての排水一時貯留部366に接続されている。排水一時貯留部366は床スラブ12上に配置されており、排水一時貯留部366の排水口には、略水平方向に開口する横管としてのユニットバス用排水管362の一端部が接続されている。ユニットバス用排水管362は、排水一時貯留部366の排水口から、ユニットバス36の下方において、床スラブ12に沿って折れ曲がりながら水平に延びて横管を構成する。そして、ユニットバス用排水管362は、図1に示すように後述の洗濯機置き場37のふかし床24の下方に延び、縦管52の方へ延びて、パイプスペース38においてユニットバス用排水管362の他端部は、縦管52に接続されている。
洗濯機置き場37においては、水回り設備としての洗濯パン371の底面に排水口が形成されており、排水口には、鉛直上方に開口する洗濯パン用排水管372の一端部が接続されている。洗濯パン用排水管372は、図4に示すように、洗濯パン371の排水口からふかし床24を貫通して鉛直下方へ延び、直角に折れ曲がり、床に沿って折れ曲がりながら水平に延びて、水回り設備としての洗濯パン371からの排水が流通する横管を構成する。そして、洗濯パン用排水管372の他端部は、パイプスペース38において縦管52に接続されている。
図1に示すように、横管を構成する洗濯パン用排水管372の部分は、ふかし床24により覆われている。ふかし床24は、壁としての間仕切り壁14に隣接して形成されている。具体的には、ふかし床24は、洗濯パン371を載置可能に、洗濯パン371の底面よりも少し広い面積を有しており、ふかし床24の上に、洗濯パン371が載置されている。ふかし床24の三方の端縁は、間仕切り壁14に接続されている。ふかし床24の残りの端縁には、垂直板373(図1参照)が接続されており、下方へ延びて、床スラブ12に接続されている。ふかし床24は、横管を構成する洗濯パン用排水管372の部分の外径よりも高い床面高さを有しており、ふかし床の床面高さは、150mm程度であり、横管としての洗濯パン用排水管372の直径は、50mm程度である。これにより、ふかし床24と、垂直板373と、耐力壁13と、床スラブ12とによって囲まれる空間内に、横管としての洗濯パン用排水管372は収容されている。前述のように、ユニットバス用排水管362、洗濯パン用排水管372は、縦管52に接続されており、集約されている。
上記構成の第1実施形態による複数層建築物1によれば、以下のような効果を得ることができる。
上述のように、複数層建築物1は、床としての床スラブ12と、床スラブ12から立ち上がり、床スラブ12の上の空間を仕切ることにより部屋を形成する壁としての耐力壁13及び間仕切り壁14と、水回り設備としての便器331、洗面台341、洗濯パン371に接続されて水回り設備からの排水が流通し、略水平方向に延び、耐力壁13又は間仕切り壁14に隣接して、耐力壁13又は間仕切り壁14に沿って配置された横管としてのトイレ用排水管332、洗面台用排水管342、洗濯パン用排水管372と、耐力壁13又は間仕切り壁14に隣接して横管の上方を覆うように形成された上板部としてのふかし腰壁21、22、及び、ふかし床24と、を備える。
上記構成により、床スラブ12よも高い位置であって、且つ、ふかし腰壁21、22、ふかし床24の下方にトイレ用排水管332、洗面台用排水管342、洗濯パン用排水管372等の横管を配置させることができるため、置き床を設けて、その下方において排水管等の横管を配置させることを行わなくてよい。しかも、横管を配置させる位置は、耐力壁13や間仕切り壁14に隣接した位置であるため、人の動線から外れた、設備機器の設置スペースや壁面のデッドスペースである。このため、人の動線において置き床を設けずに、快適な居住スペースの確保を可能とする天井高さを有し、且つ、階高が低い複数層建築物1を提供することができる。具体的には、直床且つ直天井として、階高を2300mmで確保することができる。このため、天井高さを確保し、且つ、複数層建築物1の高さが10mを超えずに、複数層建築物1を4階建てとすることができる。
また、ふかし腰壁21、22、ふかし床24によって排水管により構成される横管を隠すことができる。このため、横管が露出することを防止することができ、横管を全てスラブ上に位置させているにも関わらず、見栄えのよい室内とすることができる。また、横管としてのトイレ用排水管332、洗面台用排水管342、流し台用排水管352、洗濯パン用排水管372が、床スラブ12の上方に配置されるため、床スラブ12よりも下の階に、給排水が流れる騒音が漏れることを抑えることができ、また、区分所有の境界を越える給排水管の進入の問題も解消することができる。
また、水回り設備としての便器331は、略水平方向に開口するトイレ用排水管332の端部に接続され、直床に設置される。
上記構成により、ふかし腰壁21の下方に配置された横管としてのトイレ用排水管332を、余計なスペースを占有せずに、水回り設備としての便器331に接続することができる。
また、水回り設備としての洗面台341、流し台351、洗濯パン371は、垂直方向に折れ曲がり鉛直上方に開口する横管としての洗面台用排水管342、流し台用排水管352、洗濯パン用排水管372の部分にそれぞれ接続され、直床から離間して直床の上方に設置される。
上記構成により、横管としての洗面台用排水管342、流し台用排水管352、洗濯パン用排水管372を、水回り設備としての洗面台341、流し台351、洗濯パン371から、ふかし腰壁22、ふかし床24の下方に、それぞれ効率よく引き込むことができる。
また、複数の水回り設備としての便器331、洗面台341、流し台351にそれぞれ接続された複数の横管としてのトイレ用排水管332、洗面台用排水管342、流し台用排水管352は、一の階のスラブ上において一の縦管51に集約される。上記構成により、横管を極力少なくすることができ、ふかし腰壁21、22、ふかし床24の面積を極力少なくすることができる。
以下、本発明の第2実施形態による複数層建築物について図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の第2実施形態による複数層建築物1Aを示す平面断面図である。
第2実施形態による複数層建築物1Aの間取りは、第1の実施形態における間取りとは異なる。これ以外の各部の構成については、第1実施形態による複数層建築物1の各部の構成と同様である。第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
複数層建築物1Aにおいては、ユニットバス36に隣接して、キッチン35が配置されている。また、トイレ33、洗面所34に隣接して、洗濯機置き場37が配置されている。横管としてのトイレ用排水管332、洗面台用排水管342は、ふかし腰壁21、22によって覆われており、洗濯パン用排水管372は、ふかし床24によって覆われている。このため、トイレ用排水管332、洗面台用排水管342、洗濯パン用排水管372は、部屋の中にいる人から見ることができないように隠されている。このように、第1実施形態による複数層建築物1と間取りが異なっていても、第1実施形態による複数層建築物1と同様に、置き床を設けずに、ふかし腰壁21、22、ふかし床24を設けて、快適な居住スペースの確保を可能とする天井高さを確保でき、且つ、階高を低くすることができる。
以下、本発明の第3実施形態による複数層建築物について図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の第3実施形態による複数層建築物のトイレ33Bを示す側方断面図である。
第3実施形態による複数層建築物は、トイレ用排水管332がふかし床21Bにより覆われている点で、第1実施形態による複数層建築物1とは異なる。これ以外の各部の構成については、第1実施形態による複数層建築物1の各部の構成と同様である。第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
横管を構成するトイレ用排水管332の上方は、水平に配置された上板部としてのふかし床21Bにより覆われている。ふかし床21Bは、耐力壁13に隣接して形成されている。具体的には、ふかし床21Bの一方の端縁は、耐力壁13に接続されている。ふかし床21Bの他方の端縁には、図6に示すように、トイレ用排水管332の側方を覆うように形成された側板部としての垂直板333Bが接続されており、下方へ延びて、床板(図示せず)及び床スラブ12に接続されている。
ふかし床21Bは、水回り設備の底面に対応する床面高さを有しており、ふかし床21Bの床面高さは、200mm程度である。ここで、「水回り設備の底面に対応する床面高さ」とは、トイレ用排水管332の一端部が接続され便器331から便器331外部へ水が排出される排出口の底面を基準とした、横管としてのトイレ用排水管332の直径が収まる程度の高さを意味する。トイレ用排水管332の一端部が接続され便器331から便器331外部へ水が排出される排出口の底面の高さは、120mm程度であり、トイレ用排水管332の直径は、50mm程度である。ふかし床21Bが「水回り設備の底面に対応する床面高さ」を有しているため、ふかし床21Bと、垂直板333Bと、耐力壁13と、床スラブ12とによって囲まれる空間内に、横管としてのトイレ用排水管332は収容されている。このため、トイレ用排水管332は、部屋の中にいる人から見ることができないように隠されている。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。例えば、本実施形態では、床は、床スラブ12(コンクリートスラブ)及び床板により構成されていたが、この構成に限定されない。また、水回り設備は、便器331、洗面台341、流し台351、洗濯パン371により構成されたが、これらに限定されない。また、上板部は、ふかし床やふかし腰壁に限定されない。
1、1A 複数層建築物
12 床スラブ
13 耐力壁(壁)
21B、24 ふかし床(上板部)
21、22 ふかし腰壁(上板部)
51、52 縦管
331 便器(水回り設備)
332 トイレ用排水管(横管)
341 洗面台(水回り設備)
342 洗面台用排水管(横管)
351 流し台(水回り設備)
352 流し台用排水管(横管)
371 洗濯パン(水回り設備)
372 洗濯パン用排水管(横管)

Claims (6)

  1. 床と、
    前記床から立ち上がり、前記床の上の空間を仕切ることにより部屋を形成する壁と、
    水回り設備に接続されて水回り設備からの排水が流通し、略水平方向に延び、前記壁に隣接して前記壁に沿って配置された横管と、
    前記壁に隣接して前記横管の上方を覆うように形成された上板部と、
    前記横管の側方を覆うように形成された側板部と、
    を備える複数層建築物。
  2. 前記上板部は、ふかし床により構成される請求項1に記載の複数層建築物。
  3. 前記上板部は、ふかし腰壁により構成される請求項1に記載の複数層建築物。
  4. 前記水回り設備は、略水平方向に開口する前記横管の端部に接続され、直床に設置される請求項1〜請求項3のいずれかに記載の複数層建築物。
  5. 前記水回り設備は、垂直方向に折れ曲がり鉛直上方に開口する前記横管の部分に接続され、直床から離間して直床の上方に設置される請求項1〜請求項3のいずれかに記載の複数層建築物。
  6. 複数の前記水回り設備にそれぞれ接続された複数の前記横管は、一の縦管に集約される請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複数層建築物。
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