JPH0732772Y2 - 水回りユニット連結体 - Google Patents

水回りユニット連結体

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JPH0732772Y2
JPH0732772Y2 JP10576189U JP10576189U JPH0732772Y2 JP H0732772 Y2 JPH0732772 Y2 JP H0732772Y2 JP 10576189 U JP10576189 U JP 10576189U JP 10576189 U JP10576189 U JP 10576189U JP H0732772 Y2 JPH0732772 Y2 JP H0732772Y2
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supply unit
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正美 柴田
貞雄 藤野
正之 中野
弓子 伊藤
珠代 伏見
尚子 松本
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は浴室設備、トイレ設備、洗面設備、洗濯設備な
どの水回り設備を備えた水回りユニットの連結体に関す
る。
[従来の技術] 浴室、トイレ、洗面、洗濯などの水回り設備は、従来、
建築物本体内に設置されている。これらの水回り設備を
設置した室の床面は入念に防水仕上げが施されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記の如く、水回り設備室の床は十分な防水施工を施す
必要があり、施工期間が長びいていた。また、例え防水
施工が施されていても、経年変化により防水性が低下
し、建築物の耐用年数よりも遥かに短い期間に床の補修
を行なわなければならないことが多いが、従来の建築物
においては、この防水補修工事は甚だ手間もかかるもの
であり、メンテナンスの容易化が望まれている。こと
に、近年におけるいわゆる職人不足と職人の質の低下に
より、施工及びメンテナンスの容易化は一段と強く希求
されるようになってきている。
さらに、特に近年における地価の著しい高騰に伴って面
積効率の高い建築構造に対する需要が高まっている。
また、近年、水質源の有効利用の観点から浴槽の残り湯
の洗濯用水、トイレ用水等としての再利用が期待されて
いる。
[課題を解決するための手段] 本考案の水回りユニット連結体は、規格平面寸法の単位
室凾内に水回り設備を装備した2以上の水回りユニット
を上下に連結し、最上階の水回りユニットに水回り設備
として浴槽を有した浴室設備が設けられており、該浴槽
の排水を該最上階よりも下層階の水回りユニットの水回
り設備に供給する浴槽排水再利用管が設けられている。
[作用] 本考案の水回りユニット連結体においては、最上階のユ
ニットに浴室設備を設けてあるので、この浴室設備の浴
槽の残り湯を下層階のトイレや洗濯機用の水として用い
るのが容易である。即ち、揚水ポンプ等を用いることな
く、浴槽の排出水を重力により下層階の水回り設備に供
給することができる。
本考案の水回りユニット連結体にあっては、水回りユニ
ットを建築物本体とは別体としてあり、かつ各水回りユ
ニットの外殻を単位室凾にて構成してある。従って、本
考案では、種々の水回り設備を有する水回りユニットを
任意に選んで組み合せることができ、各種の需要に的確
に対応できる。また、別の水回りユニットを付加した
り、交換したりする増改築も簡単に行なえる。この水回
りユニットは予め工場生産できるものであり、施工作業
が簡単であると共に、工期がきわめて短い。
本考案の水回りユニット連結体は、水回りユニットを上
下に重ねるように設置してあるから、設置面積が小さく
て足り、省スペース化を図ることができる。さらに、単
位室凾の床部材やパッキン等を交換して補修することも
容易である。
本考案の水回りユニット連結体は、水回りユニットの室
凾やその床部分などを工場にて予め組み立てておくもの
であり、水回りユニットは厳重な品質管理及び工程管理
にもとづいて生産されるので、床の防水性はきわめて優
れたものとなる。
さらに、本考案においては、水回りユニット同志を上下
に複数階状に連結してあるから、仮に上層階から漏水が
発生しても、下層階の水回りユニットを濡らすだけであ
り、居住室等への影響はない。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る水回りユニット連結体の
内部透視斜視図、第2図は水回りユニット連結体の使用
状態を示す斜視図である。また、第4、5、6図は水回
りユニットの拡大図である。
本実施例では、水回りユニットとして浴室ユニット10、
トイレ・洗面ユニット12、トイレ・流しユニット14の3
個のユニットが上下に連結されている。各ユニット10、
12、14は半円形の平面視形状のものであり、円弧形に湾
曲した外周壁16と、円の直径方向に延在する鉛直平面壁
18とを備えている。外周壁16には窓20が設けられ、特に
トイレ・洗面ユニット12には出入口ドア22が設けられて
いる。
鉛直平面壁18には出入口ドア24が設けられている。ま
た、鉛直平面壁18の中央部分には上下方向に延在するセ
ンターポール26が設けられている。この鉛直平面壁18
と、外周壁16と、床とにより単位室凾が構成されてい
る。
最も上段の浴室ユニット10は、浴槽28とシャワー部30を
有する防水パン32にて床面が構成されている。浴槽28及
びシャワー部30はセンターポール26を中心とする扇形状
のものであり、該センターポール26の近傍に浴槽28用の
水栓金具36が設けられている。また、シャワー部30にて
シャワーを浴びることができるように、センターポール
26にシャワーヘッド38がフックされている。浴槽28の外
周縁部にはレストコーナー40が設けられている。このレ
ストコーナーは、その上に腰をかけて足を浴槽28側に投
げ出す如く使用するものであり、ゆったりとした休息
(レスト)を味わうためのものである。
この防水パン32には下側のトイレ・洗面ユニット12との
往来を行なうための開口42が設けられており、下側のト
イレ・洗面ユニット12に設けられた階段44を通って、ト
イレ・洗面ユニット12と浴室ユニット10との間を往来で
きる。
トイレ・洗面ユニット12はセンターポール26に沿って設
けられたカウンター45を備えており、このカウンター45
及びセンターポール26から放射方向に延設された仕切パ
ネル46によりトイレスペース48と洗面スペース50とが区
画されている。
トイレ・洗面ユニット12には、第12図にも示す如く外階
段52が設けられており、外周壁16にはこの外階段52とユ
ニット内部とを往来するための出入口ドア22が設けられ
ている。また、前記仕切パネル46にはトイレスペース48
と洗面スペース50とを仕切るためのドア56が設けられて
いる。
前記トイレスペース48のカウンター45に連結されるよう
にして洋風便器58が設置されている。カウンター45内に
は洋風便器58用のロータンク(図示略)が設置されてい
る(以下の洋風便器も同様にカウンター内にロータンク
が設置されている)。洗面スペース50内において、カウ
ンター45にはシンク60が設けられている。また、洗面ス
ペース50には洗面カウンター62が設けられている。63は
洗面器を示す。本実施例では洗面カウンター62内に洗濯
機(図示略)がビルトインされている。
最も下段のトイレ・流しユニット14においては、センタ
ーポール26から放射方向に延在するように仕切パネル66
が設けられており、ユニット14内がトイレスペース68と
流しスペース70とに区画されている。トイレスペース68
内においては、カウンター64及び洋風便器69が設けられ
ており、カウンター64の上面に手洗器71が設置されてい
る。流しスペース70には大型のシンクを有し、毛布など
の丸洗いも可能な多目的流し76が設けられている。
第2図に示す如く、本実施例では3個のユニット10、1
2、14の連結体が建築物本体72の外壁72に沿って設けら
れている。各ユニット10、12、14は外周壁16及び鉛直平
面壁18が同一面となるように上下に重ね合わされ、鉛直
平面壁18の外面側が建築物本体72の外壁74に連結され
る。また、出入口ドア24を通って建築物本体72内と往来
できるように外壁74には開口(図示略)が設けられてい
る。各ユニット10、12、14のセンターポール26は同軸的
に連結され、その内部に給水管、給湯管、排水管、浴槽
排水再利用管あるいは電気配線用パイプなどの配管類75
が挿通されている。
この浴槽排水再利用管は、最上階の浴室ユニット10の浴
槽28の排水をトイレ・洗面ユニット12の洗濯機(洗面カ
ウンター62内にビルトインされている。)や、洋風便器
58、69のロータンク(カウンター45、64内に設置されて
いる。)、あるいはシンク60や多目的流し76に導くため
のものである。洗濯機へ浴槽排水を導く配管は、センタ
ーポール26内の浴槽排水再利用管から分岐され、トイレ
・洗面ユニット12の床内部をひき通され、洗面カウンタ
ー62の部分まで延設されている。
なお、浴槽28からの排水を貯留しておくための貯槽が浴
室ユニット10の床面部分に設けられている(図示略)。
浴槽28の排水口には、頭髪などを取り除くためのストレ
ーナが設けられている。
最も上段の浴室ユニット10においては、センターポール
26から上方にサポート78が突設されており、サポート78
の上段から外周壁16に向って放射状にビーム80が複数本
架け渡されている。ビーム80上にはガラス82が装着さ
れ、浴室ユニット10内に採光できるように構成されてい
る。また、一部のガラス82aはサポート78を回動中心と
して周方向にスライド自在とされた天窓として構成され
ている。
このように構成された水回りユニット連結体において
は、最上階の浴室ユニット10の浴槽28の排出水を洗濯機
や便器58、69、シンク60、多目的流し76の洗浄水として
利用できるので、水の有効な再利用が図れる。この場
合、ポンプ等の水の機械装置を用いることなく、浴槽28
からの水を重力にて洗濯機やロータンクに導くことがで
きる。
上記実施例においては、各ユニット10、12、14が単位凾
内に水回り設備を設けたものであり、各ユニット同志は
別体のものとなっている。従って、各ユニット10、12、
14は予め工場生産できるものであり、現場での施工作業
内容がきわめて簡単であると共に、工期もきわめて短い
ものとなる。
また、このユニット連結体は、ユニット10、12、14を上
下に重ねるように設置してあるから、設置面積が小さく
省スペース化を図ることができる。特に、本実施例にあ
っては平面視形状が半円形であり、同一面積の正方形又
は長方形状のユニットに比べ外壁面積が小さくなり、部
材コストが低減できる。
また、このユニット連結体においては、ユニットそれ自
体又はユニットの主要構成部分を予め工場にて構築して
おくので、厳重な品質管理及び工程管理に基いて生産さ
れており、各ユニット10、12、14の床の防水性、漏水施
策はきわめて十分なものとなっている。このため、各ユ
ニット10、12から下側のユニット12、14に漏水が生じる
ことが確実に防止されている。なお、各ユニット10、1
2、14はいずれも水回りユニットであるから、仮に上側
のユニットから漏れが生じたとしても、漏出した水を簡
単に拭きとったりして除去できるものであり、漏水の影
響はきわめて小さい。
上記実施例では、浴室ユニット10、トイレ・洗面ユニッ
ト12及びトイレ・流しユニット14の連結体が用いられて
いるが、本考案では浴室ユニットの下側に上記以外の水
回り設備を有するユニットを用いても良い。例えば、第
7図に示すゲストユニット84を最も下段のユニットとし
て用いても良い。このゲストユニット84は、内部がセン
ターポール26から放射方向に延在するパネル86によりト
イレスペース88とシャワースペース90とに区画されてい
る。トイレスペース88内にはカウンター92及び洋風便器
94が設置され、カウンター92上には手洗器96が設置され
ている。また、シャワースペース90には大型のシンク98
が設置されると共に、該シンク98にてシャワーを浴びる
ことができるようにセンターポール26にシャワーヘッド
(図示略)がかけられている。このゲストユニット84を
用いる場合も、洋風便器94のロータンク(カウンター92
内に設置されている。)に浴槽排水再利用管が接続され
る。
上記実施例では、建築物本体72の平面状の外壁74に沿っ
て水回りユニット連結体が設置されているが、本考案で
は、第3図の如く、本体72のコーナー部分にユニット連
結体を配置しても良い。この場合、ユニット連結体のユ
ニットはそれぞれ3/4円形の平面視形状となっている。
第8図は第3図において、最も上段に配置された浴室・
サウナユニット100の内部透視斜視図、第9図はトイレ
・洗面・シャワーユニット102の斜視図、第10図はトイ
レ・洗面・流しユニット104の内部透視斜視図である。
各ユニット100、102、104はそれぞれ3/4円形の外周壁10
6を備えると共に90度の角度で交叉する2枚の鉛直平面
壁108、110を備えている。各ユニットの鉛直平面壁10
8、110には出入口ドア109が設けられている。各ユニッ
ト100、102、104の中央部部分にはセンターポール112が
延設されており、該センターポール112内に配管類(浴
槽排水再利用管を含む。)75が挿通されている。
最も上段の浴室・サウナユニット100においては、セン
ターポール112の上端からサポート114が突設され、この
サポート114から放射方向に延在するようにビーム80が
外周壁106との間に架け渡されている。そして、このビ
ーム80に支持されるようにしてガラス82が配設されてい
る。一部のガラス82aは周方向にスライド自在とされ、
天窓が構成されている。
浴室・サウナユニット100内においては、センターポー
ル112の周囲に90度ずつ等分されるようにしてシャワー
スペース116、浴室スペース118及びサウナ120が設けら
れている。浴室・サウナユニット100の床を構成する防
水パンには、シャワースペース116の部分において大型
のシンク122が設けられ、該シンク122内においてシャワ
ーを浴びることができるようにセンターポール112にシ
ャワーヘッド124がフックされている。浴室スペース118
においては、浴槽126が設けられ、この浴槽126に給湯す
るための水洗金具128がセンターポール112の外周近傍に
設けられている。なお、浴槽126の外周部分にはレスト
コーナー132が設けられている。
浴室・サウナユニット100の床面部分には開口134が設け
られ、トイレ・洗面・シャワーユニット102の階段136を
経由して該ユニット100、102間で往来できるよう構成さ
れている。
トイレ・洗面・シャワーユニット102の内部は、直交す
る2枚の仕切りパネル138、140にて3つのスペース14
2、150、155に区画されている。トイレスペース142内に
はセンターポール112に沿ってカウンター144が設けら
れ、該カウンター144の上側に手洗器146が設けられてい
る。符号148は洋風便器を示す。
シャワースペース150には大型のシンク152が設けられる
と共に該シンク152内においてシャワーを浴びることが
できるようにセンターポール112にシャワーヘッド154が
フックされている。洗面スペース155にはシンク156及び
洗面カウンター158が設けられており、該洗面カウンタ
ー158内には洗濯機がビルトインされている。159は洗面
器である。
最も下段のトイレ・洗面・流しユニット104において
は、互いに90度に交叉する仕切りパネル160、162が設け
られ、ユニット内部にトイレスペース164、流しスペー
ス166及び洗面スペース168が設けられている。トイレス
ペース164内にはセンターポール112に沿ってカウンター
170が設けられると共に洋風便器172が設けられている。
カウンター170の上面には手洗器174が設けられている。
流しスペース166には大型のシンク176が設置され、洗面
スペース168には洗面カウンター178及びカウンター180
が設けられている。洗面カウンター178は洗濯機がビル
トインされたものであり、上面には洗面器182が設けら
れている。カウンター180上にはシンク184が設けられて
いる。
このユニット100、102、104の連結体においても、浴槽
排水再利用管が浴槽126の排水を洋風便器148、172のロ
ータンク(カウンター144、170内に設置されてい
る。)、シンク176及び洗面カウンター178内の洗濯機に
導き得るように配設されている。
第11図は第3図に示したユニット連結体において下層階
に用い得る他の水回りユニット186の内部透視斜視図で
ある。この第11図のユニット186はトイレ・シャワー・
サウナユニットであり、内部が仕切りパネル187、188に
よりトイレスペース189、サウナ190及びシャワースペー
ス192に区画されている。トイレスペースには第10図と
同様に洗面器174付カウンター170及び洋風便器172が設
置されている。シャワースペース192にはごく浅いシン
ク194が設けられると共に、このシンク194の部分におい
てシャワーを浴びることができるようにセンターポール
112にシャワーヘッド(図示略)がフックされている。
図示はされていないが、サウナ190に出入りするための
ドアが仕切りパネル188に隣接して設けられている。
このユニット100、102、104(又は186)の連結体は、鉛
直平面壁108、110が建築物本体72の外壁74、74Aに沿う
ように重ね合わされて配設される。なお、本実施例では
外階段は省略されており、もっぱらドア109を通して建
築物本体72内と往来する。
本実施例でも前記実施例と同様の作用効果が奏される。
なお、本実施例では視界の範囲がセンターポール112を
中心として270度の範囲に広がっており、きわめて展望
が広い。
第13図ないし第16図を参照して、本考案の連結体に用い
得るユニットの他の構成について説明する。第13、14、
15、16図はそれぞれ1/4円形のユニットであり、第13図
はトイレユニット200、第14図は流しユニット202、第15
図はサウナユニット204、第16図はシャワーユニット206
の構成を示す平面図である。各ユニット200〜206はその
まま上下に重ね合わされても良いが、2個または3個を
同一水平高さに連結して1個の水回りユニットとし、こ
れを上下方向に2段またはそれ以上積み重ねるようにし
ても良い。
なお、第13〜16図において、符号207は外周壁、208、21
0は鉛直平面壁、212はセンターポール、213はドアを示
す。第13図において、センターポール212に沿ってカウ
ンター214が設けられ、該カウンター214の上側に手洗器
216が設けられ、カウンター214の前面側に洋風便器218
が設けられている。
第14図の流しユニット202においては、浅い多目的シン
ク220が設けられ、センターポール212にシャワーヘッド
がフックされている(図示略)。第16図のシャワーユニ
ット206においては、浅いシンク222が設けられると共
に、センターポール212にはシャワーヘッドがフックさ
れている(図示略)。
第17図はスモールトイレユニット224の平面図である。
本実施例では外周壁225が1/8円形であり、鉛直外面壁22
6、228がそれぞれ45℃の角度で放射方向に延在してい
る。センターポール230に沿ってカウンター232が設けら
れ、該カウンター232に接続されるようにして洋風便器2
34が設置されている。
上記実施例においては、センターポール26、112、212、
230が同一鉛直線上に位置するように連結され、その中
に配管が挿通される。このため、配管を集中させること
ができ、配管施工作業が容易になると共にスペースの有
効利用も図れる。
また、上記実施例では、階段44、136を建築物本体72内
の2階と3階との間の補助的な階段として利用すること
もできる。
上記実施例は本考案の一例であって、本考案は図示以外
の水回り設備を用いても良い。
[効果] 以上の通り、本考案の水回りユニット連結体では、最上
階のユニットに浴槽を設けてあるから、ポンプ等を用い
ることなくこの浴槽の排出水を下層階の便器や洗濯機用
の水として再利用し易い。
また、本考案の水回りユニット連結体にあっては、種々
の水回り設備を有するユニットを任意に選んで組み合わ
せることができ、各種の需要に的確に対応できる。この
水回りユニットは工場生産できるものであり、防水性に
優れると共に、現場施工作業が簡単であり、工期がきわ
めて短い。
本考案の水回りユニット連結体にあっては、水回りユニ
ットを上下に重ね合わせるようにして設置しており、設
置面積が小さく、省スペース化を図ることができる。本
考案の水回りユニット連結体は、増改築が容易であると
共に、補修も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る水回りユニット連結体の
内部透視斜視図、第2図及び第3図は施工後の状態を示
す斜視図である。第4図ないし第11図の各図は水回りユ
ニットの内部透視斜視図、第12図ないし第17図の各図は
水回りユニットの内部構成を示す平面図である。 10……浴室ユニット、12……トイレ・洗面ユニット、14
……トイレ・流しユニット、100……浴室・サウナユニ
ット、102……トイレ・洗面・シャワーユニット、104…
…トイレ・洗面・流しユニット、26,112,212,230……セ
ンターポール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 弓子 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 伏見 珠代 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 松本 尚子 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】規格平面寸法の単位室凾内に水回り設備を
    装備した2以上の水回りユニットを上下に連結してなる
    水回りユニット連結体であって、最上階の水回りユニッ
    トには水回り設備として浴槽を有した浴室設備が設けら
    れており、該浴槽の排水を該最上階よりも下層階の水回
    りユニットの水回り設備に供給する浴槽排水再利用管が
    設けられていることを特徴とする水回りユニット連結
    体。
JP10576189U 1989-09-08 1989-09-08 水回りユニット連結体 Expired - Lifetime JPH0732772Y2 (ja)

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