JPH11223036A - サニタリーの構造 - Google Patents

サニタリーの構造

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JPH11223036A
JPH11223036A JP10039645A JP3964598A JPH11223036A JP H11223036 A JPH11223036 A JP H11223036A JP 10039645 A JP10039645 A JP 10039645A JP 3964598 A JP3964598 A JP 3964598A JP H11223036 A JPH11223036 A JP H11223036A
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JP
Japan
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floor
bathroom
waterproof
washroom
waterproof pan
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Pending
Application number
JP10039645A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshida
博之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サニタリーエリアの改築や内部の変更を容易
にかつコスト的に有利に行うことができるサニタリーの
構造の提供。 【解決手段】 防水パン3からなる床部に周囲の壁部
4、更に天井部5が組み合わせられて、プレファブ形式
の防水構造体2が形成され、この防水構造体2が住宅の
建物1に据え付けられている。そして、防水構造体2の
内部に、浴室12と洗面室13とが形成され、浴室12
において、浴槽14が防水パン3上に設置されると共
に、洗い場15の床16が防水パン3から上方に離間し
て備えられている。また、洗面室13においても、その
床20が、防水パン3から上方に離間して備えられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サニタリーの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室や洗面室等を含むサニタリーは、よ
く知られているように、住宅の「水回り」とも呼ばれ、
給排水衛生設備が集中し、多くの水が使われる所であ
り、防水には特に慎重な配慮が施されている。
【0003】サニタリーとしては、従来より、建物に造
り付けのものが古くから提供されている。また、浴室に
おいて、その床部の全体を防水パンとし、その一方の側
に浴槽を設置すると共に、防水パンのもう一方の側をそ
のまま洗い場の床とした構造形式のものが採用され、一
方、浴室と隣り合う洗面室の床は、必要部分においての
み局部的に防水手段が備えられた構造となっているもの
も提供されている。更に、浴室と洗面室、更にはトイレ
も備えさせた、いわゆるユニットバスも、ホテルやマン
ション等においてよくみられるところである。
【0004】ところで、住宅の浴室や洗面室は、それら
に関する急速な技術の進歩のもとで、新築後に、住む人
の趣向や年代の移り変わりに応じて、より斬新なもの、
より使い勝手のよいものへと変更がくわえられていくも
のである。そして、そのような場合に、従来のように、
浴室は浴室、洗面室は洗面室というようなとらえ方をす
るのではなく、浴室や洗面室等を互いに関連しうあう有
機一体的なものとして、換言すれば、これら全体で1つ
を構成するもの、即ち、一つのサニタリーとしてとら
え、そのようなサニタリーを対象として、その全体の有
機的つながりのもとで、変更・改築を行っていく傾向が
強まってきている。例えば、住宅におけるサニタリーエ
リアにおいて、浴室と洗面室との取り合い関係を広さや
間取り形状等に関して変更したり、浴室や洗面室のレイ
アウトを変更したりすることなども行わる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でのサニタリーでは、構造的に言って、浴室には浴室独
自の防水構造が採用され、洗面室には浴室の防水構造と
は独立した洗面室独自の防水構造が採用され、そのた
め、上記のような変更を行うためには、防水構造部分を
含めて抜本的な変更・改築工事を行う必要があり、その
ため、工事が大掛かりで厄介なものになり、また、コス
トが非常に高くつくという問題があった。
【0006】また、ユニットバスによるものは、それ自
体、大掛かりな構造的変更をくわえることができず、そ
のような変更を求む場合は、ユニットバスそのものをそ
っくり交換する必要があった。
【0007】本発明は、上記のような背景のもと、サニ
タリーエリアの改築や内部の変更を簡易にかつコスト的
に有利に行うことができるサニタリーの構造を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、防水パンか
らなる床部に周囲の壁部、更に天井部が組み合わせられ
て、プレファブ形式の防水構造体が形成され、この防水
構造体が建物に据え付けられる一方、前記防水構造体の
内部に、少なくとも、浴室と洗面室とが形成され、前記
浴室において、浴槽が防水パン上に設置されると共に、
洗い場の床が防水パンの上面から所定高さ上方に離間し
て配設され、前記洗面室において、その床が、同じく、
防水パンの上面から所定高さ上方に離間して配設されて
なることを特徴とするサニタリーの構造によって解決さ
れる。
【0009】即ち、上記のサニタリー構造では、防水構
造体の床部が、浴室であるか洗面室であるかを問わず防
水パンにて構成されているものであるから、例えば、新
築後に、洗面室を少し狭くして浴室を広くしたり、浴室
を少し狭くして洗面室を広くしたりなど、浴室と洗面室
とでそれらの取り合い関係を変更しようとするような場
合、あるいはまた、浴室と洗面室とでそれらのレイアウ
トを変更したりするような場合に、浴室の防水に、防水
構造体の床部の防水パンをそのまま使用することがで
き、浴室のための新たな厄介な防水工事を行うという必
要がなくなる。従って、このようなサニタリー内部の変
更・改築において、その設計や施工を簡易にかつコスト
的に有利に行うことができる。
【0010】また、浴室において、浴槽が防水パン上に
設置されると共に、洗い場の床が防水パンの上面から上
方に離間して配設されている構造としているから、浴室
内における浴槽と洗い場の取り合い関係やレイアウトの
変更において、洗い場は、その床を浴槽との取り合い関
係において適合するものに必要に応じて交換するだけで
よく、洗い場のための新たな防水工事を行う必要もな
い。また、洗い場の床は、これを、住む人の趣向等の変
化に応じて簡易に変更することができる。しかも、洗い
場の床面の高さを高くすることによって、浴槽を、防水
パン上に設置される床置き式でありながら、半埋込み型
のようにすることもでき、そのようにすることによって
浴槽に対する入浴者の出入りを容易に行えるようにな
る。
【0011】更に、洗面室においては、その床が、同じ
く、防水パンの上面から上方に離間して配設されている
から、洗面室の床についても、これを住む人の趣向等の
変化に応じて、好みの床に簡易に変更することができ
る。しかも、この床と防水パンとの間の空間部を、給排
水衛生設備用の配管の敷設に利用したりすることもでき
るなど、床と防水パンとの間の空間部を有効利用を図る
ことができる。もちろん、この防水パンを洗面室におけ
る防水手段として機能させることもできる。
【0012】そしてまた、防水構造材は、防水パンから
なる床部に、周囲の壁部、更に天井部が組み合わせられ
て形成されたプレファブ形式のものであり、この防水構
造体が建物に据え付けられる構造であるから、新築時の
サニタリーセクションにおける現場での工事を能率良く
遂行していくことができる。
【0013】また、防水構造体の周囲の壁部の室内側の
面に、壁仕上げ材が取り付けられている構造とすること
により、サニタリールーム内の壁の変更は、この壁仕上
げ材のみの変更で対応することができ、住む人の趣向の
変化等に応じて、好みの壁に簡易に変更することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】本実施形態では、浴室と洗面室とを備える
サニタリールームのサニタリー構造について説明する。
【0016】図1ないし図3において、1は住宅の建
物、2は防水構造体である。防水構造体2は、プレファ
ブ形式のもので、床部3と、周囲壁部4と、天井部5と
を備え、床部3はその全体が防水パンからなっている。
【0017】この防水構造体2は、次のようにして建物
1に据え付けられる。即ち、床部となる防水パン3を建
物1の側に据え付けて固定する。次いで、この防水パン
3の周囲に柱6…を立て、柱6…の立ち調整をしたの
ち、その上端を建物側に固定し、各柱6…の上端部に、
これら柱6…にわたすように天井枠7を取り付ける。そ
して、柱6…間に壁パネル8…9…を嵌め込んで固定す
ると共に、天井パネル10,10を天井枠7にて位置決
めしながら壁部4の上部に固定する。以上のようにし
て、防水構造体2が容易に形成され、建物1に据え付け
られる。
【0018】そして、この防水構造体2には、その内部
に、開口部付きの仕切り用のパネル11が取り付けられ
て、浴室12と洗面室13とが形成されている。
【0019】浴室12内には、浴槽14が、防水構造体
2の防水パン3上の所定の位置に設置されている。そし
て、洗い場15には、防水パン3の上面から所定高さ上
方に離間して洗い場用の床16が配設されている。この
洗い場用の床16は、図4に示すように、床下地材17
を支持棒18…にて防水パン3の上方所定高さの位置に
支持し、この床下地材17の上面側にFRP製のタイル
シートなどによる床仕上げ材19を取り付けて形成され
ている。図示するように、この洗い場用の床16の上面
の高さ位置を浴槽14の中央ないしは中間高さ位置に設
定することによって、浴槽14は、床置き型でありなが
ら、半埋込み型のような使い勝手の良い浴槽となる。
【0020】また、洗面室13にも、同じく、防水パン
3の上面から所定高さ上方に離間して洗面室用の床20
が配設されている。この洗面室用の床20は、耐水合板
などによる床パネル21を、支持棒22…等を用いて、
防水パン3の上方所定高さの位置に支持させて備えられ
ている。
【0021】そして、図5に示すように、防水構造体2
の周囲壁部4の内面には、それぞれの室12,13に応
じた、ケイ酸カルシウム板やタイル板などによる壁仕上
げ材23,24が、防水構造体2の周囲壁の内面を覆う
ように取り付けられている。防水構造体2の天井部5の
面についても同様に天井仕上げ材が取り付けられる。
【0022】上記のサニタリー構造によれば、新築後、
趣味や趣向の変化によって、洗面室13の床のデザイン
や種類の変更を希望する場合には、防水構造体2の防水
パン3から所定の高さ上方の位置において備えられてい
る床20を交換する工事を行うだけでよい。浴室12の
洗い場用の床16についても同様である。また、洗面室
13や浴室12の壁についてもその壁仕上げ材23,2
4の交換工事を行うだけでよい。
【0023】また、浴室12において、浴槽14のサイ
ズや、浴槽14と洗い場15とのレイアウトの変更を希
望する場合には、洗い場15の床16をそのような変更
に対応し得るものと交換し、防水構造体2の防水パン3
はそのまま使用することができる。
【0024】更に、洗面室13を狭くして浴室12を広
くしたり、あるいは浴室12を狭くして洗面室13を広
くしたりなど、洗面室13と浴室12との取り合い関係
の変更を希望する場合には、また、それに加え、トイレ
なども形成する変更を希望する場合には、洗面室13と
浴室12とを区画する仕切りパネル11や、浴室12の
壁仕上げ材23や、洗い場15の床、洗面室13の壁仕
上げ材24や床20等の変更を要するが、防水に関して
は、防水構造体2の防水パン3をそのまま使用すること
ができる。
【0025】以上に本発明の実施形態を示したが、本発
明では、防水構造体を構成する周囲の壁部や天井部につ
いて、各種構造形式のものが採用されてよく、また、上
記の実施形態では、浴室12の洗い場15の床16の床
面高さ位置は、浴槽14が半埋込み型のようになるよう
に、防水パン3の上面から比較的高く設定されたものを
示しているが、それよりも低く設計されてもよい。
【0026】
【発明の効果】上述の次第で、本発明のサニタリーの構
造は、床部を防水パンとして周囲の壁部及び天井部が備
えられたプレファブ形式の防水構造体を建物に据え付
け、防水構造体の内部に、少なくとも浴室と洗面室とを
形成し、浴室において、浴槽が防水パン上に設置される
と共に、洗い場の床及び洗面室の床がそれぞれ防水パン
の上面との間に所定の高さの空間部を形成するように上
方に離間して配設された構造のものであるから、サニタ
リーエリアの改築や内部の変更を容易にかつコスト的に
有利に行うことができる。しかも、新築時においても、
サニタリーの設計を特定の上記のような防水構造体の使
用を前提として行うことにより、浴室と洗面室とについ
ての様々な取り合い関係やレイアウト構成の設計や施工
を、簡易にしかもコスト的に有利に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかるサニタリーの構造を示す断面
側面図である。
【図2】同断面平面図である。
【図3】防水構造体と建物とを分離状態にすると共に、
防水構造体の構成部材を互いに分離状態にして示す分解
斜視図である。
【図4】浴室の洗い場の床部の構造を示す断面図であ
る。
【図5】壁部の断面平面図である。
【符号の説明】
1…住宅の建物 2…防水構造体 3…防水パン(床部) 4…周囲の壁部 5…天井部 12…浴室 13…洗面室 14…浴槽 15…洗い場 16…洗い場の床 20…洗面室の床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水パンからなる床部に周囲の壁部、更
    に天井部が組み合わせられて、プレファブ形式の防水構
    造体が形成され、 この防水構造体が建物に据え付けられる一方、 前記防水構造体の内部に、少なくとも、浴室と洗面室と
    が形成され、 前記浴室において、浴槽が防水パン上に設置されると共
    に、洗い場の床が防水パンの上面から所定高さ上方に離
    間して配設され、 前記洗面室において、その床が、同じく、防水パンの上
    面から所定高さ上方に離間して配設されてなることを特
    徴とするサニタリーの構造。
  2. 【請求項2】 前記防水構造体の周囲の壁部の室内側の
    面に、壁仕上げ材が取り付けられている請求項1に記載
    のサニタリーの構造。
JP10039645A 1998-02-04 1998-02-04 サニタリーの構造 Pending JPH11223036A (ja)

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JP10039645A JPH11223036A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 サニタリーの構造

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JP10039645A JPH11223036A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 サニタリーの構造

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ID=12558832

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JP (1) JPH11223036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213833A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Inax Corp 防水床構造
JP2005240311A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Inax Corp 浴室とその隣室との床の表面構造

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JP2005213833A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Inax Corp 防水床構造
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