JP3017956U - 衛生設備室ユニットの床面構造 - Google Patents

衛生設備室ユニットの床面構造

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JP3017956U
JP3017956U JP1995004313U JP431395U JP3017956U JP 3017956 U JP3017956 U JP 3017956U JP 1995004313 U JP1995004313 U JP 1995004313U JP 431395 U JP431395 U JP 431395U JP 3017956 U JP3017956 U JP 3017956U
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JP1995004313U
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Inventor
和雄 小杉
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神戸装備工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の衛生設備を連結する配管類のメンテナ
ンスなどを簡単にする衛生設備室ユニットの床面構造を
提供する。 【構成】 下向き樋状で断面コ字状の板材からなり、普
通の歩行で乗り越え可能な高さの中空シャワーコーミン
グ10を構成し、該シャワーコーミングの両端部を衛生
設備室2の囲壁9に結合すると共に両方の下端縁を鋼製
床6bに結合し、該シャワーコーミング内に複数の衛生
設備4,5を連結する配管11を隠蔽状に配装した衛生
設備室ユニット1の床面6構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として船舶の居住区に設備される衛生設備室ユニットの床面構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
陸上の建物においては、浴室、便所、厨房などを囲壁によってこれらの部屋を 任意に作ることができるのに対し、船舶においてこれらの部屋(衛生設備室)を 作るには、鋼製の甲板間に鋼製の枠組を設けてこれに甲板面から所定の高さを採 って水密にしたタイル張りの床面や囲壁を手作業によって順番に組付けるなどし て作られていた。
【0003】 この作業性の悪さを解消するものとして、この考案の出願人によって、先に、 鋼製床に、角パイプ、L型加工鋼材等で構成した枠組を一体に組成し、鋼製床に はタイル張りして床面を形成し、枠組には、その内側に化粧鋼板を組付け、枠組 の外側には補強と防熱を兼ねる石膏ボード等の板状耐火物を組付けて天井や囲壁 を形成して衛生設備室を構成し、この室内に浴槽、シャワー、便器、洗面器、照 明器具その他の電気設備品、扉などを選択して設置するとともに、これに付随し て通気ダクト、電気配線、給水系管路や排水系管路などを組付けて衛生設備室ユ ニットを構成し、このユニットを船舶の居住区に搬入して据付ければ、特別に手 を加えることなく簡単な配管、配線などの作業で衛生設備室として使用に供し得 る衛生設備室ユニットを提供した。(実公昭62−41082号公報参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記するように、船舶の居住区に据付けられる衛生設備室ユニットの場合、ユ ニット内に設置する衛生設備は給水系管路や排水系管路などで連結されるが、こ の配管を床面下部に這わす構成にすると、配管上から床面を構成する鋼製床やタ イルに穴を明けたり、この穴へ配管を挿入してその挿入部を水密構造にするなど 、作業性がきわめて悪いものである。また、船舶特有の制約のもとに船舶内にユ ニットが据付けられた状態では、船舶の甲板とユニット床面との隙間(空間)は 最大で150mm深さとなっているために、配管の故障などで床面下部の配管を修 理したりすることはきわめて困難でメンテナンス面から何かと支障を来すもので ある。
【0005】 この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、ユニット内に設置した衛生 設備を連結する配管類を床面に設けたシャワーコーミング内に配装してユニット 内から総てのメンテナンスが可能であり、また、シャワー使用時に水濡れする床 面も制限できる衛生設備室ユニットの床面構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案の請求項1に係る衛生設備室ユニットの 床面構造は、鋼製床にタイル張りした床面を有する衛生設備室を構成し、該室内 に複数の衛生設備を設置した衛生設備室ユニットにおいて、下向き樋状で断面コ 字状の板材からなり、普通の歩行で乗り越え可能な高さの中空シャワーコーミン グを構成し、該シャワーコーミングの両端部を前記衛生設備室の囲壁に結合する と共に両方の下端縁を鋼製床に結合し、該シャワーコーミング内に複数の衛生設 備を連結する配管を隠蔽状に配装したことを特徴とする。
【0007】 請求項2に係る衛生設備室ユニットの床面構造は、請求項1におけるシャワー コーミング内に、洗面器と便器を連結する配管を配装したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
衛生設備室内に設置する複数の衛生設備を連結する配管を、床面上に設けたシ ャワーコーミング内に配装するので、床面下部に配管を通すために床面に穴明け 加工などが必要なくなる。ユニットを据付けた後のメンテナンスも床面上からで きるので、作業性がよい。シャワーを使用するときに、カーテンを閉めてシャワ ーの裾をシャワーコーミングに掛けて水濡れする床面を制限できるので、洗面器 や便器などの衛生設備を使用するのに足元が濡れずに気持ちよく使用できる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を適用した実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は衛生設備室ユニットの縦断正面図、図2は衛生設備室ユニットの内部を 示す平面図、図3は要部の一部拡大断面図である。
【0011】 図において、1は衛生設備室ユニット、2は衛生設備室、3は衛生設備室2の 適所に設置したシャワー、4は洗面器、5は便器を示す。これら衛生設備は公知 手法によって配置取着される。6はユニット1の床面で、鋼製床6aにタイル6 bを張ったものである。7は衛生設備室2に配装したカーテンで、天井部に設け たカーテンレール8に取着されている。
【0012】 なお、衛生設備室ユニット1としては、鋼製床6に角パイプ、L型加工鋼材等 で構成した枠組(図示せず)を一体に組付け、この枠組の内側に化粧鋼板を、ま た、外側には石膏ボード等の板状耐火、防熱材などの板状耐火物を組付けて天井 および囲壁9を形成してなるもので、単体で船舶の居住区に搬入して船舶の甲板 A上に所定の高さを採って据付けれるもので、その基本的構成は公知のものであ る。
【0013】 この考案においては、図3に示すように、下向き樋状で断面コ字状の板材から なり、普通の歩行で乗り越え可能な高さのシャワーコーミング10を構成する。
【0014】 実施例で合成樹脂の成形品を用いており、このシャワーコーミング10の両端部 を囲壁9に結合し、また、両方の下端縁をタイル6b張りする前に鋼製床6aに 接着剤を用いて水密に結合する。こうしてシャワーコーミング10内には、洗面 器4と便器5を連結する配管11を隠蔽状に配装する。また、床面6にシャワー コーミング10が設けられて床面6はシャワー3の使用床面aと、洗面器4およ び便器5の使用床面bの2面に仕切られる。このシャワーコーミング10で仕切 られたシャワー3の使用床面a側では、カーテン7が閉められと自然にカーテン 7の裾7aがシャワーコーミング10に係止させるようにしている。
【0015】 なお、図中12,13は、シャワー3の使用床面aと、洗面器4および便器5 の使用床面bの隅部にそれぞれ設けたスカッパーで、床面6の外で共通の排水系 管路に接続される。また、衛生設備室2には、上記する主要衛生設備とされるシ ャワー3、洗面器4、便器5の他に、化粧用鏡14や照明灯15なども設置され るもので、これら艤装品一切が取り付けられて衛生設備室ユニット1を完成する ものである。
【0016】
【考案の効果】
上記のように構成したこの考案の衛生設備室ユニットによれば、次のような効 果を奏する。
【0017】 (1) 洗面器や便器などの衛生設備を連結する配管を、タイル張り床面上に 設けたシャワーコーミング内に配装したから、従来のように床面下部に配管を通 すためのタイルや鋼製床に対する穴明け加工などが必要なくなり、配管作業を簡 素化できる。また、配管が床面上のシャワーコーミング内にあるからメンテナン ス面からも簡単になる。
【0018】 (2) シャワーコーミングは、適宜の幅のある下向き樋状のもので普通の歩 行で乗り越え可能な高さで床面上に突出するから、洗面器や便器の使用時でも特 にその存在が邪魔になるようなことはない。また、シャワー使用時にカーテンが 閉められると、カーテンの裾が仕切り部材に係止されてシャワー使用床面だけが 水濡れし、洗面器および便器の使用床面は水濡れしないから、シャワーを使用し た直後でも洗面器や便器などは足元を濡らすことなく気持ちよく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の衛生設備室ユニットの縦断正面図で
ある。
【図2】この考案の衛生設備室ユニットの内部を示す平
面図である。
【図3】要部の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 …衛生設備室ユニット 2 …衛生設備室 4 …洗面器 5 …便器 6 …床面 6a…鋼製床 9 …囲壁 10…シャワーコーミング 11…配管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製床にタイル張りした床面を有する衛
    生設備室を構成し、該室内に複数の衛生設備を設置した
    衛生設備室ユニットにおいて、下向き樋状で断面コ字状
    の板材からなり、普通の歩行で乗り越え可能な高さの中
    空シャワーコーミングを構成し、該シャワーコーミング
    の両端部を前記衛生設備室の囲壁に結合すると共に両方
    の下端縁を鋼製床に結合し、該シャワーコーミング内に
    複数の衛生設備を連結する配管を隠蔽状に配装したこと
    を特徴とする衛生設備室ユニットの床面構造。
  2. 【請求項2】 シャワーコーミング内に、洗面器と便器
    を連結する配管を配装したことを特徴とする請求項1記
    載の衛生設備室ユニットの床面構造。
JP1995004313U 1995-05-10 1995-05-10 衛生設備室ユニットの床面構造 Expired - Lifetime JP3017956U (ja)

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