JPH06158878A - 住戸可変ハウジングシステム - Google Patents

住戸可変ハウジングシステム

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JPH06158878A
JPH06158878A JP33787392A JP33787392A JPH06158878A JP H06158878 A JPH06158878 A JP H06158878A JP 33787392 A JP33787392 A JP 33787392A JP 33787392 A JP33787392 A JP 33787392A JP H06158878 A JPH06158878 A JP H06158878A
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Takashi Watanabe
渡辺  孝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 住戸内空間の任意選択個所に戸境壁や間仕切
壁を容易に取り付けることができると共に、水場廻りも
可変でき、それに伴う床下設備搬送経路を自由に選択で
きるなど、居住者のライフスタイルやライフステージに
対応したフルフラット床の住戸空間を任意かつ容易に形
成可能とする。 【構成】 住戸内空間のスラブ全面にモジュール化され
た複数の床基材11をグリッド状に隣接敷設し、該床基
材11相互の連結部表面に形成されたグリッド状の凹状
部18に住戸の戸境壁22および間仕切壁21を任意に
嵌合設置できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、戸建・集合住宅にお
ける住戸部分の戸境壁や間仕切壁および床ならびに設備
床下搬送経路などを容易に構成できる住戸可変ハウジン
グシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハウジングシステムにおいて、住
戸の戸境壁や間仕切壁あるいは床を構成する際、まず、
戸境壁の場合は、躯体打設時に柱・梁と合わせて戸境壁
を一体的に構築するための型枠を組み立て、該型枠内に
躯体コンクリートを流し込み、これによって躯体コンク
リートの戸境壁、あるいは特殊構法として工場加工され
たPC版やALC版などによる床、戸境壁を構成する乾
式構法がある。また、上記躯体コンクリート等の住戸空
間における内装の床については、乾式置床、ころばし根
太組床、直床等の構法がある。
【0003】図10は乾式置床を示す構成説明図であ
り、図において、1はモジュール化された床パネル、2
はその床パネル1を例えば4点支持する床レベル調整
脚、3は前記床パネル1と躯体床スラブ4との間の空間
部に敷設された設備配管であり、これらによって乾式置
床が構成されている。
【0004】図11はころばし根太組床を示す構成説明
図であり、図において、1は床パネル、3は設備配管、
4は躯体床スラブ、5は根太、6は床レベル調整機構で
あり、前記床パネル1と下地とが分離し、躯体床スラブ
4上に根太5をころがして、その上に床パネル1を張っ
た構成となっている。
【0005】図12はころばし根太床の壁の構成を示し
斜視図であり、図において、7は支柱、7aは胴縁受
け、8は間柱、9は胴縁、10は合板ベニヤなどの羽目
板であり、これらによって前記ころばし根太床の壁が構
成されている。
【0006】以上のような住戸内の間仕切壁について、
図10に示した乾式置床構法では、軽量鉄骨材と耐火ボ
ードの組合せ、また、図11および図12に示したころ
ばし床根太組床では、支柱7と間柱8および胴縁9と合
板ベニヤ10などで構成されている。一方、床下に敷設
される給排水管などは、各々の構成材の隙間を縫って搬
送経路が形成され、床暖房配管も床板一体か根太上の専
用材と床板とのサンドイッチ状に構成されている。
【0007】従来のハウジングシステムの構法における
戸境壁は、当該階の打設済み床上コンクリートスラブの
上に、当該階の柱・梁と共に型枠材で形成し、天井スラ
ブコンクリート(上階床スラブ)と共にコンクリートを
流し込むことによるコンクリート打設方式か、あるいは
前記方式で当該階と上階の床スラブの打設後に工場加工
されたPC版やALC版などを固定金物によって上下ス
ラブに取り付ける乾式構法で構成される。
【0008】さらに、このような躯体コンクリートなど
による住戸空間の内装間仕切・床は、各々の内装業者に
よって大量生産材を納り寸法に合わせて現場で二次加工
し、間仕切壁→天井→床の順序で施工される。例えば、
乾式置床方式における内装工事においては、前記躯体コ
ンクリート打設後の養成期間を経て型枠材をばらし、間
仕切壁などのスミ出し→床上・床下(天井)スラブへチ
ャンネルの取付け→同チャンネル部へ軽量鉄骨間仕切材
の建て方→軽量天井下地→天井仕上げボード貼→床パネ
ルの敷設・不陸調整→壁仕上げ貼(または塗装)の施工
順序で各内装業者によって施工される。
【0009】一方、給排水・換気・電気の各設備は、上
記内装工事の流れに沿って、軽量鉄骨間仕切壁の建て方
と軽量天井下地との内装作業の間に天井内換気ダクトの
吊込み、配線、同天井内設備作業の完了後に給排水・冷
暖房(または床暖房)などの配管をし、天井仕上げボー
ド貼の完了時点で換気ギャラリの取付け・接続や照明器
具の取付け・結線が行われ、更に、壁仕上げ貼の内奏工
事の完了時点から衛生器具などの取付け、接続配管など
が各設備の作業者によって順次に施工される。
【0010】そして、上記各設備の配管、ダクト、配線
などの天井、床下、壁内の設備搬送ルート・スペースに
ついては、施工図上へ反映されるため、内装仕上げ図を
ベースに衛生・空調・電気の各設備業者が相互に打合せ
をし、限られたルート・スペースの按分、施工上のルー
ルを取り決め、施工図を作成する。
【0011】また、水場廻りは重力排水とする排水方式
により床下設備搬送スペースに応じて住戸内床の凸凹が
発生し、高齢者にとっては転倒などの危険性を含むもの
であった。
【0012】このほか、暖房配管に替わる床暖房配管に
あっては、天井仕上げボード貼と床パネルの敷設との間
で、各設備工事と同様に専門業者によって施工されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ハウジングシステムの構法による戸境壁は、躯体コンク
リート造り、あるいはPC・ALC版とするため、躯体
コンクリート造りでは、型枠の造作・バラシ、養成を必
要とするほか、作業経験・技術のある型枠大工や雑工に
よる人と手間が掛かり、PC・ALC版では型枠大工の
替わりに専門工によって施工しなければならない。
【0014】また、戸境壁と同様に、内装工事における
間仕切壁、床においても専門工による人と手間が掛かっ
ていた。さらに、前述の内装間仕切壁、天井、床の作業
の流れにおいては、天井・床・壁の各々の部位ごとに内
装作業と設備作業、さらに、給排水、空調、電気の各設
備作業に先行・同時・後行作業が発生し、いずれの職種
の作業を分断されるばかりか、内装作業の遅れは設備作
業に影響を与え、各設備作業においても同様な様相を呈
する結果となっている。
【0015】つまり、このような順番待ち作業によっ
て、相互に無理・無駄・斑な作業状況を発生させ、その
結果として、遅れを取り戻すために制約時間内に人間を
投入し、いわゆる建設業者の3K(キツイ・キタナイ・
キケン)の1つとなるキツイ作業を強いられている。
【0016】加えて、前記戸境壁、間仕切壁について
は、居住者のライフステージ、ライフサイクルへの対応
に対して可変が尽ならず、あたら住宅ストックの質を下
げるか、内装間仕切壁の可変対応には大幅な改修工事が
必要となり、居住者のニーズも実現する上で大きな負担
を強いられている。
【0017】一方、床下に隠蔽配管・配線される設備床
下搬送経路については、壁・床などの内装下地材を回避
しながら、しかも、狭いスペース内をクロス配管させて
収めている。従って、漏れ・詰まりや管材の経年変化に
よって発生する赤水の発生にあっては、内装の取り壊し
を発生させる改修工事によって対応している。まして、
居住者のライフステージやライフステージの変化に対応
した水場の可変などは内装を取り壊さずに行うことが不
可能であった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、戸境壁を始めとして、間仕切壁
や水場廻りの可変を可能にすると共に、それに伴う床下
設備搬送経路に自由に選択でき、かつ、スペースも充分
に確保して居住者のライフスタイル、ライフステージに
対応させ、さらに、高齢社会に向けて高齢者に優しいフ
ルフラット床の住戸空間を任意かつ容易に形成すること
ができる住戸可変ハウジングシステムを提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変住戸
ハウジングシステムは、住戸部分にモジュール化された
床基材をグリッド状(格子状)に敷設し、前記グリッド
ライン上に住戸の戸境壁や間仕切壁、水場廻りを自由に
レイアウト可能にし、前記床基材を自由に取り外し当該
部分を設備床下搬送経路にあてて配管経路の自由度と内
装を傷めることなく配管更新性の向上が図れ、加えて前
記床下設備搬送経路の適当な個所にワンタッチ継手内装
の蓋付配管コンセントを設けることで水場の増設をも可
能にするものである。
【0020】
【作用】この発明における住戸可変ハウジングシステム
の床下地は、床下設備搬送経路に合わせて住宅部分にモ
ジュール化された床基材をグリッド状(格子状)に敷設
し、さらに、各床基材を連結用爪で固定し、各床基材間
の戸境壁、住戸内間仕切壁用の各部材を受けるチャンネ
ル凹状部をグリッドライン上に形成すると共に、設備床
下搬送経路と同床基材の上部凸状平面の略半円状の配管
溝によって床暖房配管経路も一体的に構成する。 さら
に、前記設備床下搬送経路には、将来の水場の増設に備
えて予め予定の位置付近にワンタッチ継手を収納する箱
体の蓋付配管コンセントを設けて、前記配管コンセント
と配管用鞘管をコネクタを介して連結して予備設備搬送
経路をも形成する。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による床基材の斜視
図、図2は図1の断面図である。図において、11は中
空ブロック形状にモジュール化された床基材であり、こ
の床基材11の表面にはグリッド状(格子状)に区切ら
れた複数の凸状部12が一体形成され、これらの凸状部
12のグリッド状の区切部は、図2に示すように床暖房
用配管を収納敷設するための略半円形状の配管溝13と
して形成されている。
【0022】ここで、前記凸状部12における前記配管
溝13の交叉部のコーナー部は、ワンパス方式などの可
撓性管材による曲げ配管に適合するようにアール状12
aに形成されている。
【0023】そして、前記凸状部12の表面および前記
配管溝13の内面には、アルミシート14(図2参照)
が一連に貼着されている。
【0024】また、前記床基材11において、前記凸状
部12全体の周辺部廻りは下段面12bとなっており、
かかる下段面12bを有する前記床基材12のコーナー
部には不陸調整用ナット15が垂直方向へ上下8個所に
一体的に設けられている。
【0025】さらに、前記床基材11の凸状部12の周
辺部適当個所には、床基材11相互を連結するための蟻
溝状をなした係合孔16が設けられ、該係合孔16の上
端は前記下段面12bに開口している。
【0026】図3は床基材の敷設状態を示す断面図であ
り、集合住宅における各住戸内の階床コンクリートスラ
ブ4上に複数の床基材11がグリッド状に隣接敷設され
ている。即ち、集合住宅建物における階床コンクリート
スラブ4と柱4A(図4,図9参照)および天井コンク
リートスラブ4B(図8参照)と梁(図示せず)、なら
びに諸設備のための各階床下共同溝4C(図8参照)と
で構成された躯体空間において、前記柱4A間を長スパ
ンあるいはアンポンドテンド構法として住戸内空間を柱
なしとし、この住戸内空間の階床コンクリートスラブ4
上の全面に複数の床基材11をグリッド状に隣接敷設す
る。
【0027】この状態において、前記床基材11の係合
孔16には、図5および図6に示すように、その上端開
口部からH型蟻状の係合爪17を着脱可能に差込み係合
することによって、隣接する床基材11相互が連結され
ている。
【0028】このような床基材11相互の連結状態で
は、各床基材11の下段面12b相互によってグリッド
状の凹状部18(図3参照)が形成される。そこで、住
戸内の間仕切りすべき個所の凹状部18を選択し、選択
した個所の凹状部18内には、図8に示す軽量鉄骨間仕
切材21の下端部を受けるためのルーズ長穴付チャネル
19(図3参照)を嵌込む。
【0029】そして、床基材11に一体の不陸調整用ナ
ット15と前記チャネル19のルーズ長穴とを合せたの
ち、該ルーズ長穴を介して前記不陸調整用ナット15に
長ボルト20を螺合して緊締することにより、前記チャ
ネル19の固定と前記床基材11の不陸調整を行う。
【0030】次いで、図8に示す天井スラブコンクリー
ト(上階床スラブ)4Aにもアンカーボルト(図示せ
ず)の穿孔をし、天井側チャンネルを取付け固定する。
【0031】そして、前記床基材11の凹状部18に嵌
込まれたチャンネル19および天井スラブコンクリート
(上階床スラブ)に取付け固定されたチャンネルに軽量
鉄骨間仕切材21を嵌込みセットする。この要領によっ
て、住戸内の間仕切壁21は勿論、住戸の戸境壁22
(図4参照)も取付けられる。
【0032】また、図5に示すように、床基材11の敷
設領域間には床下設備搬送経路23が形成される。この
床下設備搬送経路23は、前記床基材11の敷設全域に
おける任意個所の床基材11を取り外すことによって容
易に形成することができる。なお、この場合、居住者の
ライフスタイルやライフステージに応じて任意個所の取
り外し床基材11を再セット可能とするものである。
【0033】そして、前記床下設備搬送経路23には、
浴室・圧送式ユニットトイレ・洗面所や台所等の給水・
給湯・圧送排水管等の各種配管24,25,26および
電気配線用ガイド管となる鞘管を敷設する。この場合、
前記床下設備搬送経路23には、居住者のライフスタイ
ルやライフステージに合せた水場の増設プランによっ
て、予備鞘管がコネクタを介して接続される箱型形状の
設備床コンセント27を据え付ける。
【0034】この設備床コンセント27は開閉蓋28を
備えているもので、この設備床コンセント27内には、
前記各種配管24〜26を接続するためのワンタッチ継
手30と、電気配線接続用の電気コンセント33とを組
合せ収納した構成となっている。
【0035】前記ワンタッチ継手30は、雄継手31と
雌継手32とから成り、前者の雄継手31は接続パイプ
31aの外周に一体突設された係合ピン31bを有し、
且つ後者の雌継手32は、前記係合ピン31bを差し込
むための差込み溝32aと、この差込み溝32aを通過
した前記係合ピン31bを回転させて係合させる回転係
合溝32bとを有する構成となっている。従って、かか
るワンタッチ継手30により、前記各種配管24〜26
を容易に接続配管できる。また、前記電気コンセント3
3には、電気配線のプラグを差し込むことによって、電
気系統配線を容易に行うことができる。
【0036】なお、前記床基材11の凸状部12間に形
成された配管溝13内には床暖房用配管(図示せず)が
押し嵌め配管される。
【0037】以上のようにして、床下地、壁下地および
予備配管を含めた配管と配線等の設備床下搬送経路を完
成させた後は、従来構法によって軽量天井下地→壁仕上
げ貼→床仕上げ貼と配管コンセントのセット→天井照明
の取付け・結線→換気ギャラリの取付け・接続→衛生器
具の取付けおよび前記鞘管内を抽送配管して各種配管・
器具との接続あるいは床暖房用熱源器の取付け、接続配
管や結線がなされる。尚、戸境壁と間仕切壁について
は、仕上げ貼付のユニットパネルとしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、柱な
し住戸空間のスラブ全面にモジュール化された床基材を
グリッド状(格子状)に隣接敷設して連結することによ
り、これらの床基材相互の連結部表面に形成されたグリ
ッド状の凹状部に戸境壁や住戸内間仕切壁用の各部材を
任意に嵌合設置できる構成としたので、次にような優れ
た種々の効果が得られる。 (1)従来工法における戸境壁の型枠工事・コンクリー
ト打設・養成および型枠ばらしが省略でき、戸境壁や住
戸内間仕切壁が自由に設置できる。 (2)床基材の敷設に合わせて、予備を含めて設備床下
搬送経路が自由に設定でき、併せて床暖房経路も確保で
きる。 (3)従来方式における間仕切壁などのスミ出し→軽量
鉄骨間仕切壁の建て方→天井内換気ダクトの吊込み・配
線・給排水および冷暖房配管→天井下地→天井ボード貼
→換気ギャラリの取付け・接続・照明器具の取付け・結
線→床パネルの敷設・不陸調整→壁仕上げ貼→永逝器具
の取付け・接続配管などが、床基材の敷設・不りく調整
と鞘管、予備鞘管と配管・コンセントの敷設、取付け・
床暖房配管→軽量間仕切壁の建て方→天井内換気ダクト
の吊込み・配線→天井下地→天井仕上げボード貼→壁仕
上げ貼→床仕上げ貼→換気ギャラリの取付け、接続・照
明器具の取付け、結線→給排水配管、衛生器具の取付
け、接続配管の如く給排水および冷暖房配管作業の先行
工事を無くし、しかも、あらかたの設備作業を天井下地
前に完了させ、天井・壁・床の内装工事を連続的に作業
させるばかりか、住戸内の給排水配管、衛生器具の取付
け、接続にも連続的な作業性を持たせて、同時作業の初
せいによる無理・無駄・斑を省略すると共に、順番待ち
作業とする分散工法によって発生する工数を削減して大
幅な省人化と工期短縮を果たすことができる。 (4)設備配管方式については、給水・給湯・ガス等の
各種配管がマルチヘツダ方式、排水管系統が浴室・トイ
レ・洗面所に対して屎尿破砕圧送装置(実願昭61−9
9675号)と台所流しに対しては厨芥破砕圧送装置
(実願昭61−183582号)による圧送排水方式に
より、各種配管を細径化することができるので、住戸部
分の床をフルフラットさせて老齢者の安全性を高め得る
ほか、前記配管方式によって配管経路の自由度を高め、
さらに、その波及効果から居住者のライフスタイルやラ
イフステージに応じた水場廻りの自由度も飛躍的に向上
するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による床基材の斜視図であ
る。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1および図2の床基材の隣接敷設状態を示す
断面図である。
【図4】住戸内の床基材敷設図である。
【図5】床基材の敷設および床下設備搬送経路と配管コ
ンセントの納り状態を示す斜視図である。
【図6】図5における床基材相互の連結部を拡大して示
す斜視図である。
【図7】ワンタッチ継手の分解斜視図である。
【図8】床基材に間仕切壁を取付けセットした状態の断
面図である。
【図9】別の住戸内の床基材敷設図である。
【図10】従来の乾式置床を示す構成説明図である。
【図11】従来のころばし根太組床を示す構成説明図で
ある。
【図12】従来のころばし根太床の壁の構成を示し斜視
図である。
【符号の説明】
11 床基材 12 凸状部 12a アール状部分 12b 下段面 13 床暖房用配管溝 14 アルミシート 15 不陸調整用ナット 16 係合孔 17 係合爪 18 凹状部 19 チャネル 21 軽量鉄骨間仕切材 22 戸境壁 23 床下設備搬送経路 24 配管 25 配管 26 配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅建物の躯体空間内の床面にブロ
    ック形状の複数の床基材をグリッド状に隣接敷設して連
    結することにより、該床基材相互の連結部表面にグリッ
    ド状の凹状部を形成し、この凹状部に住戸区画用の戸境
    壁や住戸内仕切壁を任意に嵌合設置できるようにしたこ
    とを特徴とする住戸可変ハウジングシステム。
  2. 【請求項2】 前記床基材相互の連結部表面に形成され
    たグリッド状の凹状部には、そのグリッドライン上に位
    置して軽量鉄骨間仕切材を受けるためのルーズ長穴付の
    チャンネルが嵌込まれ、そのルーズ長穴を介して前記ナ
    ットに長ボルトが螺合され、これによって前記チャンネ
    ルの固定および床基材の不陸調整が同時に行えるように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の住戸可
    変ハウジングシステム。
  3. 【請求項3】 前記床基材は、表面がグリッド状に区切
    られた凸状部を一体に有するモジュール化された構成と
    なっていることを特徴とする請求項1または2記載の住
    戸可変ハウジングシステム。
  4. 【請求項4】 前記床基材の凸状部表面には、床暖房用
    配管を収納敷設するための配管溝が形成され、この配管
    溝はワンパス方式などの可撓性管材による曲げ配管に適
    合するようアール状に形成され、且つ、前記凸状部表面
    および前記配管溝の内面にはアルミシートが一連に貼着
    されていることを特徴とする請求項2または3記載の住
    戸可変ハウジングシステム。
  5. 【請求項5】 前記床基材の周辺部適当個所には、該床
    基材相互を連結するための係合孔が形成され、この係合
    孔は前記床基材における前記凸状部全体の周辺廻りの下
    段面に上端が開口し、該上端開口部から前記係合孔内に
    前記床基材相互の跨る係合爪が着脱可能に差込み係合さ
    れて前記床基材相互が連結され、且つ、該床基材の周辺
    廻りの各コーナー部には軽量鉄骨間仕切材の受け固定お
    よび床基材敷設時に発生する不陸調整用ナットが垂直方
    向へ一体的に設けられていることを特徴とする請求項2
    〜4いずれか1記載の住戸可変ハウジングシステム。
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