JPH09195426A - 建築物 - Google Patents

建築物

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JPH09195426A
JPH09195426A JP8021923A JP2192396A JPH09195426A JP H09195426 A JPH09195426 A JP H09195426A JP 8021923 A JP8021923 A JP 8021923A JP 2192396 A JP2192396 A JP 2192396A JP H09195426 A JPH09195426 A JP H09195426A
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JP
Japan
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unit
building
fixing means
floor
kitchen
Prior art date
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Pending
Application number
JP8021923A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Nakahara
義和 仲原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設工事完了後においても、様々な状況変化
に応じて容易に間取り変更工事を行うことが可能な建築
物を提供する。 【解決手段】 建築物1内部の床面7、壁面8、天井面
9に対して着脱可能な固定手段を用いて、間仕切部材2
およびキッチンユニット3、浴室ユニット4、トイレユ
ニット5、押入れユニット6等を設置することにより、
建築物1内部を区画して、部屋10、通路11等を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅、マンシ
ョン、アパート、オフィスビルディング等の建築物に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅あるいはマンション、アパート
等を建設する場合、施工主は、住む人の人数、年齢、男
女構成、土地の形状、広さ、日照状況、周囲の環境等、
様々な条件を考慮して部屋や通路等の配置、いわゆる間
取りを決定している。
【0003】しかしながら、全ての条件を満たす間取り
を実現することは極めて困難であり、住居が完成して実
際に生活を続けていくうちに、予期せぬ不都合や不便さ
に気づいたり、あるいはその後の家族状況の変化によ
り、建設当初の間取りに対していろいろな不満や問題が
発生してくるのが現実である。
【0004】そこで、住宅等を建設後、何年か経過する
と、これらの不満や問題に対処するため、間取りの変更
等を伴う改築工事を行うことが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の建築物
においては、各部屋を区画する壁面は天井面や床面等の
構造材に固着されているため、間取りの変更を伴う改築
工事をする場合、大がかりな工事を行わなければなら
ず、非常に多くの時間、費用等を要し、場合によっては
新築工事と同等の時間、費用等を要することも少なくな
い。特に、キッチン、浴室、トイレ、押入れ、階段等の
配置を変更するとなると、大規模な改築工事となり、そ
れに要する時間、費用等は新築工事以上となることさえ
ある。
【0006】また、改築工事により間取りの変更を行っ
ても、家族の成長や老齢化等、家族状況の自然変化によ
り、再び間取り変更を必要とすることもあるが、その場
合の改築工事にも非常に多くの時間、費用等を要してい
る。このため、間取り変更を伴う改築工事になかなか着
手できず、不便な間取りのまま何年も生活していること
が多いのが実状である。
【0007】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、建設後における様々な状況変化に応じて容易に間取
り変更を行うことが可能な建築物を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、建築物内部の床面、壁面、天井面のいず
れかに対して着脱可能な固定手段を用いて間仕切材を設
置することにより、内部空間を区画したことを特徴とす
る。すなわち、建築物内部に間仕切材を設置することに
より内部を区画して部屋、通路等を形成する。このと
き、間仕切材は床面、壁面、天井面等に対して着脱可能
な固定手段を用いて取付けているため、取付け、取り外
しが容易である。このため、建設後においても、間仕切
材の設置場所を変更することにより、間取りの変更を容
易に行うことができる。
【0009】また、独立した構造物として作成した、い
わゆるユニット式のキッチン、浴室、トイレ、押入れ、
階段のうちの1以上を、建築物内部の床面、壁面、天井
面のいずれかに対して着脱可能な固定手段を用いて設置
したことを特徴とする。着脱可能な固定手段を用いて設
置しているため、建設後においても、キッチン、浴室、
トイレ等の設置場所を変更することができ、これらの移
動を伴う間取り変更工事を容易に行うことができる。
【0010】さらに、間仕切材またはユニット式のキッ
チン、浴室、トイレ等を、建築物内部の床面、壁面、天
井面のいずれかに対して着脱可能に固定する手段とし
て、ネジを使用することを特徴とする。ネジを使用する
ことにより、特殊な工具、機械等を使用することなく着
脱を行うことができるため、間取り変更工事を容易に行
うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
斜視図、図2は間仕切材を示す斜視図、図3は間仕切材
と床面および天井面との接合部分を示す斜視図である。
【0012】図1において、1は建築物、2は間仕切
材、3はキッチンユニット、4は浴室ユニット、5はト
イレユニット、6は押入れユニットである。この図に示
すように、建築物1内部の床面7、壁面8、天井面9等
に対して着脱可能な固定手段を用いて間仕切材2を設置
することにより建築物1内部空間を区画して部屋10や
通路11等を形成している。また、キッチンユニット
3、浴室ユニット4、トイレユニット5、押入れユニッ
ト6は、それぞれ独立した構造物として作成したもので
ある。
【0013】図2,3を参照して間仕切材2の構造およ
び固定手段を説明する。間仕切材2は、対向する2枚の
上部間仕切材21および下部間仕切材22とで構成さ
れ、床面7、天井面9に対して、上部取付部材12およ
び下部取付部材13を介して、固定する。固定手順は、
まず天井面9にビス14で固定した上部取付部材12に
片方の上部間仕切部材21をビス18で取付け、間隔調
整ボルト15により2枚の上部間仕切材21間の距離を
調整した後、下部間仕切材22を持ち上げるようにして
この間に差し込み、次にビス16で床面7に固定してい
る下部取付部材13上に下部間仕切材22を載置する。
【0014】すなわち、上部取付部材12を鴨居と仮定
し、下部取付部材13を敷居と仮定し、下部間仕切部材
22を戸と仮定すれば、戸を鴨居と敷居の間に立てると
きと同じ要領で下部間仕切部材22を容易に取り付ける
ことができる。なお、壁面8に対しては下部間仕切部材
22に設けた固定プレート23およびビス20によって
固定する。
【0015】下部間仕切材22の高さは、下部取付部材
13に立設した高さ調整ボルト17で調整できるため、
現場の状況に合わせた確実な固定状態が得られる。下部
間仕切材22の高さ調整が完了したら、間隔調整ボルト
15およびビス18,19を締めつけて間仕切材2を完
全に固定する。最後に、床面7と下部間仕切材22との
間に生じた隙間25は、幅木26を取り付けることによ
り完全に塞がれるため、実用上はもちろん強度的、外観
的にも問題はない。
【0016】このように、建築物1内部に、ネジ(間隔
調整ボルト15,高さ調整ボルト17,ビス14,1
6,18,19,20)を用いた着脱可能な固定手段を
用いて間仕切材2を設置することにより、内部空間を区
画して部屋10や通路11等を形成しているため、建築
物1の完成後であっても、必要に応じて間仕切材2の設
置場所を移動することにより、容易に間取り変更を行う
ことができる。
【0017】また、間仕切材2の固定手段としてネジを
使用しているため、特殊な工具、機械等を使用せずに着
脱することができ、間取変更工事を容易に行うことが可
能となる。なお、間仕切材2を取り外した後のボルト
穴、ビス穴等はキャップ等で止めるか、表面仕上げによ
って補修すれば目立たなくすることができるため、間取
り変更工事施工後も何ら支障はない。
【0018】次に、図4,6,7に示すように、予め独
立した構造物として作成したキッチンユニット3、浴室
ユニット4およびトイレユニット5等を、図4のA−A
付近における一部切欠縦断面図である図5に示すよう
に、着脱可能な固定手段であるボルト30およびベース
パネル31を用いて建築物1内部の床面7等に対して設
置する。すなわち、ベースパネル31をボルト30によ
り床面7上に固定し、このベースパネル31上に各ユニ
ット3,4,5を載置している。このとき、ボルト32
に取付けたナット33により高さ方向の寸法を調整でき
るため、現場の状況に合わせた確実な固定状態が得られ
る。なお、押入れユニット6を設置して固定する場合も
同様の固定手段を用いる。
【0019】また、キッチンユニット3、浴室ユニット
4、およびトイレユニット5等は、固定プレート35お
よびボルト36により天井面9に固定する。このとき、
各ユニット3〜6と床面7との間に生ずる隙間は、前記
と同様、幅木(図示せず)を取り付けることにより完全
に塞がれるため、実用上はもちろん強度的、外観的にも
問題はない。
【0020】一方、ボルト30を緩めることによりベー
スパネル31が移動可能となるため、各ユニット3〜6
は、建築物1の完成後であっても必要に応じて移動する
ことが可能であり、間取り変更を容易に行うことができ
る。ここで、各ユニット3〜5には、予め換気装置40
を装着しているため、移動後も十分な換気機能を確保す
ることができ、通気性の点でも問題はない。なお、各ユ
ニット3〜6の設置場所を、ある程度自由に選択できる
ようにするため、給排水設備、電源設備、排気設備等を
予め複数場所に設けておくと良い。また、窓サッシ等も
間取り変更を予測した位置に設けておくことが望まし
い。
【0021】次に、建築物が二階建である場合には、図
8に示すように、階段ユニット45を予め独立した構造
物として作成し、これを建築物内部の一階床面46およ
び二階床面47に対して着脱可能な固定手段であるボル
ト48を用いて固定する。したがって、ボルト48を緩
めて取り外せば、階段ユニット45の位置を容易に変更
することができる。すなわち、ボルト48の着脱によ
り、階段ユニット45の移動および固定が可能であるた
め、階段位置の移動を伴う間取り変更にも容易に対応す
ることができる。
【0022】ここで、建築物1は、壁面8、床面7、天
井面9等の部分に構造材を集中させた構造としているた
め、間取りをどの様に変更しても強度上の問題は生じな
いが、構造耐力上必要であれば柱、梁等を、壁面8、床
面7、天井面9等以外の部分に設けてもよい。なお、本
発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、
木造建築物、鉄筋コンクリート建築物等を問わず、また
一戸建て、マンション、アパート、オフィスビルディン
グ等も問わず広い分野において利用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0024】(a)建築物内部の床面、壁面、天井面等
に対して着脱可能な固定手段を用いて間仕切材を設置し
ているため、建設後における様々な状況変化に応じて間
取り変更を容易に行うことができる。
【0025】(b)独立した構造物として作成したキッ
チン、浴室等を、着脱可能な固定手段を用いて建築物内
部に設置しているため、これらの移動を伴うような大が
かりな間取り変更も容易に行うことができる。
【0026】(c)固定手段としてネジを使用すること
により、特殊な工具、機械等を用いることなく着脱可能
となり、間取り変更工事を行うことができる。
【0027】(d)間取り変更を伴う改築工事の施工期
間が大幅に短縮化され、施工コストも低減できるため、
間取り変更工事が極めて容易となる。
【0028】(e)間取り変更の容易化により、建築後
の状況変化に対応した居住性の向上およびその維持を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】間仕切材の構造を示す斜視図である。
【図3】間仕切材と床面および天井面との接合部分を示
す斜視図である。
【図4】キッチンユニットを示す斜視図である。
【図5】図4のA−A線付近における一部切欠縦断面図
である。
【図6】バスユニットを示す斜視図である。
【図7】トイレユニットを示す斜視図である。
【図8】階段ユニットを示す側面図である。
【符号の説明】
1 建築物 2 間仕切材 3 キッチンユニット 4 浴室ユニット 5 トイレユニット 6 押入れユニット 7 床面 8 壁面 9 天井面 10 部屋 11 通路 12 上部取付部材 13 下部取付部材 14,16,18,19,20 ビス 15 間隔調整ボルト 17 高さ調整ボルト 23,35 固定プレート 25 隙間 26 幅木 30,32,36,48 ボルト 31 ベースパネル 33 ナット 40 換気装置 45 階段ユニット 46 一階床面 47 二階床面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物内部の床面、壁面、天井面のいず
    れかに対して着脱可能な固定手段を用いて間仕切材を設
    置することにより、前記建築物内部を区画した建築物。
  2. 【請求項2】 独立した構造物として作成したキッチン
    ユニット、浴室ユニット、トイレユニット、押入れユニ
    ット、階段ユニットのうちの1以上を、建築物内部の床
    面、壁面、天井面のいずれかに対して着脱可能な固定手
    段を用いて設置した建築物。
  3. 【請求項3】 前記固定手段としてネジを使用した請求
    項1,2記載の建築物。
JP8021923A 1996-01-12 1996-01-12 建築物 Pending JPH09195426A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8021923A JPH09195426A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 建築物

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JP8021923A JPH09195426A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 建築物

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ID=12068600

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