JPH0972116A - Rc造集合住宅 - Google Patents

Rc造集合住宅

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JPH0972116A
JPH0972116A JP22674995A JP22674995A JPH0972116A JP H0972116 A JPH0972116 A JP H0972116A JP 22674995 A JP22674995 A JP 22674995A JP 22674995 A JP22674995 A JP 22674995A JP H0972116 A JPH0972116 A JP H0972116A
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JP
Japan
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house
wall
unit
corridor
balcony
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JP22674995A
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English (en)
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JP2843901B2 (ja
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Takayuki Kubota
孝幸 久保田
Hidetaka Komiya
英孝 小宮
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐震性を確保しつつリフォーム時に該当する
ユニットの搬出搬入を簡単に行え、また廊下,バルコニ
ーに面する非戸境壁のリフォームも容易に行なえるRC
造集合住宅を提供する。 【構成】 この発明のRC造集合住宅は、床スラブ10
及び複数の柱12によって仕切られる各戸14の出入口
側の面に共用の廊下16が連続し、他面に各戸14毎に
仕切られるバルコニー18が連続したフラット形式とな
っている。柱12の間において、各戸14を仕切る戸境
壁20及び建物端部の妻壁は場所打ち鉄筋コンクリート
による耐震壁で構成され柱12に一体化されている。各
戸14の廊下16及びバルコニー18に面する壁は、複
数のパネル状の壁ユニット22により前記柱12及び上
下のスラブ10に取外し可能に固定されている。戸境壁
20及び壁ユニット22で仕切られる各戸14内には、
複数のボックスユニット24により複数の間取りに仕切
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リフォーム時の間取
り変更が容易なRC造集合住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】RC造集合住宅のうち、戸境壁,妻壁、
及び廊下やバルコニーに面する非戸境壁を現場打ちコン
クリートによって構成した従来の構造では、開口部の大
きさが限られるため、例えばリフォームによりシステム
バスやシステムキッチンなどを交換しようとする場合に
は、そのままでは搬出,搬入ができない。したがって、
搬出搬入に際しては、これらの取り壊しや、設置のため
に騒音や、粉塵などを発生し、湿式の工事を伴うためそ
の間は住居を利用できない問題があった。
【0003】さらに開口部サッシや玄関扉などは共用部
分となっており、交換できないものが多く、せっかく室
内をリフォームしてもこの部分の改善はできなかった。
【0004】これに対し、図4に示すように柱,梁を縦
横に組合せたRC架構1によって縦横に仕切られた内部
に、各戸別の間取りに応じて製作された部屋ユニット2
を嵌め込んで構築する工法も知られている。
【0005】この工法にあっては入居或いはリフォーム
時において、希望する間取りや間取り変更に応じて部屋
ユニット2を別途造っておき、これを架構1に嵌合する
だけで良いため、施工が簡単である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造では躯体そのものが梁と柱を組み合わせただけであ
り、壁がないため耐震性に劣るという欠点があった。
【0007】また、部屋ユニット2自体は各戸別毎の造
り付けであるため、部分的間取り変更、例えばユニット
バスやシステムキッチンのみ変更する場合に全体を交換
するのでは極めて不経済となる。したがって、部分変更
の場合には前記従来構造と同様な不具合を生ずる。
【0008】この発明の目的は、耐震性を確保しつつリ
フォーム時に該当するユニットの搬出搬入を簡単に行
え、また廊下,バルコニーに面する非戸境壁のリフォー
ムも容易に行なえるRC造集合住宅を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、各戸の前に
共用の廊下が連続するフラット形式のRC造の中高層集
合住宅において、該集合住宅の各戸を仕切る戸境壁及び
妻壁を場所打ち鉄筋コンクリートからなる耐震壁で構成
するとともに、前記廊下及びバルコニーの少なくともい
ずれか一方に面する壁体を取り外し容易に構成し、これ
ら耐震壁及び壁体により囲われる各戸の内装を各室内空
間毎に仕切るボックスユニットにより構成した。
【0010】
【作用】戸境壁、及び妻壁は耐震壁として躯体の一部を
構成する。リフォーム時において、廊下及びバルコニー
の少なくともいずれか一方に面する壁体を取り外し、新
旧ボックスユニットの搬出搬入、あるいは配置変更でき
る。前記壁体自体も交換可能である。
【0011】
【実施例】図1はこの発明にかかるRC造集合住宅を示
し、この集合住宅は、床スラブ10及び複数の柱12に
よって仕切られる各戸14の出入口側の面に共用の廊下
16が連続し、他面に各戸14毎に仕切られるバルコニ
ー18が連続したフラット形式となっている。
【0012】柱12の間において、各戸14を仕切る戸
境壁20及び建物端部の妻壁は場所打ち鉄筋コンクリー
トによる耐震壁であって前記柱12に一体化され、これ
によって耐震性を確保している。
【0013】各戸14の廊下16及びバルコニー18に
面する壁は、複数のパネル状の壁ユニット22により前
記柱12及び上下のスラブ10に取外し可能に固定され
ている。
【0014】各壁ユニット22は、廊下16に面する側
は、壁体にドア及び小窓などを一体に組み込んだ複数の
ユニットが用いられ、バルコニー18に面する側は、壁
体に掃き出し窓、あるいは出窓等を組み込んだユニット
が用いられる。
【0015】以上の戸境壁20及び壁ユニット22で仕
切られる各戸14内には、複数のボックスユニット24
により複数の間取りに仕切られている。
【0016】各ボックスユニット24は、例えば図2
(a)に示すように、トイレユニット24a、洗面所ユ
ニット24b、バスルームユニット24c、システムキ
ッチンユニット24d等の水回りユニットと、LDユニ
ット24e、洋室ユニット24f、和室ユニット24g
などの共用あるいは個別居住ユニットなどに大別され、
各戸14の床面積に応じてその生活動線に適合した収ま
りで配置されている。
【0017】図2(a)に示す間取りから、生活形態の
変化に応じたリフォーム計画により図2(b)に示す間
取りに変更する場合、すなわちトイレ、バスルームの大
きさを大きくし、これに替えて和室をなくし洋室の位置
変更を行ない、さらに洋室に収納スペースを導入する場
合、次の手順でリフォーム作業が行なわれる。
【0018】廊下16側の壁ユニット22を外し、廃棄
されるトイレユニット24a、バスルームユニット24
c、和室ユニット24gを搬出するとともに、洋室ユニ
ット24fの移動の妨げとなる洗面所ユニット24b,
システムキッチンユニット24dを表に運びだす。
【0019】次いで洋室ユニット24fをLDユニット
24eの隣に移動させ、新たな収納ユニット24hを洋
室ユニット24fに隣接配置し、配管及び配線変更を行
なった後、前記間取り計画に応じて新たなバスルームユ
ニット24c´、トイレユニット24a´搬入するとと
もに、一旦表に出したシステムキッチンユニット24
d、洗面所ユニット24bを搬入し、所要の間取り位置
に配置し、壁ユニット22を再度固定する。最後に必要
な配管及び配線接続を行なえば図2(b)に示す配置
で、リフォームを完了する。
【0020】図3(a),(b)は、間取変更に応じた
壁ユニット22の変更例を示すもので、リフォーム前は
図3(a)に示すように、DKと和室が隣接配置され、
これに応じて壁ユニット22はそれぞれの部屋に応じた
掃出し窓22aが設けられている。これに対し、図3
(b)に示すように、リフォーム後にDKと和室を一つ
のLDKとした場合において、壁ユニット22の一方を
出窓22bを備えたものに、他方を三連の掃出し窓22
cを備えたものに変更し、採光と見栄えの向上を図って
いる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、戸境壁、及び妻壁は耐震壁
として躯体の一部を構成するため、梁柱の組み合わせに
よる架構に部屋ユニットを嵌め込む場合に比べて躯体の
耐震性が増す。
【0022】またこの発明は、リフォーム時において、
廊下及びバルコニーの少なくともいずれか一方に面する
壁体を取り外し、新旧ボックスユニットの搬出搬入、あ
るいは配置変更でき、作業が簡単で取り壊し部分がない
ため、騒音や粉塵の発生する惧れがなく、乾式工事のた
め工事後は直ちに入居できる。
【0023】前記壁体自体も交換可能であるため、内部
だけでなく外観も簡単にリフォームできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるRC造集合住宅の各戸の説明
図である。
【図2】(a),(b)はリフォーム前後の平面図であ
る。
【図3】(a),(b)は壁部のリフォーム前後の平面
図である。
【図4】従来の嵌め込み式部屋ユニットと架構との関係
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 床スラブ 12 柱 14 各戸 16 廊下 18 バルコニー 20 戸境壁 22 壁ユニット 24 ボックスユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各戸の前に共用の廊下が連続するフラッ
    ト形式のRC造の中高層集合住宅において、該集合住宅
    の各戸を仕切る戸境壁及び妻壁を場所打ち鉄筋コンクリ
    ートからなる耐震壁で構成するとともに、前記廊下及び
    バルコニーの少なくともいずれか一方に面する壁体を取
    り外し容易に構成し、これら耐震壁及び壁体により囲わ
    れる各戸の内装を各室内空間毎に仕切るボックスユニッ
    トにより構成したことを特徴とするRC造集合住宅。
JP7226749A 1995-09-04 1995-09-04 Rc造集合住宅のリフォーム方法 Expired - Lifetime JP2843901B2 (ja)

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