JP4656691B2 - 建築物 - Google Patents

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JP4656691B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、戸建住宅,集合住宅,商業用建築物,公共用建築物等の建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物としては、例えば特開平10−37497号公報において、各住戸をパブリックゾーンとプライベートゾーンとユーティリティゾーンとに区画し、パブリックゾーンとプライベートゾーンは可動間仕切りで自在に間仕切り可能とし、ユーティリティゾーンはキッチン,洗面所,浴室等の室を任意位置に配置可能とした建築物(集合住宅)が記載されている。
【0003】
また、特開平9−195426号公報において、間仕切壁や設備ユニット等を建築物内部の床面,壁面,天井面のいずれかに対して着脱可能な固定手段を用いて設置した建築物が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平10−37497号公報における建築物の場合、外壁や戸境壁に可動性がなく、住戸の広さや玄関の配置の変更が困難であった。また、ユーティリティゾーンの平面形状が固定されており、キッチン,洗面所,浴室等の室の配置に制限があった。
【0005】
また、上記特開平9−195426号公報における建築物の場合、上記従来技術と同様に、外壁や戸境壁に可動性がなく、住戸の広さや玄関の配置の変更が困難であった。また、設備ユニットの平面寸法に規則性がなく、必ずしも自由な配置変更ができるものではなかった。
【0006】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、住戸の広さや玄関の配置の変更が簡単にできる建築物を提供することを目的としている。また、住戸内の間取りの変更が簡単にできる建築物を提供することを目的としている。
【0008】
本発明の建築物は、戸建住宅や集合住宅等の住宅でもケア施設や事務所やホテル等の商業用の建築物でも公共用の建築物であってもよい。また、工法は、特に限定されないが、RC造やSRC造や鉄骨ラーメン構造等がスケルトン(建築物本体)とインフィル(設備や可動壁)との分離の自由度が高いので好ましい。ここで、スケルトンとは、建築物の主要な構造を構成するものなので、建築後の変更は困難である。
【0009】
本発明における設備ユニットとしては、浴室ユニット,洗面ユニット,トイレユニット,浴室、洗面、トイレ単体又はこれらの組み合わせからなるサニタリユニット,キッチンユニット,押入れ等の収納ユニット,階段ユニット,玄関を構成するための玄関ユニット,工作室やAV(オーディオビジュアル)ルーム等のホビールームユニット等が挙げられる。これらの設備ユニットは、建築物本体内部の床面,壁面,天井面のいずれかに対して着脱自在に固定されていると、設備ユニットの移動が簡単なので好ましい。
【0010】
可動壁とは、建築物本体内部の床面,壁面,天井面のいずれかに対して着脱自在に設置された壁である。
【0011】
建築物の外気に接する壁の少なくとも一面は、全面に渡って可動壁又は設備ユニットの壁で形成されてもよいし、一部だけがそれらで形成されてもよい。設備ユニットの壁は、設備ユニット本体に着脱自在に設置されているのが好ましい。また、設備ユニットの壁は、建築物内部の床面,壁面,天井面のいずれかに対して着脱自在に固定されてもよい。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項記載の発明は、複数の住戸が形成される建物本体内に、設備ユニットが複数箇所に配置可能になされた設備ユニットスペースと、居室を形成するための居室スペースとがそれぞれ列状に設けられ、前記住戸の戸境壁は、前記設備ユニットスペースにおいては前記建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットとなされ、前記居室スペースにおいては可動壁となされたことを特徴とする建築物である。
【0014】
また、請求項記載の発明は、複数の住戸が形成される建物本体内に、外気に通じるとともに前記各住戸に面する共用廊下スペースと、設備ユニットが複数箇所に配置可能になされた設備ユニットスペースと、居室を形成するための居室スペースとがそれぞれ列状に設けられ、前記住戸の戸境壁は、前記設備ユニットスペースにおいては前記建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットとなされ、前記居室スペースにおいては可動壁となされ、前記各住戸に対応して前記設備ユニットスペースに、前記共用廊下スペースと居室スペースとを連通する通路が形成された出入口ユニットを配置したことを特徴とする建築物である。
【0015】
さらに、請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の建築物において、前記設備ユニットは、浴室ユニット、洗面ユニット、トイレユニット、サニタリーユニット、キッチンユニット、収納ユニット、階段ユニット、玄関ユニット、又はホビールームユニットであることを特徴とする建築物である。
【0017】
【作用】
請求項記載の発明の建築物においては、住戸の戸境壁は、設備ユニットスペースにおいては建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットとなされ、居室スペースにおいては可動壁となされた。従って、設備ユニットと可動壁との配置を変更することで、各住戸の面積を簡単に変更することができる。
【0018】
請求項記載の発明の建築物においては、建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットと可動壁との配置を変更することで、各住戸の面積を簡単に変更することができる。また、各住戸に対応して出入口ユニットを配置することにより住戸と共用廊下スペースの往来が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
先ず、建築物本体(スケルトン)の説明をする。図1は本発明の建築物本体の水平断面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII −III 線の断面の斜視図である。
【0020】
建築物本体1は、複層階の集合住宅のスケルトンであり、各階の床12に柱11,11,11,・・・を立設し、柱11,11間に外壁13を設けてある。また、外壁13には、必要に応じて開口131,131,131,・・・が設られ、スケルトン(建築物本体1)を形成している。この建築物本体1の各階の床は、北から順に外気に通じるとともに各住戸に面する共用廊下スペース123,設備ユニットが複数箇所に配置可能になされた設備ユニットスペース121,居室を形成するための居室スペース122とされており、それぞれのスペースは平面視長方形で列状に設けられている。居室スペース122の南側にはバルコニー124が配置されている。
【0021】
また、建築物本体1の設備ユニットスペース121の床を貫通して、それぞれ複数の設備配管用シャフト(パイプシャフト)161と電気配線用シャフト(パイプシャフト)162とが設けられている。設備ユニットスペース121の床は、居室スペース122の床及び共用廊下スペース123の床から400mm落とし込まれて下がり床となされている。
共用廊下スペース123には、各階を結ぶ階段14,14とエレベーター15とが固定的に設けられている。
【0022】
次に、建築物本体(スケルトン)と設備ユニットや可動壁(インフィル)との関係を説明する。図4は図1の本発明の建築物本体にインフィルを設けた建築物の水平断面図、図5は図4のV −V 線断面図、図6は図4のVI−VI線断面図、図7は図4のVII −VII 線の断面の斜視図である。
【0023】
建築物本体1の設備ユニットスペース121は各種設備ユニットが設置されてユーティリティ空間となされ、居室スペース122は可動壁が設置され居室空間となされている。ユーティリティ空間と居室空間とは住戸40a,40b,40cとに区分され、それぞれ各住戸に対応して玄関(出入口)ユニット23で形成される玄関が設けられている。また、居室空間は、それぞれ戸境壁(可動壁)31で各住戸に区画され、また、各住戸内は間仕切壁(可動壁)32と開口付き間仕切壁(可動壁)33とで居室が形成され、居室と廊下125とが区画されている。
また、外気に通じる共用廊下スペース123と住戸40a,40b,40cとはそれぞれ設備ユニットの壁で区画されている。すなわち、各住戸において、設備ユニットの壁241a,261a,211a等が外気に接する壁となされている。玄関ユニット23内には通路が形成され共用廊下スペース123と居室スペースとを連通可能になされている。
【0024】
住戸40aの設備ユニットスペース121には、西からホビールームユニットであるAVルームユニット(設備ユニット)24b,サニタリーユニット(設備ユニット)21a,キッチンユニット(設備ユニット)22a,玄関ユニット(設備ユニット)23,サニタリーユニット21aが配置されている。これら全ての設備ユニットの平面寸法は同一となされている。
【0025】
AVルームユニット24bとサニタリーユニット21aとの間には、収納ユニット26aと収納ユニット26bが設けられている。収納ユニット26aは、AVルームユニット24bとサニタリーユニット21aの両方に備えられた開き戸を通して、両側から使用可能なようになされている。収納ユニット26bは、AVルームユニット24bに備えられた開き戸を通してAVルームユニット24b側から使用可能なようになされている。
【0026】
上述の収納ユニット26aと収納ユニット26bとは互いに平面寸法を同一となされており、長辺,短辺とも他の設備ユニットの平面寸法の1/2となされている。
【0027】
また、サニタリーユニット21aとキッチンユニット22aとの間には、収納ユニット26b,26bが設けられている。それらはキッチンユニット22aに備えられた開き戸を通してキッチンユニット22a側から使用可能なようになされている。
【0028】
また、キッチンユニット22aと玄関ユニット23との間には、設備配管用シャフト161が設けられている。
さらに、玄関ユニット23とサニタリーユニット21aとの間には、電気配線用シャフト162と収納ユニット26aとが設けられている。収納ユニット26aは、玄関ユニット23に備えられた引き戸とサニタリーユニット21aに備えられた開き戸を通して、両側から使用可能なようになされている。
【0029】
住戸40aと同様に、住戸40bのユーティリティ空間には、西からサニタリーユニット21a,設備配管用シャフト161,玄関ユニット23,電気配線用シャフト162と収納ユニット26b,キッチンユニット22b,2個の収納ユニット26bが配置されている。
また、住戸40cのユーティリティ空間は、西からサニタリーユニット21c,設備配管用シャフト161,キッチンユニット22b,電気配線用シャフト162と収納ユニット26a,玄関ユニット23,2個の収納ユニット26b,ホビールームユニットである工作室ユニット24a,収納ユニット26aと26b,浴室ユニット21aが配置されている。
【0030】
また、図6に示すように、配管は設備ユニットスペース121の下がり床と設備配管用シャフト161とを使って、水平方向と垂直方向に配されている。
【0031】
本実施例は上述のように構成されているので、設備ユニットを移動することにより住戸面積を簡単に変更したり、各住戸に対応して、玄関ユニット23を他の設備ユニットと入れ換えたり配置したりすることにより、玄関の位置を簡単に変更することができる。
【0032】
また、収納ユニット以外の設備ユニットの平面寸法が同一となされているので、それらの設備ユニットどうしの位置を簡単に入れ替えることができる。つまり、建築物の用途が変更になった際、必要な設備ユニットを必要な場所に、他の部分を変更することなく、簡単に設置することができる。
また、可動壁で建築物の内部の間仕切壁が形成されているので、住戸内の間取りを簡単に変更することができる。つまり、建築物の用途が変更になった際、簡単に間取りを変更することができる。
【0033】
また、集合住宅の各住戸間の戸境壁が、可動壁と設備ユニットの壁で構成されているので各住戸の面積を簡単に変更することができる。つまり、集合住宅の居住者が変わったり、居住者の家族構成が変わったりしたときに、住戸面積の変更を含む対応が簡単にできる。
【0034】
また、収納ユニットと他の設備ユニットとを規則的に組み合わせることができる。また、他の設備ユニットの機能や広さを損なうことなく収納量を増やすことができる。つまり、居住者や使用者のニーズが変わっても対応が容易である。
【0035】
図8は図4に示す集合住宅の間取りを変更した第1変形例の集合住宅の水平断面図である。図8の集合住宅は、住戸40cの工作室ユニット24aをキッチンユニット22bに置き換えたものであり、居室スペース122を中心に説明をする。
住戸40aは、西から2人用寝室41b,1人用寝室41a,リビングダイニング42,1人用寝室41aが配置されており、夫婦と子供2人用とされている。
ここで、サニタリーユニット21aが2個設けられているのは、夫婦専用サニタリー及び子供専用サニタリーとして使用されるためである。将来、夫婦専用サニタリーのサニタリーユニット21aは要介護者用のサニタリーユニット21cに置き換えてもよい。
【0036】
また、住戸4bは、西から2人用寝室41b,リビングダイニング42が配置されており、夫婦用とされている。ただし、リビングダイニング42は、将来可動壁で分割して、子供用に寝室を設けることができるようになされている。
【0037】
さらに、住戸40cは、西からくつろげるスペースを有する2人用寝室41b,1人用寝室41a,リビングダイニング42,2人用寝室41bが配置されており、親の世帯と子供の世帯の二世帯用となされている。
ここで、サニタリーユニット21cは、介護の必要な親の世帯の専用サニタリーであり、サニタリーユニット21aは、子供の世帯の専用サニタリーとして使用できるようになされている。
【0038】
図9は図4に示す集合住宅の間取りを変更した第2変形例の集合住宅の水平断面図である。以下、設備ユニットスペース121と居室スペース122を中心に説明する。
住戸40dにおいて、サニタリー空間には、西からサニタリーユニット21b,収納ユニット26aと収納ユニット26b,玄関ユニット23,収納ユニット26aと収納ユニット26b,キッチンユニット22a,設備配管用シャフト161,サニタリーユニット21b,電気配線用シャフト162と収納ユニット26b,工作室24a,収納ユニット26aと収納ユニット26bが配置されている。
居室空間は、西から2人用寝室41b,1人用寝室41a,リビングダイニング42,2人用寝室41bが配置されており、夫婦と子供3人用となされている。
ここで、サニタリーユニット21bが2個設けられているのは、夫婦専用サニタリー及び子供専用サニタリーとして使用されるためである。将来、夫婦専用サニタリーのサニタリーユニット21aは要介護者用のサニタリーユニット21cに置き換えられることが想定されている。
【0039】
また、住戸40eにおいて、サニタリー空間には、西から収納ユニット26a,サニタリーユニット21a,設備配管用シャフト161,キッチンユニット22b,収納ユニット26aと収納ユニット26b,玄関ユニット23,2個の収納ユニット26bが配置されている。
居室空間は、リビングダイニング用スペースを有する1人用寝室41aから形成されており、単身者用となされている。
【0040】
さらに、住戸40fにおいて、サニタリー空間は、西からサニタリーユニット21c,設備配管用シャフト161,キッチンユニット22b,電気配線用シャフト162と収納ユニット26a,玄関ユニット23,収納ユニット26aと収納ユニット26b,サニタリーユニット21a,2個の収納ユニット26b,AVルーム24bが配置されている。
居室空間は、西から2人用寝室41b,リビングダイニング42,2人用寝室41b,1人用寝室41aとから形成されており、リビングダイニング42を共用する親の世帯と子供の世帯の二世帯用となされている。
ここで、サニタリーユニット21cは親の世帯専用、サニタリーユニット21aは子供の世帯専用となされている。
【0041】
図10は図4に示す集合住宅の間取りを変更した第3変形例の集合住宅の水平断面図である。以下、設備ユニットスペース121と居室スペース122を中心に説明する。
住戸40gにおいて、サニタリー空間には、西からAVルームユニット24b,2個の収納ユニット26b,サニタリーユニット21b,収納ユニット26aと収納ユニット26b,キッチンユニット22a,設備配管用シャフト161,玄関ユニット23,電気配線用シャフト162と収納ユニット26bが配置されている。
居室空間は、西から2人用寝室41b,リビングダイニング42,1人用寝室41aが配置されており、夫婦と子供1人用となされている。
【0042】
また、住戸40hにおいて、サニタリー空間には、西からAVルームユニット24b,2個の収納ユニット26a,キッチンユニット22a,設備配管用シャフト161,玄関ユニット23,電気配線用シャフト162と収納ユニット26b,サニタリーユニット21b,2個の収納ユニット26bが配置されている。
居室空間は、西からリビングダイニング42,2人用寝室41bが配置されており、夫婦用となされている。ただし、リビングダイニング42は、将来可動壁で分割して、子供用に寝室を設けることができるようになされている。
【0043】
さらに、住戸40iにおいて、サニタリー空間には、西からサニタリーユニット21c,設備配管用シャフト161,玄関ユニット23,電気配線用シャフト162と収納ユニット26b,キッチンユニット22b,2個の収納ユニット26b,工作室ユニット24a,収納ユニット26aと収納ユニット26b,サニタリーユニット21cが配置されている。
居室空間は、南側の2室の通所用寝室41cと東側の2人用寝室41bとリビングダイニング42とから形成されており、リビングダイニング42はグループ用リビングとして、工作室ユニット24aはスタッフルームとして使用するようになされており、デイケアサービスルーム用として使用できるようになされている。
【0044】
上述のように、同じ建築物本体1に対して、設備ユニットや可動壁を配置することにより、さまざまな居住者の要求に答えるように間取りを計画することができる。また、居住者の家族構成や身体条件が変化した場合にも、設備ユニットや可動壁を変更したり、移動することにより、居住者の要求に答えることができる。
【0045】
図11は本発明の設備ユニットや可動壁の変更を説明するための水平断面図である。当初、夫婦と子供夫婦と孫1人用の住戸として各室が配置されていた。つまり、住戸jのサニタリー空間には、西からAVルームユニット24b,サニタリーユニット21a,キッチンユニット22a,玄関ユニット23,サニタリーユニット21aが配置されている。
居室空間は、2人用寝室41bと1人用寝室41aとリビングダイニング42と2人用寝室41bとから形成されている。
【0046】
この住戸40jの住人が、介護の必要な老人1人と子供夫婦と孫夫婦とその子供1人に変化した場合の対応を説明する。サニタリー空間においては、矢印に示すように、図11(a)のAVルームユニット24bとサニタリーユニット21aとを、図11(b)のサニタリーユニット21cと介護ユニット25に入れ換える。
また、居室空間においては、間仕切壁32と開口付き間仕切壁33とを移動して、1人用寝室41aを東に移動した。また、子供部屋43を孫夫婦が使う東側の2人用寝室41bの隣に設け、子供夫婦は西側の寝室41bを使用することとした。また、介護の必要な老人は、介護ユニット25を使用することとした。
このように、設備ユニットの平面寸法が同一となされ、間仕切壁32と開口付き間仕切壁33とが、可動壁となされているので、居住者のメンバーや身体条件が変化したときに、間取りの変更に簡単に対応することができる。
【0047】
図12は本発明の集合住宅に用いられるサニタリーユニットのバリエーションを示す水平断面図、図13は本発明の集合住宅に用いられるキッチンユニットのバリエーションを示す水平断面図、図14は本発明の集合住宅に用いられる玄関ユニットの水平断面図、図15は本発明の集合住宅に用いられるホビールームユニットのバリエーションを示す水平断面図、図16は本発明の集合住宅に用いられる介護ルームユニットの水平断面図である。
【0048】
図12のサニタリーユニットのバリエーションにおいて、(a)は浴槽Rタイプ,(b)は浴槽Lタイプ,(c)はワンルームタイプで要介護者向けに適したものである。
図13のキッチンユニットのバリエーションにおいて、(a)はRタイプ,(b)はLタイプである。
図14の出入口ユニットである玄関ユニットは引込玄関となされている。玄関ユニット23の共用廊下スペースに面する側壁には通路開口23dが設けられ、その奥に玄関扉23bが設けられ、居室スペースに面する側壁には室内扉23cが設けられている。また、玄関ユニット23内には共用廊下スペースと居室スペースとを連通する通路23aが設けられている。
図15のホビールームユニットのバリエーションにおいて、(a)は工作室,(b)はAVルームである。
図16の介護室ユニットはベットを備えており、リハビリ用機器等を設けることができるようになされている。
以上の設備ユニットは全て平面寸法を同一にしてあり、互いに置き換え可能となされている。また、設備ユニットは、床と天井と側壁とから構成される箱状体である。
【0049】
図17は本発明の集合住宅に用いられる収納ユニットのバリエーションを示す水平断面図である。(a)は内部に仕切りの無いものであり、片側から好適に使用され、(b)は中央部に縦に仕切りが設けられており、両側から好適に使用されるものである。
これらの収納ユニットの長辺は設備ユニットの長辺の1/2としてあり、短辺を接して2個を組み合わせることにより、設備ユニットと一体的に利用できるようになされている。
【0050】
図18は本発明の集合住宅に用いられるサニタリーユニット21cの構成を示す斜視図、図19は本発明の集合住宅に用いられる他のサニタリーユニット21aの構成を示す斜視図、図20は本発明の集合住宅に用いられるキッチンユニット13bの構成を示す斜視図、図21は本発明の集合住宅に用いられる玄関ユニット23の構成を示す斜視図、図22は本発明の集合住宅に用いられるホビールームユニットである工作室ユニット15aの構成を示す斜視図、図23は本発明の集合住宅に用いられる介護ルームユニット16の構成を示す斜視図である。
【0051】
図19,図20,図22,図23においては、各設備ユニットの構成を明確にするために、壁パネルは破線で示してある。
【0052】
図18のサニタリーユニット21cは、側面に開口部211aを有する脚部211,211の上に防水パン212,212を載置し、その上に浴槽213,手摺付き便器214,手洗い215を設けてある。また、防水パン212,212の周縁部には壁パネル217,217,・・・が立設され、壁パネル217には手摺216等の付属品が取り付けられている。さらに、壁パネル217には、出入口開口217aと窓217bとが取り付けられている。壁パネル217,217,・・・の上には天井パネル218,218,・・が載置されており、その周縁にはスペーサー219,219と換気装置220が取り付けられている。
【0053】
上述のように、脚部211は側面に開口部211aを有しているので、配線や配管をサニタリーユニット21cの下や内部に自由に引き込むことができる。
また、天井部にはスペーサー219,219が取り付けてあるので、サニタリーユニット21cを建築物本体の天井部に固定することができる。
【0054】
図19のサニタリーユニット21aにおいては、便器214を設置したトイレと浴槽213及び手洗い215が設置された浴室との間が壁パネル217で仕切られている。また、換気装置220は、トイレと浴室の両方に設けられている。
【0055】
図20のキッチンユニット22bにおいては、図19と同様に形成された空間の中に、調理台221と吊り戸棚222が壁パネル217に接して設けられている。また、調理機器の上には換気装置220が設けられている。
【0056】
図21の出入口ユニットである玄関ユニット23においては、図19と同様に形成された空間の中央部が壁パネル217で仕切られ、玄関ドア217cが取り付けてある。
【0057】
図22の工作室ユニット24aにおいては、図19と同様に形成された空間の中に工作机223が壁パネル217に接して設けられている。
【0058】
図23の介護室ユニット25においては、図19と同様に形成された空間の中にベット224が設置されている。また、天井パネル218には、天井リフトレール227が設けられており、リフト226を使って要介護者の移動の補助ができるようになされている。また、車椅子225が置けるスペースが設けてある。
【0059】
上述の設備ユニットは、平面寸法を同一にしてあるので、共通の脚部211,防水パン212,壁パネル217,天井パネル218,スペーサー219を使用して構成することができる。つまり、少ない部品点数で、多くのバリエーションを実現することができる。
また、脚部211と防水パン212を広さの単位として、それらを組み合わせることにより、さまざまな広さの設備ユニットを構成することができる。また、それらの設備ユニットは防水パン212の整数倍の平面寸法を有するので、設備ユニットどうしの配置の自由度を高くすることができる。
【0060】
図24は本発明の集合住宅に用いられる収納ユニットの構成を示す斜視図である。収納ユニット26aは、脚部211,211の間に床パネル212を掛け渡し、脚部211の上に壁パネル217を立設し、壁パネル217の中央部間に壁パネル217を掛け渡し、その上に天井パネル218を載置し、さらに、天井パネル218の一端部の上にスペーサー219が取り付けられている。収納ユニット26bは、脚部211,211の間に床パネル212を掛け渡し、脚部211の上に壁パネル217を立設し、壁パネル217の側端部間に壁パネル217を掛け渡し、その上に天井パネル218を載置し、さらに、天井パネル218の他端部の上にスペーサー219が取り付けられている。このように収納ユニット26aと収納ユニット26bとを組み合わせることにより、収納ユニットを他の設備ユニットの側面に整合して取り付けることができる。
【0061】
図25は本発明の集合住宅に用いられる可動壁のバリエーションを示す斜視図で、(a)は戸境壁31又は間仕切壁32であり、(b)は開口付き間仕切壁33である。
戸境壁31と間仕切壁32とは、縦桟の両面に面材が取着されて形成されており、内部は上下に連続した空洞となされており、配線材料を内部に配することができ、スイッチやコンセントを取り付けることができるようになされている。また、建築物の床や壁や天井に設けた嵌合突起に前記空洞を嵌合させることにより、建築物の床面,壁面,天井面に固定できるようになされている。
開口付き間仕切壁33は、上吊り式の引き違い開閉建具を有しており、床面にレールを設けることなく引き違い建具を設けることができる。
【0062】
以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0063】
例えば、設備ユニットの平面寸法は互いに整数倍としてもよいし、整数分の1にしてもよい。
また、外気に接する壁や戸境壁を移動して、住戸面積を変更することも可能である。
【0066】
【発明の効果】
請求項記載の発明の建築物においては、建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットと可動壁との配置を変更することで、各住戸の面積を簡単に変更することができるので、住戸の居住者が変わったり、居住者の家族構成が変わったりしたときに、住戸面積の変更を含む対応が簡単にできる。
【0067】
請求項記載の発明の建築物においては、建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットと可動壁との配置を変更することで、各住戸の面積を簡単に変更することができる。また、各住戸に対応して出入口ユニットを配置することにより住戸と共用廊下スペースの往来が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物本体の水平断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線の断面の斜視図である。
【図4】図1の建築物本体(スケルトン)に設備ユニットや可動壁等のインフィルを設けた状態をしめす水平断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】図4のVII −VII 線の断面の斜視図である。
【図8】図4に示す集合住宅の間取りを変更した第1変形例の集合住宅の水平断面図である。
【図9】図4に示す集合住宅の間取りを変更した第2変形例の集合住宅の水平断面図である。
【図10】図4に示す集合住宅の間取りを変更した第3変形例の集合住宅の水平断面図である。
【図11】本発明の設備ユニットや可動壁の変更を説明するための水平断面図である。
【図12】本発明の集合住宅に用いられるサニタリーユニットのバリエーションを示す水平断面図である。
【図13】本発明の集合住宅に用いられるキッチンユニットのバリエーションを示す水平断面図である。
【図14】本発明の集合住宅に用いられる玄関ユニットの水平断面図である。
【図15】本発明の集合住宅に用いられるホビールームユニットのバリエーションを示す水平断面図である。
【図16】本発明の集合住宅に用いられる介護ルームユニットの水平断面図である。
【図17】本発明の集合住宅に用いられる収納ユニットのバリエーションを示す水平断面図である。
【図18】本発明の集合住宅に用いられるサニタリーユニットの構成を示す斜視図である。
【図19】本発明の集合住宅に用いられる他のサニタリーユニットの構成を示す斜視図である。
【図20】本発明の集合住宅に用いられるキッチンユニットの構成を示す斜視図である。
【図21】本発明の集合住宅に用いられる玄関ユニットの構成を示す斜視図である。
【図22】本発明の集合住宅に用いられるホビールームユニット(工作室)の構成を示す斜視図である。
【図23】本発明の集合住宅に用いられる介護ルームユニットの構成を示す斜視図である。
【図24】本発明の集合住宅に用いられる収納ユニットの構成を示す斜視図である。
【図25】本発明の集合住宅に用いられる可動壁の斜視図である。
【符号の説明】
1 建築物本体
121 設備ユニットスペース(下がり床)
122 居室スペース
123 共用廊下スペース
21a,21b,21c サニタリーユニット(設備ユニット)
22a,22b キッチンユニット(設備ユニット)
23 玄関(出入口)ユニット(設備ユニット)
24a,24b ホビールームユニット(設備ユニット)
25 介護ルームユニット(設備ユニット)
26a,26b 収納ユニット(設備ユニット)
211 脚部
211a 開口部
241a,261a,211a 外気に接する壁
31 戸境壁(可動壁)
32 間仕切壁(可動壁)
33 開口付き間仕切壁(可動壁)

Claims (3)

  1. 複数の住戸が形成される建築物本体内に、設備ユニットが複数箇所に配置可能になされた設備ユニットスペースと、居室を形成するための居室スペースとがそれぞれ列状に設けられ、前記住戸の戸境壁は、前記設備ユニットスペースにおいては前記建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットとなされ、前記居室スペースにおいては可動壁となされたことを特徴とする建築物。
  2. 複数の住戸が形成される建築物本体内に、外気に通じるとともに前記各住戸に面する共用廊下スペースと、設備ユニットが複数箇所に配置可能になされた設備ユニットスペースと、居室を形成するための居室スペースとがそれぞれ列状に設けられ、前記住戸の戸境壁は、前記設備ユニットスペースにおいては前記建築物本体内部の少なくとも床面、壁面、及び天井面のいずれか一に着脱自在に固定される設備ユニットとなされ、前記居室スペースにおいては可動壁となされ、前記各住戸に対応して前記設備ユニットスペースに、前記共用廊下スペースと居室スペースとを連通する通路が形成された出入口ユニットを配置したことを特徴とする建築物。
  3. 前記設備ユニットは、浴室ユニット、洗面ユニット、トイレユニット、サニタリーユニット、キッチンユニット、収納ユニット、階段ユニット、玄関ユニット、又はホビールームユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築物。
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