JP2003138761A - 階段室付き住宅 - Google Patents
階段室付き住宅Info
- Publication number
- JP2003138761A JP2003138761A JP2001335224A JP2001335224A JP2003138761A JP 2003138761 A JP2003138761 A JP 2003138761A JP 2001335224 A JP2001335224 A JP 2001335224A JP 2001335224 A JP2001335224 A JP 2001335224A JP 2003138761 A JP2003138761 A JP 2003138761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- staircase
- room
- floor
- house
- stairs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 下階のパブリックルームと上階のプライベー
トルームとの間の動線を短縮すると共に、住人同士のコ
ミュニケーションの機会を増やすことが可能な階段室付
き住宅を提供する。 【解決手段】 踊り場１３を有する折返し階段１４と、
踊り場１３の背面側に連続して設けられ、下階の床面へ
の接続階段１５を備える共有スペース１６とからなる階
段室１０を、玄関ホール１７と、リビング１１やダイニ
ング１２等のパブリックルームとに跨って設けた階段室
付き住宅１０であって、折返し階段１４の昇降口１８が
玄関ホール１７に設けられると共に、接続階段１５の昇
降口１９がダイニング１２に設けられ、且つパブリック
ルーム１１，１２に面した共有スペース１６の外周部は
仕切材２１によって仕切られている。踊り場１３と共有
スペース１６との仕切部分には開閉可能な建具２２が設
けられ、仕切材２２の天端部にはカウンター材２３が設
けられている。
トルームとの間の動線を短縮すると共に、住人同士のコ
ミュニケーションの機会を増やすことが可能な階段室付
き住宅を提供する。 【解決手段】 踊り場１３を有する折返し階段１４と、
踊り場１３の背面側に連続して設けられ、下階の床面へ
の接続階段１５を備える共有スペース１６とからなる階
段室１０を、玄関ホール１７と、リビング１１やダイニ
ング１２等のパブリックルームとに跨って設けた階段室
付き住宅１０であって、折返し階段１４の昇降口１８が
玄関ホール１７に設けられると共に、接続階段１５の昇
降口１９がダイニング１２に設けられ、且つパブリック
ルーム１１，１２に面した共有スペース１６の外周部は
仕切材２１によって仕切られている。踊り場１３と共有
スペース１６との仕切部分には開閉可能な建具２２が設
けられ、仕切材２２の天端部にはカウンター材２３が設
けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、踊り場を挟んでコ
の字状に折り返す折返し階段と、該折返し階段の踊り場
の背面側に連続して設けられ、下階の床面への接続階段
を備える共有スペースとからなる階段室を設けた階段室
付き住宅に関する。
の字状に折り返す折返し階段と、該折返し階段の踊り場
の背面側に連続して設けられ、下階の床面への接続階段
を備える共有スペースとからなる階段室を設けた階段室
付き住宅に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
２階建ての住宅では、１階部分には主としてリビングや
ダイニング等の住人が集うパブリックルームが配設さ
れ、２階部分には主として寝室、子供部屋等のプライベ
ートルームが配設された間取りとするのが一般的であ
る。また、来訪客を案内しやすくしたり、住人同士のコ
ミュニケーションを図りやすくするために、パブリック
ルームを玄関ホールと隣接して設ける場合が多く、また
階段は、各自が玄関からパブリックルームを通らずにプ
ライベートな空間にスムーズに移動できるように、その
昇降口を玄関ホールに設ける場合が多い。
２階建ての住宅では、１階部分には主としてリビングや
ダイニング等の住人が集うパブリックルームが配設さ
れ、２階部分には主として寝室、子供部屋等のプライベ
ートルームが配設された間取りとするのが一般的であ
る。また、来訪客を案内しやすくしたり、住人同士のコ
ミュニケーションを図りやすくするために、パブリック
ルームを玄関ホールと隣接して設ける場合が多く、また
階段は、各自が玄関からパブリックルームを通らずにプ
ライベートな空間にスムーズに移動できるように、その
昇降口を玄関ホールに設ける場合が多い。
【０００３】このように玄関ホールにパブリックルーム
への出入り口と階段の昇降口の双方を設けた住宅では、
各住人はパブリックルームとプライベートルームとを選
択して玄関からこれらにスムーズに移動することが可能
であるが、１階のパブリックルームと２階のプライベー
トルームとの間の移動を考えると、必ず１階の玄関ホー
ルを通過する必要を生じるので、その動線が遠回りとな
ってスムーズな移動を行えない場合がある。例えば２階
に子供部屋があり、夕食時に子供が１階のダイニングに
行くには、階段を一旦一番下まで降りた後、玄関ホール
からリビング又はキッチンを通ってダイニングに行くと
いった遠回りな動線を経ることになる。
への出入り口と階段の昇降口の双方を設けた住宅では、
各住人はパブリックルームとプライベートルームとを選
択して玄関からこれらにスムーズに移動することが可能
であるが、１階のパブリックルームと２階のプライベー
トルームとの間の移動を考えると、必ず１階の玄関ホー
ルを通過する必要を生じるので、その動線が遠回りとな
ってスムーズな移動を行えない場合がある。例えば２階
に子供部屋があり、夕食時に子供が１階のダイニングに
行くには、階段を一旦一番下まで降りた後、玄関ホール
からリビング又はキッチンを通ってダイニングに行くと
いった遠回りな動線を経ることになる。
【０００４】また、階段と、リビングやダイニング等の
住人が集うパブリックルームとは、住人が頻繁に通過す
る屋内区間であるため、これらの間に住人のための簡易
な共有のスペースを設けることにより、住人同士のコミ
ュニケーションをさらに効果的に図ることができるもの
と考えられる。
住人が集うパブリックルームとは、住人が頻繁に通過す
る屋内区間であるため、これらの間に住人のための簡易
な共有のスペースを設けることにより、住人同士のコミ
ュニケーションをさらに効果的に図ることができるもの
と考えられる。
【０００５】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたもので、下階のパブリックルームと上階のプライベ
ートルームとの間の動線を短縮してスムーズな移動を可
能にすると共に、行き来の多い動線の途中における住人
同士のコミュニケーションの機会を増やすことが可能な
階段室付き住宅を提供することを目的とするものであ
る。
れたもので、下階のパブリックルームと上階のプライベ
ートルームとの間の動線を短縮してスムーズな移動を可
能にすると共に、行き来の多い動線の途中における住人
同士のコミュニケーションの機会を増やすことが可能な
階段室付き住宅を提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、踊り場を挟ん
でコの字状に折り返す折返し階段と、該折返し階段の踊
り場の背面側に連続して設けられ、下階の床面への接続
階段を備える共有スペースとからなる階段室を、玄関ホ
ールと、リビングやダイニング等の住人が集うパブリッ
クルームとに跨って設けた階段室付き住宅であって、前
記折返し階段の昇降口が前記玄関ホールに設けられてい
ると共に、前記接続階段の昇降口が前記パブリックルー
ムに設けられ、且つ前記パブリックルームに面した前記
共有スペースの外周部は、１７０ｃｍ以下の高さの仕切
材によって仕切られていることを特徴とする階段室付き
住宅を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある（請求項１記載の発明）。
でコの字状に折り返す折返し階段と、該折返し階段の踊
り場の背面側に連続して設けられ、下階の床面への接続
階段を備える共有スペースとからなる階段室を、玄関ホ
ールと、リビングやダイニング等の住人が集うパブリッ
クルームとに跨って設けた階段室付き住宅であって、前
記折返し階段の昇降口が前記玄関ホールに設けられてい
ると共に、前記接続階段の昇降口が前記パブリックルー
ムに設けられ、且つ前記パブリックルームに面した前記
共有スペースの外周部は、１７０ｃｍ以下の高さの仕切
材によって仕切られていることを特徴とする階段室付き
住宅を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある（請求項１記載の発明）。
【０００７】また、本発明の階段室付き住宅は、前記踊
り場と前記共有スペースとの仕切部分に開閉可能な建具
を設けることが好ましい（請求項２記載の発明）。
り場と前記共有スペースとの仕切部分に開閉可能な建具
を設けることが好ましい（請求項２記載の発明）。
【０００８】さらに、本発明の階段室付き住宅は、前記
共有スペースの前記パブリックルームに面した外周部に
設けられる仕切材が、天端部に相当の幅を有して載置台
又は机を兼ねるカウンター材を備えていることが好まし
い（請求項３記載の発明）。
共有スペースの前記パブリックルームに面した外周部に
設けられる仕切材が、天端部に相当の幅を有して載置台
又は机を兼ねるカウンター材を備えていることが好まし
い（請求項３記載の発明）。
【０００９】さらにまた、本発明の階段室付き住宅は、
前記折返し階段の踊り場及び前記共有スペースが、下階
の床面から６０〜８０ｃｍの高さに設けられていると共
に、前記共有スペースは、これの天井面の下方に１９０
ｃｍ以上の高さの空間を保持していることが好ましい
（請求項４記載の発明）。
前記折返し階段の踊り場及び前記共有スペースが、下階
の床面から６０〜８０ｃｍの高さに設けられていると共
に、前記共有スペースは、これの天井面の下方に１９０
ｃｍ以上の高さの空間を保持していることが好ましい
（請求項４記載の発明）。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態を
添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の階
段室付き住宅１０は、図１に示すように、１階部分には
主としてリビング１１やダイニング１２等の住人が集う
パブリックルームが配設され、２階部分（図示せず。）
には主として寝室、子供部屋等のプライベートルームが
配設され間取りを有する２階建ての住宅である。
添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の階
段室付き住宅１０は、図１に示すように、１階部分には
主としてリビング１１やダイニング１２等の住人が集う
パブリックルームが配設され、２階部分（図示せず。）
には主として寝室、子供部屋等のプライベートルームが
配設され間取りを有する２階建ての住宅である。
【００１１】そして、本実施形態の階段室付き住宅１０
によれば、踊り場１３を挟んでコの字状に折り返す折返
し階段１４と、折返し階段１４の踊り場１３の背面側に
連続して設けられ、下階のダイニング１２の床面への接
続階段１５を備える共有スペース１６とからなる階段室
２０が、玄関ホール１７と、パブリックルームとしての
リビング１１及びダイニング１２とに跨って設けられて
いる。また折返し階段１４の昇降口１８が玄関ホール１
７に面して設けられていると共に、接続階段１５の昇降
口１９がダイニング１２に面して設けられ、且つリビン
グ１１及びダイニング１２に面した共有スペース１６の
外周部は、共有スペース１６の床面からの高さが１５０
ｃｍ程度となった仕切材２１によって仕切られている。
によれば、踊り場１３を挟んでコの字状に折り返す折返
し階段１４と、折返し階段１４の踊り場１３の背面側に
連続して設けられ、下階のダイニング１２の床面への接
続階段１５を備える共有スペース１６とからなる階段室
２０が、玄関ホール１７と、パブリックルームとしての
リビング１１及びダイニング１２とに跨って設けられて
いる。また折返し階段１４の昇降口１８が玄関ホール１
７に面して設けられていると共に、接続階段１５の昇降
口１９がダイニング１２に面して設けられ、且つリビン
グ１１及びダイニング１２に面した共有スペース１６の
外周部は、共有スペース１６の床面からの高さが１５０
ｃｍ程度となった仕切材２１によって仕切られている。
【００１２】また、本実施形態によれば、階段室２０の
踊り場１３と共有スペース１６との間の仕切部分には、
開閉可能な建具として引き戸２２が設けられている。
踊り場１３と共有スペース１６との間の仕切部分には、
開閉可能な建具として引き戸２２が設けられている。
【００１３】さらに、本実施形態によれば、共有スペー
ス１６のリビング１１及びダイニング１２に面した外周
部に設けられる仕切材２１は、天端部に相当の幅を有し
て載置台又は机を兼ねることのできるカウンター材２３
を備えている。
ス１６のリビング１１及びダイニング１２に面した外周
部に設けられる仕切材２１は、天端部に相当の幅を有し
て載置台又は机を兼ねることのできるカウンター材２３
を備えている。
【００１４】本実施形態の階段室付き住宅１０によれ
ば、１階部分の間取りは、以下のようになっている。す
なわち、南側の道路境界に面した正面の略中央部分に
は、玄関ポーチ２４の後方に位置して玄関２５が設けら
れており、玄関２５の北側には、玄関ホール１７が設け
られている。また玄関ホール１７を挟んだ東側には、パ
ブリックルームとしてのリビング１１及びダイニング１
２が玄関ホール１７から出入り可能に設けられ、ダイニ
ング１２の北側には、住宅１０の北東の角部に位置して
キッチン２６が設けられている。玄関ホール１７を挟ん
だ西側には、広縁２７及び和室２８が設けられている。
玄関ホール１７の北側部分は東西方向に延設する廊下２
９と接続しており、廊下２９を介してダイニング１２に
行くことができるようになっている。さらに、廊下２９
の北側に沿って、浴室３０、洗面所３１、トイレ３２等
の水廻り施設が設けられている。
ば、１階部分の間取りは、以下のようになっている。す
なわち、南側の道路境界に面した正面の略中央部分に
は、玄関ポーチ２４の後方に位置して玄関２５が設けら
れており、玄関２５の北側には、玄関ホール１７が設け
られている。また玄関ホール１７を挟んだ東側には、パ
ブリックルームとしてのリビング１１及びダイニング１
２が玄関ホール１７から出入り可能に設けられ、ダイニ
ング１２の北側には、住宅１０の北東の角部に位置して
キッチン２６が設けられている。玄関ホール１７を挟ん
だ西側には、広縁２７及び和室２８が設けられている。
玄関ホール１７の北側部分は東西方向に延設する廊下２
９と接続しており、廊下２９を介してダイニング１２に
行くことができるようになっている。さらに、廊下２９
の北側に沿って、浴室３０、洗面所３１、トイレ３２等
の水廻り施設が設けられている。
【００１５】そして、本実施形態によれば、玄関ホール
１７と、パブリックルームとしてのリビング１１及びダ
イニング１２とに跨って、１階部分の略中央に階段室２
０が設けられている。階段室２０を構成する折返し階段
１４は、玄関ホール１７に面した昇降口１８から東側に
３段登った下階側階段部３３と、４段目に位置する平面
形状が矩形の踊り場１３と、踊り場１３から西側に１１
段登った上階側階段部３４とからなり、上階側階段部３
４は、住宅１０の２階部分の床面に接続している。踊り
場１３は、玄関ホール１７から４段目に設置されて、下
階の床面から８０ｃｍ程度の高さに設けられている。
１７と、パブリックルームとしてのリビング１１及びダ
イニング１２とに跨って、１階部分の略中央に階段室２
０が設けられている。階段室２０を構成する折返し階段
１４は、玄関ホール１７に面した昇降口１８から東側に
３段登った下階側階段部３３と、４段目に位置する平面
形状が矩形の踊り場１３と、踊り場１３から西側に１１
段登った上階側階段部３４とからなり、上階側階段部３
４は、住宅１０の２階部分の床面に接続している。踊り
場１３は、玄関ホール１７から４段目に設置されて、下
階の床面から８０ｃｍ程度の高さに設けられている。
【００１６】階段室２０を構成する共有スペース１６
は、折返し階段１４の踊り場１３の背面側である東側
に、踊り場１３と同じ高さで連続して設けられる、例え
ば縦（南北方向）１３０〜２８０ｃｍ程度、横（東西方
向）１３０〜２８０ｃｍ程度の大きさの平面形状が略矩
形のスペースであって、戸袋壁３５及びこれにスライド
可能に収容される引き戸２２によって、折返し階段１４
の踊り場１３との間の仕切部分が区画されている。また
共有スペース１６の東側端部には、ダイニング１２の床
面へ降りることが可能な３段の接続階段１５が設けられ
ていると共に、接続階段１５の南側の面は、図２にも示
すように、天井面３７に至る目隠し壁３６によって覆わ
れていて、接続階段１５を昇降する住人が、リビング１
１に居る住人から隠されるような工夫がなされている。
は、折返し階段１４の踊り場１３の背面側である東側
に、踊り場１３と同じ高さで連続して設けられる、例え
ば縦（南北方向）１３０〜２８０ｃｍ程度、横（東西方
向）１３０〜２８０ｃｍ程度の大きさの平面形状が略矩
形のスペースであって、戸袋壁３５及びこれにスライド
可能に収容される引き戸２２によって、折返し階段１４
の踊り場１３との間の仕切部分が区画されている。また
共有スペース１６の東側端部には、ダイニング１２の床
面へ降りることが可能な３段の接続階段１５が設けられ
ていると共に、接続階段１５の南側の面は、図２にも示
すように、天井面３７に至る目隠し壁３６によって覆わ
れていて、接続階段１５を昇降する住人が、リビング１
１に居る住人から隠されるような工夫がなされている。
【００１７】本実施形態によれば、共有スペース１６の
リビング１１に面した南側の外周部、及びダイニング１
２に面した西側の目隠し壁３６までの外周部には、１５
０ｃｍ程度の高さの仕切材２１が設けられていて、平面
形状がＬ字形に仕切られていると共に、仕切材２１の天
端部には、４５ｃｍ程度の相当の幅を有するカウンター
材２３が、載置台又は机を兼ねることのできる台として
共有スペース１６の内側に幅を拡げて平面形状がＬ字形
に設けられている。
リビング１１に面した南側の外周部、及びダイニング１
２に面した西側の目隠し壁３６までの外周部には、１５
０ｃｍ程度の高さの仕切材２１が設けられていて、平面
形状がＬ字形に仕切られていると共に、仕切材２１の天
端部には、４５ｃｍ程度の相当の幅を有するカウンター
材２３が、載置台又は机を兼ねることのできる台として
共有スペース１６の内側に幅を拡げて平面形状がＬ字形
に設けられている。
【００１８】なお、階段室２０におけるリビング１１に
面した踊り場１３の南側の面、及び廊下２９に面した折
返し階段１４と共有スペース１６の北側の面は、天井面
３７に至る仕切壁３８，３９によって、各々仕切られて
いる。また、いわゆる中２階となった共有スペース１６
の床面の下方には、リビング１１から出し入れが可能な
物入れ４０が設けられており、共有スペース１６の下方
の余った空間の有効利用が図られている。
面した踊り場１３の南側の面、及び廊下２９に面した折
返し階段１４と共有スペース１６の北側の面は、天井面
３７に至る仕切壁３８，３９によって、各々仕切られて
いる。また、いわゆる中２階となった共有スペース１６
の床面の下方には、リビング１１から出し入れが可能な
物入れ４０が設けられており、共有スペース１６の下方
の余った空間の有効利用が図られている。
【００１９】ここで、リビング１１及びダイニング１２
に面した共有スペース１６の外周部に設けられた仕切材
２１の高さは、共有スペース１６の床面から１７０ｃｍ
以下の高さとする必要がある。仕切材２１の高さが１７
０ｃｍよりも高いと、共有スペース１６内に十分な採光
をとることができなくなる。また、階段室２０における
踊り場１３及び共有スペース１６は、１階の床面から６
０〜８０ｃｍの高さに設けることが好ましい。これらの
高さが６０ｃｍよりも低いと、床面の下方に適度な大き
さの物入れ４０を設けることが困難になり、また８０ｃ
ｍよりも高いと共有スペース１６の天井高さを十分にと
れなくなる。さらに、共有スペース１６は、これの上方
の天井面３７の下方に１９０ｃｍ以上の高さの空間を保
持していることが好ましい。１９０ｃｍ以上の高さの空
間を保持することができないと、天井高さをが低くなっ
て圧迫感を感じやすくなる。
に面した共有スペース１６の外周部に設けられた仕切材
２１の高さは、共有スペース１６の床面から１７０ｃｍ
以下の高さとする必要がある。仕切材２１の高さが１７
０ｃｍよりも高いと、共有スペース１６内に十分な採光
をとることができなくなる。また、階段室２０における
踊り場１３及び共有スペース１６は、１階の床面から６
０〜８０ｃｍの高さに設けることが好ましい。これらの
高さが６０ｃｍよりも低いと、床面の下方に適度な大き
さの物入れ４０を設けることが困難になり、また８０ｃ
ｍよりも高いと共有スペース１６の天井高さを十分にと
れなくなる。さらに、共有スペース１６は、これの上方
の天井面３７の下方に１９０ｃｍ以上の高さの空間を保
持していることが好ましい。１９０ｃｍ以上の高さの空
間を保持することができないと、天井高さをが低くなっ
て圧迫感を感じやすくなる。
【００２０】そして、本実施形態の階段室付き住宅１０
によれば、１階のパブリックルームと２階のプライベー
トルームとの間の動線を短縮してスムーズな移動を可能
にすると共に、行き来の多い動線の途中における住人同
士のコミュニケーションの機会を増やすことが可能にな
る。すなわち、本実施形態によれば、玄関ホール１７と
パブリックルーム１１，１２とに跨って階段室２０が設
けられていると共に、折返し階段１４の踊り場１３の背
面側に連続して共有スペース１６が設けられており、且
つ共有スペース１６には、１階のダイニング１２への接
続階段１５が設けられているので、住人は、必要に応じ
て、折返し階段１４の上階側階段部３４から共有スペー
ス１６を経て接続階段１５からダイニング１２に至る直
線的な動線Ｄを介することにより、下階側階段部３３か
ら玄関ホール１７を介して遠回りすることなく、１階の
パブリックルームと２階のプライベートルームとの間の
移動をスムーズに行うことが可能になる。また、頻繁に
行き来が行われる階段１４とパブリックルーム１１，１
２との間の動線Ｄの途中に、住人が立ち止まることが可
能な簡易な共有スペース１６が設けられていることによ
り、住人同士が接する機会を増やしてコミュニケーショ
ンの向上をさらに効果的に図ることが可能になる。
によれば、１階のパブリックルームと２階のプライベー
トルームとの間の動線を短縮してスムーズな移動を可能
にすると共に、行き来の多い動線の途中における住人同
士のコミュニケーションの機会を増やすことが可能にな
る。すなわち、本実施形態によれば、玄関ホール１７と
パブリックルーム１１，１２とに跨って階段室２０が設
けられていると共に、折返し階段１４の踊り場１３の背
面側に連続して共有スペース１６が設けられており、且
つ共有スペース１６には、１階のダイニング１２への接
続階段１５が設けられているので、住人は、必要に応じ
て、折返し階段１４の上階側階段部３４から共有スペー
ス１６を経て接続階段１５からダイニング１２に至る直
線的な動線Ｄを介することにより、下階側階段部３３か
ら玄関ホール１７を介して遠回りすることなく、１階の
パブリックルームと２階のプライベートルームとの間の
移動をスムーズに行うことが可能になる。また、頻繁に
行き来が行われる階段１４とパブリックルーム１１，１
２との間の動線Ｄの途中に、住人が立ち止まることが可
能な簡易な共有スペース１６が設けられていることによ
り、住人同士が接する機会を増やしてコミュニケーショ
ンの向上をさらに効果的に図ることが可能になる。
【００２１】また、本実施形態によれば、折返し階段１
４の踊り場１３と共有スペース１６との仕切部分には開
閉可能な引き戸２２が設けられているので、必要に応じ
て仕切部分を閉塞することにより、リビング１１やダイ
ニング１２の冷暖房の負荷を軽減することが可能にな
る。
４の踊り場１３と共有スペース１６との仕切部分には開
閉可能な引き戸２２が設けられているので、必要に応じ
て仕切部分を閉塞することにより、リビング１１やダイ
ニング１２の冷暖房の負荷を軽減することが可能にな
る。
【００２２】さらに、共有スペース１６の外周部の仕切
材２１は、天端部にカウンター材２３を備えているの
で、これに例えばパソコン等を置いて、共有スペース１
６を共有のパソコン室や書斎等として有効に利用するこ
とが出来ると共に、カウンター材２３をリビング１１の
飾り棚として用いることもできる。
材２１は、天端部にカウンター材２３を備えているの
で、これに例えばパソコン等を置いて、共有スペース１
６を共有のパソコン室や書斎等として有効に利用するこ
とが出来ると共に、カウンター材２３をリビング１１の
飾り棚として用いることもできる。
【００２３】さらにまた、本実施形態によれば、上階側
階段部３４から接続階段１５に至る直線的な動線Ｄの途
中に、平坦な共有スペース１６が介在していることによ
り、住人が上階側階段部３４から接続階段１５に向けて
勢い良く降りることになるのを回避することが可能にな
ると共に、リビング１１内に床面の高さの異なる共有ス
ペース１６が臨んでいることにより、リビング１１に趣
のある室内空間をもたらすことが可能になる。
階段部３４から接続階段１５に至る直線的な動線Ｄの途
中に、平坦な共有スペース１６が介在していることによ
り、住人が上階側階段部３４から接続階段１５に向けて
勢い良く降りることになるのを回避することが可能にな
ると共に、リビング１１内に床面の高さの異なる共有ス
ペース１６が臨んでいることにより、リビング１１に趣
のある室内空間をもたらすことが可能になる。
【００２４】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の階
段室付き住宅は、２階建ての住宅である必要は必ずしも
なく、３階建て以上の住宅であっても良い。また、住宅
の正面が南に面している必要は必ずしもなく、北側や東
側等、種々の方向に向いていても良い。さらに、階段室
は住宅の中央部分に設けられている必要は必ずしもな
い。
ことなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の階
段室付き住宅は、２階建ての住宅である必要は必ずしも
なく、３階建て以上の住宅であっても良い。また、住宅
の正面が南に面している必要は必ずしもなく、北側や東
側等、種々の方向に向いていても良い。さらに、階段室
は住宅の中央部分に設けられている必要は必ずしもな
い。
【００２５】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の階
段室付き住宅によれば、下階のパブリックルームと上階
のプライベートルームとの間の動線を短縮してスムーズ
な移動を可能にすると共に、行き来の多い動線の途中に
おける住人同士のコミュニケーションの機会を容易に増
やすことができる。
段室付き住宅によれば、下階のパブリックルームと上階
のプライベートルームとの間の動線を短縮してスムーズ
な移動を可能にすると共に、行き来の多い動線の途中に
おける住人同士のコミュニケーションの機会を容易に増
やすことができる。
【図１】本発明の一実施形態に係る階段室付き住宅の１
階部分の平面図である。
階部分の平面図である。
【図２】リビングから階段室をみた状況を示す、図１の
Ａ−Ａに沿った側面図である。
Ａ−Ａに沿った側面図である。
１０ 階段室付き住宅
１１ リビング（パブリックルーム）
１２ ダイニング（パブリックルーム）
１３ 踊り場
１４ 折返し階段
１５ 接続階段
１６ 共有スペース
１７ 玄関ホール
１８ 折返し階段の昇降口
１９ 接続階段の昇降口
２０ 階段室
２１ 仕切材
２２ 引き戸（開閉可能な建具）
２３ カウンター材
２５ 玄関
２６ キッチン
２９ 廊下
３３ 下階側階段部
３４ 上階側階段部
３６ 目隠し壁
３７ 天井面
４０ 物入れ
Claims (4)
- 【請求項１】 踊り場を挟んでコの字状に折り返す折返
し階段と、該折返し階段の踊り場の背面側に連続して設
けられ、下階の床面への接続階段を備える共有スペース
とからなる階段室を、玄関ホールと、リビングやダイニ
ング等の住人が集うパブリックルームとに跨って設けた
階段室付き住宅であって、 前記折返し階段の昇降口が前記玄関ホールに設けられて
いると共に、前記接続階段の昇降口が前記パブリックル
ームに設けられ、且つ前記パブリックルームに面した前
記共有スペースの外周部は、１７０ｃｍ以下の高さの仕
切材によって仕切られていることを特徴とする階段室付
き住宅。 - 【請求項２】 前記踊り場と前記共有スペースとの仕切
部分に開閉可能な建具が設けられている請求項１に記載
の階段室付き住宅。 - 【請求項３】 前記共有スペースの前記パブリックルー
ムに面した外周部に設けられる仕切材は、天端部に相当
の幅を有して載置台又は机を兼ねるカウンター材を備え
ている請求項１又は２に記載の階段室付き住宅。 - 【請求項４】 前記折返し階段の踊り場及び前記共有ス
ペースは、下階の床面から６０〜８０ｃｍの高さに設け
られていると共に、前記共有スペースは、これの天井面
の下方に１９０ｃｍ以上の高さの空間を保持している請
求項１〜３のいずれかに記載の階段室付き住宅。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001335224A JP2003138761A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 階段室付き住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001335224A JP2003138761A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 階段室付き住宅 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003138761A true JP2003138761A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19150234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001335224A Pending JP2003138761A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 階段室付き住宅 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003138761A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010007413A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | キッチン一体型階段部構造 |
| WO2014064625A1 (zh) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | Xu Jun | 高层建筑复式楼梯 |
| CN104520519A (zh) * | 2012-10-23 | 2015-04-15 | 南宁马许科技有限公司 | 高层建筑复式楼梯 |
| CN104641056A (zh) * | 2012-10-23 | 2015-05-20 | 南宁马许科技有限公司 | 非错层建筑之maxu楼梯 |
| JP2019148100A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 積水ハウス株式会社 | 建築物の室内構造 |
| JP2021004532A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001335224A patent/JP2003138761A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010007413A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | キッチン一体型階段部構造 |
| WO2014064625A1 (zh) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | Xu Jun | 高层建筑复式楼梯 |
| WO2014064624A1 (en) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | Jun Xu | Maxu stairs for non-split-level buildings |
| WO2014063310A1 (en) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | Jun Xu | Maxu stairs |
| CN104364454A (zh) * | 2012-10-23 | 2015-02-18 | 南宁马许科技有限公司 | Maxu楼梯 |
| CN104520519A (zh) * | 2012-10-23 | 2015-04-15 | 南宁马许科技有限公司 | 高层建筑复式楼梯 |
| CN104641056A (zh) * | 2012-10-23 | 2015-05-20 | 南宁马许科技有限公司 | 非错层建筑之maxu楼梯 |
| GB2521784A (en) * | 2012-10-23 | 2015-07-01 | Michael Jun Xu | Maxu stairs for non-split-level buildings |
| JP2019148100A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 積水ハウス株式会社 | 建築物の室内構造 |
| JP7052410B2 (ja) | 2018-02-27 | 2022-04-12 | 積水ハウス株式会社 | 建築物の室内構造 |
| JP2021004532A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
| JP7276684B2 (ja) | 2019-06-27 | 2023-05-18 | 積水ハウス株式会社 | 住宅 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5977496B2 (ja) | 住宅 | |
| JP2003138761A (ja) | 階段室付き住宅 | |
| JP2018178649A (ja) | 住宅 | |
| JP2002317564A (ja) | スキップフロアのある住宅 | |
| JP5283438B2 (ja) | キッチン一体型階段部構造 | |
| Grayson | 7. The Best of Design for the Elderly | |
| JP6668026B2 (ja) | 建物 | |
| CN218205941U (zh) | 空中院落式度假住宅 | |
| JP7401959B1 (ja) | 住宅 | |
| JP2003041785A (ja) | 住 宅 | |
| JP4279742B2 (ja) | 建物 | |
| JP7381704B1 (ja) | 住宅 | |
| JP2002129759A (ja) | 住 宅 | |
| JP2535720B2 (ja) | 多所帯型住宅 | |
| JP2003138767A (ja) | メゾネット型住戸の居室構造 | |
| JP3085919U (ja) | 住 宅 | |
| JP3786649B2 (ja) | 建物 | |
| JP2018172938A (ja) | 建物の室内構造及び建物 | |
| JP2004108101A (ja) | 建物 | |
| JP2002167983A (ja) | 中庭付住宅 | |
| JPH11336345A (ja) | 住 宅 | |
| JP6723699B2 (ja) | 二世帯住宅 | |
| JP2022139301A (ja) | 住宅 | |
| JP2002138684A (ja) | 個室・共用居住ブロック付き住宅 | |
| JP2001303779A (ja) | 敷地高低差のある住宅 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061122 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070522 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070719 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070726 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070914 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090427 |