JPH0732767Y2 - プレフアブル−ムの基礎枠敷設構造 - Google Patents
プレフアブル−ムの基礎枠敷設構造Info
- Publication number
- JPH0732767Y2 JPH0732767Y2 JP1987014339U JP1433987U JPH0732767Y2 JP H0732767 Y2 JPH0732767 Y2 JP H0732767Y2 JP 1987014339 U JP1987014339 U JP 1987014339U JP 1433987 U JP1433987 U JP 1433987U JP H0732767 Y2 JPH0732767 Y2 JP H0732767Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- frames
- wall panel
- prefabricated
- support frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は既設の建物内に構築される水廻り空間を備えた
プレファブルームの基礎枠敷設構造に関する。
プレファブルームの基礎枠敷設構造に関する。
(従来の技術) 近年、ビルジングの躯体建設後、屋内工事を行うに際
し、その水廻り空間、例えば、トイレ等のスペースは、
工事内容が多岐に亘る為、事前に工場等で壁下地にパネ
ル状の壁装材を着設一体化した壁パネルや、便器又は洗
面台と所要の配管や器具類をユニット化した便器ユニッ
ト又は洗面台ユニット等の備品を壁パネル建付用下枠と
しての基礎枠等の構造材と共に建物の中に搬入し、以っ
て、躯体の床上に基礎枠を敷設すると共にこの基礎枠上
に壁パネルを建付けて所望の部屋空間を画成し、更に所
要の備品を設置して所謂プレファブ方式のインナールー
ムを新たに構築する形で対処し、斯くして施工の簡略化
を図ろうとする傾向に在る。
し、その水廻り空間、例えば、トイレ等のスペースは、
工事内容が多岐に亘る為、事前に工場等で壁下地にパネ
ル状の壁装材を着設一体化した壁パネルや、便器又は洗
面台と所要の配管や器具類をユニット化した便器ユニッ
ト又は洗面台ユニット等の備品を壁パネル建付用下枠と
しての基礎枠等の構造材と共に建物の中に搬入し、以っ
て、躯体の床上に基礎枠を敷設すると共にこの基礎枠上
に壁パネルを建付けて所望の部屋空間を画成し、更に所
要の備品を設置して所謂プレファブ方式のインナールー
ムを新たに構築する形で対処し、斯くして施工の簡略化
を図ろうとする傾向に在る。
こうしたプレファブルームの基礎枠は、従来、躯体の床
面と略々同レベルで水平に延在する如く敷設されてい
た。
面と略々同レベルで水平に延在する如く敷設されてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) だが、斯かる従来のプレファブルームの基礎枠敷設構造
では、基礎枠上に建付けられた壁パネルの室内側に備品
を設置しなければならず、従って、備品の奥行に壁パネ
ルの厚味を加えた分だけ室内空間が狭められることとな
り、既に躯体側の壁と壁パネルとの間に若干のスペース
が割かれていることや部屋の四周に付き同様のことが当
て嵌まる点を考えれば、スペースの活用上好ましいから
ざる結果となっていた。
では、基礎枠上に建付けられた壁パネルの室内側に備品
を設置しなければならず、従って、備品の奥行に壁パネ
ルの厚味を加えた分だけ室内空間が狭められることとな
り、既に躯体側の壁と壁パネルとの間に若干のスペース
が割かれていることや部屋の四周に付き同様のことが当
て嵌まる点を考えれば、スペースの活用上好ましいから
ざる結果となっていた。
本考案は斯かる従来のプレファブルームの基礎枠敷設構
造における問題点を有効に解決すべく為されたもので、
その目的とする処は、室内備品の設置に際し、少なくと
も壁パネルの厚味分だけ部屋空間を狭めずに済み、しか
も壁パネルの軽量化をも同時に達成し得るプレファブル
ームの基礎枠敷設構造を提供するに在る。
造における問題点を有効に解決すべく為されたもので、
その目的とする処は、室内備品の設置に際し、少なくと
も壁パネルの厚味分だけ部屋空間を狭めずに済み、しか
も壁パネルの軽量化をも同時に達成し得るプレファブル
ームの基礎枠敷設構造を提供するに在る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、壁パネルを建付けて部
屋空間を画成するための直方体状の基礎枠を建物躯体の
床上に敷設し、この基礎枠を部屋空間から視て前後のロ
アフレームとアッパフレームと両フレームの側縁部間を
連絡する前後のストラットフレームと、この後側ストラ
ットフレームに後側アッパフレームを取付け支持するた
めのサポートフレームと、前後のロアフレーム同士及び
前後のアッパフレーム同士を夫々を連絡するヘッダフレ
ームとで構成したプレファブルームの基礎枠敷設構造に
おいて、サポートフレームを内方に向いた断面視略コ字
状に形成し、このサポートフレームの上片部前部に係合
片を介してカウンターを取付けることで、上片部上の前
記後側ストラットフレームよりも前に前記壁パネルを載
置するための段違い部を設け、カウンター下方の基礎枠
は各種配管類を収納する配管ユニットとした。
屋空間を画成するための直方体状の基礎枠を建物躯体の
床上に敷設し、この基礎枠を部屋空間から視て前後のロ
アフレームとアッパフレームと両フレームの側縁部間を
連絡する前後のストラットフレームと、この後側ストラ
ットフレームに後側アッパフレームを取付け支持するた
めのサポートフレームと、前後のロアフレーム同士及び
前後のアッパフレーム同士を夫々を連絡するヘッダフレ
ームとで構成したプレファブルームの基礎枠敷設構造に
おいて、サポートフレームを内方に向いた断面視略コ字
状に形成し、このサポートフレームの上片部前部に係合
片を介してカウンターを取付けることで、上片部上の前
記後側ストラットフレームよりも前に前記壁パネルを載
置するための段違い部を設け、カウンター下方の基礎枠
は各種配管類を収納する配管ユニットとした。
(作用) 上記手段によれば、カウンター下方の基礎枠を配管ユニ
ットとしたので、各種配管類の配設スペースが得られ、
又、基礎枠のサポートフレーム上に係合片を介してカウ
ンターを取付けることにより段違い部を形成し、この段
違い部上に壁パネルを載置する構成としたので、建物躯
体内に設置した基礎枠上に壁パネルを立設し壁パネルの
手前に基礎枠とは別体の配管ユニット等の備品を設置し
たものに比べて、少なくとも壁パネルの厚み分だけ部屋
空間を狭めずに済み、しかも壁パネル自身の背丈を低寸
化できる為、その軽量化も可能となる。
ットとしたので、各種配管類の配設スペースが得られ、
又、基礎枠のサポートフレーム上に係合片を介してカウ
ンターを取付けることにより段違い部を形成し、この段
違い部上に壁パネルを載置する構成としたので、建物躯
体内に設置した基礎枠上に壁パネルを立設し壁パネルの
手前に基礎枠とは別体の配管ユニット等の備品を設置し
たものに比べて、少なくとも壁パネルの厚み分だけ部屋
空間を狭めずに済み、しかも壁パネル自身の背丈を低寸
化できる為、その軽量化も可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例に係る基礎枠付設構造をシステ
ムトイレとしてのプレファブルームに適用した場合に付
き、添付図面に基ずいて詳細な説明を行なう。
ムトイレとしてのプレファブルームに適用した場合に付
き、添付図面に基ずいて詳細な説明を行なう。
先ず、第3図乃至第5図を参照してプレファブルーム全
体の説明を行なう。
体の説明を行なう。
第3図はプレファブルームの天井を除いた全体平面図、
そして第4図及び第5図は夫々第3図の4−4線及び5
−5線から見たものとしてのプレファブルームの展開図
である。
そして第4図及び第5図は夫々第3図の4−4線及び5
−5線から見たものとしてのプレファブルームの展開図
である。
図中、(P)はプレファブルームの全体を示し、プレフ
ァブルーム(P)は、建物躯体の床上に直方体状の基礎
枠を敷設してその角隅に支柱(C)…を立設し、以っ
て、基礎枠を下枠とし支柱(C)…間の頭つなぎ材を上
枠とする建付枠を構築して適宜な壁パネル(Wa)…(W
k)…(Wm)…(Wn)…(Wr)…(Ws)(Wt)(Ww)…
(Wz)(以降、総称的に符号Wiで表わす)を建て巡らす
ことにより出入口(E)を備える部屋空間(S)を画成
すると共に、適宜なブース(Bk),(Br)…(Bt)を設
けて小便及び洗面用スペース(Sm)や大便器用スペース
(Sr)…(St)それに洗面及び化粧用スペース(Sw)等
を区画し、仕切板(Bm)付き小便器ユニット(M)及び
大便器ユニット(T)並びに洗面台ユニット(K),
(L)等を適宜配置して所謂システムトイレとして構成
され、その床(F)にはタイル等の床仕上材を敷き詰
め、床(F)の周縁は幅木(H)…で見切られている。
尚、図中右方の大便器用スペース(Sr)…は、本実施例
では特に限定しないが、例えば、左方の大便器用スペー
ス(St)同様洋風の便所としても或いは和風の便所とし
ての良く、場合によっては、内一つを清掃用流しユニッ
トの為のスペースとして利用しても構わない。
ァブルーム(P)は、建物躯体の床上に直方体状の基礎
枠を敷設してその角隅に支柱(C)…を立設し、以っ
て、基礎枠を下枠とし支柱(C)…間の頭つなぎ材を上
枠とする建付枠を構築して適宜な壁パネル(Wa)…(W
k)…(Wm)…(Wn)…(Wr)…(Ws)(Wt)(Ww)…
(Wz)(以降、総称的に符号Wiで表わす)を建て巡らす
ことにより出入口(E)を備える部屋空間(S)を画成
すると共に、適宜なブース(Bk),(Br)…(Bt)を設
けて小便及び洗面用スペース(Sm)や大便器用スペース
(Sr)…(St)それに洗面及び化粧用スペース(Sw)等
を区画し、仕切板(Bm)付き小便器ユニット(M)及び
大便器ユニット(T)並びに洗面台ユニット(K),
(L)等を適宜配置して所謂システムトイレとして構成
され、その床(F)にはタイル等の床仕上材を敷き詰
め、床(F)の周縁は幅木(H)…で見切られている。
尚、図中右方の大便器用スペース(Sr)…は、本実施例
では特に限定しないが、例えば、左方の大便器用スペー
ス(St)同様洋風の便所としても或いは和風の便所とし
ての良く、場合によっては、内一つを清掃用流しユニッ
トの為のスペースとして利用しても構わない。
ここで、第1図及び第2図を参照して大便器ユニット
(T)及びその廻りの構造説明を行なう。
(T)及びその廻りの構造説明を行なう。
第1図は大便器ユニット廻りの縦断面図、第2図は同要
部拡大図である。
部拡大図である。
大便器ユニット(T)は陶磁製の洋風大便器(1)とこ
の大便器(1)の為の配管系や器具類、電気配線その他
を収容する配管ユニット(2)とから成る。
の大便器(1)の為の配管系や器具類、電気配線その他
を収容する配管ユニット(2)とから成る。
大便器(1)は船尾状に湾曲する前部(1a)の上面に便
座(1b)を備え、段丘状に頂部が隆起する後部(1c)の
後面が配管ユニット(2)に着設され、底部(1d)は床
(F)上に着座している。
座(1b)を備え、段丘状に頂部が隆起する後部(1c)の
後面が配管ユニット(2)に着設され、底部(1d)は床
(F)上に着座している。
配管ユニット(2)は、第4図及び第5図にも示される
ように、正面をなすフロントパネル(3)と上面をなす
カウンター(4)とで外装された一見直方体状のケーシ
ングで、側方を前記ブース(Bt),(Br)で覆われてい
る。尚、配管ユニット(2)の外装は任意で、例えば、
両側部にサイドプレートを設けてブース(Bt),(Br)
に臨ませ、更には後部にバックプレートを設けると共に
底部にボトムプレートを設けて夫々躯体側壁面(Kw)及
び躯体側床(Kf)上への盛り基礎(Fd)仕上面に臨ませ
るようにしても良い。但し、フロントパネル(3)の下
半部には、第1図に示すように、管路取合用開口(3
b),(3c)等を適宜箇所に形成し、これらの開口を介
してフラッシング用導水管(5)や脱臭管(6)、排便
管(7)等の所要の管路の大便器(1)側との接続を行
なえるようにしておく。ロータンク(8)や通水管
(9)等の取合関係は従来通りとする。
ように、正面をなすフロントパネル(3)と上面をなす
カウンター(4)とで外装された一見直方体状のケーシ
ングで、側方を前記ブース(Bt),(Br)で覆われてい
る。尚、配管ユニット(2)の外装は任意で、例えば、
両側部にサイドプレートを設けてブース(Bt),(Br)
に臨ませ、更には後部にバックプレートを設けると共に
底部にボトムプレートを設けて夫々躯体側壁面(Kw)及
び躯体側床(Kf)上への盛り基礎(Fd)仕上面に臨ませ
るようにしても良い。但し、フロントパネル(3)の下
半部には、第1図に示すように、管路取合用開口(3
b),(3c)等を適宜箇所に形成し、これらの開口を介
してフラッシング用導水管(5)や脱臭管(6)、排便
管(7)等の所要の管路の大便器(1)側との接続を行
なえるようにしておく。ロータンク(8)や通水管
(9)等の取合関係は従来通りとする。
以上の如き配管ユニット(2)の外装材と配管系その他
の配管ユニット内の艤装材とは鋼材又はアルミ成形材等
から成る基礎枠(10)により支承されている。即ち、配
管ユニット(2)中には、その前後各側の下縁部及び上
縁部に、夫々配管ユニットの内側に開いた山形のロアフ
レーム(11),(12)及びアッパフレーム(13),(1
4)が配管ユニットの幅方向の略全体に亘って延設され
ており、その内の前側のロアフレーム(11)とアッパフ
レーム(13)との間及び後側のロアフレーム(12)とア
ッパフレーム(14)の各側縁部間が夫々前後のストラッ
トフレームで連絡されている。また前後のロアフレーム
(11),(12)同士間及びアッパフレーム(13),(1
4)同士間に夫々配管ユニット(2)上下の縁沿いに延
在するヘッダフレーム(17),(18)が設けられ更に後
側のアッパフレーム(14)をストラットフレーム(16)
に取付支持する為のサポートフレーム(19)が配管ユニ
ットの幅方向略全体に亘り設けられていて、これら各フ
レーム(11)〜(19)により上記基礎枠(10)が構成さ
れている。
の配管ユニット内の艤装材とは鋼材又はアルミ成形材等
から成る基礎枠(10)により支承されている。即ち、配
管ユニット(2)中には、その前後各側の下縁部及び上
縁部に、夫々配管ユニットの内側に開いた山形のロアフ
レーム(11),(12)及びアッパフレーム(13),(1
4)が配管ユニットの幅方向の略全体に亘って延設され
ており、その内の前側のロアフレーム(11)とアッパフ
レーム(13)との間及び後側のロアフレーム(12)とア
ッパフレーム(14)の各側縁部間が夫々前後のストラッ
トフレームで連絡されている。また前後のロアフレーム
(11),(12)同士間及びアッパフレーム(13),(1
4)同士間に夫々配管ユニット(2)上下の縁沿いに延
在するヘッダフレーム(17),(18)が設けられ更に後
側のアッパフレーム(14)をストラットフレーム(16)
に取付支持する為のサポートフレーム(19)が配管ユニ
ットの幅方向略全体に亘り設けられていて、これら各フ
レーム(11)〜(19)により上記基礎枠(10)が構成さ
れている。
そして、第2図により詳細に示される様に、前後のロア
フレーム(11),(12)は夫々水平にセットされる基片
部(11a),(12a)とこれら基片部(11a),(12a)の
各外縁から鉛直に起立する折曲片(11b),(12b)とか
ら成り、各基片部(11a),(12a)にはナット(11
c),(12c)が溶接等により固着されていて、これらの
ナット(11c),(12c)に螺合させたボルト(11d),
(12d)の下端を基礎(Fd)の上面に押し当てることに
より高さ調節自在となっており、更に基片部(11a),
(12a)上面間に架け渡したチェックプレート(20)を
グリップアンカー(21)で躯体側床(Kf)へ係止するこ
とにより基礎枠(10)全体を安定に固定し傾倒不能とし
ている。また、前側ロアフレーム(11)の折曲片(11
b)の前面沿いに背もたれ付長椅子形状の枠部材(22)
が配置されていて、その脚部(22a)下端を基礎(Fb)
上面に置くと共に背もたれ部(22b)をビス等によりロ
アフレーム折曲片(11b)に止着することにより敷設固
定されており、脚部(22a)前面には幅木(H)が着設
されている。後側ロアフレーム(12)の折曲片(12b)
には後面にアングル材(23)の起立部(23a)が止着さ
れ、アングル材(23)の水平基部(23b)はアンカーボ
ルト(24)により躯体側床(Kf)に固定されていて、こ
の水平基部(23b)と床(Kf)との間にはロアフレーム
(11),(12)の高さ調整に対応した厚味の飼物(25)
が介装されている。
フレーム(11),(12)は夫々水平にセットされる基片
部(11a),(12a)とこれら基片部(11a),(12a)の
各外縁から鉛直に起立する折曲片(11b),(12b)とか
ら成り、各基片部(11a),(12a)にはナット(11
c),(12c)が溶接等により固着されていて、これらの
ナット(11c),(12c)に螺合させたボルト(11d),
(12d)の下端を基礎(Fd)の上面に押し当てることに
より高さ調節自在となっており、更に基片部(11a),
(12a)上面間に架け渡したチェックプレート(20)を
グリップアンカー(21)で躯体側床(Kf)へ係止するこ
とにより基礎枠(10)全体を安定に固定し傾倒不能とし
ている。また、前側ロアフレーム(11)の折曲片(11
b)の前面沿いに背もたれ付長椅子形状の枠部材(22)
が配置されていて、その脚部(22a)下端を基礎(Fb)
上面に置くと共に背もたれ部(22b)をビス等によりロ
アフレーム折曲片(11b)に止着することにより敷設固
定されており、脚部(22a)前面には幅木(H)が着設
されている。後側ロアフレーム(12)の折曲片(12b)
には後面にアングル材(23)の起立部(23a)が止着さ
れ、アングル材(23)の水平基部(23b)はアンカーボ
ルト(24)により躯体側床(Kf)に固定されていて、こ
の水平基部(23b)と床(Kf)との間にはロアフレーム
(11),(12)の高さ調整に対応した厚味の飼物(25)
が介装されている。
こうした前後のロアフレーム(11),(12)の各基片部
(11a),(12a)左右端の上面間に下側ヘッダフレーム
(17)が架橋され、このヘッダフレーム(17)の前部
(17a)の上面に前側ストラットフレーム(15)の下部
(15a)が着設されている。ヘッダフレーム(17)の後
端部(17b)は後側ロアフレーム(12)の折曲片(12b)
に設けられた切欠を通して後側ストラットフレーム(1
6)の下部(16a)側面に固定され、同下部(16a)の下
端は上記アングル材(23)に固着され一体となってい
る。
(11a),(12a)左右端の上面間に下側ヘッダフレーム
(17)が架橋され、このヘッダフレーム(17)の前部
(17a)の上面に前側ストラットフレーム(15)の下部
(15a)が着設されている。ヘッダフレーム(17)の後
端部(17b)は後側ロアフレーム(12)の折曲片(12b)
に設けられた切欠を通して後側ストラットフレーム(1
6)の下部(16a)側面に固定され、同下部(16a)の下
端は上記アングル材(23)に固着され一体となってい
る。
一方、前後のアッパフレーム(13),(14)は、夫々水
平にセットされる基片部(13a),(14a)とこれら基片
部(13a),(14a)の各外縁から直角に垂下する折曲片
(13b),(14b)とから成り、これら折曲片(13b),
(14b)の上部内面間に前記上側のヘッダフレーム(1
8)が横架され、このフレーム(18)も水平な基片部(1
8a)とその外縁から直角に垂下する折曲片(18b)とか
ら成っている。また、サポートフレーム(19)は内方に
向いた『コ』字状断面チャンネル材の下片を途中で更に
下方に折曲垂下せしめた如き形状を有し、従って水平な
上片部(19a)と、この上片部(19a)の外縁より下方に
向かう支持連結部(19b)と、この連結部(19b)の下縁
より前方へ向かう下片部(19c)と、この下片部(19c)
の前縁より下方へ向かう垂下片(19d)とから成ってい
る。
平にセットされる基片部(13a),(14a)とこれら基片
部(13a),(14a)の各外縁から直角に垂下する折曲片
(13b),(14b)とから成り、これら折曲片(13b),
(14b)の上部内面間に前記上側のヘッダフレーム(1
8)が横架され、このフレーム(18)も水平な基片部(1
8a)とその外縁から直角に垂下する折曲片(18b)とか
ら成っている。また、サポートフレーム(19)は内方に
向いた『コ』字状断面チャンネル材の下片を途中で更に
下方に折曲垂下せしめた如き形状を有し、従って水平な
上片部(19a)と、この上片部(19a)の外縁より下方に
向かう支持連結部(19b)と、この連結部(19b)の下縁
より前方へ向かう下片部(19c)と、この下片部(19c)
の前縁より下方へ向かう垂下片(19d)とから成ってい
る。
そして、配管ユニット(2)の前部では、ストラットフ
レーム(15)の上端にヘッダフレーム(18)の基片部
(18a)を載せ、この基片部(18a)の上面でアッパフレ
ーム(13)の基片部(13a)を支承している。
レーム(15)の上端にヘッダフレーム(18)の基片部
(18a)を載せ、この基片部(18a)の上面でアッパフレ
ーム(13)の基片部(13a)を支承している。
配管ユニット(2)の後部では、ストラットフレーム
(16)の上部(16b)にサポートフレーム(19)の垂下
片(19d)の下部をボルト(26)で固定し、この垂下片
(19d)の上部にアッパフレーム(14)の折曲片(14b)
下端を固着すると共に同アッパフレーム(14)の基片部
(14a)にヘッダフレーム(18)の基片部(18a)を下方
より一体的に着設している。
(16)の上部(16b)にサポートフレーム(19)の垂下
片(19d)の下部をボルト(26)で固定し、この垂下片
(19d)の上部にアッパフレーム(14)の折曲片(14b)
下端を固着すると共に同アッパフレーム(14)の基片部
(14a)にヘッダフレーム(18)の基片部(18a)を下方
より一体的に着設している。
尚、前後のアッパフレーム(13),(14)の各基片部
(13a),(14a)にはその内縁より上方に起立する条片
(13c),(14c)が形成されていて、前側アッパフレー
ム(13)の条片(13c)にはL字断面の前向き係止片(2
7)が設けられ、後側アッパフレーム(14)の条片(14
c)はサポートフレーム(19)の上片部(19a)をその前
部(19e)寄り位置で下方より支持することにより同上
片部(19a)を両持となすと共に同上片部前部(19e)に
前向き係止片としての機能を持たせている。そして、前
記カウンター(4)の下面に適宜な緩衝材(28)を着設
すると共にこの緩衝材(28)の下面に前後に離間する後
向きの係合片(29),(29)を止着しており、これらの
係合片(29),(29)を上記係止片(27)及びサポート
フレーム(19)の上片部前部(19e)に夫々係着せしめ
ることによりカウンター(4)の取付が行なわれる。と
ころでカウンター(4)の前縁は下方へ折曲された係止
部(4a)となっており、また前記長椅子状枠部材(22)
の脚部(22a)と背もたれ部(22b)との間には水平な座
部(22c)が形成されていて、前記フロントパネル
(3)はこの座部(22c)上に下端を置いて起立させ上
記係止部(4a)で上端を係止して取付けられるようにな
っている。
(13a),(14a)にはその内縁より上方に起立する条片
(13c),(14c)が形成されていて、前側アッパフレー
ム(13)の条片(13c)にはL字断面の前向き係止片(2
7)が設けられ、後側アッパフレーム(14)の条片(14
c)はサポートフレーム(19)の上片部(19a)をその前
部(19e)寄り位置で下方より支持することにより同上
片部(19a)を両持となすと共に同上片部前部(19e)に
前向き係止片としての機能を持たせている。そして、前
記カウンター(4)の下面に適宜な緩衝材(28)を着設
すると共にこの緩衝材(28)の下面に前後に離間する後
向きの係合片(29),(29)を止着しており、これらの
係合片(29),(29)を上記係止片(27)及びサポート
フレーム(19)の上片部前部(19e)に夫々係着せしめ
ることによりカウンター(4)の取付が行なわれる。と
ころでカウンター(4)の前縁は下方へ折曲された係止
部(4a)となっており、また前記長椅子状枠部材(22)
の脚部(22a)と背もたれ部(22b)との間には水平な座
部(22c)が形成されていて、前記フロントパネル
(3)はこの座部(22c)上に下端を置いて起立させ上
記係止部(4a)で上端を係止して取付けられるようにな
っている。
以上の構成において、前記サポートフレーム(19)の上
片部(19a)の上面後部には、断面L字形状の条材から
なる壁パネルWbのストッパ(30)の基片部(30a)が固
着され、更にこのストッパ(30)の起立片(30b)の前
方において、配管ユニット(2)の幅方向の適宜な複数
位置にだぼ(31)が螺着されている。一方、前記壁パネ
ル(Wt)の補強枠部(32)の下框(32a)が下開きのチ
ャンネル形状となっていて、この下框(32a)を上記だ
ぼ(31)に上方から嵌着させて位置決め固定することに
よりサポートフレーム19よりも内側に壁パネル(Wt)の
建付が行なわれ、壁パネル(Wt)の壁装部(33)下端前
面と配管ユニット(2)のカウンター(4)後縁との間
には飼物(34)を入れて目地(35)を打つ。
片部(19a)の上面後部には、断面L字形状の条材から
なる壁パネルWbのストッパ(30)の基片部(30a)が固
着され、更にこのストッパ(30)の起立片(30b)の前
方において、配管ユニット(2)の幅方向の適宜な複数
位置にだぼ(31)が螺着されている。一方、前記壁パネ
ル(Wt)の補強枠部(32)の下框(32a)が下開きのチ
ャンネル形状となっていて、この下框(32a)を上記だ
ぼ(31)に上方から嵌着させて位置決め固定することに
よりサポートフレーム19よりも内側に壁パネル(Wt)の
建付が行なわれ、壁パネル(Wt)の壁装部(33)下端前
面と配管ユニット(2)のカウンター(4)後縁との間
には飼物(34)を入れて目地(35)を打つ。
上記構成によれば、サポートフレーム(19)とストッパ
(30)とにより壁パネル(Wt)の建付下枠としての基礎
枠部材が得られ、この基礎枠部材は、例えばプレファブ
ルーム出入口(E)の付近の壁パネル(Wa)…等他の壁
パネル(Wi)の基礎枠と異なり、大便器ユニット(T)
の配管ユニット(2)の上に敷設される為高さ方向に段
違いとなっている。
(30)とにより壁パネル(Wt)の建付下枠としての基礎
枠部材が得られ、この基礎枠部材は、例えばプレファブ
ルーム出入口(E)の付近の壁パネル(Wa)…等他の壁
パネル(Wi)の基礎枠と異なり、大便器ユニット(T)
の配管ユニット(2)の上に敷設される為高さ方向に段
違いとなっている。
従って壁パネル(Wt)は配管ユニット(2)の上方に建
付けられ、結果的に壁パネル(Wt)の下方がフリースペ
ースとなる為、従来の如く単にプレファブルームの床面
沿いに基礎枠を敷設してその上に壁パネルを建付ける場
合に較べ、第1図より明らかな如く、大便器ユニット
(T)を少なくとも壁パネル(Wt)の厚味分だけプレフ
ァブルーム(P)の室外方向にずらすことができ、現場
によっては更に外方へずらして躯体側壁面(Kw)に可及
的に近ずけることができ、その分だけプレファブルーム
(P)の室内空間(S)を広く使え、スペースの有効利
用を図れる。
付けられ、結果的に壁パネル(Wt)の下方がフリースペ
ースとなる為、従来の如く単にプレファブルームの床面
沿いに基礎枠を敷設してその上に壁パネルを建付ける場
合に較べ、第1図より明らかな如く、大便器ユニット
(T)を少なくとも壁パネル(Wt)の厚味分だけプレフ
ァブルーム(P)の室外方向にずらすことができ、現場
によっては更に外方へずらして躯体側壁面(Kw)に可及
的に近ずけることができ、その分だけプレファブルーム
(P)の室内空間(S)を広く使え、スペースの有効利
用を図れる。
しかも、第4図に見る如く、プレファブルーム(P)の
壁パネル(Wi)の上縁は通常部屋全周に亘り同レベルと
なっており、従って、大便器ユニット(T)上の壁パネ
ル(Wt)は高さ寸法が小さく、軽量であり、搬入等に際
し都合が良い。
壁パネル(Wi)の上縁は通常部屋全周に亘り同レベルと
なっており、従って、大便器ユニット(T)上の壁パネ
ル(Wt)は高さ寸法が小さく、軽量であり、搬入等に際
し都合が良い。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案によれば、カウ
ンター下方の基礎枠を配管ユニットとしたので、各種配
管類の配設スペースを得ることができる。又、基礎枠の
サポートフレーム上に係合片を介してカウンターを取付
けることにより段違い部を形成し、この段違い部上に壁
パネルを載置する構成としたので、建物躯体内に設置し
た基礎枠上に壁パネルを立設し、壁パネルの手前に基礎
枠とは別体の配管ユニット等の備品を設置したものに比
べて、少なくとも壁パネルの厚み分だけ部屋空間を狭め
ずに済む。しかも基礎枠の高さ分だけ壁パネル自体の背
丈を低寸化出来るので、その軽量化も達成出来る。
ンター下方の基礎枠を配管ユニットとしたので、各種配
管類の配設スペースを得ることができる。又、基礎枠の
サポートフレーム上に係合片を介してカウンターを取付
けることにより段違い部を形成し、この段違い部上に壁
パネルを載置する構成としたので、建物躯体内に設置し
た基礎枠上に壁パネルを立設し、壁パネルの手前に基礎
枠とは別体の配管ユニット等の備品を設置したものに比
べて、少なくとも壁パネルの厚み分だけ部屋空間を狭め
ずに済む。しかも基礎枠の高さ分だけ壁パネル自体の背
丈を低寸化出来るので、その軽量化も達成出来る。
図面は本考案の一実施例に係る基礎枠付設構造をシステ
ムトイレとしてのプレファブルームに適用した場合に付
き示したもので、第1図は大便器ユニット廻りの縦断面
図、第2図は同要部拡大図、第3図はプレファブルーム
の天井を除いた全体平面図、そして第4図及び第5図は
夫々第3図の4−4線及び5−5線から見たものとして
のプレファブルームの展開図である。 尚、図中、(19)及び(30)は夫々段違い基礎枠部材と
してのサポートフレーム及びストッパ、(Kf)は建物躯
体の床、(P)はプレファブルーム、(S)は室内空
間、(T)は大便器ユニット、(Wa)〜(Wz)は壁パネ
ルである。
ムトイレとしてのプレファブルームに適用した場合に付
き示したもので、第1図は大便器ユニット廻りの縦断面
図、第2図は同要部拡大図、第3図はプレファブルーム
の天井を除いた全体平面図、そして第4図及び第5図は
夫々第3図の4−4線及び5−5線から見たものとして
のプレファブルームの展開図である。 尚、図中、(19)及び(30)は夫々段違い基礎枠部材と
してのサポートフレーム及びストッパ、(Kf)は建物躯
体の床、(P)はプレファブルーム、(S)は室内空
間、(T)は大便器ユニット、(Wa)〜(Wz)は壁パネ
ルである。
Claims (3)
- 【請求項1】壁パネルを建付けて部屋空間を画成するた
めの直方体状の基礎枠を建物躯体の床上に敷設し、この
基礎枠を部屋空間から視て前後のロアフレームとアッパ
フレームと両フレームの側縁部間を連絡する前後のスト
ラットフレームと、この後側ストラットフレームに後側
アッパフレームを取付け支持するためのサポートフレー
ムと、前後のロアフレーム同士及び前後のアッパフレー
ム同士を夫々を連絡するヘッダフレームとで構成したプ
レファブルームの基礎枠敷設構造において、 前記サポートフレームを内方に向いた断面視略コ字状に
形成し、このサポートフレームの上片部前部に係合片を
介してカウンターを取付けることで、上片部上の前記後
側ストラットフレームよりも前に前記壁パネルを載置す
るための段違い部を設け、前記カウンター下方の基礎枠
は各種配管類を収納する配管ユニットとしたことを特徴
とするプレファブルームの基礎枠敷設構造。 - 【請求項2】前記サポートフレームの中間部には前記壁
パネルを位置決めするためのダボを螺着したことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のプレファブ
ルームの基礎枠敷設構造。 - 【請求項3】前記サポートフレームの上片部の後端部に
は前記壁パネルのストッパを固着したことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のプレファブルーム
の基礎枠敷設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987014339U JPH0732767Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 | プレフアブル−ムの基礎枠敷設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987014339U JPH0732767Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 | プレフアブル−ムの基礎枠敷設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63122503U JPS63122503U (ja) | 1988-08-09 |
JPH0732767Y2 true JPH0732767Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=30804233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987014339U Expired - Lifetime JPH0732767Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 | プレフアブル−ムの基礎枠敷設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732767Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2758630B2 (ja) * | 1989-02-28 | 1998-05-28 | 東陶機器株式会社 | プレファブトイレの手洗設備配置構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5561145U (ja) * | 1978-10-20 | 1980-04-25 |
-
1987
- 1987-02-03 JP JP1987014339U patent/JPH0732767Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63122503U (ja) | 1988-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6301838B1 (en) | Waste discharge system comprising water closet carrier | |
WO2015069405A1 (en) | Pre-assembly of casework components in shipping container | |
JPH0732767Y2 (ja) | プレフアブル−ムの基礎枠敷設構造 | |
JPH0323951Y2 (ja) | ||
JPH0337290Y2 (ja) | ||
JPS5911252Y2 (ja) | 集合住宅における住戸内間仕切壁下配管構造 | |
JPH09195426A (ja) | 建築物 | |
JPH0337296Y2 (ja) | ||
JPH0613282Y2 (ja) | 床のシ−ト防水構造 | |
JPS5835119Y2 (ja) | 身障者用トイレユニツト | |
JP2576996Y2 (ja) | カウンターの設置構造 | |
JPH0219094Y2 (ja) | ||
JPH0442387Y2 (ja) | ||
JPH067145Y2 (ja) | 壁パネル | |
JPH0738500Y2 (ja) | プレファブルームのブース構造 | |
JP2882523B2 (ja) | プレファブルームの壁パネル建て付け構造 | |
JPH0640760Y2 (ja) | 壁パネル | |
JPS6241082Y2 (ja) | ||
JPH0337478Y2 (ja) | ||
JPS6355272A (ja) | 大型トイレル−ム | |
JPH0726515Y2 (ja) | プレファブトイレの主体構造 | |
JPH053579Y2 (ja) | ||
JPH0335769Y2 (ja) | ||
JP3074158B2 (ja) | トイレユニット | |
JP2774548B2 (ja) | 水廻用部屋複合体 |