JPH0613282Y2 - 床のシ−ト防水構造 - Google Patents

床のシ−ト防水構造

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JPH0613282Y2
JPH0613282Y2 JP1433887U JP1433887U JPH0613282Y2 JP H0613282 Y2 JPH0613282 Y2 JP H0613282Y2 JP 1433887 U JP1433887 U JP 1433887U JP 1433887 U JP1433887 U JP 1433887U JP H0613282 Y2 JPH0613282 Y2 JP H0613282Y2
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waterproof
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waterproof sheet
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JPS63122508U (ja
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英文 竹内
繁 鈴木
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は既設ビルジングの屋内に構築されるプレファブ
ルームの床のシート防水構造に関し、特に、床下地と、
シート防水層と、床表面材とで構成され且つ幅木で見切
られた床のシート防水構造に関する。
(従来の技術) 近年、ビルジングの躯体建設後、屋内工事を行うに際
し、その水廻り空間、例えば、バスルームやトイレ等の
スペースは、工事内容が多岐に亘る為、事前に一括して
工場等で製作されたパネル状のユニット類を建物の中に
搬入し、これらを建付けて所謂プレファブ方式のインナ
ールームを新たに設けることにより行い、以って施工の
簡略化を図る傾向に在る。
斯うしたプレファブルームの床をシート防水方式により
防水する場合、通常、躯体側の床であるコンクリートス
ラブ等の上にシート防水層を設けその上に床表面材を貼
設した構成の床防水構造が採用され、また斯かる構成の
プレファブルームの床の壁面との見切りは磁器質タイル
その他の幅木で行っている。
斯かるプレファブルームの床のシート防水構造として
は、従来、例えば実開昭61-80944号公報に係るもの等が
知られていた。
上記公報によれば、第7図に示される様に、床下地(A)
上に防水シート(B)を張り込み、その上に均しモルタル
その他の層(C)を設け、更に床表面材(D)を貼設してプレ
ファブルームの床のシート防水を行ない、その壁面との
見切部では、床下地(A)に固設された床フレームとして
の幅木下地(E)の垂直壁(E1)に沿って防水シート(B)の外
周部(D1)を立上げ、このシート立上げ部(D1)を室内(U)
側から幅木(G)で覆い、更に、シート立上げ部(D1)と幅
木(G)との間にモルタル等の層(H)を介装するようにして
おり、防水シート(D1)の両面には接着剤が塗布されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) だが、斯かる従来の床のシート防水構造は、旧来の慣行
に従って、防水シートと床表面材との間に均しモルタル
その他の層を介在させるばかりか、幅木とシート立上げ
部との間にもモルタル等を充填している為、作業に手間
がかかり、しかも、シート立上げ部に沿ったモルタル等
の層と床下地側の防水シートに沿った均しモルタルその
他の層との間に水密な整合性を長期間に亘り期待するこ
とは難しく、この点、プレファブルームの床の見切部の
如く、例えば、床掃除用のモップの柄の部分や木製サン
ダル等との度重なる衝合が避けられない場所にあって
は、そうした整合性への期待は余り意味が無く、従っ
て、モルタル等を充填しても床見切部での防水は実質的
に防水シートに頼らざるを得ないという不合理な結果に
至ることがあった。
本考案は、斯かる従来の床のシート防水構造における問
題点を有効に解決すべく為されたもので、その目的とす
る処は、床見切部での防水シートの立上げに際し、幅木
との間にモルタル層等の介装を必要とせず、従って防水
施工上の手間が省け、コスト的にも安くつき、しかも、
充分な防水性を得ることができ、特にプレファブルーム
に好適な床のシート防水構造を提供するに在る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する為の手段として本考案は、床下地
と、シート防水層と、床表面材とで構成され幅木で見切
られた床のシート防水構造において、上記シート防水層
を防水シートと、上記床下地とこの防水シートの下面と
を接合する耐水性の下側接着層と、上記床表面材とこの
防水シートの上面とを接合する耐水性の上側接着層とで
構成し、上記防水シートに上記床下地に固設した幅木下
地に沿って立ち上げたシート立上げ部を設け、このシー
ト立上げ部の全体を上記幅木により直接覆うようにし
た。
(作用) 上記手段によれば、防水シートの両面が更に上下の耐水
性の接着層でおおわれており、例えば防水シートをブチ
ルシート、接着層をエポキシ樹脂等で構成すれば、充分
な防水性が得られ、簡易且つ低コストであり、しかも、
床下地に固設した幅木下地に沿って防水シートを立上げ
て幅木で直接覆う構成の為、幅木とシート立上げ部との
間にモルタル層等を介装する必要がなく、プレファブル
ームに好適な床のシート防水構造が得られる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例に係る床のシート防水構造に付
き、その構成を添付図面に基づき説明する。
第1図は、床見切部の縦断面図、第2図及び第3図は夫
々第1図の矢視2部及び矢視3部詳細図である。
図中、参照符号(F)は不図示の建物の水廻り空間(S)の床
を表わす。床(F)はシート防水層(1)をコンクリートスラ
ブ等の床下地(2)と磁器質タイル等の床表面材(3)との間
に介装した防水構造となっており、防水層(1)は、第2
図により詳細に示される様に、下面がエポキシ樹脂等か
ら成る耐水性の下側接着層(4)で床下地(2)に接着され上
面に同じくエポキシ樹脂等から成る耐水性の上側接着層
(5)を介して床表面材(3)が貼着された防水シート(6)に
より構成されている。
一方、水まわり空間(S)の壁(W)は壁パネル(7)を建付け
て構成され、壁パネル(7)はタイル等の仕上材から成る
壁装部(7a)と、この壁装部(7a)が前面に貼設された石綿
セメント硅酸カルシウム板等の芯材から成る下地板(7b)
と、この下地板(7b)を後面から支持する亜鉛メッキ鋼板
等から成る補強フレーム(7c)とで構成される。そして、
補強フレーム(7c)はその最下段の横桟として上向きCチ
ャンネル形状の下框(7d)を有し、この下框(7d)は幅木下
地としての下枠部材(8)の室内側向きL字状座部(8a)に
後述の仕方で位置決め固定され、座部(8a)の起立部(8b)
は補強フレーム(7c)の後面沿いに立ち上がっている。
下枠部材(8)は、壁パネル(7)が着座する上記座部(8a)と
一体に連続して成形された室外側向きL字状脚部(8c)を
有し、脚部(8c)は上方への起立部(8d)と外方へ延出する
基部(8e)とから成り、この基部(8e)はスタッドボルト
(9)とナット(10)により床下地(2)に固定され、その間に
は飼物(11)を敷き、基部(8e)下面と飼物(11)上面との間
を接着剤(12)で接合している。
下枠部材(8)の脚部(8c)側の起立部(8d)には、その室内
(S)側の側面に沿って防水シート(6)が立ち上げられ、こ
のシート立上げ部(6a)は、同様に立ち上げられた下側接
着層(4)の立上げ部(4a)により下枠部材(8)の脚部起立部
(8d)に接着されている。
また、下枠部材(8)の室内(S)側には幅木(13)が冠着され
ていて、幅木(13)はシート立上げ部(6a)の全体を直接覆
う垂直本体部(13a)とその上端の外方への折曲部(13b)と
から成り、第4図に示すように、略L字断面の一体品と
してアルミ板等から成形され、折曲部(13b)には所定の
間隔で複数の取付穴(13c)…が穿設されている。
幅木(13)の折曲部(13b)は、第3図により詳細に示され
るように、壁パネル(7)の下框(7d)と下枠部材(8)の座部
(8a)との間に延入しており、一方、第5図に示す如くビ
ス(14a)にネックカラー(14b)を嵌装して構成されただぼ
(14)が用意されていて、このだぼ(14)を壁パネル下框(7
d)の側から取付け、その際、カラー(14b)の下部を下框
(7d)の底部に穿設されただぼ穴(7e)に嵌入させて壁パネ
ル(7)の位置決めを行ない、ビス(14a)は幅木折曲部(13
b)の取付穴(13c)及び接着層(15)を介して下枠部材(8)の
座部(8a)に螺合せしめ、これにより壁パネル(7)を固定
するようにしている。尚、図中、(16)は壁パネル(7)に
隣接する支柱の側片を示し、(17)は壁パネル(7)と幅木
(13)との間のシリコンコーキングを示している。
幅木(13)の下端部(13d)は、床表面材(3)の上面よりも下
位まで延伸し、幅木下端部(13d)と床表面材(3)との間に
は白セメント目地(18)が打たれている。
上記構成によれば、ブチルシート等の防水シート(6)の
両面が更に上下のエポキシ樹脂等の耐水性の接着層(5),
(4)でおおわれており、従って充分な防水性が得られ、
簡易且つ低コストであり、しかも、床下地(2)に固設し
た幅木下地としての下枠部材(8)に沿って防水シート(6)
を立上げ、その立上げ部(6a)全体を幅木(13)で直接覆う
ようにしている為、シート立上げ部(6a)と幅木(13)との
間にモルタル等の充填物を要しない。
ここで、以上の構成に係る床のシート防水構造をプレフ
ァブルームに適用した場合に付き、第6図を参照して説
明を行う。
第6図はプレファブルーム全体の横断平面図である。
図中、参照符号(19)はプレファブルームの全体を示す。
プレファブルーム(19)は建物躯体の床(2)上に構築され
ていて、三連の大便器(20)…を備えた大便器ユニット(2
1)及び三連の洗面器(22)…を備えた洗面器ユニット(23)
から成る女子便所(24)と、二連の大便器(25)…を備えた
大便器ユニット(26)、二連の小便器(27)…を備えた小便
器ユニット(28)、三連の洗面器(29)…を備えた洗面器ユ
ニット(30)、及び掃除流しユニット(31)から成る男子便
所(32)とによりシステムトイレとして構成され、その床
(F)が前記構成のシート防水構造となっている。
(考案の効果) 本考案によれば、床下地と、シート防水層と、床表面材
とで構成され幅木で見切られた床のシート防水構造にお
いて、上記シート防水層を防水シートと、上記床下地と
この防水シートの下面とを接合する耐水性の下側接着層
と、上記床表面材とこの防水シートの上面とを接合する
耐水性の上側接着層とで構成したので、防水シートの両
面が更に上下の耐水性の接着層でおおわれることにな
り、例えば防水シートをブチルシート、接着層をエポキ
シ樹脂等で構成すれば、充分な防水性が得られ、簡易且
つ低コストであり、しかも、床下地に固設した幅木下地
に沿って防水シートを立上げ、その立上げ部全体を幅木
で直接覆う構成の為、旧来の如くわざわざモルタル等を
介装せずに済む等プレファブルームに好適な床のシート
防水構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示したもので、第1図は床
見切部の縦断面図、第2図は第1図の矢視2部詳細図、
第3図は同矢視3部詳細図,第4図は幅木の要部斜視
図、第5図は位置決め兼固定用だぼの分解図、第6図は
同実施例を適用したプレファブルームの横断平面図、第
7図は従来例の図である。 尚、図中、(1)はシート防水層、(2)は床下地、(3)は床
表面材、(4)は下側接着層、(4a)は下側接着層の立上げ
部、(5)は上側接着層、(6)は防水シート、(6a)はシート
立上げ部、(8)は下枠部材、(13)は幅木、(19)はプレフ
ァブルーム、(F)はプレファブルームの床である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下地と、シート防水層と、床表面材とで
    構成され幅木で見切られた床のシート防水構造におい
    て、 前記シート防水層は防水シートと、前記床下地と該防水
    シートの下面とを接合する耐水性の下側接着層と、前記
    床表面材と該防水シートの上面とを接合する耐水性の上
    側接着層とから成り、 前記防水シートは前記床下地に固設された幅木下地に沿
    って立ち上げられたシート立上げ部を有し、 前記シート立上げ部はその全体が前記幅木により直接覆
    われていることを特徴とする床のシート防水構造。
JP1433887U 1987-02-03 1987-02-03 床のシ−ト防水構造 Expired - Lifetime JPH0613282Y2 (ja)

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JPS63122508U JPS63122508U (ja) 1988-08-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007182759A (ja) * 2007-04-12 2007-07-19 Unitec:Kk 内装パネル構造
US10807564B2 (en) 2019-03-18 2020-10-20 Honda Motor Co., Ltd. Seat haptic system and method of deterring vehicle theft

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