JPH0617460A - Pc床版及び防水パン - Google Patents

Pc床版及び防水パン

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JPH0617460A
JPH0617460A JP4175468A JP17546892A JPH0617460A JP H0617460 A JPH0617460 A JP H0617460A JP 4175468 A JP4175468 A JP 4175468A JP 17546892 A JP17546892 A JP 17546892A JP H0617460 A JPH0617460 A JP H0617460A
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waterproof pan
floor slab
pan
floor
floor block
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JP4175468A
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Yoshitaka Inoue
善尊 井上
Takao Kai
隆夫 甲斐
Osamu Sato
佐藤  修
Masahito Sugino
正仁 杉野
Michiyuki Takeuchi
道幸 竹内
Tatsuya Okita
達也 大北
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Inax Corp
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Taisei Corp
Inax Corp
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
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    • E04F15/00Flooring
    • E04F15/02Flooring or floor layers composed of a number of similar elements
    • E04F15/02177Floor elements for use at a specific location
    • E04F15/02188Floor elements for use at a specific location for use in wet rooms
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PC床版の防水性及び施工性を高める。 【構成】 PC床版1はPCコンクリート製の床版本体
2と、該床版本体2の上面に裏部が埋設された防水パン
(本実施例ではシャワーパン)3とを備えている。防水
パン3は、床面にタイル10が張られている。3aは排
水溝である。この防水パン3の4周縁辺には立上片11
が設けられている。この4周縁辺のうち、PC床版1の
周辺に沿う2辺部分にはこの立上片11の上端から外方
に向って壁パネル載置部12が設けられ、壁パネル13
がその上に立設されている。防水パン3にアンカー片1
7、25が設けられている。 【効果】 コンクリート製床版本体に対し防水パンの裏
部を埋設してあるため、防水性に優れる。防水性の耐久
性もきわめて良い。工場生産されるため、現場での施工
作業量がきわめて少ない。防水パンの裏部を床版本体に
埋設しているため、防水パンの床高さ(踏込高さ)が低
い。また、PC版の有効厚さを大きくできる。アンカー
により、防水パンと床版本体との結合性が高いものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPC床版及び防水パンに
係り、特に防水パンを上面に備えたPC床版及びPC床
版に対し裏部が埋め込まれる防水パンに関する。
【0002】
【従来の技術】PC床版は、型枠内に鉄筋を通常は格子
状に配設し、この型枠内にコンクリートを打設し、養
生、硬化させて得られるものである。
【0003】このPC床版を用いて構築した床スラブ上
に浴室を設置するには、防水パンを該床スラブ上に載設
し、該防水パンの辺縁部に壁パネルを立設し、その上に
天井パネルを架設する。
【0004】かかる従来工法では、防水パンを床スラブ
上に載設した後、レベル調整するため、現場作業量が多
くなって手間がかかる。また、防水パンと床スラブとの
間にレベル調整代(空間部)をあける必要があり、その
分だけ防水パンの踏込高さが高くなるという問題があ
る。
【0005】別の従来例として、特開昭62−1251
36号公報には、周縁に立ち上がりを設けたPC床版が
記載されている。このPC床版は、PC版それ自体によ
って防水を図るものであるため、防水信頼性がいまひと
つ不足する。
【0006】防水性能を高める方法として、同号公報の
第2頁左上欄にはアスファルトで防水することが記載さ
れているが、同欄でも摘示の通り、著しく施工の手間が
かかる。また、アスファルトは、防水性が経年劣化する
という問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来のP
C床版によって浴室等の水回り室の床施工を行なうと、
施工に手間がかかったり、防水信頼性が足りない等の問
題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のPC床版は、
PCコンクリート製の床版本体と、該床版本体の上面に
裏部が埋設された防水パンとを備えてなるものである。
【0009】請求項2のPC床版は、請求項1のPC床
版において、該防水パンの裏部に防水パンと床版本体と
の結合力を高めるためのアンカーを設けたことを特徴と
するものである。
【0010】請求項3のPC床版は、請求項1のPC床
版において、防水パンのうちコンクリート製床版本体に
埋設されてコンクリートと接する部分のうち少なくとも
一部に接着剤を塗着したことを特徴とする。
【0011】請求項4のPC床版は、請求項1のPC床
版において、該防水パンと床版本体との界面のうち少な
くとも一部に弾性材層を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項5の防水パンは、PCコンクリート
製の床版本体に対し裏部が埋設される防水パンであっ
て、該防水パンの裏部に防水パンと床版本体との結合力
を高めるためのアンカー片を一体に設けたものである。
【0013】請求項6の防水パンは、請求項5の防水パ
ンにおいて、前記防水パンはFRP製であり、アンカー
片がFRPの一体成形により設けられていることを特徴
とする。
【0014】
【作用】かかる本発明のPC床版にあっては、防水パン
とPCコンクリート製の床版本体とが一体になったもの
を工場生産できるから、現場ではPC床版を設置施工す
るだけで、浴室等の床面を構築できる。また、防水パン
を採用しているから、防水性がきわめて高く、防水性の
耐久度も良好である。
【0015】請求項2のPC床版防水パンにアンカーを
設けているため、合成樹脂製の防水パンであってもコン
クリート製の床版本体との結合力がきわめて高い。
【0016】請求項3のPC床版では、防水パンとコン
クリート製の床版本体との接着性が良好であり、防水パ
ンの床版本体からの剥離が確実に防止される。また、こ
の防水パンと床版本体との接着性が良いところから、防
水パンと床版本体との間の界面への水の浸入がない。そ
して、このため、耐水性や耐久性もきわめて良好なもの
となる。
【0017】請求項4のPC床版では、防水パンと床版
本体との間に弾性材層を介在させているため、階下への
音の伝播を小さくすることができると共に、シャワー水
が防水パンの床面上に落下した際の発生騒音を小さくで
きる。また、断熱作用によって足裏に温感が付与され
る。さらに、コンクリートの乾燥収縮や、コンクリート
と防水パンとの熱膨張差により防水パンに加えられる種
々の応力の緩和が図れる。
【0018】また、本発明の請求項5の防水パンが一体
化されたPC床版にあっては、防水パンとPCコンクリ
ート製の床版本体とが一体になったものを工場生産でき
るから、現場ではPC床版を設置施工するだけで、浴室
等の床面を構築できる。また、防水パンを採用している
から、防水性がきわめて高く、防水性の耐久度も良好で
ある。しかも、防水パンにアンカーを設けているため、
防水パンとコンクリート製の床版本体との結合力がきわ
めて高い。
【0019】請求項6の防水パンは、アンカー片が一体
成形されており、アンカー片を後付けする必要がない。
なお、この請求項6のように防水パンをFRP製とする
と、FRPとコンクリートとは殆ど付着性を有していな
いところから、アンカーを設けたことによる防水パンと
コンクリート製床版本体との結合力向上の技術的意義が
大である。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第3図は実施例に係るPC床版及び実施例に係る防
水パンを有するPC床版を用いた浴室の平面図、第1,
2図は第3図のI−I線及びII−II線に沿う断面図であ
る。また、第4図はこのPC床版の製造法を示す模式的
な断面図、第5図は別の実施例に用いられる防水パンの
断面図である。
【0021】この浴室の床スラブはPC床版1よりな
り、このPC床版1はPCコンクリート製の床版本体2
と、該床版本体2の上面に裏部が埋設された防水パン
(本実施例ではシャワーパン)3とを備えている。
【0022】このPC床版1は、約4.2m×2mの大
きさを有しており、防水パン3はその一部(シャワーエ
リア)にだけ設けられている。シャワーエリア以外のユ
ーティリティゾーンの床面にはタイル又は大理石等の石
板4が張られている。
【0023】バスゾーンの床面はコンクリート露出面と
なっており、その上側に浴槽5が据え付けられている。
6は浴槽エプロンである。
【0024】なお、第3図において、ユーティリティゾ
ーンには洋風便器7及び洗面カウンター8が設けられて
いる。
【0025】本実施例で用いられている防水パン3は、
床面にタイル10が張られている。3aは排水溝であ
る。この防水パン3の4周縁辺には立上片11が設けら
れている。この4周縁辺のうち、PC床版1の周辺に沿
う2辺部分にはこの立上片11の上端から外方に向って
壁パネル載置部12が設けられ、壁パネル13がその上
に立設されている。この壁パネル載置部13の外縁から
は水切片14が立ち上げられ、さらにこれに引きつづい
て水平片15、立下片16が設けられている。さらに、
この立下片16の下端からは外片にアンカー片17が張
り出されている。
【0026】前記水平片15にはL形アングルよりなる
壁パネル固定用アングル18がビス19で固着されてい
る。壁パネル13の下部の室外面にはバックハンガー2
0が固着されており、アングル18の立上部が該バック
ハンガー20に呑み込まれている。
【0027】この防水パン3の床面にはトラップ21が
連結されている。また、この床面は角パイプ22によっ
て裏面側から補強されている。なお、この角パイプ22
はFRPのオーバーレイによって防水パン3に固着され
ている。
【0028】この角パイプ22にはアンカー金具24が
溶接等により固設されている。このアンカー金具24を
設けることにより、防水パン3と床版本体2との結合力
が高められている。なお、前記アンカー片17と次に述
べるアンカー片25によっても防水パン3と床版本体2
との結合力が高められている。
【0029】防水パン3の周縁辺のうち1辺部分では、
立上片11の上端に対し水平片26が連設され、さらに
この水平片26に対し立下片27及び前記アンカー片2
5が連なっている。この水平片26上にシャワーブース
ドア枠28がビス29で取り付けられている。28aは
シャワーブースドアである。
【0030】本実施例では、防水パン3の裏面に合成樹
脂(本例ではウレタン)の弾性層30が吹き付け等の適
宜の手法で付着されている。
【0031】この弾性層30を設けたことにより、階下
への音の伝播を小さくすることができると共に、シャワ
ー水が防水パン3の床面上に落下した際の発生騒音を小
さくできる。また、断熱作用によって足裏に温感が付与
される。さらに、コンクリートの乾燥収縮や、コンクリ
ートと防水パン3との熱膨張差により防水パン3に加え
られる種々の応力の緩和が図れる。
【0032】本実施例では、防水パン3の裏面のうち主
として防水パン3の底面(床面)部分に弾性材層30を
設けているが、防水パン3の裏面のうち残余の部分にも
弾性材層を形成しても良い。また、この弾性材層30
は、図示の領域よりも狭い範囲にのみ設けても良い。
【0033】この弾性材層30は接着性を有するもの
(例えば弾性エポキシ接着剤)にて形成されても良い。
接着性を有するものとすることにより、防水パン3と床
版本体2との接着性が向上し、防水パン3の剥離や、防
水パン3と床版本体2との界面への水の浸入が防止され
るようになる。
【0034】本実施例では、前記立上片11、壁パネル
載置部12、水切片14、水平片15及び立下片16で
囲まれる凹部分並びに立上片11、水平片26、立下片
27で囲まれる凹部分にそれぞれウレタン39が厚く充
填されている。このように厚くウレタンを充填すると、
ビス19,29がこのウレタン層で止まり、コンクリー
トまでは到達しない。従って、ビス19,29が打ち易
いものとなる。
【0035】本実施例では、この立上片11、壁パネル
載置部12、水切片14及び水平片15並びに立上片1
1及び水平片26に鉄アングル33,34がオーバーレ
イにより固着されており、ビスが効くようになってい
る。なお、このアングル33,34は補強を第1の目的
とするものであるが、アングル34にあってはその下端
縁を折曲させてアンカー部34aとなし、このアンカー
部34aをコンクリート中に埋設することにより、防水
パン3とコンクリート製床版本体2との結合力を高める
アンカーとしての機能も果している。
【0036】コンクリート製床版本体2には補強鉄筋3
6が埋設されている。
【0037】上記実施例ではビス19によってパネル固
定用アングル18を固定しているが、アンカーボルトに
よっても良い。このようにアンカーボルトを打つときに
は、水平片15の部分にまでコンクリートを充填する。
【0038】上記実施例では、アンカー片17、25、
アンカー金具24及びアンカー部34aによってアンカ
ーが構成されているが、これら以外のアンカーを設けて
も良く、これらのいずれか1又は2以上を設けても良
い。
【0039】アンカー金具の形状は第1図のアンカー金
具24に限られるものではなく、I型断面形状、クラン
ク型断面形状等としても良い。
【0040】本発明では、防水パン3と鉄筋36とをワ
イヤや金具等によって連結しても良い。このようにする
と、ワイヤや金具等と鉄筋36とがアンカーとして機能
する。
【0041】アンカーとしては、従来からFRP製防水
パンに用いられてきた足ボルトと称されるレベル調整用
ボルトを採用しても良い。
【0042】また、アンカーとしては、マジックテープ
(商標)のように、微小なJ字形ないしループ状の突起
を有したテープを防水パン裏面に貼着したものであって
も良い。
【0043】さらに、アンカーとしては、第5図の如
く、防水パン3の下面のリブ51に鉄筋52を通したも
のであっても良い。
【0044】また、本実施例では、弾性層30に対し接
着剤(本実施例ではエポキシ系接着剤)が塗着されてい
る。この接着剤を塗着することにより、防水パン3と床
版本体2との結合力が高くなると共に、両者の界面の防
水性もきわめて良くなる。
【0045】この接着剤としては、防水パンとコンクリ
ートの双方への接着性が良いものを選ぶ。上記のエポキ
シ系接着剤はきわめて好適であるが、この他にウレタン
系、シリコン系などの接着剤も好適に採用できる。
【0046】本発明において、接着剤を防水パンの裏面
の全体又はほぼ全体に塗ると、防水パンと床版本体との
結合力がきわめて高くなる。
【0047】ただし、本発明においては、防水パンの周
囲部の上下方向部分の外面(上記実施例では、例えば立
下片16、17のうちコンクリートに埋設される部分で
あって、且つ防水パンの外方を向いている面)にのみ接
着剤を塗着しても良い。この場合でも、防水パンと床版
本体との界面への水の浸入を防止できる。また、接着剤
による接合力の向上の分だけ、防水パンと床版本体との
結合性も良くなる。
【0048】本発明において、接着剤の塗着範囲は上記
に限られるものではなく、上記以外としても良い。
【0049】本発明では、弾性層30を省略し、防水パ
ンに対し直接に接着剤を塗着しても良い。また、弾性層
を形成する場合に、前述の如く、弾性接着剤(例えば弾
性エポキシ樹脂接着剤)を塗着し、弾性層に接着機能を
具備させても良い。
【0050】このPC床版1を製造するには、第4図の
如く、型枠40内にトラップ付きの防水パン3を裏返し
にして配置し、鉄筋36を配列した後、コンクリートを
流し込み、養生、硬化させ、その後、脱型すればよい。
なお、この防水パン3の裏面に予め弾性材層30を設け
ておくと共に、防水パン3の裏面の全体又は所要箇所に
は予め接着剤を塗着しておく。
【0051】本発明において、防水パンとしてはFRP
製防水パンのほか、ステンレスなど他材質の防水パンで
あっても良い。なお、FRP製の防水パンはコンクリー
トとの熱膨張差が小さいため、両者間の界面に生じる熱
膨張応力が小さいという効果がある。
【0052】FRPはコンクリートとの付着性が乏しい
から、前記のアンカーを設け、接着剤を塗着した場合の
効果が大きい。
【0053】本発明のPC床版は浴室やシャワー室のほ
か、トイレ、プール用身体洗浄槽設置室など各種の室の
床施工に好適である。
【0054】
【発明の効果】請求項1のPC床版によれば次の効果が
奏される。 (1) コンクリート製床版本体に対し防水パンの裏部を埋
設してあるため、防水性に優れる。防水性の耐久性もき
わめて良い。 (2) 工場生産されるため、現場での施工作業量がきわめ
て少ない。 (3) 防水パンの裏部を床版本体に埋設しているため、防
水パンの床高さ(踏込高さ)が低い。また、PC版の有
効厚さを大きくできる。 (4) 防水パン設置位置を出すための墨出しが不要であ
る。 (5) 防水パンをコンクリートで裏打ちした構造となるた
め、防水パンの補強を図ることができる。また、これに
より、防水パンに取り付ける補強材の量を少なくでき
る。
【0055】請求項2のPC床版によれば、上記 (1)〜
(5) の効果に加え、更に、次の効果が奏される。 (6) 防水パンと床版本体との結合力がきわめて高く、防
水パンが床版本体から剥れることがなく、耐久性に優れ
る。
【0056】請求項3のPC床版によれば、上記 (1)〜
(5) の効果に加え、更に、次の効果が奏される。 (7) 防水パンと床版本体との結合性が良く、防水パンの
剥離がない。 (8) 防水パンと床版本体との界面への水の浸入がなく、
防水性及び耐久性に優れる。
【0057】請求項4のPC床版によれば、上記 (1)〜
(5) の効果に加え、更に、次の効果が奏される。 (9) 弾性材層を設けたことにより、階下への音の伝播を
小さくすることができる。 (10)シャワー水などの落下水がはねる際の騒音を小さく
することが可能である。 (11)防水パンに加えられる種々の応力が緩和される。 (12)足裏に温感を与えることも可能である。
【0058】請求項5の防水パンは、コンクリート製床
版本体に対し裏部を埋設して一体化させた場合、防水パ
ンと床版本体との結合力がきわめて高く、防水パンが床
版本体から剥れることがなく、耐久性に優れる。
【0059】請求項6の防水パンは、FRP製であるに
もかかわらず、コンクリート製床版本体との結合性がき
わめて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るPC床版の断面図である。
【図2】実施例に係るPC床版の断面図である。
【図3】実施例に係るPC床版を用いた浴室の平面図で
ある。
【図4】実施例に係るPC床版の製造例を示す断面図で
ある。
【図5】別の実施例に用いられる防水パンの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 PC床版 2 床版本体 3 防水パン 3a 排水溝 10 タイル 11 立上片 12 壁パネル載置部 13 壁パネル 17,25 アンカー片 28 ドア枠 33,34 アングル 34a アンカー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 修 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 杉野 正仁 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 竹内 道幸 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 大北 達也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCコンクリート製の床版本体と、該床
    版本体の上面に裏部が埋設された防水パンとを備えてな
    るPC床版。
  2. 【請求項2】 請求項1のPC床版において、該防水パ
    ンの裏部に防水パンと床版本体との結合力を高めるため
    のアンカーを設けたことを特徴とするPC床版。
  3. 【請求項3】 請求項1のPC床版において、防水パン
    のうちコンクリート製床版本体に埋設されてコンクリー
    トと接する部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗着し
    たことを特徴とするPC床版。
  4. 【請求項4】 請求項1のPC床版において、該防水パ
    ンと床版本体との界面のうち少なくとも一部に弾性材層
    を設けたことを特徴とするPC床版。
  5. 【請求項5】 PCコンクリート製の床版本体に対し裏
    部が埋設される防水パンであって、該防水パンの裏部に
    防水パンと床版本体との結合力を高めるためのアンカー
    片を一体に設けたことを特徴とする防水パン。
  6. 【請求項6】 請求項5の防水パンにおいて、前記防水
    パンはFRP製であり、アンカー片がFRPの一体成形
    により設けられていることを特徴とする防水パン。
JP4175468A 1992-07-02 1992-07-02 Pc床版及び防水パン Pending JPH0617460A (ja)

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