JP3029386B2 - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット

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JP3029386B2
JP3029386B2 JP7040573A JP4057395A JP3029386B2 JP 3029386 B2 JP3029386 B2 JP 3029386B2 JP 7040573 A JP7040573 A JP 7040573A JP 4057395 A JP4057395 A JP 4057395A JP 3029386 B2 JP3029386 B2 JP 3029386B2
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六郎 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋内に設置される浴
室ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の浴室ユニットは、図9に示すよ
うに壁面パネル11aなどで囲繞された空間内に浴槽1
2と洗い場パン14を隣接して設置すると共に、給水給
湯用の混合水栓や照明などの各種設備(図示せず)を設
け、その天面を天井パネル11bなどで覆って浴室の機
能を一個の独立したキャビネット11内に集約したもの
である。
【0003】ここにおいて従来の浴室ユニットでは、そ
の設置作業性や加工性の面から浴槽12と洗い場パン1
3は共に、あるいは少なくとも洗い場パン13は、FR
P(Fiber Rainforsed Plasti
cs)で形成されていた。
【0004】しかし、このFRP製の洗い場パン13
は、滑りやすく危険であると共に、質感にも劣るもので
あった。そこで、その表面にタイルを貼着するというこ
とも行われていた。
【0005】なお図9において、符号14は洗い場パン
13の裏面に接し、この洗い場パン13を支持する桁を
示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の浴室ユ
ニットでは、洗い場パンは、成形加工が容易なFRPで
形成されていたので、表面硬度が低く、傷がつきやすい
という問題点を有していた。
【0007】またこの洗い場パンは、使用者の重量を支
える床面となるので、その取り付けが不完全であると、
撓んだり、軋んだりする虞れがあった。そこで、これを
防止するため、キャビネット内に設置する際には、洗い
場パンをがたつきを生じないように桁上に慎重に設置し
なくてはならなかった。またこのFRP製の洗い場パン
は、シャワーなどの際に音が響きやすく、遮音性に劣る
と共に、表面が平滑で滑りやすく、転倒の危険性もあ
り、さらに保温性の面においても問題があり、浴室の材
質としては必ずしも相応しいものではなかった。
【0008】またこのFRP製の洗い場パンの表面にタ
イルを貼った場合は、遮音性が向上すると共に、滑り難
くなり、転倒などの危険も防止されるが、その貼着に手
間を要すると共にコストアップの要因ともなり、さらに
タイルの目地の部分にカビや汚れが付着し易く、清掃に
も手間を要するという問題が生じた。またタイルが接着
されるベースは、FRPの樹脂成形品であるので、撓み
やすく、目地割れやタイル剥がれが生じる虞れもあっ
た。
【0009】本発明は、これら従来の浴室ユニットが有
していた問題点の解決を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するために壁面パネルや天井パネルなどを組み合
わせて形成されたキャビネットの閉鎖空間内に、浴槽と
洗い場パンが隣り合って設置されると共に混合水栓や照
明などの各種設備が設けられ、浴室の機能が1つの独立
したキャビネット内に集約されてなる浴室ユニットにお
いて、キャビネット内に設置される人造大理石製の洗い
場パンの裏面に、複数の平行な補強リブを突出形成し、
この補強リブ間に鍔縁を有する合成樹脂製の補強桁を嵌
入すると共に、この鍔縁を覆って洗い場パンの裏面にパ
ックアップ層を接合形成し、洗い場パンとこの洗い場パ
ンを支持する補強桁とをパックアップ層を介して一体的
に接合することとした。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】キャビネット内に配置される人造大理石製の洗
い場パンは、浴室ユニットの質感を高めると共に、その
強度を向上させ、またシャワーの際の騒音を軽減するよ
うに作用する。更に表面硬度の高い人造大理石は、清掃
などの際の表面への傷付きを防止する。
【0015】
【0016】
【0017】洗い場パンの裏面に一体的に接合形成され
るバックアップ層は、洗い場パンと補強桁との接合部材
として作用すると共に、洗い場パン自体の強度並びにそ
の保温性を向上させるように作用する。
【0018】
【実施例】図1は、浴室ユニットの実施例を示す縦断側
面図、図2はその横断平面図である。図示したように本
発明の浴室ユニット1は、従来のものと同様に壁面パネ
ル2aや天井パネル2bなどで形成されたキャビネット
2の閉鎖空間内に浴槽3と洗い場パン4を設置すると共
に、この浴槽3への給湯用混合水栓5やシャワー用混合
水栓6及びその配管(図示せず)、換気扇7などの設備
を設け、浴室の機能を独立した一個のキャビネット2内
に集約している。
【0019】そして、この浴室ユニット1は家屋内に予
め設けられた所定のスペースに設置されることにより、
家屋側に防水工事などを施すこと無く、簡単に浴室が形
成されるようになっている。
【0020】なお図1において符号8は、防水パンを載
支する補強桁、図2において符号2dは、出入口となる
ドア、2cは窓を示す。
【0021】ここにおいて本発明の浴室ユニット1で
は、キャビネット2内の床面側に配置される浴槽3と洗
い場パン4を人造大理石で形成すると共に、この洗い場
パン4に隣接して洗い場パン4の上面より高い位置に人
造大理石製のカウンター9を設けている。この人造大理
石は、合成樹脂に金属酸化物や合成無機物質などを添加
したものであり、質感が高く、かつ硬度も高いものであ
る。
【0022】従って、浴室ユニット1を構成する床面側
が全て人造大理石で形成されることにより、シャワーの
際の水跳ね音が低減されることとなる。
【0023】また上記人造大理石は、表面が平滑に形成
されたものであっても良いが、材料として樹脂に粒子径
の大きい無機物質を混合した複合材を使用し、表面に装
飾を兼ねた凹凸を形成しても良い。床面となる洗い場パ
ン4をこのような人造大理石で形成すれば、転倒事故の
防止に役立ち、安全性が向上することとなる。またこの
ように表面に凹凸模様が形成された人造大理石は、洗い
場パン4に限らず、浴槽3やカウンター9にも用いても
良く、その場合は、全体の質感の統一がはかられること
となる。
【0024】なお上記実施例では、洗い場パンに隣接し
て人造大理石製のカウンターを設置した例を示したが、
このカウンターは必ずしも人造大理石で形成されていな
くても良い。
【0025】図3は本発明の浴室ユニットに使用される
洗い場パン4の実施例を示す平面図である。図示したよ
うにこの洗い場パン4は、周囲上面に鍔縁4aを有する
浅皿状に人造大理石で一体形成したものであり、その裏
面には図6に示すように複数の平行な補強リブ4bを突
設している。またその一側寄りには、排水口4cを設け
ている。
【0026】また図4、図5はそれぞれ上記洗い場パン
4の裏面に取り付けられ、この洗い場パン4を支持する
補強桁8の裏面図と側面図である。図示したようにこの
補強桁8は、上端(図5において方)の左右(図5に
おいて紙面を貫く方向)両側に鍔縁8aを有する台形断
面の柱状に合成樹脂で一体形成したものである。なおこ
の補強桁8は、図5の側面図に示すように前後(図5に
おいて上下)でその高さが異なっており、一側から他側
に向かってその上端が僅かに傾斜している。
【0027】この補強桁8は、図6に矢印で示すように
洗い場パン4の裏面に突設された平行な補強リブ4b,
4b間にその上端を挿入することにより、洗い場パン4
の裏面に嵌合するようになっている。このようにして洗
い場パン4の裏面に補強桁8を嵌合させた状態で、この
洗い場パン4の裏面に切断したグラスファイバーなどの
ガラス繊維をポリエステルなどの樹脂と共に吹き付け、
図7に示すように補強桁8の鍔縁8aを覆って洗い場パ
ン4の裏面にバックアップ層10を接合形成する。この
ことにより、洗い場パン4の裏面に補強桁8が一体的に
連結固定されるものである。
【0028】なお上記は、切断したガラス繊維を樹脂と
共に吹き付けるスプレーアップ法により、バックアップ
層10を形成した例を示したが、このバックアップ層1
0は洗い場パン4の裏面に接合形成されれば良く、ハン
ドレイアップ法など他の手法で形成されたものであって
も良い。
【0029】図8は、このようにして裏面に補強桁8が
取り付けられた洗い場パン4の縦断側面図である。図示
したように洗い場パン4は、片側が低くなった補強桁8
で傾斜した状態で支持され、この洗い場パン4上に落下
した水が常に排水口4c側に流れるようになっている。
【0030】このように本発明の浴室ユニット1に用い
られる洗い場パン4は、その裏面にガラス繊維を樹脂と
共に吹き付け、バックアップ層10を形成し、このバッ
クアップ層10で洗い場パン4に補強桁8を一体的に連
結固定することとしている。よって、この洗い場パン4
をキャビネット2内の所定位置に設置するために必要な
補強桁8の取り付け作業が極めて容易に行えると共に、
洗い場パン4が複層構造となることにより、その剛性や
保温性も向上することとなる。
【0031】なお、図示した実施例では、洗い場パン4
に隣接設置したカウンター9が、浴槽3の一側に連続し
た例を示したが、このカウンター9は浴槽3側に連続せ
ず、洗い場パン4側だけに設けられていても良い。また
その形状も図示したように長方形の板状のものでは無
く、キャビネット2の角に沿ってL形、あるいは湾曲し
た形状に形成されていても良い。また当然のことながら
発明の要部ではないキャビネット2並びにこのキャビネ
ット2内に設置される浴槽3や防水パン4などの形状
は、図示したものに限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の浴室ユニットで
は、キャビネット内の床面側に配置される洗い場パンを
硬度の高い人造大理石で形成しているので、シャワー時
の水跳ね音が響かず、騒音が低減されると共に、浴室ユ
ニット自体の剛性も向上する。よって、人造大理石のも
つ質感と相まって浴室ユニットの品質感が向上する。ま
た、人造大理石は傷付き難く、長年にわたってその品質
感が維持される共に、清掃も容易になる。
【0033】
【0034】また、洗い場パンの裏面にバックアップ層
を接合形成し、このバックアップ層で補強桁を洗い場パ
ンに一体的に連結固定するようにしているので、浴室ユ
ニットの組立作業性が向上すると共に、洗い場パンの強
度や保温性が一層向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断側面図である。
【図2】実施例の横断平面図である。
【図3】洗い場パンの実施例を示す平面図である。
【図4】補強桁の実施例を示す裏面図である。
【図5】図4に示す補強桁の側面図である。
【図6】洗い場パンと補強桁との取付説明図である。
【図7】洗い場パンに補強桁を取り付けた状態の縦断正
面図である。
【図8】図7の縦断側面図である。
【図9】従来例の簡略斜視図である。
【符号の説明】
1 浴室ユニット 2 キャビネット 3 浴槽 4 洗い場パン 4b 補強リブ 8 補強桁 8a 鍔縁 9 カウンター 10 バックアップ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 A47K 4/00 E03C 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面パネルや天井パネルなどを組み合わ
    せて形成されたキャビネットの閉鎖空間内に、浴槽と洗
    い場パンが隣り合って設置されると共に混合水栓や照明
    などの各種設備が設けられ、浴室の機能が1つの独立し
    たキャビネット内に集約されてなる浴室ユニットにおい
    て、キャビネット内に設置される人造大理石製の洗い場パン
    の裏面に複数の平行な補強リブが突出形成され、この補
    強リブ間に鍔縁を有する合成樹脂製の補強桁が嵌入され
    ると共に、この鍔縁を覆って洗い場パンの裏面にパック
    アップ層が接合形成され、洗い場パンとこの洗い場パン
    を支持する補強桁とがパックアップ層を介して一体的に
    接合されている ことを特徴とする浴室ユニット。
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JP2000037245A (ja) * 1998-07-21 2000-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 人工大理石成形体ならびにそれを用いたキッチンカウンター、浴槽とまたは洗い場
JP2002003260A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 人工大理石とそれを用いたキッチンカウンター、浴槽または洗い場
CN106382022B (zh) * 2016-08-31 2019-02-15 赵文政 一种校园防暴装置

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