JP2586592Y2 - 樹脂製床ボーダー - Google Patents

樹脂製床ボーダー

Info

Publication number
JP2586592Y2
JP2586592Y2 JP8156192U JP8156192U JP2586592Y2 JP 2586592 Y2 JP2586592 Y2 JP 2586592Y2 JP 8156192 U JP8156192 U JP 8156192U JP 8156192 U JP8156192 U JP 8156192U JP 2586592 Y2 JP2586592 Y2 JP 2586592Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
border
floor border
resin
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8156192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0640220U (ja
Inventor
晋 木村
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP8156192U priority Critical patent/JP2586592Y2/ja
Publication of JPH0640220U publication Critical patent/JPH0640220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586592Y2 publication Critical patent/JP2586592Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニットバスルーム等
の壁パネルを床に固定する樹脂製床ボーダーに関する。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスルーム等の壁パネルを載せ
て建物躯体側の床に固定する床ボーダーは、防水を余り
必要としない洗面スペースやトイレスペース等で用いら
れるものであるが、従来はステンレス、鋼等の金属で製
作されていた。この様な従来の床ボーダーとしては、例
えば特開昭63−184668号公報の第3図等に示さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのためステンレス、
鋼等の金属は材料コストや、加工費が高く、しかも重量
が嵩んで硬いため、加工しにくく、施工性も悪い。又、
その重量の故に運搬・搬入に際しても不都合が多い。
【0004】本考案は上記従来例の不都合を解消し、安
価で加工や運搬、施工がし易く、しかも十分な剛性を備
えた床ボーダーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、ユニットバスルーム等の室の壁を構成する
パネルを載せて建物躯体側の床に固定する床ボーダーに
おいて、床ボーダーは、複数の中空の室を備える断面視
略長方形状の本体と、該本体上に起設された起壁部とを
備え、樹脂の押出し成形により形成し、床ボーダーの本
体下面と床との間にはライナーを介設し、床ボーダーの
本体上で、起壁部の室内側の上面に、壁パネルの底部を
載せてガイドピンを介して該壁パネルを床ボーダー上に
固定し、床ボーダーの本体の前記起壁部の外側部分を、
アンカーボルトを介して床面に固定したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記手段によれば、床の縁部に取付けた床ボー
ダーの本体をアンカーボルトで建物躯体に固定し、この
本体上に壁部を背にして壁パネルを載置し、壁パネルに
取付けた支柱の下部を本体にガイドピンで固定する。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例を添付した図面により説
明する。図1は本考案の床ボーダーを適用して壁パネル
を建て並べたユニットバスルームの平面図である。ユニ
ットバスルーム1は、床2の縁に沿って壁パネル3を建
て巡らし、ドア4を設け、壁パネル3の上部間には図示
せざる天井パネルを載置して形成される。ユニットバス
ルーム1内には、浴槽5、腰掛便器6、洗面器ユニット
7等を設置してある。
【0008】ユニットバスルーム1の床2は、図2に示
す様に建物躯体の床Fに防水塗膜8を敷き、その上に接
着剤9で仕上材10を貼着した構造になっている。床2
の縁に接する建物躯体の床Fには、シーリング11を施
して塩化ビニール製のライナー12を取付ける。このラ
イナー12の上に、前述の壁パネル3を載置して建て並
べる本考案の樹脂製床ボーダー13が固定される。樹脂
製床ボーダー13は、後述する図4、図5、図7の如き
断面形状をなし、断面視略長方形の本体24、本体24
内に設けられた複数の中空の室25を備え、本体24の
上面には起壁26が起設され、これ等は後述するように
樹脂で全一体に成形されている。壁パネル3は、裏面の
補強枠14の下框15を上記の樹脂製床ボーダー13の
本体24の起壁26の室内側の上面に載せ、本体24の
起壁26の室内側の部分にガイドピン16を起設してお
き、一方、壁パネル3の下框15に底面には取付孔を設
けておき、ガイドピン16を下框15の取付孔に係合
し、ガイドピン16で樹脂製床ボーダー13に固定す
る。又、樹脂製床ボーダー13は、これの本体24の下
面と床Fとの間に、上記したようにライナー12を介在
させ、ライナー12の外側に突出した本体24の起壁2
6の外側の部分に上からアンカーボルト17を通し、該
アンカーボルト17で建物躯体の床Fに固定する。尚、
樹脂製床ボーダー13の壁パネル3載置面の高さ調節
は、アジャスターボルト33及びライナー12の厚みに
よって行う。
【0009】図3は、ユニットバスルーム1の浴槽設置
部、洗い場等の水回り部分に設けた防水パン18と上述
の床ボーダー13との結合状態を示すものである。ここ
で防水パン18と床ボーダー13は、結合板19を介し
てビス20で互いに固定され、両者の衝合面21にはシ
ーリングが施される。尚、防水パン18は、建物躯体の
床Fにモルタル22を入れ、防水塗膜23を施して設置
される。
【0010】次に図4〜図8によりこの樹脂製床ボーダ
ー13とその組立てについて説明する。樹脂製床ボーダ
ー13は、樹脂(日本GEプラスチック社製のNORL
Y PX2631)を材質として、鋳型を使った押出し
成形により製作する。図7に示す様に樹脂製床ボーダー
13は、断面視略長方形状の本体24に中空の室25
(本実施例では大小の室が4つ)を形成し、本体24の
略中央部上に壁部26を起設した構成になっているの
で、十分な剛性を確保できる。
【0011】この樹脂製床ボーダー13を特にコーナー
部で組立るには、鉤の手状に形成した硬質塩ビ製のコー
ナーピース27を用意しておき、このコーナーピース2
7に接着剤28付けて、図4に示す様に端部を45°に
切断した本体24の中空の室25に差込み、図5及び図
6に示す様に2つの樹脂製床ボーダー13を直角に結合
する。こうして図8に示す様にユニットバスルーム1の
床2の縁に沿って床ボーダーの連結が完成する。
【0012】この様に本考案の床ボーダー13は、材質
を樹脂にしたことにより、型代、製品代共安価にするこ
とが出来る。又、樹脂による押出し成形であるので、断
面形状の自由度が増し、現場のあらゆる建物躯体に対応
することが出来る。
【0013】図9は別実施例の床ボーダー廻りの結合構
造を示し、この実施例の樹脂製床ボーダー13では、断
面視略縦長の本体29に中空の室30(本実施例では大
小の室が3つ)を形成し、本体30上の一側に壁部31
を起設した構成になっている。この樹脂製床ボーダー1
3では、本体29がユニットバスルーム1の床2面より
も上に出るので、この部分に好みに応じて様々な意匠を
施すことが出来る。しかも樹脂製なので、自由に色を変
えることが出来る。尚、図で32は壁パネル3を樹脂製
床ボーダー13に結合するガイドピン16、33は樹脂
製床ボーダー13の高さを調整するアジャスターボルト
である。又、上述の実施例と同一部分には同一番号を付
して説明を省略する。
【0014】
【考案の効果】以上詳述した様に本考案の床ボーダー
ユニットバスルーム等の室の壁を構成するパネルを
載せて建物躯体側の床に固定する床ボーダーにおいて、
床ボーダーは、複数の中空の室を備える断面視略長方形
状の本体と、該本体上に起設された起壁部とを備え、樹
脂の押出し成形により形成し、床ボーダーの本体下面と
床との間にはライナーを介設し、床ボーダーの本体上
で、起壁部の室内側の上面に、壁パネルの底部を載せて
ガイドピンを介して該壁パネルを床ボーダー上に固定
し、床ボーダーの本体の前記起壁部の外側部分を、アン
カーボルトを介して床面に固定したので、先ず床ボーダ
樹脂製なので安価で加工し易く、中空なので軽量であ
り、運搬、施工がし易く、しかも、中空としつつ、内部
に複数の室を設けるように中空内部を区画したので、
分な剛性を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の床ボーダーを適用して壁パネルを建て
並べたユニットバスルームの平面図である。
【図2】床ボーダー廻りの結合構造を示す側断面図であ
る。
【図3】同じく床パンと床ボーダーの結合状態を示す断
面図である。
【図4】同じく施工の実施例である。
【図5】同じく床ボーダーのコーナー部における組立構
造を示す斜視図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】同じく樹脂製床ボーダーを組立た状態の平面図
である。
【図9】別実施例の床ボーダー廻りの結合構造を示す側
断面図である。
【符号の説明】
1 ユニットバスルーム 2 ユニットバスルームの床 3 壁パネル12 ライナー 13 樹脂製床ボーダー17 アンカーボルト 24 樹脂製床ボーダーの本体25 中空の室 26 樹脂製床ボーダーの壁部 F 建物躯体の床

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスルーム等の室の壁を構成す
    るパネルを載せて建物躯体側の床に固定する床ボーダー
    において、前記床ボーダーは、複数の中空の室を備える断面視略長
    方形状の本体と、該本体上に起設された起壁部とを備
    え、 樹脂の押出し成形により形成し、 前記床ボーダーの本体下面と床との間にはライナーを介
    設し、 前記床ボーダーの本体上で、起壁部の室内側の上面に、
    壁パネルの底部を載せてガイドピンを介して該壁パネル
    を床ボーダー上に固定し、 前記床ボーダーの本体の前記起壁部の外側部分を、アン
    カーボルトを介して床面に固定した、 ことを特徴とする樹脂製床ボーダー。
JP8156192U 1992-10-30 1992-10-30 樹脂製床ボーダー Expired - Lifetime JP2586592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8156192U JP2586592Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 樹脂製床ボーダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8156192U JP2586592Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 樹脂製床ボーダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0640220U JPH0640220U (ja) 1994-05-27
JP2586592Y2 true JP2586592Y2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=13749709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8156192U Expired - Lifetime JP2586592Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 樹脂製床ボーダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586592Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0640220U (ja) 1994-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4171596A (en) Prefabricated room structure for facilities in general such as toilets, baths, kitchens and the like
US4316295A (en) Bathing enclosure
JP2586592Y2 (ja) 樹脂製床ボーダー
JPS594120Y2 (ja) 複合ユニツトル−ム
JPH0337290Y2 (ja)
JPH017792Y2 (ja)
JPH0440324Y2 (ja)
JPH0425887Y2 (ja)
JP2564194Y2 (ja) プレハブ施工用壁パネル
JPH0738500Y2 (ja) プレファブルームのブース構造
JPH0328116Y2 (ja)
JP2556605Y2 (ja) 浴室ユニットの床構造
JPH028036Y2 (ja)
JPH0640760Y2 (ja) 壁パネル
JPH0726515Y2 (ja) プレファブトイレの主体構造
JP2643983B2 (ja) ユニツトバスルーム
JP3281095B2 (ja) アルミニウム製の骨組み構造
JP2004044172A (ja) 玄関構造
JPS6321641Y2 (ja)
JPS6116871Y2 (ja)
JPH068782Y2 (ja) 浴槽設置構造
JPH0750526Y2 (ja) プレファブルームの天井納まり構造
JP3966980B2 (ja) パネル連結式の壁の構造
JPH0717883U (ja) 衛生陶器取付用フレーム
JPH0425885Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071002

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 10