JP2564194Y2 - プレハブ施工用壁パネル - Google Patents

プレハブ施工用壁パネル

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JP2564194Y2
JP2564194Y2 JP1991064919U JP6491991U JP2564194Y2 JP 2564194 Y2 JP2564194 Y2 JP 2564194Y2 JP 1991064919 U JP1991064919 U JP 1991064919U JP 6491991 U JP6491991 U JP 6491991U JP 2564194 Y2 JP2564194 Y2 JP 2564194Y2
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JP
Japan
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wall panel
wall
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tile
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JP1991064919U
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勝 畑本
利昭 石橋
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニットバスや、所謂
システムトイレと称されるプレハブ式トイレルーム等の
如きプレハブルームを形成する際に用いられる壁パネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスや、建築躯体内にトイレル
ームを形成するに際し、プレハブ式の工法が採用され、
例えばユニットバスでは、床パンと浴槽等とを並設し、
浴槽周囲、床パン周囲に壁パネルを建て廻し、天井パネ
ルを壁パネル上端部に架設し、室内には便器、洗面ユニ
ット等を設置してバスルームを形成している。
【0003】以上で用いられる壁パネルは、基板裏面を
フレームで補強し、基板表面には化粧用の外装材を貼設
して構成され、外装材は、塩化ビニール鋼板、タイル、
木質感や石質感等の自然の素材の質感を付与したナチュ
ラルクラフトパネル等が用いられている。そして、従来
の壁パネルは、塩化ビニール鋼板、タイル等のみの一種
類の外装材でのみ構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来の壁パネル
は、外装材が一種類のもので形成されているので、例え
ば、塩化ビニール鋼板のものはコストは安価であるが、
平面的に過ぎてデザイン性、魅力に乏しく、一方、タイ
ルパネルは、柄、デザイン等が豊富で好ましいが、製作
が面倒、煩雑で、タイル自体も高価で、従って壁パネル
全体のコストが高くなる。又、ナチュラルクラフトパネ
ルは大ロット生産が前提となり、生産量が少ないとコス
トが極端に高くなる。従来の壁パネルは、以上の如き不
都合がある。
【0005】一方、バスルームやトイレルーム等におい
ては、これを利用する上で壁面の意匠が最も重要で、壁
面の意匠によっては室内の雰囲気が一変する。
【0006】本考案は、従来の壁パネルの以上の如き課
題を解決すべくなされたもので、その目的とする処は、
壁パネルの意匠上のバリエーションを向上させ、特に従
来知られている外装材を用いて全く新規な感覚の外装材
が得られ、且つ、外装材の選択により掃除等を容易化
し、使い勝手性の点でも優れるプレハブ施工用壁パネル
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、ユニットバスの壁面や、プレハブ式に組み
るトイレルーム等の壁面を、複数枚の壁パネルを連
装することで形成するようにしたプレハブ施工用壁パネ
ルであって、壁パネルは、フレーム、基板、及び基板の
表面に貼設される外装材からなり、外装材は、複数種の
異種の外装材を一体的に貼設して構成し、基板に貼設し
た隣り合う異種の外装材の表面が同一面となるように、
外装材と基板との間に板厚を設定したバックアップ用板
材を設けたプレハブ施工用壁パネルである。
【0008】
【作用】上記手段によれば、ユニットバスルーム等の壁
面を構成する壁パネルは、例えば、外装材の上半部が塩
化ビニール鋼板で、下半部がタイル板とすれば、従来、
一般的に用いられている二種の外装材を利用し、一体の
壁パネルを連設して上下でパターン、意匠が異なる壁面
が容易に得られ、一方、下半部がタイルなのでバリエー
ションの豊富で、意匠上優れたタイル壁面が得られ、上
半部が塩化ビニール鋼板なので、タイル壁面の如き目地
部の汚れ等が発生し難く、又、表面が平滑面なので掃払
等の掃除がし易い。又、複数種の異種の外装材の板厚が
異なっていても、基板に貼設した隣り合う異種の外装材
の表面が同一面となるように、外装材と基板との間に板
厚を設定したバックアップ用板材を設けたので、隣り合
う異種の外装材の表面を同一面とすることができるか
ら、外観がすっきりとする。
【0009】
【実施例】次に本考案の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1は本考案に係る壁パネルの正面図、図
2は同背面図、図3は同縦断側面図、図4は図の要部
の拡大断面図、図5は開口部を有する壁パネルの正面
図、図6はユニットバスルームの壁面を本考案に係る壁
パネルで構成した一例を示す説明図、図7は壁パネルの
他の実施例を示す正面図である。
【0010】図1乃至図3は本考案に係る壁パネル1を
示し、壁パネル1は、縦寸法が横寸法に比して長い方形
をなす。かかる壁パネル1は、フレーム2、基板3、化
粧材で形成した外装材4からなり、基板3は、珪酸カル
シウムを素材とした軽量の板材、所謂珪カル板と称され
る板材で構成する。
【0011】基板3の裏面3―1には、図2で明らかな
ように、これの上下、左右の端部裏面に臨むように、縦
長方形の枠状をなすフレーム2を一体的にビス止め、又
は貼設し、フレーム2の縦長方形の周枠部2―1間に
は、縦、横のクロスメンバー2―2,2―3…が架設さ
れている。
【0012】以上の基板3の表面3―2には外装材4を
貼着する。外装材4はタイル部5及び塩化ビニール鋼板
部8からなり、基板3の表面3―2を上下に区画し、中
間部乃至下部をタイル部5とし、所定寸法の角タイル素
材6…を表面に貼着してタイル部5を形成する。タイル
素材6…裏面、タイル素材6…間の目地部には貼着材7
が充填され、図3の如くタイル部5は基板3の表面3―
2から所定量突出している。
【0013】基板3の表面3―2の上半部には上記した
塩化ビニール鋼板部8を貼設し、該鋼板部8は表面の外
装部をなす鋼板9と、これの裏面に設けられたバックア
ップ用板材10からなり、バックアップ用板材10は、
上記した基板3と同様の素材等で形成する。
【0014】上記鋼板部8は、鋼板9の表面9―1が、
図3、図4で示したようにタイル部5の表面5―1と同
一面をなすように鋼板9の板厚、バックアップ用板材1
0の板厚を設定し、該鋼板部8とタイル部5との間の目
地部11は、図4に示すように鋼板9の下端部9―2を
基板3方向に折曲し、下端部9―2とタイル部5の隙間
にシリコンコーキング材を充填し、目地部11を構成す
る。
【0015】上記において、実施例では壁パネル1の縦
寸法の中間部乃至下部の略2/3をタイル部5とし、上
部の略1/3を塩化ビニール鋼板部8とした。そして、
上半部の上記鋼板部8は、基板3の上端部まで形成せ
ず、基板3の表面3―2の上端部に外装材4の無貼着部
12を形成し、パネルを建て込んで連設した際、無貼着
部12に天井パネルが臨むようにする。
【0016】図5は、上記壁パネル1の変更例を示し、
図のパネル1Aは上記壁パネル1と構造は全く同一で、
下半部のタイル部5に開口部13を設け、これを点検口
とし、点検口が必要な部分に該壁パネル1Aを配設す
る。
【0017】図6は、上記壁パネル1…を用いてユニッ
トバスルーム20を形成した例を示す。壁パネル1…を
床パン21上に相互に連設して建て込み、室内には浴槽
22、便器23、手洗い台24を配設し、図示しないが
室内を囲橈する壁パネルは手前側を除去して出入口をな
すドアを開閉自在に設け、壁パネル1…の上端部間には
天井材25が架設されている。そして、実施例では、便
器23を壁際に設けた壁パネル1Aには点検口をなす開
口部13が設けられている。
【0018】上記では、点検口用の開口部13を設けた
壁パネル1Aを示したが、給水管等の引き出し口、付属
機器の引き出し、或いは取付け口等は上記壁パネル1に
任意に設けるものとし、規格化されたユニットバスルー
ムに用いる場合には、予め壁パネル1Aの要領で開口部
を形成しておく。
【0019】図7は壁パネルの変更実施例を示し、本実
施例に係る壁パネル101は外装部104として上半部
を上記した鋼板部108と同構造とし、下半部を大理石
模様の外装部分105とし、所謂ナチュラルクラフトパ
ネルとしたもので、外装材は上記タイルに限られず任意
である。
【0020】以上実施例を詳述したが、本考案に係る壁
パネルは、上記以外例えば建築躯体内に設けるプレハブ
式にトイレルームの壁面等を形成する場合にも用いら
れ、実施の対象は上記ユニットバスルーム、トイレルー
ムに限られずプレハブ式に建物全般に用いられるもので
ある。
【0021】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば、
ユニットバスルーム等のプレハブ式建物の壁面を構成す
る壁パネルの表面を、上下等に区画して、例えば上半部
を塩化ビニール鋼板、下半部をタイル板等で構成して、
一枚の、一体の壁パネルを構成したので、壁パネルを連
設、建て込んだ際、壁面が上下でことなる意匠となり、
ユニットバスルーム等の雰囲気、デザイン性が向上し、
以上は、上半部を化粧鋼板壁とし、下半部をタイル壁と
して個別に施工することなく形成することができ、規格
化して予め外装材が異種のものを一体にした壁パネル
を、工場で製作して現場で建て込むだけで得られ、簡単
な工事で壁の上下で素材、意匠が異なる壁面が極めて容
易に得られ、且つ、パネルの製作も、従来知られている
外装材を分割して貼設するだけで得られるので、製作、
構造が簡単である。
【0022】又、例えば、上半部を表面が平坦な化粧鋼
板部、下半部をタイル部としたので、下半部に凹凸があ
っても清掃が容易で、一方、手が届き難い上半部が平坦
な化粧鋼板部なので掃払等の清掃がし易く、壁面のデザ
イン性を簡単に向上させつつ掃除等のメンテナンス性が
向上する等の利点がある。更に複数種の異種の外装材の
板厚が異なっていても、基板に貼設した隣り合う異種の
外装材の表面が同一面となるように、外装材と基板との
間に板厚を設定したバックアップ用板材を設けたので、
隣り合う異種の外装材の表面を同一面とすることができ
るから、外観がすっきりとして見栄えが良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る壁パネルの正面図
【図2】上記パネルの背面図
【図3】上記パネルの縦断側面図
【図4】図2の要部の拡大断面図
【図5】開口部を有する壁パネルの正面図
【図6】ユニットバスルームの壁面を本考案に係る壁パ
ネルで構成した一例を示す斜視図
【図7】壁パネルの他の実施例を示す正面図
【符号の説明】
1…壁パネル、 2…フレーム、 3…基板、 4…外
装材、 5,8…異種の外装材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスの壁面や、プレハブ式に組
    み立てるトイレルーム等の壁面を、複数枚の壁パネルを
    連装することで形成するようにしたプレハブ施工用壁パ
    ネルであって、 該壁パネルは、フレーム、基板、及び該基板の表面に貼
    設される外装材からなり、 該外装材は、複数種の異種の外装材を一体的に貼設して
    構成し、前記基板に貼設した隣り合う異種の外装材の表面が同一
    面となるように、外装材と基板との間に板厚を設定した
    バックアップ用板材を設けた、 ことを特徴とするプレハブ施工用壁パネル。
JP1991064919U 1991-07-22 1991-07-22 プレハブ施工用壁パネル Expired - Lifetime JP2564194Y2 (ja)

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JPH0322428U (ja) * 1989-07-17 1991-03-07

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