JPS6241082Y2 - - Google Patents

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JPS6241082Y2
JPS6241082Y2 JP19057383U JP19057383U JPS6241082Y2 JP S6241082 Y2 JPS6241082 Y2 JP S6241082Y2 JP 19057383 U JP19057383 U JP 19057383U JP 19057383 U JP19057383 U JP 19057383U JP S6241082 Y2 JPS6241082 Y2 JP S6241082Y2
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JP
Japan
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floor
steel
sanitary equipment
pipe
drainage
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JP19057383U
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JPS60100467U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として船舶の居住区に設ける衛生
設備室ユニツトに関するものである。
陸上建築において、ビジネスホテルなどでは総
プラスチツク製の衛生設備が見受けられるが、本
出願はこれらのものと根本的に異なるものであ
る。陸上においては水平、垂直状態に建造物が設
計されているので、壁および床は水平、垂直に配
置され、極めてわずかの床傾斜でも排水ができ
る。ところが、船舶においては船の居住区でも積
荷状態によるトリム、ヒールの影響があり、その
上船固有の運動であるローリング、ピツチングを
予想する必要があるので陸用ユニツトをそのまま
直ちに船舶用に使用するわけにはいかない。
本来陸上建築においては、浴室、便所、厨房は
囲壁を任意につくることができるに対し、船にお
いては鋼製の甲板間に鋼製囲壁をつくり、甲板
(床)上、一定高さの水密が要求される。
本考案は上記の如き船特有の制約のもとに製造
し、船用衛生設備室として不具合のない衛生設備
室ユニツトを提供することを目的とする。
この考案は上記の要求に沿つて工夫されたもの
で、この考案の衛生設備室ユニツトは少なくとも
鋼製枠と鋼製床を有し、側壁および天井を設け、
必要な衛生設備を内部に取りつけ、それら衛生設
備に付随する海水、清水、温水などの給水系パイ
プおよび汚水、排水などの排水系パイプを主とし
て前記鋼製床の裏面に一体に設けると共に、該鋼
製床のスカツパーを有する区画の床傾斜をスカツ
パーに向けて30/1000〜50/1000としたものであ
る。更にくわしくいえば、排水機能を組込んだ鋼
製床と、角パイプ、L型加工鋼材又は特殊型鋼等
で構成される枠組と、化粧鋼板に補強と防熱を兼
ねるボード(すなわち石膏ボード等板状耐火、防
熱材を貼りつけた天井、壁)とで組立てられるプ
レハブ衛生設備室囲壁と、付随して設けられる通
風ダクト、電気配線、給水管系および集合トラツ
プで纒められた排水管系を有し、内部には浴槽、
シヤワー、便器、洗面器、照明器具、電気設備
品、扉などを選択し、あらかじめ設置、据付し、
それらに付随する配管、配線を完了せしめてユニ
ツト化し、完成品を現場に搬入し、据付ければ特
別の手を加えずに船の居住区内に設置することが
でき直ちに使用することができるようにしたもの
である。
この考案を適用した実施例を図によつて説明す
ると、第1図はこのユニツトの浴室の衛生設備の
配置を示す平面図、第2図は第1図のA−A断面
で示す立面図である。床1は甲板10より高い位
置にあり、側壁2により囲包され、3は天井であ
る。扉枠4に扉5がついている。6が浴槽、7が
便器、8は洗面器である。第3図は据付状態の床
下部分を示す側断面図で甲板10と床1との間に
空間があり、鋼壁部9の内側にユニツトの据付用
調整ボルトナツト11を設けている。床1上には
モルタル部12上にモザイクタイル13を張つて
いる。第4図は側壁2の部分を示す側断面図で、
床1上一定高さは鋼板部9とし、床部分を水密に
する必要がある。それより上部は化粧鋼板製板1
4とその裏面に石膏ボード15を張つたもので側
壁2を構成する。天井3も化粧鋼板製板14の裏
面に石膏ボード15を張つたものを使用する。こ
れは補強と遮音、防熱の機能をもたせるものであ
る。第4図のB−B線水平断面を示す第5図にお
いて、強度メンバーとして鋼製枠16をL型加工
鋼材としてユニツトのコーナー部に使用して柱と
している。第6図は第5図の鋼製枠16がL型鋼
材を使用しているに対し角パイプで構成したもの
である。第7図は第1図が浴室の配置を示したに
対し、シヤワー室の配置を示した実施例で第7図
のC−C線断面を示す立面図が第8図イで、
C′−C′線断面を第8図ロに示す。この図に見ら
れるようにシヤワー区画17にスカツパー18
(Scupper排水口)がある。そこに向けて床が傾
斜している。シヤワー区画17はシヤワー室床1
が落し込みのスペースを形成し、高い部分の床は
シヤワー区画17に対し傾斜しており船の傾斜に
対応できるようにしている。床傾斜はスカツパー
に向けて30/1000〜50/1000に設定する。第9図、
第10図に示す例はシヤワー室の他の例で、シヤ
ワー区画17をシヤワー室の床1にコーミング1
9によつて形成する第11図、第12図は第9
図、第10図の給排水管系パイプを示したもの
で、第11図が平面図、第12図は第11図の背
面図である。給水系パイプは海水管20、清水管
21、温水管22で便器のある側壁の裏面の集合
トラツプ27に導設しており、それぞれのパイプ
はフランジ23によつてこのユニツトの据付時に
本船のパイプ系統に接続するようにしている。海
水管20は壁を貫通して便器7へ、清水管21お
よび温水管22は床裏から洗面器8に導かれてい
る。排水系パイプは洗面器8からのドレンパイプ
24、シヤワー区画17のスカツパー18からの
スカツパーパイプ25はまとめて排水管26に接
続し床裏から集合トラツプ27にまた便器7から
の汚水は汚水管28に接続し、集合トラツプ27
にまとめられる。第13図イ、ロはユニツト据付
時に運搬に使用するキヤスター29の取付状態の
2例をそれぞれ示したものである。
次にこの考案の作用をその構成と共に述べる
と、地上の工場において衛生設備室ユニツトを作
成するに当つては、鋼製床および鋼製枠によつて
骨組を構成し、必要な側壁、天井を取りつけて室
を完成し、床タイル、壁の化粧をする。更に必要
な衛生設備である便器、洗面器、化粧用鏡など艤
装品一切を取りつけ、電気の配線、給排水系パイ
プ、通風管、給排気口を取りつけて現場に搬入す
る。搬入に当つては、適所に設けたアイプレート
(第6図符号30)によつて船上に搬入し、キヤ
スター29(第13図)を利用して持ち込み現場
に据付ける。据付に当つては第3図示の調整ボル
トナツト11によつてこのユニツトの傾斜等の調
整を行い、最終的にはこのユニツトを船体に溶接
により固定する。一方給水系パイプ、排水系パイ
プ、電線、通風管などはそれぞれ本船の系統に接
続してユニツトの設置作業を終了する。
本考案のユニツトは陸上建造物と違い、排水に
特に留意し、床の排水のための床傾斜を30/1000
〜50/1000としたので船の積荷状態によりトリム
及びヒールの変化に十分対応する傾斜を有すると
共に、水が溜るシヤワー区画などは落し込み床又
はコーミングで囲つた床にして排水が完全に行わ
れるようにしたことのほか、給排水系の集合トラ
ツプ27をとると共に管系を床裏にあらかじめ設
ける点等陸上用ユニツトとは大きく相違する。
上記説明で理解される如く、この考案は鋼製
枠、鋼製床を有する衛生設備ユニツトに於いて、
給水系パイプ、排水系パイプを床裏等にあらかじ
め配設し、床の排水傾斜を十分にとつているので
船舶用衛生設備室に適合し、内部艤装を十分に施
したものであり、それを船舶上に持つて行つて取
つけるようにしたので、衛生設備室の工事が極め
て簡単に行われる。従来、船上において船体構造
としての鋼製囲壁内において床仕上、壁仕上、衛
生設備器具を取りつけ、現物合わせで配管工事を
行い、最後にモルタル工事、タイル工事、塗装工
事を狭隘な場所で同時期に多くの専門職の人が作
業をしていた不具合点をこの考案は一挙に解決す
るという極めて大きな効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は浴
室の配置図、第2図は第1図のA−A線断面を示
す立面図、第3図は床下部分を示す側断面図、第
4図は側壁の構造を説明するための側断面図、第
5図は第4図のB−B線水平断面図、第6図は第
5図の他の例を示す同じく第4図のB−B線断面
図、第7図はシヤワー室の配置図、第8図イは第
7図のC−C線断面を示す立面図、第8図ロは同
じくC′−C′線断面を示す立面図、第9図は他の
例を示すシヤワー室の配置図、第10図は同じく
立面図、第11図、第12図は第9図、第10図
に対応する給排水管を示す図で第11図が平面
図、第12図が第11図の背面図である。第13
図イ、ロはキヤスター取付状況を示す床下部分の
拡大構造図である。 1……床、2……側壁、3……天井、4……扉
枠、5……扉、6……浴槽、7……便器、8……
洗面器、9……鋼製部、10……甲板、11……
調整ボルトナツト、12……モルタル、13……
モザイクタイル、14……化粧鋼板製板、15…
…石膏ボード、16……鋼製枠、17……シヤワ
ー区画、18……スカツパー、19……コーミン
グ、20……海水管、21……清水管、22……
温水管、23……フランジ、24……ドレンパイ
プ、25……スカツパーパイプ、26……排水
管、27……集合トラツプ、28……汚水管、2
9……キヤスター、30……アイプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも鋼製枠と鋼製床を有し単体で移動可
    能な衛生設備室ユニツトであつて、必要な衛生設
    備とそれらに付随する海水、清水、温水などの給
    水系パイプおよび汚水、排水などの排水系パイプ
    を、主として前記鋼製床の裏面に一体に設けると
    共に、該鋼製床のスカツパーを有する区画の床傾
    斜を30/1000〜50/1000とした鋼製衛生設備室ユニ
    ツト。
JP19057383U 1983-12-09 1983-12-09 鋼製衛生設備室ユニツト Granted JPS60100467U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19057383U JPS60100467U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 鋼製衛生設備室ユニツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19057383U JPS60100467U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 鋼製衛生設備室ユニツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60100467U JPS60100467U (ja) 1985-07-09
JPS6241082Y2 true JPS6241082Y2 (ja) 1987-10-21

Family

ID=30410590

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19057383U Granted JPS60100467U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 鋼製衛生設備室ユニツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620472Y2 (ja) * 1987-03-14 1994-06-01 松下電工株式会社 設備ユニツトの構造

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JPS60100467U (ja) 1985-07-09

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