JP2666669B2 - ユニットルームにおける配管引回し構造及びユニットルーム構築方法 - Google Patents

ユニットルームにおける配管引回し構造及びユニットルーム構築方法

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JP2666669B2 JP34414892A JP34414892A JP2666669B2 JP 2666669 B2 JP2666669 B2 JP 2666669B2 JP 34414892 A JP34414892 A JP 34414892A JP 34414892 A JP34414892 A JP 34414892A JP 2666669 B2 JP2666669 B2 JP 2666669B2
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康則 酒寄
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプスペース内の主配
管から枝分れした枝配管と、ユニット防水パンの下面側
のユニット側配管とを容易に接続することができるよう
にしたユニットルームにおける配管引回し構造及びユニ
ットルーム構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテル、マンションなどの多層階のコン
クリート製建築物においては、上下階で同一位置(スペ
ース)にユニットバスを設置すると共に、このユニット
バス設置スペースに隣接してパイプスペースを多数階に
わたって上下方向に延設する。そして、このパイプスペ
ース内に縦通されている主配管から枝分れした枝配管
を、該パイプスペースの躯体壁面を貫通させて該スペー
ス内に引き込んでおき、ユニット防水パンの下面に予め
装着されているユニット側配管と該枝配管とを該スペー
ス内において接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のユニット側配管
と枝配管との接続作業は、防水パンの床下側での作業と
なるため、作業姿勢が苦しく、作業能率に劣るという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のユニットルー
ムにおける配管引回し構造は、建築物の躯体床面と躯体
壁面とで囲まれたユニットルーム設置スペースの該躯体
床面上に設置された防水パンと、この防水パンの周縁に
立設された壁パネルと、該壁パネルに沿って設けられた
カウンターと、該躯体壁面の背後側のパイプスペース内
に引き通された主配管と、該主配管から分岐され、該躯
体壁面を貫通して該スペース内に引き込まれた枝配管
と、前記防水パンの下面に取り付けられたユニット側配
管と、該枝配管と該ユニット側配管とを接続している配
管継手と、を備えてなるユニットルームにおける配管引
回し構造において、前記カウンターの下側の防水パン床
面に点検口を設け、この点検口に着脱可能な蓋を取り付
け、前記継手を可撓性継手とすると共に、該継手を該点
検口の下方に位置させたことを特徴とするものである。
【0005】請求項2のユニットルームにおける配管引
回し構造は、請求項1において、前記蓋の少なくとも一
部を透明としたことを特徴とするものである。
【0006】請求項3のユニットルーム構築方法は、請
求項1の構造とするための工法であって、前記主配管及
び枝配管が配設されてある建築物躯体の前記スペース
に、前記ユニット側配管が下面に取り付けられている前
記防水パンを、該防水パンの前記点検口が該枝配管の先
端部の上方に位置されるように設置し、前記継手によっ
て該枝配管と該ユニット側配管とを接続し、その後、前
記蓋の装着、壁パネルの立設及びカウンターの設置を行
なうようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案のユニットルームにおける配管引回し構
造及びユニットルーム構築方法においては、防水パンの
点検口を通して枝配管とユニット側配管とを接続できる
ため、この配管接続作業性がきわめて良い。
【0008】なお、請求項2のユニットルームにおける
配管引回し構造にあっては、蓋を取り外すことなく継手
部の目視点検を行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る構造を示す平面図、
第2図は第1図の2−2線に沿う縦断面図である。
【0010】躯体壁面10と躯体床面12とで囲まれる
ユニットバスルーム設置スペースにユニットバスルーム
14が設置されている。このユニットバスルーム14
は、防水パン16と、該防水パン16の周縁部の壁パネ
ル載置部18上に立設された壁パネル20と、図示しな
い出入口ドアと、ユニットバスルーム内に設置された浴
槽22及びカウンター24等を備えて構成されている。
【0011】このユニットバスルーム設置スペースに沿
って上下方向にパイプスペース26が設けられている。
このパイプスペース26内には便器排水の排出用の主配
管28と、洗面器30等から排出される雑排水を排出す
るための主配管32が引き通されている。これら主配管
28、32からは枝配管34、36が分岐され、ユニッ
トバスルーム設置スペース内に引き込まれている。防水
パン16の下側には、予めユニット側配管38、40が
取り付けられており、このユニット側配管38、40と
枝配管34、36とが蛇腹状の可撓性継手42、44に
よって連結されている。
【0012】防水パン16のカウンター24の下側に
は、点検口46が設けられており、この点検口46に透
明材料よりなる蓋48が着脱自在に装着されている。こ
の点検口46は、可撓性継手42、44の上方に位置し
ている。本実施例では、防水パン16はこの点検口46
の部分が周囲よりも一段高くなっており、水がこの点検
口46の部分にかかりにくくなっている。カウンター2
4の前板50には、この点検口46の近傍に内部点検用
の開口52が設けられ、この開口52に蓋54が着脱自
在に装着されている。
【0013】前記主配管28、32及び枝配管34、3
6は、躯体壁面10及び躯体床面12をコンクリートに
て構築する際に併せて設置される。ユニットバスルーム
14を構築するには、まず防水パン16をユニットバス
ルーム設置スペース内に搬入し、レベル調整して据え付
けを行なう。この防水パン16の下側には、予めユニッ
ト側配管38、40が取り付けられている。そこで、蓋
48を外し、点検口46を通して可撓性継手42、44
を用いて枝配管34、36とユニット側配管38、40
とを接続する。その後、蓋48を装着し、壁パネル20
を立設し、カウンター24を設置する。なお、蓋48は
壁パネル20を立設した後取り付けても良い。
【0014】このように、本発明構造及び方法による
と、点検口46を通して枝配管34、36とユニット側
配管38、40との接続作業を行なうことができ、この
作業時の姿勢が楽であり、配管接続作業性がきわめて良
い。また、蓋48を外すことなく、蓋48を透視して継
手42、44部分の点検を行なうことができる。
【0015】上記実施例では、配管接続を行なった後壁
パネル20を立設しているが、壁パネル20を先に立設
してから配管接続を行なっても良い。また、上記実施例
はユニットバスルームの構築構造及び構築方法に関する
ものであるが、本発明はユニットバスルーム以外のユニ
ットルームにも適用できることは明らかである。
【0016】上記実施例では、パイプスペース26に排
水用の主配管28、32のみが引き通されているが、給
水用の配管をもこのパイプスペース26に引き通しても
良い。この場合、給水配管とユニット側の給水配管を点
検口46の下側にて可撓性継手で接続するようにしても
良い。
【0017】
【発明の効果】以上の通り、本発明のユニットルームに
おける配管引回し構造及びユニットルーム構築方法によ
ると、躯体側配管とユニット側配管とをきわめて容易且
つ迅速に接続することができ、配管接続作業性がきわめ
て良い。
【0018】請求項2の配管引回し構造にあっては、点
検口の蓋を取り外すことなく継手部の目視点検を行なう
ことができ、保守管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例構造を示す平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
10 躯体壁面 12 躯体床面 14 ユニットバスルーム 16 防水パン 24 カウンター 26 パイプスペース 28,32 主配管 34,36 枝配管 38,40 ユニット側配管 42,44 可撓性継手 46 点検口 48 蓋

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体床面と躯体壁面とで囲まれ
    たユニットルーム設置スペースの該躯体床面上に設置さ
    れた防水パンと、 この防水パンの周縁に立設された壁パネルと、該壁パネ
    ルに沿って設けられたカウンターと、 該躯体壁面の背後側のパイプスペース内に引き通された
    主配管と、 該主配管から分岐され、該躯体壁面を貫通して該スペー
    ス内に引き込まれた枝配管と、 前記防水パンの下面に取り付けられたユニット側配管
    と、 該枝配管と該ユニット側配管とを接続している配管継手
    と、 を備えてなるユニットルームにおける配管引回し構造に
    おいて、 前記カウンターの下側の防水パン床面に点検口を設け、
    この点検口に着脱可能な蓋を取り付け、 前記継手を可撓性継手とすると共に、該継手を該点検口
    の下方に位置させたことを特徴とするユニットルームに
    おける配管引回し構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記蓋の少なくとも
    一部を透明としたことを特徴とするユニットルームにお
    ける配管引回し構造。
  3. 【請求項3】 請求項1の構造とするための工法であっ
    て、 前記主配管及び枝配管が配設されてある建築物躯体の前
    記スペースに、前記ユニット側配管が下面に取り付けら
    れている前記防水パンを、該防水パンの前記点検口が該
    枝配管の先端部の上方に位置されるように設置し、 前記継手によって該枝配管と該ユニット側配管とを接続
    し、 その後、前記蓋の装着、壁パネルの立設及びカウンター
    の設置を行なうようにしたことを特徴とするユニットル
    ーム構築方法。
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