JP2505150Y2 - 浴室ユニットにおける配管構造 - Google Patents

浴室ユニットにおける配管構造

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JP2505150Y2
JP2505150Y2 JP1992071353U JP7135392U JP2505150Y2 JP 2505150 Y2 JP2505150 Y2 JP 2505150Y2 JP 1992071353 U JP1992071353 U JP 1992071353U JP 7135392 U JP7135392 U JP 7135392U JP 2505150 Y2 JP2505150 Y2 JP 2505150Y2
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JP
Japan
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bathroom
piping structure
inspection
opening
wall panel
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JP1992071353U
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吉則 峯崎
祐佐 石川
琢磨 山本
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Sun Wave Corp
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Sun Wave Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、浴室ユニットにおけ
る配管構造に関する。
【0002】従来、防水パン式浴室ユニットに配管を引
き込む場合には、壁パネルに穴を開けているのが一殿的
であるが、この場合、穴開け位置と配管の立ち上がり位
置とを合わせるのが非常に難しく、また、タイル等に施
工現場で穴を開ける時には、専用の工具等が必要となる
ことから作業が非常に煩雑となり、このため、近年では
図5或は図6に示す配管構造が多く採用されている。
【0003】図5に示す従来の配管構造は、水抜きが必
要な集合住宅や寒冷地住宅の場合を考慮して、フランジ
部2に壁パネル3が連結固定された洗い場防水パン1の
洗い場カウンター取付段部4に、配管5,6を挿通する
小孔7,7を開設し、この小孔7,7に給水・給湯装置
からの配管5,6を引き込んで水栓8等と連結するよう
に構成されている。
【0004】また、図6に示す従来の配管構造は、浴槽
カウンター12が取り付けられる浴槽防水パン11の立
ち上がりフランジ部14に配管15,16を挿通する小
孔17,17を開設し、この小孔17,17に給水・給
湯装置からの配管15,16を略水平に引き込んで水栓
(図示せず)などと連結するように構成されている。
尚、図中符号13は壁パネルである。
【0005】
【従来技術の課題】しかしながら、上記図5に示す従来
の配管構造にあっては、洗い場防水パン1の洗い場カウ
ンター取付段部4に開設された小孔7,7に上記配管
5,6を引き込んで水栓8等と連結するように構成され
ているので、配管5,6に取り付けられる水抜き器具を
浴室ユニットの外に取り付けなければならず、しかも、
配管5,6の立ち上がり部分に残った水が凍結しやすい
という問題を有していた。
【0006】また、図6に示す従来の配管構造では、図
5に示す配管構造のような問題は少ないが、配管15,
16の引き込み位置が、浴槽カウンター12が取り付け
られる浴槽防水パン11の立ち上がりフランジ部14で
あり、手を入れにくい奥まった位置であることから、水
抜き作業が非常に難しく、また、メンテナンス作業の支
障ともなる等の問題を有していた。
【0007】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、水抜き作業を
浴室ユニット内から容易に行うことができ、しかも、配
管作業やメンテナンス作業も容易となる作業性に優れた
浴室ユニットにおける配管構造を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案に係る浴室ユニットにおける配管構造にあ
っては、洗い場防水パンのフランジ部に固着される壁パ
ネルの下部であって、該壁パネルの洗い場カウンター取
り付け部位より下方の浴室側に開放された部位に開口部
を形成し、この開口部を切断容易な点検口蓋体で浴室側
から閉塞するように構成すると共に、給水・給湯用の配
管端部と水栓からの接続管とを、上記点検口蓋体に開設
された穴を通して連通接続し、かつ、上記接続管の浴室
側中途部に水抜き機構を介設したことを特徴とするもの
である。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
考案を詳細に説明する。
【0010】図1乃至図4に示すように、この実施例に
係る浴室ユニットは、洗い場防水パン20と、この洗い
場防水パン20に連結された浴槽防水パン(図示せず)
と、これらの防水パンの周縁フランジ部に下端部が載置
された状態で連結固着された壁パネル23と、これら各
壁パネル23の上端部に連結固定された天井パネル(図
示せず)と、浴室に必要な各種部材(図示せず)と、か
ら構成されている。
【0011】そして、この実施例では、上記構成に加
え、洗い場防水パン20のフランジ部21に固着される
複数枚の壁パネル23の内、洗い場カウンター24が取
り付けられる壁パネル23の下方であって、浴室側に開
放する部位に開口部25を開設し、この開口部25の前
面側(浴室内側)に、カッター等で容易に切断できる材
質で形成された点検口蓋体26がビス27を介して上記
開口部25の周縁部に固着されている。尚、図中、符号
24aは、洗い場カウンター24の前面側に装着され、
上記点検口蓋体26を隠蔽するカウンターエプロンであ
る。
【0012】即ち、上記開口部25が形成された壁パネ
ル23の上縁部と下縁部には、図3に示すように、パネ
ルフレーム28等に固着された点検口蓋体取付部材29
が夫々固着されており、上記点検口蓋体26は、図2乃
至図4に示すように、その上下縁部が上記点検口蓋体取
付部材29にビス27で固着され、かつ、両側縁部が上
記壁パネル23の開口両側縁部にビス27で固着されて
いる。勿論、上記点検口蓋体取付部材29を廃止して、
該点検口蓋体26の上下縁部を直接に壁パネルの開口上
下縁部にビス止めして固着してもよい。尚、上記開口部
25が形成された壁パネル23の上縁部と下縁部に配設
される点検口蓋体取付部材29は、例えば、上記開口部
25の下端部が切除された場合等における補強材として
用いられる。
【0013】点検口蓋体26は、防水性を有し、かつ、
穴開け加工が容易な合成樹脂製薄板材等で形成されてい
ると共に、裏面側には、図3に示すように、補強板31
が貼着されている。尚、図中符号30はフィッシャープ
ラグである。
【0014】また、上記開口部25が形成された壁パネ
ル23の裏面側には、図示はしないが、給水・給湯装置
からの各配管の端部が引き込まれており、これら各配管
の端部には、公知の給水エルボ32が取りつけられてい
る。
【0015】次に、上記構成からなる浴室ユニットの配
管を行う場合には、先ず、ビス27を緩めて点検口蓋体
26を取り外して前記開口部25を開口し、該開口部2
5に手を入れて給水・給湯装置からの各配管の端部に給
水エルボ32を連通接続すると共に、該給水エルボ32
の浴室側接続口の位置を確認した上で、上記点検口蓋体
26及び補強板31に穴33,34を現場合わせで開設
する。
【0016】次に、上記点検口蓋体26の穴33,34
に、図示はしないが、水栓からの接続管を挿通して、該
接続管と給水エルボ32とを連通接続した後、上記点検
口蓋体26をビス27で上記壁パネル23に固着すると
共に、ゴムパッキン35やスベリ板36及び締付リング
37を介して上記接続管と給水エルボ32との連通接続
状態を固定した後に、上記締付リング37の外周及び締
付リング37のビス穴をシリコンでシールし、最後に、
カウンターエプロン24aを取り付ける。
【0017】また、シャワータワーへの配管を行う場合
には、上記各穴33,34の周縁部にシリコンを塗布し
た後、点検口蓋体26の浴室側にも補強板31と同様の
補強板(図示せず)をセットした後、上記ゴムパッキン
35やスベリ板36及び締付リング37を介して上記接
続管と給水エルボ32との連通接続状態を固定し、か
つ、上記締付リング37の外周及び締付リング37のビ
ス穴をシリコンでシールすることで、取付強度を確保す
るのが望ましい。
【0018】尚、この実施例において、前記水抜き機構
は、上記点検口蓋体26の浴室側であって、洗い場カウ
ンター24の下方に位置する接続管の中途部に介設する
のが望ましい。このように水抜き機構を配設すること
で、上記接続管及び水抜き機構は、常態においてはカウ
ンターエプロン24aで隠蔽されるため、外観上好適で
あり、また、水抜き作業を行う場合には、カウンターエ
プロン24aを取り外して水抜き機構を操作すること
で、浴室内側から容易に水抜き作業を行うことができる
ことになる。
【0020】
【考案の効果】この考案に係る浴室ユニットにおける配
管構造は、以上説明したように、水抜き作業を浴室ユニ
ット内から行なうことができるように、点検口蓋体の配
設位置を洗い場カウンターの下側に設けると共に、配管
作業やメンテナンス作業および水抜き作業を洗い場カウ
ンターの下側から行なうことができるように構成したの
で、配管作業やメンテナンス作業は勿論、日常的な水抜
き作業も浴室側から容易に行なうことができ、しかも、
上記点検口蓋体が装着される開口部は、洗い場カウンタ
ーの下側の浴室側に開放する部位に開設されているた
め、上記点検口蓋体の着脱作業を、浴室側から直接行な
うことができるので、この種の配管作業やメンテナンス
作業を非常に簡単に行なうことができる、という優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る浴室ユニットにおけ
る配管構造の要部を示す分解斜視図である。
【図2】同配管構造における点検口蓋体の取付状態を示
す正面図である。
【図3】同配管構造における点検口蓋体の取付状態を示
す縦断面図である。
【図4】同配管構造における点検口蓋体の取付状態を示
す水平断面図である。
【図5】従来の浴室ユニットにおける配管構造の第1例
を示す断面図である。
【図6】従来の浴室ユニットにおける配管構造の第2例
を示す断面図である。
【符号の説明】
20 洗い場防水パン 23 壁パネル 24 洗い場カウンター 25 開口部 26 点検口蓋体 32 給水エルボ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場防水パンのフランジ部に固着され
    る壁パネルの下部であって、該壁パネルの洗い場カウン
    ター取り付け部位より下方の浴室側に開放された部位に
    開口部を形成し、この開口部を切断容易な点検口蓋体で
    浴室側から閉塞するように構成すると共に、給水・給湯
    用の配管端部と水栓からの接続管とを、上記点検口蓋体
    に開設された穴を通して連通接続し、かつ、上記接続管
    の浴室側中途部に水抜き機構を介設したことを特徴とす
    る浴室ユニットにおける配管構造。
JP1992071353U 1992-09-21 1992-09-21 浴室ユニットにおける配管構造 Expired - Lifetime JP2505150Y2 (ja)

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