JPS6365785B2 - - Google Patents

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JPS6365785B2
JPS6365785B2 JP56098151A JP9815181A JPS6365785B2 JP S6365785 B2 JPS6365785 B2 JP S6365785B2 JP 56098151 A JP56098151 A JP 56098151A JP 9815181 A JP9815181 A JP 9815181A JP S6365785 B2 JPS6365785 B2 JP S6365785B2
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JP
Japan
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module
building module
building
modules
flange
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JP56098151A
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JPS5744041A (en
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Teron Uiriamu
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Publication date
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Publication of JPS6365785B2 publication Critical patent/JPS6365785B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/348Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
    • E04B1/34815Elements not integrated in a skeleton
    • E04B1/34861Elements not integrated in a skeleton particular arrangement of habitable rooms or their component parts; modular co-ordination
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/348Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
    • E04B1/34869Elements for special technical purposes, e.g. with a sanitary equipment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良された建物用モジユールに関す
る。
多くの他の分野における工業技術の急速な発達
に比して、過去半世紀における建設工業技術の進
歩は遅れている。種々の技術が開発されたが、こ
れら技術は建設工業においてはあまり広く採用さ
れてはおらず、したがつて建設は多くの労力を必
要とする手工業的な状態に止つている。したがつ
てまた住宅およびビルデングの価格は現在におい
ても非常に高価である。
この問題に対する有力な解答の一つとしてプレ
ハブ技術が引用されているが、今日における提案
の多くは工業的に成功したものとは言い得ず、工
業的に使用されるプレハブ技術は限られている。
このプレハブ技術は二つの主要な種類、すなわち
軽量の木材およびアルミニウム枠を使用するプレ
ハブと、コンクリートまたは類似のものをプレキ
ヤストした製品とに分けられる。木材およびアル
ミニカム枠によるプレハブは密度の小さな効外住
宅に制限される。コンクリートプレハブは火災お
よび構造安定性に対する要求に起因して都市ビル
デングに対して適切である。
在来のコンクリートプレキヤストによるプレハ
ブの多くのものはヨーロツパにおいて設計された
ものであり、工業的には、特に北アメリカにおい
ては工業的に成功していない。大部分のものは構
造システムであり、住宅またはビルデングシステ
ムではなく、使用者の必要性と合致するような機
能特性を有していない。これら周知のシステムは
多くの費用を要し、高価なプレハブ工場が必要で
あり、かつ比較的高価な取扱いおよび組立装置と
技術とを必要とする傾向がある。実行可能性を高
めるためには、このような考えは普通非常に高い
反復度を必要とする。
ビルデングまたは他の構造物を形成し得るよう
になつた種々の型のプレハブユニツトまたはスラ
ブに関してはここ数年間に多くの特許、たとえば
昭和51年4月27日付、Mooneyの米国特許第
3952471号および昭和54年3月6日付、Howard
の米国特許第4142340号がある。未解決に止つて
いる共通の問題は、在来技術のシステムは建築上
および空間に関して得られる融通性が非常に小さ
いと言うことである。
本発明によればプレキヤストされた一体構造ユ
ニツトによつて形成された建物用モジユールにお
いて、矩形の平らなメーンパネルが少なくともそ
の一つの側縁から直角をなして外方に延びる平ら
なフランジを有し、該フランジが前記メーンパネ
ルと共にモジユールの全高さにわたつて全体がL
字形の配置を画定するようになつており、前記モ
ジユールがその高さに対して直角な隔置平行面内
に位置する頂端および底端を有し、メーンパネル
に沿つて取られたモジユールの全長と、前記フラ
ンジに沿つて取られた全幅との比がほぼ4対3か
ら16対2.5、より好ましくは4対3から8対2と
の間にあり、かつ前記モジユールが水平支持面上
に位置決めされた時に実質的な横方向安定性を有
するようになつている。
前記モジユールはなるべくはメーンパネルの各
垂直面にフランジを有し、U字形配置を画定する
ようになつており、水平支持面上に垂直に位置決
めされた時に前記U字形配置が住宅、事務所、小
売り建物等を囲み、または建物構造内の付属物あ
るいは施設を囲む空間を画定する。
前記モジユールはなるべくは内部導管システム
を有し、モジユールのフランジの主要面および
(または)メーンパネルの主要面における接続箱、
電気スイツチまたは電気あるいは他の出口に対す
る複数の近接点を与えるようになつており、この
時配電は電気および電話および(または)ケーブ
ルおよび(または)相互通信の配線をモジユール
内において行い得るようにされる前記モジユール
はその頂端に鋳造された樋すなわちチヤンネルを
有し、モジユール内の電気または通信源を接続す
ると共に、モジユールからモジユールへの電気ま
たは通信の接続を可能にする。
本発明の建物用モジユールの適当な実施例によ
れば融通性の大きなモジユール式建構造にして、
広範囲の型の建物に対して普通の設計を可能にす
るような建物構造が得られる。前記モジユールは
比較的寸法が小さく、したがつて大きなまたは特
別の工物あるいは取扱い装置を必要としないから
鋳造、運搬、組立および連結の効率および経済性
が大となる。自立モジユールは敏速かつ直接的に
組立てることができ、かつモジユールを設置する
前に位置決めし得る水平および心決め装置を使用
し、それによつてさらに建物組立てプロセスを速
くし、かつモジユールの設置を正確にすることが
できる。
モジユール建築システムはなるべくは“開放”
システムであり、建築者が地方の標準窓、ドア
ー、屋根および他の設備を選択して使用すること
ができる。これら地方的標準窓およびドアーはな
るべくはモジユールの間に取付けられるが、もし
必要であればこれらをモジユールの中に鋳込むこ
とができる。モジユールに近接して取付けられた
窓およびドアーはこれらを標準部材の使用によつ
て現物においてモジユールに連結し得る利点があ
り、さらに所要の構造公差を与えることができ
る。なお建物用モジユールの相互間の連結、また
は床および屋根に対する連結は標準の連結細部お
よよ地方的習慣によつて行うことができる。
前記モジユールは十分な深さを有するように設
計し、台所、浴室、小室、暖炉、奉公人室部分、
または住宅内の他の付属物および施設、機械、貯
蔵所、小売り用棚および事務所と、小売り建物と
に対する展示空間を囲む多目的容器とを画定する
ようになすことができる。
前記モジユールの高さは住宅および営業用建物
の床から天井までの標準高さの倍数となすことが
できる。多階層建物においては前記モジユールは
それらの構造的自体支持および自立能力を保持し
つつ、全高さ外壁システムまたは分割性を有する
内壁システムとして働らくようにされる。このよ
うなモジユールは普通のコンクリート挿入部材を
使用し、プレストレスされたプレキヤストスラ
ブ、または木材あるいは鋼製構造の床を使用し得
るものとなすことが望ましい。
前記モジユールは単一プロセスの鋳造によつて
最終仕上げ面を有するものとなすことができる。
普通これらモジユールは開放鋼製型の中において
鋳造され、振動せしめられかつメーンパネルの後
面はこて塗りが施される。これによつてすべての
面に高品質の最終仕上げが行われる。したがつて
モジユールは別の仕上げを行うことなく塗装また
は壁紙張りに対して準備され、壁面の二次的な表
面仕上げは不要となる。この単一プロセスを行う
時に電気および通信導管を定位置に鋳造すること
ができる。
設計の融通性を大とするために必要とされるモ
ジユール寸法の種類は少なく、たとえば3から5
である。もし必要であればL字形モジユールはU
字形モジユールに対する鋳型の1部分をふさぐだ
けで形成することができる。さらに大きなU字形
モジユールはL字形モジユールをつなぐだけで形
成することができる。したがつて3−5種類の基
本的モジユール寸法たとえば二つのL字形からな
る大きなU字形、またはL字形を組合わせ、実際
的に無制限の室および囲い形態を作出することが
できる。
前述の如くこのモジユールの独特な形によつて
自立すなわち自体支持特性が得られる。これによ
つてモジユールは足場、支柱、振れ止め等を使用
することなく組立てることができる。その特性は
前述の如く敏速かつ容易な現場組立てを可能にす
る水平および心決め装置の使用によつてさらに大
となる。好適なモジユールは底部には支承パツド
が設けられ、該パツドは床の上に設置された水平
および心決め装置と組合わされる。この装置によ
つて、組立てを行う時にモジユールを常に持上
げ、その垂直および水平を調節する必要がなくな
る。すなわちこのモジユールは単一のプロセスに
よつて正しい位置に下降せしめかつ水平を出すこ
とができる。したがつて組立てプロセスは著しく
促進され、かつ高価なクレーンおよび装置のスタ
ツフをより効果的に利用することができる。した
がつて在来の方法に比して熟練労働者の数は著し
く減少し、これは熟練労働者の少ない、または労
務費の著しく高い地域においては大きな利点とな
る。
本発明の種々の特色および利点は添付図面によ
つて次に説明する好適な実施例によつてさらに明
らかとなる。
第1図はプレキヤストされたコンクリート一体
構造ユニツトよりなる建物用モジユール10を示
し、該モジユールは矩形の平らなメーンパネル1
2を備え、このメーンパネルはその相対する各側
縁に対して直角に、外方に延びる平らなフランジ
14を有し、平面図において全体がU字形の形状
を画定するようになつている。メーンパネル12
およびフランジ14の相対する主面は相互に平行
している。モジユールの頂端16および底端18
は高さに対して直角な隔置平行面内に位置してい
る。高さに対して直角に、メーンパネル12に沿
つて測られたモジユールの全長と、フランジに沿
つて測られたモジユールの全幅との比は、モジユ
ールを水平支持面上に垂直に位置決めした時に、
実質的に横方向の安定性が得られるように選択さ
れる。
建物用モジユール10は、普通の補強部材(図
示せず)を包埋することによつて適当に補強され
る。補強部材は技術的に周知な態様でコンクリー
ト内に埋設した普通の補強鋼棒および金網となす
ことができる。モジユールはなお必要に応じプレ
ストレスを加えたものとなすことができる。
第2図は典型的なモジユールの選ばれた組合わ
せである。これらモジユールはその基本的U字形
に連結することができ、あるいは部分溝形、すな
わちL字形として供給し、所要の形または大きさ
の室または囲いに形成することができる。第2図
にはU字形モジユールの5個の基本的寸法のもの
が典型的なL字形モジユール20,20aと共に
示されている。
第2図に示されたモジユールはその相対的な寸
法および割合を明らかにするために共通の直角格
子の上に設計されている。図によつて明らかな如
く各モジユールの寸法は、水平方向に測つたメー
ンパネルの長さが共通格子、すなわちモジユール
寸法(M)の整数倍となるようにされている。同
様に各モジユールの幅も共通モジユール寸法の整
数倍に等しい。北米における典型的な用途に対し
ては、この共通モジユール寸法は812.8ミリメー
トル(32インチ)である。他の国においては基本
的なモジユール寸法はほぼ90センチメートルの適
当な整数倍を基準としている。このモジユール寸
法は大部分の付属物および施設、すなわちカウン
タートツプ、流し、家事用装置、事務所設備、小
売りシヨウケース等を完全に囲繞するフランジ長
さが得られるように選択される。第2図のモジユ
ールは1/2Mすなわち406.4ミリメートル(16イン
チ)の床配置計画格子を示すもので、設計の目的
のためには小さな格子を使用し得ることを表わ
す。実線間の距離は共通モジユール距離、すなわ
ち前記812.8ミリメートル(32インチ)なる寸法
(M)である。
基本的モジユール寸法(M)の倍数または分数
としての共通直角格子寸法を使用することによつ
て、設計および構造段階において比較的簡単なモ
ジユール座標が得られる。この寸法決めは格子に
対して行われ、したがつて格子は訓練を必要とす
るが制限的なものではない。
第2図に示された最小U字形モジユール10a
は実質的に2Mに等しい全長と、Mに等しい全幅
とを有している。したがつてその公称全長は
1625.6ミリメートル(5フイート4インチ)であ
り、その公称全幅は812.8ミリメートル(2フイ
ート8インチ)である。しかしながら実際にはモ
ジユールはその外表面が、典型的には格子線から
約3.17ミリメートル(1/8インチ)だけ内方に隔
置された寸法を有している。したがつてこの場合
はモジユール10aはその実際の全長は1619.3ミ
リメートル(5フイート3 3/4インチ)であり、
その全幅は806.5ミリメートル(2フイート7 3/
4インチ)である。図示した残余の各モジユール
に対しても同様なことが言える。図示したいくつ
かのモジユールのメーンパネルおよびフランジの
厚さは何れも同じであり、たとえばほぼ120.7ミ
リメートル(4 3/4インチ)である。しかしなが
らフランジにはなるべくその内向き主要面に小さ
なドラフトを設け、メーンパネルに対するモジユ
ールフランジの基本的直角度に影響をおよぼすこ
となく、容易に型から外し得るようになすことが
望ましい。なおフランジ14およびメーンパネル
12の内部主要面の間に適当な半径を設け、すな
わち肉付けを行い、追加強度およびすぐれた外観
が得られるようにすると共に、特にモジユールが
台所または浴室の一部分として使用される場合
に、その表面の清掃を容易に行い得るようにされ
る。
第2図に示されたモジユールの相対的割合およ
び寸法はまず使用者の要求を満足させるように選
択されるが、なお各モジユールは水平面上に立て
た時に実質的に横方向の安定性を有するようにさ
れる。この横方向安定度は各モジユールを水平面
上に位置決めした時に自立状態に得られるように
される。横方向安定性はモジユールをくつがえす
傾向のある力に対する各モジユールの抵抗である
が、非常に多くの変数があるから簡単に正確な定
義を下すことはできない。しかしながら実際のす
べての目的に対しては第2図に示され、かつ長さ
と幅との比が与えられている種々の形のモジユー
ル10a−10eは十分な自立能力を有し、該モ
ジユールを現場において、控えまたは横連結部材
を使用することなく、モジユールだけけでほぼ
7.62メートル(25フイート)の高さまで組立てる
ことができる。最も普通に使用される高さ、すな
わち2.438メートル(8フイート)においては、
図示のU字形モジユールはすべて傾きに対して十
分な抵抗を有し、普通の安全基準を満すことがで
きる。したがつて第2図に示されたU字形のモジ
ユールに対しては、メーンパネルに沿つて取られ
たモジユールの全長と、水平方向においてフラン
ジ方向に取られたモジユールの全幅との比が約4
対3から8対2または16対2.5位さえまでの間に
ある時は十分な横方向安定性が得られる。この範
囲の比は主としてU字形モジユールに対して適切
である。第2図に示されたL字形モジユール2
0,20aはそのフランジが一つだけであるが、
傾きに対する抵抗度は十分であり、組立て時にお
ける普通の安全基準を満し得ることがわかつた。
第3図は典型的なフロアープランであり、1階
建て構造において第2図に示された種々のモジユ
ールを位置決めした状態を示す。前記モジユール
は、典型的には地盤上のコンクリートスラブによ
つて形成された水平面30上に配置される。図を
明らかにするために前記水平面30は仮想格子を
有するものとして示され、該格子は相互に直角に
交差する2組の平行線よりなり、この線は共通モ
ジユール寸法(M)に対応するように隔置されて
いる。モジユール10の第1の群は支持面30上
において、この面の周囲部分に近接して相互に位
置決めされ、建物の側壁の部分を画定するように
なつている。前記モジユールは支持面30上の内
方に位置決めされ、少なくとも内部隔壁の部分を
画定するようになつている。第3図によつて明ら
かな如く、種々のモジユール10a,10b,1
0c,20等は部分的空間囲いを形成し、ビルデ
ング構造内の種々の施設を収納しまたは部分的に
囲むようになつている。たとえば構造物の端壁3
2は単一のモジユール10cと、二つのL字形モ
ジユール20aとによつて画定されている。相対
する端壁34は1対のL字形モジユール20と、
背中合せにされたモジユール10cのフランジと
によつて画定されている。このようなモジユール
はなお寝室36,38の間の内部間仕切を形成す
る。浴室施設40は周囲に位置するモジユール1
0dと相対する内部モジユール10eとによつて
部分的に画定される。モジユール10e,10d
のフランジは全体的に中間区域の方に向き、浴室
40に対する囲いの質的部分を画定するようにな
つている。台所施設42に対する部分的囲いは内
部に配設されたモジユール10cによつて形成さ
れ、該モジユールは建物の周囲に配設された特別
のモジユール10c′に相対するように配設されて
いる。これら後者二つのモジユールは相互に向い
合い、部分的空間囲いを形成するようになつてい
る。モジユール10c′は矩形の窓孔44有してい
ることによつて特別構造のモジユールである。典
型的な窓孔は第1図のモジユール10内において
破線により表わされている。このモジユール10
は普通使用者の好みを満足させる時以外は窓孔を
必要としない。
普通標準の特定の窓およびドアーはモジユール
の間に設けられる。これによつて種々の大きさの
孔に対する設計の融通性を、モジユールの中に孔
を鋳造する場合よりも大きくすることができる。
モジユールを幾分特殊な方法で使用する他の例
においては、外部に配置される壁炉および煙突4
6は別のモジユール10aによつて画定される。
現地において組立てられる普通の壁炉および煙突
ももちろん使用し得るが、このような態様でモジ
ユールを使用することによつて現場作業の量を減
らすことができる。
残余のモジユールはたとえば適当な付加的な棚
およびドアーを有する小室48の内部のように、
食堂部分50および居間部分52に面する簡単な
空間囲いを形成する他のモジユールと共に、種々
の型の空間を画定しかつ包囲する機能を有してい
る。このような部分的空間囲いは机、本箱、娯楽
施設、作り付け家具および他の所要の付属物を収
納するために使用することができる。すでに述べ
たモジユールの部分を含むなお他のモジユール
は、ここでは詳述する必要のない出入口およびホ
ールウエーを組立てかつ画定するために使用され
る。
前述の如く各モジユール10a,10d等およ
びL字形モジユール20,20aは水平面30上
に自力で立つことができ、所要の安定性を得るた
めにそれらの間に連結部材を設ける必要はない。
モジユールの間に必要とされるのは、該モジユー
ルが外壁の部分を形成する時でも、内部張り間お
よび分割壁を形成する時でも適当な継ぎ手シール
であり、このシールは標準の工業技術を使用する
ものとなすことができる。第3A図は隣接するモ
ジユール10の間の外部および内部継ぎ手の両方
に使用し得る典型的な継ぎ手シール装置の平面図
である。外部シールに対しては雨スクリン法を使
用することができ、この方法はモジユール間の小
間隙内に配置されたP.V.Cストリツプまたはビー
ド66の如き可撓性の雨除けを使用するもので、
前記ストリツプは外部コーキング67と組合わさ
れて使用され、これらは継ぎ手に沿つて垂直に延
びている。内部状況に対しては、普通のテープ張
り、しつくい塗りおよび砂みがきを行えば平滑な
仕上げ継ぎ手67aが得られる。前述の基本型の
継ぎ手シールはなお第4A図および4B図に示さ
れた継ぎ手にも使用することができる。
再び第3図にもどれば、この図は特別のL字形
モジユール20′を正規のU字形モジユールのフ
ランジと共に使用し、小室70を画定するように
なつた状態を表わすものである。これら特別の短
かなL字形モジユールは他の場合に対しても使用
することができる。L字形モジユール20,20
a,20′を製造する場合に必要なことは、U字
形モジユールを製造する時に使用する鋳型の中に
ブロツクを置き、補強部材および後述の導管シス
テムを配置するための適当な調節を行うことだけ
である。前述の如くこれらモジユールはすべて開
放鋼製鋳型によつて鋳造され、振動せしめられか
つこて塗りされ、それによつて高品質の最終仕上
げ面を有する製品が得られる。したがつて建物の
内部に露出するモジユールの表面は所要の如く簡
単にペンキ塗装または壁紙張りを行うことがで
き、一方外表面はそのままに残こされ、ペンキ塗
装を行い、平滑な化粧しつくい状の仕上げを施す
ことができ、あるいはこの外面を木材、れんがま
たは石によつて所要の如く被覆することができ
る。実際に安価な建物に対しては軽量コンクリー
トを使用することによつて付加仕事を行うことな
く絶縁を行うことができる。付加的な被覆を行う
ことにより、所要の如き側壁の絶縁を行うことが
できる。建物の周囲におけるモジユールの外面に
は蒸気障壁および絶縁層68(第3A図)、なる
べくは絶縁ボードを設けることができる。前記絶
縁の上には周知の技術により任意の外部側壁69
(第3A図)を取付けることができる。
これは普通のプレキヤストと著しく異つてい
る。その理由はプレキヤストは露出した外部仕上
げ面を有するようにされ、質量は外側に位置しか
つ絶縁は効率の最高位置でないところに設けられ
るからである。これに反し前述のモジユールにお
いては、仕上げ面が内部に配置されるために、質
量は内部に位置決めされ、絶縁はその全効率を発
揮する外側に配置されるようになる。
第3図によつて明らかな如く、種々のモジユー
ルはそのメーンパネル12およびその関連フラン
ジ14が格子線の所定のものに沿つて延びるよう
に位置決めされ、前記モジユール寸法の場合は、
このようにして位置決めされたモジユールに普通
使用される間隔は(M×N)に等しく、この場合
(M)は共通のモジユール寸法であり、かつ(N)
は0、1、2、3、………Nに等しい数である。
周囲におけるモジユールのあるものはなお(N×
M)に等しい距離だけ隔置され、ドア−ユニツト
56および窓ユニツト58を受入れるための共通
モジユール長さの空隙を形成するようにされてい
る。第3図はなお内部に配設されたモジユール1
0a,10c等が同様に隔置され、それぞれ共通
モジユール寸法を基礎とした幅を有するホールウ
エー、ドアー開口等を形成するようになつてい
る。
第3図は基本的モジユール寸法を有する格子を
使用して得られる簡単なモジユール整合状態を示
す。この例においてはモジユールおよびすべての
モジユールと間隔は窓、ドアーまたは通路に対し
てモジユール寸法を有している。これによつて建
造者はモジユール寸法と整合する寸法のドアーお
よび窓を使用することができる。これによつて建
造を行う場合も設計および組立てが簡単になる。
なお使用者の好みまたは地方的標準窓およびド
アーの寸法によつて、寸法決めを格子と相対的に
行うことができる。しかしながら本発明はモジユ
ールを格子上において厳密に、または格子と相対
的に位置決めすることに限定されるものではな
い。むしろこのモジユールは適当な設計により全
く自由に寸法決めすることができる。
壁はその全体を第3図に示される如くU字形お
よびL字形モジユールだけで形成する必要はな
く、平らなはめ込みパネル70を含むものとなす
ことができる。これらはめ込みパネル70は第4
A図および4B図に示された連結技術を使用して
隣接モジユールに連結することができる。第4A
図は平らな壁パネル70をモジユールフランジ1
4に結合する6.35ミリメートル(1/4インチ)棒
73の平面図である。第4B図は曲成棒73を示
す断面図で、この棒の一端は下向きに曲げられ
て、フランジ14内のチヤンネル62(後述)の
中に保持され、一方前記棒73の他端は壁パネル
70にドリルによつて形成された19.05ミリメー
トル(3/8インチ)の孔の中に挿入されている。
この装置によつて壁パネル70は、その上に屋根
組立体が置かれるまで、または多階層構造の場合
は次の床のスラブがモジユールの上端に位置決め
されるまで定位置に保持される。
第4C図はアパートメントとして使用に適する
フラアプランの頂面図である。この配置計画には
台所42′、食堂50′、居間52′、寝室38′,
38″、浴室40′,40″複数の小室48′および
バルコニー部分51a−51dが種々のホールウ
エー、出入口、窓開口等と共に示されているが、
その詳細な説明はここでは不要である。第4C図
はなお実際に所要の配置計画を行う場合のモジユ
ールの大きな融通性を表わしている。
第5図は本発明の建物用モジユールを利用し、
かつ普通のトラス屋根構造を使用したバンガロー
の正面図である。トラス屋根構造(図示せず)は
種々のモジユールの上端の上に直接支持され、か
つ工業標準による連結装置(図示せず)によつて
前記モジユールに連結されている。モジユールの
外表面には絶縁部材68の層が適用され、かつ適
当な被覆材料69の外表面によつて被覆されてい
る。場合によつては前記バンガローはコンクリー
トスラブ(単数または複数)によつて形成された
平屋根を有するものとし、該スラブを自立モジユ
ールの上端の上に直接置くようになすことができ
る。この場合はコンクリートスラブ屋根の重量が
非常に大であるから、該屋根をモジユールに装着
するためには、モジユールの頂部とスラブの底部
との間のモルタル以外には特別の連結装置は不要
である。
第6−9図はモジユール10の容積空間画定機
能を示す。第6図は衣類戸棚構造を形成するモジ
ユール10を示す。フランジ14の外端の間を適
当な支持レールまたは軌道(図示せず)が延び、
かつ一対の滑り戸80を普通の態様で支持してい
る。衣類ハンガー棒82はフランジ14の間を延
びている。
第7図および8図はモジユールを浴室施設に使
用する態様を示す。1対のモジユール10はそれ
らの関連フランジ14が向き合うように配置さ
れ、該フランジは中間区域の方に向き、浴室囲い
を画定するようになつている。浴室施設に対して
は少なくとも一つの比較的“深い”型のモジユー
ル、すなわち長さ対幅の比が比較的小さい型のも
のを使用するのが普通である。図示の構造はシヤ
ワー室84にして、モジユール10の一つに直接
連結され、かつ適当なコンクリート締着部材を使
用してメーンパネル12およびフランジ14の内
向き主要面に装着されるようになつたシヤワー室
を示す。浴槽の代りにシヤワー室を設け、これを
モジユールに直接連結し得ることは明らかであ
る。相対するモジユール10は作り付けの化粧台
−洗面台組立体88を有している。1対のフラン
ジ14の相対する端部の間にははめ込みパネル9
2が位置決めされ、かつドア−ユニツト94は他
の対のフランジ14の相対する端部の間に位置決
めされ、種々の連結装置等は普通の態様で形成さ
れる。トイレツト組立体96は浴室区画の床の上
に位置決めされる。浴槽84および化粧台兼洗面
台88は工場において前以つて対応するモジユー
ルの中に設置し、現場工事を少なくするようにな
すことができる。
第9図は典型的な台所施設の平面図である。図
示の如く、二つの各モジユール10には調理台組
立体100が装着され、該組立体はメーンパネル
12の主要面に沿つて選択された距離だけ延びて
いる。適当な食器棚組立体102(破線によつて
表わされた)は調理台100の上方に配設され
る。調理台100の端部とモジユールのフランジ
14との間には適当な空隙が設けられ標準寸法の
ストーブおよび冷蔵庫を受入れるようになつてい
る。台所は相対するモジユールのフランジ14の
外端にまたがる窓組立体104によつて閉鎖され
ている。調理台はこの窓組立体104の下方に続
くようにされ、またはこの位置には所要の性質を
有する他の炊事施設を配置することができる。調
理台100および食器棚102は前以つて製作さ
れかつ工場においてそれらの対応するモジユール
に取付けられ、現場仕事を少なくするようになつ
ている。第6−9図においてはモジユールのフラ
ンジ14が十分に深く作られ、対応する調理台、
用具、化粧台、シヤワー室または浴槽を完全に囲
むようになつている。
第10,10A図および10B,10C図は前
以つてモジユールに動力配線を行う二つの異なる
方法を示す。
第10および10A図は頂部樋状チヤンネルす
なわち凹所と、内部導管および出口接続箱の配置
状態を示す。モジユールの頂部端壁16には樋状
チヤンネルすなわち凹所62が設けられ、該凹所
はメーンパネル12およびフランジ14の頂部端
壁に沿つて延びている。L字形モジユール20に
対しても同様な配置を行い得るが、ここでは図示
されていない。前記チヤンネルは31.8−50.8ミリ
メートル(1 1/4−2インチ)の深さを有し、か
つ単数または複数の電気ケーブルに適合するよう
な十分な深さを有している。第10図に示される
如く各モジユールフランジはそれぞれ垂直に延び
る内方導管110を有し、その頂端は対応する接
続箱112と連通し、該接続箱はさらにチヤンネ
ル62の相対する端部と連通している。横導管1
14はフランジ14およびメーンパネル12を通
つて水平に延び、その相対する端部は垂直導管1
10と連通する接続箱116に入つている。導管
110の最下端はモジユールのフランジの底端に
おいて開口している。水平に配設された導管11
4はメーンパネル12の相対する主要面の中間に
出口接続箱118を有し、一方垂直に配設された
各導管110を適当な高さに配設された関連出口
接続箱120を有し、壁スイツチまたは器具出口
等を共に使用し得るようにされている。各導管お
よび出口接続箱は技術的に周知のものであるから
詳述はしないが、問題となる電気配線規定を満足
させるように選択される。第10図によつて明ら
かな如く、種々の出口接続箱はメーンパネル12
およびフランジ14の相対する主要面から近接す
ることができる。これによつて設計の融通性を著
しく大とすることができる。その理由は各モジユ
ールを特定の建物構造においてどのように配置し
ても、接続箱は容易に近接し得るからである。
第10A図はフランジの相対する主要面のほぼ
中央に配設された導管110を示し、この場合は
頂部接続箱は直接頂部チヤンネル62と連通して
いる。出口接続箱120はその側部がフランジの
主要面から比較的短い距離だけ隔置され、該箱の
上に比較的薄いコンクリート層が位置するように
配設される。したがつて電気請負人がこの箱に近
接せんとする時は、前記薄いコンクリートカバー
を欠き取り、所要の電気接続を行うことができ
る。
第10図および第10A図に示された導管およ
び接続箱配置は動力供給配線および相互通信配
置、に対する配線、テレビケーブルおよび(また
は)電話ケーブル等に適合するように利用するこ
とができる。モジユールは前以つて配線を施し、
現場作業を少なくすることができる。
モジユールが相互に密接して位置している時
に、これらモジユールを電気的に接続せんとする
場合には、チヤンネル62を延長し、第10図の
62aおよび(または)62bにおいて破線によ
つて示される如く、チヤンネルの縁の一部分を欠
きとることによつて隣接モジユールのチヤンネル
62と連通せしめ、続いてケーブルを隣接チヤン
ネルに延ばすことにより比較的簡単にこれを行う
ことができる。独立したモジユールの間において
電力を供給せんとする場合には、電気ケーブルを
窓の上のまぐさに沿つて、または構造物の低くし
た天井間隙を通だけで良い。
第10B図および10C図は予じめ動力配線を
行つたモジユールを形成するための別の方法を示
す。この用法の異なる点は電気配線が主としてモ
ジユールの内部導管網目の中にあり、電話および
(または)相互通信配線が頂部チヤンネル内に担
持されていることである。これによつて二つのシ
ステムをさらに厳密に分離することができる。モ
ジユールの頂部端壁16には深さ約9.52ミリメー
トル(3/8インチ)、幅約31.8−44.5ミリメートル
(1 1/4〜1 3/4インチ)なるチヤンネル62C
が鋳造されている。第10B図に示される如くこ
のチヤンネル62Cは導管121と連通し、該導
管はさらに出口接続箱122と123とに連結さ
れている。
第10B図はフランジ14およびメーンパネル
12を通つて水平方向に延びる横導管62dを示
し、この導管62dの相対する端部は対応するフ
ランジ内に配設された接続箱112aに入り、か
つ該接続箱は別の接続箱120a,116aを含
む1組の垂直導管110aと連通している。第1
0図の114によつて示されたように別の横導管
は必要に応じ設けることがきる(図示せず)。
第11図は一体的に形成された複数の支承パツ
ド124,126を有するモジユール10の底部
端壁を示すもので、該支承パツドはメーンパネル
12およびフランジ14に沿つて隔置されてい
る。支承パツド126はフランジ14の外方自由
端に近接して配設され、一方支承パツド12は一
つのフランジとメーンパネル12と共通になつて
いる。支承パツド124,126の間を延びる細
長い凹欠区域128はモジユールの間に挿入すべ
きグラウト化合物を受入れるための室と、火、水
および昆虫の防止に関する種々の規定を満し、か
つ直立モジユールの構造的安定性を改良するため
の床とを形成している。各支承パツド124は自
動水平および自動心決め装置の一部分を受入れる
ための孔130を有している。
前記自動水平および自動心決め装置は第12図
においてその種々の作動段階が示されている。第
1段階(A)は予じめ選択された位置においてコンク
リートスラブの中に適当な深さおよび直径の孔1
32をあけることである。段階(B)においてはスタ
ツド状の挿入部材134が、そのねじ付上端を床
面から突出させるように前記孔の中に打込まれ
る。段階(C)においてはトランシツトまたはレベル
を使用してモジユールに対する水平支持体を形成
するように必要なシム136の数を決定する。次
に前記挿入部材にナツト138を取付ける。段階
(D)においてはなるべくプラスチツク材料よりなる
截頭円錐形の心決め部材140がナツトの上に位
置決めされる。次にモジユールをその最終位置に
下降せしめ、前記心決め部材140が関連支承パ
ツド124,126内に設けられた孔130内に
入るようにする。必要に応じシム(図示せず)を
支承パツド126の下に位置決めしモジユールに
対する水平支持体となすことができる。
モジユールを組立てるための方法は第13A−
13E図に示されている。第13A図について説
明すれば、先ず床スラブ142が形成されるが、
これは現地において流し込むことができまたは普
通の性質を有するプレキヤストスラブ(単数また
は複数)となすことができる。次に床の上に方形
格子パタン144を置き、モジユール位置の印を
つける。次に第13B図に示される如く、各所要
位置にモジユール形板146を位置決めする。こ
の形板によつて所要の位置に孔132を正確にあ
けることができ、これに続いてスタツド状挿入部
材134を打込む。次にトランシツトまたはレベ
ルを使用して支承パツド位置において必要とされ
るシムの数を決定する。続いて、種々の心決め部
材140を取付ける。この点においてはモジユー
ルはその頂部端壁内に適当に位置決めされた孔の
中に碇着されている吊上げフツク(図示せず)を
有し、モジユールを持上げた時に該モジユールが
垂直に懸垂されるようになつていることに注意す
べきである。したがつて第13C図に示された吊
上げ装置はモジユールを上方に吊上げ、次にこれ
を振つて床上に予じめ印付けされた位置の真上の
位置に動かし、続いてこれを下降させる。この最
終段階においてはモジユールは注意深く案内さ
れ、円錐形に形成された心決め挿入部材140が
モジユール支承パツド内の孔130に入り、かつ
該モジユールは予じめ位置決めされたシムの上に
堅く触座するようになる。したがつてモジユール
はその所要の位置に非常に正確に位置決めされか
つ水平となる。この手順はモジユールの所要の配
列体が第13D図に示される如く床の上に位置決
めされるまで繰返えされ、これに続いて屋根構造
または1組の平らなスラブ150が第13E図に
示される如くモジユールの頂部に位置決めされ、
該モジユールによつて支持されるようになる。
実際には1階配置に関連して前述したすべての
建造技術および構造配置は多階層構造に対しても
使用することができる。すなわち第14図におい
ては第1階に対する支持体は普通構造の水平基礎
160よりなつている。二つの階のすべてのモジ
ユール10は同じ高さを有している。第1階のモ
ジユールは水平床スラブ160上に支持され、か
つ該スラブの上端に別の水平床162を支持する
ようになつている。床162は第2階のモジユー
ル10に対する支持体となり、最上階のモジユー
ル10の上端は適当な屋根構造を支持し、この屋
根構造は第14図に示される如く平らなスラブ屋
根164である。したがつて水平床および屋根ス
ラブ等の荷重はその下方において、周囲および内
部に位置決めされたモジユールを介して最下方の
床、すなわち基礎によつて支持される。モジユー
ルの下端は前述の挿入部材134によつて床スラ
ブに装着され、かつ工業基準のモーメント連結装
置が、周囲モジユールの上端と、該モジユールの
上に位置決めされた床スラブまたは屋根スラブと
の間の点166,168に設けられる。したがつ
て第14図に示されたような多階層建物構造は所
要の高さに達するまで階を追つて敏速に組立てる
ことができる。モジユールはその最大支承能力に
達するまで、中間床を設けることにより積重ねる
ことができる。許容床数は床スラブの長さ、予想
される活荷重および使用される連結部材の型によ
つて決まる。これらは普通の技術および仕事を考
慮して決定される。
変型した形態は第15図に示されている。この
形態においては周囲部分に位置決めされるモジユ
ール10が建物の全高さにわたつて延びている。
床構造170は建物の各レベルに配置され、かつ
その周縁は周囲における全高さのモジユールによ
つて支持される。周囲の内部に位置するモジユー
ルは建物の各レベルにおける床構造の残りの内部
配設部分を支持し、かつこれら荷重を底部床すな
わち基礎に伝えるようになつている。床170の
周囲部分を前記全高さのモジユールのフランジ1
4の端部に装着するには標準の角ブラケツト17
2が使用される。この形態は床の縁と各全高さモ
ジユールのメーンパネル12との間隙にまたがる
別のはめ込み床パネル174の使用を必要とす
る。このようなパネルは前もつて製作することが
でき、所定の位置に挿入されて標準のアングル連
結部材によつて装着され、またはこのスラブを所
定の位置に流し込み、かつ技術的に周知の適当な
補強棒および他の装置によつて装着することがで
きる。
第16図に示された他の変型は普通の支持構造
であり、所定位置に流し込まれた垂直の柱180
と、水平に配設された梁182とを有し、この梁
は建物の各レベルにおいて柱により支持され、か
つ普通の補強されたコンクリート床スラブ184
を支持するようになつている。建物の側壁を画定
する一連の外部モジユールは床184の周囲部分
によつて装着されかつ支持され、一方内部に配設
されたモジユールは床の上に支持され、それによ
つて所要のフロアプランすなわち配置図を使用し
て施設に対する内部間仕切りおよび容積囲いを画
定するようになつている。鋼製床組立体に対して
も実質的に同じ技術を使用することができる。以
上の説明により本発明による建物用モジユールが
大きな融通性を有していることがわかると思う熟
練技術者は以上の実施例から本モジユール構造を
他の用途に対して使用し得ることを理解できる。
第11図および第12図の関連で説明したよう
に、モジユールを組立てるために使用する水平お
よび心決め装置は、他の適当なシステムに置き換
えることができる。例えば鋼製挿入部材を床スラ
ブの適所に設け、これをモジユールの下端に鋳込
まれた挿入部材に溶接してもよい。床における挿
入部材は、適所に鋳込まれたもの、下層モジユー
ルに担持され床スラブの開口を通して上方に突出
するもの等、いかなる適当な手段によつて構成し
てもよい。
前記実施例は特許請求の範囲内において種々の
変型を行い得るものと解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は典型的なU字形モジユールの透視図、
第2図は典型的なモジユールの選択された組を示
す平面図、第3図は一階に使用されたモジユール
の位置決めを示す典型的なフロアプラン、第3A
図は隣接モジユールの部分を示す平面図で、該モ
ジユールの間の継ぎ手密封装置を表わす。第4A
図および4B図はそれぞれまつすぐな壁パネルを
モジユールに結合する連結部材の頂面図および断
面図、第4C図はアパートメントユニツトに対す
る典型的フロアプラン形態の頂面図、第5図は典
型的な一階建て構造の正面図、第6図はU字形モ
ジユールを小室として使用する状態を示す頂面
図、第7図は二つの相対するU字形モジユールを
浴室施設として使用した状態を示す頂面図、第8
図は第7図の線8−8に沿つて取られた垂直断面
図、第9図はU字形モジユールの相対する対を台
所に使用した状態を示す頂面図、第10図はモジ
ユールの透視図、第10A図は第10図のモジユ
ールのフランジを通つて取られた一部截欠せる垂
直断面図、第10B図および10C図はそれぞれ
モジユールの透視図および変型モジユールのフラ
ンジの一部截欠せる断面図、第11図はモジユー
ルの部分的透視図で、その底端面を示す。第12
図Aから12図Eまではモジユール組立ての種々
の段階を示す図で、床に対する水平および心決め
装置を表わす。第13A図から13E図までは典
型的なモジユール位置決めおよび建造順序を示
す。第14図は二階建て建物の簡単な透視図、第
15図は変型した2階建て構造を示す。第16図
は普通の梁、柱および床を有する建物にモジユー
ルを使用する状態を示す。 図において10はモジユール、12はメーンパ
ネル、14はフランジ、20はL字形モジユー
ル、62はチヤンネル、66はビード、67はコ
ーキング、68は絶縁層、70ははめ込みパネ
ル、73は曲成棒、110は内方導管、112は
接続箱、124,126は支承パツド、134は
挿入部材、136はシムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プレキヤストされたコンクリートの一体構造
    ユニツトによつて形成された建物用モジユールに
    おいて、前記建物用モジユールが、矩形の平らな
    メーンパネルであつて少なくともその一つの側縁
    から直角をなして外方に延びる平らなフランジを
    備えたメーンパネルを有し、前記フランジが前記
    メーンパネルと共に前記建物用モジユールの全高
    さにわたつて全体がL字形の配置を画定するよう
    になつており、前記建物用モジユールがその高さ
    に対して直角な隔置平行面内に位置する頂端およ
    び底端を有し、前記メーンパネルに沿つて取られ
    た前記建物用モジユールの全長と、前記フランジ
    に沿つて取られた前記建物用モジユールの全幅と
    の比がほぼ4対3から16対2.5との間にあり、か
    つ前記建物用モジユールが水平支持面上に垂直に
    位置決めされた時に実質的な横方向安定性を有す
    るようになつていることを特徴とする建物用モジ
    ユール。 2 特許請求の範囲第1項記載の建物用モジユー
    ルにおいて、前記建物用モジユールは頂部端壁を
    有し、該端壁がそれに沿つて延びかつ前記建物用
    モジユール内に前もつて形成された細長い導管と
    連通する樋状チヤンネルを備え、前記導管がさら
    に前記建物用モジユールの主要面間において該建
    物用モジユール内に形成された少なくとも一つの
    出口接続箱と連通し、前記チヤンネル、導管およ
    び箱が電気配線系または通信配線系に適合するよ
    うになつており、さらに前記建物用モジユールは
    平面においてU字形を画定するようになつた1対
    の前記フランジを備え、前記建物用モジユールが
    複数の前記細長い導管を有し、第1導管が前記各
    フランジ内を垂直に延び、前記第1導管の頂端が
    前記チヤンネルと連通し、横方向導管が前記フラ
    ンジおよび前記メーンパネルを通つて延びかつ前
    記第1導管と連通し、さらに複数の前記出口接続
    箱が前記導管の関連するものと連通するように位
    置決めされ、前記箱が前記メーンパネルおよびフ
    ランジの相対した主要面の一方または両方から近
    接し得るようになつている建物用モジユール。 3 特許請求の範囲第1項記載の建物用モジユー
    ルにおいて、複数の前記建物用モジユールが自立
    状態において水平支持面上に垂直に置かれて建物
    構造を形成し、前記建物用モジユールが十分な横
    安定性を有し、任意の二つの隣接した建物用モジ
    ユールの間に連結部材を使用する必要をなくする
    ようになつており、前記建物用モジユールが単独
    で、または組合わされて建物構造内の付属物また
    は施設を囲む空間を画定するようになつている建
    物用モジユール。
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