JP6587428B2 - 入浴設備及びこれに用いる組立浴槽体 - Google Patents

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Description

本発明は、一戸建て家屋などの居室をリフォームして入浴設備を好都合に設置することができる入浴設備及びこれに用いる組立浴槽体に関する。
身体の不自由な身体障害者、介護の必要な介護老人(以下、総称して「要介護人」という)は、生活空間である居室にベッドなどをおいて日常生活をしている。このような要介護人は、自分で自由に移動するのが難しく、例えば、入浴する際には介護人が要介護人を浴室まで運んで入浴させている。
このようなことから、入浴の際の介護人の負担を少なくするために、要介護人の生活空間である居室に設置するための入浴設備が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この入浴設備では、居室の一部、例えば畳が敷かれた領域の横に入浴設備が設置され、この入浴設備は、建屋の地盤にモルタルを介して埋設された防水パン(浴槽として機能する)と、この防水パンの開口部を覆う蓋部材とを備え、この蓋部材の表側が通常の床として機能し、その裏側が防水用の床(防水床パン)として機能するように構成されている。
この入浴設備では、居室の一部に入浴設備が設けられるので、居室で生活する要介護人を入浴させる際には、生活場所(例えば、居室に置いたベッド)から入浴場所、即ち入浴設備までの移動距離が少なく、大きな負担なく要介護人を入浴させることができる。
特開平8−170434号公報
しかしながら、上述した入浴設備には、次の通りの解決すべき問題がある。第1に、地盤にモルタル施工を行った後にこのモルタルの上に防水パン(浴槽)を設置する構成である故に、その施工工事が煩雑であるとともに、リフォームの際に狭い空間でもって多くの作業をしなければならない。第2に、設置した入浴設備が不要となって解体する場合、防水パンをモルタルで固定しているために、居室を元の状態に戻すのが容易でなく、元に戻す際に防水パンを破損させるおそれがある。
本発明の目的は、一戸建家屋における居室、浴室などのリフォーム施工でもって比較的容易に設置及び解体を行うことができる入浴設備を提供することである。
本発明の他の目的は、一戸建家屋における居室、浴室などのリフォーム施工でもって比較的容易に設置することができる入浴設備の施工方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、比較的容易に組立、解体することができる組立浴槽体を提供することである。
本発明の請求項1に記載の入浴設備は、所定方向に延びる一対の大引間に設置された組立浴槽体と、前記組立浴槽体に隣接して設置された浴室用床構造体とを備え、
前記組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、前記浴槽空間に入る段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、前記浴槽ユニットと前記段差ユニットとが連結され、
前記浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、前記浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、前記浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備え、前記浴槽用防水部材の内側に前記浴槽空間が規定され、
また、前記段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、前記段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、前記段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備え、前記段差用防水部材の内側に前記段差状空間が規定され、
更に、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体には、両側に突出する第1及び第2浴槽用被支持手段が設けられ、前記第1及び第2浴槽用被支持手段が前記一対の大引に載置固定され、また前記段差ユニットの前記段差用フレーム体には、両側に突出する第1及び第2段差用被支持手段が設けられ、前記第1及び第2段差用被支持手段が前記一対の大引に載置固定されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の入浴設備では、前記浴槽ユニットの前記第1浴槽用被支持手段は、前記浴槽用フレーム体の片側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第1浴槽用被支持部材を備え、前記複数の第1浴槽用被支持部材が前記一対の大引の一方に載置固定され、前記浴槽ユニットの前記第2浴槽用被支持手段は、前記浴槽用フレーム体の他側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第2浴槽用被支持部材を備え、前記複数の第2浴槽用被支持部材が前記一対の大引の他方に載置固定されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の入浴設備では、前記段差ユニットの前記第1段差用被支持手段は、前記段差用フレーム体の片側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第1段差用被支持部材を備え、前記複数の第1段差用被支持部材が前記一対の大引の一方に載置固定され、前記段差ユニットの前記第2段差用被支持手段は、前記段差用フレーム体の他側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第2段差用被支持部材を備え、前記複数の第2段差用被支持部材が前記一対の大引の他方に載置固定されることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の入浴設備では、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体は、上下方向に延びる浴槽用縦フレーム材と、前記所定方向に延びる浴槽用側フレーム材と、前記所定方向に対して垂直な横方向に延びる浴槽用横フレーム材から構成され、前記浴槽用側フレーム材が長さ調整可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の入浴設備では、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体は、上下方向に延びる浴槽用縦フレーム材と、前記所定方向に延びる浴槽用側フレーム材と、前記所定方向に対して垂直な横方向に延びる浴槽用横フレーム材から構成され、また前記段差ユニットの前記段差用フレーム体は、上下方向に延びる段差用縦フレーム材と、前記所定方向に延びる段差用側フレーム材と、前記所定方向に対して垂直な横方向に延びる段差用横フレーム材から構成され、前記浴槽用フレーム体の前記浴槽用横フレーム材及び前記段差用フレーム体の前記段差用横フレーム材が長さ調整可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の入浴設備では、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体及び前記段差ユニットの前記段差用フレーム体は、断面がL字形状であるフレーム材を相互に連結して構成されることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の入浴設備は、相互に対向する一対の浴槽支持部材間に設置された組立浴槽体と、前記組立浴槽体に隣接して設置された浴室用床構造体とを備え、
前記組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、前記浴槽空間に入る段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、前記浴槽ユニットと前記段差ユニットとが連結され、
前記浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、前記浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、前記浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備え、前記浴槽用防水部材の内側に前記浴槽空間が規定され、
また、前記段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、前記段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、前記段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備え、前記段差用防水部材の内側に前記段差状空間が規定され、
更に、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体及び/又は前記段差ユニットの前記段差用フレーム体には、前記一対の浴槽支持部材側に対応して一対の浴槽被支持手段が設けられ、前記一対の浴槽被支持手段が前記壁面側の前記一対の浴槽支持部材に載置固定さることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の入浴設備では、前記一対の浴槽支持部材は室内の対向する壁面に取り付けられ、前記対向する壁面間を接続する一側壁面に補助浴槽支持部材が取り付けられ、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体及び/又は前記段差ユニットの前記段差用フレーム体には、前記一対の浴槽支持部材側に対応して前記一対の浴槽被支持手段が設けられているとともに、前記補助浴槽支持部材に対応して補助浴槽被支持手段が設けられ、前記一対の浴槽被支持手段が前記壁面側の前記一対の浴槽支持部材に載置固定され、前記補助浴槽被支持手段が前記一側壁面側の前記補助浴槽支持部材に載置固定されることを特徴とする。
更に、本発明の請求項に記載の組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、前記浴槽空間に入る段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、
前記浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、前記浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、前記浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備え、前記浴槽用防水部材の内側に前記浴槽空間が規定され、
また、前記段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、前記段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、前記段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備え、前記段差用防水部材の内側に前記段差状空間が規定され、
前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体と前記段差ユニットの前記段差用フレーム体とが相互に連結されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の入浴設備によれば、組立浴槽体は一対の大引間に設置され、また浴室用床構造体は組立浴槽体に隣接して設置されるので、一戸建て家屋のリフォームでもって居室の一部に入浴設備を比較的容易に設置することができ、また設置した入浴設備の解体も比較的容易に行うことができる。また、組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、浴槽ユニットと段差ユニットとが連結されるので、組立浴槽体の組付け、設置及び解体を容易に行うことができる。更に、浴槽ユニットの浴槽用フレーム体に第1及び第2浴槽用被支持手段が設けられているので、この第1及び第2浴槽用被支持手段を一対の大引に載置固定することによって、浴槽ユニットを容易に設置することができ、また段差ユニットの段差用フレーム体に第1及び第2段差用被支持手段が設けられているので、この第1及び第2段差用被支持手段を一対の大引に載置固定することによって、浴槽用段差ユニットも容易に設置することができる。尚、浴室空間を規定する浴槽用防水部材及び段差状空間を規定する段差用防水部材として、防水シート、防水パネル、防水プレートなどを用いることができる。
また、本発明の請求項2に記載の入浴設備によれば、浴槽ユニットの第1及び第2浴槽用被支持手段は、浴槽用フレーム体の両側に設けられた複数の第1及び第2浴槽用被支持部材を備えているので、この浴槽ユニットを一対の大引間に安定して支持固定することができる。
また、本発明の請求項3に記載の入浴設備によれば、段差ユニットの第1及び第2段差用被支持手段は、前記段差用フレーム体の両側に設けられた複数の第1及び第2段差用被支持部材を備えているので、この段差ユニットを一対の大引に安定して支持固定することができる。
また、本発明の請求項4に記載の入浴設備によれば、浴槽ユニットの浴槽用フレーム体は、浴槽用縦フレーム材、浴槽用側フレーム材及び槽用横フレーム材から構成され、浴槽用側フレーム材が長さ調整可能に構成されているので、浴槽ユニットにより規定される浴槽空間の長さを調整して浴槽のサイズを変えることができる。
また、本発明の請求項5に記載の居室用入浴設備によれば、浴槽ユニットの浴槽用フレーム体は、浴槽用縦フレーム材、浴槽用側フレーム材及び浴槽用横フレーム材から構成され、また段差ユニットの段差用フレーム体は、段差用縦フレーム材、段差用側フレーム材及び段差用横フレーム材から構成され、浴槽用フレーム体の浴槽用横フレーム材及び段差用フレーム体の段差用横フレーム材が長さ調整可能に構成されているので、浴槽ユニット及び段差ユニットにより規定される浴槽空間及び段差状空間の幅を調整して浴槽のサイズを変えることができる。
また、本発明の請求項6に記載の居室用入浴設備によれば、浴槽ユニットの浴槽用フレーム体及び段差ユニットの段差用フレーム体は、断面がL字形状であるフレーム材を相互に連結して構成されるので、一般に市販されているL字形状のフレーム材を用いて浴槽用フレーム体及び段差用フレーム体を製作することができる。
また、本発明の請求項7に記載の入浴設備によれば、組立浴槽体は、相互に対向する一対の浴槽支持部材間に設置され、また浴室用床構造体は組立浴槽体に隣接して設置されるので、一戸建て家屋のリフォームでもって入浴設備を比較的容易に設置することができ、また設置した入浴設備の解体も比較的容易に行うことができる。また、組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、浴槽ユニットと段差ユニットとが連結されるので、組立浴槽体の組付け、設置及び解体を容易に行うことができる。更に、浴槽ユニットの浴槽用フレーム体及び/又は段差ユニットの段差用フレーム体に一対の浴槽被支持手段が設けられているので、これら浴槽被支持手段を対向する壁面側の一対の浴槽支持部材に載置固定することによって、組立浴槽体(浴槽ユニット及び段差ユニット)を容易に設置することができる。
また、本発明の請求項8に記載の入浴設備によれば、一対の浴槽支持部材は室内の対向する壁面に取り付けられ、対向する壁面間を接続する一側壁面に補助浴槽支持部材が取り付けられ、一対の浴槽被支持手段が壁面側の一対の浴槽支持部材に載置固定され、補助浴槽被支持手段が一側壁面側の補助浴槽支持部材に載置固定されるので、浴槽ユニット及び段差ユニットを三方向から設置固定することができる。
また、本発明の請求項9に記載の入浴設備の施行方法によれば、浴槽ユニット及び段差ユニットを連結して組立浴槽体を組み立て、この組立浴槽体を一対の大引間に載置した後に、載置した組立浴槽体を一対の大引に設置固定するので、組立浴槽体を一対の大引間に比較的簡単に且つ容易に設置することができる。また、この設置状態においては、組立浴槽体が一対の大引間に吊り下げられた状態となり、それ故に、組立浴槽体の下側の基礎工事などを必要とすることなく設置することができる。
また、本発明の請求項10に記載の入浴設備の施工方法によれば、浴槽ユニット及び段差ユニットを連結して組立浴槽体を組み立て、この組立浴槽体を相互に対向する一対の浴槽支持部材間に載置した後に、載置した組立浴槽体を一対の浴槽支持部材に設置固定するので、組立浴槽体を一対の浴槽支持部材間に比較的簡単に且つ容易に設置することができ、この設置固定した状態では、一対の浴槽支持部材間に吊り下げられた状態となる。
また、本発明の請求項11に記載の入浴設備の設置方法によれば、浴槽ユニットと段差ユニットとを別個に組み立て、別個に組み立てた浴槽ユニット及び段差ユニットを一対の大引間に載置した後これら浴槽ユニット及び段差ユニットを相互に連結して組立浴槽体とするので、組立浴槽体の組立及び設置を簡単に且つ容易に行うことができる。
また、本発明の請求項12に記載の入浴設備の施工方法によれば、浴槽ユニットと段差ユニットとを別個に組み立て、別個に組み立てた浴槽ユニット及び段差ユニットを相互に対向する一対の浴槽支持部材間に載置した後これら浴槽ユニット及び段差ユニットを相互に連結して組立浴槽体とするので、組立浴槽体の組立及び設置を簡単に且つ容易に行うことができる。
更に、本発明の請求項に記載の組立浴槽体によれば、浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備えているので、防水処理された所望強度の浴槽ユニットを容易に組立、解体することができる。また、段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備えているので、防水処理された所望の強度の段差ユニットを容易に組立、解体することができる。更に、浴槽ユニットの浴槽用フレーム体と段差ユニットの前記段差用フレーム体とが相互に連結されるので、組立浴槽体を簡単に組立、解体することができる。
本発明に従う入浴設備の第1の実施形態を居室に施工した状態を簡略的に示す斜視図。 図1に示すリフォーム施工の状態を簡略的に示す平面図。 図1に示す入浴設備を一部断面で示す断面図。 図3におけるIV−IV線による断面図。 図1の入浴設備における浴槽用フレーム体、段差用フレーム体及び補助用フレーム体を示す平面図。 図6(a)は、図5の浴槽用フレーム体を示す平面図、図6(b)は、この浴槽用フレーム体の正面図、図6(c)は、この浴槽用フレーム体を示す右側面図。 図5の段差用フレーム体における第1段差フレーム体を示す右側面図。 図5の段差用フレーム体における第2段差フレーム体を示す右側面図。 図5の補助用フレーム体を示す右側面図。 浴槽ユニットの第1変形形態を示す平面図。 本発明に従う入浴設備の第2の実施形態の一部を示す平面図。 図11の入浴設備における浴槽用フレーム体の浴槽用横フレーム材の一部を分解して示す部分斜視図。 図11に示す浴槽用フレーム体における浴槽用横フレーム材を延ばした状態で示す平面図。 本発明に従う入浴設備の第3の実施形態の一部を一部分解して示す正面図。 本発明に従う入浴設備の第4の実施形態における組立浴槽体を取り付ける取付け側構造を示す斜視図。 第4の実施形態の入浴設備の組立浴槽体を示す平面図。 図16の組立浴槽体を設置固定した状態で示す右側面図。 第5の実施形態の入浴設備の組立浴槽体を示す平面図。 図18の組立浴槽体を示す右側面図。 本発明に従う入浴設備の第6の実施形態を簡略的に示す平面図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う入浴設備の種々の実施形態について説明する。この入浴設備は、例えば、一戸建て家屋のリフォームとして比較的簡単に設置することができ、居室のリフォームとして、また浴室のリフォームとして設置することができる。
〔第1の実施形態〕
まず、図1〜図5を参照して、本発明に従う入浴設備の第1の実施形態について説明する。尚、この第1実施形態では、居室のリフォーム施工に適用している。
図示の居室用入浴設備は、浴槽として機能する組立浴槽体2と、この組立浴槽体2の横側(図1において左下側)に設けられた浴室用床構造体4とを備え、組立浴槽体2及び浴室用床構造体4は、図1及び図2に示すように、浴室空間6を規定する浴室構造体8の床部に設置されている。
ここで浴室構造体8の構成を概説すると、次の通りである。この浴室構造体8は、一戸建て家屋の生活空間である居室10にリフォーム施工を施して、この居室10内の一部に後述する如く解体可能に設置される。図示の浴室構造体8は、4つの壁、即ち前壁12と、後壁14と、これら前壁12及び後壁14を接続する側壁16,18を備え、これら前壁12、後壁14及び側壁16,18によって浴室空間6を規定し、かかる浴室空間6の天面に天井19が設けられている。尚、天井19については、省略することができる。
この形態では、浴室構造体8の側壁16に引き戸20が開閉自在に取り付けられている。この引き戸20を矢印22で示す方向に図2に一点鎖線22Aで示す開位置まで移動させると、浴室構造体8の入口24が解放され、また矢印26で示す方向に図2に実線で示す閉位置まで移動させると、浴室構造体8の入口24が閉じられる。
この形態では、浴室空間6の奥(入口24とは反対側の側壁18の内側)に組立浴槽体2が配設され、この組立浴槽体2を除く領域に浴槽用床構造体4が配設されている。そして、この浴槽用床構造体4に(具体的には、後壁14の内側に)、洋式便器28及び洗面台30(図1では省略している)が配設されている。洋式便器28は入口24を入った左側に配設され、洗面台30はこの洋式便器28の奥側に配設されている。
この入口24については、浴室構造体8の前壁12に設けるようにしてもよく、この場合、図1及び図2に示すように、組立浴槽体2については側壁18の内側に、洋式便器28及び洗面台30については後壁14の内側に設けるようにしてもよく、或いは組立浴槽体2については後壁14の内側に、洋式便器28及び洗面台30については側壁18の内側に設けるようにしてもよい。
浴室構造体8の入口24に関連して、この入口24の内側に第1排水プレート32が配設されている。第1排水プレート32は、例えば、複数の排水孔(図示せず)が設けられた金属製プレートなどから構成される。この第1排水プレート32の下側には、図示していないが、水などを排水するための排水溝が設けられており、第1排水プレート32に落ちた水は、これら排水孔を通して排水溝(図示せず)に排水される。
また、組立浴槽体2と浴槽用床構造体4との間に流入防止壁34が設けられている。この形態では、組立浴槽体2は、浴室構造体8の側壁18の内側にて前壁12から後壁14にわたって設けられ、このことに関連して、流入防止壁34も、前壁12から後壁14にわたって設けられている。この流入防止壁34は、浴槽用床構造体4の表面からの水などが組立浴槽体2内に流入するのを防止する。
更に、流入防止壁34の内側に第2排水プレート36が設けられている。第2排水プレート36は、例えば、複数の排水孔(図示せず)が設けられた金属製プレート、複数の網目が設けられた金属製網プレートなどから構成される。この第2排水プレート36の下側にも排水溝(図示せず)が設けられている。組立浴槽体2側に第2排水プレート36が設けられていることに関連して、浴槽用床構造体4の床面は、入口24側(即ち、側壁16側)から組立浴槽体2側(即ち、他方の側壁18側)側に向けて下方に少し傾斜しており、このように傾斜させることにより、その床面を洗浄する際に、洗浄水、汚物などはこの傾斜床面に沿って第2排水プレート36側に流れ、第2排水プレート36の排水孔(又は網目)を通して排水溝に容易に排水することができる。
この浴室構造体8の周囲、この実施形態では、前壁12及び側壁16の外側に浴室調整域Sが設けられている。この浴室調整域Sの表面は、防水畳40で覆うようにしてもよく、防水畳40に代えて、木製床材、合成床材などで覆うようにしてよい。この浴室調整域Sの外側は、居室10の既設畳42(通常の畳)が配設されており、この浴室調整域Sは、既設畳42と浴室構造体8との間に介在され、入浴による水(お湯)などにより既設畳42が濡れないように設けられる。尚、この浴室調整域Sは、省略することもできる。
次に、図1及び図2とともに図3〜図5を参照して、居室用入浴設備の組立浴槽体2について説明する。図示の組立浴槽体2は、入浴する入浴空間52を規定するための浴槽ユニット54と、この浴槽空間52に入る段差状空間56を規定するための段差ユニット58と、段差状空間56に続く補助段差空間60を規定するための補助ユニット62を含んでいる。
主として、図3〜図5とともに図6を参照して、図示の浴槽ユニット54は、複数のフレーム材を着脱可能に連結することによって構成される浴槽用フレーム体64を備えている。この浴槽用フレーム体64は、上下方向(図3及び図4において上下方向、図5において紙面に垂直な方向)に延びる浴槽用縦フレーム材66と、後述する大引68の長手方向である所定方向(浴槽ユニット54の縦方向であって、図3及び図5において左右方向、図4において紙面に対して垂直な方向)に延びる浴槽用側フレーム材70と、上記所定方向に対して垂直な方向(浴槽ユニット54の横方向であって、図3において紙面に対して垂直な方向、図4において左右方向、図5において上下方向)に延びる浴槽用横フレーム材72とを備えている。
この浴槽ユニット54では、浴槽用側フレーム材70は、浴槽用フレーム体64の上端両側部に配設され、これら浴槽用側フレーム材70の両端部及び長手方向中間部に浴槽用縦フレーム材66が配設され、また両側の浴槽用縦フレーム材66の下端部間に浴槽用横フレーム材72が配設され、これら浴槽用側フレーム材70、浴槽用縦フレーム材66及び浴槽用横フレーム材72が、周知の連結具(例えば、連結ボルト及びナットなど)を用いて所要の通りに着脱可能(解体可能)に連結される。
浴槽ユニット54は、更に、浴槽用フレーム体64から両側に突出する第1及び第2浴槽用被支持手段74,76を備えている。図示の形態では、図5及び図6に示すように、第1浴槽用被支持手段74は、片側(図6(a)において下側)の浴槽用側フレーム材70に連結された浴槽用縦フレーム材66に対応して設けられた第1浴槽用被支持部材78から構成され、これら複数の第1浴槽用被支持部材78は、対応する浴槽用縦フレーム材66の上端部に例えば溶接などにより固着され、浴槽用縦フレーム材66から外側(図5及び図6(a)において下側、図6(b)において右側)に延びている。また、第2浴槽用被支持手段76は、他側(図5及び図6(a)において上側)の浴槽用側フレーム材70に連結された浴槽用縦フレーム材66に対応して設けられた第2浴槽用被支持部材80から構成され、これら複数の第2浴槽用被支持部材80は、対応する浴槽用縦フレーム材66の上端部に例えば溶接などにより固着され、浴槽用縦フレーム材66から外側(図5及び図6(a)において上側、図6(b)において左側)に延びている。
一戸建て家屋では、この家屋の土台(図示せず)間に複数の大引68が設けられており、第1及び第2浴槽用被支持手段74,76は、図3〜図5に示すように、一戸建て家屋の複数の大引68のうち所定の一対の大引68に載置固定される。例えば、第1浴槽用被支持手段74(第1浴槽用被支持部材78)は、一対の大引68の片方(図3において紙面に対して手前側、図4において右側、図5において下側)に載置支持され、固定具(例えば、釘など)(図示せず)により固定される。また、第2浴槽用被支持手段76(第2浴槽用被支持部材80)は、一対の大引68の他方(図3において紙面に対して背面側、図4において左側、図5において上側)に載置支持され、この固定具(図示せず)により固定される。このように第1及び第2浴槽用被支持手段74,76が載置固定されるので、浴槽用支持フレーム体64、換言すると浴槽ユニット54は、かかる一対の大引68間に支持固定され、基礎工事などを行うことなく設置することができ、かく載置固定した状態では、浴槽用フレーム体64(換言すると、浴槽ユニット54)は、一対の大引68間に地面から浮いた状態で支持される。
この実施形態では、浴槽用支持フレーム体64を一対の大引間68間に載置固定した後に、この浴槽用支持フレーム体64に浴槽用パネル82が取り付けられ、この浴槽用パネル82の内側に浴槽用防水部材84が取り付けられ、上記浴槽空間52は、このように設けられた浴槽用防水部材84の内側に規定される。尚、浴槽用支持フレーム体64に浴槽用パネル82を取り付けた状態のものを一対の大引68間に載置固定するようにしてもよく、このように予め浴槽ユニット54を製作して載置することによって、浴槽ユニット54の設置を簡単に行うことができる。
浴槽用パネル82は、例えばコンクリートパネル、樹脂パネルなどから構成され、取付具(例えば、取付ボルト及びナットなど)(図示せず)を用いて浴槽用支持フレーム体64に着脱可能(解体可能)に取り付けられる。この形態では、浴槽空間52の底面を規定する浴槽用パネル82は、浴槽用横フレーム材72の内側に取り付けられ、浴槽空間52の側面を規定する浴槽用パネル82は、浴槽用縦フレーム材66の内側に取り付けられる。
また、浴槽空間52の片端面(図3及び図5において左側端面)を規定する浴槽用パネル82は、浴槽用縦フレーム材66の外側に取り付けられ、例えば、断面形状がL字状であるL字状部材86(図3参照)を浴槽用パネル体82の外側から取り付けることによって、この浴槽用パネル体82の取付強度を高めることができる。例えば、上側のL字状部材86については、浴槽用パネル82を介して浴槽用縦フレーム材66に取り付けられ、下側のL字状部材86については、この浴槽用パネル82を介して浴槽用横フレーム材72に取り付けられる。取付強度を増すために、更にL字状部材86を設けるようにしてもよい。
また、浴槽空間52の他端面(図3及び図5において右側端面であって、段差ユニット58から下方に突出する他面)を規定する浴槽用パネル82Aは、浴槽用縦フレーム材66の外側に取り付けられ、断面L字状のL字状部材87(図3参照)が浴槽用パネル体82Aの外側から取り付けられる。
また、浴槽用防水部材84は、例えば樹脂製の防水シート、防水プレート、防水パネルなどから構成され、接着剤などを用いて浴槽用パネル82の内面側を覆うように取り付けられ、接続部位の隙間などはコーキング剤により防水処理される。このように構成することにより、防水処理された浴槽ユニット54が一対の大引68間に設置される。
次に、図3、図5、図7及び図8を参照して、段差状空間56を規定するための段差ユニット58について説明する。図示の段差ユニット58は、複数のフレーム材を着脱可能に連結することによって構成される第1及び第2段差フレーム体92,94から構成される段差用フレーム体96を備えている。第1段差フレーム体92及び第2段差フレーム体94は実質上同一の構成で、上下方向の長さが異なっているのみであり、第1段差フレーム体92の長さが第2段差フレーム体94の長さよりも長くなっている。第1段差フレーム体92及び第2段差フレーム体94は、連結具(例えば、連結ボルト及びナットなど)(図示せず)により相互に着脱可能に連結されて段差用フレーム体96を構成し、第1段差フレーム体92が浴槽ユニット54の浴槽用フレーム体64に連結具(図示せず)により着脱可能に連結される。
以下、段差用フレーム体96の第1段差フレーム体92(第2段差フレーム体94)について説明する。第1段差フレーム体92(第2段差フレーム体94)は、上下方向(図3及び図7(図8)において上下方向、図5において紙面に垂直な方向)に延びる第1段差用縦フレーム材98(第2段差用縦フレーム材100)と、大引68の長手方向である所定方向(図3及び図5において左右方向、図7において紙面に対して垂直な方向)に延びる第1段差用側フレーム材102(第2段差用側フレーム材104)と、上記所定方向に対して垂直な方向(段差ユニット58の横方向であって、図3において紙面に対して垂直な方向、図5において上下方向、図7(図8)において左右方向)に延びる第1段差用横フレーム材106(第2段差用横フレーム材108)とを備えている。
この段差ユニット58では、浴槽ユニット54と略同様に、第1段差用側フレーム材102(第2段差用側フレーム材104)は、第1段差フレーム体92(第2段差フレーム体94)の上端両側部に配設され、これら第1段差用側フレーム材102(第2段差用側フレーム材104)の両端部に第1段差用縦フレーム材100(第2段差用縦フレーム材102)が配設され、また両側の第1段差用縦フレーム材98(第2段差用縦フレーム材100)の下端部間に第1段差用横フレーム材106(第2段差用横フレーム材108)が配設され、これら第1段差用側フレーム材102(第2段差用側フレーム材104)、第1段差用縦フレーム材98(第2段差用縦フレーム材100)及び第1段差用横フレーム材106(第2段差用横フレーム材108)が、周知の連結具(例えば、連結ボルト及びナットなど)を用いて所要の通りに着脱可能(解体可能)に連結される。
段差ユニット58は、浴槽ユニット54と略同様に、段差用フレーム体96から両側に突出する第1及び第2段差用被支持手段110,112を備えている。この形態では、図5、図7及び図8に示すように、第1段差用被支持手段110は、片側(図5において下側)の第1及び第2段差用側フレーム材102,104に連結された第1及び第2段差用縦フレーム材98,100の上端部に例えば溶接などにより固着された複数の第1段差用被支持部材114から構成され、また第2段差用被支持手段112は、他側(図5において上側)の第1及び第2段差用側フレーム材102,104に連結された第1及び第2段差用縦フレーム材98,100の上端部に溶接などにより固定された複数の第2段差用被支持部材116から構成されている。
段差ユニット58の第1段差用被支持手段110(第1段差用被支持部材114)は、一対の大引68の片方(図3において紙面に対して手前側、図5において下側)に載置されて固定具(図示せず)により固定され、また第2段差用被支持手段112(第2段差用被支持部材116)は、一対の大引68の他方(図3において紙面に対して背面側、図5において上側)に載置されて固定具(図示せず)により固定される。このように第1及び第2段差用被支持手段110,112が載置固定されるので、段差用支持フレーム体96(第1及び第2段差フレーム体92,94)、換言すると段差ユニット58をかかる一対の大引68間に容易に設置することができ、かく設置固定した状態では、段差用支持フレーム体96(換言すると、段差ユニット58)は、一対の大引68間にて地面から浮いた状態に支持される。
この実施形態では、浴槽ユニット54と同様に、段差用支持フレーム体96(第1及び第2段差支持フレーム体92,94)を一対の大引68間に載置固定した後に、この段差用支持フレーム体96に第1及び第2段差用パネル118,120が取り付けられ、第1及び第2段差用パネル118,120の内側に第1及び第2段差用防水部材122,124が取り付けられ、段差状空間56は、このように設けられた第1及び第2段差用防水部材122,124の内側に規定される。
第1及び第2段差用パネル118,120は、上述した浴槽用パネル82と同様のパネルを用いることができ、第1及び第2段差用防水部材122,124は、上述した浴槽用防水部材84と同様のものを用いることができる。段差用空間56の底面を規定する第1段差用パネル118(第2段差用パネル120)は、第1段差用横フレーム材106(第2段差用横フレーム材108)の内側に取り付けられ、段差用空間56の側面を規定する第1段差用パネル118(第2段差用パネル120)は、第1段差用縦フレーム材98(第2段差用縦フレーム材100)の内側に取り付けられる。
また、段差用空間56の段差端面を規定する第1段差用パネル118Aは、第1段差用縦フレーム材98の外側に取り付けられ、例えば、断面L字状のL字状部材126(図3参照)が第1段差用パネル118Aの外側からその上端部及び下端部に取り付けられる。更に、段差用空間56の端面を規定する第2段差用パネル120Aは、第2段差用縦フレーム材100の外側に取り付けられ、例えば、断面L字状のL字状部材128(図3参照)が第2段差用パネル120Aの外側からその上端部及び下端部に取り付けられる。
また、第1及び第2段差用防水部材122,124は、接着剤などを用いて第1及び第2段差用パネル118,120の内面側を覆うように取り付けられ、接続部位の隙間などはコーキング剤により防水処理される。このように構成することにより、防水処理された段差ユニット58が一対の大引68間に設置される。
次いで、図3、図5、図7及び図9を参照して、補助段差空間60を規定するための補助ユニット62について説明する。図示の補助ユニット62は、複数のフレーム材を着脱可能に連結することによって構成される補助用フレーム体130を備えている。この補助用フレーム体130は、段差ユニット58の段差用フレーム体96(具体的には、第2段差フレーム体94)に連結具(図示せず)により着脱可能に連結される。
補助用フレーム体130は、段差ユニット58の第1段差フレーム体92(第2段差フレーム体94)と略同様の構成を有し、上下方向に延びる補助用縦フレーム材132と、所定方向に延びる補助用側フレーム材134と、上記所定方向に対して垂直な方に延びる補助用横フレーム材136とを備え、これらフレーム材132,134,136が上述したと同様に連結されて補助用フレーム体130を構成する。
この補助ユニット62は、浴槽ユニット54などと略同様に、補助用フレーム体130から両側に突出する第1及び第2補助用被支持手段138,140を備え、第1及び第2補助用被支持手段138、140が第1及び第2補助用被支持部材142,144から構成され、第1及び第2補助用被支持部材142,144が補助用縦フレーム材132に固定されている。
補助ユニット62の第1補助用被支持手段138(第1補助用被支持部材142)は、一対の大引68の片方(図5において下側)に載置支持されて固定具(図示せず)により固定され、また第2補助用被支持手段140(第2補助用被支持部材144)は、一対の大引68の他方(図5において上側)に載置支持されて固定具(図示せず)により固定される。このように第1及び第2補助用被支持手段138,140が載置固定されるので、補助用支持フレーム体130、換言すると補助ユニット62をかかる一対の大引68間に容易に設置することができ、かく載置固定した状態では、補助用フレーム体130(換言すると、補助ユニット62)は、一対の大引68間にて地面から浮いた状態に支持される。
この実施形態では、浴槽ユニット54などと同様に、補助用支持フレーム体130を一対の大引間68間に載置固定した後に、この補助用支持フレーム体130に補助用パネル146が取り付けられ、これら補助用パネル146の内側に補助用防水部材148が取り付けられ、補助段差空間60は、このように設けられた補助用防水部材148の内側に規定される。尚、このような補助ユニット62は、設置スペースなどの関連で省略するようにしてもよい。
次に、主として図3及び図4を参照して、浴室用床構造体4及び浴室調整域Sの構造について説明する。まず、図4を参照して、隣接する大引68(この形態では、一方の大引68には、組立浴槽体2の被支持手段、即ち第1浴槽用被支持手段74などが載置支持されている)の側面(相互に対向する側面)に取付支持部材152が釘(図示せず)などで取り付けられ、かかる取付支持部材152に、その長手方向(図4において紙面に対して垂直な方向)に間隔をおいて接続支持部材154が取り付けられ、かかる接続支持部材154に、その長手方向(図4において左右方向)に間隔をおいて垂木156が固定される。そして、これら垂木156の上側にパネル部材158(例えば、コンクリート製パネルなど)が載置され、更にその表面側に防水パネル160が載置固定され、このようにして組立浴槽体2に隣接して浴室用床構造体4が施工される。尚、必要に応じて、図4に示すように、大引68の上面とパネル部材158との間にスペーサ部材161(例えば、木製のもの)を介在させることができる。
一戸建て家屋における居室の床構造は、図4に示すように構成され、隣接する大引68の間を延びるように根太162が配設され、これら根太162の上面側に床板164が載置され、かかる床板164の表面に畳166が載置されている。
また、浴室調整域Sの床構造としては、畳166を取り外して、図3に示すように構成することができる。即ち、大引68間を延びるように設けられた根太162の上側に畳166に代えてパネル部材170(例えば、コンクリート製パネルなど)が配設され、このパネル部材170の表面側に防水畳172が配設され、このように防水畳172を敷くことにより、浴室調整域Sに防水機能を持たせることができ、この防水畳172に代えて、防水性シート(図示せず)で覆うようにしてもよい。尚、浴室調整域Sは適宜の幅の大きさに設定することができ、場合により省略することもできる。
このような入浴設備は、既設の一戸建て家屋のリフォーム施工でもって、例えば、次のようにして設置することができる。即ち、図1〜図5から理解されるように、設置する入浴設備に対応する所望領域については、畳166を取り除いた状態とする。更に、入浴設備の組立浴槽体2及び浴室用床構造体4に対応する領域については、この畳166に加えて、床板164及び根太162も取り除き、大引68が露出した状態とする。
このような状態において、一対の大引68間に組立浴槽体2を上述したようにして載置固定する。例えば、一対の大引68間に浴槽ユニット54の浴槽用フレーム体64を載置固定し、この浴槽用フレーム体64に浴槽用パネル82を所要の通りに取り付ける。次いで、この一対の大引68間に段差ユニット58の段差用フレーム体96(第1及び第2段差フレーム体92,94)を載置し、段差用フレーム体96を浴槽用フレーム体64に連結した後に大引68に固定する。そして、この段差用フレーム体96、即ち第1及び第2段差フレーム体92,94に第1及び第2段差用パネル118,120を取り付けるとともに、浴槽用フレーム体64に残りの浴槽用パネル82Aを取り付ける。その後、一対の大引68間に補助ユニット62の補助用フレーム体130を載置し、補助用フレーム体130を段差用フレーム体96に連結した後に大引68に固定する。更に、この補助用フレーム体130に補助用パネル120,120Aを取り付けるとともに、段差用フレーム体96の残りの段差用パネル(第2段差用パネル120A)を取り付ける。
しかる後に、組立浴槽体2の内側に防水部材(浴槽用防水部材84、第1及び第2段差用防水部材118,120、補助用防水部材148)を配設し、更に水漏れ防止のためのコーキング処理を施し、このようにして組立浴槽体2を解体可能に取り付けることができ、その設置は、一対の大引68間に載置固定するという比較的簡単且つ容易な作業でもって行うことができ、その施工に際しても既設の家屋にほとんど変更を加えることなく行うことができる。
このように組立浴槽体2を設置した後に、大引68間に取付支持部材152を介して接続支持部材154を取り付け、更に垂木156及びパネル部材158を介して防水パネル160を載置固定し、このようにして浴室用床構造体4を施工することができる。このとき、必要に応じて、この浴室床構造体4に洋式便器28及び洗面第30を設置する。
しかる後に、浴室構造体8を所要の通りに組み付けるとともに、浴室調整域Sに対応した領域については、畳166に代えて防水畳172を敷き、このようにして上述した入浴設備をリフォームにより設置することができる。
このような段差ユニットは、図10に示すように構成することもできる。尚、以下の実施形態において、上述した実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。図10において、図示の段差ユニット58Aは、第1及び第2段差フレーム体92,94が一体的に構成された段差用フレーム体96Aを備え、この段差用フレーム体96Aでは、中央部に位置する段差用縦フレーム材92Aが浴槽用ユニット54の浴槽用フレーム体64に接続される第1段差用縦フレーム材92(図10において左側に位置するもの)と同じ長さに構成され、図10において右側に位置する第2段差用縦フレーム材100のみがその長さが短く構成されている。
このような段差ユニット58Aにおいては、例えば、一対の第1段差用縦フレーム材92,92A間に第1段差用パネル118,118Aが取り付けられ,一対の第1及び第2段差用縦フレーム材92A、100間に第2段差用パネル120,120Aが取り付けられる。また、この段差ユニット58Aの片側に第1段差用被支持手段110Aが設けられ、この第1段差用被支持手段110Aは、上記片側の第1及び第2段差用縦フレーム材92、92A,100の上端部に固定された第1段差用被支持部材114から構成される。また、段差用ユニット58Aの他側に第2段差用被支持手段112Bが設けられ、この第2段差用被支持手段112Aは、上記他側の第1及び第2段差用縦フレーム材92、92A,100の上端部に固定された第2段差用被支持部材116から構成される。この変形形態の段差ユニット58BA、上述した第1の実施形態における段差ユニット58に代えて用いることができ、上述したと同様の作用効果に加えて、使用するフレーム材の数を少なくすることができる。
上述した形態から理解されるように、浴槽ユニット54、段差ユニット58及び補助ユニット62における各種フレーム材(即ち、縦フレーム材、側フレーム材、横フレーム材)、また各種被支持手段を構成する被支持部材は、適宜の断面形状の鋼材を用いることができるが、各種パネルの取付けなどを考慮すると、断面形状がL字形状であるL字状のフレーム材を好都合に用いることができる。
〔第2の実施形態〕
上述した実施形態では、組立浴槽体の幅を変えることはできないが、一対の大引間の間隔が異なる場合などにおいて、図11〜図13に示すように構成することによって、組立浴槽体の幅を調整することができる。
図11及び図12において、この第2の実施形態においては、浴槽ユニット54Bの浴槽用フレーム体64Bにおける浴槽用横フレーム材72B、段差ユニット58Bの段差用フレーム体96Bにおける段差用横フレーム材106B及び補助ユニットの補助用フレーム体における補助用横フレーム材(図示せず)が横方向(図11において上下方向)に長さ調整可能に構成され、この形態では、これら浴槽用横フレーム材72B、段差用横フレーム材106B及び補助用横フレーム材(図示せず)が次のように構成されている。
浴槽用横フレーム材72B(段差用横フレーム材106B、補助用横フレーム材(図示せず))は、片側の浴槽用縦フレーム材66(段差用縦フレーム材98、補助用縦フレーム材(図示せず))に固定された第1横フレーム材162と、他側の浴槽用縦フレーム材66(段差用縦フレーム材98、補助用縦フレーム材(図示せず))に固定された第2横フレーム材164と、第1横フレーム材162と第2横フレーム材164とを接続する接続横フレーム材166とから構成されている。
第1及び第2横フレーム材162、164は、相互に近接する方向に延び、それらの先端部には、それらの長手方向(即ち、横方向)に間隔をおいて複数個(図示の形態では、2つ)の連結用孔168,170が設けられ、また接続横フレーム材166には、その長手方向に間隔をおいて複数個(この形態では、4つ)の連結用孔172が設けられている。この組立浴槽体2Bのその他の構成は、上述の第1の実施形態と実質上同一でよい。
この浴槽用横フレーム材72B(段差用横フレーム材106B、補助用横フレーム材(図示せず))では、第1及び第2横フレーム材162,164の基部側の連結用孔168,170と接続横フレーム材166の中央側の連結用孔172とを整合させて連結具(例えば、連結ボルト及びナットなど)で連結すると、図11で示すように、浴槽用横フレーム材72B(段差用横フレーム材106B、補助用横フレーム材(図示せず))の長さが短くなる。従って、例えば一対の大引68間の間隔が小さいときに、このようにして浴槽用横フレーム材72B(段差用横フレーム材106B、補助用横フレーム材(図示せず))の長さを短くすることによって、組立浴槽体2Bの幅を小さくしてそのサイズを狭くすることができ、一対の大引68間にこの組立浴槽体2B(即ち、浴槽ユニット54B、段差ユニット58B及び補助ユニット(図示せず))を所要の通りに載置して固定することができる。
また、第1及び第2横フレーム材162,164の先端側の連結用孔168,170と接続横フレーム材166の両端側の連結用孔172とを整合させて連結具で連結すると、図13で示すように、浴槽用横フレーム材72B(段差用横フレーム材106B、補助用横フレーム材(図示せず))の長さが長くなる。従って、例えば一対の大引68間の間隔が大きいときに、このようにして浴槽用横フレーム材72B(段差用横フレーム材106B、補助用横フレーム材(図示せず))の長さを長くすることによって、組立浴槽体2Bの幅を大きくしてそのサイズを広くすることができ、一対の大引68間にこの組立浴槽体2Bを所要の通りに載置固定することができる。尚、第1及び第2横フレーム材162,164に設ける連結用孔168,170の数、また接続フレーム材166に設ける連通用孔172の数については、調整可能な長さなどに対応させて適宜設定することができる。
〔第3の実施形態〕
第2の実施形態では、組立浴槽体の幅を調整可能に構成しているが、図14に示すように構成することによって、組立浴槽体の長さを調整することができる。
図14において、この第3の実施形態においては、浴槽ユニット54Cの浴槽用フレーム体64Cにおける浴槽用側フレーム材70Cが所定方向(大引68の延びる方向)に長さ調整可能に構成され、この形態では、浴槽用フレーム体64Cの一端側(図14において左側)における一対の浴槽用縦フレーム材66間の第1部位182及びその他端側(図14において右側)における一対の浴槽用縦フレーム材66間の第2部位184において、これらの長さが調整可能なように、次のように構成されている。
浴槽用側フレーム材70Cの第1部位182(第2部位184)は、一方(図14において左側)の浴槽用縦フレーム材66に固定された第1側フレーム材186と、他方(図14において右側)の浴槽用縦フレーム材66に固定された第2側フレーム材188と、第1及び第2側フレーム材186,188を接続する接続側フレーム材190とから構成されている。
第1及び第2側フレーム材186、188は、相互に近接する方向に延び、それらの先端部には、連結用孔192,194が設けられ、また接続側フレーム材190には、その両端部に長手方向に間隔をおいて複数個(この形態では、一端側に3つ、他端側に3つ)の連結用孔196,198が設けられている。
この浴槽用側フレーム材70Cの第1部位182(第2部位184)では、第1及び第2側フレーム材182,184の連結用孔192,194と接続側フレーム材190の内側の連結用孔196,198とを整合させて連結具(図示せず)で連結すると、浴槽用側フレーム材70Cの長さが短くなり、浴槽ユニット54C(換言すると、組立浴槽体2C)の長さを短くしてそのサイズを小さくすることができる。
また、第1及び第2側フレーム材186,188の連結用孔192,194と接続側フレーム材190の外側の連結用孔196,198とを整合させて連結具で連結すると、浴槽用側フレーム材70Cの長さが長くなり、浴槽ユニット54Cの長さを長くしてそのサイズを大きくすることができる。
この第3の実施形態では、浴槽ユニット54Cにおける浴槽用側フレーム材70Cの第1及び第2部位182、184の双方において長さ調整可能に構成しているが、調整長さが小さいときなどにおいては、第1及び第2部位182,184のいずれか一方において長さ調整可能に構成するようにしてもよい。
このような入浴設備では、リフォーム施工を簡単に且つ容易に行うために、例えば、次のように行うことができる。即ち、リフォーム施工の工事前に、浴槽ユニット54(54B,54C)及び段差ユニット58(58B,58C)を上述したように組立てて相互に連結した組立浴槽体2(2B,2C)を予め製作する(補助ユニット62が存在する場合には、この補助ユニット62も連結する)(浴槽体組立工程)。そして、リフォーム施工の際に、予め製作した組立浴槽体2(2B,2C)を一対の大引68間に載置し(浴槽体載置工程)、しかる後、この組立浴槽体2(2B,2C)を一対の大引68に設置固定する(浴槽体固定工程)。この場合、予め組立浴槽体2(2B,2C)を施工現場と離れた例えば工場などで別個に製作するので、この組立浴槽体2(2B,2C)を容易に製作することができ、またリフォームの施工現場においては、この組立浴槽体2(2B,2C)を一対の大引68間に載置して設置固定すればよく、その施工工事を比較的簡単に短時間で行うことができる。
この入浴設備のリフォーム施工は、例えば、次のようにしても比較的簡単に且つ容易に行うことができる。即ち、リフォーム施工の工事前に、浴槽ユニット54(54B,54C)を上述したように組み立てて製作する(浴槽ユニット組立工程)とともに、段差ユニット58(58B,58C)も上述したように組立てて製作する(補助ユニット62が存在する場合には、この補助ユニット62もこの段差ユニット58(58B,58C)に連結して組み立てる)(段差ユニット組立工程)。
そして、リフォーム施工の際に、予め製作した浴槽ユニット54(54B,54C)を一対の大引き68間に載置するとともに、載置した浴槽ユニット54(54B,54C)に隣接して予め製作した段差ユニット58(58B,58C)を一対の大引68間に載置し(ユニット載置工程)、その後に、隣接する浴槽ユニット54(54B,54C)及び段差ユニット58(58B,58C)を相互に連結して組立浴槽体2(2B,2C)を最終組立し(ユニット連結工程)、しかる後に、組立浴槽体2(2B、2C)(即ち、浴槽ユニット54(54B,54C)及び段差ユニット58(58B,58C))を一対の大引68に設置固定する(浴槽体固定工程)。尚、必要に応じて、ユニット連結工程又は浴槽体固定工程の後に、浴槽ユニット54(54B,54C)及び段差ユニット58(58B,58C)の連結部に防水処理を施すことができる。
この施工方法では、組立浴槽体2(2B、2C)を浴槽ユニット54(54B,54C)と段差ユニット58(58B,58C)(補助ユニット62が連結される場合がある)とに分けた状態で施工現場と離れた例えば工場などで製作するので、設置の際の搬入、取扱いなどが一層容易となる。
〔第4の実施形態〕
第1〜第3の実施形態の入浴設備では、組立浴槽体を一対の大引間に吊り下げた状態(換言すると、地面に対して浮いた状態)で設置固定しているが、第4の実施形態の入浴設備では、一対の浴槽支持部材間に吊り下げた状態で設置固定される。
図15〜図17を参照して更に説明すると、この第4の実施形態では、例えば一戸建て家屋の浴室のリフォーム施工に適用している。主として図15を参照して、浴室の既設の浴槽及びこの浴槽に隣接する洗い場を取り除くと、例えば、図15に示すように、浴室を規定するための4壁部202.204,206(図15において、4つの側壁のうち3つのみを示す)が露出し、これら4壁部202,204,204の全体又はそれらの下部は、例えばコンクリート製の壁部として形成される。
この第4の実施形態の入浴設備では、リフォームを施す浴室側に一対の浴槽支持部材208、210が取り付けられる。一対の浴槽支持部材208,210は、相互に対向する壁部202,206の内壁面に例えばコンクリート用の取付ねじ(図示せず)により取り付けられる。この形態では、更に、対向する壁部202,206を接続する側壁部204の内壁面(一側壁面を構成する)に例えばコンクリート用の取付ねじ(図示せず)により補助浴槽支持部材212が取り付けられる。
浴槽支持部材208.210(及び補助浴槽支持部材212)としては、断面形状がL字状であるL字状のフレーム材を好都合に用いることができ、このようなL字状のフレーム材を用いた場合、それらの一側部214(及び216)が壁部202,206(及び一側壁部204)の壁面に取り付けられ、それらの他側部218(及び220)は、この一側部214(及び216)の上端から浴室の内側に向けて実質上垂直に突出し、後述する組立浴槽体222(図16及び図17参照)を支持するための浴槽支持手段(補助浴槽支持手段)として機能する。
尚、この実施形態では、後述する組立浴槽体222を三方向(即ち、壁部202,206側の浴槽支持部材208,210及び側壁部204側の補助浴槽支持部材212)により支持する構成であるが、互いに対向する二方向(即ち、壁部202,206側の浴槽支持部材208,210)により支持するように構成してもよく、この場合、補助浴槽支持部材212を省略することができる。また、この形態では、浴槽支持部材208,210(及び補助浴槽支持部材212)をL字状のフレーム材から構成しているが、このような形態のフレーム材に限定されず、組立浴槽体222を支持するための浴槽支持手段(及び補助浴槽支持手段)を有する適宜の形状のフレーム材から構成することができる。
次に、図16及び図17を参照して組立浴槽体222について説明すると、図示の組立浴槽体222は、浴槽空間224を規定する浴槽ユニット226と、浴槽空間224に入るための段差状空間228を規定する段差ユニット230とを備え、この段差ユニット230は、図16において下側(図17において手前側)に第1段差状空間232を規定し、図16において上側(図17において奥側)に第2段差状空間234を規定し、第1段差状空間232は深さが浅く、第2段差状空間234の深さは、第1段差状空間232よりも深く、浴槽空間224よりも浅くなっており、このように構成されているので、段差状空間228及び浴槽空間224は、第1段差状空間232、第2段差状空間234及び浴槽空間224に向けて階段状に深さが深くなっている。
この第4の実施形態における組立浴槽体222は、上述した第1の実施形態における組立浴槽体2と同様にして組み立てられ、この形態では、リフォームの施工現場と離れた例えば工場などにおいて浴槽ユニット226と段差ユニット230が相互に連結されて組立浴槽体222が組み立てられ、このように組み立てた状態で施工現場に搬入される。尚、組立浴槽体222(即ち、浴槽ユニット226及び段差ユニット230)は、第1の実施形態のものと基本的に同一の構成であり、それ故に、その具体的な構成の説明については省略する。
この形態では、組立浴槽体222は、全体の外形が略直方体状であり、浴室の壁部202,206の浴槽支持部材208,210に対応して浴槽被支持手段236,238が設けられているとともに、側壁部204側の補助浴槽支持部材212に対応して、補助浴槽被支持手段240が設けられている。尚、壁部204側の浴槽支持部材212を省略した場合には、この補助浴槽被支持手段240は省略される。
浴槽被支持手段236,238(及び補助浴槽被支持手段240)は、浴槽支持部材208,210(及び補助浴槽支持部材212)と同様に、L字状のフレーム材242から構成され、その片側部(図示せず)が浴槽用フレーム体244及び段差用フレーム体246の上端部に固定具(例えば、連結ボルト及びナットなど)により取り付けられ、その他側部248(及び250)が、かかる一側部の上端から外方に向けて実質上垂直に突出し、これら他側部248(250)が浴槽被支持手段236,238(及び補助浴槽被支持手段240)として機能する。
この第4の実施形態の入浴設備では、例えば、次のようにしてリフォーム施工を行うことができる。即ち、リフォーム施工の工事前に、浴槽ユニット226及び段差ユニット230を所要の通りに組立てて相互に連結した組立浴槽体222を予め製作する(浴槽体組立工程)。そして、リフォーム施工の際に、浴室の既設の浴槽などを取り除き、浴室の対向する壁部202,206に浴槽支持部材208,210を取り付けるとともに、これら壁部202,206を接続する側壁部204に補助浴槽支持部材212を取り付ける。
その後、この組立浴槽体222の浴槽被支持手段236,238(フレーム材242の他側部248)を壁部202,206側の浴槽支持部材208,210に載置する(図17参照)とともに、その補助浴槽被支持手段240(フレーム材242の他側部250)を側壁部204側の補助浴槽支持部材212に載置する(浴槽体載置工程)。
しかる後、組立浴槽体222側の浴槽被支持手段236,238(フレーム材242の他側部248)を壁部202,206側の浴槽支持部材208,210に固定具(図示せず)などを用いて設置固定するとともに、その補助浴槽被支持手段240(フレーム材242の他側部250)を側壁部204側の補助浴槽支持部材212に固定具(図示せず)などを用いて設置固定し(浴槽体固定工程)、この入浴設備を上述したようにしてリフォーム施工することができる。
この実施形態においても、組立浴槽体222を施工現場と離れた例えば工場などで別個に製作するので、この組立浴槽体222を容易に製作することができ、またリフォームの施工現場においては、この組立浴槽体222を対向する壁部202,206側の浴槽支持部材208,210に載置して(側壁部204に補助浴槽支持部材212が設けられている場合、この補助浴槽支持部材212にも載置して)設置固定すればよく、その施工工事を比較的簡単に短時間で行うことができる。
〔第5の実施形態〕
次に、18及び図19を参照して、第5の実施形態の入浴設備について説明する。この第5の実施形態においては、組立浴槽体(具体的には、その段差ユニット)に改良が施されている。
図18及び図19において、図示の形態の浴槽組立体222Aは、上述の第4の実施形態と同様に、浴槽ユニット226A及び段差ユニット230Aとを備え、浴槽ユニット226A及び段差ユニット230Aが相互に連結されている。この浴槽ユニット226Aは、第4の実施形態のものと同様の構成で浴槽空間224Aを規定し段差ユニット230Aは、段差空間228A(第1段差空間232A及び第2段差空間234A)に
に加えて補助段差空間262を規定し、この補助段差空間262が浴室の洗い場側に延びている。この組立浴槽体222Aでは、補助段差空間262、第1段差空間232A、第2段差空間234A及び浴槽空間224Aは、この順にそれらの深さが階段状に深くなっている。尚、このように補助段差空間262を設けることによって、浴槽空間224Aに向けて入浴する際の最初の段差を小さくすることができ、これによって、介護者を介護しながら安全に入浴させることができる。
このような組立浴槽体222Aにおいても、上述の第4の実施形態と同様に、壁部202,206側の浴槽支持部材208,210(図15参照)に対応して、組立浴槽体222A(浴槽ユニット226A及び段差ユニット230A)に浴槽被支持手段236A,238Aが設けられるとともに、側壁部204側の補助浴槽支持部材212(図15参照)に対応して、組立浴槽体222A(浴槽ユニット226A及び段差ユニット230Aにわたって)に補助浴槽被支持手段240Aが設けられ、このような組立浴槽体222Aは、第4の実施形態と同様にしてリフォーム施工することができる。
〔第6の実施形態〕
次に、図20を参照して、第6の実施形態の入浴設備について説明する。この第6の実施形態では、一戸建て家屋の一対の大引に浴槽支持部材を取り付け、この浴槽支持部材に組立浴槽体を載置固定している。
図20において、図示の組立浴槽体222は、第4の実施形態と同様の構成のものでよく、浴槽空間224を規定する浴槽ユニット226と、段差空間228を規定する段差ユニット230とを備え、浴槽ユニット226及び段差ユニット230が相互に連結されて組立浴槽体222を構成する。
この形態では、一方の大引272の内側面に(他方の大引274に対向する側面)に一方の浴槽支持部材276が取り付けられ、他方の大引274の内側面(一方の大引272に対向する側面)に他方の浴槽支持部材278が取り付けられている。浴槽支持部材276,278は、例えば、L字状のフレーム材280から構成することができ、その側部280(内側に突出する側部)が浴槽支持手段として機能する。
この浴槽体222においては、一方の大引き272側の浴槽支持部材276に対応して、組立浴槽体222の片側(図20において下側)に浴槽被支持手段284が設けられ、また他方の大引き274側の浴槽支持部材278に対応して、組立浴槽体222の他側(図20において上側)に他方の浴槽被支持手段286が設けられている。これら浴槽被支持手段284,286は、上述したと同様に、例えばL字状のフレーム材から構成することができる。
この第6の実施形態の入浴設備では、例えば、次のようにしてリフォーム施工を行うことができる。即ち、リフォーム施工の工事前に、浴槽ユニット226及び段差ユニット230を所要の通りに組立てて相互に連結した組立浴槽体222を予め製作する(浴槽体組立工程)。
そして、リフォーム施工の際に、居室の畳などを取り除いて一対の大引272,274(即ち、組立浴槽体222を設置する一対の大引)を露出させ、露出した一対の大引274,276の所定部位に浴槽支持部材276,278を取り付ける。
その後、この組立浴槽体222を一対の大引272,274間に位置づけて組立浴槽体222側の浴槽被支持手段284,286を大引き276,278側の浴槽支持部材276,278に載置する(浴槽体載置工程)。
しかる後、組立浴槽体222側の浴槽被支持手段284,286を大引276,278側の浴槽支持部材276,278に固定具(図示せず)などを用いて設置固定し(浴槽体固定工程)、このようにして一対の大引272,274を利用して組立浴槽体222を設置することができる。
尚、この形態では、予め製作した組立浴槽体222を一対の大引272,274(具体的には、浴槽支持部材276,278)に設置しているが、このような施工に代えて、浴槽ユニット226を予め製作し(浴槽ユニット組立工程)、また段差ユニット230を予め製作し(段差ユニット組立工程)、このように製作した浴槽ユニット226及び段差ユニット230を一対の大引272,274の浴槽支持部材276,278に載置し(ユニット載置工程)、浴槽ユニット226及び段差ユニット230をこのように載置した状態で両者を相互に連結して組立浴槽体222を最終組み立て(ユニット連結工程)、その後、組立浴槽体222(浴槽ユニット226及び段差ユニット230)を一対の大引272,274(具体的には、浴槽支持部材276,278)に設置固定する(浴槽体固定工程)ようにしてもよい。
以上、本発明に従う入浴設備の各種実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、段差ユニット58(58B、58C,230,230A)には、1段の段差が設けられているが、浴槽空間52の深さが深い場合、或いは段差の高さを低くする場合などにおいては、この段差ユニット58(58B,58C,230,230A)に2段以上の段差を設けるようにしてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、組立浴槽体2の横側の浴室用床構造体4に洋式便器28及び洗面台30を設けているが、浴室空間6が狭い場合などにおいては、この浴室用床構造体4に洋式便器28及び洗面台30のいずれか一方のみを設けるようにしてもよく、或いは浴室専用として洋式便器28及び洗面台30をなくすようにしてもよい。
2,2B,2C,222,222A 組立浴槽体
4 浴室用床構造体
8 浴室構造体
54,54B,54C,226,226A 浴槽ユニット
58、58A,58B、58C,230,230A 段差ユニット
62 補助ユニット
64,244 浴槽用フレーム体
68,272,274 大引
72,74 浴槽用被支持手段
82,82A 浴槽用パネル
96,246 段差用フレーム体
110,112 段差用被支持手段
118,118A,120,120A 段差用パネル
236,238 浴槽被支持手段
240 補助浴槽被支持手段



Claims (9)

  1. 所定方向に延びる一対の大引間に設置された組立浴槽体と、前記組立浴槽体に隣接して設置された浴室用床構造体とを備え、
    前記組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、前記浴槽空間に入る段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、前記浴槽ユニットと前記段差ユニットとが連結され、
    前記浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、前記浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、前記浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備え、前記浴槽用防水部材の内側に前記浴槽空間が規定され、
    また、前記段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、前記段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、前記段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備え、前記段差用防水部材の内側に前記段差状空間が規定され、
    更に、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体には、両側に突出する第1及び第2浴槽用被支持手段が設けられ、前記第1及び第2浴槽用被支持手段が前記一対の大引に載置固定され、また前記段差ユニットの前記段差用フレーム体には、両側に突出する第1及び第2段差用被支持手段が設けられ、前記第1及び第2段差用被支持手段が前記一対の大引に載置固定されることを特徴とする入浴設備。
  2. 前記浴槽ユニットの前記第1浴槽用被支持手段は、前記浴槽用フレーム体の片側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第1浴槽用被支持部材を備え、前記複数の第1浴槽用被支持部材が前記一対の大引の一方に載置固定され、前記浴槽ユニットの前記第2浴槽用被支持手段は、前記浴槽用フレーム体の他側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第2浴槽用被支持部材を備え、前記複数の第2浴槽用被支持部材が前記一対の大引の他方に載置固定されることを特徴とする請求項1に記載の入浴設備。
  3. 前記段差ユニットの前記第1段差用被支持手段は、前記段差用フレーム体の片側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第1段差用被支持部材を備え、前記複数の第1段差用被支持部材が前記一対の大引の一方に載置固定され、前記段差ユニットの前記第2段差用被支持手段は、前記段差用フレーム体の他側にて前記所定方向に間隔をおいて配設された複数の第2段差用被支持部材を備え、前記複数の第2段差用被支持部材が前記一対の大引の他方に載置固定されることを特徴とする請求項1に記載の入浴設備。
  4. 前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体は、上下方向に延びる浴槽用縦フレーム材と、前記所定方向に延びる浴槽用側フレーム材と、前記所定方向に対して垂直な横方向に延びる浴槽用横フレーム材から構成され、前記浴槽用側フレーム材が長さ調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の入浴設備。
  5. 前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体は、上下方向に延びる浴槽用縦フレーム材と、前記所定方向に延びる浴槽用側フレーム材と、前記所定方向に対して垂直な横方向に延びる浴槽用横フレーム材から構成され、また前記段差ユニットの前記段差用フレーム体は、上下方向に延びる段差用縦フレーム材と、前記所定方向に延びる段差用側フレーム材と、前記所定方向に対して垂直な横方向に延びる段差用横フレーム材から構成され、前記浴槽用フレーム体の前記浴槽用横フレーム材及び前記段差用フレーム体の前記段差用横フレーム材が長さ調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の入浴設備。
  6. 前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体及び前記段差ユニットの前記段差用フレーム体は、断面がL字形状であるフレーム材を相互に連結して構成されることを特徴とする請求項1に記載の入浴設備。
  7. 相互に対向する一対の浴槽支持部材間に設置された組立浴槽体と、前記組立浴槽体に隣接して設置された浴室用床構造体とを備え、
    前記組立浴槽体は、浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、前記浴槽空間に入る段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、前記浴槽ユニットと前記段差ユニットとが連結され、
    前記浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、前記浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、前記浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備え、前記浴槽用防水部材の内側に前記浴槽空間が規定され、
    また、前記段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、前記段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、前記段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備え、前記段差用防水部材の内側に前記段差状空間が規定され、
    更に、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体及び/又は前記段差ユニットの前記段差用フレーム体には、前記一対の浴槽支持部材側に対応して一対の浴槽被支持手段が設けられ、前記一対の浴槽被支持手段が前記壁面側の前記一対の浴槽支持部材に載置固定さることを特徴とする入浴設備。
  8. 前記一対の浴槽支持部材は室内の対向する壁面に取り付けられ、前記対向する壁面間を接続する一側壁面に補助浴槽支持部材が取り付けられ、前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体及び/又は前記段差ユニットの前記段差用フレーム体には、前記一対の浴槽支持部材側に対応して前記一対の浴槽被支持手段が設けられているとともに、前記補助浴槽支持部材に対応して補助浴槽被支持手段が設けられ、前記一対の浴槽被支持手段が前記壁面側の前記一対の浴槽支持部材に載置固定され、前記補助浴槽被支持手段が前記一側壁面側の前記補助浴槽支持部材に載置固定されることを特徴とする請求項7に記載の入浴設備。
  9. 浴槽空間を規定するための浴槽ユニットと、前記浴槽空間に入る段差状空間を規定するための段差ユニットとを含み、
    前記浴槽ユニットは、複数のフレーム材により構成された浴槽用フレーム体と、前記浴槽用フレーム体に取り付けられた浴槽用パネルと、前記浴槽用パネルの表面に設けられた浴槽用防水部材とを備え、前記浴槽用防水部材の内側に前記浴槽空間が規定され、
    また、前記段差ユニットは、複数のフレーム材により構成された段差用フレーム体と、前記段差用フレーム体に取り付けられた段差用パネルと、前記段差用パネルの表面に設けられた段差用防水部材とを備え、前記段差用防水部材の内側に前記段差状空間が規定され、
    前記浴槽ユニットの前記浴槽用フレーム体と前記段差ユニットの前記段差用フレーム体とが相互に連結されることを特徴とする組立浴槽体。
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