JP2004156221A - パネル構造物 - Google Patents

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JP2004156221A
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恒弘 伊藤
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Abstract

【課題】簡単な作業で短時間に設置することができるようにしたパネル構造物を提供する。
【解決手段】基礎20は、設置場所の地面の起伏に応じて長さが個々に調節可能な複数の束部材21を有している。よって、基礎工事の際に地面の掘削などは不要であり、作業時間が短縮される。基礎20の上に床枠30が配設され、床枠30の上に、室40が形成されている。室40は、壁パネル61を組み合わせた壁60を有している。壁60は、テラス窓63B,出入り口枠63Dなどの建具を備えている。テラス窓63Bは、壁パネル61にテラス窓63Bが造り込まれたテラス窓パネル61Bとして構成され、出入り口枠63Dは、壁パネル61に出入り口枠63Dが造り込まれた貫通枠パネル61Dとして構成されている。出入り口枠63Dには開閉可能な遮蔽部材64が取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、母屋に付属して設置されるパネル構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の住宅は、一般に間取りの変更が困難であり、改造または改修には多大な費用を要する。例えば、単に家族が増加したり、新たな室が必要になったというような場合には、居室を増設するだけでよいこともあるが、自宅を高齢者が住みやすい環境にしようとすると、居室だけでなく洗面、トイレ、バスルームなどの改造も必要となるので、経済的な負担が大きくなる。改造の必要性が一時的なものと見込まれる場合には、その負担の大きさから改造が見送られる場合もある。また、借家の場合には、契約上の理由でそもそも改造できないケースもある。
【0003】
このようなことから、従来では、経済的負担を抑えつつ家族の状況に合わせて居住空間を改造するため、所謂ユニットハウスを応用した小規模な建物を、母屋に隣接して設置する場合が多い。例えば、在宅介護用のものとしては、ユニットバス、トイレ、寝台、リフト等の種々の設備を備え、床を水洗可能なものとしたユニットハウスが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、ユニットハウスを上部建築構造と下部建築構造とに分けて、現場で両者を組立てるようにしたものが報告されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
さらに、ユニットハウスのパネルを、木質の積層合板からなる表裏一対の表面板の間に桟材と断熱材とを挟み込んだ三層構造とすることによって、外観および居住性を普通建物に近づける工夫も行われている(例えば、特許文献3参照。)。パネルは、床面パネル、正面壁パネル、背面壁パネル、一対の妻面壁パネルおよび小屋パネルの6枚構成となっており、これらを工場等で組立てて現場に運搬設置し、あるいは半完成状態または完成状態のパネルを現場で組立てるようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−296334号公報
【特許文献2】
特開2000−220310号公報
【特許文献3】
特開2001−295484号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなユニットハウスは、間取りが固定されてしまっている場合が多く、広すぎる、あるいは狭すぎるなど、必ずしもすべての家庭の希望または状況に対応できるとは限らない。また、介護用ユニットハウスの場合には、トイレ、バス、リフトなどの介護用設備が予め組み込まれているので、症状が軽い場合には不要な設備のための負担が大きく、設備の構成または配置などを症状の進行などに合わせて変更することが難しかった。
【0008】
さらに、ユニットハウスを設置する際には、工場で箱状に完成したものをクレーンで吊上げて庭先へ降ろすようにしている。そのため、庭先が道路に面していなかったり、道路が狭くてクレーンが入れなかったり、あるいは上空にクレーン作業の際の障害になる物があったりした場合には、設置が困難であるという問題がある。半完成品またはパネルを現場に搬入して組立てるようにしたとしても、半完成品またはパネルのサイズによっては、その重量が優に数100kgを超え、クレーンなしで組立てるのは危険である。したがって、完成品の場合と同様の問題は解消されていない。
【0009】
さらに、従来のユニットハウスでは、母屋と直接通じる通路がなく、母屋から分断された「離れ」のようになってしまいがちであった。そのため、居住者に孤独感、疎外感など精神的な悪影響が生じるおそれがある。
【0010】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な作業で短時間に設置することができるパネル構造物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるパネル構造物は、設置場所の地面の起伏に応じて長さが個々に調節可能な複数の束部材を有する基礎と、この基礎の上に配設される床枠と、この床枠の上に配設され、複数の壁パネルを組み合わせた壁、複数の床パネルを組み合わせた床および複数の屋根パネルを組み合わせた屋根を有する室と、この室と母屋とを接続する通路とを備えたものである。
【0012】
本発明によるパネル構造物では、複数の束部材の長さが、設置場所の地面の起伏に応じて個々に調節可能であるので、設置場所の地面に起伏があっても束部材の各々の長さを調節することによってレベルを合わせて基礎を形成することができる。よって、基礎工事の際に地面の掘削などは不要であり、作業時間が著しく短縮される。
【0013】
複数の束部材の長さは、室の床と母屋の床とが同一レベルの高さになるように調節されることが好ましい。室を介護目的で使用する場合に室と母屋とを平坦な廊下である通路で接続し、バリアフリー設計の室を容易に実現することができるからである。
【0014】
さらに、壁パネル、床パネルおよび屋根パネルの1枚あたりの重量は、60kg以下であることが好ましい。これにより、パネルを一人ないし二人の作業者で持ち運ぶことが可能となるので、クレーンを使用しなくても安全に素早く組立てることができる。
【0015】
また、壁は、断面矩形の間柱と、この間柱を壁の表面に露出しないように収容する空腔部とを有することが好ましい。間柱が空腔部に収容されて壁の表面に露出しないので、壁の凹凸がなくなり、平坦性が高まる。空腔部は、例えば、壁パネルの床枠に係止された端部に直交する端面に設けられた半空腔部と、隣り合う壁パネルの半空腔部とが組み合わされることによって形成されているようにすることが可能である。
【0016】
壁は、建具を備え、建具は、壁パネルに建具が造り込まれた建具パネルとして構成されていることが好ましい。予め建具パネルを工場製作し、壁を形成するのと同時に建具も取り付けることができ、現場での作業時間が短縮されるからである。建具パネルは、例えば、壁パネルに出入り口枠が造り込まれた貫通枠パネルとすることができる。この貫通枠パネルの出入り口枠には、開閉可能な遮蔽部材が取り付けられているようにすることが好ましい。また、通路は、貫通枠パネルを介して室に接続されているようにすることができる。
【0017】
さらに、貫通枠パネルを介して、ユニットバスを有する浴室が、室に接続されているようにすることが可能である。浴室は、ユニットバスを載置する防水床と、この防水床の一部に形成されると共にユニットバスから引き出された排水ホースの先端部を挿入する桟状部材とを備えるようにすることが好ましい。ユニットバスの浴槽にお湯を入れる前にユニットバスを防水床の上で移動し、排水ホースを桟状部材に差し込んでユニットバスからの排水を家庭用雑排水の桝に流すことができる。したがって、ユニットバスの位置を浴室内で自由に変更することができ、例えば介護者が浴室内で余裕をもって動けるようにユニットバスを浴室の隅に寄せて配置することなども可能である。
【0018】
また、貫通枠パネルを介して、洗面台を有する洗面室が室に接続されているようにすることも可能である。洗面室は、洗面室床と、この洗面室床の上に配設された便器と、洗面室床の下に配設されると共に便器からの汚物を収容する汚物槽とを備えることが好ましい。トイレ用の下水工事が不要となり、作業時間を短縮することができるからである。
【0019】
さらにまた、壁は、室に配設される設備が取り付けられる取付部を有し、取付部は、壁パネルに取付部が形成された設備対応パネルとして構成されていることが好ましい。設備対応パネルを予め工場製作し、現場では設備対応パネルの取付部を用いて設備を取り付けるだけでよいので、設備の取付作業が簡単になる。
【0020】
設備対応パネルは、例えば、壁パネルに空気調整設備の室内機と室外機とを接続するパイプを貫通させる貫通孔が形成された空気調整設備対応パネルであり、貫通孔は、パイプを壁パネルを貫通するように嵌め込み可能な切り欠き部と、パイプが嵌め込まれた切り欠き部を封止する封止片とを有するようにすることができる。空気調整設備対応パネルを予め工場製作し、現場ではパイプを切り欠き部に嵌め込み、封止片で封止するだけでよいので、空気調整設備の設置工事が簡単になる。
【0021】
また、設備対応パネルは、例えば、壁パネルに室内洗面台への給水、給湯および排水を行うエルボ管が設けられた室内洗面台対応パネルとすることも可能である。室内洗面台対応パネルに室内洗面台を取り付け、便器については市販のポータブルトイレを用いるようにすれば、設置場所が狭いため室に洗面室を接続する場所的余裕がない場合などに便利である。
【0022】
壁パネルは、室内側表面に凹みが生じるのを防止する補強部と、室内側表面に手摺を固定するための部品固定穴と、この部品固定穴を被覆する被覆部材とを備えることが好ましい。補強部により、例えば、介護目的で室を使用する場合に、車椅子などを壁に接触させることなどによって壁パネルの室内側の表面に凹みが生じることが防止される。また、部品固定穴に必要に応じて手摺を固定することができる。使用されていない部品固定穴は被覆部材により被覆されているので、部品固定穴に誤って指などを入れて怪我をするおそれがなく、安全である。
【0023】
床枠は、複数の梁状部材と、この複数の梁状部材を連結する連結部材とを組み合わせた構成を有し、梁状部材および連結部材は、床パネルの端部を係止すると共に壁パネルの端部を係止するガイド板を有することが好ましい。梁状部材および連結部材を組み合わせて、床枠の全体寸法および室の間取りを、設置場所に応じて決定することができる。また、ガイド板に壁パネルの端部を係止させて並べ、床パネルの端部をガイド板に係止させて敷き詰めることによって、壁および床を効率よく形成することができる。
【0024】
通路は、母屋の掃き出し窓に接続されていることが好ましい。母屋の壁に開口部を設けるなどの工事は一切不要であり、作業が簡単になる。また、通路は、室を保存したまま除去可能であるようにすることが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るパネル構造物の外観の一例を概略的に表し、図2は、図1に示したパネル構造物の平面構造を表している。このパネル構造物10は、例えば、高齢者の介護目的で用いられるものであり、基礎20と、基礎20の上に配設される床枠30と、この床枠30の上に配設される室40と、この室40と母屋MBとを接続する通路50とを備えている。
【0027】
基礎20は、複数の束部材21を有している。束部材21は、支持部材22により連結されている。
【0028】
室40は、複数の壁パネル61を組み合わせた壁60と、複数の床パネル71を組み合わせた床70と、複数の屋根パネル81を組み合わせた屋根80とを有している。壁パネル61、床パネル71および屋根パネル81の1枚あたりの重量は、60kg以下であることが好ましい。これにより、壁パネル61、床パネル71および屋根パネル81を一人ないし二人の作業者で持ち運ぶことが可能となるので、クレーンを使用しなくても安全に素早く組立てることができる。
【0029】
壁60は、壁パネル61を間柱62で接合した構成を有している。壁パネル61は、例えば厚さ50mmのウレタン注入パネルの両面にカラー鋼鈑を貼り合わせた構成を有している。間柱62による壁パネル61の接合の詳細については後述する。室40の四隅には、L字形のコーナーパネル61Aが配設されている。このコーナーパネル61Aは、形状以外は壁パネル61と同様の構成を有しており、間柱62で壁パネル61に接合されている。したがって、以下の説明では、特に断らない限り「壁パネル61」という表現によって、壁パネル61およびコーナーパネル61Aの両方をさすものとする。
【0030】
また、壁60は、テラス窓63B,窓サッシ63C,出入り口枠63Dなどの建具を備えている。テラス窓63Bは、壁パネル61にテラス窓63Bを造り込んだテラス窓パネル61Bとして構成されている。窓サッシ63Cは、壁パネル61に窓サッシ63Cを造り込んだ窓サッシパネル61Cとして構成されている。また、出入り口枠63Dは、壁パネル61に出入り口枠63Dを造り込んだ貫通枠パネル61Dとして構成されている。これにより、テラス窓パネル61B,窓サッシパネル61C,貫通枠パネル61Dを予め工場製作し、壁70を形成するのと同時にテラス窓63B,窓サッシ63C,出入り口枠63Dなどの建具も取り付けることができ、現場での作業時間を著しく短縮することができる。なお、テラス窓パネル61Bおよび窓サッシパネル61Cは、持ち運びの際には窓ガラスを外すことによって1枚あたりの重量を60kg以下とし、組立て後に窓ガラスを入れるようにすることが可能である。
【0031】
壁60におけるテラス窓63B,窓サッシ63Cおよび出入り口枠63Dの数および配置は、パネル構造物10の設置場所に応じて決定することができ、図1および図2に示した例には限られない。
【0032】
貫通枠パネル61Dの出入り口枠63Dには、開閉可能な遮蔽部材64が設けられている。遮蔽部材64としては、例えば伸縮により容易に開閉可能なアコーディオンカーテンなどを用いることが可能である。このアコーディオンカーテンは、通常よりも大きい握りの取手を有することが好ましい。介護を要する高齢者などが容易に開閉できるようにするためである。
【0033】
床70は、床パネル71を敷き詰めたものである。床パネル71は、例えば厚さ50mmのウレタン注入パネルの両面にカラー鋼鈑を貼り合わせた構成を有し、コーナーパネル61Aに対応する寸法のものと、通常の壁パネル61に対応する寸法のものとがある。なお、床パネル71の表面は、図示しないが、例えばフローリング、ノンスリップシート、畳などの仕上げ材で被覆されていることが好ましい。床パネル71と仕上げ材との二重構造とすることによって断熱性を高めることができるからである。
【0034】
屋根80は、屋根パネル81と小屋組み82とを有している。屋根パネル81は、天井板81Aと、屋根天板81Bとを有している。天井板81Aは、例えば厚さ50mmのウレタン注入パネルの両面にカラー鋼鈑を貼り合わせた構成を有し、室40の天井を兼ねている。屋根天板81Bは、例えば厚さ3mmのアルミ樹脂化粧パネルにより構成されている。天井板81Aと屋根天板81Bとの間には、小屋組み82が配設されることによって軒裏83が形成されている。この軒裏83は、屋根80における通気を確保し、室40内の室温が異常に上昇することを防止するものである。なお、屋根天板81Bは、図1に示したような切妻屋根に限られず、例えば片流れ屋根などの他の形状とすることも可能である。
【0035】
通路50は、貫通枠パネル61Dを介して室40に接続されている。通路50は、平坦な廊下、スロープ、階段など、その構成は特に限定されない。また、通路50は、母屋MBの掃き出し窓MWに接続されていることが好ましい。母屋MBの壁に開口部を設けるなどの工事は一切不要であり、作業が簡単になるからである。
【0036】
図3は、図1に示したパネル構造物10の基礎20を表すものである。基礎20は、例えば9本の束部材21を5本の支持部材22で略正方形に連結した基礎ユニット23を、二つ並べた構成を有している。なお、基礎ユニット23は、図4に示したように単独で基礎20を構成することも可能である。また、図5に示したように、長さの異なる支持部材22Aを用いることによって、図3および図4に示した正方形の基礎ユニット23を拡張した拡張基礎ユニット24を構成することも可能である。
【0037】
図6(A)は束部材21の構成を表し、図6(B)は束部材21を分解して表す図である。束部材21は、設置場所の地面の起伏に応じて長さが個々に調節可能となっている。束部材21は、大まかな長さを調整するための上側さや部材21Aおよび地面側さや部材21Bと、微調整のためのフレキシブルレベラー31Cとを備えている。上側さや部材21Aおよび地面側さや部材21Bは、例えば上側さや部材21Aに地面側さや部材21Bを差し込んで固定することができるようになっている。フレキシブルレベラー31Cは、地面側さや部材に固定されている。なお、フレキシブルレベラ―31Cとしては、例えば市販品を用いることができる。
【0038】
束部材21の長さは、例えば、室40の床70と母屋MBの床とが同一レベルの高さになるように調節されることが好ましい。室40を介護目的で使用する場合に室40と母屋MBとを平坦な廊下である通路50で接続し、バリアフリー設計の室40を容易に実現することができるからである。
【0039】
図7は、図1に示したパネル構造物10の床枠30を表すものであり、図8は、図7に示した床枠30を基礎20の上に配設した状態を表している。床枠30は、複数の梁状部材31と、この梁状部材31を連結する連結部材32とを組み合わせた構成を有している。また、この床枠30の例では、図3に示した基礎20の二つの基礎ユニット23に対応して、略正方形の床枠ユニット33を二つ並べた構成を有している。
【0040】
梁状部材31は、パネル構造物10の床梁を構成するものである。連結部材32は、梁状部材31をL字形に連結するコーナー連結部材32Aと、梁状部材31をπ字形に連結するユニット連結部材32Bとを有している。コーナー連結部材32Aは、床枠30の四隅に用いられるものであり、ユニット連結部材32Bは、床枠ユニット33の連結または拡張に用いられる。床枠ユニット33の中央部には、根太34が設けられている。また、床枠ユニット33の対角線上に配置された連結部材32の間には、ブレース35が設けられている。
【0041】
基礎ユニット23と同様に、床枠ユニット33も、図9に示したように単独で床枠30を構成することが可能である。図9に示した床枠30は、図4に示した単独の基礎ユニット23を有する基礎20に対応するものである。また、図10に示したように長さの異なる梁状部材31Aを用いることによって、図7ないし図9に示した略正方形の床枠ユニット33を拡張した拡張床枠ユニット36を構成することも可能である。図10に示した拡張床枠ユニット36は、図5に示したような拡張基礎ユニット24を有する基礎20に対応するものである。なお、拡張床枠ユニット36では、長さの異なる梁状部材31Aに対応して、長さの異なる根太34Aおよびブレース35Aが用いられている。
【0042】
図11は、梁状部材31を室40の外側から見た構成を表している。また、図12は、図11の矢印XII方向から見た構成を表している。なお、長さの異なる梁状部材31Aは、長さが異なることを除いては梁状部材31と同様の構成を有している。
【0043】
梁状部材31は、床パネル71の端面を係止すると共に壁パネル71の端部を係止すると共に壁パネル61の端部を係止するガイド板37を有している。また、梁状部材31には、根太34を取り付けるための根太取付部31Bが設けられている。
【0044】
図13は、コーナー連結部材32Aの平面構成を表し、図14はユニット連結部材32Bの平面構成を表している。コーナー連結部材32Aおよびユニット連結部材32Bは、梁状部材31と同様のガイド板37を有している。また、コーナー連結部材32Aおよびユニット連結部材32Bは、梁状部材31との連結のための受け部38が設けられている。
【0045】
図15は、壁パネル61を室40の内側から見た構成を表している。壁パネル61は、室40内側の表面に凹みが生じるのを防止する補強部65と、壁パネル61の室40内側の表面に手摺を固定するための部品固定穴66と、この部品固定穴66を被覆する被覆部材67とを備えている。補強部65は、例えばベニヤ板により構成されており、壁パネル61の床70に近い部分に裏打ちされている。補強部65により、例えば、介護目的で室40を使用する場合に車椅子などを壁60に接触させることなどによって壁パネル61の表面に凹みが生じるのを防止するものである。部品固定穴66は、必要に応じて手摺などの設備を固定するためのものである。被覆部材67は、例えば粘着テープにより構成されている。被覆部材67は、使用されていない部品固定穴66を被覆するものであり、この被覆部材67により、部品固定穴66に誤って指などを入れて怪我をするおそれがなく、安全である。
【0046】
図16は、間柱62の構成を、一部を切り欠いて表したものであり、図16(A)は正面図、図16(B)は側面図である。間柱62は、天井板81Aを取り付けるための上部取付金具62Aと、床枠30に間柱62を取り付けるための下部取付金具62Bとを有している。
【0047】
図17は、壁60の断面構造を表している。また、図18は、図17のXVIII−XVIII線に沿った断面構造を表している。壁60は、断面矩形の間柱62と、この間柱62を壁60の表面に露出しないように収容する空腔部68とを備えている。間柱62は空腔部68に収容されて壁60の表面に露出しないので、壁60に凹凸がなくなり、平坦性が高まる。
【0048】
間柱62は、下部取付金具62Bによって床枠30に固定されている。壁パネル61は、端部69Aが床枠30のガイド板37に係止されているに止まり、間柱62によって間接的に床枠30に固定されている。ただし、コーナーパネル61Aは、補強および位置決めのため、床枠30に直接固定されていることが好ましい。なお、床枠30のガイド板37の反対側には、床パネル71の端部が係止され、床パネル71は、仕上げ材72で被覆されていいる。
【0049】
空腔部68は、例えば、壁パネル61の幅方向両側の端面69B、すなわち床枠30に係止された端部69Aに直交する端面69Bに設けられた半空腔部68Aと、隣り合う壁パネル61の半空腔部68Aとが組み合わされることによって形成されたものである。半空腔部68Aは、例えば、端面69Bに取り付けられたコの字形のサイドフレーム69Cによって構成されている。なお、サイドフレーム69Cは、壁パネル61の両面に貼り合わせられた図示しないカラー鋼鈑によって、壁パネル61の表面に露出しないように被覆されている。
【0050】
図19は、天井板81Aおよびその取付状態を表す斜視図である。天井板81Aの室40外側には、小屋組み82を取り付けるための小屋組ステー81Cが設けられている。天井板81Aは、壁60の頂部に設けられた壁頭上カバー84を用いて取り付けられている。
【0051】
図20は、壁頭上カバー84の構成を表し、図21は、壁頭上カバー84による天井板81Aの取付状態を表している。壁頭上カバー84は、壁パネル61が取り付けられる壁パネル固定部84Aと、天井板81Aが取り付けられる天井板固定部84Bとを備えている。天井板固定部84Bには、雨樋を兼ねた鼻隠し85を取り付けるための鼻隠し取付ステー84Cが設けられている。壁パネル固定部84Aは、壁パネル61の頂部に被せられ、間柱62の上部取付金具62Aに固定されている。天井板固定部84Bには、天井板81Aが固定され、鼻隠し85が矢印Aおよび矢印Bで示すように被せられる。なお、壁頭上カバー84の長さは、現場で壁頭上カバー84を切断したり継ぎ足したりしなくて済むように、壁パネル61の寸法に対応して設定されていることが好ましい。
【0052】
このようなパネル構造物10は、次のようにして組立てることができる。
【0053】
まず、図3に示したように、パネル構造物10の設置場所の地面に束部材21を設置し、地面の起伏に応じて束部材21の長さを個々に調節し、支持部材22で連結することによって、基礎20を形成する。
【0054】
基礎20を形成した後、図8に示したように、梁状部材31と連結部材32とを組み合わせて、基礎20の上に床枠30を配設する。
【0055】
床枠30を配設した後、図22に示したように、床パネル71の端部を床枠30に係止させて敷き詰めて床70を形成し、仕上げ材72で被覆する。
【0056】
続いて、図17および図18に示したように、間柱62を空腔部68に収容して下部取付金具62Bを床枠30に固定し、壁60を形成する。このとき、テラス窓パネル61B,窓サッシパネル61C,貫通枠パネル61Dを用いて、テラス窓63B,窓サッシ63C,出入り口枠61D,遮蔽部材64などの建具も同時に配設する。
【0057】
壁60を形成した後、図19および図21に示したように、壁パネル61の頂部に壁頭上カバー84を配設して、壁パネル固定部84Aに間柱62の上部取付金具62Aを固定し、天井板固定部84Bに天井板81Aを取り付け、更に鼻隠し取付ステー84Cに鼻隠し85を取り付ける。
【0058】
次に、図23に示したように、天井板81Aの小屋組ステー81Cを用いて小屋組み82を設け、図24に示したように屋根天板81Bを取り付ける。こうして室40が形成される。
【0059】
最後に、図2に示したように出入り口枠63Dと母屋MBの掃き出し窓MWとの間に通路50を設ける。以上により、図1および図2に示したパネル構造物10が完成する。
【0060】
また、このパネル構造物10は、次のようにして解体することができる。
【0061】
まず、通路50を除去する。また、屋根天板81Bを個々に外し(図24参照)、小屋組み82を解体する(図23参照)。
【0062】
次に、鼻隠し85を壁頭上カバー84の鼻隠し取付ステー84Cから取り外し、天井板81Aを壁頭上カバー84の天井板固定部84Bから取り外し、間柱62の上部取付金具62Aを壁頭上カバー84の壁パネル固定部84Aから取り外す(図19および図21参照)。
【0063】
続いて、間柱62の下部取付金具62Bを床枠30から取り外して壁パネル61を1枚ずつ取り外し、壁60を解体する。このとき、テラス窓63B,窓サッシ63C,出入り口枠61D,遮蔽部材64などの建具は同時に解体して、テラス窓パネル61B,窓サッシパネル61C,貫通枠パネル61Dおよび遮蔽部材64とする(図17および図18参照)。
【0064】
壁60を解体した後、仕上げ材72を除去し、床パネル71を取り外して床70を解体する(図22参照)。こうして室40が解体される。
【0065】
室40を解体した後、床枠30を梁状部材31と連結部材32とに解体する(図8参照)。
【0066】
床枠30を解体した後、支持部材22を取り外し、束部材21を片付けて、基礎20を解体する(図3参照)。
【0067】
さらに、解体されたパネル構造物10は、上述した組立方法によって再び組立てることができる。これにより、不用になった室を解体して別の場所において組立てて再利用することが可能となり、資源の浪費が防止され、一時的な使用目的にも対応できる。
【0068】
このように本実施の形態では、束部材21の長さが、設置場所の地面の起伏に応じて個々に調節可能であるので、設置場所の地面に起伏があっても束部材21の各々の長さを調節することによってレベルを合わせて基礎20を形成することができる。よって、基礎工事の際に地面の掘削などは不要であり、作業時間が著しく短縮される。
【0069】
特に、束部材21の長さを、室40の床70と母屋MBの床とが同一レベルの高さになるように調節すれば、室40を介護目的で使用する場合に室40と母屋MBとを平坦な廊下である通路50で接続し、バリアフリー設計の室40を容易に実現することができる。
【0070】
さらに、壁パネル61、床パネル71および屋根パネル81の1枚あたりの重量は、60kg以下であるので、パネルを一人ないし二人の作業者で持ち運ぶことが可能となり、クレーンを使用しなくても安全に素早く組立てることができる。
【0071】
また、壁60は、断面矩形の間柱62と、この間柱62を壁60の表面に露出しないように収容する空腔部68とを有するので、壁60の凹凸がなくなり、平坦性が高まる。
【0072】
加えて、特に、壁60は、テラス窓63B,窓サッシ63C,出入り口枠63Dなどの建具を備え、これらの建具は、壁パネル61にテラス窓63Bが造り込まれたテラス窓パネル61B,壁パネル61に窓サッシ63Cが造り込まれた窓サッシパネル61C,出入り口枠63Dが造り込まれた貫通枠パネル61Dとして構成されているので、テラス窓パネル61B,窓サッシパネル61C,貫通枠パネル61Dを予め工場製作し、壁60を形成するのと同時にテラス窓63B,窓サッシ63C,出入り口枠63Dなどの建具も取り付けることができ、現場での作業時間が短縮される。
【0073】
また、特に、壁パネル61は、室40内側の表面に凹みが生じるのを防止する補強部65と、室40内側の表面に手摺を固定するための部品固定穴66と、この部品固定穴66を被覆する被覆部材67とを備えたので、補強部65により、例えば、介護目的で室40を使用する場合に、車椅子などを壁60に接触させることなどによって壁パネル61の室40内側の表面に凹みが生じることが防止される。また、部品固定穴66に必要に応じて手摺を固定することができる。使用されていない部品固定穴66は被覆部材67により被覆されているので、部品固定穴66に誤って指などを入れて怪我をするおそれがなく、安全である。
【0074】
さらに、床枠30は、梁状部材31と、梁状部材31を連結する連結部材32とを組み合わせた構成を有し、梁状部材31および連結部材32は、床パネル71の端部を係止すると共に壁パネル61の端部を係止するガイド板37を有するので、梁状部材31および連結部材32を組み合わせて、床枠30の全体寸法および室40の間取りを、設置場所に応じて決定することができる。また、ガイド板37に壁パネル61の端部を係止させて並べ、床パネル71の端部をガイド板37に係止させて敷き詰めることによって、壁60および床70を効率よく形成することができる。
【0075】
また、通路50は、母屋MBの掃き出し窓MWに接続されているので、母屋MBの壁に開口部を設けるなどの工事は一切不要であり、作業が簡単になる。
【0076】
[第2の実施の形態]
図25は、本発明の第2の実施の形態に係るパネル構造物の平面構造の一例を表している。このパネル構造物10Aは、第1の実施の形態で説明した室40に洗面室100が接続されていることおよび室40の間取りおよび建具の配置が異なることを除いては、第1の実施の形態で説明したパネル構造物10と同一である。したがって、同一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0077】
洗面室100は、洗面台110を有しており、貫通枠パネル61Dを介して室40に接続されている。また、パネル構造物10Aの室40および洗面室100は、全体として平面形状が矩形となるように接続されているようにすることが望ましい。室40および洗面室100がL字形に接続されていると、小屋組み82および屋根天板81Bの形状が複雑になるからである。
【0078】
洗面室100は、また、洗面室床120と、この洗面室床120の上に配設された便器130とを備えている。洗面台110および便器130の左右勝手は、変更可能であり、図25に示したような右勝手にすることも、図26に示したような左勝手にすることも両方可能となっている。また、図27に示したように、便器130を設けず、ポータブルトイレ(図示せず)を利用するようにすることも可能である。
【0079】
図28は、洗面室100専用の洗面室床枠140の構成を表している。床枠140は、梁状部材141と、連結部材142とが一体化されており、ブレース143で補強されている。また、梁状部材141および連結部材142には、室40の床枠30を接続するための本体接続用受け部144が設けられている。
【0080】
図29(A)は、洗面室床120の構成を表す平面図であり、図29(B)はその側面図である。洗面室床120は、1枚の洗面室床パネル121を有している。洗面室床パネル121は、例えば、厚さ50mmのウレタン断熱パネルにより構成され、洗面室120内側の表面はベニヤ板および防滑性ビニル床シートで被覆され、地面側の表面は鋼鈑で被覆されている。洗面室床パネル121には、排水、給水および給湯のための洗面室配管122が事前に組み込まれ、給水および給湯は保温対策が施されている。洗面室配管122は、サドルバンド123によって数カ所固定されている。
【0081】
図30は、洗面室100の断面構造を概略的に表している。洗面室床120の下には、便器130からの汚物を収容する汚物槽132が配設されている。便器130と汚物槽132との間には、簡易水栓131が設けられている。この汚物槽132を設けることによって、トイレ用の下水工事が不要となり、作業時間を短縮することができる。
【0082】
このように本実施の形態では、洗面室100が、洗面室床120の下に配設されると共に便器130からの汚物を収容する汚物槽132を備えたので、トイレ用の下水工事が不要となり、作業時間を短縮することができる。
【0083】
[第3の実施の形態]
図31は、本発明の第3の実施の形態に係るパネル構造物の平面構造の一例を表している。このパネル構造物10Bは、第1の実施の形態で説明した室40に浴室200が接続されていることを除いては、第2の実施の形態で説明したパネル構造物10Aと同一である。したがって、同一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0084】
浴室200は、ユニットバス210を有しており、貫通枠パネル61Dを介して室40に接続されている。また、パネル構造物10Aの室40および浴室200は、全体として平面形状が矩形となるように接続されているようにすることが望ましい。室40および浴室200がL字形に接続されていると、小屋組み82および屋根天板81Bの形状が複雑になるからである。
【0085】
浴室200は、また、ユニットバス210を載置する防水床220と、この防水床220の一部に形成された桟状部材230とを備えている。防水床220は、例えば、洗面室床120と同様の構成を有している。桟状部材230には、ユニットバス210から引き出された排水ホース240の先端部が挿入されている。これにより、ユニットバス210の浴槽にお湯を入れる前にユニットバス210を防水床220の上で移動し、排水ホース240を桟状部材230に差し込んでユニットバス210からの排水を家庭用雑排水の桝に流すことができる。したがって、ユニットバス210の位置を浴室内で自由に変更することができ、例えば図32に示したようにユニットバス210を浴室200の端の方に寄せて配置し、介護者が余裕をもって動けるようにすることなども可能である。
【0086】
このように本実施の形態では、浴室200は、また、ユニットバス210を載置する防水床220と、この防水床220の一部に形成されると共にユニットバス210から引き出された排水ホース240の先端部を挿入する桟状部材230を備えたので、ユニットバス210の位置を浴室内で自由に変更することができ、例えばユニットバス210を浴室200の端の方に寄せて配置し、介護者が余裕をもって動けるようにすることなども可能である。
【0087】
[変形例1]
図33および図34は、壁パネルの変形例である室内洗面台対応パネルを表している。この室内洗面台対応パネル61Eは、室40内に室内洗面台300および収納棚310を容易に配設することを可能とするものであり、壁パネル61に、室内洗面台への給水、給湯および排水を行うエルボ管320が形成された構成を有している。また、室内洗面台対応パネル61Eには、室内洗面台300および収納棚310を取り付けるための取付フレーム330と、取付穴340とが設けられている。
【0088】
本変形例では、室内洗面台対応パネル61Eに室内洗面台300を取り付け、便器については市販のポータブルトイレを用いるようにすることができ、設置場所が狭いため室40に洗面室100を接続する場所的余裕がない場合などに便利である。
【0089】
[変形例2]
図35および図36は、壁パネルの他の変形例である空気調整設備対応パネルを表している。この空気調整設備対応パネル61Fは、室40内に空気調整設備400を容易に配設することを可能とするものであり、壁パネル61に、室内機410と室外機420とを接続するパイプ430を貫通させる貫通孔440が形成された構成を有している。この貫通孔440は、パイプ430を壁パネル61を貫通するように嵌め込み可能な切り欠き部441と、パイプ430が嵌め込まれた切り欠き部441を封止する封止片442とを有している。
【0090】
本変形例では、パイプ430を切り欠き部441に嵌め込み、封止片で封止するだけでよいので、空気調整設備の設置工事が簡単になる。
【0091】
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記第1の実施の形態においては、室40と母屋MBとを通路50で接続するようにしたが、通路50は、室40を保存したまま除去可能とすることもできる。
【0092】
また、上記第1の実施の形態で説明した間柱62および空腔部68の構造、ならびにこの間柱62による壁60の接合は、例えば事務所用のパーテーションなどにも適用可能である。
【0093】
また、上記第2の実施の形態および第3の実施の形態を合わせて、室40に洗面室100および浴室200の両方を接続するようにしてもよい。その場合、洗面室100と浴室200とは、貫通枠パネル61Dを介して接続することが可能である。さらに、室40を設けないで直接母屋MBに洗面室100または浴室200、またはその両方を接続することも可能である。
【0094】
加えて、上記実施の形態では、パネル構造物10の使用目的を例えば介護目的として説明したが、パネル構造物10は、書斎、勉強部屋、通常の居室、物置、納屋、サンルーム、園芸などの温室、茶室、写真用の暗室など、種々の用途に用いられうる。また、個人的ないし家庭的用途だけでなく、事業用途にも適用できるものである。
【0095】
更に、上記実施の形態では、パネル構造物を母屋MBの外に設置して通路50で接続するようにしたが、パネル構造物の全部または一部(例えば床枠30および室40のみ)を、母屋MBの中に設置することも可能である。この場合、パネル構造物10は、例えば室内売店、イベント会場、演劇またはテレビ番組撮影のための大道具などに適用可能である。更に、壁パネル61、床パネル71および天井板81Aに防音機能を付与し、放送収録室または楽器練習室などとして利用することも可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記載のパネル構造物によれば、複数の束部材の長さが、設置場所の地面の起伏に応じて個々に調節可能であるので、設置場所の地面に起伏があっても束部材の各々の長さを調節することによってレベルを合わせて基礎を形成することができる。よって、基礎工事の際に地面の掘削などは不要であり、作業時間が著しく短縮される。
【0097】
特に、請求項2記載のパネル構造物によれば、複数の束部材の長さは、室の床と母屋の床とが同一レベルの高さになるように調節されるので、室を介護目的で使用する場合に室と母屋とを平坦な廊下である通路で接続し、バリアフリー設計の室を容易に実現することができる。
【0098】
加えて、特に、請求項3記載のパネル構造物によれば、壁パネル、床パネルおよび屋根パネルの1枚あたりの重量は、60kg以下であるので、パネルを一人ないし二人の作業者で持ち運ぶことが可能となり、クレーンを使用しなくても安全に素早く組立てることができる。
【0099】
また、特に、請求項4または請求項5記載のパネル構造物によれば、壁は、断面矩形の間柱と、この間柱を壁の表面に露出しないように収容する空腔部とを有するので、壁の凹凸がなくなり、平坦性が高まる。。
【0100】
特に、請求項6記載のパネル構造物によれば、壁は、建具を備え、建具は、壁パネルに建具が造り込まれた建具パネルとして構成されているので、予め建具パネルを工場製作し、壁を形成するのと同時に建具も取り付けることができ、現場での作業時間が短縮される。
【0101】
さらに、請求項11記載のパネル構造物によれば、浴室は、ユニットバスを載置する防水床と、この防水床の一部に形成されると共にユニットバスから引き出された排水ホースの先端部を挿入する桟状部材とを備えるので、ユニットバスの位置を浴室内で自由に変更することができ、例えば介護者が浴室内で余裕をもって動けるようにユニットバスを浴室の隅に寄せて配置することなども可能である。
【0102】
また、特に、請求項13記載のパネル構造物によれば、洗面室は、洗面室床と、この洗面室床の上に配設された便器と、洗面室床の下に配設されると共に便器からの汚物を収容する汚物槽とを備えるので、トイレ用の下水工事が不要となり、作業時間を短縮することができる。
【0103】
加えて、特に、請求項14記載のパネル構造物によれば、壁は、室に配設される設備が取り付けられる取付部を有し、取付部は、壁パネルに取付部が形成された設備対応パネルとして構成されているので、設備対応パネルを予め工場製作し、現場では設備対応パネルの取付部を用いて設備を取り付けるだけでよいので、設備の取付作業が簡単になる。
【0104】
特に、請求項15記載のパネル構造物によれば、設備対応パネルは、壁パネルに空気調整設備の室内機と室外機とを接続するパイプを貫通させる貫通孔が形成された空気調整設備対応パネルであり、貫通孔は、パイプを壁パネルを貫通するように嵌め込み可能な切り欠き部と、パイプが嵌め込まれた切り欠き部を封止する封止片とを有するので、空気調整設備対応パネルを予め工場製作し、現場ではパイプを切り欠き部に嵌め込み、封止片で封止するだけでよく、空気調整設備の設置工事が簡単になる。
【0105】
また、請求項16記載のパネル構造物によれば、設備対応パネルは、壁パネルに室内洗面台への給水、給湯および排水を行うエルボ管が設けられた室内洗面台対応パネルであるので、室内洗面台対応パネルに室内洗面台を取り付け、便器については市販のポータブルトイレを用いるようにすれば、設置場所が狭いため室に洗面室を接続する場所的余裕がない場合などに便利である。
【0106】
さらに、請求項17記載のパネル構造物によれば、壁パネルは、室内側表面に凹みが生じるのを防止する補強部と、室内側表面に手摺を固定するための部品固定穴と、この部品固定穴を被覆する被覆部材とを備えたので、補強部により、例えば、介護目的で室を使用する場合に、車椅子などを壁に接触させることなどによって壁パネルの室内側の表面に凹みが生じることが防止される。また、部品固定穴に必要に応じて手摺を固定することができる。使用されていない部品固定穴は被覆部材により被覆されているので、部品固定穴に誤って指などを入れて怪我をするおそれがなく、安全である。
【0107】
また、特に、請求項18記載のパネル構造物によれば、床枠は、複数の梁状部材と、この複数の梁状部材を連結する連結部材とを組み合わせた構成を有し、梁状部材および連結部材は、床パネルの端部を係止すると共に壁パネルの端部を係止するガイド板を有するので、梁状部材および連結部材を組み合わせて、床枠の全体寸法および室の間取りを、設置場所に応じて決定することができる。また、ガイド板に壁パネルの端部を係止させて並べ、床パネルの端部をガイド板に係止させて敷き詰めることによって、壁および床を効率よく形成することができる。
【0108】
加えて、特に、請求項19によれば、通路は、母屋の掃き出し窓に接続されているので、母屋の壁に開口部を設けるなどの工事は一切不要であり、作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るパネル構造物の外観の一例を概略的に表す斜視図である。
【図2】図1に示したパネル構造物の概略構造を表す平面図である。
【図3】図1に示したパネル構造物の基礎を表す斜視図である。
【図4】図3に示した基礎の変形例を表す斜視図である。
【図5】図3に示した基礎の他の変形例を表す斜視図である。
【図6】図6(A)は図1に示した束部材の構成を表す斜視図であり、図6(B)は束部材の分解斜視図である。
【図7】図1に示したパネル構造物の床枠を表す斜視図である。
【図8】図7に示した床枠を基礎の上に配設した状態を表す斜視図である。
【図9】図7に示した床枠の変形例を表す斜視図である。
【図10】図7に示した床枠の他の変形例を表す斜視図である。
【図11】図7に示した梁状部材を室の外側から見た構成を表す側面図である。
【図12】図11の梁状部材を矢印XII方向から見た構成を表す側面図である。
【図13】図7に示したコーナー連結部材の構成を表す平面図である。
【図14】図7に示したユニット連結部材の構成を表す平面図である。
【図15】図1に示した壁パネルを室の内側から見た構成を表す正面図である。
【図16】図2に示した間柱の構成を、一部を切り欠いて表したものであり、図16(A)は正面図、図16(B)は側面図である。
【図17】図1に示した壁の断面構造を表す一部拡大断面図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII線に沿った断面図である。
【図19】図1に示した天井板およびその取付状態を表す斜視図である。
【図20】図19に示した壁頭上カバーの構成を表す斜視図である。
【図21】図20に示した壁頭上カバーによる天井板の取付状態を表す断面図である。
【図22】図1に示したパネル構造物の組立工程を説明するための図であり、床を形成した状態を表す斜視図である。
【図23】図1に示したパネル構造物の組立工程を説明するための図であり、天井板に小屋組みを設けた状態を表す斜視図である。
【図24】図1に示したパネル構造物の組立工程を説明するための図であり、屋根天板を取り付けた状態を表す斜視図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係るパネル構造物の概略構造の一例を表す平面図である。
【図26】図25に示した洗面室における洗面台および便器の左右勝手の変形例を表す平面図である。
【図27】図25に示した洗面室における洗面台および便器の左右勝手の他の変形例を表す平面図である。
【図28】図25に示した洗面室の洗面室床枠の構成を表す平面図である。
【図29】図25に示した洗面室床の構成を表し、図29(A)は平面図、図29(B)は側面図である。
【図30】図25に示した洗面室の概略構造を表す断面図である。
【図31】本発明の第3の実施の形態に係るパネル構造物の概略構造の一例を表す平面図である。
【図32】図31に示した浴室におけるユニットバスの位置を変更した例を表す平面図である。
【図33】本発明の変形例1に係る室内洗面台対応パネルの構成を表す正面図である。
【図34】図33に示した室内洗面台対応パネルの側面図である。
【図35】本発明の変形例2に係る空気調整設備対応パネルの構成を表す正面図である。
【図36】図35に示した貫通孔の構成を表す正面図である。
【符号の説明】
10,10A…パネル構造物、20…基礎、21…束部材、21A…上側さや部材、21B…地面側さや部材、21C…フレキシブルレベラー、22…支持部材、23…基礎ユニット、24…拡張基礎ユニット、30…床枠、31,31A…梁状部材、31B…根太取付部、32…連結部材、32A…コーナー連結部材、32B…ユニット連結部材、33…床枠ユニット、34,34A…根太、35,35A…ブレース、36…拡張床枠ユニット、37…ガイド板、38…受け部、40…室、50…通路、60…壁、61…壁パネル、61A…コーナーパネル、61B…テラス窓パネル、61C…窓サッシパネル、61D…貫通枠パネル、61E…室内洗面台対応パネル、61F…空気調整設備対応パネル、62…間柱、62A…上部取付金具、62B…下部取付金具、63B…テラス窓、63C…窓サッシ、63D…出入り口枠、64…遮蔽部材、65…補強部、66…部品固定穴、67…被覆部材、68…空腔部、68A…半空腔部、69C…サイドフレーム70…床、71…床パネル、72…仕上げ材、80…屋根、81…屋根パネル、81A…天井板、81B…屋根天板、81C…小屋組ステー、82…小屋組み、83…軒裏、84…壁頭上カバー、84A…壁パネル固定部、84B…天井板固定部、84C…鼻隠し取付ステー、85…鼻隠し、100…洗面室、110…洗面台、120…洗面室床、121…洗面室床パネル、122…洗面室配管、123…サドルバンド、130…便器、131…簡易水栓、132…汚物槽、140…洗面室床枠、141…梁状部材、142…連結部材、143…ブレース、144…本体接続用受け部、200…浴室、210…ユニットバス、220…防水床、230…桟状部材、240…排水ホース、300…室内洗面台、310…収納棚、320…エルボ管、330…取付フレーム、340…取付穴、400…空気調整設備、410…室内機、420…室外機、430…パイプ、440…貫通孔、441…切り欠き部、442…封止片、MB…母屋、MW…掃き出し窓

Claims (20)

  1. 設置場所の地面の起伏に応じて長さが個々に調節可能な複数の束部材を有する基礎と、
    この基礎の上に配設される床枠と、
    この床枠の上に配設され、複数の壁パネルを組み合わせた壁、複数の床パネルを組み合わせた床および複数の屋根パネルを組み合わせた屋根を有する室と、
    この室と母屋とを接続する通路と
    を備えたことを特徴とするパネル構造物。
  2. 前記複数の束部材の長さは、前記室の床と前記母屋の床とが同一レベルの高さになるように調節される
    ことを特徴とする請求項1記載のパネル構造物。
  3. 前記壁パネル、前記床パネルおよび前記屋根パネルの1枚あたりの重量は、60kg以下である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパネル構造物。
  4. 前記壁は、断面矩形の間柱と、この間柱を前記壁の表面に露出しないように収容する空腔部とを有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  5. 前記空腔部は、前記壁パネルの前記床枠に係止された端部に直交する端面に設けられた半空腔部と、隣り合う前記壁パネルの半空腔部とが組み合わされることによって形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載のパネル構造物。
  6. 前記壁は、建具を備え、前記建具は、前記壁パネルに前記建具が造り込まれた建具パネルとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  7. 前記建具パネルは、前記壁パネルに出入り口枠が造り込まれた貫通枠パネルである
    ことを特徴とする請求項6記載のパネル構造物。
  8. 前記貫通枠パネルの前記出入り口枠に、開閉可能な遮蔽部材が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項7記載のパネル構造物。
  9. 前記通路は、前記貫通枠パネルを介して前記室に接続されている
    ことを特徴とする請求項7または請求項8記載のパネル構造物。
  10. 前記貫通枠パネルを介して、ユニットバスを有する浴室が、前記室に接続されている
    ことを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  11. 前記浴室は、前記ユニットバスを載置する防水床と、この防水床の一部に形成されると共に前記ユニットバスから引き出された排水ホースの先端部を挿入する桟状部材とを備えた
    ことを特徴とする請求項10記載のパネル構造物。
  12. 前記貫通枠パネルを介して、洗面台を有する洗面室が、前記室に接続されている
    ことを特徴とする請求項7ないし請求項11のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  13. 前記洗面室は、洗面室床と、この洗面室床の上に配設された便器と、前記洗面室床の下に配設されると共に前記便器からの汚物を収容する汚物槽とを備えた
    ことを特徴とする請求項12記載のパネル構造物。
  14. 前記壁は、前記室に配設される設備が取り付けられる取付部を有し、前記取付部は、前記壁パネルに前記取付部が形成された設備対応パネルとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  15. 前記設備対応パネルは、前記壁パネルに空気調整設備の室内機と室外機とを接続するパイプを貫通させる貫通孔が形成された空気調整設備対応パネルであり、前記貫通孔は、前記パイプを前記壁パネルを貫通するように嵌め込み可能な切り欠き部と、前記パイプが嵌め込まれた切り欠き部を封止する封止片とを有する
    ことを特徴とする請求項14記載のパネル構造物。
  16. 前記設備対応パネルは、前記壁パネルに室内洗面台への給水、給湯および排水を行うエルボ管が形成された室内洗面台対応パネルである
    ことを特徴とする請求項14記載のパネル構造物。
  17. 前記壁パネルは、
    室内側表面に凹みが生じるのを防止する補強部と、
    室内側表面に手摺を固定するための部品固定穴と、
    この部品固定穴を被覆する被覆部材と
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  18. 前記床枠は、複数の梁状部材と、この複数の梁状部材を連結する連結部材とを組み合わせた構成を有し、前記梁状部材および前記連結部材は、前記床パネルの端部を係止すると共に前記壁パネルの端部を係止するガイド板を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  19. 前記通路は、前記母屋の掃き出し窓に接続されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれか1項に記載のパネル構造物。
  20. 前記通路は、前記室を保存したまま除去可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項19のいずれか1項に記載のパネル構造物。
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