JP3077460U - ユニット介護ハウス - Google Patents

ユニット介護ハウス

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JP3077460U
JP3077460U JP2000007880U JP2000007880U JP3077460U JP 3077460 U JP3077460 U JP 3077460U JP 2000007880 U JP2000007880 U JP 2000007880U JP 2000007880 U JP2000007880 U JP 2000007880U JP 3077460 U JP3077460 U JP 3077460U
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JP
Japan
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space
shower
house
toilet
bed
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JP2000007880U
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English (en)
Inventor
雅典 浅野
正弥 園田
Original Assignee
雅典 浅野
正弥 園田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新築および既存住宅を問わずに高齢者等の要
介護者用の住空間を、現場施工が不要でかつ最短納期で
実現できるユニット介護ハウスを提供する。 【解決手段】 壁10と屋根12で囲まれた一体のハウ
ス14内にベッド16の設置されたベッドスペース18
と便器20の設置されたトイレスペース22と浴槽24
およびシャワー26の設置されたシャワースペース28
とを設け、ベッド16からトイレスペース22とシャワ
ースペース28への通路30は平坦なバリアフリーに形
成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、既存の住宅あるいは新築の住宅の居住空間に影響を与えずに高齢者 等の要介護者の介護のために必要十分な各種機能を備えた介護ハウスを短期間に 設置しかつ即時に使用可能にするユニット介護ハウスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅などにおいて、高齢者などの要介護者の居住空間には健常者の 居住空間とは異なる機能が要求され、この機能を満足させるために要介護者に対 応した部屋が必要になっている。この種の部屋は、個々に設計者や施工者に依頼 してその都度設計・施工されたいわゆる高齢者用住宅を建築したり、既存の部屋 内部に器具を搬入して設置したりすることで実現されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の高齢者用住宅は、建物全体が製品であり、設計・施工・ 完成まで長期間かかり、かつ、コストがかかるため、万人に普及し難い現状であ る。
【0004】 これに対して、高齢者用の部屋をユニットとして住宅内に設置しようとする技 術が提案されている(例えば特開平8−177240号参照)。この技術は、既 存のあるいは新築の住宅空間の内部に基本フレームを設ける必要があるので、結 局、既存の住空間を改良・改装して基本フレームを取付ける必要があると共に、 現場施工であり、施工期間やコストの低減ができ難いものである。
【0005】 一方、介護用のシステム式住宅が提案されている(例えば特開2000−54 479参照)いるが、この技術は、要介護者の身体機能の変化に対応させて使用 性を向上させるシステム住宅であり、住宅自体が初期施工時にこのシステムの規 格に適合している必要があるので、結局、既存の住宅ではなかなか利用し難いと いう問題点がある。
【0006】 本考案は、上述した事情に鑑みて提案されたもので、新築および既存住宅を問 わずに高齢者等の要介護者用の住空間を、現場施工が不要でかつ最短納期で実現 できるユニット介護ハウスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0008】 すなわち、本考案は、壁と屋根で囲まれた一体のハウス内にベッドを設置する ためのベッドスペースと便器の設置されたトイレスペースと浴槽およびシャワー のうちの少なくとも一方の設置されたシャワースペースとを設け、ベッドからト イレスペースとシャワースペースへの通路は平坦なバリアフリーに形成し、内装 ・水廻り・電気設備を含めてハウス全体を搬送可能な寸法に予め製作したもので あって、使用場所に設置後に少なくとも水配管・電源の接続のみで使用可能にし たことを特徴とするユニット介護ハウスである。
【0009】 本考案によれば、ハウス全体を予め製作し、搬送前にある程度完成しており、 使用場所に設置後には上下水道配管、電源の接続をすれば使用可能になるので、 介護用の部屋の改造や現地での組立て工事が必要無くなり、搬送して設置し、水 配管と電源さえ接続すれば、即時に使用可能になる。したがって、本考案の介護 ハウスは購入さえすれば、輸送費と水道配管のみコストで済み、現地工事などの 建築コストはほとんどかからず、大量生産や規格化などで製造原価を低減するこ とにより、要介護者の居る家庭で容易に導入することができるようになる。すな わち、従来コストの問題から必要とされていてもなかなか普及できなかった介護 室を一般家庭で金銭的な痛みを伴わずに導入できるようになる。なお、給湯器に 電気温水器を使用した場合は、ガス配管が不要であるが、給湯器のガス配管が必 要な場合はガス配管を行うことが望ましい。
【0010】 そして、トイレスペースからシャワースペースへかけての床を多数の細角材を 並べて下側から横木を打ち付ける等したすのこ状に形成して水はけできるように することがこのましい。このようにすれば、トイレでの用を足した後にシャワー により温水を要介護者にかけることができ、必要箇所の洗浄が簡単にできる。な お、本考案では、すのこ状に形成する他、条件が許せばその他の種類の水はけ機 能を発揮できる他の種類の床材を用いることができる。
【0011】 また、シャワースペースでは床面が平坦であって、浴槽がその床面上に取り外 し可能に設置し、かつ、浴槽を退かして平坦な床面を露出してシャワーを使用で きるようにすることが好適である。介護ハウス内部では移動のため車椅子を用い ることが考えられるが、浴槽を使用できない被介護者の場合には、浴槽を壁側に 立てかけるなどして退かして平坦な床面を利用可能に露出させ、この床面に、車 椅子上に被介護者を載せたままで車椅子を乗り入れて、車椅子のシートをリクラ イニングさせてシャワーの温水で洗うことができるようになる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本考案の実施形態を詳細に説明する。図1は実施形態 にかかるユニット介護ハウスの平面図、図2(a)、(b)は側面図、正面図で ある。
【0013】 図に示すように、実施形態のユニット介護ハウスは、壁10と屋根12で囲ま れた一体のハウス14内が平面視長方形のほぼ6畳間の室内空間を有しており、 この室内には、ベッド16の設置されたベッドスペース18と便器20の設置さ れたトイレスペース22と、浴槽24およびシャワー26の設置されたシャワー スペース28とを設け、ベッド16からトイレスペース22とシャワースペース 28への通路30は平坦なバリアフリーに形成したものである。
【0014】 そして、前記のユニット介護ハウスは、内装・水廻り・電気設備を含めてハウ ス14全体を搬送可能な寸法に工場内で予め製作したものであって、製作後に使 用場所にトラック車両等により搬送後にユーザの指定場所に設置し、その後に少 なくとも水配管・電源の接続のみで使用可能にしたものである。
【0015】 なお、図において、符号32はユニット介護ハウス全体の基礎であるが、通常 の家屋のようなコンクリートの型枠施工等の基礎工事の必要がなく、土間あるい は基礎面32aに下端部を接地させ、その状態で回転させることによりハウス1 4の床面の水平を取り得るボルトあるいはターンバックルなどの長さを自在に設 定できる基礎金具である。
【0016】 また、ベッドスペース18とトイレスペース22との間にカーテンあるいは扉 などの開閉自在の間仕切り40を設けると共に、この間仕切り40からベッドス ペース18側を平坦床でフローリングあるいはカーペット敷き等のドライスペー スAとし、一方、間仕切り40からトイレスペースとシャワースペースの床を全 体的に多数の細角材を並べて下側から横木を打ち付ける等したすのこ状に形成し たウェットスペースBとしている。 また、符号34はガスを使用する場合のガス給湯器、36は後記ウェットスペ ースの湿気を含んだ空気を排気して室内空気を換気する換気扇である。また、4 2は窓、44は出入り用のドアである。
【0017】 また、壁10は、金属骨材をコーナー部と中央部に設けて骨格とし、その間を 内壁と外壁との二重構造で繋ぎ、内壁と外壁との間はグラスウールなどの断熱材 ・遮音材を埋め込んだものであって、前記ハウス14が断熱・遮音効果を得て快 適な居住空間を生み出すようにしている。
【0018】 実施形態によれば、ハウス14全体を予め製作し、搬送前にある程度完成して おり、使用場所に設置後には上下水道配管、電源の接続をすれば使用可能になる ので、介護用の部屋の改造や現地での組立て工事が必要無くなり、搬送して設置 し、水配管と電源さえ接続すれば、即時に使用可能になる。したがって、前記の 介護ハウスは購入さえすれば、輸送費と水道配管のみコストで済み、現地工事な どの建築コストは全くかからず、大量生産や規格化などで製造原価を低減するこ とにより、要介護者の居る家庭で容易に導入することができるようになる。
【0019】 すなわち、従来コストの問題から必要とされていてもなかなか普及できなかっ た介護室を一般家庭で金銭的な痛みを伴わずに導入できるようになる。なお、給 湯器に電気温水器を使用した場合は、ガス配管が不要であるが、給湯器のガス配 管が必要な場合はガス配管を行うことが望ましい。また、前記設置場所には、庭 に設置して渡り廊下で家屋に繋げたり、屋根付き駐車ガレージ内に設置するなど 種々に適用可能である。
【0020】 そして、トイレスペース22からシャワースペース28へかけてウェットスペ ースBの床をスノコ状に形成して水はけできるようにすれば、トイレスペース2 2での用を足した後にシャワー26で温水を要介護者にかけることができ必要箇 所の洗浄ができる。
【0021】 また、シャワースペース28では床面もすのこ状にして、浴槽がその床面上に 取り外し可能に設置し、かつ、浴槽を退かして該床面を露出してシャワー26を 使用できるようにすることが好適である。介護ハウス内部では移動のため車椅子 (符号46で示す)を用いることが考えられるが、浴槽を使用できない被介護者 の場合には、浴槽を壁側に立てかけるなどして退かして平坦な床面を利用可能に 露出させ、この床面に、車椅子上に被介護者を載せたままで車椅子を乗り入れて 、車椅子46のシートをリクライニングさせてシャワー26の温水で洗うことが できるようになる。
【0022】 なお、前記実施形態では、ベッド・トイレ・シャワーが横並びしているが、こ の配置はもちろん必要に応じて自由に配置換え設計できる。また、各部はオーダ ーメイドで各種部品を注文して製作でき、あるいは、オプションとして後にユー ザが好きなものに取り替えることができるようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、上述した構成を備えているため、ハウス全体を予め製作し、搬送前 にある程度完成しており、使用場所に設置後には上下水道配管、電源の接続をす れば使用可能になるので、介護用の部屋の改造や現地での組立て工事が必要無く なり、搬送して設置し、水配管と電源さえ接続すれば、即時に使用可能になる。 したがって、本考案の介護ハウスは購入さえすれば、輸送費と水道配管のみのコ ストで済み、現地工事などの建築コストは僅かでほとんどかからないといえるの で、大量生産や規格化などで製造原価を低減することにより、要介護者の居る家 庭で容易に導入することができるようになる。すなわち、従来コストの問題から 必要とされていてもなかなか普及できなかった介護室を、本考案により、一般家 庭で金銭的な痛みを伴わずに導入できるようになる。また、法規の関係から一定 の大きさ以内であれば、許可申請が不要であり、設置スペースさえあれば、通常 のプレハブ倉庫と同様に極めて簡便に購入でき設置して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態にかかるユニット介護ハウス
の平面図である。
【図2】(a)、(b)は側面図、正面図である。
【符号の説明】
10 壁 12 屋根 14 ユニット介護ハウス 16 ベッド 18 ベッドスペース 20 便器 22 トイレスペース 24 浴槽 26 シャワー 28 シャワースペース 30 通路 40 間仕切り A ドライスペース B ウェットスペース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁と屋根で囲まれた一体のハウス内にベ
    ッドを設置するためのベッドスペースと便器の設置した
    トイレスペースと浴槽およびシャワーのうちの少なくと
    も一方を設置したシャワースペースとを設け、ベッドス
    ペースからトイレスペースとシャワースペースへの通路
    は平坦なバリアフリーに形成し、内装・水廻り・電気設
    備を含めてハウス全体を所定の寸法に予め製作したもの
    であって、使用場所に設置後に水配管・電源・ガス配管
    の接続のみで使用可能にしたことを特徴とするユニット
    介護ハウス。
  2. 【請求項2】 トイレスペースからシャワースペースへ
    かけての床をすのこ状に形成して水はけできるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のユニット介護ハウ
    ス。
  3. 【請求項3】 シャワースペースは床面が平坦であっ
    て、浴槽がその床面上に取り外し可能に設置し、かつ、
    浴槽を退かして平坦な床面を露出してシャワーを使用で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記
    載のユニット介護ハウス。
JP2000007880U 2000-11-02 2000-11-02 ユニット介護ハウス Expired - Lifetime JP3077460U (ja)

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