JP2001059347A - 介護用建物ユニット - Google Patents

介護用建物ユニット

Info

Publication number
JP2001059347A
JP2001059347A JP11313447A JP31344799A JP2001059347A JP 2001059347 A JP2001059347 A JP 2001059347A JP 11313447 A JP11313447 A JP 11313447A JP 31344799 A JP31344799 A JP 31344799A JP 2001059347 A JP2001059347 A JP 2001059347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
building
nursing care
connection
purlin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11313447A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fukuda
泰浩 福田
Yoshiyuki Tamura
義行 田村
Yukihiro Sawa
幸広 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIWA KOSHO LEASE CO Ltd
Original Assignee
DAIWA KOSHO LEASE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIWA KOSHO LEASE CO Ltd filed Critical DAIWA KOSHO LEASE CO Ltd
Priority to JP11313447A priority Critical patent/JP2001059347A/ja
Publication of JP2001059347A publication Critical patent/JP2001059347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易に構築および撤去でき、介護用の十分な
空間および衛生設備を得ることができて、高齢者の在宅
介護や身体障害者のリハビリを容易に行えるようにす
る。要介護者の家族から隔離された孤独感を払拭する。 【解決手段】 住空間を形成するユニットボックス3の
長辺側の外壁に、母屋接続用出入り口4を設ける。短辺
側の外壁に掃き出し窓10を設ける。母屋接続用出入り
口4に、内部が通路となるダクト状の母屋接続ユニット
5を接続する。ユニットボックス3内には介護用の衛生
設備である浴槽7、便器8、および洗面器9を設置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高齢者や身体障
害者の介護用の設備を備え、一般住宅に付設される介護
用建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】高齢者や
身体障害者の在宅介護において、介護者および要介護者
の各々は、次のような要望がある。 介護者の要望は、 ・世話のし易い設備が欲しい、 ・お互いに気を使うことなく暮らしたい、 ・大がかりな増改築にはためらいがある、 ・快適に、清潔に、毎日を楽しませてあげたい、などで
ある。 要介護者の要望は、 ・家族との触れ合いを感じながら暮らしたい、 ・家族に負担をかけたくない、 ・日常のことは、できるだけ自分自身で行いたい、 ・気兼ねなく使えるスペースが欲しい、 ・まだまだ、張りのある生活を送りたい、 などである。
【0003】このような介護者および要介護者の要望に
対して、一般の住宅では、単に浴槽や便器等の衛生設備
類を介護用のものに取り替えるだけでは、対処不能な場
合が大部分である。そのため、介護住宅が必要となる。
従来の介護住宅としては、次の独立型、増改築型、およ
び屋内設置型に大別される。 既存の母屋と同一敷地内に独立に介護住宅を建築す
る(独立型)。 既存の住宅を増築,改築して要介護者の専用空間を
得る(増改築型)。 既存の住宅の一部屋内に、さらに要介護者のための
部屋を作る(屋内設置型)。
【0004】しかし、の独立型は、介護住宅の建設に
コストが高くなるうえ、要介護者が居住する介護住宅と
母屋との独立性が高いため、要介護者と家族との絆が守
られず、要介護者に孤独感を与える。の増改築型は、
介護住宅としては優れたものとできる。しかし、大がか
りな増改築型となるため、コストが高くなるうえ、介護
が不要となったときに、再度の改築が必要になる。の
屋内設置型は、既存の住宅の内装等は現状維持されるの
で、増改築する場合に比べてコストは安くなるものの、
部屋の中に、さらに別の部屋を造るので、介護空間が制
限され、ベッド、浴槽等の介護設備を設置するのに十分
なスペースを確保できない場合が多い。
【0005】上記の独立型のものにおいて、建設の容易
を図ったものとしては、ユニットボックスタイプの介護
住宅が提案されている(例えば、特開平10−2381
45号)。これは、ユニットボックス内にベッドや、シ
ャワー室、便器等を設置したものであり、工場生産され
た介護住宅をトラック輸送して敷地に据え付けることで
構築される。介護住宅の出入り口は、母屋の出入り口と
対面させ、その間にデッキを架設する。また、この介護
住宅は、車椅子による出入り用のスロープを有する屋内
廊下が設けられたものもある。
【0006】この提案例のユニットボックスタイプのも
のは、十分な空間および介護用設備を備えた介護住宅を
簡易に構築できて、撤去も容易であることにおいて、非
常に優れたものである。しかし、母屋とデッキで繋がっ
ただけの独立型のものであるため、要介護者に対して、
家族から隔離されたような孤独感を与えるという問題点
がある。また、出入り口として、母屋に対面させた出入
り口と、車椅子用のスロープの設けられた廊下しか設け
られていないため、様態の悪い要介護者を病院等に移動
させる場合に、母屋かスロープの廊下を通らなくてはな
らず、寝た状態の要介護者の出入りが不便である。
【0007】この発明の目的は、簡易に構築および撤去
でき、介護用の十分な空間および衛生設備を得ることが
できて、高齢者の在宅介護や身体障害者のリハビリを容
易に行えるようにすると共に、要介護者に家族から隔離
された孤独感を払拭することができる介護用建物ユニッ
トを提供することである。この発明の他の目的は、要介
護者の屋外への出入りや、室内の掃除を容易とすること
である。この発明のさらに他の目的は、要介護者の介護
必要程度や、敷地条件等に対して、自由度の高いものと
することである。この発明のさらに他の目的は、介護用
建物ユニットと母屋との接続を簡易に行えるようにする
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の介護用建物ユ
ニットは、住空間を形成するユニットボックスの長辺側
の外壁に母屋接続用出入り口を設けると共に、短辺側の
外壁に掃き出し窓を設け、前記母屋接続用出入り口に、
内部が通路となるダクト状の母屋接続ユニットを接続
し、前記ユニットボックス内に介護用の衛生設備を設置
したものである。この明細書で、介護用とは、介護者が
要介護者と添って介護を行い易くしたものを言う。この
構成によると、ユニットボック形式としたため、工場で
生産して簡単に構築することができ、介護が不要となっ
た場合の撤去も容易である。また、ユニットボックス形
式でありながら、内部が通路となる母屋接続ユニットで
母屋と接続するため、母屋との行き来が自在で、要介護
者の家族から隔離された孤独感を払拭することができ
る。母屋接続用出入り口を開け放した状態とするか、透
明窓とすれば、母屋から介護用建物ユニット内の要介護
者の様子を見守ることもできる。また、予めダクト状に
形成された母屋接続ユニットを用いるため、介護用建物
ユニットと母屋との接続が、現場で簡単かつ迅速に行う
ことができる。このように、介護用建物ユニットをユニ
ット化すると共に、母屋接続ユニットを用いることで、
現場施工時間の短縮を高度に進め、撤去性も良くしたた
め、リース物件としても適切なものとなり、短期の需要
に対しても、低コストで応じることができる。そのた
め、介護者の都合で要介護者の居住地が短期で変わるよ
うな場合でも、介護者および要介護者の便利に供するこ
とができる。介護用建物ユニットの母屋との接続は、ユ
ニットの長辺で行うため、介護用建物ユニットは母屋の
外壁に沿って配置されることになり、敷地への対応性が
良い。また、掃き出し窓を設けたため、要介護者を寝た
ままで病院等へ移動させるときに、出入りが行い易い。
特に、掃き出し窓は介護用建物ユニットの短辺側の外壁
に設けられるため、要介護者をベッドごと出入りさせる
こともできる。掃き出し窓は掃除にも便利である
【0009】この発明の別の観点による介護用建物ユニ
ットは、住空間を形成するユニットボックスの長辺側の
外壁に、母屋と接続されて建物内部出入り口となる母屋
接続用出入り口を設けると共に、短辺側の外壁に掃き出
し窓を設け、前記ユニットボックス内に介護用の衛生設
備を設置したものである。この構成の場合、母屋接続ユ
ニットは備えないが、母屋接続用出入り口は、母屋と接
続されて建物内部出入り口となるため、母屋接続ユニッ
トを設けた場合と同様に、母屋との行き来が自在で、要
介護者の家族から隔離された孤独感を払拭することがで
きる。また、母屋接続用出入り口を開け放した状態とす
るか、透明窓とすれば、母屋から介護用建物ユニット内
の要介護者の様子を見守ることもできる。
【0010】この発明の別の観点による介護用建物ユニ
ットは、住空間を形成するユニットボックスの長辺側の
外壁に母屋接続用出入り口を設けると共に、この母屋接
続用出入り口に、内部が通路となるダクト状の母屋接続
ユニットを接続し、前記ユニットボックス内に介護用の
衛生設備を設置したものである。この構成の場合、掃き
出し窓は必須の要件として備えないが、その他の効果は
前記と同様に得られる。
【0011】この発明において、前記ユニットボックス
の短辺を略1700mm以上で2500mm未満とし、この
ユニットボックス内の住空間は、前記掃き出し窓を設け
た端部から中央にかけて、ベッドをユニットボックスの
長辺と平行に配置可能なベッドスペースを有し、前記ユ
ニットボックス内の住空間の他端に、前記衛生設備の一
つである浴槽を設置し、前記ユニットボックスの前記母
屋接続用出入り口の設けられた外壁と対向する外壁に窓
を設けても良い。この介護用建物ユニットは、短辺の寸
法を2500mm未満としたため、工場組立したものを、
道路交通規則に触れることなくトラック輸送することが
できる。また,この短辺の寸法を略1700mm以上とし
たため、ユニットボックスの長辺と平行にベッドをおい
ても、ベッドの周辺に介護用の空間を得ることができ
る。ベッドをユニットボックスの長辺と平行に配置する
と、短辺に沿って壁際に配置する場合と異なり、ベッド
の両側に介護用の空間を確保することができる。このよ
うに、長辺と平行にベッドを配置し、かつユニットボッ
クスの他端に浴槽を設置することで、室内空間を効率的
に利用できる。なお、より好ましくは、ユニットボック
スの短辺寸法は略1800mm以上で2400mm未満であ
る。
【0012】この発明の別の観点による介護用建物ユニ
ットは、住空間を形成するユニットボックスの長辺側の
外壁に母屋接続用出入り口を設け、介護用の衛生設備で
ある浴槽および便器を、前記ユニットボックス内の住空
間の一端および他端に各々設置すると共に、中間には、
母屋接続用出入り口の設けられた外壁に対面する外壁に
沿って洗面器(ここで言う洗面器は、洗面器置き台であ
っても良い)を設け、前記ユニットボックス内の住空間
は、要介護者が車椅子に乗って、母屋接続用出入り口か
ら浴槽および便器に移動可能な広さとしたものである。
この場合の介護用建物ユニットは、ベッドスペースのな
い衛生設備専用の建物として利用される。この場合に、
上記のように浴槽、便器、および洗面器を配置すること
で、車椅子の通過し易い通路空間が効率的に得られる。
【0013】この発明の別の観点による介護用建物ユニ
ットは、各々住空間を形成するユニットボックスで構成
される複数種類の機能別建物ユニットを並設してなり、
前記機能別建物ユニットは、介護用の衛生設備が設置さ
れたもの、またはベッドスペースが設けられたものであ
って、互いに並設される少なくとも一つの機能別建物ユ
ニットは介護用の衛生設備が設置されたものとする。こ
れら機能別建物ユニットは、長辺で互いに接続されて、
この接続面で人の行き来が可能とされ、互いに接続され
る少なくとも一つの機能別建物ユニットは母屋接続用出
入り口を有するものとする。この構成の場合、機能別建
物ユニットを任意に組み合わせることで、衛生設備やベ
ッドスペースの種々異なる配置の介護用建物ユニット
や、全体広さの種々異なる介護用建物ユニットが構築で
き、少ない種類数の機能別建物ユニットを準備すること
で、多種類の介護用建物ユニットが簡単に構築できる。
この機能別建物ユニットの場合も、母屋接続用出入り口
に、内部が通路となるダクト状の母屋接続ユニットを接
続しても良い。
【0014】この発明において、前記母屋接続ユニット
は、側壁部および天井部が、外面材の裏側に断熱材を沿
わせたものであり、この母屋接続ユニットの一端は、介
護用建物ユニットの母屋接続用出入り口の開口枠に防水
パッキングを介して接続したものであっても良い。この
ように母屋接続ユニットを構成することで、介護用建物
ユニットと母屋との間の通路が屋外に対して断熱性を備
えた空間となり、母屋との間の行き来がより一層行い易
くなる。また、母屋接続ユニットを、開口枠に防水パッ
キングを介して接続されるものとすることで、雨仕舞い
が簡単に行える。
【0015】この発明の母屋接続ユニットは、住空間を
形成するユニットボックスで構成される介護用建物ユニ
ットの母屋接続用出入り口と母屋とを接続する母屋接続
ユニットであって、内部が人の通路となるダクト状に形
成され、側壁部および天井部が、外面材の裏側に断熱材
を重ねたものであり、一端が前記母屋接続用出入り口の
開口枠に防水パッキングを介して接続される。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図8と共に説明する。図1,図2に示すように、この
介護用建物ユニット1は、母屋2に沿って設置され、母
屋2と接続して使用される。図3に示すように、この介
護用建物ユニット1は、住空間を形成するユニットボッ
クス3の長辺側の外壁に母屋接続用出入り口4を設け、
内部が通路となるダクト状の母屋接続ユニット5を接続
して母屋2との行き来を容易にすると共に、内部にベッ
ドスペース6と、各々介護用の衛生設備である浴槽7、
便器8、および洗面器置き台9を設置したものである。
洗面器置き台9は、可搬の洗面器を置く台であり、要介
護者が屈んだ姿勢でも楽に洗面ができるようにするため
ものである。洗面器置き台9に代えて、固定設置の洗面
器(「洗面台」とも言う)を設置しても良い。母屋接続
用出入り口4には、引き戸または引き違い戸等の開閉戸
4aが設けられる。
【0017】ユニットボックス3は、鋼材からなる柱に
天井梁およびよび床梁を溶接またはボルトで接合して箱
型に組み付け、床材、屋根材、および4側面の外壁パネ
ルを組付けたものである。ユニットボックス2の寸法
は、トラック輸送が可能な寸法であり、横幅は略170
0mm〜2500mmの範囲であることが好ましく、例え
ば、短辺寸法×長辺寸法×高さが、各々2400×56
00×2800(単位はmm)に構成される。ユニットボ
ックス3の窓開口としては、短辺側の外壁に掃き出し窓
10が設けられ、母屋接続用出入り口4と対面する側の
長辺側の外壁にも窓11が各々設けられている。掃き出
し窓10および他の窓11には引き違い戸が設けられて
いる。これらの窓10,11は、ベッドスペース6に設
置したベッド20(図2)の回りに採光が十分に採れる
ように設けられる。なお、建物の配置や敷地の条件によ
って、窓10,11や母屋接続用出入り口4の位置は変
更可能とすることが望ましい。この変更は、例えば、ユ
ニットボックス3に複数枚取付けれる外壁パネルの取付
位置を相互に変更することで可能とされる。
【0018】ユニットボックス3の内部は、一端から中
央部にかけてベッドスペース6とされ、他端の近傍が浴
槽・トイレスペース12とされている。ベッドスペース
6と浴槽・トイレスペース12とは、カーテン13で仕
切り、視線を遮ると共に、湯気や水滴がベッドスペース
6に回らないようにしている。両スペース6,13の床
面間は、排水ビット14で縁切りしてある。浴槽・トイ
レスペース12内に、浴槽7および便器8が設置され、
洗面器9はベッドスペース6における浴槽・トイレスペ
ース12側の隅部近傍に配置されている。
【0019】浴槽7は、浴槽・トイレスペース12の隅
部に設置し、2方向(側方および頭部方向)から介助で
きるように、その周辺にスペースを設けてある。これに
より介助者が入浴の手助けを行い易いようにしてある。
浴槽7は、床面からの突出高さを450mm程度とし、入
浴者が腰を掛けて出入りするための入浴補助台16を設
置してある。浴槽7の高さを450mm程度としたのは、
市販されている車椅子から入浴補助台16に横滑りして
乗り移り易いようにするためであり、これにより要介護
者が楽に移動でき、また介護者の負担も少なくなる。便
器8は、浴槽・トイレスペース12における浴槽7と反
対側の角部に、中央側に向くように設置してある。便器
8には、足腰が弱っている高齢者でも使い勝手が良いよ
うに、洋式便器とされ、また水洗式のものとされる。便
器8の側の壁面には、座り立ちが行い易いように手摺1
5を設置する。手摺15は、使い易いようにL字型を採
用する。洗面器9は、車椅子利用者が利用可能なよう
に、足元が開いている形式のものとし、かつ使い易い高
さに設定する。洗面器9は、介護者が汚れた手を洗うの
にも使用される。
【0020】ユニットボックス3の浴槽・トイレスペー
ス12側の外壁の一部は、図4(D)に示すように、配
管カバー17を屋外面に設け、壁内に配管可能としてあ
る。また、現地での給排水の接続工事、電気引き込み工
事、アンテナ引き込み工事、ガス工事以外の配管・配線
類は、ユニットボックス3に予め工場で設置しておく。
各衛生設備への給湯は、過疎地域でも対応可能なように
プロパンガスを採用する。図4(B)に示すように、掃
きだし窓10の下部には、ガラスが割れても飛び散らな
いように、飛散防止フィルム17を施している。なお、
ユニットボックス3内の壁面の各部には、介護者の身体
状態に合わせた高さの手摺を適宜設け、歩行が困難な者
でも、手摺につかまって歩行ができるようにする。
【0021】図5は、ユニットボックス3に母屋接続ユ
ニット5を接続した状態を示す。母屋接続ユニット5
は、図6に破断正面図を、図8に母屋2との接続状態の
水平断面図を各々示すように、側壁部、天井部、および
床部が、各々側壁パネル5a、屋根パネル5b、および
床パネル5cからなり、これらのパネル5a〜5cを組
付けて構成される。側壁パネル5aおよび屋根パネル5
bは、いずれも外面材18と内面材19の間に芯材とな
る断熱材20を介在させたものとされる。側壁パネル5
aおよび屋根パネル5bの端面は、外面材18の折曲部
分で構成される。外面材18には、溶融亜鉛メッキ鋼板
が、内面材19にはカラー鋼板が用いられ、断熱材20
には発泡ウレタンボードが用いられている。床パネル5
cは、耐水合板等の下地板の裏面に根太を組み、下地板
の上面にタイルカーペット等の床仕上げ材を敷いたもの
とされている。床パネル5cは、根太を受ける鋼製束2
1およびコンクリートブロック等の束石22を介して地
盤面に支持されれる。
【0022】母屋接続ユニット5のユニットボックス3
への接続は、図8に示すように、母屋接続用出入り口4
の開口枠23に、矩形の枠組み体である取付フレーム2
4を介して行われる。取付フレーム24は、角パイプ材
24aとアングル材24bとを接合したものからなり、
角パイプ材24aの部分が母屋接続用出入り口4の開口
枠23にボルトまたは木ねじ等の固着具で固定され、ア
ングル材24bの部分に母屋接続ユニット5が外嵌し
て、ボルト等で取付けられる。取付フレーム24と開口
枠23との間、および母屋接続ユニット5の端面との間
には、防水パッキング25を介在させる。母屋接続ユニ
ット5の母屋2への接続は、母屋2の掃き出し窓等から
なる開口27に対して行われる。母屋接続ユニット5の
端面は、母屋2の外壁面30または開口枠28に、防水
パッキング26を介して突き当てられる。同図の例は、
母屋2の開口枠28は、開口下地枠28aに化粧カバー
28bを被せたものからなり、母屋接続ユニット5の端
面は化粧カバー28bに突き合わせられている。開口枠
28は、間柱29に添って設けられたものである。
【0023】母屋接続ユニット5の床面と、ユニットボ
ックス3の床面と、母屋2の床面とは、段差がないよう
に高さが合わせられる。母屋接続ユニット5の床面と母
屋2の床面の間に僅かな段差がある場合は、床見切31
として、傾斜面となった段差緩和材を用いる。なお、母
屋接続ユニット5は、上記構成のものとする代わりに、
蛇腹状のものとしても良い。
【0024】この構成の介護用建物ユニット1による
と、ユニットボック形式としたため、工場で生産して簡
単に構築することができ、介護が不要となった場合の撤
去も容易である。また、ユニットボックス形式でありな
がら、内部が通路となる母屋接続ユニット5で母屋2と
接続するため、母屋2との行き来が自在で、要介護者の
家族から隔離された孤独感を払拭することができる。母
屋接続用出入り口4は、開閉戸4aが設けてあるが、こ
れを開け放した状態とするか、透明窓とすれば、母屋2
内の部屋から介護用建物ユニット1内の要介護者の様子
を見守ることもできる。また、予めダクト状に形成され
た母屋接続ユニット5を用いるため、介護用建物ユニッ
ト1と母屋2との接続が、現場で簡単かつ迅速に行え
る。このように、介護用建物ユニット1をユニット化す
ると共に、母屋接続ユニット5を用いることで、現場施
工時間の短縮を高度に進め、撤去性も良くしたため、リ
ース物件としても適切なものとなり、短期の需要に対し
ても、低コストで応じることができる。介護用建物ユニ
ット1の母屋2との接続は、ユニットの長辺で行うた
め、介護用建物ユニット1は母屋2の外壁に沿って配置
されることになり、敷地への対応性が良い。また、掃き
出し窓10を設けたため、要介護者を寝たままで病院等
へ移動させるときに、出入りが行い易い。特に、掃き出
し窓10は介護用建物ユニット1の短辺側の外壁に設け
られるため、要介護者をベッドごと出入りさせることも
できる。掃き出し窓10があることから、要介護者は、
日常の生活においても、母屋2を介して屋外に出ずに、
直接にこの介護用建物ユニット1に出入りすることがで
きる。そのため、この介護用建物ユニット1に浴槽7、
便器8、洗面器9等の介護用の衛生設備が備えられてい
ることと相まって、自ずから、ベッド20での就寝、自
主入浴、自主排泄を促すことができ、リハビリテーショ
ン効果が得られると共に、要介護者の人としての尊厳を
維持することができる。
【0025】なお、介護用建物ユニット1における衛生
設備等の配置は、前記実施形態に限らず、例えば、図9
に示すように、浴槽7と洗面器置き台9Bとを端部に配
置し、便器12をベッドスペース6の側に設けても良
い。要介護者の歩行が困難な場合は、この配置が便利で
ある。また、図10に示すように、可搬式の便器8Aを
用いても良い。また、図11に示すように、介護用建物
ユニット1内は浴槽を無くし、端部に介護用の衛生設備
である便器8および洗面器9を設置し、残りをベッドス
ペース6としてもよい。この発明とは異なるが、図12
に示すように、ユニットボックス3内を、衛生設備のな
い一般の寝室とすることもできる。
【0026】図13ないし図21は、介護用建物ユニッ
ト1を複数種類の機能別建物ユニット31(31A ,3
B ,31C )の組み合わせで構成する実施形態を示
す。図13(A)〜(C)は、各々別の機能別建物ユニ
ット31A ,31B ,31C を示す。各機能別建物ユニ
ット31A 〜31C は、いずれもユニットボックス33
に、介護用の衛生設備が設置されたもの、またはベッド
スペースが設けられたものである。これら機能別建物ユ
ニット31A 〜31C のユニットボックス33は、互い
に同じ大きさのものが用いられている。図13(A)の
機能別建物ユニット31A は、内部が自由空間となるも
のであり、衛生設備は備えておらず、例えばベッドスペ
ース用のユニットとして使用される。同図(B)の機能
別建物ユニット31B は、トイレ用ユニットであり、ユ
ニットボックス33内に便器8および洗面器置き台9A
が設置されている。同図(C)の機能別建物ユニット3
C は、浴室用ユニットであり、浴槽7および洗面器置
き台9Bが設置され、かつ収納棚34が設けられてい
る。浴室用の機能別建物ユニット31C は、ユニット間
用の開口35を有している。他の各機能別建物ユニット
31A ,31B は、母屋接続用出入り口および窓開口が
適宜設けられ、かつユニット相互間の接続用の開口が適
宜設けられる。これらの開口については、図14以下の
組み合わせ例と共に説明する。
【0027】図14は、図13における自由空間用の機
能別建物ユニット31A と、浴室用の機能別建物ユニッ
ト31C とを接続して一つの介護用建物ユニット1Aを
構成した例を示す。両機能別建物ユニット31A ,31
C は、互いに長辺で接続される。自由空間用の機能別建
物ユニット31A におけるユニット間接続面は、外壁パ
ネルが省略され、両ユニット31A ,31C は、開口3
5で行き来自在となっている。自由空間用の機能別建物
ユニット31A は、その短辺となる外壁部の全体が母屋
接続用出入り口4とされ、他の各外壁面に窓開口が適宜
設けられる。自由空間用の機能別建物ユニット31
A は、内部にベッド20と、可搬型の便器8Aが設置す
ることが可能である。母屋接続用出入り口4は、母屋接
続ユニット5を介して母屋に接続される。
【0028】図15は、トイレ用の機能別建物ユニット
31B と浴室用の機能別建物ユニット31C とを接続し
て一つの介護用建物ユニット1Aを構成した例を示す。
トイレ用の機能別建物ユニット31B は、ユニット間接
続面の外壁パネルが省略され、長辺の外壁部に母屋接続
用出入り口4が設けられている。
【0029】図16は、自由空間用の機能別建物ユニッ
ト31A を2個並べて接続して一つの介護用建物ユニッ
ト1Aとした例を示す。
【0030】図17は、自由空間用の機能別建物ユニッ
ト31A と、トイレ用の機能別建物ユニット31B とを
接続した例を示す。トイレ用の機能別建物ユニット31
B の短辺の外壁部に母屋接続用出入り口4が設けられ、
この母屋接続用出入り口4を入った部分の空間は、車椅
子が便器8およびベッド20へ移動できる車椅子移動空
間となっている。
【0031】図18は、自由空間用とトイレ用と浴室用
の3つの機能別建物ユニット31A,31B ,31C
この順で並べて接続して一つの介護用建物ユニット1A
とした例を示す。中央のトイレ用の機能別建物ユニット
31B の短辺の外壁部に母屋接続用出入り口4が設けら
れ、浴室用の機能別建物ユニット31C には、屋外に対
する出入り口35が設けられている。なお、同図の浴室
用の機能別建物ユニット31C は、図13(C)の例と
は内部の設備の配置が異なっており、内部空間の一端
が、出入り口35に通じる廊下部となり、残りの空間部
分に、浴槽7および洗面器置き台9Bが設置されてい
る。自由空間用の機能別建物ユニット31Aと、トイレ
用の機能別建物ユニット31B とは、仕切りがなく、一
つのまとまった空間となっている。この介護用建物ユニ
ット1Aの内観パースを図19に示す。
【0032】図20は、図16の自由空間用の機能別建
物ユニット31A を2つ接続したものにおいて、屋外に
対する出入り口35を設けた例を示す。図21は、図1
7の自由空間用の機能別建物ユニット31A と、トイレ
用の機能別建物ユニット31B とを接続したものにおい
て、屋外に対する出入り口35を設けた例を示す。
【0033】このように、機能別建物ユニット31A
31B ,31C を任意に組み合わせることで、衛生設備
やベッドスペースの種々異なる配置の介護用建物ユニッ
ト1Aや、全体広さの種々異なる介護用建物ユニット1
Aが構築できる。そのため、少ない種類数の機能別建物
ユニットを準備することで、多種類の介護用建物ユニッ
ト1Aが簡単に構築できる。
【0034】図22,図23は、設備専用の介護用建物
ユニットの例を示す。この介護用建物ユニット1Bは、
住空間を形成するユニットボックス3の長辺側の外壁に
母屋接続用出入り口4を設け、介護用の衛生設備である
浴槽7および便器8を、ボックス内の住空間の一端およ
び他端に各々設置すると共に、中間には、母屋接続用出
入り口4の設けられた外壁に対面する外壁に沿って洗面
器9を設けている。ユニットボックス3内の住空間は、
要介護者が車椅子40(図23)に乗って、母屋接続用
出入り口4から浴槽7および便器8に移動可能な広さと
されている。浴槽7の配置空間と洗面器9の配置空間
は、カーテン13で仕切り、その床面を排水ピット14
で縁切りしてある。便器8の設置空間は別のカーテン4
1で仕切っている。この構成の介護用建物ユニット1B
は、ベッドスペースのない衛生設備専用の建物として利
用される。この場合に、上記のように浴槽7、便器8、
および洗面器9を配置することで、車椅子41の通過し
易い通路空間が効率的に得られる。
【0035】図24,図25は、設備専用の介護用建物
ユニットの他の例を示す。この介護用建物ユニット1C
は、住空間を形成するユニットボックス3の長辺側の外
壁に母屋接続用出入り口4を設け、介護用の衛生設備と
しては、便器8および洗面器9だけを設け、浴槽は省略
している。母屋接続用出入り口4は、図25に示すよう
に、便器8および洗面器9へ車椅子40で移動がし易い
広さとしてある。便器8の設置空間は別のカーテン41
で仕切っている。
【0036】図26は、設備専用の介護用建物ユニット
の他の例を示す。この介護用建物ユニット1Dは、住空
間を形成するユニットボックス3の短辺側の外壁に母屋
接続用出入り口4を設け、介護用の衛生設備としては、
浴槽7のみを設けている。
【0037】
【発明の効果】この発明の介護用建物ユニットは、住空
間を形成するユニットボックスの長辺側の外壁に、母屋
接続用出入り口を設け、この母屋接続用出入り口を母屋
と接続されて建物内部出入り口となるものとしたため、
介護用の十分な空間および衛生設備が簡単に得られ、ま
た高齢者の在宅介護や身体障害者のリハビリを容易に行
えるうえ、母屋に屋内空間の続きで接続することで、要
介護者に家族から隔離された孤独感を払拭することがで
きる。しかも介護が不要となったときの撤去・復元が容
易である。母屋接続ユニットを設けた場合は、母屋との
接続がより一層容易となる。このように、介護用建物ユ
ニットをユニット化すると共に、母屋接続ユニットを用
いることで、現場施工時間の短縮を高度に進め、撤去性
も良くした場合、リース物件としても適切なものとな
り、短期の需要に対しても、低コストで応じることがで
きる。そのため、介護者の都合で要介護者の居住地が短
期で変わるような場合でも、介護者および要介護者の便
利に供することができる。掃き出し窓を短辺に設けた場
合は、要介護者の屋外への出入り、特にベッドごとの出
入りが容易となり、室内の掃除も行い易くなる。介護用
建物ユニットを複数の機能別建物ユニットの組み合わせ
とした場合は、要介護者の介護必要程度や、敷地条件等
に対して、自由度の高いものできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る介護用建物ユニッ
トを母屋と共に示す斜視図である。
【図2】同介護用建物ユニットを母屋の一部と共に示す
鳥瞰図である。
【図3】同介護用建物ユニットの内部を示す平面プラン
図である。
【図4】(A)〜(D)は、各々同介護用建物ユニット
の正面図、左側面図、背面図、および右側面図である。
【図5】母屋接続ユニットの介護用建物ユニットへの接
続状態を示す斜視図である。
【図6】同母屋接続ユニットの破断正面図である。
【図7】(A)は母屋接続ユニットの母屋との接続部を
示す破断側面図、(B)は母屋接続ユニットの介護用建
物ユニットとの接続部を示す破断側面図である。
【図8】母屋接続ユニットの母屋および介護用建物ユニ
ットとの接続状態を示す水平断面図である。
【図9】他の実施形態にかかる介護用建物ユニットを示
す平面プラン図である。
【図10】さらに他の実施形態にかかる介護用建物ユニ
ットを示す平面プラン図である。
【図11】さらに他の実施形態にかかる介護用建物ユニ
ットを示す平面プラン図である。
【図12】さらに他の介護用建物ユニットを示す平面プ
ラン図である。
【図13】(A)〜(C)は各種の機能別建物ユニット
を各々示す平面プラン図である。
【図14】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットの一例を示す平面プラン図である。
【図15】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットの他の例を示す平面プラン図である。
【図16】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットのさらに他の例を示す平面プラン図である。
【図17】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットのさらに他の例を示す平面プラン図である。
【図18】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットのさらに他の例を示す平面プラン図である。
【図19】同介護用建物ユニットの内観パース図であ
る。
【図20】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットのさらに他の例を示す平面プラン図である。
【図21】機能別建物ユニットを組み合わせた介護用建
物ユニットのさらに他の例を示す平面プラン図である。
【図22】(A)は設備専用の介護用建物ユニットの一
例を示す平面プラン図であり、(B)〜(F)は、各々
同介護用建物ユニットの破断正面図、破断側面図、正面
図、側面図、および背面図である。
【図23】同設備専用の介護用建物ユニットを母屋に接
続した状態を示す拡大水平断面図である。
【図24】(A)は設備専用の介護用建物ユニットの他
の例を示す平面プラン図であり、(B)〜(F)は、各
々同介護用建物ユニットの破断正面図、破断側面図、正
面図、側面図、および背面図である。
【図25】同設備専用の介護用建物ユニットを母屋に接
続した状態を示す拡大水平断面図である。
【図26】(A)は設備専用の介護用建物ユニットのさ
らに他の例を示す平面プラン図であり、(B)〜(F)
は、各々同介護用建物ユニットの破断正面図、破断側面
図、正面図、側面図、および背面図である。
【符号の説明】
1…介護用建物ユニット 1A〜1D…介護用建物ユニット 2…母屋 3…ユニットボックス 4…母屋接続用出入り口 5…母屋接続ユニット 6…ベッドスペース 7…浴槽(介護用の衛生設備) 8…便器(介護用の衛生設備) 9…洗面器(介護用の衛生設備) 10…掃き出し窓 25,26…パッキング 31…機能別建物ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D032 GA00 2E025 AA01 AA13 AA23 AA25 AA32 4C094 AA01 BA01 BA08 BA12 BA27 BA30 BB01 CC01 DD14 EE20 GG02 GG13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住空間を形成するユニットボックスの長
    辺側の外壁に、母屋接続用出入り口を設けると共に、短
    辺側の外壁に掃き出し窓を設け、前記母屋接続用出入り
    口に、内部が通路となるダクト状の母屋接続ユニットを
    接続し、前記ユニットボックス内に介護用の衛生設備を
    設置した介護用建物ユニット。
  2. 【請求項2】 住空間を形成するユニットボックスの長
    辺側の外壁に、母屋と接続されて建物内部出入り口とな
    る母屋接続用出入り口を設けると共に、短辺側の外壁に
    掃き出し窓を設け、前記ユニットボックス内に介護用の
    衛生設備を設置した介護用建物ユニット。
  3. 【請求項3】 住空間を形成するユニットボックスの長
    辺側の外壁に母屋接続用出入り口を設けると共に、この
    母屋接続用出入り口に、内部が通路となるダクト状の母
    屋接続ユニットを接続し、前記ユニットボックス内に介
    護用の衛生設備を設置した介護用建物ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ユニットボックスの短辺を略170
    0mm以上で2500mm未満とし、このユニットボックス
    内の住空間は、前記掃き出し窓を設けた端部から中央に
    かけて、ベッドをユニットボックスの長辺と平行に配置
    可能なベッドスペースを有し、前記ユニットボックス内
    の住空間の他端に、前記衛生設備の一つである浴槽を設
    置し、前記ユニットボックスの前記母屋接続用出入り口
    の設けられた外壁と対向する外壁に窓を設けた請求項1
    記載の介護用建物ユニット。
  5. 【請求項5】 住空間を形成するユニットボックスの長
    辺側の外壁に母屋接続用出入り口を設け、介護用の衛生
    設備である浴槽および便器を、前記ユニットボックス内
    の住空間の一端および他端に各々設置すると共に、中間
    には、母屋接続用出入り口の設けられた外壁に対面する
    外壁に沿って洗面器を設け、前記ユニットボックス内の
    住空間は、要介護者が車椅子に乗って、母屋接続用出入
    り口から浴槽および便器に移動可能な広さとした介護用
    建物ユニット。
  6. 【請求項6】 各々住空間を形成するユニットボックス
    で構成される複数種類の機能別建物ユニットを並設して
    なり、前記機能別建物ユニットは、介護用の衛生設備が
    設置されたもの、またはベッドスペースが設けられたも
    のであって、互いに並設される少なくとも一つの機能別
    建物ユニットは介護用の衛生設備が設置されたものと
    し、これら機能別建物ユニットは、長辺で互いに接続さ
    れて、この接続面で人の行き来が可能とされ、互いに接
    続される少なくとも一つの機能別建物ユニットは母屋接
    続用出入り口を有するものとした介護用建物ユニット。
  7. 【請求項7】 前記母屋接続用出入り口に、内部が通路
    となるダクト状の母屋接続ユニットを接続した請求項6
    記載の介護用建物ユニット。
  8. 【請求項8】 前記母屋接続ユニットは、側壁部および
    天井部が、外面材の裏側に断熱材を重ねたものであり、
    この母屋接続ユニットの一端は、介護用建物ユニットの
    母屋接続用出入り口の開口枠に防水パッキングを介して
    接続した請求項1または請求項3または請求項4または
    請求項7記載の介護用建物ユニット。
  9. 【請求項9】 住空間を形成するユニットボックスで構
    成される介護用建物ユニットの母屋接続用出入り口と母
    屋とを接続する母屋接続ユニットであって、内部が人の
    通路となるダクト状に形成され、側壁部および天井部
    が、外面材の裏側に断熱材を沿わせたものであり、一端
    が前記母屋接続用出入り口の開口枠に防水パッキングを
    介して接続されるものとした母屋接続ユニット。
JP11313447A 1999-06-17 1999-11-04 介護用建物ユニット Pending JP2001059347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11313447A JP2001059347A (ja) 1999-06-17 1999-11-04 介護用建物ユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-170821 1999-06-17
JP17082199 1999-06-17
JP11313447A JP2001059347A (ja) 1999-06-17 1999-11-04 介護用建物ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001059347A true JP2001059347A (ja) 2001-03-06

Family

ID=26493710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11313447A Pending JP2001059347A (ja) 1999-06-17 1999-11-04 介護用建物ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001059347A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185798A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Susumu Saito 身体介護軽減のための、設備一室集約による介護施設室
WO2012105865A1 (ru) * 2011-01-31 2012-08-09 Turzhanski Boris Urevich Жилой модуль для временного проживания людей с ограниченными возможностями
JP2019100060A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 学校法人近畿大学 着脱可能な増設部屋
JP2021125031A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、システム
JP2021177034A (ja) * 2020-05-07 2021-11-11 株式会社修成工業 居住用構造物及び居住用構造物の設置方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185798A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Susumu Saito 身体介護軽減のための、設備一室集約による介護施設室
WO2012105865A1 (ru) * 2011-01-31 2012-08-09 Turzhanski Boris Urevich Жилой модуль для временного проживания людей с ограниченными возможностями
JP2019100060A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 学校法人近畿大学 着脱可能な増設部屋
JP6992971B2 (ja) 2017-11-30 2022-01-13 学校法人近畿大学 着脱可能な増設部屋
JP2021125031A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、システム
JP7248610B2 (ja) 2020-02-06 2023-03-29 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、システム
JP2021177034A (ja) * 2020-05-07 2021-11-11 株式会社修成工業 居住用構造物及び居住用構造物の設置方法
JP7260176B2 (ja) 2020-05-07 2023-04-18 株式会社修成工業 居住用構造物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030140571A1 (en) ADA-compliant portable bathroom modules
JP2001059347A (ja) 介護用建物ユニット
Mood Fundamentals of healthful housing: their application in the 21st century
JP3071178U (ja) サニタリーシステム
Grayson 7. The Best of Design for the Elderly
NZ542186A (en) A modular bathroom
JP2652134B2 (ja) 身障者のための自立ハウス
JP2001279936A (ja) 可変空間
JPH10292647A (ja) 多世帯住宅
SU1719569A1 (ru) Встроенное здание гостиничного типа
JP7456169B2 (ja) 住宅
JPH11343748A (ja) 住 宅
JP2001081985A (ja) サニタリールーム
JP2002235448A (ja) バリアフリーに備えた住宅
JP3098697U (ja) 戸建て2階型の共同住宅
JP2569399B2 (ja) 住 宅
JPH1162277A (ja) 多世帯住宅
JPH1122211A (ja) 多層住宅
Cui Redesigning housing for older people in China
JP2736315B2 (ja) 集合住宅
RU33542U1 (ru) Мобильный санитарный блок
JPH10220038A (ja) 住 宅
JPH108545A (ja) 住宅の構造
SS DESIGN CRITERIA FOR BETTER LIVING ENVIRONMENT FOR THE AGED
Dybwad Planning facilities for severely and profoundly retarded adults