JPH1122211A - 多層住宅 - Google Patents
多層住宅Info
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- JPH1122211A JPH1122211A JP18194097A JP18194097A JPH1122211A JP H1122211 A JPH1122211 A JP H1122211A JP 18194097 A JP18194097 A JP 18194097A JP 18194097 A JP18194097 A JP 18194097A JP H1122211 A JPH1122211 A JP H1122211A
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- Japan
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- elevator
- floor
- living
- room
- space
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多くのスペースを占有することなくエレベー
タを設けることができて屋内空間を節約することのでき
る多層住宅を提供する。 【解決手段】 多層住宅H1において、複数のフロアの
うちの少なくとも1つのフロアに出入りするための常用
のエレベータ4を設け、前記エレベータ4の乗降口を居
室17内に配置するようにする。
タを設けることができて屋内空間を節約することのでき
る多層住宅を提供する。 【解決手段】 多層住宅H1において、複数のフロアの
うちの少なくとも1つのフロアに出入りするための常用
のエレベータ4を設け、前記エレベータ4の乗降口を居
室17内に配置するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のフロアを
有する戸建の多層住宅に関する。
有する戸建の多層住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2階建または3階建住宅等の多層
住宅としては、上階部分への移動手段として階段を用い
たものが古くから一般的となっているが、特に近年の社
会の高齢化に伴って、高齢者等にとっても容易に上階部
分へ出入りできるよう、エレベータ等の昇降装置を設け
る等の配慮が望まれている。
住宅としては、上階部分への移動手段として階段を用い
たものが古くから一般的となっているが、特に近年の社
会の高齢化に伴って、高齢者等にとっても容易に上階部
分へ出入りできるよう、エレベータ等の昇降装置を設け
る等の配慮が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エレベ
ータを設ける場合には、それ自体が占めるスペースの他
にも、該エレベータの前に、少なくとも奥行1.25〜
1.5m程度の乗降等のためのスペースが必要であるこ
と等から、特に狭小な敷地に設けられた住宅において
は、省スペースの点で好ましくないという問題がある。
ータを設ける場合には、それ自体が占めるスペースの他
にも、該エレベータの前に、少なくとも奥行1.25〜
1.5m程度の乗降等のためのスペースが必要であるこ
と等から、特に狭小な敷地に設けられた住宅において
は、省スペースの点で好ましくないという問題がある。
【0004】この発明は、上記の点に鑑み、多くのスペ
ースを占有することなくエレベータを設けることができ
て屋内空間を節約することのできる多層住宅を提供する
ことを目的とする。
ースを占有することなくエレベータを設けることができ
て屋内空間を節約することのできる多層住宅を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされたこの発明の請求項1に記載の多層住宅は、複
数のフロアを有する戸建の住宅であって、前記複数のフ
ロアのうちの少なくとも1つのフロアに出入りするため
の常用のエレベータを備え、前記エレベータの乗降口が
居室内に配置されていることを特徴とするものである。
になされたこの発明の請求項1に記載の多層住宅は、複
数のフロアを有する戸建の住宅であって、前記複数のフ
ロアのうちの少なくとも1つのフロアに出入りするため
の常用のエレベータを備え、前記エレベータの乗降口が
居室内に配置されていることを特徴とするものである。
【0006】また、この発明の請求項2に記載の多層住
宅は、複数のフロアを有する戸建の住宅であって、複数
の世帯がそれぞれ独立して入居するための複数の居住区
画が、前記複数のフロアのうちの異なるフロアにそれぞ
れ配設され、前記複数の居住区画のうちの少なくとも1
つの居住区画に出入りするための常用のエレベータを備
え、前記エレベータの乗降口が居室内に配置されている
ことを特徴とするものである。
宅は、複数のフロアを有する戸建の住宅であって、複数
の世帯がそれぞれ独立して入居するための複数の居住区
画が、前記複数のフロアのうちの異なるフロアにそれぞ
れ配設され、前記複数の居住区画のうちの少なくとも1
つの居住区画に出入りするための常用のエレベータを備
え、前記エレベータの乗降口が居室内に配置されている
ことを特徴とするものである。
【0007】なおこの発明において、「多層住宅」と
は、地階、半地階、1階、中2階、2階、中3階、3階
等のフロアのうちの2以上のフロアを有する戸建の住宅
を意味する。また、「居室」には、居間、食事室、台所
(または居間、食事室および台所のうちの2以上を兼用
とした室)、寝室、応接室等が含まれ、玄関、廊下、階
段等の通路等は含まれない。また、「居住区画」は、上
記各種の居室、通路や、風呂、トイレ、洗面所等の給排
水衛生設備、バルコニ、縁側、庭等のうちの一部または
全部から構成されるものとする。なお「複数の居住区
画」においては、上記各種の居室、通路、給排水衛生設
備等のうちの1つ以上が共用となっていてもよいものと
する。
は、地階、半地階、1階、中2階、2階、中3階、3階
等のフロアのうちの2以上のフロアを有する戸建の住宅
を意味する。また、「居室」には、居間、食事室、台所
(または居間、食事室および台所のうちの2以上を兼用
とした室)、寝室、応接室等が含まれ、玄関、廊下、階
段等の通路等は含まれない。また、「居住区画」は、上
記各種の居室、通路や、風呂、トイレ、洗面所等の給排
水衛生設備、バルコニ、縁側、庭等のうちの一部または
全部から構成されるものとする。なお「複数の居住区
画」においては、上記各種の居室、通路、給排水衛生設
備等のうちの1つ以上が共用となっていてもよいものと
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき具体的に説明する。図1乃至図3には、実施形態
に係る多層住宅H1の1階乃至3階の各フロアの配置構
成がそれぞれ示されている。
基づき具体的に説明する。図1乃至図3には、実施形態
に係る多層住宅H1の1階乃至3階の各フロアの配置構
成がそれぞれ示されている。
【0009】図1乃至図3に示す多層住宅H1は、1階
部分および2階部分に1つの居住区画(以下、第1居住
区画と称す)が、3階部分に別の居住区画(以下、第2
居住区画と称す)がそれぞれ配された2世帯住宅となっ
ている。
部分および2階部分に1つの居住区画(以下、第1居住
区画と称す)が、3階部分に別の居住区画(以下、第2
居住区画と称す)がそれぞれ配された2世帯住宅となっ
ている。
【0010】多層住宅H1の1階部分においては、図1
に示すように、建物の北西部に玄関ホール1が設けられ
ている。玄関ホール1は、建物の中央部を南北に延びる
廊下2に連通している。ここに示す例では、玄関ホール
1は第1居住区画と第2居住区画との共用となってい
る。
に示すように、建物の北西部に玄関ホール1が設けられ
ている。玄関ホール1は、建物の中央部を南北に延びる
廊下2に連通している。ここに示す例では、玄関ホール
1は第1居住区画と第2居住区画との共用となってい
る。
【0011】廊下2の東側に隣接する建物の東側端部に
は、トイレ3、エレベータ4および2階へ通じる回り階
段5が北からこの順に設けられている。廊下2の西側に
隣接する建物の西側端部(玄関ホール1の南側)には、
第1の浴室6および第1の洗面室7が北からこの順に設
けられている。
は、トイレ3、エレベータ4および2階へ通じる回り階
段5が北からこの順に設けられている。廊下2の西側に
隣接する建物の西側端部(玄関ホール1の南側)には、
第1の浴室6および第1の洗面室7が北からこの順に設
けられている。
【0012】廊下2および回り階段5の南側(建物の南
東の隅部)には、第1の寝室8が設けられている。第1
の寝室8は基本的に洋室となっているが、南西の隅部は
西側へ延びて2枚の畳9が敷設されいる。第1の寝室8
には、上記延出部の北側(第1の洗面室7の南側)に、
クローゼット10が付設されている。第1の寝室8は、
例えば第1居住区画に入居する世帯の主寝室として使用
することができるが、子供部屋(または将来の孫世帯用
の寝室)としても使用することができる。
東の隅部)には、第1の寝室8が設けられている。第1
の寝室8は基本的に洋室となっているが、南西の隅部は
西側へ延びて2枚の畳9が敷設されいる。第1の寝室8
には、上記延出部の北側(第1の洗面室7の南側)に、
クローゼット10が付設されている。第1の寝室8は、
例えば第1居住区画に入居する世帯の主寝室として使用
することができるが、子供部屋(または将来の孫世帯用
の寝室)としても使用することができる。
【0013】多層住宅H1の2階部分においては、図2
に示すように、建物の北東の隅部に第1のリビング11
が設けられ、第1のリビング11の西側には第1のキッ
チン12が設けられている。第1のリビング11および
第1のキッチン12の南側端は、それぞれ建具を設ける
ことなく直接的に第1のダイニング13に連通してい
る。第1のリビング11は、建物の隅部に位置してい
て、該第1のリビング11への出入り以外には人の移動
がないため、落着いた空間となっている。
に示すように、建物の北東の隅部に第1のリビング11
が設けられ、第1のリビング11の西側には第1のキッ
チン12が設けられている。第1のリビング11および
第1のキッチン12の南側端は、それぞれ建具を設ける
ことなく直接的に第1のダイニング13に連通してい
る。第1のリビング11は、建物の隅部に位置してい
て、該第1のリビング11への出入り以外には人の移動
がないため、落着いた空間となっている。
【0014】第1のダイニング13の東側に隣接する建
物の東側端部には、前記エレベータ4、3階へ通じる回
り階段14ならびに1階へ通じる前記回り階段5が北か
らこの順に設けられている。第1のダイニング13は、
南北方向においても上下方向においても多層住宅H1の
ほぼ中心部に位置し、またエレベータ4または回り階段
5、14から直接出入りできるので、例えば多層住宅H
1の入居者が集まるのに好適なスペースとなっている。
物の東側端部には、前記エレベータ4、3階へ通じる回
り階段14ならびに1階へ通じる前記回り階段5が北か
らこの順に設けられている。第1のダイニング13は、
南北方向においても上下方向においても多層住宅H1の
ほぼ中心部に位置し、またエレベータ4または回り階段
5、14から直接出入りできるので、例えば多層住宅H
1の入居者が集まるのに好適なスペースとなっている。
【0015】回り階段5の南側には和室15が設けられ
ている。和室15は広範な用途に使用することができる
が、例えば前記第1の寝室8を子供部屋として使用する
場合に、該和室15を主寝室として使用することもでき
る。
ている。和室15は広範な用途に使用することができる
が、例えば前記第1の寝室8を子供部屋として使用する
場合に、該和室15を主寝室として使用することもでき
る。
【0016】和室15の西側には第1のバルコニ16が
設けられている。第1のバルコニ16は、隣家との間の
緩衝スペースとなっており、建物内の採光を良好にする
とともに、庭に替わるスペースとしても機能する。なお
ここに示す例では、第1のバルコニ16の周縁部には通
常の手摺壁(腰壁)が配設されているが、例えば、第1
のバルコニ16の周縁部において、和室15の西側の壁
の引違い戸(サッシ)15Dに対向する部分16Dに、
高壁(例えば平均的な成人の身長程度以上の高さを有す
る壁)を配設し、それ以外の部分には通常の手摺壁を配
設する構成としてもよい。上記高壁は、例えば1800
mm程度の高さとし、これにより、通風や採光性は十分確
保しながら、外部からの視線を遮断してプライバシーを
保護することができる。
設けられている。第1のバルコニ16は、隣家との間の
緩衝スペースとなっており、建物内の採光を良好にする
とともに、庭に替わるスペースとしても機能する。なお
ここに示す例では、第1のバルコニ16の周縁部には通
常の手摺壁(腰壁)が配設されているが、例えば、第1
のバルコニ16の周縁部において、和室15の西側の壁
の引違い戸(サッシ)15Dに対向する部分16Dに、
高壁(例えば平均的な成人の身長程度以上の高さを有す
る壁)を配設し、それ以外の部分には通常の手摺壁を配
設する構成としてもよい。上記高壁は、例えば1800
mm程度の高さとし、これにより、通風や採光性は十分確
保しながら、外部からの視線を遮断してプライバシーを
保護することができる。
【0017】多層住宅H1の3階部分においては、図3
に示すように、建物の中央部に第2のダイニング17が
設けられている。第2のダイニング17の西側には、
3.5畳の和室スペース18が隣接している。
に示すように、建物の中央部に第2のダイニング17が
設けられている。第2のダイニング17の西側には、
3.5畳の和室スペース18が隣接している。
【0018】第2のダイニング17と和室スペース18
とは、図4の概略断面図に示すように、段差d(約40
0mm)を有して連続した空間となっており、第2のダイ
ニング17のイス19に着座した居住者C1と和室スペ
ース18内に着座した居住者C2との目線の高さがほぼ
一致するようになっている。これにより、第2のダイニ
ング17と和室スペース18とが一体となって茶の間
(居間兼食事室)として機能することもできる。
とは、図4の概略断面図に示すように、段差d(約40
0mm)を有して連続した空間となっており、第2のダイ
ニング17のイス19に着座した居住者C1と和室スペ
ース18内に着座した居住者C2との目線の高さがほぼ
一致するようになっている。これにより、第2のダイニ
ング17と和室スペース18とが一体となって茶の間
(居間兼食事室)として機能することもできる。
【0019】第2のダイニング17の北側(建物の北
端)には第2のキッチン20が設けられている。第2の
ダイニング17および第2のキッチン20の東側に隣接
する建物の東側端部には、第2の浴室21、第2の洗面
室22、前記エレベータ4ならびに2階へ通じる前記回
り階段14が北からこの順に設けられている。回り階段
14の南側には第2の寝室23が設けられている。
端)には第2のキッチン20が設けられている。第2の
ダイニング17および第2のキッチン20の東側に隣接
する建物の東側端部には、第2の浴室21、第2の洗面
室22、前記エレベータ4ならびに2階へ通じる前記回
り階段14が北からこの順に設けられている。回り階段
14の南側には第2の寝室23が設けられている。
【0020】第2の洗面室22内にはトイレ22Aが併
設されており、該トイレ22Aの空間は仕切られずに第
2の洗面室22内の空間に一体化されている。したがっ
て、ドア等の出入りが少なくて済むことや、空間を広く
使えること等から、例えば特に高齢者等が洗面や排便を
行いやすく、介護が必要になった場合にもこれを容易に
行うことができる。
設されており、該トイレ22Aの空間は仕切られずに第
2の洗面室22内の空間に一体化されている。したがっ
て、ドア等の出入りが少なくて済むことや、空間を広く
使えること等から、例えば特に高齢者等が洗面や排便を
行いやすく、介護が必要になった場合にもこれを容易に
行うことができる。
【0021】和室スペース18の南側には第2のバルコ
ニ24が隣接し、引違い戸25、26によりそれぞれ和
室スペース18および第2のダイニング17から出入り
できるようになっている。第2のバルコニ24は、和室
スペース18の南側の壁と第2のダイニング17の西側
の壁とで形成される入隅部分に設けられているため、こ
れら2方向の壁面に守られて安心感のあるバルコニとな
っている。
ニ24が隣接し、引違い戸25、26によりそれぞれ和
室スペース18および第2のダイニング17から出入り
できるようになっている。第2のバルコニ24は、和室
スペース18の南側の壁と第2のダイニング17の西側
の壁とで形成される入隅部分に設けられているため、こ
れら2方向の壁面に守られて安心感のあるバルコニとな
っている。
【0022】本実施形態の多層住宅H1においては、前
記したように、1階乃至3階の各階の間を行き来するた
めの手段として、回り階段5、14の他にも、エレベー
タ4が設けられている。したがって、多層住宅H1の入
居者は回り階段5、14およびエレベータ4のいずれか
により各階の間を行き来することができるが、特に3階
の第2居住区画へはエレベータ4を主動線として容易に
出入りすることができるので、例えば階段による昇降が
困難な高齢者等であっても好適に第2居住区画に入居す
ることができる。この場合、第2居住区画の入居者にと
っては、回り階段5、14は、何らかの理由によりエレ
ベータ4が使用できない場合の非常用の階段として機能
し、これにより、非常時に例えば第2居住区画の老齢世
帯が屋外へ出たり、第1居住区画の若年世帯が老齢世帯
を介助しにいったりといったことを容易に行うことがで
き、したがって老齢世帯が安心して第2居住区画に居住
することができる。
記したように、1階乃至3階の各階の間を行き来するた
めの手段として、回り階段5、14の他にも、エレベー
タ4が設けられている。したがって、多層住宅H1の入
居者は回り階段5、14およびエレベータ4のいずれか
により各階の間を行き来することができるが、特に3階
の第2居住区画へはエレベータ4を主動線として容易に
出入りすることができるので、例えば階段による昇降が
困難な高齢者等であっても好適に第2居住区画に入居す
ることができる。この場合、第2居住区画の入居者にと
っては、回り階段5、14は、何らかの理由によりエレ
ベータ4が使用できない場合の非常用の階段として機能
し、これにより、非常時に例えば第2居住区画の老齢世
帯が屋外へ出たり、第1居住区画の若年世帯が老齢世帯
を介助しにいったりといったことを容易に行うことがで
き、したがって老齢世帯が安心して第2居住区画に居住
することができる。
【0023】エレベータ4は、図2および図3に示すよ
うに、2階においては乗降口が第1のダイニング13内
にくるように配置され、3階においては乗降口が第2の
ダイニング17内にくるように配置されている。したが
って、エレベータ4の乗降等のために必要なスペースは
第1および第2のダイニング13、17のスペースにそ
れぞれ取り込まれており、その分スペースが節約されて
いる。また、エレベータ4がホール等を介さずに直接的
に第1および第2のダイニング13、17にそれぞれ連
通しているので、出入りが容易となっている。また、回
り階段5、14も、同様に第1および第2のダイニング
13、17にホール等を介さずに直接連通している。
うに、2階においては乗降口が第1のダイニング13内
にくるように配置され、3階においては乗降口が第2の
ダイニング17内にくるように配置されている。したが
って、エレベータ4の乗降等のために必要なスペースは
第1および第2のダイニング13、17のスペースにそ
れぞれ取り込まれており、その分スペースが節約されて
いる。また、エレベータ4がホール等を介さずに直接的
に第1および第2のダイニング13、17にそれぞれ連
通しているので、出入りが容易となっている。また、回
り階段5、14も、同様に第1および第2のダイニング
13、17にホール等を介さずに直接連通している。
【0024】ここで、本実施形態の多層住宅H1におい
ては、第1居住区画と第2居住区画とが下階部分(1階
および2階)と上階部分(3階)とにそれぞれ配置され
ているため、両居住区画の動線が整理されている。この
ように、居住区画を上下に分けて配置することにより、
上記のようにエレベータの乗降口を直接居室内に配置し
ても、プライバシーは保護することができる。即ち、例
えば第1居住区画および第2居住区画のそれぞれに入居
する世帯がともにエレベータ4を用いる場合でも、第1
居住区画の世帯は普段は3階へ出入りすることはなく、
一方第2居住区画の世帯は普段は2階でエレベータ4を
乗降することはない。
ては、第1居住区画と第2居住区画とが下階部分(1階
および2階)と上階部分(3階)とにそれぞれ配置され
ているため、両居住区画の動線が整理されている。この
ように、居住区画を上下に分けて配置することにより、
上記のようにエレベータの乗降口を直接居室内に配置し
ても、プライバシーは保護することができる。即ち、例
えば第1居住区画および第2居住区画のそれぞれに入居
する世帯がともにエレベータ4を用いる場合でも、第1
居住区画の世帯は普段は3階へ出入りすることはなく、
一方第2居住区画の世帯は普段は2階でエレベータ4を
乗降することはない。
【0025】本実施形態の多層住宅H1においては、1
階部分および2階部分に第1居住区画が、3階部分に第
2居住区画がそれぞれ配された構成となっているが、本
発明においては、例えば1階部分に第1居住区画を、2
階および3階部分に第2居住区画をそれぞれ配する等の
変更も可能であり、この場合にはエレベータや階段はほ
ぼ第2居住区画の専用とすることができ、プライバシー
をより十分に保護することができる。さらに、本発明
は、多世帯住宅だけでなく、1世帯用の戸建住宅に適用
することもできる。
階部分および2階部分に第1居住区画が、3階部分に第
2居住区画がそれぞれ配された構成となっているが、本
発明においては、例えば1階部分に第1居住区画を、2
階および3階部分に第2居住区画をそれぞれ配する等の
変更も可能であり、この場合にはエレベータや階段はほ
ぼ第2居住区画の専用とすることができ、プライバシー
をより十分に保護することができる。さらに、本発明
は、多世帯住宅だけでなく、1世帯用の戸建住宅に適用
することもできる。
【0026】さらにまた、本発明においては、1階乃至
3階だけでなく、地階等を組み合わせて多層住宅を構成
してもよい。さらにまた、1階を含む住宅内の任意の部
分に、第1および第2の居住区画とは別の第3の居住区
画を併設することもできる。
3階だけでなく、地階等を組み合わせて多層住宅を構成
してもよい。さらにまた、1階を含む住宅内の任意の部
分に、第1および第2の居住区画とは別の第3の居住区
画を併設することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1乃至
2に記載の多層住宅によれば、複数のフロアのうちの少
なくとも1つのフロアに出入りするための常用のエレベ
ータを設け、該エレベータの乗降口を居室内に配置する
ようにしたので、該エレベータの乗降等のために必要な
スペースを居室のスペースに取り込むことができ、その
分スペースを節約することができる。また、エレベータ
がホール等を介さずに直接的に居室に連通しているの
で、該居室に容易に出入りすることができる。
2に記載の多層住宅によれば、複数のフロアのうちの少
なくとも1つのフロアに出入りするための常用のエレベ
ータを設け、該エレベータの乗降口を居室内に配置する
ようにしたので、該エレベータの乗降等のために必要な
スペースを居室のスペースに取り込むことができ、その
分スペースを節約することができる。また、エレベータ
がホール等を介さずに直接的に居室に連通しているの
で、該居室に容易に出入りすることができる。
【0028】さらに加えて、この発明の請求項2に記載
の多層住宅によれば、複数の世帯がそれぞれ独立して入
居するための複数の居住区画を、複数のフロアのうちの
異なるフロアにそれぞれ配設するようにしたので、各居
住区画の動線が整理され、前記のようにエレベータの乗
降口を直接居室内に配置しても、プライバシーを保護す
ることができる。
の多層住宅によれば、複数の世帯がそれぞれ独立して入
居するための複数の居住区画を、複数のフロアのうちの
異なるフロアにそれぞれ配設するようにしたので、各居
住区画の動線が整理され、前記のようにエレベータの乗
降口を直接居室内に配置しても、プライバシーを保護す
ることができる。
【図1】実施形態に係る多層住宅の1階部分の平面図。
【図2】図1の多層住宅の2階部分の平面図。
【図3】図1の多層住宅の3階部分の平面図。
【図4】図3のIII −III 部における概略部分断面図。
4 エレベータ 17 ダイニング(居室) H1 多層住宅
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のフロアを有する戸建の住宅であっ
て、 前記複数のフロアのうちの少なくとも1つのフロアに出
入りするための常用のエレベータを備え、 前記エレベータの乗降口が居室内に配置されていること
を特徴とする多層住宅。 - 【請求項2】 複数のフロアを有する戸建の住宅であっ
て、 複数の世帯がそれぞれ独立して入居するための複数の居
住区画が、前記複数のフロアのうちの異なるフロアにそ
れぞれ配設され、 前記複数の居住区画のうちの少なくとも1つの居住区画
に出入りするための常用のエレベータを備え、 前記エレベータの乗降口が居室内に配置されていること
を特徴とする多層住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194097A JPH1122211A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 多層住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194097A JPH1122211A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 多層住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122211A true JPH1122211A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16109561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18194097A Pending JPH1122211A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 多層住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1122211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011236726A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-24 | Asahi Kasei Homes Co | 住宅 |
JP2012184614A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Asahi Kasei Homes Co | 住宅 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18194097A patent/JPH1122211A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011236726A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-24 | Asahi Kasei Homes Co | 住宅 |
JP2012184614A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Asahi Kasei Homes Co | 住宅 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040422 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040812 |