JPH09195537A - 居住施設における居室とバスユニットの配置構造 - Google Patents
居住施設における居室とバスユニットの配置構造Info
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- JPH09195537A JPH09195537A JP2212996A JP2212996A JPH09195537A JP H09195537 A JPH09195537 A JP H09195537A JP 2212996 A JP2212996 A JP 2212996A JP 2212996 A JP2212996 A JP 2212996A JP H09195537 A JPH09195537 A JP H09195537A
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- bathunit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バスユニットにまつわる設備機器の点検作業
や改修工事を簡単に行える居住施設における居室とバス
ユニットの配置構造を提供すること。 【解決手段】 ビジネスホテル２の２階の中央に廊下６
が直線状に延出され、廊下６の両側に廊下６に沿って多
数の客室８が設けられ、各客室８は居室１２とバスユニ
ット１４により構成されている。前記居室１２は廊下６
側に配置され、居室１２の廊下６側には出入口１６が設
けられている。廊下６とは反対側に位置する居室１２の
端部の半部にバスユニット１４が配置され、残りの半部
にバルコニー１０が臨み、バルコニー１０に臨む居室１
２部分には採光窓２２が設けられている。バスユニット
１４の浴室３４の上方空間３２Ａには、バスユニット用
換気扇５４、給湯器５６、空調機５８が配置され、バス
ユニット１４が建物躯体の外側に臨む部分にこれら機器
の点検を行なう点検口が設けられている。
や改修工事を簡単に行える居住施設における居室とバス
ユニットの配置構造を提供すること。 【解決手段】 ビジネスホテル２の２階の中央に廊下６
が直線状に延出され、廊下６の両側に廊下６に沿って多
数の客室８が設けられ、各客室８は居室１２とバスユニ
ット１４により構成されている。前記居室１２は廊下６
側に配置され、居室１２の廊下６側には出入口１６が設
けられている。廊下６とは反対側に位置する居室１２の
端部の半部にバスユニット１４が配置され、残りの半部
にバルコニー１０が臨み、バルコニー１０に臨む居室１
２部分には採光窓２２が設けられている。バスユニット
１４の浴室３４の上方空間３２Ａには、バスユニット用
換気扇５４、給湯器５６、空調機５８が配置され、バス
ユニット１４が建物躯体の外側に臨む部分にこれら機器
の点検を行なう点検口が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はホテルや寮等のよう
な居住施設における居室とバスユニットの配置構造に関
する。
な居住施設における居室とバスユニットの配置構造に関
する。
【０００２】
【従来の技術】ホテルや寮等の居住施設では、一般に、
廊下が直線状に延出され、廊下の両側に複数の部屋が列
設されている。そして、従来、各部屋の廊下に臨む箇所
にバスユニットが配置され、部屋の廊下とは離れた側に
居室が配置されている。これは、このように居室とバス
ユニットを配置することで、廊下と居室を隔てて宿泊者
や住人のプライバシーを守り、また、廊下とは反対側の
居室の端部に大きな開口や採光窓を確保できるようにす
るためである。
廊下が直線状に延出され、廊下の両側に複数の部屋が列
設されている。そして、従来、各部屋の廊下に臨む箇所
にバスユニットが配置され、部屋の廊下とは離れた側に
居室が配置されている。これは、このように居室とバス
ユニットを配置することで、廊下と居室を隔てて宿泊者
や住人のプライバシーを守り、また、廊下とは反対側の
居室の端部に大きな開口や採光窓を確保できるようにす
るためである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら都市ホテ
ル、特にビジネスホテル等では、寝泊りが専門であって
リゾートホテルと異なり昼間は殆ど利用されないのが現
状で、大きな開口や採光窓を必要とする度合は極めて少
ない。また、廊下側にバスユニットを配置する場合、閉
塞された空間内においてバスユニットの組み立て作業や
設置作業を行うため、据え付けに手間が掛かる。さら
に、バスユニットにまつわる設備機器の点検作業や改修
工事を行う場合、この点検作業や改修工事は各部屋の内
部において行わなければならず、特に、改修工事の場合
にはその性質上、各階毎に営業を取り止めて工事を行っ
ているのが実情である。
ル、特にビジネスホテル等では、寝泊りが専門であって
リゾートホテルと異なり昼間は殆ど利用されないのが現
状で、大きな開口や採光窓を必要とする度合は極めて少
ない。また、廊下側にバスユニットを配置する場合、閉
塞された空間内においてバスユニットの組み立て作業や
設置作業を行うため、据え付けに手間が掛かる。さら
に、バスユニットにまつわる設備機器の点検作業や改修
工事を行う場合、この点検作業や改修工事は各部屋の内
部において行わなければならず、特に、改修工事の場合
にはその性質上、各階毎に営業を取り止めて工事を行っ
ているのが実情である。
【０００４】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、据え付けや改修工事を簡単に
行えるようにした居住施設における居室とバスユニット
の配置構造を提供することにある。
あって、本発明の目的は、据え付けや改修工事を簡単に
行えるようにした居住施設における居室とバスユニット
の配置構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ほぼ直線状に延出する廊下を有し、前記
廊下に沿って複数の部屋が列設され、各部屋は居室とバ
スユニットから構成された居住施設において、前記廊下
側に居室を、廊下とは反対側に位置する前記居室の端部
に前記バスユニットを配置するようにしたことを特徴と
する。
め、本発明は、ほぼ直線状に延出する廊下を有し、前記
廊下に沿って複数の部屋が列設され、各部屋は居室とバ
スユニットから構成された居住施設において、前記廊下
側に居室を、廊下とは反対側に位置する前記居室の端部
に前記バスユニットを配置するようにしたことを特徴と
する。
【０００６】また、本発明は、前記バスユニットの側面
の一部は前記居住施設の外壁を構成し、バスユニットの
内部で浴室の上方には設備機器設置用の上方空間が仕切
られており、前記側面の一部或はバスユニットの上面に
は前記上方空間に連通する点検口が設けられていること
を特徴とする。また、本発明は、前記バスユニットの側
面の一部が前記居住施設の外壁を構成し、前記側面の一
部の近傍に設備配管が上下に延設され、前記バスユニッ
トの給水系と排水系は前記側面の一部の近傍において前
記設備配管に連結されることを特徴とする。また、本発
明は、前記居住施設が多層階を有し、互いに上下に位置
する各階の部屋のバスユニットは平面視した場合に同一
の位置に配置されていることを特徴とする。
の一部は前記居住施設の外壁を構成し、バスユニットの
内部で浴室の上方には設備機器設置用の上方空間が仕切
られており、前記側面の一部或はバスユニットの上面に
は前記上方空間に連通する点検口が設けられていること
を特徴とする。また、本発明は、前記バスユニットの側
面の一部が前記居住施設の外壁を構成し、前記側面の一
部の近傍に設備配管が上下に延設され、前記バスユニッ
トの給水系と排水系は前記側面の一部の近傍において前
記設備配管に連結されることを特徴とする。また、本発
明は、前記居住施設が多層階を有し、互いに上下に位置
する各階の部屋のバスユニットは平面視した場合に同一
の位置に配置されていることを特徴とする。
【０００７】本発明では、完成した状態のバスユニット
をそのまま建物躯体に連結することで据え付けがなさ
れ、また、建物躯体の外側に足場を組むことで、部屋に
入ることなくバスユニットにまつわる設備機器の点検や
交換等を行える。
をそのまま建物躯体に連結することで据え付けがなさ
れ、また、建物躯体の外側に足場を組むことで、部屋に
入ることなくバスユニットにまつわる設備機器の点検や
交換等を行える。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビジネスホテルに
適用した実施例について添付図面に従って説明する。図
１はビジネスホテルの要部の平面図、図２は客室の拡大
平面図、図３はバスユニットの要部の斜視図を示す。２
はビジネスホテル、４はビジネスホテルの例えば２階を
示し、図１に示すように、２階４の中央に廊下６が直線
状に延出され、廊下６の両側に廊下６に沿って多数の客
室８（特許請求の範囲の部屋に相当）が設けられ、廊下
６とは反対側の客室８の端部にバルコニー１０が設けら
れ、各客室８は居室１２とバスユニット１４により構成
されている。
適用した実施例について添付図面に従って説明する。図
１はビジネスホテルの要部の平面図、図２は客室の拡大
平面図、図３はバスユニットの要部の斜視図を示す。２
はビジネスホテル、４はビジネスホテルの例えば２階を
示し、図１に示すように、２階４の中央に廊下６が直線
状に延出され、廊下６の両側に廊下６に沿って多数の客
室８（特許請求の範囲の部屋に相当）が設けられ、廊下
６とは反対側の客室８の端部にバルコニー１０が設けら
れ、各客室８は居室１２とバスユニット１４により構成
されている。
【０００９】図２に示すように、前記居室１２は廊下６
側に配置され、居室１２の廊下６側には出入口１６が設
けられ、居室１２にはベット１８や机２０等が配置され
る。前記バスユニット１４は、廊下６とは反対側に位置
する前記居室１２の端部に配置されている。詳細には、
廊下６とは反対側に位置する居室１２の端部の半部に前
記バスユニット１４が配置され、残りの半部にバルコニ
ー１０が臨み、バルコニー１０に臨む居室１２部分には
採光窓２２が設けられている。前記バスユニット１４と
採光窓２２は、隣接する客室８毎に左右逆に配置されて
おり、従って、隣接する客室８どうしは、そのバスユニ
ット１４が互いに近接して配置され、あるいは、採光窓
２２が互いに近接して配置されている。なお、上下に位
置する各階の客室８の居室１２とバスユニット１４は、
平面視した場合に同一の位置に配置されている。
側に配置され、居室１２の廊下６側には出入口１６が設
けられ、居室１２にはベット１８や机２０等が配置され
る。前記バスユニット１４は、廊下６とは反対側に位置
する前記居室１２の端部に配置されている。詳細には、
廊下６とは反対側に位置する居室１２の端部の半部に前
記バスユニット１４が配置され、残りの半部にバルコニ
ー１０が臨み、バルコニー１０に臨む居室１２部分には
採光窓２２が設けられている。前記バスユニット１４と
採光窓２２は、隣接する客室８毎に左右逆に配置されて
おり、従って、隣接する客室８どうしは、そのバスユニ
ット１４が互いに近接して配置され、あるいは、採光窓
２２が互いに近接して配置されている。なお、上下に位
置する各階の客室８の居室１２とバスユニット１４は、
平面視した場合に同一の位置に配置されている。
【００１０】前記バスユニット１４は平面視ほぼ矩形に
形成され、図３に示すように、建築仕上げ材により４つ
の側壁２４と、下壁２６、上壁２８により箱型に形成さ
れた躯体１４００を備える。図２に示すように、４つの
側壁２４のうちの一つの側壁２４が居室１２に接合さ
れ、バスユニット１４の半部はバルコニー１０よりも外
方に突出している。図３に示すように、下壁２６の上に
フロア３０が、上壁２８の下に天井３２が設けられ、フ
ロア３０と天井３２と側壁２４によりトイレを兼ねた浴
室３４が区画され、居室１２側に位置する側壁２４の一
部には浴室３４の出入口３６が設けられている。
形成され、図３に示すように、建築仕上げ材により４つ
の側壁２４と、下壁２６、上壁２８により箱型に形成さ
れた躯体１４００を備える。図２に示すように、４つの
側壁２４のうちの一つの側壁２４が居室１２に接合さ
れ、バスユニット１４の半部はバルコニー１０よりも外
方に突出している。図３に示すように、下壁２６の上に
フロア３０が、上壁２８の下に天井３２が設けられ、フ
ロア３０と天井３２と側壁２４によりトイレを兼ねた浴
室３４が区画され、居室１２側に位置する側壁２４の一
部には浴室３４の出入口３６が設けられている。
【００１１】前記出入口３６に対向するバスユニット１
４の側壁２４の角部は、すなわち、隣接する客室８のバ
スユニット１４に近接する浴室３４の外側の角部は、浴
室３４側に膨出されており、互いに近接するバスユニッ
ト１４の膨出部分２４０２の外側部分が、上下に延在す
る水道管や排水管等の設備配管３８の設置スペース２４
０２Ａとなっており、この設置スペース２４０２Ａは、
脱着可能な配管目隠しパネル３８０２により外部から見
えないようにされている。
４の側壁２４の角部は、すなわち、隣接する客室８のバ
スユニット１４に近接する浴室３４の外側の角部は、浴
室３４側に膨出されており、互いに近接するバスユニッ
ト１４の膨出部分２４０２の外側部分が、上下に延在す
る水道管や排水管等の設備配管３８の設置スペース２４
０２Ａとなっており、この設置スペース２４０２Ａは、
脱着可能な配管目隠しパネル３８０２により外部から見
えないようにされている。
【００１２】前記建築仕上げ材としては、外側が外装仕
上げで、内側が内装仕上げがされた従来公知の種々の材
料を使用することができ、例えば、外側がコンクリート
系等の材料で、かつ、少なくとも浴室３４の内側に位置
する部分がＦＲＰ等の材料で形成されていてもよく、あ
るいは、外側がコンクリート系等の材料で、かつ、少な
くとも浴室３４の内側に位置する部分が前記コンクリー
ト系の材料の表面に取着された多数のタイル等で形成さ
れていてもよい。なお、実施例では、４つの側壁２４の
うちの一つの側壁２４が居室１２に接合され、この側壁
２４の外側が居室１２の壁部を構成するため、この側壁
２４の外側は居室１２に合わせた内装仕上げがなされて
いる。
上げで、内側が内装仕上げがされた従来公知の種々の材
料を使用することができ、例えば、外側がコンクリート
系等の材料で、かつ、少なくとも浴室３４の内側に位置
する部分がＦＲＰ等の材料で形成されていてもよく、あ
るいは、外側がコンクリート系等の材料で、かつ、少な
くとも浴室３４の内側に位置する部分が前記コンクリー
ト系の材料の表面に取着された多数のタイル等で形成さ
れていてもよい。なお、実施例では、４つの側壁２４の
うちの一つの側壁２４が居室１２に接合され、この側壁
２４の外側が居室１２の壁部を構成するため、この側壁
２４の外側は居室１２に合わせた内装仕上げがなされて
いる。
【００１３】前記浴室３４には、浴槽４０、便器４２、
手洗４４、照明器具等が配置され、出入口１６に対向す
る壁面に開閉可能な窓４６が設けられている。浴槽４０
には不図示の蛇口や、シャワー、カーテンが取り付けら
れ、浴槽４０の排水管、便器の排水管等のバスユニット
１４の排水系は、フロア３０と下壁２６の間の下方空間
３０Ａに配設された排水管４８を介して設備配管３８の
排水系に連結され、前記蛇口やシャワー、便器、手洗等
のバスユニット１４の給水系は設備配管３８の排水系に
連結されている。尚、フロア３０には点検口５０が設け
られ、下方空間３０Ａには漏水センサや、漏水時に対応
させた排水管５２が設けられる。
手洗４４、照明器具等が配置され、出入口１６に対向す
る壁面に開閉可能な窓４６が設けられている。浴槽４０
には不図示の蛇口や、シャワー、カーテンが取り付けら
れ、浴槽４０の排水管、便器の排水管等のバスユニット
１４の排水系は、フロア３０と下壁２６の間の下方空間
３０Ａに配設された排水管４８を介して設備配管３８の
排水系に連結され、前記蛇口やシャワー、便器、手洗等
のバスユニット１４の給水系は設備配管３８の排水系に
連結されている。尚、フロア３０には点検口５０が設け
られ、下方空間３０Ａには漏水センサや、漏水時に対応
させた排水管５２が設けられる。
【００１４】前記天井３２と上壁２８との間の上方空間
３２Ａには、バスユニット用換気扇５４、給湯器５６、
空調機５８が配置され、上方空間３２Ａを区画する側壁
２４で居室１２側の壁面にはガラリ６０が二つ嵌込ま
れ、また、前記ガラリ６０とは反対側の壁面には、外部
に対してガラリが臨むボックス６２が嵌込まれている。
なお、上壁２８には前記バスユニット用換気扇５４、給
湯器５６、空調機５８の点検を行なうための点検口（不
図示）が開閉可能に設けられ、また、前記ボックス６２
を外す事で、バスユニット用換気扇５４、給湯器５６、
空調機５８の点検を行なうための点検口が側壁２４に開
口されることなる。バスユニット用換気扇５４により吸
引された浴室３４内の湿気は、フレキシブルダクト５４
０２、ボックス６２を介して外部に放出される。前記給
湯器５６はバスユニット１４の給水系に連結され、給湯
器５６の排気はフレキシブルダクト５６０２、ボックス
６２を介して行われる。前記空調機５８は居室１２用の
もので、冷房機能と暖房機能を兼ね備え、室内機と室外
機が一体化されたいわゆる室内外一体型エアコンで、空
調機５８の室内空気の取り入れは、前記ガラリ６０、フ
レキシブルダクト５８０２を介して行われ、また、冷気
や暖気の居室１２内への吹き出しは、フレキシブルダク
ト５８０４、ガラリ６０を介して行われ、外気の取り入
れと排気はフレキシブルダクト５８０６、ボックス６２
を介して行われる。なお、前記ボックス６２の内部は前
記ダクト５４０２、５６０２、５８０６、５８０６に対
応して仕切られている。
３２Ａには、バスユニット用換気扇５４、給湯器５６、
空調機５８が配置され、上方空間３２Ａを区画する側壁
２４で居室１２側の壁面にはガラリ６０が二つ嵌込ま
れ、また、前記ガラリ６０とは反対側の壁面には、外部
に対してガラリが臨むボックス６２が嵌込まれている。
なお、上壁２８には前記バスユニット用換気扇５４、給
湯器５６、空調機５８の点検を行なうための点検口（不
図示）が開閉可能に設けられ、また、前記ボックス６２
を外す事で、バスユニット用換気扇５４、給湯器５６、
空調機５８の点検を行なうための点検口が側壁２４に開
口されることなる。バスユニット用換気扇５４により吸
引された浴室３４内の湿気は、フレキシブルダクト５４
０２、ボックス６２を介して外部に放出される。前記給
湯器５６はバスユニット１４の給水系に連結され、給湯
器５６の排気はフレキシブルダクト５６０２、ボックス
６２を介して行われる。前記空調機５８は居室１２用の
もので、冷房機能と暖房機能を兼ね備え、室内機と室外
機が一体化されたいわゆる室内外一体型エアコンで、空
調機５８の室内空気の取り入れは、前記ガラリ６０、フ
レキシブルダクト５８０２を介して行われ、また、冷気
や暖気の居室１２内への吹き出しは、フレキシブルダク
ト５８０４、ガラリ６０を介して行われ、外気の取り入
れと排気はフレキシブルダクト５８０６、ボックス６２
を介して行われる。なお、前記ボックス６２の内部は前
記ダクト５４０２、５６０２、５８０６、５８０６に対
応して仕切られている。
【００１５】本実施例によれば、バスユニット１４が廊
下６とは反対側の建物躯体の外壁側に配置されているの
で、設備機器や配管、内外装仕上げ、建具等、全てが工
場で組み付けられ完成した状態のバスユニット１４をそ
のまま建物躯体に連結することで据え付けがなされ、従
って、現場ではバスユニット１４を建物躯体に接合する
作業を行なえばよく、バスユニット１４の据え付け作業
を簡易、迅速に行うことが可能となる。また、点検作業
や改修工事を行う場合も、バルコニー１０側に足場を組
むことで、上壁２８の点検口や、あるいは、ボックス６
２のガラリを取り外してバスユニット用換気扇５４、給
湯器５６、空調機５８等の機器や配管の点検や補修、交
換等を行える。すなわち、バスユニット１４にまつわる
設備機器の点検作業や改修工事を客室８に立ち入ること
なく建物躯体の外部から簡単に行うことが可能となり、
従って、従来のような各階毎に営業を取り止める等の不
具合を解消できる。また、バスユニット１４の外端部で
ある膨出部分２４０２の外側部分に設備配管３８が配置
され、バスユニット１４の給水系と排水系はこれら設備
配管３８に連結されるので、これら連結作業を簡単に行
なえ、連結のための管体も短くてすむ。実施例では、隣
り合う客室８の各バスユニット１４が近接して配置さ
れ、かつこれらバスユニット１４の境の部分に設備配管
３８が配置されているため、上記の連結作業をより効率
良く行なうことが可能となる。
下６とは反対側の建物躯体の外壁側に配置されているの
で、設備機器や配管、内外装仕上げ、建具等、全てが工
場で組み付けられ完成した状態のバスユニット１４をそ
のまま建物躯体に連結することで据え付けがなされ、従
って、現場ではバスユニット１４を建物躯体に接合する
作業を行なえばよく、バスユニット１４の据え付け作業
を簡易、迅速に行うことが可能となる。また、点検作業
や改修工事を行う場合も、バルコニー１０側に足場を組
むことで、上壁２８の点検口や、あるいは、ボックス６
２のガラリを取り外してバスユニット用換気扇５４、給
湯器５６、空調機５８等の機器や配管の点検や補修、交
換等を行える。すなわち、バスユニット１４にまつわる
設備機器の点検作業や改修工事を客室８に立ち入ること
なく建物躯体の外部から簡単に行うことが可能となり、
従って、従来のような各階毎に営業を取り止める等の不
具合を解消できる。また、バスユニット１４の外端部で
ある膨出部分２４０２の外側部分に設備配管３８が配置
され、バスユニット１４の給水系と排水系はこれら設備
配管３８に連結されるので、これら連結作業を簡単に行
なえ、連結のための管体も短くてすむ。実施例では、隣
り合う客室８の各バスユニット１４が近接して配置さ
れ、かつこれらバスユニット１４の境の部分に設備配管
３８が配置されているため、上記の連結作業をより効率
良く行なうことが可能となる。
【００１６】尚、実施例では、バスユニット１４の半部
をバルコニー１０よりも外方に突出させた場合、すなわ
ち、建物躯体から外側に突出させた場合について説明し
たが、バスユニット１４を建物躯体から外側に突出させ
るか否かは任意であり、バスユニット１４を建物躯体か
ら外側に突出させずに建物躯体の輪郭内に納めるように
してもよく、この場合にも前記実施例と同様の効果が得
られる。
をバルコニー１０よりも外方に突出させた場合、すなわ
ち、建物躯体から外側に突出させた場合について説明し
たが、バスユニット１４を建物躯体から外側に突出させ
るか否かは任意であり、バスユニット１４を建物躯体か
ら外側に突出させずに建物躯体の輪郭内に納めるように
してもよく、この場合にも前記実施例と同様の効果が得
られる。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
ほぼ直線状に延出する廊下を有し、前記廊下に沿って複
数の部屋が列設され、各部屋は居室とバスユニットから
構成された居住施設において、前記廊下側に居室を、廊
下とは反対側に位置する前記居室の端部に前記バスユニ
ットを配置するようにした。そのため、全てが工場で組
み付けられ完成した状態のバスユニットをそのまま建物
躯体に連結することで据え付けが簡単になされ、また、
客室に入ることなく建物躯体の外側からバスユニットに
まつわる設備機器の点検作業や改修工事を簡単に行うこ
とが可能となる。
ほぼ直線状に延出する廊下を有し、前記廊下に沿って複
数の部屋が列設され、各部屋は居室とバスユニットから
構成された居住施設において、前記廊下側に居室を、廊
下とは反対側に位置する前記居室の端部に前記バスユニ
ットを配置するようにした。そのため、全てが工場で組
み付けられ完成した状態のバスユニットをそのまま建物
躯体に連結することで据え付けが簡単になされ、また、
客室に入ることなく建物躯体の外側からバスユニットに
まつわる設備機器の点検作業や改修工事を簡単に行うこ
とが可能となる。
【図１】ビジネスホテルの要部の平面図である。
【図２】客室の拡大平面図である。
【図３】バスユニットの要部の斜視図である。
６ 廊下 ８ 客室 １０ バルコニー １２ 居室 １４ バスユニット ２４ 側壁 ２６ 下壁 ２８ 上壁 ３０ フロア ３２ 天井 ３４ 浴室 ５４ バスユニット用換気扇 ５６ 給湯器 ５８ 空調機
Claims (4)
- 【請求項１】 ほぼ直線状に延出する廊下を有し、前記
廊下に沿って複数の部屋が列設され、各部屋は居室とバ
スユニットから構成された居住施設において、 前記廊下側に居室を、廊下とは反対側に位置する前記居
室の端部に前記バスユニットを配置するようにした、 ことを特徴とする居住施設における居室とバスユニット
の配置構造。 - 【請求項２】 前記バスユニットの側面の一部は前記居
住施設の外壁を構成し、バスユニットの内部で浴室の上
方には設備機器設置用の上方空間が仕切られており、前
記側面の一部或はバスユニットの上面には前記上方空間
に連通する点検口が設けられている請求項１記載の居住
施設における居室とバスユニットの配置構造。 - 【請求項３】 前記バスユニットの側面の一部は前記居
住施設の外壁を構成し、前記側面の一部の近傍に設備配
管が上下に延設され、前記バスユニットの給水系と排水
系は前記側面の一部の近傍において前記設備配管に連結
される請求項１記載の居住施設における居室とバスユニ
ットの配置構造。 - 【請求項４】 前記居住施設は多層階を有し、上下に位
置する各階の部屋のバスユニットは平面視した場合に同
一の位置に配置されている請求項１記載の居住施設にお
ける居室とバスユニットの配置構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2212996A JPH09195537A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 居住施設における居室とバスユニットの配置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2212996A JPH09195537A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 居住施設における居室とバスユニットの配置構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09195537A true JPH09195537A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12074284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2212996A Pending JPH09195537A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 居住施設における居室とバスユニットの配置構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09195537A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002047731A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Yamamoto Riken Sekkei Kojo:Kk | 建築構造物 |
| WO2003097965A1 (fr) * | 2002-05-20 | 2003-11-27 | Yongsheng Xu | Cellule spatiale d'immeuble matelassée |
| CN103498581A (zh) * | 2013-05-28 | 2014-01-08 | 陆伟 | 以三等分圆的120°角的边线为中心线再通过六边形连接的建筑 |
| JP2016065647A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | 清水建設株式会社 | 換気扇装置およびこの換気扇装置を備えた建物 |
| JP2017509540A (ja) * | 2014-04-01 | 2017-04-06 | ピーッキオ ワークス オサケ ユキチュア | 浮体構造物 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP2212996A patent/JPH09195537A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002047731A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Yamamoto Riken Sekkei Kojo:Kk | 建築構造物 |
| WO2003097965A1 (fr) * | 2002-05-20 | 2003-11-27 | Yongsheng Xu | Cellule spatiale d'immeuble matelassée |
| CN103498581A (zh) * | 2013-05-28 | 2014-01-08 | 陆伟 | 以三等分圆的120°角的边线为中心线再通过六边形连接的建筑 |
| JP2017509540A (ja) * | 2014-04-01 | 2017-04-06 | ピーッキオ ワークス オサケ ユキチュア | 浮体構造物 |
| JP2016065647A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | 清水建設株式会社 | 換気扇装置およびこの換気扇装置を備えた建物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051020 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |